JP3452825B2 - 磁石クローラ式走行装置 - Google Patents

磁石クローラ式走行装置

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JP3452825B2
JP3452825B2 JP02249199A JP2249199A JP3452825B2 JP 3452825 B2 JP3452825 B2 JP 3452825B2 JP 02249199 A JP02249199 A JP 02249199A JP 2249199 A JP2249199 A JP 2249199A JP 3452825 B2 JP3452825 B2 JP 3452825B2
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祐二 松井
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弘明 千葉
雅彦 黒木
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東京電力株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、円柱状の走行面に
吸着して走行する磁石クローラ式走行装置に係り、特に
走行面に段差があっても安定に走行することのできる磁
石クローラ式走行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】タービンロータは、タービンシャフト、
タービンシャフトと一体的に形成したタービンホイール
およびタービンホイール外周部に取り付けた動翼から構
成される。動翼はタービンホイール外周に形成した動翼
植え込み部に嵌合して取り付けられる。
【0003】タービンの運転時には、タービンホイール
は高速回転し、低圧タービンホイールの外周の動翼植え
込み部に嵌合して取り付けた動翼は長大で質量も大であ
るため、前記動翼には大きな遠心力が作用する。特に動
翼植え込み部の最上段フックには遠心力により大きな応
力が作用する。したがって、この部分の健全性を正確に
評価する必要がある。
【0004】超音波探傷法は、一つの探触子を超音波の
送信用と受信用の双方として使う一探触子法と、二つの
探触子を用い、一方を超音波の送信用として用い他方を
超音波の受信用として用いる二探触子法が知られてい
る。
【0005】従来の超音波探傷装置は、特開平5−25
6829号公報に示されるように、探触子を備えたスキ
ャナを磁石クローラ上に取り付け、前記磁石クローラを
タービンシャフト外周に沿って周回することにより、前
記スキャナで前記タービンホイールの動翼植え込み部を
走査して、該植え込み部の健全性を検査する。
【0006】また、特開平7−244024号公報に
は、タービンシャフトの外周に沿ってガイドレールを取
り付け、該ガイドレールに沿ってハンドスキャナを手動
で走査することにより、前記スキャナで前記タービンホ
イールの動翼植え込み部を走査して、該植え込み部の健
全性を検査することが示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記特開平5−256
829号公報記載の装置では、探触子を備えたスキャナ
を取り付た状態で磁石クローラをタービンシャフト外周
に沿って周回することができる。
【0008】ところで、前述したようにタービンシャフ
トにはタービンホイールが一体的に形成される。また、
タービンホイール間にはタービンケーシングに配設した
静翼が配置される。静翼のタービンシャフト側はタービ
ンシャフトと気密を保持することが必要であり、このた
め、タービンホイール間のタービンシャフト表面には円
周に沿って複数のパッキン溝を形成してある。
【0009】前記公報記載の装置は、このようにパッキ
ン溝による段差のある円周上での安定な周回については
考慮されていない。また、タービンホイール間の間隙は
狭く、タービンホイール外周端からタービンシャフト表
面までの距離は長い。したがって、このように狭隘な空
間で超音波検査を安定に実施するためには、スキャナ自
体の小型軽量化を図り、取り扱いを簡易化することが望
まれる。
【0010】また、特開平7−244024号公報記載
の装置では、タービンシャフトの外周に沿って取り付け
たガイドレールに沿って、ハンドスキャナで手動で走査
することができる。しかしタービンホイールが大型の場
合にはハンドスキャナの走査が困難であり、このためタ
ービンロータを回転可能に置できる架台を用意し、こ
の架台上にタービンロータを置し、タービンロータを
ハンドスキャナの走査が容易にできる位置に順次回転す
ることが必要になる。
【0011】本発明は前記種々の問題点に鑑みてなされ
たもので、磁石クローラの踏面に走行面の凹凸に対応す
る凹凸を設けて、段差のある走行面を安定して走行でき
る走行装置を提供することにある。
【0012】また、前記走行装置に取り付けるスキャナ
を小型軽量化して、被検査対象であるタービンホイール
対してのスキャナの取り付け、取り外し、調整作業が
