JP3452325B2 - テーブル送り装置 - Google Patents

テーブル送り装置

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JP3452325B2
JP3452325B2 JP12775392A JP12775392A JP3452325B2 JP 3452325 B2 JP3452325 B2 JP 3452325B2 JP 12775392 A JP12775392 A JP 12775392A JP 12775392 A JP12775392 A JP 12775392A JP 3452325 B2 JP3452325 B2 JP 3452325B2
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茂弘 荒井
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セイコーインスツルメンツ株式会社
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q5/00Driving or feeding mechanisms; Control arrangements therefor
    • B23Q5/22Feeding members carrying tools or work
    • B23Q5/34Feeding other members supporting tools or work, e.g. saddles, tool-slides, through mechanical transmission
    • B23Q5/38Feeding other members supporting tools or work, e.g. saddles, tool-slides, through mechanical transmission feeding continuously
    • B23Q5/40Feeding other members supporting tools or work, e.g. saddles, tool-slides, through mechanical transmission feeding continuously by feed shaft, e.g. lead screw
    • B23Q5/408Nut bearings therefor

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)
  • Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工作機械等に有する
テーブルを往復移動させるためのテーブル送り装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のテーブル送り装置はボー
ルネジ等の送りネジ、及びこの送りネジに係合する送り
ナット等を有し、送りネジはその径方向にモータで回転
されるように構成されている一方、送りナットにはブロ
ックが一体に装着されていると共に、そのブロックには
テーブルが直接取り付けられている。
【0003】また、上記送りネジの断面左右には、送り
ネジの軸方向に沿ってテーブルを案内するためのガイド
レールがそれぞれ設置されており、これらのガイドレー
ルの案内面には上記テーブルに有するガイドが滑動可能
に係合するよう構成されている。
【0004】即ち、このようなテーブル送り装置は、モ
ータによる送りネジの回転で送りナット及びブロックと
共にテーブルを送りネジの軸方向に往復移動させるよう
に構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のテーブル送り装置にあっては、上記の如くブ
ロックにテーブルが直接取り付けられているため、テー
ブルには送りナットの振れ回りに同期した力がブロック
を介して直に伝達されるので、特に、ガイドレールの案
内面の真直度を可能な限り高精度に仕上げたとしても、
その案内面が比較的低剛性である場合には、上記のよう
