JP3453358B2 - 担体生物処理槽 - Google Patents
担体生物処理槽Info
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W10/00—Technologies for wastewater treatment
- Y02W10/10—Biological treatment of water, waste water, or sewage
Landscapes
- Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
Description
解する担体生物処理槽に関する。
は、例えば図2に示す構成が知られている。
Sを担体生物分解する槽本体2を備えている。そして、
この槽本体2の流入口3からこの槽本体2内に排水Sを
流入させ、この排水Sを散気および攪拌などによる曝気
により、この槽本体2内の多数の図示しない担体を流動
させる。
表面に生息する微生物が、排水S中の有機物と効率良く
接触して、この有機物を酸化分解する。さらに、新たな
排水Sを槽本体に流入することによって、図2(a)に示
すように、槽本体2の流出口4から生物分解された処理
水Wが越流して排出される。
担体の流出を防止するスクリーン5が取り付けられてい
る。
担体生物処理槽1では、通常、槽本体2内の排水Sの水
面には浮遊物質(Suspended Solids:SS)の塊であるス
カムが存在している。このため、スクリーン5は、排水
Sの水面との接触部分においてスカムによる目詰まりが
生じてしまい、このスカムを核としたスクリーン5の目
詰まりが広がることによりスクリーン5全体が詰まって
しまう。この結果、図2(b)に示すように、スクリーン
5の上端部で越流が生じてしまうので、槽本体2内の担
体が外部へと流出してしまう。
流出を防止するために、スクリーン5の直下に図示しな
い散気装置を取り付けて、このスクリーン5に気泡を当
てることにより、スクリーン5の目詰まりを防止するこ
とも考えられるが、このスクリーン5の目詰まりを効率
良く防止できない。
産排水などのような発泡しやすい排水Sの場合には、曝
気によって槽本体2内に異常発泡が容易に起こる。この
結果、図2(c)に示すように、槽本体2内の排水Sの発
泡面Bに担体が押し上げられてしまい、スクリーン5の
上端部から排水Sの越流が生じ、槽本体12内の担体が外
部へと流出してしまう。このため、スクリーン5の目詰
まりによる担体の流出、および異常発泡による担体の流
出を効率良く防止できないという問題を有している。
ので、担体の流出を効率良く防止できる担体生物処理槽
を提供することを目的とする。
処理槽は、上面に開口され排水が越流する越流部を有し
前記排水を担体生物分解する槽本体と、この槽本体の越
流部より上方に向けて突出した状態でこの槽本体内に配
設され前記越流部に通じる越流流路を形成する壁体と、
上端が前記槽本体の越流部より下方に位置し、前記槽本
体および前記壁体の間で前記越流流路を横断するスクリ
ーンとを具備し、前記壁体の上部は、前記担体の流出を
防止する担体越流防止手段で覆われているものである。
入させることにより、この槽本体内の排水がスクリーン
を通過した後、壁体により形成された越流流路へと流れ
ていく。この後、越流流路を通過した排水は、槽本体の
越流部から越流し、この槽本体の外部へと排出される。
このとき、槽本体および壁体の間で越流流路を横断する
スクリーンが、槽本体の越流部より下方に位置してい
る。このため、このスクリーンは、常時排水中に水没す
ることとなる。よって、このスクリーンが槽本体内にお
ける排水の水面のスカムに接触しないので、このスクリ
ーンが目詰まりし難くなる。よって、槽本体の越流部以
外での排水の越流が防止されるので、槽本体内の担体の
流出が効率良く防止される。
この発泡が壁体の上部まで上昇しても、壁体の上部に取
り付けた担体越流防止手段が、担体の流出を防止する。
よって、排水が異常発泡した際における担体の流出が防
止される。
1記載の担体生物処理槽において、スクリーンは、槽本
体から壁体に向けて上方に傾斜しているものである。
向けてスクリーンを上方に傾斜させたことにより、槽本
体内の排水の対流を円滑にし、排水内に対流している浮
遊物質を効果的に上方に押し上げる。このため、スクリ
ーンの目詰まりがより防止される。
一実施の形態の構成を図1を参照して説明する。
の担体生物処理槽11は、例えば畜産排水などの排水を処
理する処理槽である。また、この担体生物処理槽11内に
は、図示しない多数個の担体が入れられている。この担
体の表面には、好気性微生物などが生息している。
ての畜産排水Dが流入される有底円筒状の槽本体12を備
