JP3454299B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP3454299B2 JP09021697A JP9021697A JP3454299B2 JP 3454299 B2 JP3454299 B2 JP 3454299B2 JP 09021697 A JP09021697 A JP 09021697A JP 9021697 A JP9021697 A JP 9021697A JP 3454299 B2 JP3454299 B2 JP 3454299B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複数パスの室内熱
交換器を有する空気調和機の冷房・除湿(ドライ)時に
おける室温制御技術に係り、特に詳しくは室内熱交換器
への結露による湿戻りを軽減し、不快感を抑えるように
した空気調和機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の空気調和機は、例えば図5に示
すように、圧縮機1、四方弁2、2パス構造の室内熱交
換器3、室外熱交換器4および毛細管(キャピラリチュ
ーブ)5等からなる冷凍サイクルを有する。
【0003】暖房運転時には、四方弁2を切り替えて冷
媒を図6の実線矢印にしたがって循環させるとともに、
リモコンの設定風量等に応じて室内側ファンを回転制御
し、室内熱交換器(凝縮器)3で熱交換した温風を室内
に吹き出す一方、室内温度とリモコンの設定温度との差
に応じた所定運転周波数で圧縮機1を運転して室温をコ
ントロールする。冷房運転時には、四方弁2を切り替え
て冷媒を図6の波線矢印にしたがって循環させるととも
に、リモコンの設定風量等に応じて室内側ファンを回転
制御し、室内熱交換器(蒸発器)3で熱交換した冷風を
室内に吹き出す一方、室内温度とリモコンの設定温度と
の差に応じた所定運転周波数で圧縮機1を運転して室温
をコントロールする。
【0004】前記2パスの室内熱交換器3は、冷媒を2
系統に分け、かつ表面積を広くする形、例えばラムダ形
になっており、つまり室内ファンを囲む形になており、
室内機のコンパト化が可能になっている。また、広い吸
込み面積を確保する一方、室内ファンのモータをフィー
ドバック制御し、例えば回転数が上昇したときにはモー
タ印加電圧を下げ、回転数が下降したときにはモータ印
加電圧を上げることにより、より豊かで適切な風量を得
ることができ、つまりパワフルな送風を可能とし、室内
を速やかに快適環境とすることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記空気調
和機にあっては、冷房・除湿(ドライ)運転を選択する
と、室内の湿度を下げることができる。なお、除湿運転
(ドライ運転)では冷房運転の弱運転が行われる(いわ
ゆる簡易冷房運転が行われる)。
【0006】しかし、この冷房・除湿運転においては、
室内熱交換器3をフルパスで使用し、また室温が設定温
度より高いときには顕熱変化の割合の方が潜熱変化の割
合より大きいため、例えば室内湿度が高いと、高い相対
湿度の状態で吹き出され、いわゆる湿戻りの現象が起こ
り、特に梅雨時や秋の長雨時等に室内熱交換器3へ結露
が生じ易い場合、ほぼ確実に湿戻りが起こる。このよう
な湿戻りが起こると、室内の相対湿度が上昇して不快感
を与え、快適性が損なわれる。
【0007】この発明は前記課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は冷房・除湿(ドライ)運転時に室内湿
度状態に応じて室内熱交換器の容量を可変することによ
り湿戻りを軽減し、室内の相対湿度を下げて不快感を抑
え、快適環境の向上を図ることができるようにした空気
調和機を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は冷凍サイクルを構成する室内熱交換器を
複数パス構造とし、該室内熱交換器に冷媒を循環する一
方、室内ファンの回転数をフィードバック制御し、室温
を設定温度にコントロールする空気調和機において、前
記複数パスのうち、少なくとも1パスの冷媒入力側に弁
を設け、前記空気調和機の冷房・除湿(ドライ)運転時
に、前記冷凍サイクルを構成する圧縮機の運転がオンし
てから所定時間後に前記室内ファンのモータ印加電圧を
検出するとともに、該検出モータ印加電圧と所定値とを
