JP3452765B2 - 空中ポットを使用した溶融めっき方法及び装置 - Google Patents

空中ポットを使用した溶融めっき方法及び装置

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JP3452765B2 JP19660597A JP19660597A JP3452765B2 JP 3452765 B2 JP3452765 B2 JP 3452765B2 JP 19660597 A JP19660597 A JP 19660597A JP 19660597 A JP19660597 A JP 19660597A JP 3452765 B2 JP3452765 B2 JP 3452765B2
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  • Coating With Molten Metal (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶融めっき中の鋼帯の
走行方向を変更させるシンクロールを必要とすることな
く、鋼帯を連続的に溶融めっきする方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】通常の連続溶融めっき設備は、還元焼鈍
炉で表面活性化された鋼帯を溶融めっき浴に浸漬し、シ
ンクロールを周回させ、溶融めっき浴から垂直上方に鋼
帯を引き上げている。シンクロールは、溶融めっき浴に
浸漬された状態で回転駆動されるが、溶融めっき金属に
よる侵食が激しく、頻繁に補修・交換することが要求さ
れる。還元焼鈍炉からスナウトを経由して溶融めっき浴
に導入された鋼帯の走行方向を変更するため、鋼帯表面
と接触した状態でシンクロールが回転する。そのため、
シンクロールとの接触不良に起因した擦り疵が鋼帯表面
に発生することが避けられず、鋼帯表面に形成されるめ
っき層に悪影響を及ぼす。しかも、シンクロールによっ
て鋼帯に曲げが付与されるため、シンクロールを通過し
た後の鋼帯に板幅方向の反りが発生し易くなる。板幅方
向の反りは、溶融めっき浴から引き上げられた鋼帯をワ
イピングする際にワイピングノズルと鋼帯表面との距離
を変動させ、結果として不均一ワイピングによって板幅
方向に関するめっき付着量にバラツキが発生し易くな
る。更に、溶融めっき浴にシンクロールが浸漬されるこ
とから、大容量の溶融めっき槽が必要とされ、浴組成の
切換えが困難になる。
【0003】このような悪影響を排除して高品質の溶融
めっき鋼帯を製造するため、シンクロールを使用しない
溶融めっき設備を用い、鋼帯を下から上に一方向に走行
させる方式が検討されており、特開平8−333661
号公報,特開平8−337859号公報等では溶融めっ
き金属が空中ポットから重力落下しないように溶融めっ
き金属を電磁力で保持することが提案されている。シン
クロールを使用しない溶融めっき設備では、還元焼鈍炉
で表面活性化された鋼帯1は、図1に示すように導入室
2内に配置されているデフレクタロール3で上方に引き
上げられ、シールロール4,4を経て空中ポット5に導
入される。導入室2内には鋼帯1の酸化を防止するため
2 −N2 が充満されており、シールロール4,4と空
中ポット5との間にはN2 ガスが充満されている。シー
ルロール4,4は、導入室2と空中ポット5との間をガ
ス遮断し、めっき開始時,めっき停止時等に導入室2へ
の大気侵入による爆発を防止する。
【0004】溶融めっき金属6は、ポンプ7によりサブ
ポット8から供給配管9を経て空中ポット5に送り込ま
れる。空中ポット5は、底部に鋼帯搬入用開口部13
(図2)が形成されており、開口部13から溶融めっき
金属6が漏出・流下しないように、上向きの電磁力を溶
融めっき金属6に付与する電磁石10,10が開口部1
3の周囲に設けられている。溶融めっき金属6を保持し
た空中ポット5に底部から鋼帯1を導入し、溶融めっき
金属6と接触させた後、上方に引き上げることにより鋼
帯1が溶融めっきされる。空中ポット5を出た後の鋼帯
