JP3449632B2 - 媒体再生装置 - Google Patents

媒体再生装置

Info

Publication number
JP3449632B2
JP3449632B2 JP27739193A JP27739193A JP3449632B2 JP 3449632 B2 JP3449632 B2 JP 3449632B2 JP 27739193 A JP27739193 A JP 27739193A JP 27739193 A JP27739193 A JP 27739193A JP 3449632 B2 JP3449632 B2 JP 3449632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
disk
disc
mode
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP27739193A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07111011A (ja
Inventor
和弘 井戸
栄一 石川
雅之 酒井
幸夫 吉野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Clarion Co Ltd filed Critical Clarion Co Ltd
Priority to JP27739193A priority Critical patent/JP3449632B2/ja
Publication of JPH07111011A publication Critical patent/JPH07111011A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3449632B2 publication Critical patent/JP3449632B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、録媒体に記録されて
いる情報を再生する媒体生装置に関する。 【0002】 【従来の技術】情報を記録した記録媒体として、コンパ
クトディスク(以下、単にCDと称する)が広く知られ
ている。最近では、複数のCDをマガジンと称する収納
手段に収納して、該マガジンを装着したプレーヤを自動
車のトランク内に収納し、体装置を運転席近くに配置
するCDオートチェンジャー装置が普及してきている。 【0003】一方、近年、保護用のカートリッジケース
に情報記録用ディスクを収納した記録媒体で、光磁気記
録方式のミニディスクカートリッジ(以下、MDと称す
る)が提案されている。該MDは、記録された情報を再
生するばかりでなく、新たに情報を記録したり、既に記
録された情報を書き換えて記録することも可能となって
いる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このようなMDに対し
て記録された情報を再生する媒体生装置としては、現
在、種々の製品企画がなされている段階である。 【0005】本発明の目的とするところは、オートチェ
ンジャー装置として該装置内に記録媒体が一枚しか存在
しない場合には一枚の記録媒体を対象とする有効な特殊
再生をユーザーに享受することができる媒体生装置を
提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の媒体再生装置は、装置内に存在する複数の記
録媒体又は所定の記録媒体内の全ての曲を対象として繰
返し演奏するディスクリピート演奏モードである第1特
殊再生モード、及び所定の記録媒体に記録された所定の
曲を対象として繰返し演奏する1曲リピート演奏モード
である第2特殊再生モードを指定する操作手段と、装着
された記録媒体に記録された情報を再生する媒体駆動手
段と、前記操作手段による操作に応じて第1及び第2特
殊再生モードの内、いずれかが指定されたかを識別し、
該識別された第1又は第2特殊再生モードに応じて前記
媒体駆動手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手
段は、該装置内にアクセス可能な記録媒体が一枚しか存
在しない場合には、前記操作手段による操作にかかわら
ず、前記第2特殊再生モードを指定することを特徴とす
る。 【0007】 【作用】かかる構成により本発明の媒体生装置によれ
ば、該装置内にアクセス可能な記録媒体が一枚しか存在
しない場合には、該装置内に複数の記録媒体が存在する
場合にのみ有効な第1特殊再生モードが指定されたとし
ても、該一枚の記録媒体、もしくは複数の記録媒体に対
して有効な第2特殊再生モードを指定するようにしたの