比較し、該比較結果により前記弁を制御し、前記室内熱
交換器の容量を可変するようにしたことを特徴としてい
る。
【0009】この発明の空気調和機は、前記複数パスの
うち、少なくとも1パスの冷媒入力側に弁を設け、前記
空気調和機の冷房・除湿(ドライ)運転時に、前記冷凍
サイクルを構成する圧縮機の運転がオンしてから所定時
間後に前記室内ファンのモータ印加電圧を検出するとと
もに、該検出モータ印加電圧と予め得ている送風時の室
内ファンのモータ印加電圧とを比較し、前記検出モータ
印加電圧の方が低いときには前記弁を閉じて前記室内熱
交換器の容量を減らすようにしたことを特徴としてい
る。
【0010】この発明は冷凍サイクルを構成する室内熱
交換器を2パス構造とし、該室内熱交換器に冷媒を循環
する一方、室内ファンの回転数をフィードバック制御
し、室温を設定温度にコントロールする空気調和機にお
いて、前記2パスのうちの一方のパスの冷媒入力側に弁
を設け、前記空気調和機の冷房・除湿(ドライ)運転時
に、前記冷凍サイクルを構成する圧縮機の運転がオンし
てから所定時間後に前記室内ファンのモータ印加電圧を
検出するとともに、該検出モータ印加電圧と予め得てい
る送風時の室内ファンのモータ印加電圧とを比較し、前
記検出モータ印加電圧の方が低いときには前記弁を閉じ
て前記室内熱交換器の容量を減らし、潜熱変化優先の運
転を行うようにしたことを特徴としている。
【0011】この場合、前記弁を閉じている場合、前記
検出モータ印加電圧が予め得ている送風時の室内ファン
のモータ印加電圧以上になったときには前記弁を開いて
前記室内熱交換器の容量をもとに戻すると好ましい。ま
た、前記弁は電磁弁あるいは膨張弁であり、該電磁弁あ
るいは膨張弁を当該空気調和機の制御手段で制御すると
よい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
1ないし図4を参照して説明する。なお、図1および図
2中、図5同一部分および相当部分には同一符号を付し
て重複説明を省略する。
【0013】この発明の空気調和機は、室内ファンの回
転数のフィードバック制御により、例えば室内熱交換器
の状態(結露やフィルタ等の目詰まり等))によって室
内ファンの回転数が上昇した場合室内ファンのモータ印
加電圧を下げて回転数を下げることに着目し、このモー
タ印加電圧により室内の相対湿度状態を判断して室内熱
交換器の容量を可変する。
【0014】そのために、図1ないし図3に示すよう
に、この発明の空気調和機は、2パス構造の室内熱交換
器3の一方のパス側3bの冷媒入力側に電磁弁(弁)1
0を備え、冷房・除湿(ドライ)運転時に、圧縮機1が
オンしてから所定時間後に室内ファン11aのモータ1
1の印加電圧と所定値(例えば送風時のモータ印加電
圧)とを比較し、この結果により電磁弁10を開閉制御
する。
【0015】なお、電磁弁10は、ラムダ形の室内熱交
換器3の一方のパス側(図3に示す波線白丸(内部斜
線))3bの冷媒入力側(冷房・除湿度運転時の冷媒入
力側)に配置されているが、室内熱交換器3の形状や除
湿効果を考慮して、その電磁弁10を何れかのパスの冷
媒入力側に配置してもよい。また、この空気調和機は当
該制御手段の室内機制御部12および室外機制御部13
を有し、室内機制御部11および室外機制御部12は当
該運転に必要な信号(例えばリモコンの設定温度と室温
との温度差等に応じた圧縮機1の運転周波数、運転停止
や冷媒吐出温度等)の授受を行う機能を有し、従来と同
様に、室温が設定温度になるように室温コントロール
(室温制御)を行う。
【0016】室内機制御部12は、予め送風時の室内フ
ァン11aのモータ11の印加電圧データを記憶してい
る送風時モータ電圧データ部12aと、室内ファンのモ
ータ11を駆動するファンモータ駆動回路12bと、室
外機制御部13からの信号(圧縮機1のオンから所定時
間経過の情報)があると、ファンモータ駆動回路12a
の駆動電圧により室内ファン11aのモータ印加電圧を
検出するモータ印加電圧検出部12cと、この検出モー
タ印加電圧と送風時モータ電圧データ部12aのデータ
とを比較して電磁弁10の開閉を決定する演算部12d
と、この開閉決定にしたがって電磁弁10を駆動する電
磁弁駆動部12eとを備えている。なお、送風時モータ
電圧データ部12aのデータとしては、当該空気調和機
の室内ファン11aの送風運転時に検出したもの、ある
いは経験的に得たものである。