容易に実施できるスキャナを提供することにある。
【0013】また、音響結合剤を走査面上に必要最小限
に塗布することのできるスキャナを提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような手段を採用した。
【0015】円柱状の走行面を吸着する磁石ユニットを
複数個連結したクローラチェーンと、該クローラチェー
ンを移動可能に保持する複数個のガイドレールと、前記
それぞれのガイドレールを超音波スキャナが搭載可能な
架台に支持する支持装置と、前記クローラチェーンを駆
動するスプロケットを備え、前記円柱状の走行面を磁石
で吸着して走行する磁石クローラ式走行装置において、
前記磁石ユニットは前記円柱状走行面の凹凸に対応する
形状を有する踏面を備えたことを特徴とする。
【0016】また、前記磁石クローラ式走行装置におい
て、前記磁石ユニットは前記円柱状走行面に形成した凹
溝に嵌合する永久磁石、および該永久磁石を保持すると
ともに永久磁石から生じる磁束を前記走行面に誘導する
導磁材からなることを特徴とする。
【0017】また、前記磁石クローラ式走行装置におい
て、前記磁石ユニットは前記凹溝に応じた複数個の永久
磁石からなり、該複数の永久磁石相互間および永久磁石
と前記円柱状の走行面間は遮蔽材により遮蔽したことを
特徴とする。
【0018】また、前記磁石クローラ式走行装置におい
て、前記円柱状の走行面はタービンシャフト面であり、
前記超音波スキャナは、架台に取り付けた支柱と、該支
柱上に摺動可能に取り付けた第1のスライダ、該第1の
スライダ上に摺動可能に取り付けた第1のアーム、およ
び該アームに取り付けた第1の探触子と、前記支柱上に
摺動可能に取り付けた第2のスライダ、該第2のスライ
ダ上に摺動可能に取り付けた第2のアーム、および該ア
ームに取り付けた第2の探触子からなり、前記第1の超
音波探触子から超音波を前記タービンロータの翼植え込
み部に照射し、反射波を第2の超音波探触子で受信し
て、翼植え込み部の欠陥を検査する超音波探傷装置であ
ることを特徴とする。
【0019】また、前記磁石クローラ式走行装置におい
て、前記超音波探傷装置は前記タービンロータの探触子
接合部分に音響結合剤を塗布する塗布装置を備え、前記
探触子は前記音響結合剤を導入する楔状間隙を形成すべ
く面取りしたことを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1の実施形態
を図1ないし図6を用いて説明する。
【0021】図1および図2は本実施形態に係る磁石ク
ローラ式走行装置をタービンロータの超音波検査装置に
適用した例を示す図であり、図1は超音波スキャナの側
面図、図2はタービンロータに超音波スキャナを取り付
けた状態の斜視図を示す。
【0022】これらの図において、1は超音波スキャ
ナ、2はタービンシャフト、3はタービンホイール、4
はタービンロータの円周上に形成したパッキン溝、5は
タービンホイールに形成した動翼の植え込み部である。
【0023】6は磁石クローラであり、磁石クローラは
図示しないエンコーダを備えており、該エンコーダはタ
ービンロータ上における磁石クローラの位置(θ)を計
測する。7は磁石クローラの架台、8は架台に殖設した
支柱、9、10は支柱上を上下にスライドする第1およ
び第2のY方向スライダであり、ホルダ20内のねじを
手動で回転することによりY方向に摺動できる。11,
12はY方向スライダに取り付けた第1および第2のア
ーム、13,14はアーム13,14上をスライドする
第1および2のX方向スライダであり、図示しないアー
ム端のねじを回転することによりX方向に摺動できる。
15,16はX方向スライダ13,14に取り付けた第
1および第2の超音波探触子であり、超音波探触子1
5,16はスライダ13,14に内蔵した図示しないウ
オーム歯車により図示φ1およびφ2方向に回動できる。
【0024】また、スキャナ1は図示しないエンコーダ
を備えており、該エンコーダは前記第1および第2のY
方向スライダ9,10、第1および2のX方向スライダ
13,14、および、前記φ1およびφ2方向の回動角を
計測し、計測データを図示しない走行制御装置に伝送す
る。走行制御装置は表示装置を備え、該データをディジ
タル表示する。
【0025】17,18、19は第1ないし第3のロー
ラであり、該ローラはフェルト等で形成され、超音波ビ
ームを被検査体であるタービンホイール3に効率よく入
射させるためにタービンホイールに塗布するカップラン
ト(マシンオイル等)を含浸している。カップラントを
タービンホイール面に塗布することにより、探触子をタ
ービンホイールに密着して、超音波ビームを効率よく伝
送することができる。
【0026】また、カップラントを含浸したローラ17
は第1の探触子15の外方に配置し、カップラントを含
浸したローラ18は第2の探触子16の外方に配置す
る。また、カップラントを含浸したローラ19は支柱8
上に配置する。
【0027】このようにカップラントを含有するローラ
を配置することによって、クローラ7の周方向駆動によ
