JP3455648B2 - 電話機 - Google Patents

電話機

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JP3455648B2
JP3455648B2 JP6958497A JP6958497A JP3455648B2 JP 3455648 B2 JP3455648 B2 JP 3455648B2 JP 6958497 A JP6958497 A JP 6958497A JP 6958497 A JP6958497 A JP 6958497A JP 3455648 B2 JP3455648 B2 JP 3455648B2
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肇也 三浦
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、親機と複数の子機
とを備え、内線通話と外線通話とが実施可能な電話機に
関する。
【0002】
【従来の技術】親機と複数の子機とからなる内部末端装
置を備え、親機子機間や子機間の通話である内線通話
と、親機を介して親機または子機と外部端末装置との通
話である外線通話とが実施可能な電話機として、たとえ
ばコードレス電話機が挙げられる。これによって、親機
で受けた電話を子機に転送したり、子機で受けた電話を
他の子機または親機に転送したりすることができる。
【0003】また、このような電話機における外線通話
の着信時において、子機を優先的に呼出す機能が知られ
ている。具体的には、予め定められる特定子機を所定回
数呼出した後、親機およびすべての子機を呼出してい
る。これによって特定子機を常時使用する操作者が、電
話の取次ぎの手間をかけることなく通話可能となる。
【0004】このような優先呼出し機能に関し、従来技
術の電話機に用いられる交換機の技術が、特開平6−3
03323号公報に開示されている。該技術では、呼の
回線種別に対応して転送先を予め登録した転送先設定テ
ーブルを設けて、話中や不在時の転送元内線端末装置に
呼が着信した場合に、前記転送先設定テーブルを参照し
て登録されている転送先に呼を接続している。
【0005】また、他の従来技術の電話機の技術が、特
開平5−95396号公報に開示されている。該技術で
は、通話頻度などに応じて電話番号に優先順位を設定し
ている。具体的には、発着信時に通信相手の電話番号や
名前を検出し、かつ応答の有無や話中かどうかを検出し
て、記憶し、電話帳を作成している。このとき、検出し
た情報に基づいて、電話番号に優先順位を設定し、設定
した優先順位で電話帳を作成している。このようにして
作成された電話帳を用いることによって、再発呼時の電
話番号の検索を効率良く行っている。
【0006】また、さらに他の従来技術の電話機に用い
られる交換機の技術が、特開平6−276563号公報
に開示されている。該技術では、特定の発呼者からのダ
イヤルイン番号による着信呼を所定の内線端末装置に接
続するようにして、前記特定発呼者への不快感を低減し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記子機の優
先呼出し機能を有する電話機において、発呼者にかかわ
らず常に特定子機を呼出すようにした場合、該特定子機
が所望とする子機ではなかったときに、該特定子機の操
作者は、煩わしい転送操作を実施しなければならない。
また、このような操作のために無駄な通話料金が必要と
なる。
【0008】前記特開平6−303323号公報の技術
では、回線種別に応じて転送先を指定しているが、該転
送先が所望とする転送先ではなかったときには、前述し
たのと同様に、煩わしい転送操作や無駄な通話料金が必
要となる。
【0009】また、前記特開平5−95396号公報の
技術では、通話頻度などに応じて電話番号に優先順位を
設定して電話帳を作成して、再発呼時の電話番号の検索
を効率良く行えるようにしているが、特定の端末装置を
優先的に呼出すようにはしていない。
【0010】また、前記特開平6−276563号公報
の技術では、端末装置の数だけのダイヤルイン番号が必
要となる。
【0011】本発明の目的は、親機と複数の子機とから
なる内部端末装置とを備え、転送に要する手間を少なく
して、通話料金を低減することができる電話機を提供す
ることである。
【0012】
【0013】
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、親機と複数の
子機とからなる内部端末装置を備え、親機を介して各内
部端末装置と外部端末装置との間での外線通話が実施可
能であり、外線通話を実施している内部端末装置を他の
内部端末装置に変更する転送機能が実施可能な電話機に
おいて、外線通話の発信時に、相手先の外部端末装置の
電話番号を検出する発信時外部端末装置検出手段と、外
線通話の着信時に、相手先の外部端末装置の電話番号を
検出する着信時外部端末装置検出手段と、外線通話を終
話した内部端末装置を検出する内部端末装置検出手段
と、外部端末装置の電話番号と終話した内部端末装置と
終話回数とを対応付けて記憶する記憶手段と、外線通話
の着信時に、検出された相手先外部端末装置の電話番号
が前記記憶手段に記憶されているかどうかを判定する判
定手段と、外線通話の着信時には、前記判定手段の判定
結果に基づいて電話番号が記憶されているときには、対
応する内部端末装置であって、終話回数の最も多い内部
端末装置で呼出し音を出力させ、外線通話の終了後に
は、前記発信時外部端末装置検出手段または前記着信時
外部端末装置検出手段によって検出された外部端末装置
の電話番号と、前記内部端末装置検出手段によって検出
された終話した内部端末装置とに、対応付けて記憶され
ている終話回数を更新する制御手段とを含み、前記制御
手段は、外線通話を実施している内部端末装置が転送機
能を実施して外線通話を終了し、外線通話が転送された
他の内部端末装置が転送機能を実施せずに当該外線通話
を終了したときは、転送機能を実施せずに外線通話を終
了した内部端末装置に対応する終話回数を更新すること
を特徴とする電話機である。本発明に従えば、予め記憶
手段には、外部端末装置の電話番号と内部端末装置と終
話回数とが対応付けて記憶されている。この記憶手段に
対する書込みは、外線通話の終了後に行われる。つま
り、外部端末装置といずれかの内部端末装置との間の外
線通話が終了すると、内部端末装置検出手段によって外
線通話を終話した内部端末装置が検出され、この検出さ
れた内部端末装置と、外線通話の発信時または着信時に
発信時または着信時外部端末装置検出手段によって検出
された外部端末装置の電話番号とに対応付けて記憶され
ている終話回数が、更新されて記憶手段に記憶される。
これによって、記憶手段には、外部端末装置毎に、過去
にその外部端末装置と外線通話をして終話した内部端末
装置とその終話回数とが記憶されることになる。ただ
し、外線通話を実施している内部端末装置が転送機能を
実施して外線通話を終了し、外線通話が転送された他の
内部端末装置が転送機能を実施せずに当該外線通話を終
了したときは、転送機能を実施せずに外線通話を終了し
た内部端末装置に対応する終話回数だけが更新され、転
送機能を実施して外線通話を終了した内部端末装置に対
応する終話回数は更新されない。たとえば、外線通話の
着信時に最初に特定の子機で応答し、その後特定子機が
外線通話を他の子機に転送して終話し、外線通話が転送
された他の子機が外線通話を終話したときは、特定子機
の終話回数は更新されず、他の子機の終話回数だけが更
新される。これによって、最初に外線通話に応答した内
部端末装置が所望の内部端末装置ではなかった場合に、
その内部端末装置の終話回数が更新されることを防止す
ることができ、外線通話の着信時により高い精度で所望
の内部端末装置を呼出すことができる。なお、検出され
た外部端末装置の電話番号がすでに記憶手段に記憶され
ているときは、その電話番号に対応して記憶されている
各内部端末装置の終話回数のうちの終話した内部端末装
置の終話回数が更新(回数に1が加算)され、検出され
た外部端末装置の電話番号が記憶手段に記憶されていな
いときは、その電話番号と外線通話を終話した内部端末
装置と終話回数(1)とが新たに記憶される。そして、
外線通話の着信時には、検出された相手先外部端末装置
の電話番号が記憶されているときには、対応する内部端
末装置であって、終話回数の最も多い内部端末装置で呼
出し音が出力される。これによって、外線通話の着信時
には、呼出すべき内部端末装置である確率の高い内部端
末装置、すなわち通話頻度の最も高い内部端末装置を優
先的に呼出すことができる。したがって、転送に要する
手間を少なくして、通話料金を低減することができる。
【0015】また本発明は、親機と複数の子機とからな
る内部端末装置を備え、親機を介して各内部端末装置と
外部端末装置との間での外線通話が実施可能であり、外
線通話を実施している内部端末装置を他の内部端末装置
に変更する転送機能が実施可能な電話機において、外線
通話の発信時に、相手先の外部端末装置の電話番号を検
出する発信時外部端末装置検出手段と、外線通話の着信
時に、相手先の外部端末装置の電話番号を検出する着信
時外部端末装置検出手段と、外線通話を終話した内部端
末装置を検出する内部端末装置検出手段と、外部端末装
置毎に、その外部端末装置の全終話回数に対する各内部
端末装置の終話回数の割合をそれぞれ算出する終話回数
割合算出手段と、外部端末装置の電話番号と終話した内
部端末装置と終話回数および終話回数割合とを対応付け
て記憶する記憶手段と、外線通話の着信時に、検出され
た相手先外部端末装置の電話番号が前記記憶手段に記憶
されているかどうかを判定する判定手段と、外線通話の
着信時には、前記判定手段の判定結果に基づいて電話番
号が記憶されているときには、対応する内部端末装置で
あって、終話回数割合が予め定められる値以上の内部端
末装置で呼出し音を出力させ、外線通話の終了後には、
前記発信時外部端末装置検出手段または前記着信時外部