【0017】室外機制御部13は、室内機制御部12か
らの指令等にしたがって圧縮機1を駆動する圧縮機駆動
回路13aと、この圧縮機駆動回路13aの駆動信号に
より圧縮機1がオンしてから所定時間をカウントし、所
定時間経過のカウントアップ信号を室内機制御部12に
送信するタイマ部12bとを備えている。
【0018】次に、前記構成の空気調和機の制御装置の
動作を図4のフローチャート図を参照して説明する。な
お、図4は冷房・除湿(ドライ)運転の場合を説明した
ものである。まず、リモコンによって冷房・除湿(ドラ
イ)運転操作が行われると、室内機制御部12は電磁弁
10を開き、冷房・除湿運転を開始するとともに、従来
同様に室温制御を実行する。
【0019】このとき、室外機制御部13では、圧縮機
1がオンしたか否かを判断し(ステップST1)、圧縮
機1がオンしたときにはタイマ部12bを作動し、所定
時間のカウントを開始する(ステップST2)。このタ
イマ部12bがタイムアップすると(ステップST
3)、このタイムアップの信号を室内機制御部12に送
信する。
【0020】室内機制御部12は、室外機制御部13か
らのタイムアップの信号を受信すると、室内ファン11
aのモータ11の印加電圧Vaを検出し(ステップST
4)、送風時モータ電圧データ部12aのデータVbを
読み出してそのモータ印加電圧Vaとを比較する(ステ
ップST5)。前記印加電圧Vaが読み出したデータV
bより小さいときには、つまり室内ファン11aの回転
数が上昇したために、モータ11の印加電圧が下げられ
ているときには、ステップST6に進み、電磁弁10を
閉じて室内熱交換器3の容量をほぼ半分に減らす。すな
わち、前述したように、室内ファン11aの回転数が上
昇しているということは、例えば室内熱交換器3へ結露
が生じ始め、あるいは結露が生じて室内機の吸い込み力
が低下し、室内の湿度が高い状態にあるからである。
【0021】このように、湿度センサを備えていなくと
も、室内の湿度の状態を判断することができ、その湿度
が高い状態にあると判断した場合、室内熱交換器3の片
パス側3bのみを使用して潜熱変化優先の運転に切り替
え、また他方のパス側3aでは熱交換が行われず、この
熱交換されない空気も吹き出されることから、湿戻りを
軽減することができる。また、室温Trの低下も小さく
なることとも相まって室内の相対湿度を下げることがで
き、体感的な肌寒さ等の不快感を軽減することができ、
快適性の向上が図れる。なお、潜熱変化優先の運転は、
例えば除湿運転の場合、より弱冷房運転とするとよい。
【0022】一方、前記印加電圧Vaが送風時モータ電
圧データ部12aのデータVb以上である場合にはステ
ップST5からST7に進む。また、圧縮機1がオンす
る毎に前記ステップST1ないしST6を繰り返し実行
するが、例えば室内熱交換器3に結露が生じておらず、
あるいは外乱等により室内熱交換器3の結露がなくる
と、室内ファン11aのモータ11の印加電圧Vaが送
風時モータ電圧データ部12aのデータVb以上にな
る。この場合にも、ステップST5からST7に進む。
【0023】ステップST5からST7に進むと、リモ
コンの設定温度に所定値を加算して補正設定温度tsを
得るとともに、室温Trがその補正設定温度tsより高
いか否かを判断する。室温Trが補正設定温度tsより
高いときには、ステップST8に進み、電磁弁10が開
いていればその開状態を維持し、前記潜熱変化優先の運
転のために電磁弁10が閉じていれば開き、顕熱変化優
先の運転を行う。すなわち、室温の上昇により不快感を
与え、快適性が損なわれるからである。
【0024】室温Trが補正設定温度ts以下であると
きには、ステップST9に進み、前記顕熱変化優先の運
転のために電磁弁10が開いていれば閉じて潜熱変化優
先の運転に切り替え、前記潜熱変化優先の運転のために
電磁弁10が閉じているときには開いて潜熱変化優先の
運転を継続する。すなわち、室温Trが上昇しておら
ず、潜熱変化優先の運転を行っても、不快感を与えるこ
ともなく、除湿を行うことにより相対湿度を下げ、快適
性の向上が図れるからである。
【0025】なお、前記実施の形態では、送風時の室内
ファン11aのモータ11の印加電圧を用いているが、
例えば当該空気調和機の運転開始から所定時間経過後
(室内ファン11aの回転数が安定した時点)でモータ
11の印加電圧を検出、記憶し、この印加電圧を用いて
もよい。この場合、その印加電圧を得た後に、図4に示
