JP3453432B2 - 塗料塗布用容器 - Google Patents
塗料塗布用容器Info
- Publication number
- JP3453432B2 JP3453432B2 JP19568094A JP19568094A JP3453432B2 JP 3453432 B2 JP3453432 B2 JP 3453432B2 JP 19568094 A JP19568094 A JP 19568094A JP 19568094 A JP19568094 A JP 19568094A JP 3453432 B2 JP3453432 B2 JP 3453432B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wiper
- bottle
- paint
- mouth
- application container
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗料を塗布するための
塗料塗布用容器に関し、特に、住宅の窓、自動車の窓等
に使用されるガラス製あるいはポリカーボネート、アク
リル等の合成樹脂製の対象物に塗料を塗布するための塗
料塗布用容器、例えば、紫外線吸収塗料を塗布するため
塗料塗布用容器に関する。
塗料塗布用容器に関し、特に、住宅の窓、自動車の窓等
に使用されるガラス製あるいはポリカーボネート、アク
リル等の合成樹脂製の対象物に塗料を塗布するための塗
料塗布用容器、例えば、紫外線吸収塗料を塗布するため
塗料塗布用容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、塗料を収容かつ保存するための
塗料用容器と、塗料を対象物に塗布する際に使用する塗
布専用の塗布用部材とが互いに独立した別々の部品とし
て存在しており、あるいはこれらの塗料用容器及び塗布
用部材が一つのキットとして販売されていた。塗料を塗
布する際、使用者は、塗料用容器の蓋を開けて中の塗料
を塗布用部材に吸収させ、塗布用部材のみを手で持って
対象物への塗布作業を行っていた。
塗料用容器と、塗料を対象物に塗布する際に使用する塗
布専用の塗布用部材とが互いに独立した別々の部品とし
て存在しており、あるいはこれらの塗料用容器及び塗布
用部材が一つのキットとして販売されていた。塗料を塗
布する際、使用者は、塗料用容器の蓋を開けて中の塗料
を塗布用部材に吸収させ、塗布用部材のみを手で持って
対象物への塗布作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この塗布用部材は、吸
収及び保持能力の優れたフエルト材料等から作られてお
り、塗布性能の向上が図られているが、一度の吸収容量
には限度があり、容器から塗布用部材へ塗料を供給する
作業を頻繁に繰り返す必要があった。
収及び保持能力の優れたフエルト材料等から作られてお
り、塗布性能の向上が図られているが、一度の吸収容量
には限度があり、容器から塗布用部材へ塗料を供給する
作業を頻繁に繰り返す必要があった。
【0004】又、靴墨等で収納部と塗布部とが一体にな
った容器を使用するものもあるが、ほとんどが丸型容器
であり、単に収納部と塗布部とを一体に構成したにとど
まり、塗布面積、塗布作業の容易さ等の使い勝手、並び
に塗布された塗料の仕上り状態等に関しては問題があっ
た。
った容器を使用するものもあるが、ほとんどが丸型容器
であり、単に収納部と塗布部とを一体に構成したにとど
まり、塗布面積、塗布作業の容易さ等の使い勝手、並び
に塗布された塗料の仕上り状態等に関しては問題があっ
た。
【0005】本発明の目的は、ボトル内の塗料を残量に
応じて効果的にワイパに供給し、適量の塗料を連続的
に、かつワイパの一部に偏らせることなくほぼ全体にわ
たって吸収させ、塗布作業の効率を大幅に向上させると
共に、塗布対象物において多数存在し得る角部も容易に
塗布でき、作業能率を向上させると共に良好な塗布仕上
げ面を実現する塗料塗布用容器を提供することにある。
応じて効果的にワイパに供給し、適量の塗料を連続的
に、かつワイパの一部に偏らせることなくほぼ全体にわ
たって吸収させ、塗布作業の効率を大幅に向上させると
共に、塗布対象物において多数存在し得る角部も容易に
塗布でき、作業能率を向上させると共に良好な塗布仕上
げ面を実現する塗料塗布用容器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、前述の
