JP3449939B2 - 映像表示方法及びそのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

映像表示方法及びそのプログラムを記録した記録媒体

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JP3449939B2
JP3449939B2 JP03226999A JP3226999A JP3449939B2 JP 3449939 B2 JP3449939 B2 JP 3449939B2 JP 03226999 A JP03226999 A JP 03226999A JP 3226999 A JP3226999 A JP 3226999A JP 3449939 B2 JP3449939 B2 JP 3449939B2
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virtual space
virtual
video
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泰宏 前田
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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
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  • Image Generation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔地にいる複数
の利用者がコンピュータグラフィックスで表現された自
分の分身を操作することによって、ネットワークを介し
て接続されたコンピュータ上に構築された3次元仮想空
間を共有するシステムにおいて、ビデオカメラで撮影し
ている映像、およびその映像に関する情報を複数の利用
者でリアルタイムに共有する映像表示技術に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】現実世界において実際にビデオカメラで
撮影した映像を、3次元協調仮想空間内の固定された壁
にリアルタイムで表示することによって複数の利用者が
遠隔地にある物体の映像を共有することができるシステ
ムがある。
【0003】このようなシステムに加えて、ビデオカメ
ラで撮影された顔画像を利用者の分身の頭部に表示する
によって、相手の表情を伝えるといったシステムもあ
る。
【0004】また、現実世界の遠隔地にある物体をビデ
オカメラで実際に撮影した映像をもとに3次元モデルを
生成し、利用者の好きな方向からその物体を眺めること
ができるといったシステムもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の3次元仮想空間
における実写映像の表示は、3次元仮想空間中の固定さ
れたスクリーンに映像を貼りつけるといった方法をとっ
ており、利用者は自分の分身をそのスクリーンの前に移
動させることにより、映像を鑑賞するといった手段をと
っていた。そのため、同じ映像を見ている利用者が複数
存在する場合、それぞれの利用者が自分の好きな位置、
角度から撮影した映像を同時に見るといったことは困難
であった。そしてその映像が物体に対して、どの方向、
どの位置から見たものかといったことは、映像から類推
するのみで、ビデオカメラと物体の位置関係が非常に把
握しづらいことがあった。また、実際に撮影した映像を
もとに、3次元モデルを生成し、仮想空間中に配置する
といった方法もあったが、映像を撮影した後、3次元モ
デルを生成するのに時間がかかるため、リアルタイムで
随時変化するような物体を観察するには不向きであっ
た。
【0006】本発明の課題は、前記の問題を解決するた
めに、3次元協調仮想空間において、複数の利用者がそ
れぞれ好きな方向、位置から遠隔地にある現実の物体の
リアルタイムな映像を同時に眺めることができ、映像が
物体に対してどの位置、方向から撮影したものかという
ことを利用者によりわかりやすくする映像表示方法を提
供することにある。
【0007】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における、上記の
課題を解決するための一手段、複数の利用者がコンピ
ュータグラフィックスで表現された自分の分身を操作す
ることによって、ネットワークを介して接続された計算
機端末上に構築された3次元協調仮想空間を共有するシ
ステムにおいて、ビデオカメラによって撮影される映像
と、前記映像の撮影時間、前記映像を撮影したビデオカ
メラと撮影対象物体との相対位置、および前記ビデオカ
メラの光軸方向を含む前記映像に関する情報とを関連付
けて前記システムに記憶し、前記3次元協調仮想空間内
にビデオカメラを模擬した仮想カメラを、前記3次元協
調仮想空間内の前記撮影対象となる物体を模擬した3次
元仮想撮影対象物体に対して、現実空間におけるビデオ
カメラと撮影対象物体の相対位置と同様の相対位置
示し、前記3次元協調仮想空間内に前記ビデオカメラ
の今まで通過した軌跡を視覚的に表示し、前記ビデオカ
メラの軌跡の表現を時間の経過により変更し、前記3次
元協調仮想空間における利用者の分身を前記ビデオカメ
ラの軌跡と重ねることにより、利用者側の計算機端末に
その重なった位置に対応する前記相対位置から撮影され
た映像を表示することを特徴とする映像表示方法であ
る。
【0009】あるいは、複数の利用者がコンピュータグ