な力により、ガイドレールが撓んでテーブルが送りナッ
トの振れ回りに同期して変動することは避けられず、移
動するテーブルの真直度(以下、テーブルの移動真直度
という)が悪くなり、テーブルを正確に往復移動させる
ことができない。
【0006】また、従来より、上記テーブルの移動真直
度を向上させる場合にはガイドレールを大型化して案内
面の剛性を高くするようにもしているが、機械全体の大
きさには一定の制限があり、必要以上にガイドレールの
みを大型化することはできない。このため、特に、小さ
なテーブルを有する小型の機械に対して太く長い送りネ
ジを備えた従来のテーブル送り装置を適用する場合にあ
っては、送りネジが太くて高剛性の場合や、長くて振れ
が大きい場合に、ガイドレールが小型であり、しかも、
テーブルは小さくかつ低剛性である場合には、上記のよ
うな力により、ガイドレール等が撓んでテーブルが送り
ナットの振れ回りに同期して変動し易く、テーブルの移
動真直度が悪くなる。
【0007】この発明は上述の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、ガイドレールの案内面
を必要以上に高剛性とする手法によることなく、テーブ
ルの移動真直度を高精度にしてテーブルを正確に往復移
動させること、併せてメンテナンスの作業性に優れたテ
ーブル送り装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、回転可能に支持された送りネジと、上記
送りネジをその軸心周りに回転させるモータと、上記送
りネジに係合する送りナットと、上記送りナットに一体
に装着されたブロックと、上記ブロックの上方に位置す
るテーブルに開設され、該テーブルの上下方向に貫通す
取出し孔と、上記取出し孔に着脱自在に嵌合設置され
た分離ブロックテーブルと、上記送りネジの軸方向に沿
って上記テーブルを案内するガイドレールと、上記分離
ブロックテーブルの下面側に直接取付けられ、上記ブロ
ックと上記分離ブロックテーブルとを連結すると共に、
上記送りネジの断面左右方向にスライド可能に配設され
た横スライド機構部とを具備し、上記横スライド機構部
はリニアガイドからなり、上記リニアガイドは、2つの
ガイドレールとこのそれぞれのガイドレールに摺動自在
に嵌合する摺動部材とからなるとともに、上記2つのガ
イドレールは上記ブロックに固定され、上記摺動部材は
上記分離ブロックテーブルに固定されてなる構造を有す
ることを特徴とする。
【0009】本発明は、回転可能に支持された送りネジ
と、上記送りネジをその軸心周りに回転させるモータ
と、上記送りネジに係合する送りナットと、上記送りナ
ットに一体に装着されたブロックと、上記ブロックの上
方に位置するテーブルに開設され、該テーブルの上下方
向に貫通する取出し孔と、上記取出し孔に着脱自在に嵌
合設置されると共に、上記送りネジの断面左右方向に位
置する支持アームを下面に一体に形成してなる構造の分
離ブロックテーブルと、上記送りネジの軸方向に沿って
上記テーブルを案内するガイドレールと、上記ブロック
と上記テーブルとの間に配設された中間接続部材と、上
記分離ブロックテーブルの下面側に配置され、上記中間
接続部材と上記ブロックとを連結すると共に、上記送り
ネジの断面左右方向にスライド可能に配設された横スラ
イド機構部と、上記分離ブロックテーブル下面の支持ア
ーム側に直接取付けられ、上記中間接続部材と上記分離
ブロックテーブルとを連結すると共に、上記送りネジの
断面上下方向にスライド可能に配設された縦スライド機
構部とを具備し、上記横スライド機構部はリニアガイド
からなり、上記リニアガイドは、2つのガイドレールと
このそれぞれのガイドレールに摺動自在に嵌合する摺動
部材とからなるとともに、上記2つのガイドレールは上
記ブロックに固定され、上記摺動部材は上記中間接続部
材に固定されてなる構造を有することを特徴とする。
【0010】
【0011】
【0012】
【作用】請求項1の発明によれば、送りナットの振れ回
り等により、ブロックが送りネジの断面左右方向又は断
面上下方向に振れた場合には、その振れた分だけ、横又
は縦スライド機構部が送りネジの断面左右方向又は断面
