JP3452602B2 - 包装容器の蓋自動装着装置 - Google Patents

包装容器の蓋自動装着装置

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JP3452602B2
JP3452602B2 JP09940493A JP9940493A JP3452602B2 JP 3452602 B2 JP3452602 B2 JP 3452602B2 JP 09940493 A JP09940493 A JP 09940493A JP 9940493 A JP9940493 A JP 9940493A JP 3452602 B2 JP3452602 B2 JP 3452602B2
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初雄 桜沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乾麺等を収容する上端
が開放された包装容器に蓋を自動的に装着する包装容器
の蓋自動装着装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の包装容器の蓋自動装着装置として
は、コンベアで包装容器をその開放端面を上方に向けて
整列保持しながら間歇的に搬送し、その搬送途中で包装
容器の開放端面に対向した配設された蓋装着機構によっ
て開放端面に蓋を自動的に装着するようにしているが、
その蓋装着機構は、多数の蓋を収納した1つの蓋供給機
構から1枚づつ蓋を受け取り、この蓋をコンベア上の包
装容器の開放端面に装着するようにしているのが一般的
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の包装容器の蓋自動装着装置にあっては、蓋装着機構
で包装容器の開放端面を閉塞する蓋を蓋供給機構から1
枚受け取り、これを包装容器の開放端面に装着してか
ら、再度蓋供給機構から蓋を1枚受け取るようにしてい
るため、蓋装着機構は、1枚の蓋を包装容器に装着する
ために蓋供給機構と包装容器の開放端面との間を1往復
する必要があり、この往復動の時間を短縮するには限界
があり、コンベアの搬送速度を高速化することができな
いという未解決の課題がある。
【0004】この課題を解決するために、蓋装着機構を
複数並列に配設すると共に、各蓋装着機構の蓋装着タイ
ミングをずらすことによって、各蓋装着機構で交互に包
装容器の開放端面に蓋を装着することにより、コンベア
の搬送速度を高速化することが考えられるが、この場合
には、複雑な蓋装着機構を複数列配置する必要があり、
製造コストが嵩むと共に、各蓋装着機構の蓋装着タイミ
ングの調整が難しくなるという新たな課題がある。
【0005】そこで、本発明は、上記従来例の未解決の
課題に着目してなされたものであり、蓋装着機構での蓋
装着時間を大幅に短縮して包装容器を搬送するコンベア
の搬送速度を向上させることができる包装容器の蓋装着
装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係る包装容器の蓋装着装置は、上端を開
放した包装容器を間歇的に搬送する搬送手段と、該搬送
手段で搬送される包装容器の開放端面に対向して配設さ
れ、当該開放端面に蓋を自動装着する蓋装着手段とを備
えた包装容器の蓋自動装着装置において、前記蓋装着手
段は、垂直面に対して時計及び反時計方向に所要角度で
揺動自在に配設された揺動体と、該揺動体の互いに隣接
した異なる2つの面に夫々配設した第1及び第2の蓋保
持兼装着機構と、前記揺動体を第1の蓋保持兼装着機構
が包装容器の開放端面と対向する第1の揺動位置及び第
2の蓋保持兼装着機構が包装容器の開放端面と対向する
第2の揺動位置間で揺動駆動する駆動機構と、前記揺動
体が第1の揺動位置にある状態で前記第2の蓋保持兼装
着機構に蓋を供給する第1の蓋供給機構と、前記揺動体
が第2の揺動位置にある状態で前記第1の蓋保持兼装着
機構に蓋を供給する第2の蓋供給機構とを備えたことを
特徴としている。
【0007】また、請求項2に係る包装容器の蓋装着装
置は、第1及び第2の蓋保持兼装着機構は、第1及び第
2の蓋供給機構の蓋を吸着保持し且つ当該蓋を包装容器