すルーチンを実行すればよい。これにより、例えば室内
機のフィルタの汚れ等により、室内熱交換器3に結露が
生じ始め、あるいは結露が生じたといった誤った判断が
行われることもない。
【0026】また、前記電磁弁10の代わりに、膨張弁
を用いてもよい。この場合、膨張弁を開閉制御する。前
記室内熱交換器3が2つより多いパス構造である場合、
2つ以上のパスの冷媒入力側にそれぞれ弁を配置し、各
弁を制御するようにしてもよい。この場合、各弁を同時
に開閉制御し、あるいは各弁を任意に開閉制御する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この空気調和機の
請求項1の発明によると、室内熱交換器の複数パスのう
ち少なくとも1パスの冷媒入力側に弁を設け、空気調和
機の冷房・除湿(ドライ)運転時に、冷凍サイクルを構
成する圧縮機の運転がオンしてから所定時間後に室内フ
ァンのモータ印加電圧を検出するとともに、この検出モ
ータ印加電圧と所定値とを比較し、この比較結果により
その弁を制御し、室内熱交換器の容量を可変するように
したので、室内ファンのモータ印加電圧が所定値より低
いときには、室内熱交換器へ結露が生じ始め、あるいは
結露が生じたことによるとして室内の湿度が高いと判断
することができ、つまり湿度センサなしに室内の湿度状
態を判断することができ、このような室内の湿度が高い
と判断した場合電磁弁を閉じて室内熱交換器の容量を減
らし、潜熱変化優先の運転を行うことにより、湿戻りを
軽減することができ、また室温の低下も小さくなること
とも相まって室内の相対湿度を下げることができ、体感
的な肌寒さ等の不快感を軽減することができ、快適性の
向上が図れるという効果がある。
【0028】請求項2の発明によると、室内熱交換器前
記複数パスのうち少なくとも1パスの冷媒入力側に弁を
設け、空気調和機の冷房・除湿(ドライ)運転時に、冷
凍サイクルを構成する圧縮機の運転がオンしてから所定
時間後に室内ファンのモータ印加電圧を検出するととも
に、この検出モータ印加電圧と予め得ている送風時の室
内ファンのモータ印加電圧とを比較し、検出モータ印加
電圧の方が低いときにはその弁を閉じて室内熱交換器の
容量を減らすようにしたので、室内ファンのモータ印加
電圧が送風時の室内ファンのモータ印加電圧より低いと
きには、室内熱交換器に結露が生じ始め、あるいは結露
が生じて室内ファンの回転数が上昇したものとし、これ
により室内の湿度が高いと判断して電磁弁を閉じ、室内
熱交換器の容量を減少させて潜熱変化優先の運転を行う
ことにより、湿戻りを軽減することができ、また室温の
低下も小さくなることとも相まって室内の相対湿度が下
がり、請求項1と同じ効果を奏する。
【0029】請求項3の発明によると、室内熱交換器の
2パスのうちの一方のパスの冷媒入力側に弁を設け、空
気調和機の冷房・除湿(ドライ)運転時に、冷凍サイク
ルを構成する圧縮機の運転がオンしてから所定時間後に
室内ファンのモータ印加電圧を検出するとともに、この
検出モータ印加電圧と予め得ている送風時の室内ファン
のモータ印加電圧とを比較し、検出モータ印加電圧の方
が低いときにはその弁を閉じて室内熱交換器の容量を減
らし、潜熱変化優先の運転を行うようにしたので、室内
ファンのモータ印加電圧が送風時の室内ファンのモータ
印加電圧より低いときには、室内熱交換器に結露が生じ
始め、あるいは結露が生じて室内ファンの回転数が上昇
したものとし、これにより室内の湿度が高いと判断して
電磁弁を閉じることができ、室内熱交換器の容量をほぼ
半分に減らすことにより潜熱変化優先の運転を行うこと
ができ、湿戻りをより軽減することができ、また室温の
低下も小さくなることとも相まって室内の相対湿度をよ
り下げることができ、体感的な肌寒さ等の不快感を軽減
することができ、快適性の向上が図れるという効果があ
る。
【0030】請求項4の発明によると、請求項2または
3において前記弁を閉じている場合、前記検出モータ印
加電圧が予め得ている送風時の室内ファンのモータ印加
電圧以上になったときには前記弁を開いて前記室内熱交
換器の容量をもとに戻すようにしたので、請求項2また
は3の効果に加え、例えば外乱等により室温が上昇した
場合でも室温を直ちに下げることができ、快適性の悪化
を防止することができる。
【0031】請求項5の発明によると、請求項1,2,
3または4における弁は電磁弁あるいは膨張弁であり、
この電磁弁あるいは膨張弁を当該空気調和機の制御手段