目的は、塗料を収容すべくほぼ箱形に形成されたボトル
と、ボトルの上面において偏倚して設けられた口部と、
ボトル内の塗料を吸収して対象物に塗布するためのシー
ト状のワイパと、ワイパを上部に保持すべく形成されて
おり、ボトル内の塗料をワイパに供給すべく口部にはめ
合わされる管状突起部と管状突起部に連通するように上
部に設けられたオリフィスとを有しており、口部を収容
すると共に管状突起部が口部から外れて口部に対向する
第1の位置と管状突起部が口部にはめ合わされると共に
端部がボトルの側面から突出しない第2の位置と第2の
位置から口部を中心として半回転しており、一端がボト
ルの側面から突出する第3の位置とでボトルの上部に着
脱自在に取り付けられるほぼ箱形のワイパ保持部材と、
ワイパをおおうようにボトルの上部に着脱自在なカバー
とを備えている塗料塗布用容器によって達成される。
目的は、塗料を収容すべくほぼ箱形に形成されたボトル
と、ボトルの上面において偏倚して設けられた口部と、
ボトル内の塗料を吸収して対象物に塗布するためのシー
ト状のワイパと、ワイパを上部に保持すべく形成されて
おり、ボトル内の塗料をワイパに供給すべく口部にはめ
合わされる管状突起部と管状突起部に連通するように上
部に設けられたオリフィスとを有しており、口部を収容
すると共に管状突起部が口部から外れて口部に対向する
第1の位置と管状突起部が口部にはめ合わされると共に
端部がボトルの側面から突出しない第2の位置と第2の
位置から口部を中心として半回転しており、一端がボト
ルの側面から突出する第3の位置とでボトルの上部に着
脱自在に取り付けられるほぼ箱形のワイパ保持部材と、
ワイパをおおうようにボトルの上部に着脱自在なカバー
とを備えている塗料塗布用容器によって達成される。
【0007】
【作用】本発明の塗料塗布用容器によれば、塗料を収容
するボトルとボトル内の塗料を吸収して対象物に塗布す
るためのワイパとがワイパ保持部材によって一体に構成
されている。更に、ボトルの口部はボトルの上面におい
て偏倚して設けられており、ワイパを保持するワイパ保
持部材は三つの位置、即ち、ボトルの口部を収容すると
共にワイパ保持部材の管状突起部がボトルの口部から外
れて口部に対向する第1の位置と管状突起部が口部には
め合わされると共にワイパ保持部材の端部がボトルの側
面から突出しない第2の位置と第2の位置から口部を中
心として半回転しており、ワイパ保持部材の一端がボト
ルの側面から突出する第3の位置とでボトルの上部に着
脱自在に取り付けられる。それ故、塗料塗布用容器を使
用しないときは、ワイパ保持部材を第1の位置に取り付
けることによってこの容器の保管及び携帯を便利にし
得、塗料塗布用容器を使用して塗布作業を行うときは、
ボトル内に残っている塗料の残量に応じてワイパ保持部
材を第2及び第3の位置のいずれか一方に取り付けるこ
とによって、ほぼ鉛直方向に伸展する対象物に対してワ
イパを対面させた場合に塗料残量によって姿勢を変化さ
せる必要がある塗料塗布用容器において、ワイパにおけ
るボトルの口部下方に伸長する部分を口部上方に位置す
る部分よりも常に大きく配置し得、重力あるいは手の押
圧力によってボトルの口部から排出される塗料を管状突
起部及びオリフィスを介してワイパの大部分に供給し得
る。従って、ボトル内の塗料を効果的にワイパに供給し
得、適量の塗料を連続的に、かつワイパの一部に偏らせ
ることなくほぼ全体にわたって吸収させ得、塗布作業の
効率を大幅に向上させ得る。加えて、ほぼ箱形のワイパ
保持部材に保持されるシート状のワイパは、塗布部が長
方形状に形成され、塗布対象物において多数存在し得る
角部も容易に塗布し得、作業能率を向上させると共に塗
り残しのない良好な塗布仕上げ面を実現し得る。
するボトルとボトル内の塗料を吸収して対象物に塗布す
るためのワイパとがワイパ保持部材によって一体に構成
されている。更に、ボトルの口部はボトルの上面におい
て偏倚して設けられており、ワイパを保持するワイパ保
持部材は三つの位置、即ち、ボトルの口部を収容すると
共にワイパ保持部材の管状突起部がボトルの口部から外
れて口部に対向する第1の位置と管状突起部が口部には
め合わされると共にワイパ保持部材の端部がボトルの側
面から突出しない第2の位置と第2の位置から口部を中
心として半回転しており、ワイパ保持部材の一端がボト
ルの側面から突出する第3の位置とでボトルの上部に着
脱自在に取り付けられる。それ故、塗料塗布用容器を使