に当接させる伸縮自在の蓋保持部材と、該蓋保持部材と
同軸的に伸縮自在に配設され、包装容器の開放端面に当
接された蓋を加熱溶着する蓋溶着部材とを備えているこ
とを特徴としている。
【0008】さらに、請求項3に係る包装容器の蓋装着
装置は、揺動体が、複数組の第1及び第2の蓋保持兼装
着機構を整列配置した構成とされていることを特徴とし
ている。
【0009】
【作用】本発明においては、揺動体が駆動機構によって
第1の揺動位置に揺動されたときに、第1の蓋保持兼装
着機構が包装容器の開放端面と対向することにより、第
1の蓋供給機構から受け取って保持する蓋を包装容器の
開放端面に装着することができる。このとき、他方の第
2の蓋保持兼装着機構は、第2の蓋供給機構と対向して
いるので、この第2の蓋供給機構から蓋を受け取る。こ
の状態から駆動機構によって揺動体を第2の揺動位置に
揺動させることにより、第2の蓋保持兼装着機構が包装
容器の開放端面に対向することにより、保持した蓋を包
装容器の開放端面に装着することができ、且つ第1の蓋
保持兼装着機構が第1の蓋供給機構に対向するので、こ
の第1の蓋供給機構から蓋を受け取ることができる。し
たがって、90°以下の揺動範囲の往動及び復動で夫々
包装容器に蓋を装着することが可能となる。
【0010】また、第1及び第2の蓋保持兼装着機構
を、同軸的に配設した伸縮自在の蓋保持部材及び蓋溶着
部材で構成することにより、蓋保持部材で包装容器に蓋
を当接させた状態を維持しながら蓋溶着部材で蓋を包装
容器に溶着することが可能となり、包装容器に蓋を正確
に装着できる。さらに、揺動体に複数組の第1及び第2
の蓋保持兼装着機構を配設することにより、一度に複数
の包装容器に蓋を装着することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の第1実施例を示す正面図、図2
は図1の側面図である。図中、1L,1Rは床等の固定
部に所定間隔を保って固定された前後方向に延長する左
右枠板であり、これら左右枠板1L,1Rの対向面側の
下段位置及び中段位置に夫々取付ブラケット2L,2R
及び3L,3Rを介して後述するチェーンコンベア9の
左右端部を覆う断面コ字状の案内部材4L,4R及び5
L,5Rがその開放端面を内側として固定されている。
上側の案内部材5L,5Rの夫々には、その下面に断面
L字状のアングル材6L,6Rを介して断面コ字状の支
持部材7が橋架され、この支持部材7上にチェーンコン
ベア9を摺動自在に支持する支持片8が所定間隔を保っ
て配設されている。
【0012】チェーンコンベア9は、図示しない案内部
材によって左右方向に所定間隔を保って案内されると共
に、前端側及び後端側でスプロケットに巻回されて夫々
搬送される無端ローラチェーン10L及び10Rと、こ
れらローラチェーン10L及び10R間に連接して橋架
された複数例えば8個のカップ麺容器でなる包装容器1
1A,11B……11Hを保持する保持枠12とで構成
され、図示しないが、ローラチェーン10L及び10R
を前端又は後端のスプロケットをモータで回転駆動する
ことによって図2で反時計方向即ち上部側で右側から左
側へ、下部側で左側から右側へ夫々保持枠10のピッチ
に対応して間歇駆動される。
【0013】ここで、包装容器11A〜11Hは、図4
に示すように、断熱性を有する発泡スチロール等の合成
樹脂材で碗状に形成され、その上端側の開放端面に僅か
に外方に延長するフランジ部11aが形成されている。
また、保持枠12は、ローラチェーン8L及び8R間に
延長し、所定間隔で包装容器11A〜11Hを挿通する
透孔12aが穿設され、これら透孔12aに対応する位
置に包装容器11A〜11Hの開放端面に形成したフラ
ンジ部11aを支持するリング状の支持枠12bとで構
成されている。
【0014】そして、チェーンコンベア9の途中に包装
容器11A〜11Hに蓋13A〜13Hを自動的に装着
する蓋自動装着装置15が配設されている。この蓋自動
装着装置15は、前述したチェーンコンベア9を案内支
持する支持部材7と上方から対向する位置に配設された
揺動体16と、この揺動体16を挟む前後位置で且つコ
ンベア9で搬送される各包装容器11A〜11Hに対向
する位置に夫々配設された第1の蓋供給機構25A〜2