1に常法に従ってガスワイピングノズル11,11から
ワイピングガスを吹き付けることにより過剰量の溶融め
っき金属6が除去され、めっき付着量が調整された溶融
めっき鋼帯が製造される。めっき作業中は、排出管1
2,12をプラグ14,14で塞ぎ、電磁石10,10
による電磁力で空中ポット5内に所定量の溶融めっき金
属6を保持する。めっき作業を停止させるときには、プ
ラグ14,14を上昇させて排出管12,12を開放
し、排出管12,12を経由して空中ポット5内の溶融
めっき金属6をサブポット8に排出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】空中ポット5は、図2
に示すように開口部13を取り囲むように電磁石10を
配置している。開口部13が溶融めっき金属6で満たさ
れた状態で所定の電磁力が溶融めっき金属6に作用する
ように電磁石10を設計すると、めっき開始時、開口部
13に溶融めっき金属6が溜るまで電磁力が不足するた
め、図3に示すように多量の溶融めっき金属6が開口部
から漏洩する。めっき作業を停止する場合、空中ポット
5内の溶融めっき金属6は排出管12を経由してサブポ
ット8に送り出されるが、開口部13の電磁石10,1
0間にある溶融めっき金属6は電磁石10,10への通
電を停止すると流下する。
【0006】めっき開始時やめっき停止時等に漏洩した
溶融めっき金属6は、空中ポット5の下方に配置されて
いるシールロール4,4やデフレクタロール3に付着・
凝固し、シールロール4,4やデフレクタロール3の円
滑な回転を阻害する原因となる。また、ロール表面に付
着した溶融めっき金属6は、鋼帯1に押し疵を発生させ
る原因ともなる。その結果、溶融めっき鋼帯の歩留りが
低下するばかりか、極端な場合には操業停止を招く。本
発明は、このような問題を解消すべく案出されたもので
あり、空中ポットの下部に設けられている電磁石を移動
可能にして鋼帯を挟持する作用を持たせることにより、
めっき開始時やめっき停止時等に開口部から溶融めっき
金属の漏洩を防止し、めっき開始やめっき停止を容易に
すると共に、安定した条件下で高品質の溶融めっき鋼帯
を製造することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、その目的を達
成するため、ポット底部に設けた鋼帯搬入用開口部を取
り囲むように電磁石を設けた空中ポットを使用する溶融
めっき方法において、めっき開始時に鋼帯に対向する面
にテーパをつけた先端をもつ電磁石を鋼帯に押し付けて
溶融めっき金属の溜り部となる溝を形成し、サブポット
から空中ポットに溶融めっき金属を送り込み、前記溝が
溶融めっき金属で満たされた時点で電磁石に通電し、重
力落下を防止する上向きの電磁力を溶融めっき金属に作
用させ、電磁石の可動部を開いて鋼帯の走行が可能な開
放間隙を形成し、鋼帯を下から上に向けて空中ポット内
の溶融めっき金属中を通過させることにより鋼帯に溶融
めっきを施し、めっき停止時に前記電磁石を鋼帯に押し
付けて溶融めっき金属の溜り部を形成し、電磁石への通
電を停止し、空中ポットからサブポットに溶融めっき金
属を回収することを特徴とする。
【0008】この方法で使用する溶融めっき装置は、下
部に設けられた鋼帯搬入用開口部から送り込まれる鋼帯
が上方に引き上げられる空中ポットと、鋼帯搬入用開口
部を取り囲んで配置した電磁石とを備え、電磁石は、鋼
帯の表裏両面に当接・離間可能な可動部を固定部にスラ
イド可能に嵌め合わせており、可動部先端の鋼帯に対向
する面に上広りのテーパが付けられている。可動部の先
端側面には、可圧縮性耐熱材を貼り合わせることが好ま
しい。
【0009】
【実施の形態】本発明に従った溶融めっき設備では、空
中ポットの下部に電磁石を移動可能に設け、めっき開始
時やめっき停止時等には電磁石の可動部を鋼帯面に押し
付け、開口部に所定量の溶融めっき金属が溜ったときに
電磁力を作用させながら鋼帯表面から電磁石を離間させ
る。具体的には、図4に示すように鋼帯1の表裏両面に
対向する電磁石を可動部21,22とし、固定部23に