で、オートチェンジャー装置として該装置内に記録媒体
が一枚しか存在しない場合には一枚の記録媒体を対象と
する有効な特殊再生をユーザーに享受することができ
る。 【0008】 【実施例】以下、図面に基づいて本発明の媒体生装置
である車載用MDオートチェンジャー装置(以下、単に
MD装置と称する)の実施例について説明する。 【0009】該MD装置は、MDを挿入して、該MDに
記録した情報を記録及び/あるいは再生するものであ
る。 【0010】まず、該MD装置に用いられる一般的なM
Dについて説明する。図2は一般的なMDの構成を示す
平面図である。 【0011】図2において、201はカートリッジケー
ス、202は該カートリッジケース201に収納された
直径6cm程度の光ディスク又は光磁気ディスクである
情報記録用のディスク本体、203はカートリッジケー
ス201に設けられた該ディスク本体202にアクセス
するアクセス用孔、204は該アクセス用孔203を開
閉するスライドシャッター(以下、単にシャッターと称
する)である。該シャッター204は使用時以外は閉じ
られているので、ディスク本体202が外部環境から保
護され、実用性や耐久性に優れている。 【0012】尚、このMDの種類には、予め固定した情
報が記録された読出専用のプリマスタード(PRE−
M)タイプと、書込可能なレコーダブル(RECORD
ABLE)タイプとがある。プリマスタードタイプのシ
ャッター204はカートリッジケース201の片面のみ
に設けられ、後述するピックアップからの光ビームをデ
ィスク本体202のディスク面に照射することができ
る。また、レコーダブルタイプのシャッター204はカ
ートリッジケース201の両面に設けられ、ディスク本
体202への記録時には、光ビームを照射するディスク
面と反対側のディスク面とに、磁界をかける磁気ヘッド
が当接する構造となっている。 【0013】以下、特にこだわらない限り、説明の便宜
上、前記カートリッジケース201及びディスク本体2
02を含めて該記録媒体であるMDを総称してディスク
という。 【0014】では、次に該ディスクを再生及び/あるい
は記録を行う本実施例におけるMD装置について説明す
る。尚、図面中の矢印X1,X2は該MD装置の前後方
向を示すものであり、矢印Y1,Y2は該MD装置の上
下方向を示すものである。そこで、矢印X1側を手前
側、矢印X2側を奥側とし、矢印Y1側を下側、矢印Y
2側を上側とする。 【0015】図1はディスク挿入時のMD装置における
内部構造の概略を示す断面図である。 【0016】図1においてMD装置は、直方体状の機器
ケース1と、該機器ケース1内部に設けられた後述する
主要部とから構成されている。 【0017】該機器ケース1正面の上側縁部にはディス
クを挿入する挿入口であるディスク挿入口212が形成
されており、該ディスク挿入口212には該MD装置内
への異物の侵入を防止する挿入防止シャッター217が
開閉自在に取り付けられている。 【0018】また、該機器ケース1内に設けられた主要
部としては、挿入されたディスクを搬送及び保持する搬
送手段であるキャリア3と、該挿入されたディスクを回
転駆動する媒体駆動手段であるプレーヤ部4と、該挿入
されたディスクを収納する媒体収納手段であるストッカ
5とから構成されている。 【0019】前記キャリア3は、前記ディスク挿入口2
12の奥側にて昇降可能に配置されており、該キャリア
3の上部には、挿入されたディスクを装着(ローディン
グ)したり、又は装着しているディスクを前記ストッカ
5に収納したり、又は前記ディスク挿入口212から排
出したりするための搬送ローラ215が回転可能に設け
られている。 【0020】また、該キャリア3には、該ディスクの挿
入、装着、排出等を検出するための各種センサーが設け
られており、ディスクの挿入を検出するディスク挿入セ
ンサー216aや、ディスク装着完了を検出するローデ
ィング完了センサー216bや、イジェクトセンサー2
16cや、ディスクが抜取られたか否かを検出するディ
スク抜取センサー216d等がある。 【0021】前記ローディング完了センサー216b
は、搬送ローラ215によりローディングされたディス
クの端部が、図1のWの位置に至ることにより完全に装
着されたことを検出するものである。また、前記イジェ
クトセンサー216cは、ディスクが前記ディスク挿入
口212から取出可能となる位置(リロード位置)にま
で排出されたことを検出するものである。前記ディスク
抜取センサー216dは、前記ディスク挿入口212の
近傍に設けられ、キャリア3からディスク挿入口212
に排出(リロード位置までの移動、すなわち一部を突出
した状態)されたディスクが抜取られたか否かを検出す