上下方向にスライドしてブロックの振れを吸収する。
【0013】請求項2の発明にあっては、送りナットの
振れ回り等により、ブロックが送りネジの断面左右方向
及び断面上下方向の両方向に振れた場合には、その振れ
た分だけ、横スライド機構部又は縦スライド機構部が送
りネジの断面左右方向又は断面上下方向にスライドして
ブロックの振れを吸収する。
【0014】特に、請求項3及び4に記載の発明によれ
ば、送りナットと送りネジをブロックから引き抜いた
後、取出し孔から分離ブロックテーブルを取り外すこと
により、その取出し孔を介して分離ブロックテーブルと
共に横スライド機構部,ブロック及びナット、又は取出
し孔を介して分離ブロックテーブルと共に縦スライド機
構部,中間接続部材,横スライド機構部及びブロックを
取り出すことができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明に係るテーブル送り装置の一
実施例について図1ないし図5を用いて詳細に説明す
る。なお、従来と同一部材には同一符号を付し、その詳
細説明は省略する。
【0016】このテーブル送り装置は図1に示す如くベ
ース1上に送りネジとしてボールネジ2が配設されてお
り、このボールネジ2は軸受3,4で回転可能に両端支
持されている。一方、ボールネジ2の一端側にはモータ
5が設置されていると共に、そのモータ5の回転軸6と
ボールネジ2とは図示しないカップリングを介して連結
されている。
【0017】また、上記ボールネジ2にはボールネジ用
の送りナット7が係合していると共に、その送りナット
7にはブロック8が一体に装着されている。そして、ブ
ロック8の上方にはテーブル9が配設されていると共
に、このテーブル9の下面には取付プレート10が一体
に取り付けられている。
【0018】さらに、上記テーブル9の取付けプレート
10とブロック8との間には横スライド機構部として一
対のローラガイド11,11が設けられおり、これらの
ローラガイド11はチェーン12、及びこのチェーン1
2の両側に摺動自在に嵌合する2本のガイドレール1
3,14から構成され、一方側のガイドレール13はそ
の一端がボールネジ2の断面右側に位置し、他端がボー
ルネジ2の断面左側に位置するように配設されていると
共に、取付けプレート10にネジ止め固定されている。
他方側のガイドレール14は上記ガイドレール13と平
行にブロック8にネジ止め固定されている。
【0019】即ち、上記のようなローラガイド11はテ
ーブル9とブロック8とを連結しつつ、チェーン12の
部分を境にボールネジ2の断面左右方向へとスライドす
るように構成されている。
【0020】なお、上記テーブル9の下面には図示しな
い左右一対の断面L字状ガイドが一体に形成されている
と共に、上記ボールネジ2の断面左右方向にはそのボー
ルネジ2と平行に図示しないガイドレールが設置されて
おり、このガイドレールは上記テーブル9の断面L字状
ガイドが滑動可能に係合するよう構成されている。
【0021】次に、上記の如く構成されたテーブル送り
装置の動作について説明する。
【0022】このテーブル送り装置によれば、モータ5
を起動して正逆回転させると、ボールネジ2がその径方
向に正逆回転する。このようなボールネジ2の回転に追
従して送りナット7と共にブロック8がボールネジ2の
軸方向に沿って往復移動する。また、往復移動するブロ
ック8の推進力は、ローラガイド11及び取付けプレー
ト10を介してテーブル9に伝達され、テーブル9を往
復移動させる。
【0023】ところで、上記のようなテーブル9の往復
移動中において、送りナット7の振れ回り等により、ブ
ロック8がボールネジ2の断面左右方向に振れた場合に
は、その振れた分だけ、ローラガイド11がチェーン1
2の部分を境にボールネジ2の断面左右方向へとスライ
ドして、ブロック8の振れを吸収する。
【0024】図2はこの発明に係るテーブル送り装置の
第2の実施例を示すもので、同図に示すテーブル送り装
置には、上記第1の実施例におけるローラガイド11に
代えて、横スライド機構部として静圧軸受15が設けら
れている。静圧軸受15は断面長方形の静圧案内16、