って、ローラがホイール面を回動するため必要最小限の
カップラントをホイール面に塗布しながら周回すること
ができる。またローラ17および18は探触子の両外側
に配置したので、スキャナの回転方向に関わらず超音波
探触子とタービンホイールの接触面にカップラントを供
給することができる。
【0028】20はスキャナ1のホルダ、21はクロー
ラ6とクローラ6の図示しない走行制御装置を接続する
ケーブル、22はケーブル21のコネクタ、23はクロ
ーラ走行用の電動機である。
【0029】超音波検査に際しては、タービンシャフト
2の外周面に、超音波スキャナ1を搭載した磁石クロー
ラを取り付ける。スキャナ1は2探触子法であるため、
検査位置に超音波ビームが照射されるように探触子15
のX方向、Y方向位置および照射角度を調整し、かつ、
その反射ビームを受信できるように、探触子16のX方
向、Y方向位置および受信方向角度を調整する。
【0030】この調整は、前記ディジタル表示データ
が、予め設定した設計値と一致するように探触子位置を
調整することにより容易に行うことができる。
【0031】検査対象のタービンの翼植え込み部5はタ
ービンホイール3の径方向の同じ位置のほぼ全周にある
ため、ここに超音波が照射され、その反射波が受信でき
るように、探触子15のX方向、Y方向および照射角
度、および探触子16のX方向、Y方向および受信方向
角度を調整する。
【0032】次いで、探触子15および16をタービン
ホイール3に押しつけた状態で、図示しない走行制御装
置により磁気クローラをシャフト2の外周に沿って自動
走行させて、植え込み部の全周を検査する。
【0033】磁気クローラの自動走行によって得られる
超音波の反射波の受信信号は、前記スキャナの位置信号
とともにケーブル21を介して前記走行制御装置に送信
される。
【0034】図3および図4は超音波探触子の取り付け
構造を示す図であり、図3は側面図、図4は上面図を示
す。
【0035】図において、31は超音波探触子15を回
転自在に保持するジンバル、32はジンバルを支持する
支持リング、33はジンバルを支持リングに支持する支
持具、34は支持リングをアーム35に取り付ける取り
付け金具、35はX方向スライダ13のアームである。
【0036】36はローラ17の支持具、37はウオー
ム歯車であり、ウオーム歯車37は支持リング32に形
成した歯車と嵌合する。38はウオーム歯車37の回転
軸、39は回転軸38の回転端であり、回転端39を回
転すると探触子15が約90°の範囲で回転して、前記
回動角φ1およびφ2を調整することができる。
【0037】40,41はジンバル31に設けた回転軸
であり、回転軸40,41と前記支持具33により、探
触子15を走査面であるタービンホイールの表面に押し
つけた状態で走査することができる。
【0038】42は探触子15のタービンロータ接触面
側に形成した楔状の面取り部である。
【0039】支持具36によりアーム35に取り付けた
ローラ17は、超音波スキャナのスキャン動作に伴っ
て、接触摩擦により走査面を回転しながら移動する。こ
のローラには予め音響カップラントを含浸しているた
め、ローラは回転しながら必要最小限の音響カップラン
トを走査面に塗布することができる。超音波探触子の面
取り部は前記塗布した音響カップラントが探触子と走査
面の間隙に入りやすくするために設けてある。
【0040】図5は磁石クローラの側面図である。
【0041】図において、50は磁石ユニット、51
A、51B、51Cは三分割したガイドレール、52
A,52Bは回転軸、53はガイドレール51A、51
B、51Cに形成したガイド溝、54はクローラのフレ
ーム、55は複数個の磁石ユニット50をシャフト58
を介して連結したクローラチェーンであり、前記シャフ
ト58は前記ガイドレールのガイド溝を摺動移動する。
56は回転軸52Bに取り付けたスプロケットであり、
スプロケットには図示しない駆動用電動機を備え、前記
クローラチェーン55を駆動する。
【0042】57はバネ、58は磁石ユニットに取り付
けたシャフト、59はフレーム54に取り付けたクロー
ラの架台であり、架台59はバネ57によりガイドレー
ル51Bに揺動自在に支持される。また架台59にはス
キャナ1のアーム8を取り付ける。
【0043】また、ガイドレール51A、51Cは架台
59を取り付けたフレーム54を揺動自在に支持し、か
つタービンシャフト2の表面に倣って変形追従して、磁
石ユニット50をタービンシャフト2の表面に精度よく
吸着させる。前記スプロケット56を回転駆動すると、
各磁石ユニット50のシャフト58はガイドレール51
A、51B、51C内のガイド溝53に沿って移動す
る。この移動により進行方向先端の磁石ユニット50は
順次吸着し、進行方向後端の磁石ユニット50は順次シ
ャフト面から剥がされて、クローラはタービンシャフト
に吸着した状態で、タービンシャフト上を周回方向に移
動することができる。
【0044】図6は図5のA−A断面を示す図である。
【0045】図において、2Aおよび2Bはタービンシ