対してスライド可能にしている。たとえば、可動部2
1,22と固定部23とを図5に示すように噛み合わせ
るとき、磁束の流れを妨げることなく、固定部23に対
してスライド可能に可動部21,22が配置される。可
動部21,22は、適宜の制御機構によって鋼帯1に対
する押圧位置(図6)と離間位置(図8)との間で移動
制御される。可動部21,22の先端側面には、図6に
示すように、下に向かうほど鋼帯1の表裏両面までの距
離が小さくなるテーパが付けられている。可動部21,
22の先端側面には、図7に示すように、鋼帯1の表裏
両面に対する密着性を向上させるため、弾力性,可圧縮
性が良好な耐熱材24の被覆を設けることが好ましい。
耐熱材24としては、アルミナ繊維,シリカ繊維,アル
ミナ−シリカ繊維,アルミナ−ボリア−シリカ繊維等が
使用される。
【0010】その他の部分は、図1,2で説明した機構
と実質的に同じものが採用されるため、以下の説明では
図1,2も参照しながら説明する。めっき開始に際して
は、サブポット8から溶融めっき金属6を空中ポット5
に供給する前に、電磁石双方の可動部21,22を相互
に接近させ、鋼帯1の表裏両面に押し付ける。可動部2
1,22は、図6に示すように先端側面の下端が鋼帯1
の表裏両面に密着し、密着点を最下点とするV字形のギ
ャップ25を溶融めっき金属の溜り部として形成する。
このとき、先端側面に可圧縮性断熱材24を貼り合せた
可動部21,22では、押圧力に応じて断熱材24が圧
縮変形するため、図7に示すように鋼帯1のない部分で
も可動部21,22相互が十分に密着する。サブポット
8から溶融めっき金属6を空中ポット5に供給すると、
空中ポット5の底部にあるV字形ギャップ25が先ず溶
融めっき金属6で充填される。このとき、V字形ギャッ
プ25の最下点で電磁石の可動部21,22が鋼帯1に
押し付けられているので、V字形ギャップ25から溶融
めっき金属6が漏れ出すことがない。仮に、V字形ギャ
ップ25の最下点で若干の隙間があっても、表面張力に
よって溶融めっき金属6がV字形ギャップに保持され、
溶融めっき金属6の漏出が防止される。溶融めっき金属
6の漏出は、可圧縮性断熱材24を貼り合わせたもの
(図7)では一層確実に防止される。
【0011】V字形ギャップ25が溶融めっき金属6で
充満された後、電磁石10に通電し、可動部21,22
を開いたとき溶融めっき金属6が重力落下することがな
いように、上向きの電磁力を溶融めっき金属6に作用さ
せる。溶融めっき金属6を保持できる所定の電磁力が発
生した時点で、電磁石の可動部21,22を相互に離間
させる。これにより、V字形ギャップ25の底部が開放
され、図8に示すように鋼帯1が走行可能な開放間隙2
6が形成される。開放間隙26にある溶融めっき金属6
は、可動部21,22からの電磁力によって、重力落下
することなく間隙26内に保持される。また、可動部2
1,22から鋼帯1に作用する電磁力を調整することに
より、開放間隙26の中央部に鋼帯1を維持することが
できる。
【0012】この状態で鋼帯1を通板させ、溶融めっき
金属6に接触させた後、空中ポット5の上方に引き上げ
る。これにより、鋼帯1に溶融めっきが施される。溶融
めっきされた鋼帯1は、従来のようにシンクロールと接
触することがないので、良好な表面性状をもち、健全な
溶融めっき層が形成される。また、走行中の鋼帯1に可
動部21,22から電磁力が作用しているので、鋼帯1
のバタツキも抑制され、安定条件下での溶融めっきが進
行し、ガスワイピングも安定化する。めっきを停止する
場合、鋼帯1の走行を停止させた後、電磁石の可動部2
1,22を鋼帯1の表裏両面に押し付け(図6)、下部
が閉じたV字形ギャップ25を形成する。そして、電磁
石10への通電を停止し、プラグ14を引き上げて排出
管12を開放し、溶融めっき金属6を空中ポット5から
サブポット8に回収する。可動部21,22の間に残留
する少量の溶融めっき金属6は、凝固した後で回収す
る。
【0013】
【実施例】深さ200mmで溶融めっき金属6を収容で
きる空中ポット5の下部に、幅25mm,長さ1100