端末装置検出手段によって検出された外部端末装置の電
話番号と、前記内部端末装置検出手段によって検出され
た終話した内部端末装置とに、対応付けて記憶されてい
る終話回数および終話回数割合をそれぞれ更新する制御
手段とを含み、前記制御手段は、外線通話を実施してい
る内部端末装置が転送機能を実施して外線通話を終了
し、外線通話が転送された他の内部端末装置が転送機能
を実施せずに当該外線通話を終了したときは、転送機能
を実施せずに外線通話を終了した内部端末装置に対応す
る終話回数および終話回数割合を更新することを特徴と
する電話機である。本発明に従えば、予め記憶手段に
は、外部端末装置の電話番号と内部端末装置と終話回数
および終話回数割合とが対応付けて記憶されている。こ
の記憶手段に対する書込みは、外線通話の終了後に行わ
れる。つまり、外部端末装置といずれかの内部端末装置
との間の外線通話が終了すると、内部端末装置検出手段
によって外線通話を終話した内部端末装置が検出され、
この検出された内部端末装置と、外線通話の発信時また
は着信時に発信時または着信時外部端末装置検出手段に
よって検出された外部端末装置の電話番号とに、対応付
けて記憶されている終話回数が更新され、さらに終話回
数割合算出手段で新たに算出された終話回数割合が更新
されて記憶される。これによって、記憶手段には、外部
端末装置毎に、過去にその外部端末装置と外線通話をし
て終話した内部端末装置とその終話回数および終話回数
割合とが記憶されることになる。ただし、外線通話を実
施している内部端末装置が転送機能を実施して外線通話
を終了し、外線通話が転送された他の内部端末装置が転
送機能を実施せずに当該外線通話を終了したときは、転
送機能を実施せずに外線通話を終了した内部端末装置に
対応する終話回数および終話回数割合だけが更新され、
転送機能を実施して外線通話を終了した内部端末装置に
対応する終話回数および終話回数割合は更新されない。
たとえば、外線通話の着信時に最初に特定の子機で応答
し、その後特定子機が外線通話を他の子機に転送して終
話し、外線通話が転送された他の子機が外線通話を終話
したときは、特定子機の終話回数および終話回数割合は
更新されず、他の子機の終話回数および終話回数割合だ
けが更新される。これによって、最初に外線通話に応答
した内部端末装置が所望の内部端末装置ではなかった場
合に、その内部端末装置の終話回数および終話回数割合
が更新されることを防止することができ、外線通話の着
信時により高い精度で所望の内部端末装置を呼出すこと
ができる。なお、検出された外部端末装置の電話番号が
すでに記憶手段に記憶されているときは、その電話番号
に対応して記憶されている各内部端末装置の終話回数の
うちの終話した内部端末装置の終話回数が更新(回数に
1が加算)されるとともに、各内部端末装置の終話回数
割合が更新され、検出された外部端末装置の電話番号が
記憶手段に記憶されていないときは、その電話番号と外
線通話を終話した内部端末装置と終話回数(1)および
終話回数割合とが新たに記憶される。そして、外線通話
の着信時には、検出された相手先外部端末装置の電話番
号が記憶されているときには、対応する内部端末装置で
あって、終話回数割合が予め定められる値以上の内部端
末装置で呼出し音が出力される。これによって、外線通
話の着信時には、呼出すべき内部端末装置である確率の
高い内部端末装置、すなわち通話頻度の比較的高い内部
端末装置を複数台優先的に呼出すことができる。したが
って、転送に要する手間を少なくして、通話料金を低減
することができる。なお、終話回数割合が予め定められ
る値に満たないときには、すべての内部端末装置で呼出
し音を出力するようにすればよい。
【0016】また本発明は、通話時間を計測する計時手
段を含み、前記制御手段は、外線通話終了後に、通話時
間が予め定められる値以上の外部端末装置の電話番号に
ついての情報を対応付けて前記記憶手段に記憶させるこ
とを特徴とする。本発明に従えば、外線通話の通話時間
が予め定められる値以上の外部端末装置の電話番号につ
いての情報だけが記憶手段に対応付けて記憶される。つ
まり、たとえば間違い電話のような通話時間の短かった
場合の情報が記憶手段に記憶(更新)されることがな
い。これによって、呼出すべき内部端末装置である確率
の高い内部端末装置をより適切に選択することができる
ようになる。
【0017】また本発明は、前記制御手段は、外線通話
の着信時には、対応する内部端末装置で予め定められる
期間だけ呼出し音を出力させた後、すべての内部端末装
置で呼出し音を出力させることを特徴とする。本発明に
従えば、外線通話の着信時には、その外線通話の相手先
である外部端末装置の電話番号に対応して記憶されてい
る内部端末装置で予め定める期間だけ呼出し音が出力さ
れる。特定の内部端末装置から呼出し音が出力されてい
る間に、操作者(ユーザ)がその内線端末装置で応答す
れば、外線通話が開始される。操作者が応答しなけれ
ば、すべての内線端末装置で呼出し音が出力される。こ
れによって、他の操作者も外線通話が着信していること
を知ることができる。
【0018】また本発明は、各内部端末装置同士での内
線通話が実施可能であることを特徴とする。本発明に従
えば、各内線端末装置同士、すなわち親機と子機または
子機と子機での内線通話を行うことができる。これによ
って、外線通話の他の内部端末装置への転送を、容易に
行うことができる。
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】図1(A)は、本発明の一実施形
態である電話機の親機1の電気的構成を示すブロック図
であり、図1(B)は該電話機の子機2の電気的構成を
示すブロック図である。また図2は、該電話機33の概
略的構成を示す図である。
【0021】電話機33は、親機1と複数(本実施形態
では3)の子機2a〜2cとからなる内部末端装置を備
え、各内部端末装置1,2a〜2c同士での内線通話、
および親機1と外部端末装置の間と、親機1を介して各
子機2a〜2cと外部端末装置の間とでの外線通話が実
施可能である。本実施形態では、親機1に対して各子機
2a〜2cはコードレスに構成され、親機1と各子機2
a〜2cとは無線通信によって通話を行う。なお、以降
の説明では、複数の子機2a〜2cを総称するときに
は、参照符号2を用いる。
【0022】親機1は、制御部3、網制御部4、コード
レス送受信部5、ハンドセット6、ハンドセット上下検
出部7、ダイヤルボタン群8、呼出し音出力部9、操作
ボタン10、相手先検出部13、相手終話検出部14、
各種設定記憶部15、相手ID記憶部16、タイマ17
および表示部18を含んで構成される。また、各子機2
は、制御部19、コードレス送受信部20、送受話器2
1、操作ボタン22、ダイヤルボタン群24、呼出し音
出力部25および記憶部26を含んで構成される。
【0023】親機1の制御部3は、予め定められる動作
プログラムによって親機1全体の動作を統括的に制御
し、子機2の制御部19は、予め定められる動作プログ
ラムによって子機2全体の動作をそれぞれ統括的に制御
する。
【0024】親機1の網制御部4には電話回線網が接続
され、該網制御部4は受信した受信信号を制御部3に与
え、また制御部3からの送信すべき送信信号を電話回線
網に与える。このようにして外線通話が実施される。ま
た、親機1のコードレス送受信部5と子機2のコードレ
ス送受信部20とは互いに無線通信を行い、また子機2
同士は親機1を介して無線通信を行う。このようにして
内線通話が実施される。また、子機2は親機1を介して
外線通話可能に構成される。
【0025】親機1において、ハンドセット上下検出部
7は、ハンドセット6が持上げられたオフフック状態や
ハンドセット6が載置されたオンフック状態を検出す
る。
【0026】ダイヤルボタン群8からは、外線通話時に
は発信先の所定外部端末装置を指定する電話番号が入力
され、内線通話時には発信先の所定子機2を指定する電
話番号が入力される。また、親機1の動作に必要な各種
設定条件が入力される。
【0027】呼出し音出力部9からは、外線通話および
内線通話の着信時において、操作者を呼出すための呼出
し音が出力される。
【0028】操作ボタン10は、内線ボタン11および
保留ボタン12を有する。内線ボタン11からは内線通
話の実施が指定される。すなわち、内線ボタン11を押
下した後、発信先の所定子機2の電話番号を入力するこ
とによって、内線通話が実施される。なお、内線ボタン
11を押下せずに、発信先の所定外部端末装置の電話番
号を入力することによって、外線通話を実施することが
できる。
【0029】また、保留ボタン12からは、外線通話や
内線通話の保留が指定される。たとえば、親機1で外線
通話を受けたときに、保留ボタン12を押下することに
よって該外線通話を保留することができる。なお、さら
に内線ボタン11を押下して所定子機2の電話番号を入
力することによって、該外線通話を子機2に転送するこ
とができる。
【0030】相手先検出部13は、外線通話時の発信お
よび着信時において、外部端末装置の電話番号を検出す
る。検出された電話番号は、発信および着信日時などと
ともに相手ID記憶部16に記憶される。
【0031】相手終話検出部14は、外線通話の終了時
において、親機1または各子機2のうちのいずれの内部
端末装置で終話したかを検出する。検出された内部端末
装置に関するデータは、通話していた外部端末装置の電
話番号とともに、各種設定記憶部15が有する後述する
ようなテーブルに記憶される。各種設定記憶部15は、
また、親機1の動作に必要な各種設定条件を記憶する。
【0032】タイマ17は、通話時間を計測する。表示
部18には、ダイヤルボタン群8を用いて入力された電
話番号や各種設定値などが表示される。
【0033】一方、子機2においては、送受話器21を
用いて通話が実施される。ダイヤルボタン群24から
は、外線通話時には発信先の所定外部端末装置の電話番
号が入力され、内線通話時には発信先の親機1や他の所
定子機2の電話番号が入力される。また、子機2の動作
