JP3452240B2 - ポジ型感光性樹脂組成物の製造方法 - Google Patents

ポジ型感光性樹脂組成物の製造方法

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JP3452240B2 JP20615798A JP20615798A JP3452240B2 JP 3452240 B2 JP3452240 B2 JP 3452240B2 JP 20615798 A JP20615798 A JP 20615798A JP 20615798 A JP20615798 A JP 20615798A JP 3452240 B2 JP3452240 B2 JP 3452240B2
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Polyamides (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高感度で高残膜率
のパターンを得ることができ封止樹脂との密着性に優れ
るポジ型感光性樹脂組成物の製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体素子の表面保護膜、層間絶
縁膜には、耐熱性が優れ、また卓越した電気特性、機械
的特性などを有するポリイミド樹脂が用いられている
が、近年半導体素子の高集積化、大型化、封止樹脂パッ
ケージの薄型化、小型化、半田リフローによる表面実装
への移行などにより耐熱サイクル性、耐熱ショック性等
の著しい向上の要求があり、更に高性能のポリイミド樹
脂が必要とされるようになってきた。一方、ポリイミド
樹脂自身に感光性を付与する技術が最近注目を集めてき
た感光性ポリイミド樹脂として、式(VII)等がある。
【0003】
【化9】
【0004】これを用いるとパターン作成工程の一部が
簡略化でき、工程短縮の効果はあるが、現像の際にN−
メチル−2−ピロリドン等の溶剤が必要となるため、安
全、公害上において問題がある。そこで最近では、アル
カリ水溶液現像ができるポジ型の感光性樹脂が開発され
ている。例えば、特公平1−46862号公報において
はポリベンゾオキサゾール樹脂とジアゾキノン化合物よ
り構成されるポジ型感光性樹脂が開示されている。これ
は高い耐熱性、優れた電気特性、微細加工性をもち、ウ
エハーコート用途のみならず層間絶縁用樹脂としての可
能性も有している。このポジ型の感光性樹脂の現像メカ
ニズムは、未露光部においてのジアゾキノン化合物はア
ルカリ性水溶液に不溶であるが、露光することによりジ
アゾキノンが化学変性を起こし、アルカリ性水溶液に可
溶となる。この露光部と未露光部での溶解性の差を利用
し、未露光部のみの塗膜パターンの作成が可能となる。
【0005】これら感光性樹脂を実際に使用する場合、
特に問題となるのは感光性樹脂の感度である。低感度で
あると、ウエハー1枚当たりの露光時間が長くなり、ス
ループットが低下する。そこで感光性樹脂の感度を向上
させようとして、例えばベース樹脂のポリベンゾオキサ
ゾール樹脂の分子量を小さくすると、非露光部の現像時
の膜減りが大きくなり、パターン形状が悪くなるといっ
た問題が生じる。また感光性樹脂と封止樹脂との密着性
が悪く、その界面で剥離が発生し、実用性に問題があ
り、より封止樹脂との密着性に優れた感光性樹脂が強く
求められるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、高感度で高
残膜率のパターンを得ることができる封止樹脂との密着
性に優れるポジ型感光性樹脂組成物の製造方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式(I)
で示される芳香族ジカルボン酸誘導体(A)1モルに対
して一般式(II)で示される芳香族アミノフェノール化
合物(B)0.6〜0.99モル、一般式(III)で示
されるジアミノシロキサン(C)0.01〜0.4モル
とを極性溶媒中、10〜100℃の温度で反応させて得
られたポリアミド(D)100重量部に感光性ジアゾキ
ノン化合物(E)1〜100重量部と一般式(IV)で示
されるフェノール化合物(F)1〜50重量部を配合す
ることを特徴とするポジ型感光性樹脂組成物の製造方法
である。
【0008】
【化10】
【0009】
【化11】
【0010】
【化12】
【0011】
【化13】
【0012】
【発明の実施の形態】一般式(I)の芳香族ジカルボン
酸誘導体はアミノ基を有する化合物と容易に反応してア
ミド化合物を生成する。従って2官能のアミノ化合物と
反応させることで高分子量のポリアミドを製造すること
ができるので好ましい。ポリアミドを製造する時の反応