ャフト2に形成した凸部および凹部であり、これら凸部
および凹部は前述したタービンシャフト側のパッキン溝
を形成する。
【0046】50Aおよび50Bは磁石ユニット50に
形成した凹部および凸部であり、これらの凸部および凹
部は前記タービンシャフト側に形成したパッキン溝に対
応した凹凸形状をしている。60は磁石ユニット50を
クローラチェーン55に取り付ける支持用シャフト、6
1はクローラチェーン55に取り付けた駆動用シャフト
であり、駆動用シャフト61はガイドレール51のガイ
ド溝53に嵌合する。なお、図において図1ないし図3
に示される部分と同一部分については同一符号を付して
その説明を省略する。
【0047】また、図6においては磁石ユニット50と
タービンシャフト2に形成した凹凸部間にギャップを設
けて表示したが、実際は両者が磁石ユニットの磁力によ
り密接した状態に置かれることはもちろんである。この
ように磁石ユニットに形成した凹凸をタービンシャフト
に形成した凹凸に対応した形状とすることによって、磁
石ユニットとタービンシャフトの接触面積を大きくし
て、吸着力を大きくすることができる。
【0048】図7ないし図8は磁石ユニットの内部構造
を示す図であり、図7は軸方向断面図、図8は図7のB
−B方向断面図である。
【0049】図において、63は永久磁石であり、ター
ビンシャフト2の凹凸に合わせて磁石ユニットを吸着さ
せるため、複数個の永久磁石をタービンシャフトの凹凸
にあわせて配置する。62は前記複数の永久磁石63を
覆う導磁材であり、炭素鋼等で形成される。
【0050】永久磁石63は、前記導磁材62およびタ
ービンシャフト2を介して図示矢印φに示す磁路を形成
し、タービンシャフトへの十分な吸着力を得る。
【0051】次に、本発明の第2の実施形態を図9ない
し図10を用いて説明する。図9は軸方向断面図、図1
0は図9のC−C断面図である。
【0052】図において63は永久磁石、64は導磁
材、65は遮蔽材である。本実施形態では、永久磁石6
3を分割することなく一体として形成し、タービンシャ
フトの凹凸にあわせて遮蔽材65を配置する。また永久
磁石および遮蔽材を覆うように導磁材64を配置する。
【0053】このように構成しても図示矢印φに示すよ
うな磁路を形成することができるため十分な吸着力が得
られる。
【0054】次に、本発明の第3の実施形態を図11を
用いて説明する。図11は軸方向断面図である。
【0055】図において、66は永久磁石、67は導磁
材、68は遮蔽材である。本実施形態では、タービンシ
ャフトの凹部2Bにあわせて永久磁石66を配置し、タ
ービンシャフトの凸部にあわせて遮蔽材を配置する。ま
た永久磁石および遮蔽材を覆うように導磁材67を配置
する。本実施形態においては遮蔽材を配置したので磁束
の漏洩を防止して十分な吸着力を得ることができる。
【0056】次に、本発明の第4の実施形態を図12を
用いて説明する。図12軸方向断面図である。
【0057】図において69は永久磁石、70は導磁
材、71は遮蔽材である。本実施形態では、タービンシ
ャフトの凹部2Bにあわせて遮蔽材71、永久磁石69
および導磁材70を配置し、タービンシャフトの凸部に
あわせて遮蔽材71を配置して、永久磁石69および導
磁材70を遮蔽材でタービンシャフトの凹部毎に分離し
た構成である。このような構成であっても、磁束の漏洩
を防止して十分な吸着力を得ることができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、磁石ク
ローラの踏面に走行面の凹凸に対応する形状の凹凸を設
けたので、段差のある走行面を安定して走行することが
できる。
【0059】また、前記走行面に取り付けるスキャナを
小型軽量化したので、被検査対象であるタービンホイー
対してのスキャナの取り付け、取り外し、調整作業
が容易に実施できる。
【0060】また、音響結合剤を走査面上に必要最小限
に塗布するので、余分のカプラントの付着に基づく動翼
とタービンホイールの接合部の腐食を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る超音波スキャナ
の側面図である。
【図2】タービンロータに超音波スキャナを取り付けた
状態の斜視図である。
【図3】超音波探触子の取り付け構造を示す側面図であ
る。
【図4】超音波探触子の取り付け構造を示す上面図であ
る。
【図5】磁石クローラの側面図である。
【図6】図5のA−A断面図である。
【図7】磁石ユニットの内部構造を示す図である。
【図8】図7のB−B断面図である。
【図9】本発明の第2の実施形態にかかる磁石ユニット
の内部構造を示す図である。
【図10】図9のC−C断面図である。
【図11】本発明の第3の実施形態にかかる磁石ユニッ
トの内部構造を示す図である。
【図12】本発明の第4の実施形態にかかる磁石ユニッ
トの内部構造を示す図である。
【符号の説明】