ラフィックスで表現された自分の分身を操作することに
よって、ネットワークを介して接続された計算機端末上
に構築された3次元協調仮想空間を共有するシステムに
おいて、ビデオカメラによって撮影される映像と、前記
映像の撮影時間、前記映像を撮影したビデオカメラと撮
影対象物体との相対位置、および前記ビデオカメラの光
軸方向を含む前記映像に関する情報とを関連付けて前記
システムに記憶し、現実空間において所定時間ビデオカ
メラにより撮影が行われる度に、前記3次元協調仮想空
間内において映像が存在することを視覚的に表現する仮
想物体を表示し、前記映像が存在することを視覚的に表
現する仮想物体の表現を時間の経過により変更し、前記
3次元協調仮想空間における利用者の分身が前記映像の
存在を表現する仮想物体と重なることにより、利用者側
の計算機端末にその重なった位置に対応する前記相対位
置から撮影された所定時間の映像を表示することを特徴
とする映像表示方法である。
【0010】あるいは、前記所定時間の映像を表示する
過程では、前記映像の表示に伴い前記ビデオカメラの相
対位置が移動する場合には、前記3次元協調仮想空間に
おける利用者の分身を前記ビデオカメラの相対位置の移
動に対応させて自動的に移動させることを特徴とする映
像表示方法である。
【0011】
【0012】あるいは、複数の利用者がコンピュータグ
ラフィックスで表現された自分の分身を操作することに
よって、ネットワークを介して接続された計算機端末上
に構築された3次元協調仮想空間を共有するシステムに
おける、撮影者側もしくは利用者側の前記計算機端末で
読み取られ動作するプログラムを記録した記録媒体であ
って、前記計算機端末上で、前記3次元協調仮想空間、
および前記利用者の分身を描画する仮想空間・分身描画
プログラムと、ビデオカメラによって撮影された映像、
前記映像の撮影時間、前記映像を撮影したビデオカメラ
と撮影対象物体との相対位置、および前記ビデオカメラ
の光軸方向が互いに関連付けて保存された映像に関する
情報を前記3次元協調仮想空間に視覚的、かつ時系列に
表現する映像オブジェクト、前記映像に関する情報に基
づいた撮影対象物体を模擬した3次元仮想撮影対象物
体、ならびに前記利用者の分身を、前記3次元協調仮想
空間に再描画する仮想空間・分身再描画プログラムと、
前記再描画された3次元協調仮想空間において、前記利
用者の操作で移動された前記利用者の分身と前記3次元
仮想撮影対象物体との相対位置に基づいて、前記撮影さ
れた映像の中から選択された前記相対位置関係が一致す
る映像を表示する実写映像表示プログラムとを、計算機
が読み取り可能な記録媒体に記録し、前記映像オブジェ
クトは、前記ビデオカメラの今まで通過した軌跡とし、
前記仮想空間・分身再描画プログラムは前記利用者の
分身を描画するとともに、前記映像に関する情報に基づ
いて、前記3次元協調仮想空間内にビデオカメラを模擬
した仮想カメラを、前記3次元仮想撮影対象物体に対し
て、現実空間におけるビデオカメラと撮影対象物体と
相対位置と同様の相対位置に描画し、前記ビデオカメラ
の軌跡を視覚的に描画し、前記ビデオカメラの軌跡の
を時間の経過により更新するものとし、前記実写映
示プログラムは、前記3次元協調仮想空間における
利用者の分身を前記ビデオカメラの軌跡と重ねる利用
者の操作により選択された、その重ねた位置に対応する
相対位置から撮影された映像を表示するものとすること
を特徴とする映像表示プログラムを記録した記録媒体で
ある。
【0013】あるいは、複数の利用者がコンピュータグ
ラフィックスで表現された自分の分身を操作することに
よって、ネットワークを介して接続された計算機端末上
に構築された3次元協調仮想空間を共有するシステムに
おける、撮影者側もしくは利用者側の前記計算機端末で
読み取られ動作するプログラムを記録した記録媒体であ
って、前記計算機端末上で、前記3次元協調仮想空間、
および前記利用者の分身を描画する仮想空間・分身描画
プログラムと、ビデオカメラによって撮影された映像、
前記映像の撮影時間、前記映像を撮影したビデオカメラ
と撮影対象物体との相対位置、および前記ビデオカメラ
の光軸方向が互いに関連付けて保存された映像に関する
情報を前記3次元協調仮想空間に視覚的、かつ時系列に
表現する映像オブジェクト、前記映像に関する情報に基
づいた撮影対象物体を模擬した3次元仮想撮影対象物
体、ならびに前記利用者の分身を、前記3次元協調仮想
空間に再描画する仮想空間・分身再描画プログラムと、
前記再描画された3次元協調仮想空間において、前記利
用者の操作で移動された前記利用者の分身と前記3次元
仮想撮影対象物体との相対位置に基づいて、前記撮影さ
れた映像の中から選択された前記相対位置関係が一致す
る映像を表示する実写映像表示プログラムとを、計算機
が読み取り可能な記録媒体に記録し、記映像オブジェ
クトは、現実空間において所定時間ビデオカメラにより
撮影が行われる度に生成される、前記3次元協調仮想空
間内において映像が存在することを視覚的に表現する仮
想物体とし、前記仮想空間・分身再描画プログラムは
前記利用者の分身を描画するとともに、前記映像が存在
することを視覚的に表現する仮想物体を描画し、前記仮
想物体の表現を時間の経過により更新するものとし、前
記実写映像表示プログラムは、前記3次元協調仮想空間
における前記利用者の分身を前記仮想物体と重ねる利用
者の操作により選択された、その重ねた位置に対応する
相対位置から撮影された所定時間の映像を表示するもの
とすることを特徴とする映像表示プログラムを記録した
記録媒体である。