えている。この槽本体12は、上端側が段状に縮径された
後、上方に向けて突出された段部13が形成されており、
この段部13の上面には、生物分解された畜産排水Dの処
理水Fが越流する越流部としての上端部14が開口してい
る。さらに、この段部13の基端には、槽本体12の外周面
と面一な枠壁15が上方に向けて一体的に突設されてい
る。この枠壁15の内側面は、槽本体12の段部13以外の内
側面と面一である。また、この枠壁15の上端は、槽本体
12の段部13の上端部14より上方に向けて突出している。
部13の上端部14より越流した畜産排水Dを外部へと排水
する図示しない排水口が設けられている。この排水口
は、槽本体12の段部13の上端部14より下方に位置してい
る。
部13の上端部14より上方に向けて突出した状態で、上下
方向に軸方向を有する円筒状の壁体としての筒体21が配
設されている。この筒体21の上端は、枠壁15の上端より
下方に位置している。また、この筒体21は、槽本体12の
内側面と筒体21の外側面との間で、槽本体12の段部13の
上端部14に通じる越流流路Oを形成する。また、この筒
体21の下端縁は、槽本体12の上端部14より下方に位置し
ている。さらに、この筒体21は、槽本体12の同心状に配
設されている。
21の下端部より下方に向けて所定間隔離間した槽本体12
の内側面との間には、スクリーン31が取り付けられてい
る。このスクリーン31は、筒体21と槽本体12との間の畜
産排水Dの処理水Fの越流流路Oを覆っている。また、
このスクリーン31は、槽本体12の内側面から筒体21の下
端縁に向けて上方に傾斜している。さらに、このスクリ
ーン31の上端は、槽本体12の段部13の上端部14より下方
に位置している。
常時、この槽本体12の段部13の上端部14と一致してい
る。このため、スクリーン31は、常時、畜産排水D内に
水没する。さらに、このスクリーン31は、線体を格子状
に交差させることにより網目状に形成されている。この
スクリーン31の目は、担体の大きさより小さい。
開口を覆う担体越流防止手段としての蓋体41が取り付け
られている。この蓋体41は、筒体21の上端側の開口を覆
っている。また、この蓋体41は、筒体21の上端側の開口
に対する畜産排水Dの越流に伴う担体の流出を防止す
る。
る。
て曝気することで、この槽本体12内の担体の表面に生息
した好気性微生物により、この槽本体12内の畜産排水D
が生物分解される。
入させていくと、槽本体12内で生物分解された畜産排水
Dの処理水Fが、畜産排水Dを流入した分量だけスクリ
ーン31の下方からこのスクリーン31を通過する。このと
き、畜産排水Dの処理水F中の担体がスクリーン31によ
り捕捉される。
本体12の内側面近傍の位置で上方へと対流し、この槽本
体12の水平方向における中心域で下方へと対流する。
体は、スクリーン31の内側面に衝突した後、槽本体12内
の畜産排水Dの対流により、このスクリーン31の内側面
に沿って上方へと対流した後、この槽本体12の中心域か
ら下方へと対流していく。
Dの処理水Fは、越流流路Oを上昇し、この槽本体12の
段部13の上端部14から、この段部13と枠壁15との間へと
越流する。
に越流した処理水Fは、この枠壁15の排水口から外部へ
と排水される。
筒体21の上端を槽本体12の上端部14より上方に向けて突
出した状態で、上下方向に軸方向を有する筒体21を、こ
の槽本体12内に配設したことにより、この槽本体12内で
処理された畜産排水Dの処理水Fは、この槽本体12の越
流流路Oを下方から上方に向けて通過した後、槽本体12
の段部13の上端部14から外部へと越流して排出される。
などすることにより、この畜産排水D内に異常発泡が多
量に発生しても、従来のように発泡面の上に担体が持ち
上げられ、スクリーンを越えて流出することはない。
の間をスクリーン31で覆ったことにより、槽本体12と筒
体21との間を畜産排水Dの処理水Fが通過する際に、こ
のスクリーン31で畜産排水Dの処理水F中の担体を捕捉
できる。
端に向けてスクリーン31を上方に傾斜させたことによ
り、槽本体12内の畜産排水Dの処理水Fがスクリーン31
を通過する際に、この畜産排水Dの処理水F中の浮遊物
質や担体などがスクリーン31の内側面に沿って上昇する
ため、このスクリーン31は目詰まりを起こさない。
体21の上端よりも上昇した場合、または槽本体12内の畜
産排水Dが異常発泡しこの発泡が筒体21の上端よりも上
昇した場合には、筒体21の上端に蓋体41を取り付けたこ
とにより、この筒体21の上端から畜産排水Dまたは発泡
した畜産排水Dが、この筒体21内に越流することはな
い。よって、槽本体12内の畜産排水Dが異常発泡した際