用しないときは、ワイパ保持部材を第1の位置に取り付
けることによってこの容器の保管及び携帯を便利にし
得、塗料塗布用容器を使用して塗布作業を行うときは、
ボトル内に残っている塗料の残量に応じてワイパ保持部
材を第2及び第3の位置のいずれか一方に取り付けるこ
とによって、ほぼ鉛直方向に伸展する対象物に対してワ
イパを対面させた場合に塗料残量によって姿勢を変化さ
せる必要がある塗料塗布用容器において、ワイパにおけ
るボトルの口部下方に伸長する部分を口部上方に位置す
る部分よりも常に大きく配置し得、重力あるいは手の押
圧力によってボトルの口部から排出される塗料を管状突
起部及びオリフィスを介してワイパの大部分に供給し得
る。従って、ボトル内の塗料を効果的にワイパに供給し
得、適量の塗料を連続的に、かつワイパの一部に偏らせ
ることなくほぼ全体にわたって吸収させ得、塗布作業の
効率を大幅に向上させ得る。加えて、ほぼ箱形のワイパ
保持部材に保持されるシート状のワイパは、塗布部が長
方形状に形成され、塗布対象物において多数存在し得る
角部も容易に塗布し得、作業能率を向上させると共に塗
り残しのない良好な塗布仕上げ面を実現し得る。
【0008】本発明による塗料塗布用容器の好ましい特
徴によれば、ボトルはボトルの内部を密閉すべく口部に
着脱自在に取り付けられるキャップを備えており、ワイ
パ保持部材は第3の位置においてキャップが取り付けら
れた口部を収容するように構成されているのがよい。こ
れにより、ボトルに収容された揮発性の塗料等を確実に
密封保存し得る。
徴によれば、ボトルはボトルの内部を密閉すべく口部に
着脱自在に取り付けられるキャップを備えており、ワイ
パ保持部材は第3の位置においてキャップが取り付けら
れた口部を収容するように構成されているのがよい。こ
れにより、ボトルに収容された揮発性の塗料等を確実に
密封保存し得る。
【0009】本発明による塗料塗布用容器の他の好まし
い特徴によれば、ワイパが不織布であるのがよい。これ
により、ワイパにおけるけばだちがほとんどなくなり、
塗布時に塗布対象面に気泡が発生して残存するのを防止
し得、良好な塗布仕上げ面を実現し得る。
い特徴によれば、ワイパが不織布であるのがよい。これ
により、ワイパにおけるけばだちがほとんどなくなり、
塗布時に塗布対象面に気泡が発生して残存するのを防止
し得、良好な塗布仕上げ面を実現し得る。
【0010】本発明による容器の更に他の好ましい特徴
によれば、ワイパ保持部材は、オリフィスを介して供給
される塗料をワイパに吸収させるべく長手方向に伸長す
ると共にオリフィスに接続された縦溝を上部表面に有し
ているのがよい。これにより、重力あるいは手の押圧力
によってボトルの口部から排出され、管状突起部及びオ
リフィスを介して供給される塗料をワイパの大部分に導
いて確実に吸収させ得る。
によれば、ワイパ保持部材は、オリフィスを介して供給
される塗料をワイパに吸収させるべく長手方向に伸長す
ると共にオリフィスに接続された縦溝を上部表面に有し
ているのがよい。これにより、重力あるいは手の押圧力
によってボトルの口部から排出され、管状突起部及びオ
リフィスを介して供給される塗料をワイパの大部分に導
いて確実に吸収させ得る。
【0011】本発明による容器の更に他の好ましい特徴
によれば、ワイパ保持部材が、ワイパを載置するワイパ
台とワイパの両側部をワイパ台との間に挟んで押さえる
角形環状のワイパ押えとを備えているのがよい。これに
より、ワイパをしっかりと保持してボトルと一体化させ
得ると共にワイパの交換作業も容易にする。
によれば、ワイパ保持部材が、ワイパを載置するワイパ
台とワイパの両側部をワイパ台との間に挟んで押さえる
角形環状のワイパ押えとを備えているのがよい。これに
より、ワイパをしっかりと保持してボトルと一体化させ
得ると共にワイパの交換作業も容易にする。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に示す好ましい実施例を
用いて詳述する。
用いて詳述する。
【0013】本実施例の塗料塗布用容器は、塗料を収容
かつ保存するボトルとこの塗料を対象物へ塗布するため
のワイパとを一体化したものであり、使用者がボトル部
分を手で保持して、住宅の窓ガラス、自動車の窓ガラス
等の対象物に紫外線吸収塗料を塗布するものである。塗
料としては、紫外線吸収塗料の他に、撥水塗料、静電防
止塗料等が適用される。
かつ保存するボトルとこの塗料を対象物へ塗布するため