るものである。 【0022】また、該キャリア3には、該キャリア3の
昇降位置を正確に検出するキャリア位置センサー(図示
せず)が設けられており、該キャリア位置センサーによ
り、キャリア3の位置と、ディスク挿入口212及びス
トッカ5の後述する各収納部の位置とを相対向させるこ
とにより、ディスクの前後方向における水平移動をスム
ーズに行わしめる。 【0023】また、前記プレーヤ部4は、前記キャリア
3の下方で該キャリア3と対向して配置されており、該
プレーヤ部4には図示しないダンパ及び防振スプリング
により遊動可能に機器ケース1に取り付けられている。
このため、ディスクの回転駆動時には、前記ダンパ及び
防振スプリングによってフローティング状態となり、外
部から受ける機器ケース1への振動が該プレーヤ部4に
伝達するのを防止することができる。尚、ディスクの回
転駆動時でない場合には、該プレーヤ部4は機器ケース
1に固定される構造となっている。また、ディスクの回
転駆動時である場合には、ディスクを装着したキャリア
3と、プレーヤ部4とが連結状態となり、これによりデ
ィスクがプレーヤ部4のターンテーブルに取り付けられ
る。 【0024】該プレーヤ部4において、219はディス
ク回転駆動用のスピンドルモーター、220はディスク
(ディスク本体202)を装着するターンテーブルであ
る。221はディスクに光ビームを照射して情報の読取
を行うピックアップ部(PU)であり、ターンテーブル
220に装着されたディスクの半径方向にスライドする
構造となっている。また、該プレーヤ部4には、カート
リッジケース201の当接により、該ターンテーブル2
20上にディスクが装着されたことを検出するディスク
装着完了センサー216eが設けられている。 【0025】また、前記ストッカ5は、ディスクを収納
する4つの収納領域である収納部50a〜50dを上下
方向に積層した直方体状のケースであり、前記ディスク
挿入口212から見て前記キャリア3よりもさらに奥側
に昇降可能に配置されている。前記収納部50a〜50
dは、識別番号#1〜#4に区別され、収納部50aを
#1、収納部50bを#2、収納部50cを#3、収納
部50dを#4とする。尚、該識別番号#1〜#4は、
後述するストックモード時の収納順序及びイジェクトモ
ード時の排出順序に対応するものであり、#1から順次
に#2、#3、#4の順序としている。 【0026】各収納部50a〜50dには、手前側にデ
ィスクが挿入可能な開口部が形成され、これら各開口部
の奥側にディスクを水平に収納可能なスペースが設けら
れている。各収納部50a〜50dには、ディスクの収
納完了を検出するストック完了センサー(51a〜51
d)と、バネの付勢力によりディスクの排出又は吸引を
行うディスク排出吸引機構(図示せず)とが夫々設けら
れている。 【0027】尚、前記ディスク挿入口212に開閉自在
に設けられた挿入防止シャッター217は、前記キャリ
ア3が該ディスク挿入口212に対向する位置にある時
にロック解除状態とし、前記キャリア3が収納部50a
の開口部に対向する位置以外にある時にロック状態とし
ている。従って、該キャリア3が待機状態である場合に
は、該キャリア3は前記収納部50bの開口部に対向す
る位置にあり、前記挿入防止シャッター217をロック
状態にして、キャリア待機時における該MD装置内への
異物侵入を防止するようにしている。 【0028】また、前記機器ケース1の正面部には、操
作入力を行う操作手段又は情報表示機能を備えた前面パ
ネルが設けられている。図3は該前面パネルを示す平面
図である。 【0029】図3において、102は挿入したディスク
を装置内のストッカ5にある各収納部(50a〜50
d)に収納する収納指令を入力するストックキーであ
る。103乃至106は各収納部(50a〜50d)に
収納した4枚のディスク、もしくは、これら各収納部
(50a〜50d)を特定するための収納媒体指定であ
るMD指定キー(以下、単にNo.キーと称する)であ
り、107は予備記録媒体である5枚目のディスクを指
定するための予備媒体指定である予備MD指定キー(以
下、単にαキーと称する)である。103a乃至107
aは、各キーに設けられたLEDインジケータであり、
ディスクの有無等を通知する点灯表示を行うNo.ラン
プである。尚、No.キー103は収納部50aに係る
ディスク指定、No.キー104は収納部50bに係る
ディスク指定、No.キー105は収納部50cに係る
ディスク指定、No.キー106は収納部50dに係る
ディスク指定のキーである。尚、該MD装置のCPU2
33は、No.キー(103〜106)及びαキー10
7に該当するディスクが存在する際には各No.キー
(103〜106)及びαキー107に相当するNo.