5H及び第2の蓋供給機構26A〜26Hとを備えてい
る。
【0015】揺動体16は、図1に示すように、チェー
ンコンベア9の保持枠12と略等しい長さを有し両端が
端板17L,17Rで閉塞された四角筒体17と、その
端板17L,17Rの偏心位置に突出形成された外方に
延長する円筒状の回転軸18L,18Rとで構成されて
おり、回転軸18L及び18Rが左右枠板1L及び1R
に固定された軸受19L及び19Rに回転自在に支持さ
れている。
【0016】四角筒体17には、図1〜図4に示すよう
に、下面板17aにおける各包装容器11A〜11Hに
対向する位置に夫々第1の蓋保持兼装着機構20A〜2
0Hが配設されていると共に、下面板17aに隣接する
左側面板17bにも第2の蓋供給機構26A〜26Hに
対向する位置に夫々第2の蓋保持兼装着機構21A〜2
1Hが配設されている。
【0017】第1の蓋保持兼装着機構20A〜20Hの
夫々は、図3及び図4に示すように、蓋13A〜13H
を真空吸着する伸縮自在の蓋保持部材22と、この蓋保
持部材22を伸縮駆動する駆動部23と、蓋保持部材2
2の回りに同軸的に配設された同様に伸縮自在の蓋溶着
部材24と、この蓋溶着部材24を伸縮駆動する駆動部
25とで構成されている。
【0018】蓋保持部材22は、図3に示すように、下
面板17aの包装容器11A及び11B間の中央位置及
び包装容器11G及び11H間の中央位置に夫々形成さ
れた一対の案内筒17c及び17dに挿通されて案内さ
れるガイドピン22a,22bを有し下面板17aに左
右方向に延長して形成された長溝17eに沿って延長す
る連結杆22cと、この連結杆22cにおける各包装容
器11A〜11Hの中心に対向する位置に夫々連結杆2
2cを貫通して配設された内部に気体流路22dを穿設
した支持軸22eと、この支持軸22eの下端部に配設
された下面に気体流路22dに連通する十字状の吸引溝
22fを形成した吸着板22gと、この吸着板22gの
外周縁に嵌合されたリップ付きエアシール22hとで構
成され、支持軸22eの連結杆22cより上方側位置に
形成された連結ポート22iに真空源(図示せず)に接
続されたフレキシブルチューブ(図示せず)が接続さ
れ、後述する所定タイミングで真空引きされる。
【0019】駆動部23は、左側面板17bの中央より
やや上方側の内面で包装容器11A及び11Hに対応す
る位置に夫々固定されて内方に延長する支持片23a及
び23bの先端に上下方向に延長して保持された片ロッ
ド複動型のエアシリンダ23c及び23dを備え、これ
らエアシリンダ23c及び23dのピストンロッド23
e及び23fが継手23g及び23hを介して包装容器
11A及び11Hに対向する支持軸22eの上端に連結
された構成を有し、エアシリンダ23c及び23dを作
動させてピストンロッド23e及び23fを往復動させ
ることにより、連結杆22cを介して各蓋保持兼装着機
構20A〜20Hの蓋保持部材22を進退駆動する。
【0020】蓋溶着部材24は、蓋保持部材22の支持
軸22eの回りに摺動自在に配設された保持円板24a
と、この保持円板24aの下面側に、ステンレスリング
24bをスペーサ24c及び24dで挟んで形成した断
熱部材24eを介して配設された蓋保持部材22の吸着
板22gを収納する中心開口24fを有すると共に、包
装容器11A〜11Hのフランジ11aに対向し且つニ
クロム線を内蔵したヒータ24gとで構成されている。
【0021】駆動部25は、揺動体16の下面板17a
の連結杆22cを挟む前後位置に所定間隔を保って配設
された4本のエアシリンダ25a〜25dを有し、これ
らエアシリンダ25a〜25dのピストンロッド25e
の先端が夫々継手25fを介して蓋溶着部材24の保持
円板24aの上面側に固定され、ピストンロッド25e
を往復動させることにより、蓋溶着部材24を進退駆動
する。
【0022】なお、蓋保持部材22及び蓋溶着部材24
のストロークは一致しており、両者が四角筒体17側に
後退している状態で、蓋保持部材22における吸着板2
2g及びエアシール22hの下面と蓋溶着部材24にお
けるヒータ24gの下面とが略同一水平面に位置して包
装容器11A〜11Hより上方に離間した位置をとり、
このままの状態を保って包装容器11A〜11H側に前