のワイパとを一体化したものであり、使用者がボトル部
分を手で保持して、住宅の窓ガラス、自動車の窓ガラス
等の対象物に紫外線吸収塗料を塗布するものである。塗
料としては、紫外線吸収塗料の他に、撥水塗料、静電防
止塗料等が適用される。
【0014】この塗料塗布用容器は、図1にその外形を
示すと共に図2及び図3にその各断面を示すように、塗
料を収容すべくほぼ箱形に形成されたボトル1と、ボト
ル1内の塗料を吸収して対象物に塗布するためのワイパ
2と、ワイパ2を上部に載置するワイパ台3と、ワイパ
2をワイパ台3との間に挟んで押さえる角形環状のワイ
パ押え4と、塵埃の侵入及び塗料の揮発等を防止するた
めにワイパ2をおおうようにボトル1の上部において着
脱自在なカバー5とを有している。
示すと共に図2及び図3にその各断面を示すように、塗
料を収容すべくほぼ箱形に形成されたボトル1と、ボト
ル1内の塗料を吸収して対象物に塗布するためのワイパ
2と、ワイパ2を上部に載置するワイパ台3と、ワイパ
2をワイパ台3との間に挟んで押さえる角形環状のワイ
パ押え4と、塵埃の侵入及び塗料の揮発等を防止するた
めにワイパ2をおおうようにボトル1の上部において着
脱自在なカバー5とを有している。
【0015】ボトル1は、使用者が手で保持し易いよう
に箱形になっており、複数回の塗布作業に必要充分な量
の塗料(例えば、約6m2)が収容されるように形成さ
れている。又、ボトル1は内部塗料の排出を促すべく手
の押圧力で変形させ得るような適当な弾性を有していて
もよい。図2に示すように、ボトル1の口部6は、ボト
ル1の上部において長手方向に関して中心からずれた位
置に設けられており、この口部6には前記ボトルの内部
を密閉すべくキャップ7が螺合される。更に、ボトル1
は、ワイパ押え4をはめ込むためのショルダ部1a及び
溝部1bを有している。
に箱形になっており、複数回の塗布作業に必要充分な量
の塗料(例えば、約6m2)が収容されるように形成さ
れている。又、ボトル1は内部塗料の排出を促すべく手
の押圧力で変形させ得るような適当な弾性を有していて
もよい。図2に示すように、ボトル1の口部6は、ボト
ル1の上部において長手方向に関して中心からずれた位
置に設けられており、この口部6には前記ボトルの内部
を密閉すべくキャップ7が螺合される。更に、ボトル1
は、ワイパ押え4をはめ込むためのショルダ部1a及び
溝部1bを有している。
【0016】ボトル1の材質は、塗料の種類によって、
ポリプロピレン、ポリエチレン等のプラスチック材料及
びガラス材料の中から適宜選択されるが、紫外線吸収塗
料の場合はポリプロピレンが適している。
ポリプロピレン、ポリエチレン等のプラスチック材料及
びガラス材料の中から適宜選択されるが、紫外線吸収塗
料の場合はポリプロピレンが適している。
【0017】ワイパ2は、方形に切断されたものが使用
され、図3に示すようにワイパ保持部材としてのワイパ
台3とワイパ押え4とに挟まれてボトル1の上部にコの
字状に配置される。従って、ワイパ2の塗布部は長方形
状に形成され、住宅の窓ガラス、自動車の窓ガラス等の
対象物において多数存在する塗布困難な角部を塗り残し
なしに作業し得る。
され、図3に示すようにワイパ保持部材としてのワイパ
台3とワイパ押え4とに挟まれてボトル1の上部にコの
字状に配置される。従って、ワイパ2の塗布部は長方形
状に形成され、住宅の窓ガラス、自動車の窓ガラス等の
対象物において多数存在する塗布困難な角部を塗り残し
なしに作業し得る。
【0018】ワイパ2の材質は、フエルト、ティッシ
ュ、プレープクラフトあるいは不織布等の塗料吸収能力
及び塗布性能の優れたものがその適性に応じて使用され
る。塗布対象物がガラスである場合、塗布時にガラス面
に気泡が発生して残らないように、けばだちのないもの
が好ましく、紫外線吸収塗料用としてはレーヨン加工さ
れたほぼ4mm厚の不織布が適している。
ュ、プレープクラフトあるいは不織布等の塗料吸収能力
及び塗布性能の優れたものがその適性に応じて使用され
る。塗布対象物がガラスである場合、塗布時にガラス面
に気泡が発生して残らないように、けばだちのないもの
が好ましく、紫外線吸収塗料用としてはレーヨン加工さ
れたほぼ4mm厚の不織布が適している。
【0019】ワイパ台3は、下方開放の箱形であり、図
2に示されるように、ボトル1の上部においてキャップ
7が取り付けられた口部6を収容しつつ載置されると共
に角形環状のワイパ押え4と組み合わされるように構成
