JP3451249B2 - 埋設管の検査方法及び埋設管の検査用カバー装置 - Google Patents

埋設管の検査方法及び埋設管の検査用カバー装置

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JP3451249B2
JP3451249B2 JP2001106710A JP2001106710A JP3451249B2 JP 3451249 B2 JP3451249 B2 JP 3451249B2 JP 2001106710 A JP2001106710 A JP 2001106710A JP 2001106710 A JP2001106710 A JP 2001106710A JP 3451249 B2 JP3451249 B2 JP 3451249B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下水管等の埋設
管にカメラ等の機器を搭載した検査走行車両を走行させ
て埋設管を検査する埋設管の検査方法、及び、この検査
の際に有効な埋設管の検査用カバー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、図8に示すように、上下水管等
の埋設管Kは地中に埋設されている。そして、所要の間
隔でマンホールMを複数設け、埋設管Kの端部をマンホ
ールMの下端に形成された上開放の開口10を有した通
路11に連通させている。このような上下水管等の埋設
管Kにおいては、従来から、カメラ等の機器を搭載した
検査走行車両Sを走行させて埋設管K内をカメラで撮像
する等して埋設管Kを検査することの技術がある。図8
中12は検査走行車両Sを制御する地上装置、13は地
上装置12及び検査走行車両S間に連係され繰り出し,
巻き戻し可能な検査走行車両Sの制御用のケーブル類で
ある。
【0003】このような検査において用いられる検査走
行車両Sとしては、例えば、図9に示すように、先に本
願出願人が提案した装置がある(特願平11−1625
84号)。この検査走行車両Sは、下水管である埋設管
Kの管内を撮像する機器としてのカメラCを搭載し管内
を走行するための一対の方向自在な前輪1a及び一対の
後輪1bを有した機器搭載車両1と、機器搭載車両1の
後位に接続され機器搭載車両1を走行させる機器を搭載
し自身が管内を走行するための方向自在な前輪2a及び
一対の後輪2bを有した走行駆動車両2と、走行駆動車
両2に牽引され駆動源のエアのコントロール等を行なう
装置を搭載した前輪3a及び一対の後輪3bを有した牽
引車両3とを備えている。走行駆動車両2は、車輪2
a,2bが設けられた分割体4と、分割体4の前端部に
付帯される固定ヘッド5と、分割体4の後端部に前後方
向に進退動可能に支持され進出させられた進出位置及び
後退させられた後退位置の2位置に位置させられる可動
ヘッド6と、分割体4に搭載され可動ヘッド6を進退動
させるフィードアクチュエータ7と、各ヘッド5,6に
設けられ埋設管Kの上壁Ka及び下壁Kbに当接してヘ
ッド5,6を管壁に対して保持する当接位置及び当接位
置から離間した離間位置の2位置にリンク機構8aを介
して移動可能な複数のレグ部8と、レグ部8を当接位置
及び離間位置の2位置に移動させる移動アクチュエータ
9とを備え、固定ヘッド5と可動ヘッド6のレグ部8を
交互に管壁に当接させるとともにその都度可動ヘッド6
を相対的に進退動させて管内を走行させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
検査走行車両Sを走行させて埋設管Kを検査する際に
は、1つのマンホールMから検査走行車両Sを投入し
て、できるだけ長い距離を走行させて行ないたいという
要請がある。しかしながら、図8に示すように、所要の
間隔で複数設けられたマンホールMにおいては、マンホ
ールMの通路11に開口10が形成されているので、上
記の検査走行車両Sのレグ部8のように、検査走行車両
Sが、埋設管Kの上壁Kaに当接する走行のために必要
な部材を有している場合には、開口10において走行で
きなくなることから、走行距離はマンホールM間の距離
に限定されてしまい、1つのマンホールMに隣接する他
