JP3455495B2 - バッチプロセス制御装置 - Google Patents
バッチプロセス制御装置Info
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Description
御装置に関し、特にプラント現場機器のバッチプロセス
を制御するための装置に関するものである。
御を実行するための制御手順や動作手順の記述方式とし
て、SFC(シーケンシャル・ファンクション・チャー
ト)が用いられている。これは複数のSFCエレメント
を接続することにより、バッチシーケンスを画面表示器
(CRT)に描画するものであり、マウス等の入力手段
によってステップ、遷移条件、ブランチ等の各種のSF
Cエレメントの選択およびこれらの組み合わせにより、
制御内容に従ったバッチシーケンス図を作成するもので
ある。
すものであり、(a)は開始ターミナル、(b)は終了
ターミナル、(c)はステップ、(d)は遷移条件、
(e)は並列分岐、(f)は選択分岐、(g)は並列収
束、(h)は選択収束、(i)はループ開始、(j)は
ループ終了を示す。(a)〜(c)のエレメントはノー
ド情報に相当し、(d)〜(j)のエレメントはノード
間の結合情報に相当している。したがって、バッチシー
ケンス図の作成に当たっては、これらのノード情報のう
ちから所望のものを選択配置し、それらを結合情報を使
って接続すればよい。
ンス図の一例を示す。同図に示すシーケンスでは、原料
仕込み、加熱、攪拌、分析、およびその他の処理に関す
る各種のステップを備えている。原料仕込みで開始した
後、加熱および攪拌ステップが並列して行われ、分析ス
テップの後に所定の条件に応じて、原料仕込みのステッ
プヘ戻るか、その他の処理のステップヘ移行するかの分
岐判断が行われている。
次のようなバッチプロセス制御装置によって作成され、
プラント現場機器の制御に用いられる。図7は、従来の
バッチプロセス制御装置を示すブロック図である。同図
に示すバッチプロセス制御装置107は、バッチ描画情
報作成装置101と通信ネットワーク102とプロセス
監視装置103とCRT104と制御装置105とを備
え、図6に示したようなバッチシーケンス図に基づい
て、プラント現場機器106におけるバルブの開放や温
度制御等を実施する。
ノード情報や結合情報からなるバッチ情報を作成するバ
ッチ情報作成装置101aと、バッチ情報を記憶するた
めの記憶手段101bと、通信手段101cとを備えて
いる。
手段103aと、バッチ情報を記憶するための記憶手段
103bと、バッチ情報に基づいて画面表示を制御する
画面表示手段103cとを備えている。また、画面表示
手段103cにはバッチシーケンス図を表示するための
CRT104が接続され、制御装置105はプロセス監
視装置103によって作成されたバッチシーケンスを通
信ネットワーク102を介して受信し、プラント現場機
器106の駆動を制御する。
監視装置103の画面表示手段103cによりノード情
報等からなるバッチ情報を解析し、該当するSFCエレ
メントを描画したり、接続される相手方のノードを特定
し、そのSFCエレメントを結合するなどの処理を行っ
て、CRT104へバッチシーケンス図を表示してい
た。
置のようにノード情報とその結合情報とを使ってバッチ
シーケンス図を作成した場合、簡単なバッチシーケンス
であればデータ管理上の問題が生じることはないが、複
雑な制御を実現する場合や情報量が多い場合等において
は描画情報が複雑となり、データ管理が煩雑になるとい
う問題がある。すなわち、ノード間の接続が複雑になる
ことによって、それを記述するためのデータ構造が複雑
となる。また、生成されたデータの記憶容量が増えるた
め、情報を格納するための時間や画面に表示させるため
の時間が長くなり、バッチシーケンス図の生成処理およ
び表示処理性能が低下するという問題が発生する。
のものであり、情報量の多いバッチシーケンス図におい
ても、情報管理を容易にすることができかつバッチシー
ケンス図の表示性能を低下させることのないバッチプロ
セス制御装置を提供することを目的とする。
るために、本発明に係るバッチプロセス制御装置は、表
示画面を所定の大きさに分割して得られたセル領域に割
り当てられたバッチセル情報を記憶する第1の記憶手段
と、前記セル領域と等しい大きさの描画パタンであって
前記バッチセル情報と関連づけられたバッチ描画情報を
記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段から前
記バッチセル情報を読み出し、この読み出されたバッチ
セル情報に対応するバッチ描画情報を前記第2の記憶手