に必要な各種設定条件が入力される。入力された各種設
定値は、記憶部26に記憶される。
【0034】呼出し音出力部25からは、外線通話およ
び内線通話の着信時において、操作者を呼出すための呼
出し音が出力される。
【0035】操作ボタン22は、外線ボタン23を有す
る。外線ボタン23からは外線通話の実施が指定され
る。すなわち、外線ボタン23を押下した後、発信先の
所定外部端末装置の電話番号を入力することによって、
親機1を介して外線通話が実施される。なお、外線ボタ
ン23を押下せずに発信先の親機1または他の所定子機
2の電話番号を入力することによって、内線通話を実施
することができる。
【0036】親機1を用いて外線通話を行う場合、発信
時には、ハンドセット6が持上げられて、ハンドセット
上下検出部7がオフフック状態を検出すると、ダイヤル
ボタン群8を用いて入力された外部端末装置の電話番号
が、網制御部4から電話回線網に発信される。外部端末
装置において着信動作が実施されて電話回線が閉結状態
となると、親機1と外部端末装置との間で外線通話が実
施される。
【0037】また、着信時には、網制御部4で受信した
着信信号に基づいて、呼出し音出力部9から呼出し音が
出力される。操作者がハンドセット6を持上げて、ハン
ドセット上下検出部7がオフフック状態を検出すると、
電話回線が閉結状態となり、親機1と外部端末装置との
間で外線通話が実施される。親機1でハンドセットが載
置されてオンフック状態となるなどによって電話回線が
切断されると、外線通話が終了する。
【0038】子機2を用いて外線通話を行う場合、発信
時には、外線ボタン23が押下されて、外線通話である
ことを認識すると、ダイヤルボタン群24を用いて入力
された外部端末装置の電話番号が、コードレス送受信部
20からコードレス送受信部5へ無線通信され、さらに
網制御部4から電話回線網に発信される。外部端末装置
において着信動作が実施されて電話回線が閉結状態とな
ると、親機1を介して子機2と外部端末装置との間で外
線通話が実施される。
【0039】また、着信時には、網制御部4で受信した
着信信号に基づいて、着信があったことがコードレス送
受信部5からコードレス送受信部20へ無線通信され、
さらに呼出し音出力部25から呼出し音が出力される。
外線ボタン23が押下されて子機2で応答すると、電話
回線が閉結状態となり、親機1を介して子機2と外部端
末装置との間で外線通話が実施される。再び外線ボタン
23を押下するなどによって電話回線が切断されると、
外線通話が終了する。
【0040】親機1と子機2とで内線通話を行う場合、
親機1からの発信時には、ハンドセット6が持上げら
れ、続いて内線ボタン11が押下されて、内線通話であ
ることを認識すると、ダイヤルボタン群8を用いて入力
された子機2の電話番号が、コードレス送受信部5から
コードレス送受信部20へ無線送信される。子機2にお
いて呼出し音出力部25から呼出し音が出力されて、内
線通話に応答すると、親機1と子機2との間で内線通話
が実施される。親機1のハンドセット6が載置されるま
たは子機2で内線通話の終了を指定すると、内線通話が
終了する。
【0041】また、子機2からの発信時には、ダイヤル
ボタン群24を用いて入力された親機1の電話番号が、
コードレス送受信部20からコードレス送受信部5へ無
線送信される。親機1において呼出し音出力部9から呼
出し音が出力され、ハンドセット6が持上げられて応答
すると、親機1と子機2との間で内線通話が実施され
る。親機1のハンドセット6が載置されるまたは子機2
で内線通話の終了を指定すると、内線通話が終了する。
【0042】子機2同士で内線通話を行う場合、一方子
機2のダイヤルボタン群24を用いて入力された他方子
機2の電話番号が、一方子機2のコードレス送受信部2
0から親機1のコードレス送受信部5へ無線送信され
る。親機1では、受信した他方子機2の電話番号を、親
機1のコードレス送受信部5から他方子機2のコードレ
ス送受信部20へ無線送信する。他方子機2において呼
出し音出力部25から呼出し音が出力されて応答する
と、親機1を介して、一方子機2と他方子機2との間で
内線通話が実施される。いずれかの子機2で内線通話の
終了を指定すると、内線通話が終了する。
【0043】図3は、前記コードレス送受信部5,20
の詳細な構成を示すブロック図である。コードレス送受
信部5,20は、ともに、アンテナ27、増幅部28,
29、周波数復調部30、周波数変調部31およびモデ
ム32をそれぞれ含んで構成される。
【0044】親機1および子機2において送信すべき信
号は、周波数変調部31で変調された後、増幅部29で
電力増幅され、アンテナ27を介して送信される。一
方、アンテナ27を介して親機1または子機2で受信し
た信号は、増幅部28で増幅され、周波数復調部30で
復調される。また、MSK(Minimam Shif Keying)な
どのモデム32を内蔵しており、該モデム32を介して
データ送受信を行っている。
【0045】図4は、データ送受信用のコマンド表35
を示す図である。該コマンド表35は、子機2が有する
各種ボタンにそれぞれ対応付けられた機能36と、複数
のコマンド37とを、互いに対応付けて記憶したもので
ある。各コマンド37を親機1と子機2との間で授受す
ることによって、子機2での操作を親機1で把握し、ま
た子機2の動作を親機1で制御することができる。
【0046】また、該コマンド37に先立って、子機2
を指定する識別番号が、子機2から親機1に送信され
る。これによって親機1は、どの子機2からのコマンド
37であるかを把握することができ、外線通話時におい
て、どの子機2で終話したかを判断することができる。
【0047】図5は、外線通話の着信時のプロトコルを
示す図である。外線通話の着信があると、外線着信コマ
ンドFが親機1から子機2へ送信され、子機2では呼出
し音が出力される。子機2で外線ボタン23が押下され
て応答すると、外線ボタンコマンドCが子機2から親機
1へ送信される。これによって、子機2は親機1を介し
て外線通話可能となる。子機2において再び外線ボタン
23が押下されて、外線通話の終了が指定されると、外
線ボタンコマンドCが子機2から親機1へ送信される。
これによって、電話回線が遮断されて、外線通話が終了
する。
【0048】図6は、本発明の第1実施形態である電話
機33が、前記各種設定記憶部15に有する第1テーブ
ルの様子を段階的に示す図である。なお、第1テーブル
を総称するときには、参照符号40を使用する。
【0049】第1テーブル40は、外線通話時におい
て、相手終話検出部14によって検出された内部端末装
置を示すデータ42を、通話していた外部端末装置の電
話番号を示すデータ41とともに記憶するものである。
ここでは、3つの子機2a〜2cを第1〜第3子機2a
〜2cとする。
【0050】初期状態では、第1テーブル40aには図
6(A)に示されるように何も記憶されていない。外線
通話の着信があると、外部端末装置の電話番号が相手先
検出部13で検出される。たとえば「012−345−
6789」が検出される。該電話番号は初期状態の第1
テーブル40aには記憶されていないので、すべての内
部端末装置1,2a〜2cで呼出し音が出力される。い
ずれかの内部端末装置で応答し、終話すると、終話した
内部端末装置が相手終話検出部14で検出される。たと
えば、第1子機2aで終話したことが検出されると、外
部端末装置の電話番号を示すデータ41と第1子機2a
を示すデータ42とが対応付けられて記憶され、図6
(B)に示されるような第1テーブル40bとなる。
【0051】次に外線通話の着信があり、再び同じ電話
番号「012−345−6789」が検出されると、該
電話番号は前記第1テーブル40bに記憶されているの
で、まず対応付けられている第1子機2aで優先的に呼
出し音が出力される。呼出し音は、予め定められる回
数、たとえば4回だけ優先して出力される。第1子機2
aで応答して終話すると、外部端末装置の電話番号を示
すデータ41と第1子機2aを示すデータ42とが対応
付けられて、現在記憶されている内容に代わって記憶さ
れる。すなわち、同じ電話番号であったときには、デー
タ41,42は更新して記憶され、図6(C)に示され
るような第1テーブル40cとなる。
【0052】なお、呼出し音の優先出力回数を0回とし
て、常にすべての内部端末装置で呼出し音を出力し、無
限大として、優先呼出しの対象となる内部端末装置以外
の内部端末装置では呼出し音を出力しないようにしても
かまわない。
【0053】次に外線通話の着信があり、再び同じ電話
番号「012−345−6789」が検出されると、前
述したのと同様に第1子機2aで優先的に呼出し音が出
力される。第1子機2aで応答がなかったときには、す
べての内部端末装置で呼出し音が出力される。第2子機
2bで応答して終話すると、外部端末装置の電話番号を
示すデータ41と第2子機2bを示すデータ42とが対
応付けられて、更新して記憶され、図6(D)に示され
るような第1テーブル40dとなる。
【0054】次に外線通話の着信があり、異なる電話番
号「098−765−4321」が検出されると、該電
話番号は前記第1テーブル40dに記憶されていないの
で、すべての内部端末装置で呼出し音が出力される。た
とえば、第1子機2aで応答し、第3子機2cに転送
し、第3子機2cで終話すると、外部端末装置の電話番
号を示すデータ41と第3子機2cを示すデータ42と
が対応付けられて、現在記憶されている内容に追加して
記憶される。すなわち、異なる電話番号であったときに
は、データ41,42は追加して記憶され、図6(E)
に示されるような第1テーブル40eとなる。
【0055】次に電話番号「098−765−432
1」から着信があったときには、第3子機2cで優先的
に呼出し音が出力される。これは、電話番号「098−
765−4321」の外部端末装置が通話したいのは、
内線転送された第3子機2cであろうという推測に基づ
くものである。
【0056】図7〜図9は、本発明の第1実施形態であ