されている。ワイパ2は、中央部分がワイパ台3の上部
に載置されると共に両側部分がワイパ台3とワイパ押え
4との間に挟まれて保持される。
2に示されるように、ボトル1の上部においてキャップ
7が取り付けられた口部6を収容しつつ載置されると共
に角形環状のワイパ押え4と組み合わされるように構成
されている。ワイパ2は、中央部分がワイパ台3の上部
に載置されると共に両側部分がワイパ台3とワイパ押え
4との間に挟まれて保持される。
【0020】ワイパ台3は、その上部底面から下方に伸
長しており、ボトル1の口部6にはめ込まれる管状突起
部8を有している。ワイパ台3の上部表面には、図4に
示すような長手方向に伸長する縦溝9が設けられてお
り、縦溝9と管状突起部8の内部とはオリフィス10に
よって連通されている。従って、ボトル1内の塗料は口
部6から管状突起部8及びオリフィス10を介して縦溝
9に沿って供給され、ワイパ2に吸収される。
長しており、ボトル1の口部6にはめ込まれる管状突起
部8を有している。ワイパ台3の上部表面には、図4に
示すような長手方向に伸長する縦溝9が設けられてお
り、縦溝9と管状突起部8の内部とはオリフィス10に
よって連通されている。従って、ボトル1内の塗料は口
部6から管状突起部8及びオリフィス10を介して縦溝
9に沿って供給され、ワイパ2に吸収される。
【0021】ワイパ押え4はショルダ部4aを有してお
り、カバー5はショルダ部4aに当接するようにはめ込
まれる。
り、カバー5はショルダ部4aに当接するようにはめ込
まれる。
【0022】塗料塗布用容器を使用しないときは、図2
に示すように、塗料をボトル1内に密閉収容すべくボト
ル1の口部をキャップ7で閉鎖しており、ワイパ2、ワ
イパ台3、ワイパ押え4及びカバー5からなるワイパ組
立11は、容器の保管及び携帯に便利なように管状突起
部8がボトル1の口部6から外れて口部6に対向すると
共にキャップ7が螺合された口部6を収容する位置(第
1の位置)に、ワイパ押え4の下側周端縁がショルダ部
1aに当接するように取り付けられている。
に示すように、塗料をボトル1内に密閉収容すべくボト
ル1の口部をキャップ7で閉鎖しており、ワイパ2、ワ
イパ台3、ワイパ押え4及びカバー5からなるワイパ組
立11は、容器の保管及び携帯に便利なように管状突起
部8がボトル1の口部6から外れて口部6に対向すると
共にキャップ7が螺合された口部6を収容する位置(第
1の位置)に、ワイパ押え4の下側周端縁がショルダ部
1aに当接するように取り付けられている。
【0023】この塗料塗布用容器を使用するときは、ワ
イパ組立11を外してボトル1の口部6からキャップ7
を取り外し、図5及び図6に示すように、ワイパ台3の
管状突起部8を口部6にはめ合わせると共にワイパ押え
4の下側周端縁がショルダ部1aに当接するような位置
(第2の位置)に取り付け、カバー5を外して対象物に
対して塗布を行う。
イパ組立11を外してボトル1の口部6からキャップ7
を取り外し、図5及び図6に示すように、ワイパ台3の
管状突起部8を口部6にはめ合わせると共にワイパ押え
4の下側周端縁がショルダ部1aに当接するような位置
(第2の位置)に取り付け、カバー5を外して対象物に
対して塗布を行う。
【0024】ボトル1内に塗料がほぼ一杯入っている場
合は、ワイパ組立11をこの位置(第2の位置)に取り
付け、ほぼ鉛直方向に伸展する対象物に対してワイパ2
を対面させると共にボトル1の長手方向に関して口部6
が上方に位置するように手で持って使用すると、重力あ
るいは手の押圧力によって口部6から排出された塗料が
管状突起部8及びオリフィス10を介して供給され、縦
溝9に沿って下方に流れてワイパ2の大部分に吸収され
る。
合は、ワイパ組立11をこの位置(第2の位置)に取り
付け、ほぼ鉛直方向に伸展する対象物に対してワイパ2
を対面させると共にボトル1の長手方向に関して口部6
が上方に位置するように手で持って使用すると、重力あ
るいは手の押圧力によって口部6から排出された塗料が
管状突起部8及びオリフィス10を介して供給され、縦
溝9に沿って下方に流れてワイパ2の大部分に吸収され
る。
【0025】ボトル1内の塗料の量が減り、塗料液面が
口部6付近あるいは下方に位置して塗料の出が悪くなっ
た場合は、ワイパ組立11を第2の位置から口部6を中
心として半回転(180゜回転)させ、図7に示すよう
に、ワイパ組立11の一端がボトル1の側面から突出す
る位置(第3の位置)においてワイパ押え4の下側周端