条件としては極性溶解中で10〜100℃の温度が好ま
しい。芳香族ジカルボン酸誘導体や2官能のアミノ化合
物は極性の高い溶媒に溶け易く反応が均一に進むので好
ましい。また反応温度については10℃以下では反応の
進行が極端に遅くなって生産性が悪くなるので好ましく
ないし100℃を越えると副反応が多くなり高分子量の
ポリアミドが得られにくくなるので好ましくない。
【0013】また、ポリアミドを合成する方法してジ
カルボン酸ジクロリド化合物とジアミン化合物を直接反
応させるやり方が従来よく行われているがこの方法では
反応中に塩酸を発生するためトリエチルアミンのような
塩酸トラップ剤を共存させるのが普通である。ところが
このようにして得られたポリアミドは樹脂中に数%のオ
ーダーで塩素イオンを含有するためエレクトロニクス材
料に適用するには信頼性の点で不向きであったり、かな
りの数をかけて塩素イオン除去のための精製を実施す
る必要があった。これに対して本発明の製造法ではこの
ような塩素イオンの混入はなく信頼性の高いエレクトロ
ニクス材料として用いることができる。
【0014】本発明の芳香族ジカルボン酸誘導体は特に
限定されるものではないが、例を挙げると該当する芳香
族ジカルボン酸1モルとヒドロキシベンゾトリアゾール
2モルをN−メチル−2−ピロリドン中に溶解させてお
き、ジシクロヘキシルカルボジイミドのような脱水縮合
剤を5℃以下の低温で滴下して反応させることにより容
易に合成することができる。本発明に用いられる一般式
(II)のアミノフェノールのXは例えば
【0015】
【化14】
【0016】等であるが、これらに限定されるものでは
ない。この中で特に高感度であるものとしては
【0017】
【化15】
【0018】より選ばれるものである。また式(I)の
Yは例えば
【0019】
【化16】
【0020】等であるが、これらに限定されるものでは
ない。これらの中で特に高感度であるものとしては
【0021】
【化17】
【0022】更に、式(III)のジアミノシロキサン
は、例えば
【0023】
【化18】
【0024】等であるが、これらに限定されるものでは
ない。ジアミノシロキサンは、例えばシリコンウエハー
のような基板に対して、特に密着性が必要な時に用いる
が、その使用割合については最大40.0モル%まで使
用することができる。40.0モル%を越えると樹脂の
溶解性が低下し、本発明であるパターン加工方法を用い
てもスカムが発生し、パターン加工ができない。
【0025】0.1モル%未満では密着向上効果が得ら
れないので好ましくない。なお、これらX、Yの使用に
あたっては、それぞれ1種類であっても2種類以上の混
合物であってもかまわない。本発明で用いるジアゾキノ
ン(E)は、1,2−ベンゾキノンジアジドあるいは
1,2−ナフトキノンジアジド構造を有する化合物であ
り、米国特許明細書第2,772,972号、第2,7
97,213号、第3,669,658号により公知の
物質である。例えば、
【0026】
【化19】
【0027】
【化20】
【0028】これらの中で特に高残膜率の上から好まし
いものとは
【0029】
【化21】
【0030】である。感光性ジアジドキノン化合物
(E)のポリアミド(D)への配合量は、ポリアミド1
00重量部に対し、1〜100重量部で、配合量が1重
量部未満だと樹脂のパターニング性が不良であり、逆に
100重量部を超えるとフイルムの引張り伸び率が著し
く低下する。
【0031】本発明のポジ型感光性樹脂組成物には、必
要により感光特性を高めるためにジヒドロピリジン誘導
体を加えることができる。ジヒドロキシピリジン誘導体
としては、例えば2,6−ジメチル−3,5−ジアセチ
ル−4−(2′−ニトロフエニル)−1,4−ジヒドロ
ピリジン、4−(2′−ニトロフエニル)−2,6−ジ
メチル−3,5−ジカルボエトキシ−1,4−ジヒドロ
ピリジン、4−(2′,4′−ジニトロフエニル)−
2,6−ジメチル−3,5−カルボメトキシ−1,4−
ジヒドロピリジン等を挙げることができる。本発明のポ
ジ型感光性樹脂組成物の製造方法においてはさらに一般
式(IV)で表わされるフェノール化合物を含有させるこ
とが重要である。
【0032】
【化22】
【0033】フェノール化合物をポジ型レジスト組成物
に添加するという技術については例えば特開平3−20
0251、特開平3−200252、特開平3−200
253、特開平3−200254、特開平4−165
0、特開平4−1651、特開平4−11260、特開
平4−12356、特開平4−12357、特開平7−
159990に示されている。しかし、これらに示され
ているようなフェノール化合物は、本発明におけるポリ