及びこの静圧案内16の両側面がわに滑動自在に嵌合す
る2つのガイド17,17等から構成されており、静圧
案内16はその一端がボールネジ2の断面右側に位置
し、他端がボールネジ2の断面左側に位置するように配
設されていると共に、ブロック8の取付凸部8aにネジ
止め固定されている。両ガイド17は取付けプレート1
0にネジ止め固定されている。
【0025】即ち、このような静圧軸受15はテーブル
9とブロック8とを連結しつつ、静圧案内16とガイド
17との摺接部分を境にボールネジ2の断面左右方向へ
とスライドするように構成されている。
【0026】ところで、上記の如く構成されたテーブル
送り装置にあっては、送りナット7の振れ回り等によ
り、ブロック8がボールネジ2の断面左右方向に振れた
場合には、その振れた分だけ、静圧軸受15が静圧案内
16とガイド17との摺接部分を境にボールネジ2の断
面左右方向へとスライドして、ブロック8の振れを吸収
する。
【0027】図3はこの発明に係るテーブル送り装置の
第3の実施例を示すもので、この実施例においては、テ
ーブル9にはブロック8を取り出すための取出し孔18
が開設されていると共に、この取出し孔18には分離ブ
ロックテーブル19が着脱自在に嵌合設置されている。
【0028】また、上記分離ブロックテーブル19とブ
ロック8との間には横スライド機構部としてリニアガイ
ド20が設けられており、このリニアガイド20は2本
のガイドレール21,21、及びこのそれぞれのガイド
レール21に摺動自在に嵌合する摺動部材22,22か
ら構成され、両ガイドレール21はその一端がボールネ
ジ2の断面右側に位置し、他端がボールネジ2の断面左
側に位置するように配設されていると共に、ブロック8
にねじ止め固定されている。摺動部材22は分離ブロッ
クテーブル19にねじ止め固定されている。
【0029】即ち、このようなリニアガイド20は分離
ブロックテーブル19とブロック8とを連結しつつ、ガ
イドレール21と摺動部材22との摺動部分を境にボー
ルネジ2の断面左右方向へとスライドするように構成さ
れている。
【0030】ところで、上記の如く構成されたテーブル
送り装置にあっては、送りナット7の振れ回り等によ
り、ブロック8がボールネジ2の断面左右方向に振れた
場合には、その振れた分だけ、リニアガイド20がガイ
ドレール21と摺動部材22との摺接部分を境にボール
ネジ2の断面左右方向へとスライドして、ブロック8の
振れを吸収する。
【0031】また、上記のようなリニアガイド20のメ
ンテナンスを行う際は、ブロック8からボールネジ2と
送りナット7を引き抜いた後、取出し孔18から分離ブ
ロックテーブル19を取り外すと、その取出し孔18を
介して分離ブロックテーブル19と共にリニアガイド2
0,ブロック8及び送りナット7が取り出される。即
ち、リニアガイド20のメンテナンス作業は、装置全体
を分解する必要がなく、単に取出し孔18から分離ブロ
ックテーブル19を取り外すのみで行うことができる。
【0032】図4はこの発明に係るテーブル送り装置の
第4の実施例を示すもので、この実施例においても、テ
ーブル9にはブロック8を取り出すための取出し孔18
が開設されていると共に、この取出し孔18には分離ブ
ロックテーブル19が着脱自在に嵌合設置されている。
【0033】また、上記分離ブロックテーブル19の下
面には2脚の支持アーム23,23が一体に形成されて
いると共に、この両支持アーム23はボールネジ2の断
面左右方向に位置し、かつ上記取出し孔18の内側でボ
ールネジ2を介して互いに向かい合うように設けられて
いる。
【0034】一方、上記分離ブロックテーブル19とブ
ロック8との間には中間接続部材24が設けられている
と共に、この中間接続部材24は上下の側板25,26
及び左右の側板27,28から角筒状に形成されてお
り、その上下の側板25,26はボールネジ2の断面上
下方向に位置し、左右の側板27,28はボールネジ2
の断面左右方向に位置するように設けられている。
【0035】また、上記中間接続部材24とブロック8
との間には横スライド機構部として第1のリニアガイド
29が設けられており、この第1のリニアガイド29は