縁がショルダ部1aの一部及び溝部1bに当接するよう
に取り付ける。
口部6付近あるいは下方に位置して塗料の出が悪くなっ
た場合は、ワイパ組立11を第2の位置から口部6を中
心として半回転(180゜回転)させ、図7に示すよう
に、ワイパ組立11の一端がボトル1の側面から突出す
る位置(第3の位置)においてワイパ押え4の下側周端
縁がショルダ部1aの一部及び溝部1bに当接するよう
に取り付ける。
【0026】ワイパ組立11をこの位置(第3の位置)
に取り付け、先程とは反対にボトル1の口部6が下方に
位置するように手で持って使用すると、重力あるいは手
の押圧力によって口部6から排出された塗料が管状突起
部8及びオリフィス10を介して供給され、縦溝9に沿
って下方に流れてワイパ2の大部分に供給される。
に取り付け、先程とは反対にボトル1の口部6が下方に
位置するように手で持って使用すると、重力あるいは手
の押圧力によって口部6から排出された塗料が管状突起
部8及びオリフィス10を介して供給され、縦溝9に沿
って下方に流れてワイパ2の大部分に供給される。
【0027】従って、ボトル1内の塗料がその残量に応
じて適切にワイパ2に供給され、適量の塗料が連続的
に、ワイパ2の一部に偏ることなくほぼ全体にわたって
吸収され、塗布作業の効率が大幅に向上する。
じて適切にワイパ2に供給され、適量の塗料が連続的
に、ワイパ2の一部に偏ることなくほぼ全体にわたって
吸収され、塗布作業の効率が大幅に向上する。
【0028】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明の塗料塗
布用容器によれば、塗料を収容するボトルとボトル内の
塗料を吸収して対象物に塗布するためのワイパとがワイ
パ保持部材によって一体に構成されており、更に、ボト
ルの口部はボトルの上面において偏倚して設けられ、ワ
イパを保持するワイパ保持部材は三つの位置でボトルの
上部に着脱自在に取り付けられるが故に、塗料塗布用容
器を使用しないときは、ワイパ保持部材を第1の位置に
取り付けることによってこの容器の保管及び携帯を便利
にし得、塗料塗布用容器を使用して塗布作業を行うとき
は、ボトル内に残っている塗料の残量に応じてワイパ保
持部材を第2及び第3の位置のいずれか一方に取り付け
ることによって、ほぼ鉛直方向に伸展する対象物に対し
てワイパを対面させた場合に塗料の残量によって姿勢を
変化させる必要がある塗料塗布用容器において、ワイパ
におけるボトルの口部下方に伸長する部分を口部上方に
位置する部分よりも常に大きく配置し得、重力あるいは
手の押圧力によってボトルの口部から排出される塗料を
管状突起部及びオリフィスを介してワイパの大部分に供
給し得る。従って、ボトル内の塗料を効果的にワイパに
供給し得、適量の塗料を連続的に、かつワイパの一部に
偏らせることなくほぼ全体にわたって吸収させ得、塗布
作業の効率を大幅に向上させ得る。加えて、ほぼ箱形の
ワイパ保持部材に保持されるシート状のワイパは、塗布
部が長方形状に形成され、塗布対象物において多数存在
し得る角部も容易に塗布し得、作業能率を向上させると
共に塗り残しのない良好な塗布仕上げ面を実現し得る。
布用容器によれば、塗料を収容するボトルとボトル内の
塗料を吸収して対象物に塗布するためのワイパとがワイ
パ保持部材によって一体に構成されており、更に、ボト
ルの口部はボトルの上面において偏倚して設けられ、ワ
イパを保持するワイパ保持部材は三つの位置でボトルの
上部に着脱自在に取り付けられるが故に、塗料塗布用容
器を使用しないときは、ワイパ保持部材を第1の位置に
取り付けることによってこの容器の保管及び携帯を便利
にし得、塗料塗布用容器を使用して塗布作業を行うとき
は、ボトル内に残っている塗料の残量に応じてワイパ保
持部材を第2及び第3の位置のいずれか一方に取り付け
ることによって、ほぼ鉛直方向に伸展する対象物に対し
てワイパを対面させた場合に塗料の残量によって姿勢を
変化させる必要がある塗料塗布用容器において、ワイパ
におけるボトルの口部下方に伸長する部分を口部上方に
位置する部分よりも常に大きく配置し得、重力あるいは
手の押圧力によってボトルの口部から排出される塗料を
管状突起部及びオリフィスを介してワイパの大部分に供
給し得る。従って、ボトル内の塗料を効果的にワイパに
供給し得、適量の塗料を連続的に、かつワイパの一部に
偏らせることなくほぼ全体にわたって吸収させ得、塗布