アミドをベース樹脂としたポジ型感光性樹脂に用いても
感度向上の効果は小さい。しかし本発明における一般式
(IV)で表わされるフェノール化合物を用いた場合、露
光部における溶解速度が増し、感度が向上する。また、
分子量を下げて感度を上げた場合に見られるような未露
光部の膜減りも非常に小さい。
【0034】また本発明においては一般式(IV)で表わ
されるフェノール化合物を添加すると新たな特性として
封止樹脂との密着性向上したポジ型感光性樹脂組成物
得られるということを見い出した。一般式(IV)に示さ
れる化合物としては
【0035】
【化23】
【0036】
【化24】
【0037】
【化25】
【0038】等を挙げることができるが、これらに限定
されない。これらの中で特に、感度および残膜率の点で
好ましいものとしては、
【0039】
【化26】
【0040】一般式(V)又は(VI)で表わされる化合
物が単独又は混合物の形でフェノール化合物(F)全体
の50%以上含むものである。フェノール化合物(F)
の添加量としてはポリアミド(A)に対して1〜50重
量部が好ましい。添加量が1重量部以下であると感度向
上の効果が得られず、また添加量が50重量部より多く
なると残膜部の低下が大きくなるため、実用性に欠け
る。本発明におけるポジ型感光性樹脂組成物には、必要
によりレベリング剤、シランカップリング剤などの添加
剤を添加することができる。
【0041】本発明においてはこれらの成分を溶剤に溶
解し、ワニス状にして使用する。溶剤としては、N−メ
チル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトン、N,N−
ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジエチルエーテル、ジエチレングリコールジブチルエ
ーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジ
プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレン
グリコールモノメチルエーテルアセテート、乳酸メチ
ル、乳酸エチル、乳酸ブチル、メチル−1,3−ブチレ
ングリコールアセテート、1,3−ブチレングリコール
−3−モノメチルエーテル、ピルビン酸メチル、ピルビ
ン酸エチル、メチル−3−メトキシプロピオネート等を
単独でも混合して用いてもよい。
【0042】本発明の感光性樹脂組成物の使用方法は、
まず該組成物を適当な支持体、例えばシリコンウエハー
やセラミック、アルミ基板等に塗布する。塗布方法は、
スピンナーを用いた回転塗布、スプレーコーターを用い
た噴霧塗布、浸漬、印刷、ロールコーティング等を行
う。次に、60〜120℃でプリベークして塗膜を乾燥
後、所望のパターン形状に化学線を照射する。化学線と
しては、X線、電子線、紫外線、可視光線等が使用でき
るが、200〜500nmの波長のものが好ましい。次
に照射部を現像液で溶解除去することによりレリーフパ
ターンを得る。現像液としては、水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メ
タケイ酸ナトリウム、アンモニア水等の無機アルカリ
類、エチルアミン、n−プロピルアミン等の第一アミン
類、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン等の第二
アミン類、トリエチルアミン、メチルジエチルアミン等
の第三アミン類、ジメチルエタノールアミン、トリエタ
ノールアミン等のアルコールアミン類、テトラメチルア
ンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニウムヒ
ドロキシド等の第四級アンモニウム塩等のアルカリ類の
水溶液、およびこれにメタノール、エタノールのごとき
アルコール類等の水溶性有機溶媒や界面活性剤を適当量
添加した水溶液を好適に使用することができる。現像方
法としては、スプレー、パドル、浸漬、超音波等の方式
が可能である。次に、現像によって形成したレリーフパ
ターンをリンスする。リンス液としては、蒸留水を使用
する。次に加熱処理を行い、オキサゾール環を形成し、
耐熱性に富む最終パターンを得る。本発明による感光性
樹脂組成物は、半導体用途のみならず、多層回路の層間
絶縁やフレキシブル銅張板のカバーコート、ソルダーレ
ジスト膜や液晶配向膜等としても有用である。以下、実
施例により本発明を具体的に説明する。
【0043】
【実施例】
実施例1 ポリアミドの合成 ジフェニルエーテル−4,4′−ジカルボン酸1モルと
ヒドロキシベンゾトリアゾール2モルとを反応させて得