上記第3の実施例で示したリニアガイド20と同様な構
成、即ち、ガイドレール21及び摺動部材22から構成
され、そのガイドレール21はその一端がボールネジ2
の断面右側に位置し、他端がボールネジ2の断面左側に
位置するように配設されていると共に、ブロック8にね
じ止め固定されている。摺動部材22は中間接続部材2
4の側板25にねじ止め固定されている。
【0036】即ち、このような第1のリニアガイド29
はブロック8と中間接続部材24とを連結しつつ、ガイ
ドレール21と摺動部材22との摺動部分を境にボール
ネジ2の断面左右方向へとスライドするように構成され
ている。
【0037】さらに、上記左側の側板27と分離ブロッ
クテーブル19との間、及び右側の側板28と分離ブロ
ックテーブル19との間には、縦スライド機構部として
上記第1のリニアガイド29と同様な構成の第2のリニ
アガイド30が設けられており、第2のリニアガイド3
0のガイドレール21はその一端がボールネジ2の断面
上側に位置し、他端がボールネジ2の断面下側に位置す
るように配設されていると共に、左側の側板27又は右
側の側板28にねじ止め固定されている。一方、第2の
リニアガイド30の摺動部材22は分離ブロックテーブ
ル19の支持アーム23にねじ止め固定されている。
【0038】即ち、このような第2のリニアガイド30
は中間接続部材24と分割ブロックテーブル19とを連
結しつつ、ガイドレール21と摺動部材22との摺動部
分を境にボールネジ2の断面上下方向へとスライドする
ように構成されている。
【0039】ところで、上記の如く構成されたテーブル
送り装置にあっては、送りナット7の振れ回り等によ
り、ブロック8がボールネジ2の断面左右方向及び断面
上下方向の両方向に振れた場合には、その振れた分だ
け、第1のリニアガイド29又は第2のリニアガイド3
0がボールネジ2の断面左右方向又は断面上下方向にス
ライドしてブロック8の振れを吸収する。
【0040】また、上記のような第1又は第2のリニア
ガイド29,30のメンテナンスを行う際は、ブロック
8からボールネジ2と送りナット7を引き抜いた後、取
出し孔18から分離ブロックテーブル19を取り外す
と、その取出し孔18を介して分離ブロックテーブル1
9と共に第2のリニアガイド30,中間接続部材24,
第1のリニアガイド29及びブロック8が取り出され
る。即ち、第1のリニアガイド29等のメンテナンス作
業は、装置全体を分解する必要がなく、単に取出し孔1
8から分離ブロックテーブル19を取り外すのみで行う
ことができる。
【0041】図5はこの発明に係るテーブル送り装置の
第5の実施例を示すもので、同図に示すテーブル送り装
置には、上記第4の実施例における筒状の中間接続部材
24に代えて、その形状とは異なる中間接続部材31が
設けられている。即ち、中間接続部材31はコ字状天板
32及び底板33を4本の支柱34,34,35,35
で一体に連結したもので、このうち2本の支柱34,3
4はボールネジ2の断面右側に位置するように、残りの
2本の支柱35,35はボールネジ2の断面左側に位置
し、かつ上記支柱34,34と向かい合うように配設さ
れている。
【0042】また、上記天板32の下面側近傍には横ス
ライド機構部として第1のリニアボールベアリング36
が設けられていると共に、この第1のリニアボールベア
リング36は2本のガイドバー37,37及び、そのガ
イドバー37,37に摺動自在に嵌合する摺動部材38
から構成されており、ガイドバー37,37はその一端
がボールネジ2の断面右側に位置し、他端がボールネジ
2の断面左側に位置するように配設されていると共に、
両端面が上記コ字状天板32の凸部に取り付けられてい
る。摺動部材38はブロック8に一体に取り付けられて
いる。
【0043】即ち、このような第1のリニアボールベア
リング36はブロック8と中間接続部材31とを連結し
つつ、ガイドバー37と摺動部材38との摺動部分を境
にボールネジ2の断面左右方向へとスライドするように
構成されている。
【0044】さらに、上記ボールネジ2の断面右側に位
置する2本の支柱34,34間、及びボールネジ2の断
面左側に位置する2本の支柱35,35間には、縦スラ