進したときに、ヒータ24gが蓋13A〜13Hを包装
容器11A〜11Hのフランジ11aに圧着させてフラ
ンジ11aを加熱溶融させることにより、包装容器11
A〜11Hに蓋13A〜13Hを溶着して密封する。
【0023】また、第2の蓋保持兼装着機構21A〜2
1Hも、下面板17aに代えて左側面板17bに取付ら
れ、且つエアシリンダ23c及び23dの取付位置及び
エアシリンダ25a〜25dの取付位置が互いに干渉し
ないように設定されていることを除いては全く同様の構
成を有し、第1の蓋保持兼装着機構20A〜20Hとの
対応部分には同一符号を付してその詳細説明はこれを省
略する。
【0024】一方、第1及び第2の蓋供給機構25A〜
25H及び26A〜26Hの夫々は、図2及び図5に示
すように、左右枠板1L及び1R間に橋架され且つ第1
及び第2の蓋保持兼装着機構20A〜20H及び21A
〜21Hに対向する位置に蓋13A〜13Hより僅かに
小さい蓋取出孔27aを穿設した保持板27と、この保
持板27の蓋取出孔27aにおける揺動体16とは反対
側に略円形状の蓋13A〜13Hを収納して左右方向に
案内する断面U字状の案内樋28と、この案内樋28の
下面側における左右側板に形成された長孔28aで摺動
自在に案内された蓋13A〜13Hに背圧を与える押圧
板29と、この押圧板29を揺動体14側に付勢するス
プリング29aとで構成されている。
【0025】そして、揺動体16が駆動機構31によっ
て、第1の蓋保持兼装着機構20A〜20Hが、図2に
示すように、チェーンコンベア9上の包装容器11A〜
11Hに対向し、且つ第2の蓋保持兼装着機構21A〜
21Hが第2の蓋供給機構26A〜26Hに対向する第
1の揺動位置とこれに対して反時計方向に90°回動し
た第1の蓋保持兼装着機構20A〜20Hが第1の蓋供
給機構25A〜25Hに対向し、且つ第2の蓋保持兼装
着機構21A〜21Hがチェーンコンベア9上の包装容
器11A〜11Hに対向する第2の揺動位置との間で往
復駆動される。
【0026】この駆動機構30は、図1及び図2に示す
ように、揺動体14の下側における案内部材4a,4b
上に橋架された架台32上に載置された正逆転駆動され
る駆動モータ33と、この駆動モータ33の回転軸33
aに取付けたスプロケット34と揺動体16の回転軸1
7aに形成されたスプロケット35との間に張設された
チェーン36と、駆動モータ33の回転軸33aと平行
に配設され且つ回転軸33aにスプロケット37、チェ
ーン38及びスプロケット39を介して連結された各部
の制御タイミングを設定するためのタイミング信号を形
成するタイミング信号形成機構40とを備えている。
【0027】タイミング信号形成機構40は、架台32
に所定間隔を保って固定された支柱41a,41bと、
これら支柱41a,41bに回転自在に支持された回転
軸42と、この回転軸42に所定間隔を保って取付けら
れた制御タイミングを表す透孔を穿設した5枚の符号板
43a〜43eと、これら符号板43a〜43eと対向
するように架台32上に固定された支持板44a〜44
eに保持された反射型光電変換素子45a〜45eとで
構成されており、例えば光電変換素子45aが第1及び
第2の蓋保持兼装着機構20A〜20Hの九度を部23
のエアシリンダ23c及び23dの駆動制御用、光電変
換素子45b及び45cが第1及び第2の蓋保持兼装着
機構21A〜21Hの駆動部24のエアシリンダ25a
〜25dの駆動制御用、光電変換素子45d及び45e
が第1及び第2の蓋保持兼装着機構21A〜21Hの蓋
保持部材22の吸着・解除制御用として使用される。
【0028】また、チェーンコンベア9の間歇搬送時間
と揺動体16の揺動時間並びに第1及び第2の蓋保持兼
装着機構20A〜20H及び21A〜21Hの進退時間
の和の時間とが一致するように、チェーンコンベア9と
駆動モータ32とが同期制御される。なお、図示しない
が、揺動体14と対向する位置に搬送される包装容器1
1A〜11Hには、その手前側で、所定の充填物例えば
乾麺、具、調味料等が順次充填された状態で搬送されて
くる。
【0029】次に、上記実施例の動作を説明する。今、
チェーンコンベア3が停止しており、且つ揺動体16の