【0014】あるいは、前記実写映像表示プログラ
、前記所定時間の映像の表示に伴い前記ビデオカメラ
の相対位置が移動する場合には、前記3次元協調仮想空
間における前記利用者の分身を前記ビデオカメラの相対
位置の移動に対応させて移動させることを特徴とする映
像表示プログラムを記録した記録媒体である。
【0015】本発明では、映像を撮影した時間、および
ビデオカメラの位置や向きといった映像に関する情報を
3次元協調仮想空間上に視覚的に、かつ時系列に表示す
ることによって、利用者は現在、および過去に撮影され
た映像におけるビデオカメラと現実の撮影対象物体の位
置関係を簡単に把握することができることを最も主要な
特徴とする。
【0016】さらに、ビデオカメラと現実の撮影対象物
体の両方に取り付けられた位置センサの出力信号を用い
ることにより、カメラの位置、方向といった映像に関す
る情報をリアルタイムで3次元仮想空間に反映すること
ができ、利用者はどの位置、方向から撮影した映像が存
在するのかといったことをすぐに簡単に把握できること
を主要な特徴とする。
【0017】また、仮想撮影対象物体と利用者の分身の
相対位置を見ることによって、他の利用者がどのような
映像を見ているかといったことが簡単に把握できること
を主要な特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態例につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0019】<装置構成>本発明を実施するための装
置、およびシステムの構成について説明する。まず、本
発明の実施形態例に適用される3次元協調仮想空間シス
テムの構成を図1に示す。
【0020】本構成では、ネットワーク1に仮想空間中
央管理装置2と、複数の利用者端末装置3、および撮影
者端末装置4が接続されている。仮想空間中央管理装置
2は、複数の利用者端末装置3から送信されてくる様々
な情報を受信、処理し、その処理した情報をそれぞれの
利用者端末装置3に配信する。
【0021】各利用者端末装置3には、画像出力装置で
あるディスプレイ11、音声入出力装置であるマイク1
0、スピーカ9、利用者が3次元協調仮想空間に存在す
る自分の分身を操作するための移動入力装置8が接続さ
れている。ここで、現実空間にある撮影対象となる物体
を撮影する撮影者側の撮影者端末装置4には、利用者端
末装置3の構成に加えて、カメラ5、およびカメラ5と
撮影対象物体の相対的な位置、およびカメラ5の光軸方
向を検知するための位置センサ7が接続されている。
【0022】利用者側では、利用者端末装置3に接続さ
れたマイク10から入力された音声情報、移動入力装置
8から入力された分身の仮想空間における位置、および
分身の方向の情報を、利用者端末装置3はネットワーク
1を通して、仮想空間中央管理装置2へ送信する。
【0023】撮影者端末装置4は、上記の情報に加えて
ビデオカメラ5から撮影された映像と、ビデオカメラ5
と現実の撮影対象物体の相対位置、およびビデオカメラ
5の方向の情報を仮想空間中央管理装置2へ送信する。
【0024】仮想空間中央管理装置2では、各利用者端
末装置3、および撮影者端末装置4から送信されてきた
各種情報を受信し、処理を行った後、処理した情報を再
び各利用者端末装置3、および撮影者端末装置4へネッ
トワーク1を通して配信する。
【0025】各利用者端末装置3および撮影者端末4に
は、あらかじめCD−ROMなどの記憶媒体を利用し
て、3次元仮想空間の情報が保存されており、端末装置
3および4は仮想空間中央管理装置2から送られてきた
各利用者の分身の位置、方向の情報に基づいて、3次元
協調仮想空間がディスプレイ11に表示される。
【0026】各利用者は、利用者端末装置3に接続され
ている移動入力装置8により、3次元協調仮想空間内の
自分の分身を移動させることができ、利用者は自由な視
点から3次元仮想空間内の仮想撮影対象物体を観察する
ことができる。
【0027】図2は、仮想空間中央管理装置2の構成ブ
ロック図である。
【0028】仮想空間情報処理部23は、各利用者端末
装置3から送信されてきた分身の位置、方向の情報をも
とに、それぞれの利用者に必要な分身の位置、方向の情
報を決定し、各利用者端末装置3に送信する。さらに、
映像処理部22の要求により、映像に関する情報を視覚
的に表現する。
【0029】音声処理部21は、仮想空間情報処理部2
3の各分身の位置情報をもとに、各利用者端末装置3か
ら送信されてきた音声情報から必要なものを決定、ミキ
シングし、各利用者端末装置3へ送信する。
【0030】映像処理部22は、撮影者端末装置4から
送られてきたカメラで撮影した映像、およびカメラの位
置、方向を保存する。そして、仮想空間情報処理部23
の決定した利用者の分身の位置に基づいて、各利用者に
必要な映像を決定し、各利用者端末装置3ヘカメラの軌
跡の情報と共に映像を送信する。
【0031】情報送受信部24は、ネットワーク1を通
して、各端末装置3、4と各処理部21、22、23と
の情報の送受信を行う。
【0032】図3は、各利用者端末装置3の構成ブロッ
ク図である。
【0033】音声出力部34は、仮想空間中央管理装置
2からネットワーク1を介して送信されてきた情報か
ら、情報送受信部36で分離された音声情報をスピーカ
9に出力する。
【0034】音声入力部35は、マイク10から入力さ
れた音声情報をデジタル情報化し、情報送受信部36、
ネットワーク1を介して仮想空間中央管理装置2へ送信
する。
【0035】移動方向入力部33は、移動入力装置8か