る電話機33の外線通話の着信時および発信時の通話動
作を示すフローチャートである。親機1で網制御部4を
介して着信信号を受信したステップa1では、制御部3
が、発信元の外部端末装置の電話番号が相手先検出部1
3で検出できたかどうかを判断する。検出できたときに
はステップa2に進み、検出した電話番号を相手ID記
憶部16に記憶して、ステップa3に進む。
【0057】ステップa3では、相手ID記憶部16に
記憶した電話番号が各種設定記憶部15の前記第1テー
ブル40に記憶されているかどうかを、制御部3が判断
する。電話番号が記憶されているときにはステップa4
に進み、制御部3は、該電話番号に対応して記憶されて
いる内部端末装置を読出し、ステップa5に進む。ステ
ップa5では、読出した内部端末装置の呼出し音出力部
から呼出し音を優先的に出力させる。
【0058】ステップa6では、優先的に呼出し音が出
力された内部端末装置で応答があったかどうかを、制御
部3が判断する。応答があったときにはステップa13
に進む。応答がなかったときにはステップa7に進み、
呼出し音が予め定められる所定回数、たとえば4回だけ
出力されたかどうかを、制御部3が判断する。所定回数
出力していないときにはステップa8に進み、着信信号
がなくなったかどうかを、制御部3が判断する。着信信
号がなくなったときには動作を終了し、着信信号がなく
なっていないときにはステップa6に戻る。
【0059】前記ステップa1で発信元の外部端末装置
の電話番号が検出できなかったときにはステップa9に
進み、相手ID記憶部16に記憶された電話番号を消去
してステップa10に進む。また、前記ステップa3で
相手ID記憶部16に記憶された電話番号が、各種設定
記憶部15の前記第1テーブル40に記憶されていない
ときには、ステップa10に進む。さらに、前記ステッ
プa7で呼出し音が所定回数だけ出力されたときには、
ステップa10に進む。
【0060】ステップa10では、制御部3はすべての
内部端末装置で呼出し音を出力させ、ステップa11で
は、いずれかの内部端末装置で応答があったかどうかを
判断する。応答があったときにはステップa13に進
み、応答がなかったときにはステップa12に進む。ス
テップa12では、着信信号がなくなったかどうかを制
御部3が判断する。着信信号がなくなったときには動作
を終了し、着信信号がなくなっていないときにはステッ
プa11に戻る。
【0061】ステップa13では、制御部3は、電話回
線を閉結して、外部端末装置と応答した内部端末装置と
の間で通話を実施させる。
【0062】ステップa14では、いずれかの内部端末
装置で終話操作を行ったかどうかを、制御部3が判断す
る。終話操作を行ったときには、どの内部端末装置で終
話操作を行ったかを相手終話検出部14で検出してステ
ップa19に進み、終話操作を行っていないときにはス
テップa15に進む。
【0063】ステップa15では、転送操作を行ったか
どうかを、制御部3が判断する。転送操作を行ったとき
には、外線通話は保留状態となって外部端末装置には保
留音などが送出されてステップa16に進み、転送操作
を行っていないときにはステップa13に戻る。
【0064】転送操作を行ったステップa16では、制
御部3は、指定された内部端末装置で呼出し音を出力さ
せ、ステップa17では、呼出しの中止操作を行ったか
どうかを判断する。呼出し中止操作を行ったときにはス
テップa13に戻り、転送操作を行った内部端末装置で
再度外線通話が行われ、呼出し中止操作を行っていない
ときにはステップa18に進む。
【0065】ステップa18では、指定された内部端末
装置が応答したかどうかを、制御部3が判断する。応答
したときにはステップa13に戻り、応答した内部端末
装置で外線通話が行われ、応答しなかったときにはステ
ップa17に戻る。
【0066】いずれかの内部端末装置で終話操作が行わ
れたステップa19では、通話した外部端末装置の電話
番号が相手ID記憶部16に記憶されているかどうか
を、制御部3が判断する。電話番号が記憶されていると
きにはステップa20に進み、記憶されていないときに
は、電話回線を切断して通話動作を終了する。
【0067】ステップa20では、相手ID記憶部16
に記憶された電話番号と同じ電話番号が第1テーブル4
0に記憶されているかどうかを、制御部3が判断する。
電話番号が記憶されているときには、ステップa21に
進み、第1テーブル40の該電話番号に対応する内部端
末装置を、相手終話検出部14で検出した終話した内部
端末装置に更新して記憶し、電話回線を切断して通話動
作を終了する。電話番号が記憶されていないときにはス
テップa22に進み、第1テーブル40に、該電話番号
と対応する内部端末装置とを追加して記憶し、電話回線
を切断して通話動作を終了する。
【0068】また、外部端末装置の電話番号が発信され
た発信時には、ステップa23で、相手先検出部13で
検出された外部端末装置の電話番号を相手ID記憶部1
6に記憶して、ステップa13に進む。ステップa13
では、外部端末装置で着信動作が実施されて、電話回線
が閉結されて通話が実施される。
【0069】以上のように第1実施形態によれば、外線
通話終了後に、発信時および着信時において相手先検出
部13で検出された外部端末装置の電話番号データ41
と、相手終話検出部14で検出された終話した内部端末
装置データ42とが対応付けて、第1テーブル40に記
憶される。外線通話の着信時に相手先検出部13で検出
された発信元の外部端末装置の電話番号が第1テーブル
40に記憶されているときには、対応する内部端末装置
が予め定められる期間だけ呼出された後、すべての内部
端末装置が呼出される。対応する内部端末装置が前記予
め定められる期間内に応答すると、すべての内部端末装
置での呼出し音の出力は行われず、このようにして呼出
すべき内部端末装置である確率の高い内部端末装置、す
なわち直前に通話した内部端末装置を優先的に呼出すこ
とができる。したがって、転送に要する手間を少なくし
て、通話料金を低減することができる。
【0070】次に、本発明の第2実施形態について説明
する。第2実施形態の電話機は最も終話回数が多い内部
端末装置で優先的に呼出し音を出力するものであり、第
1実施形態の電話機33の第1テーブル40に代わって
第2テーブルを有し、外線通話終了後に外部端末装置毎
および内部端末装置毎に終話回数を記憶する以外は、電
話機33とほぼ同様に構成される。したがって、ブロッ
ク図の説明は省略し、また同様の参照符号を用いて説明
する。
【0071】図10は、本発明の第2実施形態である電
話機33が、前記各種設定記憶部15に有する第2テー
ブルの様子を段階的に示す図である。なお、第2テーブ
ルを総称するときには、参照符号45を使用する。
【0072】第2テーブル45は、外線通話時におい
て、相手終話検出部14によって検出された終話した内
部端末装置の終話回数を示すデータ47〜49を、各内
部端末装置毎に、通話していた外部端末装置の電話番号
を示すデータ46に対応付けて記憶するものである。
【0073】初期状態では、第2テーブル45aには図
10(A)に示されるように何も記憶されていない。外
線通話の着信があり、相手先検出部13で電話番号「0
12−345−6789」が検出される。該電話番号は
初期状態の第2テーブル45aには記憶されていないの
で、すべての内部端末装置で呼出し音が出力される。相
手終話検出部14で第1子機2aで終話したことが検出
されると、外部端末装置の電話番号を示すデータ46と
各子機2a〜2cの終話回数を示すデータ47〜49と
が対応付けられて記憶され、図10(B)に示されるよ
うな第2テーブル45bとなる。この場合、該電話番号
に対応する第1子機2aの終話回数が1となる。
【0074】次に外線通話の着信があり、再び同じ電話
番号「012−345−6789」が検出されると、該
電話番号は前記第2テーブル45bに記憶されており、
対応付けられている内部端末装置の中で最も終話回数の
多い内部端末装置、すなわち第1子機2aで優先的に呼
出し音が出力される。第1子機2aで応答して終話する
と、外部端末装置の電話番号を示すデータ46と各子機
2a〜2cの終話回数を示すデータ47〜49とが対応
付けられて、更新して記憶され、図10(C)に示され
るような第2テーブル45cとなる。この場合、該電話
番号に対応する第1子機2aの終話回数が2となる。
【0075】次に外線通話の着信があり、再び同じ電話
番号「012−345−6789」が検出されると、前
述したのと同様に第1子機2aで優先的に呼出し音が出
力される。第1子機2aで応答がなかったときには、す
べての内部端末装置で呼出し音が出力される。第2子機
2bで応答して終話すると、外部端末装置の電話番号を
示すデータ46と各子機2a〜2cの終話回数を示すデ
ータ47〜49とが対応付けられて、更新して記憶さ
れ、図10(D)に示されるような第2テーブル45d
となる。この場合、該電話番号に対応する第2子機2b
の終話回数が1となる。
【0076】次に外線通話の着信があり、異なる電話番
号「098−765−4321」が検出されると、該電
話番号は前記第2テーブル45dに記憶されていないの
で、すべての内部端末装置で呼出し音が出力される。た
とえば、第1子機2aで応答し、第3子機2cに転送
し、第3子機2cで終話すると、外部端末装置の電話番
号を示すデータ46と各子機2a〜2cの終話回数を示
すデータ47〜49とが対応付けられて、追加して記憶
され、図10(E)に示されるような第2テーブル45
eとなる。この場合、該電話番号に対応する第3子機2
cの終話回数が1となる。
【0077】次に同じ電話番号「098−765−43
21」から着信があったときには、該電話番号に対応付
けられている内部端末装置であって、最も終話回数が多
い内部端末装置で呼出し音が出力されるので、第3子機
2cで優先的に呼出し音が出力される。これは、電話番
号「098−765−4321」の外部端末装置が通話
したいのは、終話回数の最も多い第3子機2cであろう