のマンホールMを越えて連続して検査することができな
い。そのため、従来においては、マンホールM毎に検査
走行車両Sを投入しており、作業が極めて煩雑になって
いる。即ち、従来においては、長い距離を走行させて検
査を行ないたいという要請に応えることができないとい
う問題があった。本発明は、このような問題点に鑑みて
なされたもので、1つのマンホールから順に隣接する他
の1もしくは2以上のマンホールを越えた距離を検査走
行車両が連続して走行できるようにし、できるだけ長い
距離の検査を行なうことができるようにした埋設管の検
査方法及びこの検査方法に有用な埋設管の検査用カバー
装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るための本発明の技術的手段は、地中に埋設されるとと
もに所要の間隔で複数設けられたマンホールの下端に形
成された上開放の開口を有した通路に連通する埋設管
に、該埋設管の上壁に当接する走行のために必要な部材
を有した検査走行車両を走行させて該埋設管を検査する
埋設管の検査方法において、1つのマンホールから順に
隣接する他の1もしくは2以上のマンホールを越えた所
要の検査区間を設定し、該検査区間にある他のマンホー
ルにおいて予め上記マンホールの通路の開口を上記検査
走行車両が走行可能になるように被覆し、上記1つのマ
ンホールから上記埋設管内に上記検査走行車両を投入し
て走行させて、上記検査区間の埋設管を検査する構成と
している。これにより、検査走行車両がマンホールの通
路の開口に至ると、開口は検査走行車両が走行可能にな
るように被覆されているので、検査走行車両の埋設管の
上壁に当接する走行のために必要な部材が埋設管の一般
部と変わらない当接ができるようになり、検査走行車両
が支障なく走行できる。そのため、検査走行車両がマン
ホールの通路の開口を通過できるので、1つのマンホー
ルから順に隣接する他の1もしくは2以上のマンホール
を越えた距離を検査走行車両が連続して走行できるよう
になり、その結果、できるだけ長い距離の検査を行なう
ことができるようになり、検査効率を大幅に向上させる
ことができる。
【0006】また、このような課題を解決するための本
発明の技術的手段は、地中に埋設されるとともに所要の
間隔で複数設けられたマンホールの下端に形成された上
開放の開口を有した通路に連通する埋設管に、該埋設管
の上壁に当接する走行のために必要な部材を有した検査
走行車両を走行させて該埋設管を検査する際、上記マン
ホールの通路の開口を塞ぐ埋設管の検査用カバー装置で
あって、上記開口を覆うとともに上記埋設管の上壁と略
同様の内面を有したカバー本体を備えた構成としてい
る。これにより、1つのマンホールから埋設管内に検査
走行車両を投入して走行させて、検査区間の埋設管を検
査する際、カバー装置のカバー本体でマンホールの通路
の開口を覆えば、検査走行車両がマンホールの通路の開
口に至ると、開口は検査走行車両が走行可能になるよう
にカバー本体で被覆されているので、検査走行車両の埋
設管の上壁に当接する走行のために必要な部材が埋設管
の一般部と変わらない当接ができるようになり、検査走
行車両が支障なく走行できる。そのため、検査走行車両
がマンホールの通路の開口を通過できるので、1つのマ
ンホールから順に隣接する他の1もしくは2以上のマン
ホールを越えた距離を検査走行車両が連続して走行でき
るようになり、その結果、できるだけ長い距離の検査を
行なうことができるようになり、検査効率を大幅に向上
させることができる。
【0007】そして、必要に応じ、上記カバー本体を上
記埋設管の上壁と略同様の略半円筒状に形成した構成と
している。単純な形状なので、製造が容易になり、取扱
も容易になる。また、必要に応じ、上記カバー本体に、
該カバー本体の上側への移動を規制する移動規制手段を
設けた構成としている。カバー本体は、検査走行車両の
走行のために必要な部材によって上側に力を受けても、
移動規制手段によってカバー本体が上側に動くことが規
制され、そのため、検査走行車両の走行のために必要な
部材が確実にカバー本体に当接するので、検査走行車両
を確実に走行させることができる。更に、必要に応じ、