ら入力された情報を仮想空間生成部32や仮想空間中央
管理装置2へ送信する。また、例えば画面に表示されて
いる情報の選択といった移動以外の操作についての情報
も仮想空間生成部32や仮想空間中央管理装置2へ送信
する。
【0036】仮想空間生成部32は、あらかじめ記憶し
ている3次元空間情報、仮想空間中央管理装置2から送
られてきた各利用者の分身の位置・方向、自分の分身の
位置・方向の情報をもとに、3次元協調仮想空間の生成
を行い、ディスプレイ11上に表示する。
【0037】実写映像処理部31は、利用者自身の分身
の位置・方向により、実写映像を表示する要求がある場
合、仮想空間中央管理装置2からネットワーク1を介し
て送信されてきた映像をディスプレイ11上に表示す
る。
【0038】撮影者側の端末装置4には、上記に加えて
実写映像入力部41と実写映像情報入力部42がある。
実写映像入力部41は、ビデオカメラ5によって撮影し
た現実世界の撮影対象物体6の映像を仮想空間中央管理
装置2へ送信する。実写映像情報処理部42は、ビデオ
カメラ5と現実世界の撮影対象物体6に付いている位置
センサ7、7’によって計測されたビデオカメラと撮影
対象物体の相対的な位置、方向を仮想空間中央管理装置
2へ送信する。
【0039】図4、図5は本発明における具体的な実施
の形態を説明する図である。
【0040】図4は現実世界における撮影に利用する現
実のビデオカメラ5と、撮影される現実の撮影対象物体
6の関係を表している。現実世界では、撮影者が位置セ
ンサ7の付いているビデオカメラ5を持ち、様々な位
置、方向から現実世界の撮影対象物体6を撮影する。撮
影される現実世界の撮影対象物体6にも位置センサ7’
がついており、ここを原点としてビデオカメラ5の3次
元座標を検出する。さらに、位置センサ7からカメラの
光軸方向、回転角度も検出する。これらの検出された情
報は、撮影者の撮影者端末装置4を介して、中央仮想空
間管理装置2へ送信され、ビデオカメラ5から撮影した
映像と共に保存され、他の複数の利用者端末装置3へ送
信される。
【0041】図5は、仮想空間における仮想カメラ12
と仮想撮影対象物体14、および仮想空間において仮想
撮影対象物体14を観察している利用者の分身13との
関係を表している。3人の利用者の分身13A、13
B、13Cが仮想撮影対象物体14の周りに集まってい
る。このように、利用者の分身13の位置を示すことに
よって、他の利用者が現在観察している位置、方向を簡
単に把握することができる。
【0042】仮想カメラ12は、現実のビデオカメラ5
についている位置センサ7から検出された3次元座標を
もとに、撮影しているビデオカメラ5の位置、方向を3
次元空間において視覚的に表現している。この仮想カメ
ラ12の位置、方向はリアルタイムで更新されているた
め、仮想空間に参加している複数の利用者は遠隔地にあ
るビデオカメラ5の仮想物体に対する位置、方向を簡単
に把握することができる。
【0043】なお、仮想空間中央管理装置2の機能を各
端末装置にそれぞれ持たせて上記のシステムを実現する
ことも可能であり、その場合には仮想空間中央管理装置
2のサーバは無くても良い。
【0044】<第1の実施形態例>図6は、本発明の第
1の実施形態例を説明する図である。
【0045】図4のように、現実の世界で撮影している
カメラ5の位置、方向は、位置センサ7で検出され、撮
影者端末装置4から仮想空間中央管理装置2へネットワ
ーク1を介して送信され、映像とともに保存された後、
各利用者端末装置3へ送信される。
【0046】各利用者端末装置3では図5のように、送
信されてきたビデオカメラ5の位置、方向の情報をもと
にして仮想空間中に仮想カメラ12がリアルタイムで表
示される。更に、仮想カメラ12の今まで通過した軌跡
を図6のように映像が存在する事を視覚的に利用者に知
らせるための仮想物体15A(以下「映像オブジェク
ト」と呼ぶ)として仮想空間中に表示する。利用者の分
身13は、始めは仮想撮影対象物体14のみ観察するこ
とができるが、仮想カメラ12の軌跡を表す映像オブジ
ェクト15Aに利用者自身の分身を重ねることによっ
て、現実の世界で撮影された映像を鑑賞することができ
る。ここで鑑賞することのできる映像としては、分身1
3を重ねた位置付近から一定時間撮影した映像や、1枚
以上の静止映像等である。
【0047】仮想空間中央管理装置2へ利用者自身の分
身13の位置を送信し、利用者自身の分身13の位置と
仮想カメラの映像オブジェクト15Aの位置が重なった
ことを仮想空間中央管理装置2の仮想空間情報処理部2
3が認識すると、仮想空間中央管理装置2の映像処理部
22から分身の位置に基づいた一定時間の映像等が送信
されてくる。
【0048】この映像が送信されてくると、利用者端末
装置3の仮想空間生成部32が3次元仮想空間における
自分の分身13の前に仮想スクリーン16を生成し、実
写映像処理部31がその仮想スクリーン16上に実写映
像を表示する。仮想スクリーン16の周りには、3次元
協調仮想空間の様子が表示されており、他の利用者の分
身の様子が把握できる。生成された仮想スクリーン16
は3次元協調仮想空間内に表示されるため、仮想スクリ
ーン16を持っている利用者はその分身13の位置から
の映像を見ているということが簡単に把握できるように
なっている。
【0049】3次元協調仮想空間内のカメラの軌跡を示
す映像オブジェクト15Aは、新しいものほど色が濃
く、時間がたつにつれて次第に色が薄くなる。このよう
に表示することによって、各利用者は映像が撮影された