作業の効率を大幅に向上させ得る。加えて、ほぼ箱形の
ワイパ保持部材に保持されるシート状のワイパは、塗布
部が長方形状に形成され、塗布対象物において多数存在
し得る角部も容易に塗布し得、作業能率を向上させると
共に塗り残しのない良好な塗布仕上げ面を実現し得る。
【図1】本発明の実施例の全体見取図である。
【図2】同実施例においてワイパ組立が第1の位置にあ
るときの縦断面図である。
るときの縦断面図である。
【図3】図2におけるAA断面図である。
【図4】同実施例におけるワイパ台の上面図である。
【図5】同実施例においてワイパ組立が第2の位置にあ
るときの縦断面図である。
るときの縦断面図である。
【図6】図5におけるBB断面図である。
【図7】同実施例においてワイパ組立が第3の位置にあ
るときの縦断面図である。
るときの縦断面図である。
1 ボトル
1a ショルダ部
1b 溝部
2 ワイパ
3 ワイパ台
4 ワイパ押え
4a ショルダ部
5 カバー
6 口部
7 キャップ
8 管状突起部
9 縦溝
10 オリフィス
11 ワイパ組立
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 実開 平3−98977(JP,U)
実開 昭48−72042(JP,U)
実開 平3−66677(JP,U)
実開 昭57−165283(JP,U)
実開 平1−9165(JP,U)
実開 昭61−55959(JP,U)
実公 昭63−21341(JP,Y2)
実公 平3−17975(JP,Y2)
実公 昭48−26282(JP,Y1)
登録実用新案3015240(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B65D 83/00
B05C 17/00
Claims (5)
- 【請求項1】 塗料を収容すべくほぼ箱形に形成された
ボトルと、 前記ボトルの上面において偏倚して設けられた口部と、 前記ボトル内の塗料を吸収して対象物に塗布するための
シート状のワイパと、 前記ワイパを上部に保持すべく形成されており、前記ボ
トル内の塗料を前記ワイパに供給すべく前記口部にはめ
合わされる管状突起部と該管状突起部に連通するように
上部に設けられたオリフィスとを有しており、前記口部
を収容すると共に前記管状突起部が前記口部から外れて
該口部に対向する第1の位置と前記管状突起部が前記口
部にはめ合わされると共に端部が前記ボトルの側面から
突出しない第2の位置と該第2の位置から前記口部を中
心として半回転しており、一端が前記ボトルの側面から
突出する第3の位置とで前記ボトルの上部に着脱自在に
取り付けられるほぼ箱形のワイパ保持部材と、 前記ワイパをおおうように前記ボトルの上部に着脱自在
なカバーとを備えている塗料塗布用容器。 - 【請求項2】 前記ボトルは該ボトルの内部を密閉すべ
く前記口部に着脱自在に取り付けられるキャップを備え
ており、前記ワイパ保持部材は前記第1の位置において
前記キャップが取り付けられた口部を収容するように構
成されている請求項1に記載の塗料塗布用容器。 - 【請求項3】 前記ワイパが不織布である請求項1又は
2に記載の塗料塗布用容器。 - 【請求項4】 前記ワイパ保持部材は、前記オリフィス
を介して供給される塗料を前記ワイパに吸収させるべく
長手方向に伸長すると共に前記オリフィスに接続された
縦溝を上部表面に有している請求項1から3のいずれか
一項に記載の塗料塗布用容器。 - 【請求項5】 前記ワイパ保持部材が、前記ワイパを載
置するワイパ台と該ワイパの両側部を前記ワイパ台との
間に挟んで押さえる角形環状のワイパ押えとを備えてい
る請求項1から4のいずれか一項に記載の塗料塗布用容
器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19568094A JP3453432B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 塗料塗布用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19568094A JP3453432B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 塗料塗布用容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858855A JPH0858855A (ja) | 1996-03-05 |