段から読み出して画面表示させる画面表示手段とを備
え、前記第1の記憶手段は、同一のセル領域に割り当て
られた複数のバッチセル情報を記憶保持する。
示す構成を含むものである。すなわち、ノード情報およ
びノード間の結合情報とからなるバッチ情報を、前記セ
ル領域単位で管理されているバッチセル情報に変換する
バッチセル情報変換手段をさらに備える。
り本発明は、SFCを単純なセルの集合で記述すること
ができるため、エレメントの接続関係が複雑な場合にお
いても、予め用意されたセルパタンを並べるだけで容易
にバッチシーケンス図を作成することができる。すなわ
ち、従来のようにノード同士の接続関係を記述する複雑
な書式およびそれを解釈するための処理が不要となるた
め、バッチシーケンス図の生成処理および画面表示処理
の負担が軽くなるという効果が得られる。
について図を用いて説明する。図1は、本発明の一つの
実施の形態を示すブロック図である。同図に示すよう
に、バッチプロセス制御装置7は、バッチセル情報を作
成するためのバッチセル情報作成装置1と、通信ネット
ワーク2と、バッチセル情報に基づいてバッチシーケン
ス図の表示およびプラント現場機器6の駆動状態を監視
するプロセス監視装置3と、バッチシーケンス図等を表
示するためのCRT4と、バッチセル情報に基づいてプ
ラント現場機器6の制御を行う制御装置5とを備えてい
る。
ド情報およびノード間の結合情報とからなるバッチ情報
を作成するバッチ情報作成手段1aと、バッチ情報を記
憶する記憶手段1bと、バッチ情報をバッチセル情報に
変換するバッチセル情報変換手段1cと、バッチセル情
報を記憶する記憶手段1dと、通信ネットワーク2を介
してプロセス監視装置3および制御装置5と通信を行う
ための通信手段1eとを備えている。
トワーク2を介してバッチセル情報作成装置1および制
御装置5と通信を行うための通信手段3aと、バッチセ
ル情報を記憶する記憶手段3bと、バッチ描画情報を記
憶する記憶手段3dと、入力されたバッチセル情報に対
応するバッチ描画情報を記憶手段3dから読み出し、バ
ッチセルの表示を制御する画面表示手段3cとを備えて
いる。画面表示手段3cにはバッチシーケンス図を表示
するためのCRT4が接続されている。なお、上記にお
いてはバッチプロセス制御装置7を複数の装置によって
構成したが、一台のワークステーション等で構成しても
よい。また、記憶手段を複数用意せずに一台のハードデ
ィスク・ドライブ等で兼用するようにしてもよい。
参照しながら説明する。図2は、SFC表示ウインドウ
を示す平面図である。同図に示すSFC表示ウインドウ
は、画面表示手段3cの制御によってCRT4に表示さ
れる。このSFC表示ウインドウは、表示領域が格子状
に分割されて複数のセル領域が形成されている。なお、
図中の破線は通常表示させないが、表示させるようにし
てもよい。各セル領域には座標(以下、セル番号とい
う)が割り当てられており、例えば左最上段のセル番号
は(1,0)、右最下段のセル番号は(3,10)で表
される。したがって本実施の形態においてはウインドウ
を構成する各セル領域に、予め用意された描画パタンを
割り当てることにより、バッチシーケンス図を作成す
る。描画パタンの具体例は次のとおりである。
報、および描画パタンとの関係を示す表である。SFC
構造識別子と描画パタン情報との組み合わせに対して一
つの描画パタン(ビットマップ・データ)が関連づけら
れ、記憶手段3dに予め記憶保持されている。したがっ
て、SFC構造識別子と描画パタン情報とを指定するこ
とにより、一つの描画パタンを選択することができ、図
2に示すバッチシーケンス図は次表のようにまとめられ
る。
おける描画パタン、セル番号、SFC構造識別子、描画
パタン情報、およびその他のデータとの関係を示す表で
ある。図2に係るSFCシーケンス図は、図4に示すセ
ル番号、SFC構造識別子、描画パタン情報、およびそ
の他のデータの組み合わせにより記述され、通常、一つ
のセル領域に対して一つの描画パタンが設定されてい
る。例えば、セル番号(1,0),(1,1),(2,
1)には、一つの描画パタンが設定されている。。ま
た、セル番号(2,0)のようにシーケンスの記述され
ない領域においては、描画パタンは設定されていない。
等が交差するなどしたセル領域においては、同一のセル
領域に2種類以上の描画パタンが設定されている。この
ような場合、従来においては接続線等の交差を複雑な書
式を使って記述する必要があり、すなわちSFCエレメ
ントの接続関係が必ずしも1:1でないことからその接
続関係を記述するためのデータ長が可変長になり、また
各SFCエレメントに一意のIDを付加しなければなら
ない等の問題点があった。しかし、本実施の形態におい