ランプ(103a〜107a)を点灯表示しているもの
とする。 【0030】108はディスクを演奏する場合の演奏指
令を入力するプレイ/ポーズキーであり、プレイ中でな
いときにこのキーを押下すると、プレイモードとなり、
ディスクのプレイ中にこのキーを押下するとポーズモー
ド又はストップモードとなる。109乃至111は後述
する特殊なプレイモードを設定する特殊再生キーであ
り、RPTキー109は各ディスク及び/あるいは各ト
ラック(曲)を繰り返し演奏するリピート演奏モード
(以下、単にRPTモードと称する)を、RDMキー1
10は各ディスク及び/あるいは各トラックをランダム
に演奏するランダム演奏モード(以下、単にRDMモー
ドと称する)を、SCNキー111は各ディスク及び/
あるいは各トラックの最初の部分だけを次々に演奏する
スキャン(サーチ)演奏モード(以下、単にSCNモー
ドと称する)を設定するものである。 【0031】112は一つ先のトラックの演奏の指令を
入力するキーであり、113は一つ後のトラックの演奏
の指令を入力するキーである。114及び115は早送
りキー及び早戻しキーであり、プレイモード中にこのキ
ーを押下すると、いわゆるキュー/レビューによるサー
チ演奏となる。116はディスクをイジェクト、すなわ
ち排出する排出指令を入力するイジェクトキーである。
117は該装置の動作状態を表示するLCD表示器であ
る。該表示器117は例えば最大15桁の文字、記号、
数字を表示することができる。 【0032】尚、このように構成されたMD装置は、本
出願人により特願平4−329694、特願平4−28
0052及び実願平4−82016として出願されてい
る。 【0033】では、次に該MD装置を制御する制御部、
及び信号処理部について説明する。図4は該制御部及び
信号処理部の構成を示すブロック図である。尚、スピン
ドルモータ219、ターンテーブル220、ピックアッ
プ221、ディスク本体202及び表示器117は既に
述べたので説明を省略する。 【0034】図4において、222は前記ピックアップ
221から出力される高周波信号を増幅するRFアン
プ、223は該RFアンプ222から得られる信号をデ
ジタル信号に変換すると共に、所定の処理を行う信号処
理部である。224は該信号処理部223からのデータ
をメモリ225に書き込み、また読み出すためのメモリ
コントローラである。224Aはメモリ225より読み
出された圧縮データを伸長する音声圧縮/伸長部であ
る。尚、図示されていないが、当該MD装置内に磁気ヘ
ッドを設け、記録可能な構成とした場合、この音声圧縮
/伸長部224Aは音声信号を圧縮し、この圧縮音声信
号を該磁気ヘッドに送出する。 【0035】226は音声データに種々の音響補正を施
すデジタルフィルタ、227はデジタル信号である音声
データをアナログ信号に変換して、アナログ音声信号を
送出するD/Aコンバータ、228は該アナログ音声信
号を増幅するオーディオアンプ、229は該増幅された
アナログ音声信号を音声出力するスピーカである。 【0036】230は前記RFアンプ222からの読取
同期信号成分、その他の信号を受けて、駆動制御信号を
生成するサーボ処理部である。231は該サーボ処理部
230からの駆動制御信号により、前記ピックアップ2
21の光ビームの照射手段、トラッキングアクチュエー
タ、フォーカスアクチュエータ(いずれも図示せず)を
駆動する駆動信号を生成するドライバー、232は前記
サーボ処理部230からの駆動制御信号に応じて、前記
スピンドルモータ219等のメカ駆動機構を駆動させる
駆動信号を生成するドライバーである。 【0037】233はこの装置全体を制御すると共に、
ラジオチューナーやテープデッキ機能等やボリューム調
整機能等を有するセンターユニットと通信を行う制御手
段としてのCPUである。234は図3に示す前面パネ
ルに設けられたキーの入力を受けて、その入力データを
CPU233に供給するキー入力インターフェースであ
る。235はCPU233によって制御されるディスク
ローディング機構であり、上記した各種センサー(21
6a〜216e)及びアクチュエータ等により構成さ
れ、キャリア3の動作を制御する。236はCPU23