JP3453432B2 true JP3453432B2 (ja) | 2003-10-06 |
Family
ID=16345222
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19568094A Expired - Fee Related JP3453432B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | 塗料塗布用容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3453432B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002177862A (ja) * | 2000-12-15 | 2002-06-25 | Cci Corp | 液剤塗布具 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3015240U (ja) | 1995-02-28 | 1995-08-29 | シーシーアイ株式会社 | 液体収納容器 |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP19568094A patent/JP3453432B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3015240U (ja) | 1995-02-28 | 1995-08-29 | シーシーアイ株式会社 | 液体収納容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0858855A (ja) | 1996-03-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4085091B2 (ja) | 使い捨てアプリケータパッドアセンブリを有するアプリケータパッケージ | |
US7083044B1 (en) | Deep-set paint pan with a form fitted lid | |
EP3458163B1 (en) | Device for separately dispensing materials for use together on human skin | |
US20100032322A1 (en) | Artist's disposable paint palette | |
JP3453432B2 (ja) | 塗料塗布用容器 | |
JP3708605B2 (ja) | 化粧料容器 | |
US20100214375A1 (en) | Apparatus for refilling an ink cartridge for an inkjet printer | |
US6202837B1 (en) | Brush tub | |
US6945724B2 (en) | Coating tool and storage container | |
US3426888A (en) | Coloring set | |
US4180430A (en) | Envelope sealing device | |
US20050011805A1 (en) | Paint touch-up kit | |
JP2554136Y2 (ja) | ポンプ機構を用いた液状内容物吐出容器 | |
JP4184048B2 (ja) | 塗布栓 | |
JP2001523600A (ja) | 手持ち式マーキング器具 | |
KR101661740B1 (ko) | 도포부재를 구비한 튜브용기 | |
JPS638355Y2 (ja) | ||
CN221366409U (zh) | 一种分层颜料存放盒 | |
JPH09193598A (ja) | 白板消し具 | |
JP2007075542A (ja) | 衝撃吸収機能付きコンパクト容器 | |
JPS6316350Y2 (ja) | ||
KR200348865Y1 (ko) | 보드용 물펜 지우개 | |
JPH0433820Y2 (ja) | ||
JPS6345204Y2 (ja) | ||
CN217970406U (zh) | 一种便于取用的化学试剂包装瓶 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |