JP3450455B2 - 前方視型処置用電子内視鏡 - Google Patents

前方視型処置用電子内視鏡

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JP3450455B2
JP3450455B2 JP20622394A JP20622394A JP3450455B2 JP 3450455 B2 JP3450455 B2 JP 3450455B2 JP 20622394 A JP20622394 A JP 20622394A JP 20622394 A JP20622394 A JP 20622394A JP 3450455 B2 JP3450455 B2 JP 3450455B2
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慶時 伊藤
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ペンタックス株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、先端部本体の前方の
被写体を観察するようにした前方視型処置用電子内視鏡
に関する。 【0002】 【従来の技術】気管支用などのような細い前方視型の電
子内視鏡を用いて少し本格的な処置を行おうとすると、
二つの処置具類を同時に使用しなければならないので、
処置具類を挿通させるための処置具類挿通チャンネルを
二つ設ける必要がある。 【0003】そこで従来の気管支処置用の前方視型電子
内視鏡においては、二つの処置具類挿通チャンネルを、
観察光学系を挟んでその両側に配置していた。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上述のように観察光学
系を挟んでその両側に二つの処置具類挿通チャンネルを
配置すると、処置具類挿通チャンネル内を通って前方に
突出される二つの処置具類は、観察画面内に相反する対
角方向から、即ち例えば右上と左下から、又は左上と右
下から突出される。 【0005】しかし、二つの処置具類が観察画面内に相
反する方向から出てくると、処置の操作が非常にやりに
くい。そこで本発明は、固体撮像素子を用いた電子内視
鏡において、二つの処置具類を同時に使いやすくした前
方視型処置用電子内視鏡を提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の前方視型処置用電子内視鏡は、先端部本体
の前方の被写体の像を撮像するための固体撮像素子を上
記先端部本体内に内蔵した前方視型処置用電子内視鏡に
おいて、処置具類を挿通させるための二つの処置具類挿
通チャンネルを、上記固体撮像素子の右上と左上とに配
置して、上記処置具類挿通チャンネル内を通って前方に
突出される処置具類が、上記固体撮像素子によって撮像
される観察映像画面内に、右上と左上とから出てくるよ
うにしたことを特徴とする。 【0007】なお、上記固体撮像素子のための電子回路
を、上記固体撮像素子の後方に断面形状を縦長にして上
記先端部本体内の下半部に配置して、上記二つの処置具
類挿通チャンネルを、上記先端部本体内の上半部の右と
左とに配置してもよい。 【0008】 【実施例】図面を参照して実施例を説明する。図2は、
前方視型の気管支用電子内視鏡の挿入部の先端の正面図
であり、観察窓13が中央下部に配置されていて、その
奥には、後述する対物光学系と固体撮像素子35が配置
されている。 【0009】観察窓13の左右両側には照明窓14,1
4が配置されていて、その奥にはライトガイドファイバ
バンドルの射出端が配置されている。又、二つの処置具
類突出口11a,12aが、右上と左上の位置に配置さ
れている。 【0010】図3は、図2におけるIII−III断面を示し
ており、挿入部先端に形成された湾曲部2は、多数の節
輪15…をリベットで回動自在に連結して、その外周に
網状管16を被覆し、さらにその外側をゴムチューブ1
7等で外装してある。そして、そのゴムチューブ17の
端部が先端部本体3の外周面に緊縛、接合されている。 【0011】図3には、先端側の二つの節輪15,15
だけが図示されているが、最先端の節輪15には、操作
ワイヤ18を固着するための止め環20が内面に突設さ
れており、操作ワイヤ18の先端には、止め環20から
の抜け出しを防止するための補強材として抜け止め環2
1が固着されている。 【0012】湾曲部2の先端には、先端部本体3が連結
環19を介して連結されている。連結環19は、節輪1
5に対しては半田付けされ、先端部本体3には図示され
ていないピンで連結されている。 【0013】先端部本体3は例えばステンレス鋼を素材
として円筒状に形成されていて、後端は開放されてお
り、最先端の部分は、窓部分等を除いて壁によって塞が
れている。 【0014】観察窓13の内側には、対物光学系25が
金属製の鏡枠24内に固着されて配置されている。鏡枠
24と先端部本体3との間及び鏡枠24と対物光学系2
5との間は水密に接合されている。 【0015】鏡枠24の後部外周には、電気絶縁性のプ
ラスチック材からなる絶縁接続環30が嵌着、接合され
て保持されていて、一番後ろのレンズ外周と絶縁接続環
30との間は、脱泡したエポキシ系接着剤31によりシ
ールされている。 【0016】絶縁接続環30の外周は、後半部分が前半
部分より少し細く形成されていて、その部分に金属製の
シールド筒体32の先端が嵌着、接合されて保持されて
いる。 【0017】シールド筒体32は、正面から見て縦長の
略長方形状の断面形状に形成されている。これは、その
中に配置された固体撮像素子35の断面形状に合わせた
ものである。 【0018】シールド筒体32は後端が湾曲部2との境
界部分に達しており、その外周全面には、電気絶縁性の