上記移動規制手段を、上記カバー本体の上記埋設管の軸
方向両端部に該軸方向に沿って進退動可能に設けられ進
出時に上記開口の開口縁に係止する一対の係止片と、該
係止片を係止状態に保持及び保持解除する保持機構とを
備えて構成している。カバー本体の装着時には、係止片
を後退させておけば、邪魔になることがなく、装着作業
を容易にすることができる。また、係止片を移動するだ
けで、係止片を係止できるので、作業が容易に行なわれ
る。更に、保持機構により係止片を係止状態に保持する
ので、係止片が容易に外れることを防止することができ
る。
【0008】更にまた、必要に応じ、上記保持機構を、
上記カバー本体の上記埋設管の軸方向端部に形成され該
軸方向に延びる長孔と、該長孔に挿通され上記係止片に
設けた雌ネジに螺合するボルトとを備えて構成し、該ボ
ルトを締め付けることにより、上記係止片とボルト頭と
で上記長孔の開口縁を挾持して該係止片を保持できるよ
うにした構成としている。ボルトを締め付けるだけで係
止片を係止状態に保持できるので、作業を容易に行なう
ことができる。また、必要に応じ、上記係止片に、該係
止片を進退動させるための把手を設けた構成としてい
る。把手を把持して係止片を移動できるので、操作性が
極めて良くなる。更に、必要に応じ、上記カバー本体の
上側への移動を規制する移動規制手段を設け、上記移動
規制手段を、上記カバー本体上に載置される錘で構成し
ている。カバー本体の押えがより確実になる。更にま
た、必要に応じ、上記カバー本体の両側端に上記開口の
側部縁内側に嵌合する突条を設けた構成としている。突
条を開口の側部縁の内側に嵌合するだけで、カバー本体
を位置決めできるので、設置を容易に行なうことができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の実施の形態に係る埋設管の検査方法及び埋設管の検査
用カバー装置を説明する。図1に示すように、本発明の
実施の形態に係る埋設管Kの検査方法は、上下水管等の
埋設管Kにカメラ等の機器を搭載した検査走行車両Sを
走行させて埋設管Kを検査する方法であって、本発明の
実施の形態に係る埋設管Kの検査用カバー装置20を用
いて行なう。上述もしたように、一般に、図1及び図2
に示すように、上下水管等の埋設管Kは地中に埋設され
ている。そして、所要の間隔でマンホールMを複数設
け、埋設管Kの端部をマンホールMの下端に形成された
上開放の開口10を有した通路11に連通させている。
図2では、マンホールMの下端と埋設管Kとを交叉さ
せ、この交叉する部位の埋設管Kを通路11として構成
し、その上壁Kaを切除して通路11の開口10を形成
している。また、一般に、マンホールMの内径は、埋設
管Kの内径より大きく、そのため、開口10の側部には
半月状の側平面14が形成されている。
【0010】先ず、本発明の実施の形態に係る埋設管K
の検査用カバー装置20について説明する。図1乃至図
5に示すように、この検査用カバー装置20は、マンホ
ールMの通路11の開口10を塞ぐものであり、開口1
0を覆うとともに埋設管Kの上壁Kaと略同様の内面を
有したカバー本体21を備えて構成されている。図2及
び図3に示すように、カバー本体21は、金属製や樹脂
製等の板体を湾曲形成して、埋設管Kの上壁Kaと略同
様の略半円筒状に形成されている。カバー本体21は単
純な形状なので、製造が容易になり、取扱も容易にな
る。カバー本体21の両側端22は、開口10の側部縁
10aに設置されるように形成されている。この両側端
22の内側には、開口10の側部縁10aの内側に嵌合
する突条23が溶接等で設けられている。
【0011】また、カバー本体21には、カバー本体2
1の上側への移動を規制する移動規制手段30が設けら
れている。この移動規制手段30は、図4に示すよう
に、カバー本体21の埋設管Kの軸方向両端部内側に軸
方向に沿って進退動可能に設けられ進出時に開口10の
開口縁10bに係止する一対の係止片31と、この係止
片31を係止状態に保持及び保持解除する保持機構32
とを備えて構成されている。保持機構32は、カバー本
体21の埋設管Kの軸方向端部に形成され、軸方向に延
びる長孔33と、この長孔33に挿通され係止片31に