イド機構部として第2のリニアボールベアリング39が
それぞれ設けられており、この第2のリニアボールベア
リング39の2本のガイドバー37,37は、その一端
がボールネジ2の断面上側に位置し、他端がボールネジ
2の断面下側に位置するように配設されていると共に、
各端面が天板32又は底板33に固定されている。摺動
部材38は分離ブロックテーブル19の支持アーム23
にねじ止め固定されている。
【0045】即ち、このような第2のリニアボールベア
リング39は中間接続部材31と分割ブロックテーブル
19とを連結しつつ、ガイドバー37と摺動部材38と
の摺動部分を境にボールネジ2の断面上下方向へとスラ
イドするように構成されている。
【0046】ところで、上記の如く構成されたテーブル
送り装置にあっては、送りナット7の振れ回り等によ
り、ブロック8がボールネジ2の断面左右方向及び断面
上下方向の両方向に振れた場合には、その振れた分だ
け、第1のリニアボールベアリング36又は第2のリニ
アボールベアリング39がボールネジ2の断面左右方向
又は断面上下方向にスライドしてブロック8の振れを吸
収する。
【0047】したがって、上記のような実施例によれ
ば、送りナットの振れ回り等により、ブロックが送りネ
ジの断面左右方向に振れた場合には、その振れた分だ
け、ローラガイド等の横スライド機構部がボールネジの
断面横方向にスライドしてブロックの振れを吸収するの
で、テーブルの移動真直度が高精度となる。
【0048】特に、第4及び第5の実施例にあっては、
送りナットの振れ回り等により、ブロックが送りネジの
断面左右方向のみならず、断面上下方向にも振れた場合
には、その振れた分だけ、リニアガイド等の横スライド
機構部又は縦スライド機構部がボールネジの断面左右方
向又は断面上下方向にスライドしてブロックの振れを吸
収するので、テーブルの移動真直度が高精度となること
は勿論のこと、送りナットの振れ回り等によるテーブル
の断面横方向,断面縦方向の両方向の振れを同時に抑え
ることができる。
【0049】また、第3ないし第5の実施例によれば、
リニアガイド等の横スライド機構部や縦スライド機構部
に関するメンテナンス作業は、装置全体を分解する必要
がなく、単に取出し孔から分離ブロックテーブルを取り
外すのみで行うことができるので、そのメンテナンスの
作業性が向上する。
【0050】なお、上記実施例では送りねじとしてボー
ルネジを用いたが、これに限定されることはなく、イン
ボリュート関数のネジ溝を有する送りネジであっても上
記と同様な効果が得られる。
【0051】
【発明の効果】この発明に係るテーブル送り装置にあっ
ては、上記の如くテーブルとブロックとの連結は送りネ
ジの断面左右方向又は断面上下方向にスライド可能な横
又は縦スライド機構部を介するように構成したため、送
りナットの振れ回り等により、ブロックが送りネジの断
面左右方向又は断面上下方向に振れた場合には、その振
れた分だけ、横又は縦スライド機構部が送りネジの断面
横方向にスライドしてブロックの振れを吸収するので、
テーブルの移動真直度が高精度となり、テーブルを正確
に往復移動させることができる。
【0052】また、請求項2に記載の発明によれば、送
りナットの振れ回り等により、ブロックが送りネジの断
面左右方向のみならず、断面上下方向にも振れた場合に
は、その振れた分だけ、横スライド機構部又は縦スライ
ド機構部が送りネジの断面左右方向又は断面上下方向に
スライドしてブロックの振れを吸収するので、テーブル
の移動真直度が高精度となることは勿論のこと、送りナ
ットの振れ回り等によるテーブルの断面横方向,断面縦
方向の両方向の振れを同時に抑えることができ、テーブ
ルをより一層正確に往復移動させることができる。
【0053】特に、請求項3及び請求項4に記載の発明
にあっては、ブロックから送りナットと送りネジを引き
抜いた後、取出し孔から分離ブロックテーブルを取り外
すことにより、その取出し孔を介して分離ブロックテー
ブルと共に横スライド機構部,及びブロック、又は取出
し孔を介して分離ブロックテーブルと共に縦スライド機
構部,中間接続部材,横スライド機構部及びブロックを
一体に取り出すことが可能なため、横スライド機構部等