時間を大まかに知ることができる。
【0050】なお、本発明の各実施形態例では、撮影者
端末装置4にて撮影対象物体6について撮影した映像と
それについて取得したカメラ5の位置と方向の情報の他
に、その撮影対象物体6に対応して仮想空間に表示させ
る仮想撮影対象物体14の情報(仮想空間においての位
置・向き、物体表示の形など)を、一緒にして撮影者端
末装置4から仮想空間中央管理装置2に送信する。すな
わち、各利用者端末装置3において、仮想空間中央管理
装置2から映像オブジェクトと仮想カメラ12の位置・
方向を得て、映像オブジェクト、仮想カメラ12の位置
を描画する際に、どの仮想撮影対象物体14に対して描
画するとか、どのような仮想撮影対象物体14を表示す
るとかのために、仮想撮影対象物体の情報も得るものと
する。
【0051】また、本発明の各実施形態例において、撮
影者端末装置4で撮影対象物体について撮影した映像と
位置と方向の情報と仮想撮影対象物体の情報等は、時事
刻々とリアルタイムに、仮想空間中央管理装置2に送ら
れ、また、同じくリアルタイムに、仮想空間中央管理装
置2から各端末装置3、4に送られるので、各端末装置
3、4の仮想空間の表示では、仮想カメラ12が時事刻
々とリアルタイムに動くことになる。また、撮影の終了
後に映像と位置と方向の情報と仮想撮影対象物体の情報
を一括して送ることも可能である。この場合の各端末装
置3、4の仮想空間の表示では、撮影の開始から終了ま
での映像オブジェクト15が表示され、終了時点におけ
る仮想空間の位置に仮想カメラ12が表示されて動かな
いようになる。
【0052】<第2の実施形態例>図7は、本発明の第
2の実施形態例を説明する図である。
【0053】仮想空間において、仮想カメラ12の通過
した軌跡上に半透明の長方形の映像オブジェクト15B
を一定時間毎に配置する。映像オブジェクト15Bは、
対応つけられている映像を撮影した一定の時間内に描い
た軌跡の中央の位置に配置されるため、映像オブジェク
ト15Bの位置によって、その映像オブジェクト15B
が対応つけられている映像の撮影された位置を大まかに
把握することができる。
【0054】利用者は、映像オブジェクト15Bの位置
に利用者自身の分身を移動させ、映像オブジェクト15
Bと分身13を重ねることによって、その映像オブジェ
クト15Bに対応つけられている一定時間の映像を鑑賞
することができる。
【0055】映像オブジェクト15Bは、時間がたつに
つれて次第に色が薄くなる。そのため、各利用者はその
映像オブジェクト15Bに対応つけられている映像が撮
影された時間を大まかに把握することができる。
【0056】なお、図7には、映像オブジェクト(板)
15Bが時間の経過に従ってどの様に表示されるかを理
解し易くするために、映像オブジェクト(軌跡)のよう
な矢印の点線が書かれているが、時間の経過は映像オブ
ジェクト(板)15Bの濃淡で把握できるため、仮想空
間では表示しないでも良い。
【0057】<第3の実施形態例>図8は、本発明の第
3の実施形態例を説明する図である。
【0058】上記の各実施形態例において、利用者があ
る位置からの一定時間の映像を鑑賞している場合の例を
示す。実施形態例1、2のように、ビデオカメラの撮影
位置は時間の経過に伴って移動している。そこで、利用
者がある位置からの一定時間の映像を鑑賞している場
合、その鑑賞している映像を撮影していた時の仮想カメ
ラ12の軌跡に沿って、その利用者自身の分身13を自
動的に移動する。このように利用者自身の分身13を自
動的に移動させることによって、自分の分身13と仮想
撮影対象物体14の相対位置を把握し、現在鑑賞してい
る映像が撮影された位置を簡単に把握することができ
る。また、他の利用者にとってこの利用者の分身の動き
を認識することによって、この利用者がどの方向からど
のような映像を見ているかということを大まかに知るこ
とが可能となる。
【0059】<撮影時動作フロー>図9は、撮影された
映像情報を処理する時のフロー図である。
【0060】図4のように、撮影者が位置センサ7の付
いたビデオカメラ5を利用して撮影対象物体6を撮影す
ると、撮影者端末装置4から撮影した映像と共に、撮影
した時間、仮想撮影対象物体の情報、および撮影した際
に位置センサ7によって検出されたビデオカメラ5の位
置・方向の情報を、仮想空間中央管理装置2へ伝達す
る。
【0061】仮想空間中央管理装置2では、撮影したこ
とが伝えられると映像処理部22が撮影された映像と時
間、仮想撮影対象物体の情報、およびビデオカメラ5の
位置を関連付けて保存する。更に、仮想空間中央管理装
置2の仮想空間生成部23が撮影された時間、仮想撮影
対象物体の情報、およびビデオカメラ5の位置を基に映
像オブジェクト15を生成し、仮想カメラ12の位置・
方向を決定し、仮想空間情報を更新する。その後、生成
された映像オブジェクト15の位置、仮想カメラ12の
位置・方向の情報、および仮想撮影対象物体の情報を各
利用者端末装置3および各撮影者端末装置4の一方もし
くは双方へ送信する。
【0062】各利用者端末装置3あるいは各撮影者端末
装置4では、仮想空間生成部32、および実写映像処理
部31によって、送られてきた情報を元に仮想空間内の
仮想撮影対象物体、仮想カメラ12の位置・方向、およ
び映像オブジェクト15を更新し、ディスプレイ11に
表示する。
【0063】<鑑賞時動作フロー>図10は、撮影され
た映像を利用者が鑑賞する際のフロー図である。
【0064】図5のように、各利用者の分身が仮想空間
内を移動すると、各利用者端末装置3は分身の位置・方