軸方向に並設された雌ネジ34に螺合する一対のボルト
35とを備えて構成され、このボルト35を締め付ける
ことにより、係止片31とボルト頭35aとで長孔33
の開口縁を挾持してこの係止片31を保持できるように
している。また、係止片31には、係止片31を進退動
させるための把手36が支持板37を介して設けられて
いる。支持板37はカバー本体21の軸方向両端部外側
に設けられ、上記の一対のボルト35に挿通される挿通
孔38を有し、ボルト35に挿通されて係止片31と同
動する。
【0012】次に、本発明の実施の形態に係る埋設管K
の検査方法について説明する。図1及び図5に示すよう
に、この検査方法では、埋設管Kの上壁Kaに当接する
走行のために必要な部材を有した例えば上述したような
検査走行車両Sを使用する。図1において、12は検査
走行車両Sを制御する地上装置、13は地上装置12及
び検査走行車両S間に連係され繰り出し,巻き戻し可能
な検査走行車両Sの制御用のケーブル類である。この検
査走行車両Sは、図9に示して上述したように、下水管
である埋設管Kの管内を撮像する機器としてのカメラC
を搭載し管内を走行するための一対の方向自在な前輪1
a及び一対の後輪1bを有した機器搭載車両1と、機器
搭載車両1の後位に接続され機器搭載車両1を走行させ
る機器を搭載し自身が管内を走行するための方向自在な
前輪2a及び一対の後輪2bを有した走行駆動車両2
と、走行駆動車両2に牽引され駆動源のエアのコントロ
ール等を行なう装置を搭載した前輪3a及び一対の後輪
3bを有した牽引車両3とを備えている。走行駆動車両
2は、車輪2a,2bが設けられた分割体4と、分割体
4の前端部に付帯される固定ヘッド5と、分割体4の後
端部に前後方向に進退動可能に支持され進出させられた
進出位置及び後退させられた後退位置の2位置に位置さ
せられる可動ヘッド6と、分割体4に搭載され可動ヘッ
ド6を進退動させるフィードアクチュエータ7と、各ヘ
ッド5,6に設けられ上壁Ka及び下壁Kbに当接して
ヘッド5,6を管壁に対して保持する当接位置及び当接
位置から離間した離間位置の2位置にリンク機構8aを
介して移動可能な複数のレグ部8と、レグ部8を当接位
置及び離間位置の2位置に移動させる移動アクチュエー
タ9とを備え、固定ヘッド5と可動ヘッド6のレグ部8
を交互に管壁に当接させるとともにその都度可動ヘッド
6を相対的に進退動させて管内を走行させる。
【0013】実施の形態に係る埋設管Kの検査方法にお
いては、図1に示すように、予め、1つのマンホールM
から順に隣接する他の1もしくは2以上のマンホールM
を越えた所要の検査区間Dを設定する。そして、検査区
間Dにある他のマンホールMにおいて予め通路11の開
口10を検査走行車両Sが走行可能になるように実施の
形態に係る埋設管Kの検査用カバー装置20で被覆す
る。この際、図2乃至図5に示すように、先ず、カバー
本体21を開口10に位置させ、カバー本体21の両側
端22に設けた突条23を開口10の側部縁10aの内
側に嵌合し、カバー本体21の両側端22を開口10の
側部縁10aに設置する。この場合、突条23を開口1
0の側部縁10aの内側に嵌合するだけで、カバー本体
21を位置決めできるので、設置が容易に行なわれる。
また、カバー本体21の装着時には、移動規制手段30
の係止片31を後退させておけば、邪魔になることがな
く、装着作業が容易に行なわれる。次に、移動規制手段
30の把手36を軸方向に移動して支持板37及びボル
ト35を介して係止片31をスライド進出させ、開口1
0の開口縁10bに係止する。この場合、把手36を移
動するだけで、係止片31を係止できるので、作業が容
易に行なわれる。それから、保持機構32により係止片
31を係止状態に保持する。保持機構32では、ボルト
35を締めつける。これにより、係止片31と支持板3
7を介したボルト頭35aとで長孔33の開口縁が挾持
され、係止片31が保持される。この場合、ボルト35
を締め付けるだけで係止片31を係止状態に保持できる
ので、作業が容易に行なわれる。
【0014】この状態において、1つのマンホールMか
ら埋設管K内に検査走行車両Sを投入して走行させて、
検査区間Dの埋設管Kを検査する。この際、検査走行車