3によって制御されるディスクストック機構であり、ス
トック完了センサー(51a〜51d)及びアクチュエ
ータ等により構成され、ストッカ5の動作を制御する。
また、237はCPU233から出力される表示データ
に基づいて表示器117を駆動する表示用ドライバーで
ある。尚、この例は再生のみを対象としたものである
が、磁気ヘッドを設けるようにすれば記録/再生システ
ムの構成となることはいうまでもない。 【0038】また、該MD装置は、運転室内にて配置さ
れるデッキタイプとして使用されるものであるが、主に
CDオートチェンジャー装置にて行われているオートチ
ェンジャー本体をトランク内に配置し、該オートチェン
ジャー本体と通信を行うインターフェースを運転室内に
配置するようにしたブラックボックスタイプとしても使
用可能である。尚、図3に示された前面パネルは、デッ
キタイプとして使用されるMD装置に取り付けられたも
のである。 【0039】では、該デッキタイプ及びブラックボック
スタイプのMD装置を図5及び図6に基づいて説明す
る。図5はデッキタイプにおけるMD装置本体の概略回
路を示すブロック図である。図6はブラックボックスタ
イプにおけるMD装置本体の概略回路を示すブロック図
である。 【0040】図5においてデッキタイプのMD装置は、
前記スピンドールモーター219や各ドライバー23
1、232等のメカ駆動機構であるMDメカニズム31
0と、前記RFアンプ222や音声圧縮/伸長部224
A等といった音声信号に信号処理を施す信号処理部であ
るMD制御回路311と、ディスクの有無を判別する前
記No.ランプ(103a〜107a)に相当するディ
スク有無インジケータ313と、前記MDメカニズム3
10及びMD制御回路311を制御するスレーブマイコ
ン233Aと、キー入力インターフェース234、表示
用ドライバー237及び表示器117を制御して、AM
/FMラジオチューナーやカセットデッキ機能を備えた
センターユニット400とシリアル通信を行うマスター
マイコン233Bとを有している。尚、前記スレーブマ
イコン233Aとマスターマイコン233Bとが前記C
PU233に相当する。 【0041】また、前記スレーブマイコン233A及び
マスターマイコン233Bには、夫々イジェクト入力用
ポート312A、312Bが備えてあり、該デッキタイ
プのMD装置の場合には前記マスターマイコン233B
のイジェクト入力用ポート312Bにイジェクト入力
(イジェクトキー116の接点)が接続されている。 【0042】また、図6においてブラックボックスタイ
プのMD装置は、前記MDメカニズム310、MD制御
回路311、ディスク有無インジケータ313、スレー
ブマイコン233Aを有しており、該スレーブマイコン
233Aのイジェクト入力用ポート312Aにイジェク
ト入力が接続されている。 【0043】尚、該ブラックボックスタイプのMD装置
本体は運転室内のマスターマイコン233Bを有する図
示せぬインターフェースを介して前記センターユニット
400とシリアル通信を行っている。 【0044】従って、該MD装置によれば、該MD装置
のスレーブマイコン233Aにイジェクト入力用ポート
312Aを設けるようにしたので、ブラックボックスタ
イプで使用する場合には該スレーブマイコン233Aの
イジェクト用入力ポート312Aにイジェクト入力を接
続することにより、デッキタイプはもちろんのことブラ
ックボックスタイプであっても該スレーブマイコン23
3Aを共用して、製造工程に要するコストを著しく低減
することができる。 【0045】また、従来のオートチェンジャー装置とし
てのCDオートチェンジャー装置においては、プレイ機
能しかないために、電源ON時又はセンターユニット側
からオートチェンジャー装置側にソースが切り換わるソ
ース切換時においては、該プレイ機能を実行するように
してある。 【0046】しかしながら、該MD装置においては、プ
レイ機能の他にストック機能やイジェクト機能といった
各種動作モードが備えられているので、電源ON時又は
該MD装置側へのソース切換時に、即座にプレイ機能を
実行させてしまうと、ユーザーが電源OFF時又はセン