という推測に基づくものである。
【0078】図11および図12は、本発明の第2実施
形態である電話機33の外線通話の着信時および発信時
の通話動作を示すフローチャートである。該フローチャ
ートは、第1実施形態のフローチャートのステップa
4,a21,a22に代わって、ステップa31,a3
2,a33を挿入したものであり、同じステップの説明
は省略する。
【0079】ステップa3で、相手ID記憶部16に記
憶した電話番号が、各種設定記憶部15の第2テーブル
45に記憶されているかどうかを、制御部3が判断し、
電話番号が記憶されているときにはステップa31に進
む。ステップa31では、制御部3は、該電話番号に対
応して記憶されている内部端末装置の中で、最も終話回
数の多い内部端末装置を読出し、ステップa5に進む。
【0080】ステップa20で、相手ID記憶部16に
記憶された電話番号と同じ電話番号が第2テーブル45
に記憶されているかどうかを、制御部3が判断し、電話
番号が記憶されているときには、ステップa32に進
み、第2テーブル45の該電話番号に対応する内部端末
装置の終話回数を、1だけ増加して更新して記憶し、電
話回線を切断して通話動作を終了する。電話番号が記憶
されていないときにはステップa33に進み、第2テー
ブル45に、該電話番号と対応する内部端末装置の終話
回数とを追加して記憶し、電話回線を切断して通話動作
を終了する。
【0081】以上のように第2実施形態によれば、外線
通話終了後に、相手終話検出部14で検出された終話し
た内部端末装置の終話回数を示すデータ47〜49が、
各内部端末装置毎に、相手先検出部13で検出された外
部端末装置の電話番号を示すデータ46と対応付けられ
て、第2テーブル45に記憶される。外線通話の着信時
に、相手先検出部13で検出された相手先外部端末装置
の電話番号が第2テーブル45に記憶されているときに
は、対応する内部端末装置であって、終話回数の最も多
い内部端末装置が予め定められる期間だけ呼出された
後、すべての内部端末装置が呼出される。対応する内部
端末装置が前記予め定められる期間内に応答すると、す
べての内部端末装置での呼出し音の出力は行われず、こ
のようにして呼出すべき内部端末装置である確率の高い
内部端末装置、すなわち通話頻度の最も高い内部端末装
置を優先的に呼出すことができる。したがって、転送に
要する手間を少なくして、通話料金を低減することがで
きる。
【0082】なお、最も多い同じ終話回数の内部端末装
置があった場合には、複数の内部端末装置で優先的に呼
出し音を出力してもかまわない。
【0083】次に、本発明の第3実施形態について説明
する。第3実施形態の電話機は、外部端末装置毎のすべ
ての終話回数に対する各内部端末装置の終話回数割合を
求め、該終話回数割合が予め定められる値以上の内部端
末装置で優先的に呼出し音を出力するものであり、第2
実施形態の電話機33の第2テーブル45に代わって第
3テーブル50を有し、前記終話回数割合を求める以外
は、第2実施形態の電話機33とほぼ同様にして構成さ
れる。したがって、ブロック図の説明は省略し、また同
様の参照符号を用いて説明する。
【0084】図13は、本発明の第3実施形態である電
話機33が、前記各種設定記憶部15に有する第3テー
ブルの様子を段階的に示す図である。なお、第3テーブ
ルを総称するときには、参照符号50を使用する。
【0085】第3テーブル50は、外線通話時におい
て、相手終話検出部14によって検出された終話した各
内部端末装置の終話回数および終話回数割合を示すデー
タ52〜54を、各内部端末装置毎に、通話していた外
部端末装置の電話番号を示すデータ51と対応付けて記
憶するものである。
【0086】初期状態では、第3テーブル50aには図
13(A)に示されるように何も記憶されていない。外
線通話の着信があり、相手先検出部13で電話番号「0
12−345−6789」が検出される。該電話番号は
初期状態の第3テーブル50aには記憶されていないの
で、すべての内部端末装置で呼出し音が出力される。相
手終話検出部14で第1子機2aで終話したことが検出
されると、外部端末装置の電話番号を示すデータ51
と、各子機2a〜2cの終話回数および終話回数割合を
示すデータ52〜54とが対応付けられて記憶され、図
13(B)に示されるような第3テーブル50bとな
る。この場合、該電話番号に対する第1子機2aの終話
回数が1となり、終話回数割合が100となる。
【0087】ここで、終話回数割合は、たとえば「01
2−345−6789」からの全着信回数に対して、第
1〜第3子機2a〜2cでのそれぞれの終話回数の割合
が、求められる。また、他の電話番号についても同様
に、該電話番号からの全着信回数に対して、第1〜第3
子機2a〜2cでのそれぞれの終話回数の割合が、求め
られる。
【0088】次に外線通話の着信があり、再び同じ電話
番号「012−345−6789」が検出されると、該
電話番号は前記第3テーブル50bに記憶されており、
対応付けられている内部端末装置の中で終話回数割合が
予め定められる値以上、たとえば30以上の内部端末装
置、すなわち第1子機2aで優先的に呼出し音が出力さ
れる。第1子機2aで応答して終話すると、外部端末装
置の電話番号を示すデータ51と、各子機2a〜2cの
終話回数および終話回数割合を示すデータ52〜54と
が対応付けられて、更新して記憶され、図13(C)に
示されるような第3テーブル50cとなる。この場合、
該電話番号に対する第1子機2aの終話回数が2とな
り、終話回数割合は100である。
【0089】次に外線通話の着信があり、再び同じ電話
番号「012−345−6789」が検出されると、前
述したのと同様に第1子機2aで優先的に呼出し音が出
力される。第1子機2aで応答がなかったときには、す
べての内部端末装置で呼出し音が出力される。第2子機
2bで応答して終話すると、外部端末装置の電話番号を
示すデータ51と、各子機2a〜2cの終話回数および
終話回数割合を示すデータ52〜54とが対応付けられ
て、更新して記憶され、図13(D)に示されるような
第3テーブル50dとなる。この場合、該電話番号に対
する第1子機2aの終話回数は2、終話回数割合は2÷
3×100≒67となり、第2子機2bの終話回数は
1、終話回数割合は1÷3×100≒33となる。
【0090】次に外線通話の着信があり、再び同じ電話
番号「012−345−6789」が検出されると、対
応付けられている内部端末装置であって、終話回数割合
が予め定められる値以上、たとえば30以上の内部端末
装置、すなわち第1および第2子機2a,2bで優先的
に呼出し音が出力される。第2子機2bで応答して終話
すると、外部端末装置の電話番号を示すデータ51と、
各子機2a〜2cの終話回数および終話回数割合を示す
データ52〜54とが対応付けられて、更新して記憶さ
れ、図13(E)に示されるような第3テーブル50e
となる。この場合、該電話番号に対する第1子機2aの
終話回数は2、終話回数割合は2÷4×100=50と
なり、第2子機2bの終話回数は2、終話回数割合は2
÷4×100=50となる。
【0091】次に外線通話の着信があり、異なる電話番
号「098−765−4321」が検出されると、該電
話番号は前記第3テーブル50eに記憶されていないの
で、すべての内部端末装置で呼出し音が出力される。た
とえば、第1子機2aで応答し、第3子機2cに転送
し、第3子機2cで終話すると、外部端末装置の電話番
号を示すデータ51と、各子機2a〜2cの終話回数お
よび終話回数割合を示すデータ52〜54とが対応付け
られて、追加して記憶され、図13(F)に示されるよ
うな第3テーブル50fとなる。この場合、該電話番号
に対する第3子機2cの終話回数が1となり、終話回数
割合が100となる。
【0092】第3テーブル50に記憶されている電話番
号、たとえば「012−345−6789」から着信が
あったときには、該電話番号に対応付けられている内部
端末装置であって、終話回数割合が予め定められる値以
上の内部端末装置で呼出し音が出力されるので、複数の
内部端末装置で呼出し音を出力することができる。これ
は、電話番号「012−345−6789」の外部端末
装置が通話したいのは、終話回数割合が予め定められる
値以上の内部端末装置であればいずれでもかまわないと
いう推測に基づくものである。
【0093】本発明の第3実施形態である電話機33の
外線通話の着信時および発信時の通話動作を示すフロー
チャートは、第2実施形態とほぼ同様であり、図示は省
略する。
【0094】第3実施形態のステップa31では、制御
部3は、該電話番号に対応して記憶されている内部端末
装置の中で、終話回数割合が予め定められる値以上の内
部端末装置を読出す。
【0095】ステップa32では、第3テーブル50の
電話番号に対応する内部端末装置の終話回数を、1だけ
増加して更新して記憶し、さらに各端末装置の終話回数
割合を求めて記憶して、電話回線を切断して通話動作を
終了する。
【0096】ステップa33では、第3テーブル50
に、電話番号と、対応する内部端末装置の終話回数およ
び終話回数割合とを追加して記憶し、電話回線を切断し
て通話動作を終了する。
【0097】以上のように第3実施形態によれば、外線
通話終了後に、終話した内部端末装置の終話回数および
終話回数割合を示すデータ52〜54が、内部端末装置
毎に、相手先検出部13で検出された外部端末装置の電
話番号を示すデータ51に対応付けられて、第3テーブ
ル50に記憶される。外線通話の着信時に、相手先検出
部13で検出された相手先外部端末装置の電話番号が、
第3テーブル50に記憶されているときには、対応する
内部端末装置であって、終話回数割合が予め定められる
値以上の内部端末装置が予め定められる期間だけ呼出さ
れた後、すべての内部端末装置が呼出される。対応する
内部端末装置が前記予め定められる期間内に応答する
と、すべての内部端末装置での呼出し音の出力は行われ
ず、このようにして呼出すべき内部端末装置である確率