1 超音波スキャナ 2 タービンシャフト 3 タービンホイール 4 パッキン溝 5 動翼植え込み部 6 磁石クローラ 7 磁石クローラの架台 8 支柱 9,10 Y方向スライダ 11,12 アーム 13,14 X方向スライダ 15,16 超音波探触子 17,18,19 ローラ 20 ホルダ 31 ジンバル 32 支持リング 33 支持具 34 取り付け金具 35 アーム 36 支持具 37 ウオーム歯車 38 ウオーム歯車の回転軸 39 回転軸の回転端 40,41 ジンバルの回転軸 42 面取り部 50 磁石ユニット 51A,51B,51C ガイドレール 52A,52B 回転軸 53 ガイド溝 54 フレーム 55 クローラチェーン 56 スプロケット 57 バネ 58 シャフト 59 架台 60 支持用シャフト 61 駆動用シャフト 62 導磁材 63,66,69 永久磁石 64,67,70 導磁材 68,71 遮蔽材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 祐二 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株式会社 日立製作所 電力・電機開発 本部内 (72)発明者 河野 尚幸 茨城県日立市大みか町七丁目2番1号 株式会社 日立製作所 電力・電機開発 本部内 (72)発明者 千葉 弘明 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式 会社 日立製作所 日立工場内 (72)発明者 黒木 雅彦 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力 株式会社 エネルギー・環 境研究所内 (72)発明者 飯田 英男 神奈川県横浜市鶴見区江ヶ崎町4番1号 東京電力 株式会社 エネルギー・環 境研究所内 (56)参考文献 特開 平5−256829(JP,A) 特開 平7−244024(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 29/00 - 29/28 B62D 55/265 B62D 57/024

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱状の走行面を吸着する磁石ユニット
    を複数個連結したクローラチェーンと、 該クローラチェーンを移動可能に保持する複数個のガイ
    ドレールと、 前記それぞれのガイドレールを超音波スキャナが搭載可
    能な架台に支持する支持装置と、 前記クローラチェーンを駆動するスプロケットを備え、 前記円柱状の走行面を磁石で吸着して走行する磁石クロ
    ーラ式走行装置において、 前記磁石ユニットは前記円柱状走行面の凹凸に対応する
    形状を有する踏面を備えたことを特徴とする磁石クロー
    ラ式走行装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁石クローラ式走行装置
    において、 前記磁石ユニットは前記円柱状走行面に形成した凹溝に
    嵌合する永久磁石、および該永久磁石を保持するととも
    に永久磁石から生じる磁束を前記走行面に誘導する導磁
    材からなることを特徴とする磁石クローラ式走行装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の磁石クローラ式走行装置
    において、 前記磁石ユニットは前記凹溝に応じた複数個の永久磁石
    からなり、該複数の永久磁石相互間および永久磁石と前
    記円柱状の走行面間は遮蔽材により遮蔽したことを特徴
    とする磁石クローラ式走行装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3の何れか一項記
    載の磁石クローラ式走行装置おいて、 前記円柱状の走行面はタービンシャフト面であり、 前記超音波スキャナは、架台に取り付けた支柱と、該支
    柱上に摺動可能に取り付けた第1のスライダ、該第1の
    スライダ上に摺動可能に取り付けた第1のアーム、およ
    び該アームに取り付けた第1の探触子と、前記支柱上に
    摺動可能に取り付けた第2のスライダ、該第2のスライ
    ダ上に摺動可能に取り付けた第2のアーム、および該ア
    ームに取り付けた第2の探触子からなり、前記第1の超
    音波探触子から超音波を前記タービンロータの翼植え込
    み部に照射し、反射波を第2の超音波探触子で受信し
    て、翼植え込み部の欠陥を検査する超音波探傷装置であ
    ることを特徴とする磁石クローラ式走行装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の磁石クローラ式走行装置
    において、 前記超音波探傷装置は前記タービンロータの探触子接合
    部分に音響結合剤を塗布する塗布装置を備え、前記探触
    子は前記音響結合剤を導入する楔状間隙を形成すべく面
    取りしたことを特徴とする磁石クローラ式走行装置。
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