で制御するようにしたので、請求項2,3または4の効
果に加え、電磁弁あるいは膨張弁だけを配置すればよ
く、それほどコストアップにならずに済むという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を説明する空気調和機
の制御装置の概略的ブロック線図。
【図2】この発明の空気調和機の冷凍サイクルを説明す
る概略的構成図。
【図3】この発明の空気調和機の室内機を説明する概略
的側断面図。
【図4】図1に示す制御装置の動作を説明する概略的フ
ローチャート図。
【図5】従来の空気調和機の冷凍サイクルを説明する概
略的構成図。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 室内熱交換器 10 電磁弁(弁) 11 モータ(室内ファン11aの) 11a 室内ファン 12 室内機制御部 12a 送風時モータ電圧データ部 12b ファンモータ駆動回路 12c モータ印加電圧検出部 12d 演算部 12e 電磁弁駆動回路 13 室外機制御部 13a 圧縮機駆動回路 13b タイマ部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルを構成する室内熱交換器を
    複数パス構造とし、該室内熱交換器に冷媒を循環する一
    方、室内ファンの回転数をフィードバック制御し、室温
    を設定温度にコントロールする空気調和機において、 前記複数パスのうち、少なくとも1パスの冷媒入力側に
    弁を設け、前記空気調和機の冷房・除湿(ドライ)運転
    時に、前記冷凍サイクルを構成する圧縮機の運転がオン
    してから所定時間後に前記室内ファンのモータ印加電圧
    を検出するとともに、該検出モータ印加電圧と所定値と
    を比較し、該比較結果により前記弁を制御し、前記室内
    熱交換器の容量を可変するようにしたことを特徴とする
    空気調和機。
  2. 【請求項2】 冷凍サイクルを構成する室内熱交換器を
    複数パス構造とし、該室内熱交換器に冷媒を循環する一
    方、室内ファンの回転数をフィードバック制御し、室温
    を設定温度にコントロールする空気調和機において、 前記複数パスのうち、少なくとも1パスの冷媒入力側に
    弁を設け、前記空気調和機の冷房・除湿(ドライ)運転
    時に、前記冷凍サイクルを構成する圧縮機の運転がオン
    してから所定時間後に前記室内ファンのモータ印加電圧
    を検出するとともに、該検出モータ印加電圧と予め得て
    いる送風時の室内ファンのモータ印加電圧とを比較し、
    前記検出モータ印加電圧の方が低いときには前記弁を閉
    じて前記室内熱交換器の容量を減らすようにしたことを
    特徴とする空気調和機。
  3. 【請求項3】 冷凍サイクルを構成する室内熱交換器を
    2パス構造とし、該室内熱交換器に冷媒を循環する一
    方、室内ファンの回転数をフィードバック制御し、室温
    を設定温度にコントロールする空気調和機において、 前記2パスのうちの一方のパスの冷媒入力側に弁を設
    け、前記空気調和機の冷房・除湿(ドライ)運転時に、
    前記冷凍サイクルを構成する圧縮機の運転がオンしてか
    ら所定時間後に前記室内ファンのモータ印加電圧を検出
    するとともに、該検出モータ印加電圧と予め得ている送
    風時の室内ファンのモータ印加電圧とを比較し、前記検
    出モータ印加電圧の方が低いときには前記弁を閉じて前
    記室内熱交換器の容量を減らし、潜熱変化優先の運転を
    行うようにしたことを特徴とする空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記弁を閉じている場合、前記検出モ
    ータ印加電圧が予め得ている送風時の室内ファンのモー
    タ印加電圧以上になったときには前記弁を開いて前記室
    内熱交換器の容量をもとに戻すようにした請求項2また
    は3記載の空気調和機。
  5. 【請求項5】 前記弁は電磁弁あるいは膨張弁であり、
    該電磁弁あるいは膨張弁を当該空気調和機の制御手段で
    制御するようにした請求項1,2,3または4記載の空
    気調和機。
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