揺動及び蓋保持兼装着機構20A〜20H及び21A〜
21Hも動作を停止しているものとする。この状態で、
先ず、各蓋供給機構25A〜25H及び26A〜26H
の案内樋27内に所定枚数の蓋13A〜13Hを挿入し
て、押圧板29によって最後列の蓋13A〜13Hを前
方側に押圧して最前列の蓋13A〜13Hをフランジ2
7aに当接させておく。
【0030】このとき、揺動体16が、図1に示すよう
に、第1の蓋保持兼装着機構20A〜20Hが蓋13A
〜13Hを吸着保持した状態でチェーンコンベア9によ
って搬送された包装容器11A〜11Hの直上に離間し
て対向しており、第2の蓋保持兼装着機構21A〜21
Hが第2の蓋供給機構26A〜26Hに対向している第
1の揺動位置にあるものとする。
【0031】この状態で、図示しない起動スイッチを押
下すると、チェーンコンベア9及び駆動モータ32が同
期して駆動開始され、先ず、例えば、第1の蓋保持兼装
着機構20A〜20Hのエアシリンダ23c,23d及
び25a〜25dのピストンロッド23e及び25eが
伸長されて、蓋保持部材22及び蓋溶着部材24が共に
下降され、これによって蓋13A〜13Hが包装容器1
1A〜11Hのフランジ11aに当接されると共に、ヒ
ータ24gによってフランジ11aの上端が溶着され
る。これと同時に、第2の蓋保持兼装着機構21A〜2
1Hでは、エアシリンダ23c,23dのみが作動され
て、蓋保持部材22のみが伸長されて第2の蓋供給機構
26A〜26Hに収納されている最前列の蓋13A〜1
3Hを真空吸着する。
【0032】次いで、第1の蓋保持兼装着機構20A〜
20Hの蓋保持部材22の気体通路22dが大気に開放
されて蓋13A〜13Hの吸着状態が解除されてからエ
アシリンダ23c,23d及び25a〜25dのピスト
ンロッド23e及び25eが収縮されて蓋保持部材22
及び蓋溶着部材24が図4で実線図示の包装容器11A
〜11Hから上方に離間した位置に退避する。これと同
時に、第2の蓋保持兼装着機構21A〜21Hでは、蓋
保持部材22で蓋13A〜13Hを真空吸着してからエ
アシリンダ23c,23dのピストンロッド23eが収
縮されて蓋保持部材22で蓋13A〜13Hを保持した
状態で、図4に示す位置に退避する。
【0033】次いで、チェーンコンベア9が保持枠12
の1ピッチ分間歇駆動されて、次の包装容器11A〜1
1Hが支持板7上に搬送されると共に、駆動モータ33
が図2で反時計方向に90°だけ回転駆動されることに
より、第2の蓋保持兼装着機構21A〜21Hが支持板
7に対向し、第1の蓋保持兼装着機構20A〜20Hが
第1の蓋供給機構25A〜25Hに対向する。
【0034】そして、上記と同様に、第2の蓋保持兼装
着機構21A〜21Hの蓋保持部材22及び蓋溶着部材
24が共に下降されて、蓋13A〜13Hが包装容器1
1A〜11Hに溶着されると共に、第1の蓋保持兼装着
機構20A〜20Hの蓋保持部材22によって第1の蓋
供給機構25A〜25Hに保持されている最前列の蓋1
3A〜13Hを吸着保持する。
【0035】次いで、第2の蓋保持兼装着機構21A〜
21Hの蓋保持部材22の気体通路が大気に開放された
後蓋保持部材22及び蓋溶着部材24が共に退避され、
且つ第1の蓋保持兼装着機構20A〜20Hの蓋保持部
材22が退避された後、駆動モータ33が図2で時計方
向に90°だけ回転駆動されて、初期状態に復帰する。
【0036】以上の動作が繰り返されることにより、チ
ェーンコンベア9が保持枠12の1ピッチ分間歇移動さ
れる毎に、揺動枠16が90°づつ揺動することによ
り、第1の蓋保持兼装着機構20A〜20Hと第2の蓋
保持兼装着機構21A〜21Hとによって、交互に蓋1
3A〜13Hが包装容器11A〜11Hに自動的に溶着
されることになり、蓋13A〜13Hの装着時間を蓋保
持兼装着機構を1組だけ設ける場合に比較して半分に短
縮することができる。
【0037】なお、上記実施例においては、揺動体16
を90°揺動させる場合について説明したが、これに限
定されるものではなく、第1及び第2の蓋供給機構25
A〜25H及び26A〜26Hをチェーンコンベア9に
よる包装容器11A〜11Hの搬送を妨げない範囲内で
傾動配置すると共に、これに応じて第1及び第2の蓋保
持兼装着機構20A〜20H及び21A〜21Hの設置