の高い内部端末装置を優先的に呼出すことができる。し
たがって、転送に要する手間を少なくして、通話料金を
低減することができる。
【0098】なお、終話回数割合が予め定められる値に
満たないときには、すべての内部端末装置を呼出すよう
にしてもかまわない。
【0099】次に本発明の第4実施形態について説明す
る。第4実施形態の電話機は、予め定められる通話時間
に満たない通話に関する履歴は記憶しないものであり、
通話時間の計測を行う以外は第2実施形態の電話機とほ
ぼ同様にして構成される。
【0100】図14および図15は、第4実施形態であ
る電話機33の外線通話の着信時および発信時の通話動
作を示すフローチャートである。該フローチャートは、
第2実施形態のフローチャートのステップにステップa
41,a42を挿入したものであり、同じステップの説
明は省略する。
【0101】ステップa6で、優先的に呼出し音が出力
された内部端末装置で応答があったかどうかを、制御部
3が判断し、応答があったときにはステップa41に進
む。ステップa11で、いずれかの内部端末装置で応答
があったかどうかを、制御部3が判断し、応答があった
ときにはステップa41に進む。ステップa41では、
タイマ17で通話時間の測定が開始され、ステップa1
3に進む。
【0102】ステップa14で、いずれかの内部端末装
置で終話操作を行ったかどうかを、制御部3が判断し、
終話操作を行ったときには、どの内部端末装置で終話操
作を行ったかを相手終話検出部14で検出してステップ
a42に進む。ステップa42では、タイマ17で測定
された通話時間が予め定められる所定時間以上であるか
どうかを、制御部3が判断する。所定時間以上であると
きにはステップa19に進み、所定時間以上ではないと
きには、電話回線を切断して通話動作を終了する。
【0103】以上のように第4実施形態によれば、外線
通話終了後に、通話時間が予め定められる値以上の通話
の履歴のみが第2テーブル45に記憶される。したがっ
て、通話時間の短かった場合を除くことができ、このよ
うにして呼出すべき内部端末装置である確率の高い内部
端末装置を優先的に呼出すことができる。したがって、
転送に要する手間を少なくして、通話料金を低減するこ
とができる。
【0104】なお、第4実施形態を第1または第3実施
形態の電話機に適用する例も本発明の範囲に属するもの
である。
【0105】次に本発明の第5実施形態である電話機に
ついて説明する。第5実施形態の電話機は、通話時間を
計測し、通話時間の積算値を用いて、優先的に呼出す内
部端末装置を決定し、第1実施形態の電話機33の第1
テーブル40に代わって第5テーブルを有する以外は、
第1実施形態の電話機33とほぼ同様であり、ブロック
図の説明は省略する。また、同じ参照符号で説明する。
【0106】図16は、本発明の第5実施形態である電
話機33が、前記各種設定記憶部15に有する第5テー
ブルの様子を段階的に示す図である。なお、第5テーブ
ルを総称するときには、参照符号55を使用する。
【0107】第5テーブル55は、外線通話時におい
て、相手終話検出部14によって検出された終話した各
内部端末装置の通話時間の積算値を示すデータ57〜5
9と、通話していた外部端末装置の電話番号を示すデー
タ56とを互いに対応付けて記憶するものである。
【0108】初期状態では、第5テーブル55aには図
16(A)に示されるように何も記憶されていない。外
線通話の着信があり、「012−345−6789」が
検出される。該電話番号は初期状態の第5テーブル55
aには記憶されていないので、すべての内部端末装置で
呼出し音が出力される。第1子機2aで終話すると、外
部端末装置の電話番号を示すデータ56と各子機2a〜
2cでの通話時間の積算値とが対応付けられて、更新し
て記憶され、図16(B)に示されるような第5テーブ
ル55bとなる。この場合、該電話番号に対する第1子
機2aの積算時間が100となる。
【0109】次に外線通話の着信があり、再び同じ電話
番号「012−345−6789」が検出されると、該
電話番号は前記第5テーブル55bに記憶されており、
対応付けられている内部端末装置であって積算値の最も
大きい内部端末装置、すなわち第1子機2aで優先的に
呼出し音が出力される。第1子機2aで応答して終話す
ると、外部端末装置の電話番号を示すデータ56と各子
機2a〜2cの通話時間の積算値を示すデータ57〜5
9とが対応付けられて、更新して記憶され、図16
(C)に示されるような第5テーブル55cとなる。こ
の場合、該電話番号に対する第1子機2aの積算時間が
130となる。
【0110】次に外線通話の着信があり、再び同じ電話
番号「012−345−6789」が検出されると、前
述したのと同様に第1子機2aで優先的に呼出し音が出
力される。第1子機2aで応答がなかったときには、す
べての内部端末装置で呼出し音が出力される。第2子機
2bで応答して終話すると、外部端末装置の電話番号を
示すデータ56と各子機2a〜2cの通話時間の積算値
とが対応付けられて、更新して記憶され、図16(D)
に示されるような第5テーブル55dとなる。この場
合、該電話番号に対する第1子機2aの積算時間は13
0であり、第2子機2bの積算時間は20となる。
【0111】次に外線通話の着信があり、異なる電話番
号「098−765−4321」が検出されると、該電
話番号は前記第5テーブル55dに記憶されていないの
で、すべての内部端末装置で呼出し音が出力される。た
とえば、第1子機2aで応答し、第3子機2cに転送
し、第3子機2cで終話すると、外部端末装置の電話番
号を示すデータ56と各子機2a〜2cの通話時間の積
算値とが対応付けられて、追加して記憶され、図16
(E)に示されるような第5テーブル55eとなる。こ
の場合、該電話番号に対する第1子機2aの積算時間は
20となり、第3子機2cの積算時間は220となる。
【0112】次に同じ電話番号「098−765−43
21」から着信があったときには第3子機2cで優先的
に呼出し音が出力される。これは、電話番号「098−
765−4321」の外部端末装置が通話したいのは、
内線転送元の第1子機2aではなく、通話時間の積算値
が最も長い第3子機2cであろうという推測に基づくも
のである。
【0113】図17〜図20は、本発明の第5実施形態
である電話機33の外線通話の着信時および発信時の通
話動作を示すフローチャートである。本実施形態のフロ
ーチャートは、第1実施形態のフローチャートのステッ
プa4,a21,a22に代わってステップa51〜a
59を挿入したものであり、同様のステップの説明は省
略する。
【0114】ステップa3で、相手ID記憶部16に記
憶した電話番号が、各種設定記憶部15の前記第5テー
ブル55に記憶されているかどうかを、制御部3が判断
し、電話番号が記憶されているときにはステップa51
に進む。
【0115】ステップa51では、該電話番号に対応し
て記憶されている内部端末装置の中で、通話時間の積算
値が最も長い内部端末装置を読出し、ステップa5に進
む。
【0116】ステップa6,a11で、内部端末装置で
応答があったときにはステップa52に進む。ステップ
a52では、通話時間の計測を開始して、ステップa1
3に進む。
【0117】ステップa15で、転送操作を行ったかど
うかを、制御部3が判断し、転送操作を行ったときに
は、外線通話は保留状態となって外部端末装置には保留
音などが送出されてステップa53に進む。ステップa
53では、通話時間の計測を一時停止して、ステップa
16に進む。
【0118】ステップa17で、呼出しの中止操作を行
ったかどうかを判断し、呼出し中止操作を行ったときに
はステップa54に進み、通話時間の計測を再開して、
ステップa13に戻り、転送操作を行った内部端末装置
で再度外線通話が行われる。
【0119】ステップa18で、指定された内部端末装
置が応答したかどうかを、制御部3が判断し、応答した
ときにはステップa55に進み、後述する処理を実施し
た後、ステップa52に戻り、応答した内部端末装置で
外線通話が行われる。
【0120】前記ステップa14で、終話操作を行った
ときにはステップa56に進み、後述する処理を実施し
た後、電話回線を切断して通話動作を終了する。
【0121】前記ステップa55,a56では、図20
に示される動作が実施される。すなわち、ステップa5
7で、計測された通話時間が所定時間以上であるかどう
かを、制御部3が判断する。所定時間以上であるときに
はステップa19に進み、所定時間以上ではないときに
は動作を終了して、前記ステップa52に戻るか通話動
作を終了する。
【0122】ステップa20で、相手ID記憶部16に
記憶された電話番号と同じ電話番号が第5テーブル55
に記憶されているかどうかを、制御部3が判断し、電話
番号が記憶されているときには、ステップa58に進
み、第5テーブル55の該電話番号に対応する内部端末
装置の通話時間の積算値を更新して記憶し、電話回線を
切断して通話動作を終了する。電話番号が記憶されてい
ないときにはステップa59に進み、第5テーブル55
に、該電話番号と対応する内部端末装置の通話時間の積
算値とを追加して記憶し、電話回線を切断して通話動作
を終了する。
【0123】また、外部端末装置の電話番号が発信され
た発信時のステップa23で、相手先検出部13で検出
された外部端末装置の電話番号を相手ID記憶部16に
記憶すると、ステップa52に進む。
【0124】以上のように第5実施形態によれば、外線
通話を行った外部端末装置の電話番号を示すデータ56
と、各内部端末装置の通話時間の積算値を示すデータ5
7〜59とが互いに対応付けて、第5テーブル55に記
憶される。外線通話の着信時に、相手先検出部13で検
出された相手先外部端末装置の電話番号が、第5テーブ
ル55に記憶されているときには、対応する内部端末装
置であって、積算時間の最も長い内部端末装置が予め定
められる期間だけ呼出された後、すべての内部端末装置
が呼出される。対応する内部端末装置が前記予め定めら
れる期間内に応答すると、すべての内部端末装置での呼