mmのスリット状開口部を形成した。開口部が形成され
た空中ポット5の下部に、可動部21,22及び固定部
23をもつ電磁石を配置した。可動部21,22として
は、厚み100mmで、角度10度のテーパを付けた先
端側面に厚み2mmの可圧縮性耐熱材24を貼り合わせ
たものを使用した。可動部21,22を鋼帯1の表裏両
面に1MPaの圧力で押し付け、V字形ギャップ25を
形成した。サブポット8から溶融めっき金属6としてZ
n−0.2重量%Alの溶湯を空中ポット5に送り込
み、V字形ギャップ25が溶融めっき金属6で充満され
た時点で電磁石10に通電し、上向きの電磁力5×10
6 N/m3 をV字形ギャップ25内の溶融めっき金属6
に作用させた。次いで、先端側面の下部から鋼帯1の表
裏両面までの距離が10mmとなるまで電磁石10の可
動部21,22を後退させた。可動部21,22の後退
に伴ってV字形ギャップ25の底部は開放されたが、溶
融めっき金属6は、重力落下が電磁力で抑制され、開放
間隙26に保持された。
【0014】そこで、表面活性化処理した板幅1000
mmの鋼帯1を速度100m/分で走行させ、下方から
空中ポット5に送り込み、深さ150mmの溶融めっき
金属6中を通過させた。溶融めっき金属6から引き上げ
られた鋼帯1をガスワイピングし、めっき付着量を調整
した。得られた溶融めっき鋼帯を調査したところ、厚み
が15μmで健全な溶融めっき層が形成されており、下
地鋼に対する密着性も十分であった。めっき作業を停止
するに際しては、鋼帯1の走行を停止させ、電磁石の可
動部21,22を閉じてV字形ギャップ25を形成した
後、排出管12を開放して空中ポット5からサブポット
8に溶融めっき金属6を回収した。電磁石の可動部2
1,22の先端側面を観察したところ、僅かな量の溶融
めっき金属6が凝固付着しているだけであり、凝固付着
物は容易に可動部21,22の先端側面から除去でき
た。以上の操作において、めっき開始時及びめっき停止
時に電磁石10と鋼帯1との隙間から流下する溶融めっ
き金属6はほとんど観察されなかった。めっき中におい
ても、開放間隙26内の溶融めっき金属6は、電磁力で
安定保持されていた。そのため、従来のようにシールロ
ール4,4やデフレクタロール3に溶融めっき金属が付
着することがなくなり、めっき開始,めっき停止等を含
めためっき作業が改善された。また、Znめっきを例に
とって説明したが、Zn−5重量%Al,Zn−55重
量%Al等の溶融めっきも同様に施すことが可能であ
る。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、鋼帯の表裏両面に対向する電磁石を可動型にし、電
磁石可動部の先端側面にテーパを付けている。めっき開
始時に際しては、所定の電磁力が得られるようになるま
で可動部の先端側面を鋼帯面に押し付けて溶融めっき金
属を保持し、所定の電磁力が保持された時点で電磁石の
可動部を鋼帯面から離間させ、鋼帯の走行が可能な開放
間隙としている。めっき停止時にも、電磁石の可動部を
鋼帯面に押し付け、溶融めっき金属の漏出を防止してい
る。このように電磁石の可動部を鋼帯面に当接させるこ
とにより、めっき開始時や停止時に空中ポットの鋼帯搬
入用開口部から溶融めっき金属が重力落下することが防
止され、めっき開始時や停止が容易になる。また、シー
ルロールやデフレクタロールに溶融めっき金属が付着す
ることも防止されるため、保守・交換の負担が軽減され
る。したがって、シンクロールを使用しない溶融めっき
法の長所が十分に発揮され、高品質の溶融めっき鋼帯が
高生産性で製造される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 空中ポットを用いた従来の溶融めっき設備の
概略図
【図2】 同空中ポットの下部に設けた鋼帯搬入用開口
部と電磁石との関係を示す図
【図3】 電磁力が不足する場合に鋼帯搬入用開口部か
ら溶融めっき金属が漏出している状態を示す図
【図4】 本発明に従って可動型にした電磁石を鋼帯搬
入用開口部の回りに設けた概略平面図
【図5】 固定部に対して可動部をスライド可能にした