のメンテナンス作業は、装置全体を分解する必要がな
く、単に取出し孔から分離ブロックテーブルを取り外す
のみで行うことができるので、そのメンテナンスの作業
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るテーブル送り装置の第1の実施
例を示す正面図。
【図2】テーブル送り装置の第2の実施例を示す正面
図。
【図3】テーブル送り装置の第3の実施例を示す正面
図。
【図4】テーブル送り装置の第4の実施例を示す断面
図。
【図5】テーブル送り装置の第5の実施例を示す断面
図。
【符号の説明】
2 ボールネジ(送りネジ) 5 モータ 7 送りナット 8 ブロック 9 テーブル 11 ローラガイド(横スライド機構部) 15 静圧軸受(横スライド機構部) 18 取出し孔 19 分離ブロックテーブル 20 リニアガイド(横スライド機構部) 24 中間接続部材 29 第1のリニアガイド(横スライド機構部) 30 第2のリニアガイド(縦スライド機構部) 31 中間接続部材 36 第1のリニアボールベアリング(横スライド機構
部) 39 第2のリニアボールベアリング(縦スライド機構
部)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に支持された送りネジと、 上記送りネジをその軸心周りに回転させるモータと、 上記送りネジに係合する送りナットと、 上記送りナットに一体に装着されたブロックと、 上記ブロックの上方に位置するテーブルに開設され、該
    テーブルの上下方向に貫通する取出し孔と、 上記取出し孔に着脱自在に嵌合設置された分離ブロック
    テーブルと、 上記送りネジの軸方向に沿って上記テーブルを案内する
    ガイドレールと、 上記分離ブロックテーブルの下面側に直接取付けられ、
    上記ブロックと上記分離ブロックテーブルとを連結する
    と共に、上記送りネジの断面左右方向にスライド可能に
    配設された横スライド機構部とを具備し、 上記横スライド機構部はリニアガイドからなり、 上記リニアガイドは、2つのガイドレールとこのそれぞ
    れのガイドレールに摺動自在に嵌合する摺動部材とから
    なるとともに、上記2つのガイドレールは上記ブロック
    に固定され、上記摺動部材は上記分離ブロックテーブル
    に固定されてなる構造を有することを特徴とするテーブ
    ル送り装置。
  2. 【請求項2】 回転可能に支持された送りネジと、 上記送りネジをその軸心周りに回転させるモータと、 上記送りネジに係合する送りナットと、 上記送りナットに一体に装着されたブロックと、 上記ブロックの上方に位置するテーブルに開設され、該
    テーブルの上下方向に貫通する取出し孔と、 上記取出し孔に着脱自在に嵌合設置されると共に、上記
    送りネジの断面左右方向に位置する支持アームを下面に
    一体に形成してなる構造の分離ブロックテーブルと、 上記送りネジの軸方向に沿って上記テーブルを案内する
    ガイドレールと、 上記ブロックと上記テーブルとの間に配設された中間接
    続部材と、 上記分離ブロックテーブルの下面側に配置され、上記中
    間接続部材と上記ブロックとを連結すると共に、上記送
    りネジの断面左右方向にスライド可能に配設された横ス
    ライド機構部と、 上記分離ブロックテーブル下面の支持アーム側に直接取
    付けられ、上記中間接続部材と上記分離ブロックテーブ
    ルとを連結すると共に、上記送りネジの断面上下方向に
    スライド可能に配設された縦スライド機構部とを具備
    し、 上記横スライド機構部はリニアガイドからなり、 上記リニアガイドは、2つのガイドレールとこのそれぞ
    れのガイドレールに摺動自在に嵌合する摺動部材とから
    なるとともに、上記2つのガイドレールは上記ブロック
    に固定され、上記摺動部材は上記中間接続部材に固定さ
    れてなる構造を有することを特徴とするテーブル送り装
    置。
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