両Sは、固定ヘッド5と可動ヘッド6の上下のレグ部8
を交互に管壁に当接させるとともにその都度可動ヘッド
6を相対的に進退動させて管内を走行させる。この場
合、上のレグ部8は埋設管Kの上壁Kaに当接し、下の
レグ部8は埋設管Kの下壁Kbに当接してヘッド5,6
を管壁に対して保持する当接位置及び当接位置から離間
した離間位置の2位置にリンク機構8aを介して移動す
る。そして、図5に示すように、マンホールMの通路1
1の開口10に至ると、検査走行車両Sの上のレグ部8
はカバー装置20のカバー本体21の内面に当接し、下
のレグ部8は通路11に当接してヘッド5,6を管壁に
対して保持する当接位置及び当接位置から離間した離間
位置の2位置にリンク機構8aを介して移動する。その
ため、埋設管Kの開口10においても、レグ部8は、埋
設管Kの一般部と変わらない当接ができるので、検査走
行車両Sが支障なく走行できる。この場合、カバー本体
21は、レグ部8によって上側に力を受けるが、移動規
制手段30の係止片31によって、上側への移動が規制
されているので、カバー本体21が上側に動くことがな
く、そのため、レグ部8が確実にカバー本体21に当接
するので、検査走行車両Sが確実に走行していく。ま
た、保持機構32によって係止片31が係止状態に保持
されているので、係止片31が容易に外れることが防止
される。
【0015】これにより、従来においては、検査走行車
両Sが開口10において走行できなくなり、マンホール
M毎に検査走行車両Sを投入して検査走行車両Sを走行
させていたが、本実施の形態では、検査走行車両Sがマ
ンホールMの通路11の開口10を通過できるので、1
つのマンホールMから順に隣接する他の1もしくは2以
上のマンホールMを越えた距離を検査走行車両Sが連続
して走行できるようになり、その結果、できるだけ長い
距離の検査を行なうことができるようになり、検査効率
が大幅に向上させられる。
【0016】図6及び図7には、別の実施の形態に係る
埋設管Kの検査用カバー装置20を示している。これ
は、上記と同様に、カバー本体21を備え、このカバー
本体21に開口10の側部縁10aの内側に嵌合する突
条23が溶接等で設けられている。上記と異なる点は、
カバー本体21の上側への移動を規制する移動規制手段
30の構成である。この、移動規制手段30は、カバー
本体21上に載置され、作業員によって保持される錘4
0で構成されている。41はカバー本体21の上面に設
けられ錘40を支持する支持フランジである。従って、
この検査用カバー装置20においては、錘40でカバー
本体21を押えるので、カバー本体21の押えがより確
実になる。その他の作用,効果は上記と同様である。
【0017】尚、上記検査走行車両Sは、機器としてカ
メラCを搭載しているが、必ずしもこれに限定されるも
のではなく、カメラC以外の種々の機器を搭載しても良
く適宜変更して良い。また、検査走行車両Sは、上述し
た構成のものに限定されず、埋設管の上壁に当接する走
行のために必要な部材を有したものであれば、どのよう
な構成のものでも良い。更に、本発明は下水管である埋
設管Kのみならずどのような埋設管Kに用いても差支え
ないことは勿論である。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の埋設管の
検査方法によれば、1つのマンホールから順に隣接する
他の1もしくは2以上のマンホールを越えた所要の検査
区間を設定し、この検査区間にある他のマンホールにお
いて予めマンホールの通路の開口を検査走行車両が走行
可能になるように被覆し、1つのマンホールから埋設管
内に検査走行車両を投入して走行させて、検査区間の埋
設管を検査するので、従来においては、検査走行車両が
開口において走行できなくなり、マンホール毎に検査走
行車両を投入して検査走行車両を走行させていたが、検
査走行車両がマンホールの通路の開口を通過できるの
で、1つのマンホールから順に隣接する他の1もしくは
2以上のマンホールを越えた距離を検査走行車両が連続
して走行できるようになり、その結果、できるだけ長い
距離の検査を行なうことができるようになり、検査効率
を大幅に向上させることができる。