における担体の流出を防止できる。
に畜産排水Dを流入させて、この畜産排水Dを処理する
構成について説明したが、生物分解により処理できる液
状体であれば、畜産排水D以外の排水であっても処理で
きる。
り付けたが、この筒体21の上端の開口部に図示しないス
クリーンを取り付けても、上記一実施の形態と同様の作
用効果を奏することができる。そして、筒体21の上端の
開口部にスクリーンを取り付けることにより、槽本体12
内の畜産排水Dの水位や、異常発泡した畜産排水Dの発
泡面が筒体21の上端より上昇し、この筒体12の上端から
畜産排水Dまたは発泡した畜産排水Dが越流流路Oを通
過せずに越流しても、これら畜産排水Dまたは発泡した
畜産排水Dがスクリーンを通過する。よって、槽本体12
内の畜産排水Dが異常発泡した際における担体の流出を
防止できる。
ば、スクリーンが常時排水中に水没するので、このスク
リーンが排水の水面の浮遊物質に接触しないから、この
スクリーンが目詰まりし難くなるため、槽本体の越流部
以外での排水の越流を防止でき、槽本体内の担体の流出
を効率良く防止できる。また、槽本体内の排水に異常発
泡が生じ、この発泡が壁体の上部まで上昇しても、担体
の流出を担体越流防止手段が防止するので、排水が異常
発泡した際における担体の流出を防止できる。
請求項1記載の担体生物処理槽の効果に加え、槽本体か
ら壁体にスクリーンを上方に傾斜させたので、槽本体内
の排水の対流を円滑でき、排水内で対流する浮遊物質を
効果的に上方に押し上げられるから、スクリーンの目詰
まりをより防止できる。
説明図である。
槽を示す説明図 (b) スクリーンが詰まった状態の担体生物処理槽を示
す説明図 (c) 排水が異常発泡した状態の担体生物処理槽を示す
説明図
Claims (2)
- 【請求項1】 上面に開口され排水が越流する越流部を
有し前記排水を担体生物分解する槽本体と、 この槽本体の越流部より上方に向けて突出した状態でこ
の槽本体内に配設され前記越流部に通じる越流流路を形
成する壁体と、 上端が前記槽本体の越流部より下方に位置し、前記槽本
体および前記壁体の間で前記越流流路を横断するスクリ
ーンとを具備し、 前記壁体の上部は、前記担体の流出を防止する担体越流
防止手段で覆われ ていることを特徴とした担体生物処理
槽。 - 【請求項2】 スクリーンは、槽本体から壁体に向けて
上方に傾斜していることを特徴とした請求項1記載の担
体生物処理槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401261A JP3453358B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 担体生物処理槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000401261A JP3453358B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 担体生物処理槽 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002200497A JP2002200497A (ja) | 2002-07-16 |
JP3453358B2 true JP3453358B2 (ja) | 2003-10-06 |
Family
ID=18865725
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000401261A Expired - Lifetime JP3453358B2 (ja) | 2000-12-28 | 2000-12-28 | 担体生物処理槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3453358B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5192011B2 (ja) * | 2010-03-29 | 2013-05-08 | アサヒグループホールディングス株式会社 | 処理槽の上蓋部に設けられる排水機構の構造、処理槽の上蓋部の構造、及び、処理槽 |
-
2000
- 2000-12-28 JP JP2000401261A patent/JP3453358B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2002200497A (ja) | 2002-07-16 |
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