向の情報を仮想空間中央管理装置2へ伝達する。
【0065】仮想空間中央管理装置2の映像処理部22
では、送られてきた分身の位置情報と映像オブジェクト
の位置情報を参照し、重なっているという決定をする
と、その映像オブジェクトと対応付けられている映像を
保存されている全実写映像の中から選択する。そして選
択された実写映像と共に、関連付けられたカメラの軌跡
情報を利用者端末装置3へ送信する。
【0066】その後、利用者端末装置3の仮想空間生成
部32で仮想空間内の分身の前に仮想スクリーン16を
作成し、その上に送られてきた映像を表示する。それと
共に、第3の実施形態例の場合では、利用者の分身を送
られてきたカメラの軌跡に基づいて仮想空間内を自動的
に移動させる。
【0067】<撮影時のプログラムの動作フロー>図1
1は、撮影された映像情報を処理する時のプログラムの
動作状況を説明するフロー図である。
【0068】図4のように、撮影者が位置センサ7の付
いたビデオカメラ5を利用して撮影対象物体6を撮影す
ると、撮影者端末装置4のカメラの位置・方向検出プロ
グラムが撮影の際に位置センサ7からの信号によってビ
デオカメラ5の位置・方向を検出する。次に、カメラの
位置・方向、および実写映像データ送信プログラムが動
作し、ビデオカメラ5で撮影した実写映像と共に、撮影
した時間、仮想撮影対象物体の情報、および前記で検出
されたビデオカメラ5の位置・方向の情報を仮想空間中
央管理装置2へ送信する。
【0069】仮想空間中央管理装置2では、撮影したこ
とが伝えられるとカメラの位置・方向、および実写映像
データ受信プログラムが、送られてきた実写映像、撮影
した時間、仮想撮影対象物体の情報、およびビデオカメ
ラ5の位置・方向の情報のデータを受信する。次に、実
写映像の保存、および管理プログラムが動作し、撮影さ
れた映像と時間、仮想撮影対象物体の情報、およびビデ
オカメラ5の位置を関連付けて保存する。次いで、映像
オブジェクト生成プログラムが、撮影された時間、仮想
撮影対象物体の情報、およびビデオカメラ5の位置を基
に映像オブジェクト15を生成し、仮想カメラ12の位
置・方向を決定し、仮想空間情報を更新する。その後、
映像オブジェクト、および仮想カメラの位置・方向デー
タ送信プログラムが、生成された映像オブジェクト15
の位置、および仮想カメラ12の位置・方向の情報、仮
想撮影対象物体の情報を各利用者端末装置3および各撮
影者端末装置4の一方もしくは双方へ送る。
【0070】各利用者端末装置3あるいは各撮影者端末
装置4では、カメラの位置・方向、および実写映像デー
タ受信プログラムが、送信されてきた映像オブジェク
ト、仮想カメラの位置・方向の情報、仮想撮影対象物体
の情報のデータを受信する。次いで、仮想撮影対象物
体、映像オブジェクト、および仮想カメラ再描画プログ
ラムが動作して、送られてきた情報を元に仮想空間内の
仮想カメラ12の位置・方向、仮想撮影対象物体、およ
び映像オブジェクト15を更新し、ディスプレイ11に
表示する。
【0071】<鑑賞時のプログラムの動作フロー>図1
2は、撮影された映像を利用者が鑑賞する際のプログラ
ムの動作状況を説明するフロー図である。
【0072】図5のように、仮想空間、および分身表示
プログラムによって表示されている各利用者の分身を仮
想空間内で移動させると、分身位置データ送信プログラ
ムが動作し、分身の位置・方向の情報を仮想空間中央管
理装置2へ伝達する。
【0073】仮想空間中央管理装置2では、分身の位置
・方向の情報が送られてくると、分身位置データ受信プ
ログラムが動作し、送られてきた分身の位置情報を受信
する。次いで、分身の位置に対応する実写映像選択プロ
グラムが動作し、受信した分身の位置と映像オブジェク
トの位置情報を参照し、重なっているという決定をする
と、その映像オブジェクトと対応付けられている映像を
保存されている全実写映像の中から選択する。そして、
実写映像、およびカメラの軌跡、方向データ送信プログ
ラムが、前記の選択された実写映像と共に、関連付けら
れたカメラの軌跡・方向の情報を利用者端末装置3へ送
信する。
【0074】利用者端末装置3では、送信された実写映
像、および関連付けられたカメラの軌跡・方向情報を、
実写映像、およびカメラの軌跡・方向データ受信プログ
ラムが動作して受信する。次いで、映像表示、および分
身自動移動プログラムが動作し、仮想空間内の分身の前
に仮想スクリーン16を作成し、その上に送られてきた
映像を表示する。それと共に、第3の実施形態例では、
利用者の分身を送られてきたカメラの軌跡に基づいて仮
想空間内を自動的に移動させる。自動的に移動された分
身の位置、方向データは、分身位置データ送信プログラ
ムにより仮想空間中央管理装置2に送信される。
【0075】仮想空間中央管理装置2では、この分身の
位置、方向データを分身位置データ受信プログラムで受
信し、分身位置データ管理プログラムによって、管理し
ている分身の位置、方向データを更新する。
【0076】<プログラムの記録媒体>上記で説明した
撮影時の動作プログラム、および観賞時の動作プログラ
ムは、コンピュータで実行できるものであり、それらの
プログラムを、仮想空間中央管理装置2、利用者端末装
置3、および撮影者端末装置4のそれぞれのコンピュー
タが読み取り可能な記録媒体、例えば、FD(フロッピ
ーディスク)や、MO、ROM、メモリカード、CD、
DVD、リムーバブルディスクなどに記録して提供し、
配布することが可能である。なお、仮想空間中央管理装
置2、利用者端末装置3、および撮影者端末装置4から
なるシステムにおいては、各装置のプログラムを各装置
