JP3454346B2 - 可変型光アッテネータ - Google Patents
可変型光アッテネータInfo
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Description
ルと情報処理装置間に接続されて用いられる光アッテネ
ータに係わり、特には減衰量を任意に調整することので
きる可変型光アッテネータに関するものである。 【0002】 【従来の技術】光アッテネータには、従来より外径 125
μm の光ファイバと光ファイバとほぼ同じ内径を有する
フェルールが多用されていた。また、光アッテネータの
構造には次のようなものがあった。(1) 光ファイバを挿
入,固定したフェルールの端面を反射戻り光の少ない形
状、例えば、8°APC 研磨形状とし、通常密接して結合
されるフェルール間及びフェルールと受光素子間,フェ
ルールと光源間に空気層を形成し、この空気層の距離を
変化させて減衰量の調整を行うようにした光アッテネー
タ。(2) 金属や蒸着等により形成した薄膜フィルムを光
アッテネータの導波路の任意の箇所に挿入することによ
り、通過光量を調整して減衰量を変化させる光アッテネ
ータ。なお、この薄膜フィルムはその挿入位置や膜厚に
より光の透過度が変化するので、減衰量の調整が可能と
なる。(3) 光アッテネータを構成する光ファイバからな
る導波路の任意の箇所に圧力を付加してマイクロベンド
を設け、この圧力を変化させることにより減衰量の調整
を行う光アッテネータ。等である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】(1) のタイプの光アッ
テネータでは、温度等使用環境の変化により空気層を形
成するコネクタ等の長さに変化が生じるのにともないコ
ネクタの接続部に設けられている空気層の距離も変化し
てしまうため、減衰量に変動が生じる難点があった。ま
た、(2) の導波路の任意の箇所に薄膜フィルムを挿入す
るタイプの光アッテネータでは、アッテネータ構成部分
の構造が大きくなる難点があった。また、(3) のタイプ
の光アッテネータでは、アッテネータ構成部分の構造が
大きくなるほか、経時劣化により光ファイバの断線が発
生する難点があった。 【0004】そこで本発明の目的は、使用環境の変化に
よる減衰量の変動や経時劣化による光ファイバの断線が
なく、減衰量を任意に調整可能な小型の光アッテネータ
を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】少なくとも光ファイバコ
ア3を光ファイバクラッド4により囲んだ構造の光ファ
イバ5を挿入,固定し、その端面8,8 を研磨した2本の
フェルール1,1 の前記端面8,8 を突き合わせて割りスリ
ーブ9に収納し、フェルール1,1 の一方または両方を回
転させて光ファイバコア3,3 の軸同士の相対位置を変化
させることにより、フェルール1,1 突き合わせ部におけ
る接続損失の調整を行うよう構成した可変型光アッテネ
ータであって、光ファイバ5はその外径R2がフェルール
1,1 の穴径R1より小さく、かつ、フェルール1,1 の回転
による光ファイバコア3,3 の軸同士の相対位置の変化が
大きくなるよう細径の光ファイバで構成する。 【0006】本発明による光アッテネータは、光ファイ
バ5はその外径R2がフェルール1,1の穴径R1より小さ
く、かつ、フェルール1,1 の回転による光ファイバコア
3,3 の軸同士の相対位置の変化が大きくなるよう細径の
光ファイバから構成し、フェルールの端面同士を突き合
わせたので、双方の光ファイバコアの位置が重なった時
に接続損失が最小となり、双方の光ファイバコアの位置
が最も離れた時に接続損失が最大となる。従って、フェ
ルールを回転させることにより双方の光ファイバコアの
相対位置を変化させて任意の減衰量をした光アッテネー
タを得ることができる。また、構造上空気層がないので
使用環境の変化による減衰量の変動や光ファイバの経時
劣化による断線のない光アッテネータが得られる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明を図1, 図2, 図
3, 図4により具体的に説明する。図1は本発明による
光アッタネータの簡単な構成を示す説明図である。図2
は他の実施例の簡単な構成を示す説明図である。図3は
フェルールと光ファイバの関係を示す説明図で、図4は
フェルールの説明図である。 【0008】図において、1はキャピラリ6とSUS 鍔部
7とを具備するフェルールであり、その穴径R1は 125μ
m ほどである。5は光ファイバコア3を光ファイバクラ
ッド4で囲んだ構造をした光ファイバで、その外径R2が
フェルール1,1 の穴径R1より小さく、かつ、フェルール
1,1 の回転による光ファイバコア3,3 の軸同士の相対位
置の変化が大きくなるよう細径の光ファイバで構成して
ある。実施例における光ファイバ5の外径R2は 110μm
で、一般的な光ファイバ(125μm)より細径であることが
特徴である。なお、光ファイバコア3の外径は9μm
で、光ファイバクラッド4の厚さは50.5μm に形成され
ている。 【0009】9はステンレス等から構成された長さ15m
m, スリット巾0.7mm の割りスリーブであり、10は光フ
ァイバ5にナイロン等からなる絶縁被覆層を厚さ 400μ
m で設けた光ファイバ心線である。11は光アッテネータ
であり、その使用状態や用途に合わせて図2に図示する
如く、筐体ローレット12や筐体筒13からなる筐体14に取
り外し可能に収納して用いることも可能で、その場合に
は耐環境性を向上させることができる。 【0010】本発明による光アッテネータ11は次のよう
にして製造される。まず、光ファイバ心線10端末の所要
長の絶縁被覆層を剥離した光ファイバ5を光ファイバ5