【0019】また、本発明の埋設管の検査用カバー装置
によれば、マンホールの通路の開口を覆うとともに埋設
管の上壁と略同様の内面を有したカバー本体を備えたの
で、1つのマンホールから埋設管内に検査走行車両を投
入して走行させて、検査区間の埋設管を検査する際、カ
バー装置でマンホールの通路の開口を覆えば、検査走行
車両がマンホールの通路の開口を通過できるので、1つ
のマンホールから順に隣接する他の1もしくは2以上の
マンホールを越えた距離を検査走行車両が連続して走行
できるようになり、その結果、できるだけ長い距離の検
査を行なうことができるようになり、検査効率を大幅に
向上させることができる。また、カバー本体を埋設管の
上壁と略同様の略半円筒状に形成した場合には、単純な
形状なので、製造が容易になり、取扱も容易になる。
【0020】更に、カバー本体に、カバー本体の上側へ
の移動を規制する移動規制手段を設けた場合には、カバ
ー本体は、検査走行車両の走行のために必要な部材によ
って上側に力を受けても、移動規制手段によってカバー
本体が上側に動くことが規制され、そのため、検査走行
車両の走行のために必要な部材が確実にカバー本体に当
接するので、検査走行車両を確実に走行させることがで
きる。この場合、移動規制手段を、進退動可能な一対の
係止片と係止片を係止状態に保持及び保持解除する保持
機構とを備えて構成すれば、カバー本体の装着時には、
係止片を後退させておけば、邪魔になることがなく、装
着作業を容易にすることができる。また、係止片を移動
するだけで、係止片を係止できるので、作業が容易に行
なわれる。更に、保持機構により係止片を係止状態に保
持するので、係止片が容易に外れることを防止すること
ができる。
【0021】また、保持機構を、ボルトを締め付けるこ
とにより係止片とボルト頭とで長孔の開口縁を挾持して
係止片を保持できるようにした場合には、ボルトを締め
付けるだけで係止片を係止状態に保持できるので、作業
を容易に行なうことができる。更に、係止片に、係止片
を進退動させるための把手を設けた場合には、把手を把
持して係止片を移動できるので、操作性が極めて良くな
る。更にまた、移動規制手段をカバー本体上に載置され
る錘で構成した場合には、カバー本体の押えがより確実
になる。また、カバー本体の両側端に開口の側部縁内側
に嵌合する突条を設けた場合には、突条を開口の側部縁
の内側に嵌合するだけで、カバー本体を位置決めできる
ので、設置を容易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る埋設管の検査方法を
示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る埋設管の検査用カバ
ー装置をマンホールの構造の一例とともに示す斜視図で
ある。
【図3】本発明の実施の形態に係る埋設管の検査用カバ
ー装置においてマンホールの通路の開口への取付け状態
を示す図であり、(a)は側面断面図、(b)は正面断
面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る埋設管の検査用カバ
ー装置の要部断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る埋設管の検査用カバ
ー装置の作用を示す図であり、(a)は正面断面図、
(b)は側面断面図である。
【図6】本発明の別の実施の形態に係る埋設管の検査用
カバー装置を作用とともに示す図である。
【図7】本発明の別の実施の形態に係る埋設管の検査用
カバー装置を示す斜視図である。
【図8】従来の埋設管の検査方法を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る埋設管の検査方法に
用いられる検査走行車両の一例を示す側面図である。
【符号の説明】
K 埋設管 Ka 上壁 Kb 下壁 M マンホール S 検査走行車両 C カメラ 1 機器搭載車両 2 走行駆動車両 3 牽引車両 4 分割体 5 固定ヘッド 6 可動ヘッド 7 フィードアクチュエータ 8 レグ部(埋設管の上壁に当接する走行のために必要