出し音の出力は行われず、このようにして呼出すべき内
部端末装置である確率の高い内部端末装置、すなわち通
話頻度の最も高い内部端末装置を優先的に呼出すことが
できる。したがって、転送に要する手間を少なくして、
通話料金を低減することができる。
【0125】また第5実施形態によれば、終話したとき
の通話時間の積算時間のみが、第5テーブル55に記憶
されるので、通話時間は、親機子機間の内線通話時間や
子機間の内線通話時間を除く通話時間、すなわち外部端
末装置と内部端末装置との間での外線通話時間とするこ
とができ、外線通話頻度の高い内部端末装置を精度よく
選ぶことができる。
【0126】次に、本発明の第6実施形態について説明
する。第6実施形態の電話機は、外線通話時に、通話時
間の積算値を検出するとともに、外部端末装置毎の全通
話時間に対する各内部端末装置の通話時間割合がそれぞ
れ算出され、該通話時間割合に基づいて優先的に呼出す
内部端末装置を決定するものであり、通話時間割合を求
め、第1実施形態の電話機33の第1テーブル40に代
わって第6テーブルを有する以外は、第1実施形態の電
話機33とほぼ同様にして構成される。したがって、ブ
ロック図の説明は省略し、また同様の参照符号を用いて
説明する。
【0127】図21は、本発明の第6実施形態である電
話機33が、前記各種設定記憶部15に有する第6テー
ブルの様子を段階的に示す図である。なお、第6テーブ
ルを総称するときには、参照符号60を使用する。
【0128】第6テーブル60は、外線通話時におい
て、相手終話検出部14によって検出された終話した各
内部端末装置の通話時間の積算値および通話時間割合を
示すデータ62〜64を、内部端末装置毎に、通話して
いた外部端末装置の電話番号を示すデータ61と対応付
けて記憶するものである。
【0129】初期状態では、第6テーブル60aには図
21(A)に示されるように何も記憶されていない。外
線通話の着信があり、相手先検出部13で電話番号「0
12−345−6789」が検出される。該電話番号は
初期状態の第6テーブル60aには記憶されていないの
で、すべての内部端末装置で呼出し音が出力される。相
手終話検出部14で第1子機2aで終話したことが検出
されると、外部端末装置の電話番号を示すデータ61
と、各子機2a〜2cの通話時間の積算値および通話時
間割合を示すデータ62〜64とが対応付けられて、記
憶され、図21(B)に示されるような第6テーブル6
0bとなる。この場合、該電話番号に対する第1子機2
aの積算値は100となり、通話時間割合は100とな
る。
【0130】ここで、通話時間割合は、たとえば「01
2−345−6789」からの全通話時間に対して、第
1〜第3子機2a〜2cでのそれぞれの通話時間の割合
が、求められる。また、他の電話番号についても同様
に、該電話番号からの全通話時間に対して、第1〜第3
子機2a〜2cでのそれぞれの通話時間の割合が、求め
られる。
【0131】次に外線通話の着信があり、再び同じ電話
番号「012−345−6789」が検出されると、該
電話番号は前記第6テーブル60bに記憶されており、
対応付けられている内部端末装置の中で通話時間割合が
予め定められる値、たとえば20以上の内部端末装置、
すなわち第1子機2aで優先的に呼出し音が出力され
る。第1子機2aで応答して終話すると、外部端末装置
の電話番号を示すデータ61と、各子機2a〜2cの通
話時間の積算値および通話時間割合を示すデータ62〜
64とが対応付けられて、更新して記憶され、図21
(C)に示されるようなテーブル60cとなる。この場
合、該電話番号に対する第1子機2aの積算値は130
となり、通話時間割合は100である。
【0132】次に外線通話の着信があり、再び同じ電話
番号「012−345−6789」が検出されると、前
述したのと同様に第1子機2aで優先的に呼出し音が出
力される。第1子機2aで応答がなかったときには、す
べての内部端末装置で呼出し音が出力される。第2子機
2bで応答して終話すると、外部端末装置の電話番号を
示すデータ61と、各子機2a〜2cの通話時間の積算
値および通話時間割合を示すデータ62〜64とが対応
付けられて、更新して記憶され、図21(D)に示され
るような第6テーブル60dとなる。この場合、該電話
番号に対する第1子機2aの積算値は130、通話時間
割合は130÷(130+20)×100≒87とな
り、第2子機2bの積算値は20、通話時間割合は20
÷(130+20)×100≒13となる。
【0133】次に外線通話の着信があり、異なる電話番
号「098−765−4321」が検出されると、該電
話番号は前記第6テーブル60dに記憶されていないの
で、すべての内部端末装置で呼出し音が出力される。た
とえば、第1子機2aで応答し、第3子機2cに転送
し、第3子機2cで終話すると、外部端末装置の電話番
号を示すデータ61と、各子機2a〜2cの通話時間の
積算値および通話時間割合を示すデータ62〜64とが
対応付けられて、追加して記憶され、図21(E)に示
されるような第6テーブル60eとなる。この場合、該
電話番号に対する第1子機2aの積算値は20、通話時
間割合は20÷(20+220)×100≒8となり、
第3子機2cの積算値は220、通話時間割合は220
÷(20+220)×100≒92となる。
【0134】図22〜図24は、本発明の第6実施形態
である電話機33の外線通話の着信時および発信時の通
話動作を示すフローチャートである。該フローチャート
は、第1実施形態のフローチャートのステップa4,a
21,a22に代わってステップa61〜a65を挿入
したものであり、同じステップの説明は省略する。
【0135】ステップa3で、相手ID記憶部16に記
憶した電話番号が、各種設定記憶部15の前記第6テー
ブル60に記憶されているかどうかを、制御部3が判断
し、電話番号が記憶されているときにはステップa61
に進む。ステップa61では、制御部3は、該電話番号
に対応して記憶されている内部端末装置の中で、通話時
間割合が予め定められる値以上の内部端末装置を読出
し、ステップa5に進む。
【0136】ステップa6で、優先的に呼出し音が出力
された内部端末装置で応答があったかどうかを、制御部
3が判断し、応答があったときにはステップa62に進
む。ステップa11で、いずれかの内部端末装置で応答
があったかどうかを、制御部3が判断し、応答があった
ときにはステップa62に進む。ステップa62では、
通話時間の測定が開始され、ステップa13に進む。
【0137】ステップa14で、いずれかの内部端末装
置で終話操作を行ったかどうかを、制御部3が判断し、
終話操作を行ったときには、どの内部端末装置で終話操
作を行ったかを相手終話検出部14で検出してステップ
a63に進む。
【0138】ステップa63では、測定された通話時間
が所定時間以上であるかどうかを、制御部3が判断す
る。所定時間以上であるときにはステップa19に進
み、所定時間以上ではないときには、電話回線を切断し
て通話動作を終了する。
【0139】ステップa20で、相手ID記憶部16に
記憶された電話番号と同じ電話番号が第6テーブル60
に記憶されているかどうかを、制御部3が判断し、電話
番号が記憶されているときには、ステップa64に進
み、第6テーブル60の該電話番号に対応する内部端末
装置の通話時間の積算値と通話時間割合とを更新して記
憶して、電話回線を切断して通話動作を終了する。電話
番号が記憶されていないときにはステップa65に進
み、第6テーブル60に、該電話番号と、対応する内部
端末装置の通話時間の積算値と通話時間割合とを追加し
て記憶し、電話回線を切断して通話動作を終了する。
【0140】以上のように第6実施形態によれば、外線
通話を行った外部端末装置の電話番号を示すデータ61
と、各内部端末装置の通話時間の積算値および積算時間
割合を示すデータ62〜64とが互いに対応付けられ
て、第6テーブル60に記憶される。外線通話の着信時
に、相手先検出部13で検出された相手先外部端末装置
の電話番号が第6テーブル60に記憶されているときに
は、対応する内部端末装置であって、積算時間割合が予
め定められる値以上の内部端末装置が予め定められる期
間だけ呼出された後、すべての内部端末装置が呼出され
る。対応する内部端末装置が前記予め定められる期間内
に応答すると、すべての内部端末装置での呼出し音の出
力は行われず、このようにして呼出すべき内部端末装置
である確率の高い内部端末装置、すなわち通話頻度の高
い内部端末装置を優先的に呼出すことができる。
【0141】なお、終話したときの通話時間のみを用い
て積算時間割合を算出するようにしてもかまわない。こ
れによって、通話時間の積算時間割合は、親機子機間の
内線通話時間や子機間の内線通話時間を除く通話時間、
すなわち外部端末装置と内部端末装置との間での外線通
話時間を用いた積算時間割合とすることができ、外線通
話頻度の高い内部端末装置を精度よく選ぶことができ
る。
【0142】
【0143】
【0144】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、終話回数
の最も多い内部端末装置、すなわち通話頻度の最も高い
端末装置を優先的に呼出すことができ、転送に要する手
間を少なくして、通話料金を低減することができる。
【0145】また本発明によれば、終話回数割合に基づ
いて、呼出すべき内部端末装置である確率の高い内部端
末装置を優先的に呼出すことができ、転送に要する手間
を少なくして、通話料金を低減することができる。
【0146】また本発明によれば、たとえば間違い電話
のような通話時間の短かった場合の情報が記憶手段に記
憶(更新)されることがないので、呼出すべき内部端末
装置である確率の高い内部端末装置をより適切に選択す
ることができるようになる。
【0147】また本発明によれば、外線通話の着信時に
は、その外線通話の相手先である外部端末装置の電話番
号に対応して記憶されている内部端末装置で予め定める
期間だけ呼出し音が出力され、その間に操作者が応答し