ては、同一のセル領域に複数の描画パタンを割り当てる
だけで済むため、画面表示の際の処理性能を低下させる
ことがないという利点がある。
を所定の大きさに分割して得られたセル領域に割り当て
られたバッチセル情報を記憶する第1の記憶手段と、前
記セル領域と等しい大きさの描画パタンであって前記バ
ッチセル情報と関連づけられたバッチ描画情報を記憶す
る第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段から前記バッ
チセル情報を読み出し、この読み出されたバッチセル情
報に対応するバッチ描画情報を前記第2の記憶手段から
読み出して画面表示させる画面表示手段とを備え、前記
第1の記憶手段は、同一のセル領域に割り当てられた複
数のバッチセル情報を記憶保持する。
り本発明は、SFCを単純なセルの集合で記述すること
ができるため、エレメントの接続関係が複雑な場合にお
いても、予め用意されたセルパタンを並べるだけで容易
にバッチシーケンス図を作成することができる。すなわ
ち、従来のようにノード同士の接続関係を記述する複雑
な書式およびそれを解釈するための処理が不要となるた
め、バッチシーケンス図の生成処理および画面表示処理
の負担が軽くなるという効果が得られる。
である。
描画パタンとの関係を示す表である。
描画パタン情報、およびその他のデータとの関係を示す
表である。
表である。
を示すバッチシーケンス図である。
段、1b…記憶手段、1c…バッチセル情報変換手段、
1d…記憶手段、1e…通信手段、2…通信ネットワー
ク、3…プロセス監視装置、3a…通信手段、3b…記
憶手段、3c…画面表示手段、3d…記憶手段、4…C
RT,5…制御装置、6…プラント現場機器、7…バッ
チプロセス制御装置。
Claims (2)
- 【請求項1】 表示画面を所定の大きさに分割して得ら
れたセル領域に割り当てられたバッチセル情報を記憶す
る第1の記憶手段と、前記セル領域と等しい大きさの描
画パタンであって前記バッチセル情報と関連づけられた
バッチ描画情報を記憶する第2の記憶手段と、前記第1
の記憶手段から前記バッチセル情報を読み出し、この読
み出されたバッチセル情報に対応するバッチ描画情報を
前記第2の記憶手段から読み出して画面表示させる画面
表示手段とを備え、 前記第1の記憶手段は、同一のセル領域に割り当てられ
た複数のバッチセル情報を記憶保持する ことを特徴とす
るバッチプロセス制御装置。 - 【請求項2】 請求項1において、ノード情報およびノード間の結合情報とからなるバッチ
情報を、前記セル領域単位で管理されているバッチセル
情報に変換するバッチセル情報変換手段をさらに備えた
ことを特徴とするバッチプロセス制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000102298A JP3455495B2 (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | バッチプロセス制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000102298A JP3455495B2 (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | バッチプロセス制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001290517A JP2001290517A (ja) | 2001-10-19 |
JP3455495B2 true JP3455495B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=18616211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000102298A Expired - Lifetime JP3455495B2 (ja) | 2000-04-04 | 2000-04-04 | バッチプロセス制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3455495B2 (ja) |
-
2000
- 2000-04-04 JP JP2000102298A patent/JP3455495B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001290517A (ja) | 2001-10-19 |
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