角を調整することにより、揺動体16の揺動角を90°
未満に設定することができる。
【0038】また、上記実施例においては、揺動体16
の駆動機構30として正逆転駆動される駆動モータ33
を適用した場合について説明したが、これに限らず揺動
体16に回動アームを取付け、この回動アームをエアシ
リンダ等の直線駆動機構で所定角度だけ揺動させるよう
にしてもよい。さらに、上記実施例においては、本発明
をカップ麺の製造ラインに適用した場合について説明し
たが、これに限定されるものではなく、任意の包装容器
に蓋を装着する場合に適用し得ることは勿論である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
揺動体の隣接する異なる面に第1及び第2の蓋保持兼装
着機構を配設すると共に、揺動体に対向させて第1及び
第2の蓋供給機構を配設し、一方の蓋保持兼装着機構が
搬送手段で搬送された包装容器に対向している状態で他
方の蓋保持兼装着機構を蓋供給機構に対向させるように
駆動機構で揺動体を揺動駆動するように構成したので、
搬送手段で搬送される包装容器に対して第1の蓋保持兼
装着機構及び第2の蓋保持兼装着機構で交互に蓋を装着
することができ、各蓋保持兼装着機構で蓋を保持してか
ら包装容器に装着するまでの時間を従来例に比較して大
幅に短縮することができ、搬送手段の搬送速度を向上さ
せることが可能となり、生産ラインの単位時間当たりの
生産量を向上させることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1の左側面板を省略した左側面図である。
【図3】本発明に適用し得る揺動体の拡大縦断面図であ
る。
【図4】揺動体の拡大横断面図である。
【図5】本発明に適用し得る蓋供給機構の正面図であ
る。
【符号の説明】
1L,1R 左右枠板 9 チェーンコンベア 11A〜11H 包装容器 13A〜13H 蓋 15 蓋自動装着装置 16 揺動体 20A〜20H 第1の蓋保持兼装着機構 21A〜21H 第2の蓋保持兼装着機構 22 蓋保持部材 23 駆動機構 24 蓋溶着部材 25 駆動機構 25A〜25H 第1の蓋供給機構 26A〜26H 第2の蓋供給機構 30 駆動機構

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端を開放した包装容器を間歇的に搬送
    する搬送手段と、該搬送手段で搬送される包装容器の開
    放端面に対向して配設され、当該開放端面に蓋を自動装
    着する蓋装着手段とを備えた包装容器の蓋自動装着装置
    において、前記蓋装着手段は、垂直面に対して時計及び
    反時計方向に所要角度で揺動自在に配設された揺動体
    と、該揺動体の互いに隣接した異なる2つの面に夫々配
    設した第1及び第2の蓋保持兼装着機構と、前記揺動体
    を第1の蓋保持兼装着機構が包装容器の開放端面と対向
    する第1の揺動位置及び第2の蓋保持兼装着機構が包装
    容器の開放端面と対向する第2の揺動位置間で揺動駆動
    する駆動機構と、前記揺動体が第1の揺動位置にある状
    態で前記第2の蓋保持兼装着機構に蓋を供給する第1の
    蓋供給機構と、前記揺動体が第2の揺動位置にある状態
    で前記第1の蓋保持兼装着機構に蓋を供給する第2の蓋
    供給機構とを備えたことを特徴とする包装容器の蓋自動
    装着装置。
  2. 【請求項2】 第1及び第2の蓋保持兼装着機構は、第
    1及び第2の蓋供給機構の蓋を吸着保持し且つ当該蓋を
    包装容器に当接させる伸縮自在の蓋保持部材と、該蓋保
    持部材と同軸的に伸縮自在に配設され、包装容器の開放
    端面に当接された蓋を加熱溶着する蓋溶着部材とを備え
    ていることを特徴とする請求項1記載の包装容器の蓋自
    動装着装置。
  3. 【請求項3】 揺動体は、複数組の第1及び第2の蓋保
    持兼装着機構を整列配置して構成されていることを特徴
    とする請求項1又は2に記載の包装容器の蓋自動装着装
    置。
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