なければ、すべての内線端末装置で呼出し音が出力され
るので、他の操作者も外線通話が着信していることを知
ることができる。
【0148】また本発明によれば、各内線端末装置同
士、すなわち親機と子機または子機と子機での内線通話
を行うことができるので、外線通話の他の内部端末装置
への転送を、容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は、本発明の一実施形態である電話
機の親機1の電気的構成を示すブロック図であり、図1
(B)は該電話機の子機2の電気的構成を示すブロック
図である。
【図2】本発明の一実施形態である電話機33の概略的
構成を示す図である。
【図3】コードレス送受信部5,20の詳細な構成を示
すブロック図である。
【図4】データ送受信用のコマンド表35を示す図であ
る。
【図5】外線通話の着信時のプロトコルを示す図であ
る。
【図6】第1実施形態の電話機33が各種設定記憶部1
5に有する第1テーブル40の様子を段階的に示す図で
ある。
【図7】第1実施形態である電話機33の外線通話の着
信時および発信時の通話動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】第1実施形態である電話機33の外線通話の着
信時および発信時の通話動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】第1実施形態である電話機33の外線通話の着
信時および発信時の通話動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明の第2実施形態である電話機33が各
種設定記憶部15に有する第2テーブル45の様子を段
階的に示す図である。
【図11】第2実施形態である電話機33の外線通話の
着信時および発信時の通話動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】第2実施形態である電話機33の外線通話の
着信時および発信時の通話動作を示すフローチャートで
ある。
【図13】本発明の第3実施形態である電話機33が各
種設定記憶部15に有する第3テーブル50の様子を段
階的に示す図である。
【図14】本発明の第4実施形態である電話機33の外
線通話の着信時および発信時の通話動作を示すフローチ
ャートである。
【図15】第4実施形態である電話機33の外線通話の
着信時および発信時の通話動作を示すフローチャートで
ある。
【図16】本発明の第5実施形態である電話機33が各
種設定記憶部15に有する第5テーブル55の様子を段
階的に示す図である。
【図17】本発明の第5実施形態である電話機33の外
線通話の着信時および発信時の通話動作を示すフローチ
ャートである。
【図18】第5実施形態である電話機33の外線通話の
着信時および発信時の通話動作を示すフローチャートで
ある。
【図19】第5実施形態である電話機33の外線通話の
着信時および発信時の通話動作を示すフローチャートで
ある。
【図20】第5実施形態である電話機33の外線通話の
着信時および発信時の通話動作を示すフローチャートで
ある。
【図21】本発明の第6実施形態である電話機33が各
種設定記憶部15に有する第6テーブル60の様子を段
階的に示す図である。
【図22】本発明の第6実施形態である電話機33の外
線通話の着信時および発信時の通話動作を示すフローチ
ャートである。
【図23】第6実施形態である電話機33の外線通話の
着信時および発信時の通話動作を示すフローチャートで
ある。
【図24】第6実施形態である電話機33の外線通話の
着信時および発信時の通話動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 親機 2,2a〜2c 子機 3,19 制御部 4 網制御部 5,20 コードレス送受信部 6 ハンドセット 7 ハンドセット上下検出部 8,24 ダイヤルボタン群 9,25 呼出し音出力部 10,22 操作ボタン 11 内線ボタン 12 保留ボタン 13 相手先検出部 14 相手終話検出部 15 各種設定記憶部 16 相手ID記憶部 17 タイマ 18 表示部 21 送受話器 23 外線ボタン 26 記憶部 27 アンテナ 28,29 増幅部 30 周波数復調部 31 周波数変調部 32 モデム 33 電話機 40,41a〜40e 第1テーブル 41,46,51,56,61 電話番号データ 42,47〜49,52〜54,57〜59,62〜6
4 内部端末装置データ 45,45a〜45e 第2テーブル 50,50a〜50f 第3テーブル 55,55a〜55e 第4テーブル 60,60a〜60e 第5テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 3/58 107 H04M 1/00 H04M 1/274 H04Q 7/38

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親機と複数の子機とからなる内部端末装
    置を備え、親機を介して各内部端末装置と外部端末装置
    との間での外線通話が実施可能であり、外線通話を実施
    している内部端末装置を他の内部端末装置に変更する転
    送機能が実施可能な電話機において、 外線通話の発信時に、相手先の外部端末装置の電話番号
    を検出する発信時外部端末装置検出手段と、 外線通話の着信時に、相手先の外部端末装置の電話番号
    を検出する着信時外部端末装置検出手段と、 外線通話を終話した内部端末装置を検出する内部端末装
    置検出手段と、 外部端末装置の電話番号と終話した内部端末装置と終話
    回数とを対応付けて記憶する記憶手段と、 外線通話の着信時に、検出された相手先外部端末装置の
    電話番号が前記記憶手段に記憶されているかどうかを判
    定する判定手段と、 外線通話の着信時には、前記判定手段の判定結果に基づ
    いて電話番号が記憶されているときには、対応する内部
    端末装置であって、終話回数の最も多い内部端末装置で
    呼出し音を出力させ、外線通話の終了後には、前記発信
    時外部端末装置検出手段または前記着信時外部端末装置
    検出手段によって検出された外部端末装置の電話番号
    と、前記内部端末装置検出手段によって検出された終話
    した内部端末装置とに、対応付けて記憶されている終話
    回数を更新する制御手段とを含み、 前記制御手段は、外線通話を実施している内部端末装置
    が転送機能を実施して外線通話を終了し、外線通話が転
    送された他の内部端末装置が転送機能を実施せずに当該
    外線通話を終了したときは、転送機能を実施せずに外線
    通話を終了した内部端末装置に対応する終話回数を更新
    することを特徴とする電話機。
  2. 【請求項2】 親機と複数の子機とからなる内部端末装
    置を備え、親機を介して各内部端末装置と外部端末装置
    との間での外線通話が実施可能であり、外線通話を実施
    している内部端末装置を他の内部端末装置に変更する転
    送機能が実施可能な電話機において、 外線通話の発信時に、相手先の外部端末装置の電話番号
    を検出する発信時外部端末装置検出手段と、 外線通話の着信時に、相手先の外部端末装置の電話番号
    を検出する着信時外部端末装置検出手段と、 外線通話を終話した内部端末装置を検出する内部端末装
    置検出手段と、 外部端末装置毎に、その外部端末装置の全終話回数に対
    する各内部端末装置の終話回数の割合をそれぞれ算出す
    る終話回数割合算出手段と、 外部端末装置の電話番号と終話した内部端末装置と終話
    回数および終話回数割合とを対応付けて記憶する記憶手
    段と、 外線通話の着信時に、検出された相手先外部端末装置の
    電話番号が前記記憶手段に記憶されているかどうかを判
    定する判定手段と、 外線通話の着信時には、前記判定手段の判定結果に基づ
    いて電話番号が記憶されているときには、対応する内部
    端末装置であって、終話回数割合が予め定められる値以
    上の内部端末装置で呼出し音を出力させ、外線通話の終
    了後には、前記発信時外部端末装置検出手段または前記
    着信時外部端末装置検出手段によって検出された外部端
    末装置の電話番号と、前記内部端末装置検出手段によっ
    て検出された終話した内部端末装置とに、対応付けて記
    憶されている終話回数および終話回数割合をそれぞれ更
    新する制御手段とを含み、 前記制御手段は、外線通話を実施している内部端末装置
    が転送機能を実施して外線通話を終了し、外線通話が転
    送された他の内部端末装置が転送機能を実施せずに当該
    外線通話を終了したときは、転送機能を実施せずに外線
    通話を終了した内部端末装置に対応する終話回数および
    終話回数割合を更新することを特徴とする電話機。
  3. 【請求項3】 通話時間を計測する計時手段を含み、 前記制御手段は、外線通話終了後に、通話時間が予め定
    められる値以上の外部端末装置の電話番号についての情
    報を対応付けて前記記憶手段に記憶させることを特徴と
    する請求項1または2に記載の電話機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、外線通話の着信時に
    は、対応する内部端末装置で予め定められる期間だけ呼
    出し音を出力させた後、すべての内部端末装置で呼出し
    音を出力させることを特徴とする請求項1〜3のいずれ
    かに記載の電話機。
  5. 【請求項5】 各内部端末装置同士での内線通話が実施
    可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の電話機。
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