の外径R2よりも大きい穴径R1のフェルール1に挿入し、
エポキシ等の接着剤2で固定する。そして、光ファイバ
5を挿入、固定したフェルール1の端面8を研磨装置(
図示せず) により研磨し、端面8を研磨した2本のフェ
ルール1,1 の端面8,8同士を割りスリーブ10を用いて突
き合わせる。ここで、一方のフェルール1、若しくは両
方のフェルール1,1 を回転させることにより光ファイバ
5,5 のコア3,3の位置を相対的に変化させ、所定の減衰
量になるよう調整することで要求される光アッテネータ
を得る。 【0011】このように、本発明の光アッテネータ11は
フェルール1,1 の内径R1,R1 が光ファイバ5,5 の外径R
2,R2 よりも大きく、フェルール1,1 の端面8,8 同士を
接続した際に双方の光ファイバコア3,3 の位置が重なっ
た時に接続損失が最小に、光ファイバコア3,3 の位置が
最も離れた時に接続損失が最大になるので、フェルール
1,1 を回転させることで光ファイバコア3,3 の相対位置
を変化させて任意の減衰量とすることができる。また、
光ファイバはその外径R2がフェルール1,1 の穴径R1より
小さく、かつ、従来より多用されている光ファイバの外
径より細径なので、フェルール1,1 の回転による光ファ
イバコア3,3 の軸同士の相対位置の変化を大きくし、減
衰量の調整を簡単に行うことが出来る。そして、光ファ
イバ心線10を通じて入射された光信号は、可変型の光ア
ッテネータ11により所望の減衰量に減衰されて、受光素
子へ出力される。 【0012】以上、本発明によれば、フェルール1,1 を
回転させるという簡便な手段により、双方の光ファイバ
コア3,3 の相対位置を変化させるだけで接続損失の調整
が可能な光アッテネータ11を提供することができる。ま
た、本発明の光アッテネータ11は構造上空気層がないの
で使用環境の変化による減衰量の変動や光ファイバの経
時劣化による断線がなく品質の安定したアッテネータが
得られる。 【0013】 【発明の効果】本発明による光アッテネータには構造上
空気層がなく、温度等の使用環境が変化しても減衰量に
変動がなく、また、構造も簡単で従来用いられていた部
品とほぼ同じ部品で構成されるので製造作業性にも優
れ、安価な光アッテネータが得られる。さらに、光ファ
イバの経時劣化による断線もなく、品質の向上した光ア
ッテネータが得られるほか、使用用途に合わせ減衰量を
簡単に調整できるので、その実用上の効果は大きなもの
がある。
す説明図である。 【図2】他の実施例の簡単な構成を示す説明図である。 【図3】フェルールと光ファイバの関係を示す説明図で
ある。 【図4】フェルールを示す説明図である。 【符号の説明】 1 フェルール 2 接着剤 3 光ファイバコア 4 光ファイバクラッド 5 光ファイバ 6 キャピラリ 7 SUS 鍔部 8 フェルール端面 9 割りスリーブ 10 光ファイバ心線 11 アッテネータ 12 筐体ローレット 13 筐体筒 14 筐体 R1 フェルール内径 R2 光ファイバ外径
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 少なくとも光ファイバコア3を光ファイ
バクラッド4により囲んだ構造の光ファイバ5を挿入,
固定し、その端面8,8 を研磨した2本のフェルール1,1
の前記端面8,8 を突き合わせて割りスリーブ9に収納
し、 前記フェルール1,1 の一方または両方を回転させて光フ
ァイバコア3,3 の軸同士の相対位置を変化させることに
より、フェルール1,1 突き合わせ部における接続損失の
調整を行うようなした可変型光アッテネータであって、 前記光ファイバ5はその外径R2がフェルール1,1 の穴径
R1より小さく、かつ、前記フェルール1,1 の回転による
光ファイバコア3,3 の軸同士の相対位置の変化が大きく
なるよう細径の光ファイバからなることを特徴とする可
変型光アッテネータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06933698A JP3454346B2 (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 可変型光アッテネータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06933698A JP3454346B2 (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 可変型光アッテネータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11249034A JPH11249034A (ja) | 1999-09-17 |
JP3454346B2 true JP3454346B2 (ja) | 2003-10-06 |
Family
ID=13399619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06933698A Expired - Fee Related JP3454346B2 (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 可変型光アッテネータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3454346B2 (ja) |
-
1998
- 1998-03-03 JP JP06933698A patent/JP3454346B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11249034A (ja) | 1999-09-17 |
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