られた芳香族ジカルボン酸誘導体492.45g(1モ
ル)と2,2−ビス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェ
ニル)ヘキサフルオロプロパン351.61g(0.9
6モル)、1,3−ビス(3−アミノプロピル)−1,
1,3,3−テトラメチルジシロキサン9.94g
(0.04)とを温度計、攪拌機、原料投入口、乾燥窒
素ガス導入管を備えた5lの四ツ口のセパラブルフラス
コに入れ、2000gのN−メチル−2−ピロリドンを
加えて溶解させた。その後オイルバスを用いて75℃に
て12時間反応させてポリアミドD−1を得た。
【0044】感光性樹脂組成物の作製 合成したポリアミド(D−1)100重量部、下記構造
を有するジアゾキノン(B)25重量部
【0045】
【化27】
【0046】下記構造を有するフェノール化合物(F)
15重量部
【0047】
【化28】
【0048】をN−メチル−2−ピロリドン(以下、N
MPという)200重量部に溶解した後、0.2μmの
テフロンフィルターで濾過し感光性樹脂組成物を得た。
【0049】特性評価 この感光性ワニスをシリコンウエハー上にスプレーコー
ターを用いて塗布した後、ホットプレートにて120℃
で2分乾燥し、膜厚約5μmの塗膜を得た。この塗膜に
g線ステッパー露光機NSR−1505G3A(ニコン
製)によりレチクルを通して50mJ/cm2 から20
mJ/cm2 づつ増やして540mJ/cm2 まで露光
を行った。次に0.79%のテトラメチルアンモニウム
ヒドロキシド水溶液に30秒浸漬することによって露光
部を溶解除去した後、純水で30秒間リンスした。その
結果、露光量200mJ/cm2 の照射した部分よりパ
ターンが成形されていることが確認できた。(感度は2
00mJ/cm2 )。この時の残膜率(現像後の膜厚/
現像前の膜厚)は94.3%と非常に高い値を示した。
【0050】また、別に感光性ワニスを同様にシリコン
ウエハー上に塗布し、プリベークした後、オーブン中3
0分/150℃、30分/250℃、30分/350℃
の順で加熱、樹脂を硬化させた。さらに硬化膜の上に半
導体封止用エポキシ樹脂組成物(住友ベークライト
(株)製、EME−6300H)を2mm×2mm×2
mm(横×縦×高さ)の大きさに成形した。テンシロン
を用いて、ポリベンゾオキサゾール樹脂硬化膜上に成形
した封止用エポキシ樹脂組成物を引き剥がし、せん断強
度を測定した結果、4.2kg/mm2 であった。
【0051】[半導体装置の信頼性評価] 表面にAl回路を備えた模擬素子ウェハーを用いて上記
感光性樹脂組成物を最終5μmとなるよう塗布した後パ
ターン加工を施して最終ベークした。この後チップサイ
ズ毎に分割して16pinDIP(Dual Inli
ne Package)用のリードフレームに導電性ペ
ーストを用いてマウントした後、半導体封止用エポキシ
樹脂(住友ベークライト(株)製、EME−6300
H)で成形して16pinDIPを得た。これらのパッ
ケージを85℃/85%湿度の条件で168時間処理し
た後260℃の半田浴槽に10秒間浸漬した後高温、高
湿のプレッシャークッカー処理(125℃、2.3a
100%RH)を施してAl回路のオープン不良を
チェックした。その結果を表1に示す。
【0052】実施例2 実施例1におけるフェノール化合物(F)をP−2に替
えて評価を行った。 実施例3 実施例1におけるフェノール化合物(F)をP−3に替
えて評価を行った。 実施例4 実施例1におけるフェノール化合物(F)の添加量を5
重量部にして評価を行った。
【0053】実施例5 実施例1におけるポリアミドの合成において使用するジ
フェニルエーテル4,4′−ジカルボン酸誘導体の代わ
りにイソフタル酸とヒドロキシベンゾトリアゾールを反
応させて得られるイソフタル酸エステル誘導体を用いて
ポリアミドを合成し、実施例1と同様の評価を実施し
た。 実施例6 実施例1におけるポリアミドの合成において2,2−ビ
ス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフル
オロプロパンの代わりに3,3′−ジアミノ−4,4′
−ジヒドロキシジフェニルスルホン0.96モルを用い
てポリアミドを合成し実施例1と同様の評価を実施し
た。 実施例7 実施例1において、感光性ジアゾキノン化合物をQ−2
に代えた以外は全て同様に実施した。 実施例8 実施例1におけるポリアミドの合成において2,2−ビ
ス(3−アミノ−4−ヒドロキシフェニル)ヘキサフル
オロプロパンを323.63g(0.90モル)に減ら
し、1,3−ビス(3−アミノプロピル)−1,1,
3,3−テトラメチルジシロキサン24.85g(0.