共通の記録媒体に記録し、各装置それぞれが必要とする
プログラムを起動するようにしてもよいし、それぞれが
必要とするプログラムを分離して記録するようにしても
よい。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、3次元
協調仮想空間中の多数の利用者が、それぞれ自分の好き
な位置、角度からの映像を鑑賞することが可能である。
また、撮影者が撮影した映像のカメラの位置、方向とい
った情報をリアルタイムで3次元協調仮想空間中に視覚
的、かつ時系列に表示することによって、どの位置・方
向から撮影された映像が用意されているのか、他の利用
者はどのような映像を観察しているのか、といったこと
が簡単に把握でき、より効率の良い協調作業を行うこと
ができるといった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態例に適用される3次元協調仮
想空間システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態例に適用される仮想空間中央
管理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態例に適用される利用者端末装
置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態例での現実世界における撮影
の形態を説明する図である。
【図5】本発明の実施形態例での仮想空間における利用
者の分身と仮想カメラの形態を説明する図である。
【図6】本発明の第1の実施形態例を説明する図であ
る。
【図7】本発明の第2の実施形態例を説明する図であ
る。
【図8】本発明の第3の実施形態例を説明する図であ
る。
【図9】本発明の実施形態例における撮影時の動作状況
を説明するフロー図である。
【図10】本発明の実施形態例での鑑賞時の動作状況を
説明するフロー図である。
【図11】本発明の実施形態例での撮影時におけるプロ
グラムの動作状況を説明するフロー図である。
【図12】本発明の実施形態例での観賞時におけるプロ
グラムの動作状況を説明するフロー図である。
【符号の説明】
1…ネットワーク 2…仮想空間中央管理装置 3…利用者端末装置 4…撮影者端末装置 5…ビデオカメラ 6…撮影対象物体 7…位置センサ 8…移動方向入力装置 9…スピーカ 10…マイク 11…ディスプレイ 12…仮想カメラ 13…分身 14…仮想撮影対象物体 15…映像オブジェクト 16…仮想スクリーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−329282(JP,A) 特表2001−525967(JP,A) 国際公開98/053428(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】数の利用者がコンピュータグラフィッ
    クスで表現された自分の分身を操作することによって、
    ネットワークを介して接続された計算機端末上に構築さ
    れた3次元協調仮想空間を共有するシステムにおいて デオカメラによって撮影される映像と、前記映像の撮
    影時間、前記映像を撮影したビデオカメラと撮影対象物
    体との相対位置、および前記ビデオカメラの光軸方向を
    含む前記映像に関する情報とを関連付けて前記システム
    に記憶し、 前記3次元協調仮想空間内にビデオカメラを模擬した仮
    想カメラを、前記3次元協調仮想空間内の前記撮影対象
    となる物体を模擬した3次元仮想撮影対象物体に対し
    て、現実空間におけるビデオカメラと撮影対象物体
    相対位置と同様の相対位置に表示し、 前記3次元協調仮想空間内に前記ビデオカメラの今まで
    通過した軌跡を視覚的に表示し、 前記ビデオカメラの軌跡の表現を時間の経過により変更
    し、 前記3次元協調仮想空間における利用者の分身を前記ビ
    デオカメラの軌跡と重ねることにより、利用者側の計算
    機端末にその重なった位置に対応する前記相対位置から
    撮影された映像を表示することを特徴とする映像表示方
    法。
  2. 【請求項2】数の利用者がコンピュータグラフィッ
    クスで表現された自分の分身を操作することによって、
    ネットワークを介して接続された計算機端末上に構築さ
    れた3次元協調仮想空間を共有するシステムにおいて デオカメラによって撮影される映像と、前記映像の撮
    影時間、前記映像を撮影したビデオカメラと撮影対象物
    体との相対位置、および前記ビデオカメラの光軸方向を
    含む前記映像に関する情報とを関連付けて前記システム
    に記憶し、 現実空間において所定時間ビデオカメラにより撮影が行
    われる度に、前記3次元協調仮想空間内において映像が
    存在することを視覚的に表現する仮想物体を表示し、 前記映像が存在することを視覚的に表現する仮想物体の
    表現を時間の経過により変更し、 前記3次元協調仮想空間における利用者の分身が前記映
    像の存在を表現する仮想物体と重なることにより、利用
    者側の計算機端末にその重なった位置に対応する前記相
    対位置から撮影された所定時間の映像を表示することを
    特徴とする映像表示方法。
  3. 【請求項3】 前記所定時間の映像を表示する過程で
    は、 前記映像の表示に伴い前記ビデオカメラの相対位置が移
    動する場合には、前記3次元協調仮想空間における利用