絶縁テープ36が巻き付けられている。その絶縁テープ
36の後端は、後述する信号ケーブル43の前端外周ま
で被覆している。 【0019】シールド筒体32の前寄りの位置の内部に
は、例えば電荷結合素子(CCD)からなる固体撮像素
子35が、受像面を前向きにして固定されている。固体
撮像素子35を正面から見ると、受像面は略正方形状で
あるが全体としては略長方形状に形成されていて、正面
から見て縦長になるように配置されている。 【0020】そして、その前側には、透明なカバーガラ
ス37が配置され、さらにその前面にYAGレーザ光カ
ットフィルタ38が貼着されている。このような透明部
材37,38を通って、対物光学系25によって観察光
像が固体撮像素子35の受像面に結像する。 【0021】42は配線基板であり、固体撮像素子35
を駆動するための駆動回路や固体撮像素子35からの出
力信号を増幅する増幅回路などを形成するための電子部
品40が取り付けられている。 【0022】配線基板42の後端部の位置とシールド筒
体32の後端部の位置とはほぼ一致しており、そこから
後方に、信号ケーブル43が湾曲部2及び可撓管1内へ
引き通されている。そしてシールド筒体32は、信号ケ
ーブル43のシールドに半田付けにより接続されてい
る。 【0023】また、シールド筒体32内に配置された部
品の外周には全面に絶縁テープ34が連続的に巻き付け
られていて、シールド筒体32との間の電気絶縁性を確
実なものにしている。 【0024】鉗子チャンネル11は例えば四フッ化エチ
レン樹脂製の正円形断面のチューブであり、その先端部
分は、途中に段のある円筒状に形成されたステンレス鋼
製の接続パイプ50内に後方から嵌入されて接着されて
いる。四フッ化エチレン樹脂はそのままでは接着性が良
くないので、接着前に化学的前処理を行い、接着しろも
長くとってある。 【0025】接続パイプ50の先端は、先端部本体3の
最先端部分に穿設された処置具類突出口11aに後方か
ら嵌入されて接合されている。金属どうしは接着性が良
いので、短い接着しろでも十分な接合強度が得られる。 【0026】そして処置具類挿通チャンネル11は、電
子回路40,42を囲んだシールド筒体32に沿って、
先端部本体3の筒状部内から後方の湾曲部2内へと引き
通されている。 【0027】なお、図3には第1の処置具類挿通チャン
ネル11しか図示されていないが、第2の処置具類挿通
チャンネル12も、第2の処置具類突出口12aに連通
して、処置具類挿通チャンネル11と平行に配置されて
いる。 【0028】図4は、図3におけるIV−IV断面を示して
おり、電子回路40,42を囲んで縦長の略長方形に形
成されたシールド筒体32は、先端部本体3の中央下半
部に配置され、その両側に照明用のライトガイドファイ
ババンドル5,5が挿通されている。そして、第1と第
2の処置具類挿通チャンネル11,12が、先端部本体
3の上半部の右側と左側とに挿通されている。 【0029】図5は、図3におけるV−V断面を示して
おり、先端部本体3の内面に出っ張るように位置する連
結環19は、処置具類挿通チャンネル11,12及びシ
ールド筒体32と干渉する部分が切りかかれている。 【0030】シールド筒体32が先端部本体3の中央下
半部に配置され、第1と第2の処置具類挿通チャンネル
11,12が、先端部本体3の上半部の右側と左側とに
挿通されている点は図4と同じである。 【0031】先端部がこのように構成された電子内視鏡
において、両処置具類挿通チャンネル11,12を介し
て処置具類突出口11a、12aから処置具類を突出さ
せると、図1に示されるように、二つの処置具類10
1,102が、固体撮像素子35によって撮像されてモ
ニタテレビに表示される観察映像画面100内に、左上
と右上とから出てくるように観察される。 【0032】 【発明の効果】本発明によれば、二つの処置具類を同時
に使用する場合に、二つの処置具類が観察映像画面内に
右上と左上とから出てくるので、非常に使いやすくて、
気管支内等において内視鏡的処置を安全に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例の観察画面を示す略示図である。 【図2】実施例の前方視型処置用電子内視鏡の正面図で
ある。 【図3】実施例の側面断面図(III−III断面図)であ
る。 【図4】実施例のIV−IV断面図である。 【図5】実施例のV−V断面図である。 【符号の説明】 11,12 処置具類挿通チャンネル 11a,12a 処置具類突出口 35 固体撮像素子 100 観察映像画面 101,102 処置具類
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】先端部本体の前方の被写体の像を撮像する
    ための固体撮像素子を上記先端部本体内に内蔵した前方
    視型処置用電子内視鏡において、上記固体撮像素子とその後方の電子回路とを囲む金属製
    のシールド筒体を上記先端部本体の正面から見て縦長の
    断面形状に形成して上記先端部本体内の中央下半部に配
    置し、その左右両側に照明用のライトガイドを配置する
    と共に、 処置具類を挿通させるための二つの処置具類挿
    通チャンネルを、平行に上記シールド筒体の右上と左上
    とに配置して、上記処置具類挿通チャンネル内を通って
    前方に突出される処置具類が、上記固体撮像素子によっ
    て撮像される観察映像画面内に、右上と左上とから上記
    二つの処置具類挿通チャンネルの向きにしたがって出て
    くるようにしたことを特徴とする前方視型処置用電子内
    視鏡。
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