電磁石の概念図
【図6】 鋼帯面に可動部を押し付けた状態を示す断面
【図7】 先端側面に可圧縮性耐熱材を貼り合わせた可
動部を鋼帯面に押し付けた電磁石の平面図
【図8】 電磁石の可動部を鋼帯面から後退させ、鋼帯
が走行可能な開放間隙を設けた状態を示す断面図
【符号の説明】
1:鋼帯 2:導入室 3:デフレクタロール
4:シールロール 5:空中ポット 6:溶融めっき金属 7:ポンプ
8:サブポット 9:供給配管 10:電磁石 11:ガスワイピン
グノズル 12:排出管 13:鋼帯搬入用開口部
14:プラグ 21,22:可動部 23:固定部 24:可圧縮
性耐熱材 25:V字形ギャップ 26:開放間隙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守田 芳和 大阪府堺市石津西町5番地 日新製鋼株 式会社 技術研究所内 (72)発明者 安藤 敦司 大阪府堺市石津西町5番地 日新製鋼株 式会社 技術研究所内 (72)発明者 川口 靖隆 愛媛県東予市北条962番14号 日新製鋼 株式会社 東予製造所内 (72)発明者 橋田 拓弥 愛媛県東予市北条962番14号 日新製鋼 株式会社 東予製造所内 (72)発明者 松川 敏胤 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 千葉製鉄所内 (72)発明者 加藤 千昭 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 技術研究所内 (72)発明者 深田 保男 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島製作所内 (72)発明者 宇ノ木 賢一 広島県広島市西区観音新町四丁目6番22 号 三菱重工業株式会社 広島研究所内 (56)参考文献 特開 平8−337861(JP,A) 特開 平8−337859(JP,A) 特開 平8−337857(JP,A) 特開 平8−333661(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 2/00 - 2/40

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポット底部に設けた鋼帯搬入用開口部を
    取り囲むように電磁石を設けた空中ポットを使用する溶
    融めっき方法において、 めっき開始時に鋼帯に対向する面にテーパをつけた先端
    をもつ電磁石を鋼帯に押し付けて溶融めっき金属の溜り
    部となる溝を形成し、 サブポットから空中ポットに溶融めっき金属を送り込
    み、前記溝が溶融めっき金属で満たされた時点で電磁石
    に通電し、重力落下を防止する上向きの電磁力を溶融め
    っき金属に作用させ、 電磁石の可動部を開いて鋼帯の走行が可能な開放間隙を
    形成し、鋼帯を下から上に向けて空中ポット内の溶融め
    っき金属中を通過させることにより鋼帯に溶融めっきを
    施し、 めっき停止時に前記電磁石を鋼帯に押し付けて溶融めっ
    き金属の溜り部を形成し、電磁石への通電を停止し、空
    中ポットからサブポットに溶融めっき金属を回収するこ
    とを特徴とする空中ポットを使用した溶融めっき方法。
  2. 【請求項2】 下部に設けられた鋼帯搬入用開口部から
    送り込まれる鋼帯が上方に引き上げられる空中ポット
    と、鋼帯搬入用開口部を取り囲んで配置した電磁石とを
    備え、電磁石は、鋼帯の表裏両面に当接・離間可能な可
    動部を固定部にスライド可能に嵌め合わせており、可動
    部先端の鋼帯に対向する面に上広りのテーパが付けられ
    ている溶融めっき装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の可動部の先端の鋼帯に対
    向する面に可圧縮性耐熱材を貼り合わせている溶融めっ
    き装置。
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