10モル)に増やした以外は全て同様に実施した。
【0054】比較例1 実施例1においてジフェニルエーテル4,4′−ジカル
ボン酸とヒドロキシベンゾトリアゾールから合成された
化合物の代わりにジフェニルエーテル4,4′−ジカル
ボン酸クロリド1モルを用いてポリアミドを合成し、塩
素イオン除去のための精製を一切実施せずに実施例1と
同様の評価を実施した。 比較例2 実施例1においてフェノール化合物を添加しないで評価
を行った。 比較例3 実施例5においてフェノール化合物を添加しないで評価
を行った。 比較例4 実施例6においてフェノール化合物を添加しないで評価
を行った。 比較例5 実施例1においてのフェノール化合物の添加量を0.5
重量部に減らして評価を行った。 比較例6 実施例1におけるフェノール化合物の添加量を60重量
部に増やして評価を行った。 比較例7 実施例1におけるフェノール化合物をP−4に替えて評
価を行った。 比較例8 実施例1におけるフェノール化合物をP−5に替えて評
価を行った。 比較例9 実施例1におけるフェノール化合物をP−6に替えて評
価を行った。
【0055】
【表1】
【0056】
【化29】
【0057】
【化30】
【0058】
【化31】
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、高感度で高残膜率
ターンが得れ、封止樹脂との密着性に優れるポジ型感
光性樹脂組成物を得ることができる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−73176(JP,A) 特開 平9−3191(JP,A) 特開 平9−183848(JP,A) 特開 平9−183847(JP,A) 特開 昭56−36519(JP,A) 特開 平9−152715(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 - 7/42

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I)で示される芳香族ジカルボ
    ン酸誘導体(A)1モルに対して一般式(II)で示され
    る芳香族アミノフェノール化合物(B)0.6〜0.9
    9モル、一般式(III)で示されるジアミノシロキサン
    (C)0.01〜0.4モルとを極性溶媒中、10〜1
    00℃の温度で反応させて得られたポリアミド(D)1
    00重量部に感光性ジアゾキノン化合物(E)1〜10
    0重量部と一般式(IV)で示されるフェノール化合物
    (F)1〜50重量部を配合することを特徴とするポジ
    型感光性樹脂組成物の製造方法。 【化1】 【化2】 【化3】 【化4】
  2. 【請求項2】 フェノール化合物(F)が一般式(V)又
    は(VI)で表わされることを特徴とする請求項1記載の
    ポジ型感光性樹脂組成物の製造方法。 【化5】
  3. 【請求項3】 一般式(V)又は(VI)で表わされる化
    合物が単独又は混合物の形でフェノール化合物(F)全
    体の50%以上含むことを特徴とする請求項1,2記載
    のポジ型感光性樹脂組成物の製造方法。
  4. 【請求項4】 一般式(II)のアミノフェノール化合物
    におけるXが 【化6】 より選ばれることを特徴とする請求項1,2,3記載の
    ポジ型感光性樹脂組成物の製造方法。
  5. 【請求項5】 一般式(I)の芳香族ジカルボン酸誘導
    体におけるYが 【化7】 より選ばれることを特徴とする請求項1,2,3,4記
    載のポジ型感光性樹脂組成物の製造方法。
  6. 【請求項6】 感光性ジアゾキノン(E)が、 【化8】 より選ばれることを特徴とする請求項1,2,3,4,
    5記載のポジ型感光性樹脂組成物の製造方法。
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