    者の分身を前記ビデオカメラの相対位置の移動に対応さ
    せて自動的に移動させることを特徴とする請求項記載
    の映像表示方法。
  4. 【請求項4】 複数の利用者がコンピュータグラフィッ
    クスで表現された自分の分身を操作することによって、
    ネットワークを介して接続された計算機端末上に構築さ
    れた3次元協調仮想空間を共有するシステムにおける、
    撮影者側もしくは利用者側の前記計算機端末で読み取ら
    れ動作するプログラムを記録した記録媒体であって、 前記計算機端末上で、前記3次元協調仮想空間、および
    前記利用者の分身を描画する仮想空間・分身描画プログ
    ラムと、 ビデオカメラによって撮影された映像、前記映像の撮影
    時間、前記映像を撮影したビデオカメラと撮影対象物体
    との相対位置、および前記ビデオカメラの光軸方向が互
    いに関連付けて保存された映像に関する情報を前記3次
    元協調仮想空間に視覚的、かつ時系列に表現する映像オ
    ブジェクト、前記映像に関する情報に基づいた撮影対象
    物体を模擬した3次元仮想撮影対象物体、ならびに前記
    利用者の分身を、前記3次元協調仮想空間に再描画する
    仮想空間・分身再描画プログラムと、 前記再描画された3次元協調仮想空間において、前記利
    用者の操作で移動された前記利用者の分身と前記3次元
    仮想撮影対象物体との相対位置に基づいて、前記撮影さ
    れた映像の中から選択された前記相対位置関係が一致す
    る映像を表示する実写映像表示プログラムとを、計算機
    が読み取り可能な記録媒体に記録し、記映像オブジェクトは、前記ビデオカメラの今まで通
    過した軌跡とし、 前記仮想空間・分身再描画プログラムは前記利用者の
    分身を描画するとともに、前記映像に関する情報に基づ
    いて、前記3次元協調仮想空間内にビデオカメラを模擬
    した仮想カメラを、前記3次元仮想撮影対象物体に対し
    て、現実空間におけるビデオカメラと撮影対象物体と
    相対位置と同様の相対位置に描画し、前記ビデオカメラ
    の軌跡を視覚的に描画し、前記ビデオカメラの軌跡の
    を時間の経過により更新するものとし、 前記実写映像表示プログラムは、前記3次元協調仮想空
    間における前記利用者の分身を前記ビデオカメラの軌跡
    と重ねる利用者の操作により選択された、その重ねた位
    置に対応する相対位置から撮影された映像を表示するも
    とすることを特徴とする映像表示プログラムを記録し
    た記録媒体。
  5. 【請求項5】 複数の利用者がコンピュータグラフィッ
    クスで表現された自分の分身を操作することによって、
    ネットワークを介して接続された計算機端末上に構築さ
    れた3次元協調仮想空間を共有するシステムにおける、
    撮影者側もしくは利用者側の前記計算機端末で読み取ら
    れ動作するプログラムを記録した記録媒体であって、 前記計算機端末上で、前記3次元協調仮想空間、および
    前記利用者の分身を描画する仮想空間・分身描画プログ
    ラムと、 ビデオカメラによって撮影された映像、前記映像の撮影
    時間、前記映像を撮影したビデオカメラと撮影対象物体
    との相対位置、および前記ビデオカメラの光軸方向が互
    いに関連付けて保存された映像に関する情報を前記3次
    元協調仮想空間に視覚的、かつ時系列に表現する映像オ
    ブジェクト、前記映像に関する情報に基づいた撮影対象
    物体を模擬した3次元仮想撮影対象物体、ならびに前記
    利用者の分身を、前記3次元協調仮想空間に再描画する
    仮想空間・分身再描画プログラムと、 前記再描画された3次元協調仮想空間において、前記利
    用者の操作で移動された前記利用者の分身と前記3次元
    仮想撮影対象物体との相対位置に基づいて、前記撮影さ
    れた映像の中から選択された前記相対位置関係が一致す
    る映像を表示する実写映像表示プログラムとを、計算機
    が読み取り可能な記録媒体に記録し、記映像オブジェクトは、現実空間において所定時間ビ
    デオカメラにより撮影が行われる度に生成される、前記
    3次元協調仮想空間内において映像が存在することを視
    覚的に表現する仮想物体とし、 前記仮想空間・分身再描画プログラムは前記利用者の
    分身を描画するとともに、前記映像が存在することを視
    覚的に表現する仮想物体を描画し、前記仮想物体の表現
    を時間の経過により更新するものとし、 前記実写映像表示プログラムは、前記3次元協調仮想空
    間における前記利用者の分身を前記仮想物体と重ねる利
    用者の操作により選択された、その重ねた位置に対応す
    る相対位置から撮影された所定時間の映像を表示するも
    とすることを特徴とする映像表示プログラムを記録し
    た記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記実写映像表示プログラムは、 前記所定時間の映像の表示に伴い前記ビデオカメラの相
    対位置が移動する場合には、前記3次元協調仮想空間に
    おける前記利用者の分身を前記ビデオカメラの相対位置
    の移動に対応させて移動させることを特徴とする請求項
    記載の映像表示プログラムを記録した記録媒体。
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