な部材) 8a リンク機構 9 移動アクチュエータ 10 開口 10a 側部縁 10b 開口縁 11 通路 12 地上装置 13 ケーブル類 20 検査用カバー装置 21 カバー本体 22 側端 23 突条 30 移動規制手段 31 係止片 32 保持機構 33 長孔 34 雌ネジ 35 ボルト 36 把手 37 支持板 D 検査区間 40 錘 41 支持フランジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958 E03F 1/00 - 11/00 E02D 29/04 - 29/16 B62D 57/02 B61B 13/10 JICSTファイル(JOIS)

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に埋設されるとともに所要の間隔で
    複数設けられたマンホールの下端に形成された上開放の
    開口を有した通路に連通する埋設管に、該埋設管の上壁
    に当接する走行のために必要な部材を有した検査走行車
    両を走行させて該埋設管を検査する埋設管の検査方法に
    おいて、 1つのマンホールから順に隣接する他の1もしくは2以
    上のマンホールを越えた所要の検査区間を設定し、該検
    査区間にある他のマンホールにおいて予め上記マンホー
    ルの通路の開口を上記検査走行車両が走行可能になるよ
    うに被覆し、上記1つのマンホールから上記埋設管内に
    上記検査走行車両を投入して走行させて、上記検査区間
    の埋設管を検査することを特徴とする埋設管の検査方
    法。
  2. 【請求項2】 地中に埋設されるとともに所要の間隔で
    複数設けられたマンホールの下端に形成された上開放の
    開口を有した通路に連通する埋設管に、該埋設管の上壁
    に当接する走行のために必要な部材を有した検査走行車
    両を走行させて該埋設管を検査する際、上記マンホール
    の通路の開口を塞ぐ埋設管の検査用カバー装置であっ
    て、 上記開口を覆うとともに上記埋設管の上壁と略同様の内
    面を有したカバー本体を備えたことを特徴とする埋設管
    の検査用カバー装置。
  3. 【請求項3】 上記カバー本体を上記埋設管の上壁と略
    同様の略半円筒状に形成したことを特徴とする請求項2
    記載の埋設管の検査用カバー装置。
  4. 【請求項4】 上記カバー本体に、該カバー本体の上側
    への移動を規制する移動規制手段を設けたことを特徴と
    する請求項2または3記載の埋設管の検査用カバー装
    置。
  5. 【請求項5】 上記移動規制手段を、上記カバー本体の
    上記埋設管の軸方向両端部に該軸方向に沿って進退動可
    能に設けられ進出時に上記開口の開口縁に係止する一対
    の係止片と、該係止片を係止状態に保持及び保持解除す
    る保持機構とを備えて構成したことを特徴とする請求項
    4記載の埋設管の検査用カバー装置。
  6. 【請求項6】 上記保持機構を、上記カバー本体の上記
    埋設管の軸方向端部に形成され該軸方向に延びる長孔
    と、該長孔に挿通され上記係止片に設けた雌ネジに螺合
    するボルトとを備えて構成し、該ボルトを締め付けるこ
    とにより、上記係止片とボルト頭とで上記長孔の開口縁
    を挾持して該係止片を保持できるようにしたことを特徴
    とする請求項5記載の埋設管の検査用カバー装置。
  7. 【請求項7】 上記係止片に、該係止片を進退動させる
    ための把手を設けたことを特徴とする請求項5または6
    記載の埋設管の検査用カバー装置。
  8. 【請求項8】 上記カバー本体の上側への移動を規制す
    る移動規制手段を設け、該移動規制手段を、上記カバー
    本体上に載置される錘で構成したことを特徴とする請求
    項2または3記載の埋設管の検査用カバー装置。
  9. 【請求項9】 上記カバー本体の両側端に上記開口の側
    部縁内側に嵌合する突条を設けたことを特徴とする請求
    項2,3,4,5,6,7または8記載の埋設管の検査
    用カバー装置。
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