ターユニット側へのソース切換時直前のストック機能や
イジェクト機能等の各種動作モードに再び切換えたい場
合には、各種動作モードを選択する入力操作を行わなけ
ればならないといった不具合が生じる。 【0047】そこで、該MD装置のCPU233は、例
えばエンジン始動時におけるバッテリー電圧低下による
電源OFF時や、交通情報を聞くために一時的にセンタ
ーユニット側のラジオチューナーにソースを切り換える
ソース切換時において、電源OFF直前又はセンターユ
ニット側へのソース切換直前の動作モードを該CPU2
33の図示せぬ記憶手段であるメモリに記憶しておき、
次に電源ON時やMD装置側へのソース切換時に、該メ
モリに記憶された直前動作モードに基づいて動作を実行
するようにした。尚、前記メモリに記憶される収納デー
タであるディスクデータとしては、直前モードばかりで
なく、例えばプレイモードであれば、演奏中のディス
ク、トラック、アドレス位置及び演奏モード等のデータ
をも含むものである。 【0048】従って、該MD装置によれば、電源OFF
時又は該MD装置以外の他のユニットへのソース切換時
から電源ON時又は該MD装置側へのソース切換時に移
行する際に、ユーザーは前記電源OFF時又はソース切
換時直前の動作モードに戻す切換操作を必要としない。 【0049】また、該MD装置がイジェクトモード中又
はストックモード中にソースが切換えられた場合には、
これらの各動作が完了するまでCPU233の制御動作
を継続する。 【0050】次に該MD装置におけるCPU233の動
作を図7乃至図37のフローチャートに基づいて説明す
る。 【0051】本発明の主旨とするところは、プレイモー
ドにおいて該装置内にディスクが一枚しか存在しない場
合には一枚のディスクを対象とする有効な特殊再生をユ
ーザーに享受することにある。尚、該処理は図29、図
32及び図35のフローチャートに相当する。 【0052】図7は該MD装置のCPU233における
主な処理動作を示すメインルーチンのフローチャートで
ある。 【0053】図7において該MD装置への電源がON
(ACCスイッチがON)されると、前記ストッカ5の
各収納部(50a〜50d)及びキャリア3内にあるデ
ィスクに係るディスクデータが、車両のバックアップ電
源にて前記CPU233内部の図示せぬメモリに保持さ
れているか否かを判定する(ステップS11)。 【0054】該ディスクデータが保持されていなけれ
ば、前記ディスク挿入センサー216a、ローディング
完了センサー216b、イジェクトセンサー216c、
ディスク抜取センサー216d、ディスク装着完了セン
サー216e、ストック完了センサー(51a〜51
d)等の各センサーにより前記収納部(50a〜50
d)及びキャリア3内にあるディスクを検知してディス
クデータを作成し、該ディスクデータ(ストッカ5のど
の収納部にディスクが収納されているか等を示すデー
タ)を前記メモリに記憶させる(ステップS12)。 【0055】次にストックキー102が入力されたか否
かを判定する(ステップS13)。ストックキー102
が入力されたのでなければ、イジェクトキー116が入
力されたか否かを判定する(ステップS14)。イジェ
クトキー116が入力されたのでなければ、プレイキー
108が入力されたか否かを判定する(ステップS1
5)。プレイキー108が入力されたのでなければ、α
キー107が入力されたか否かを判定する(ステップS
16)。αキー107が入力されたのでなければ、N
o.キー(103〜106)が入力されたか否かを判定
する(ステップS17)。No.キー(103〜10
6)が入力されたのでなければ、ステップS13に移行
する。尚、ステップS13乃至ステップS17間のルー
プを回っている状態、すなわちストックモード、プレイ
モードやイジェクトモードといったどの動作モードにも
移行していない状態には、どの動作モードにも移行して
いないことをユーザーに通知する“PAUSE”又は
“STOP”を前記表示器117に表示させる。 【0056】また、ステップS11にてディスクデータ
が保持されているのであれば、ステップS13に移行す
る。 【0057】また、ステップS13にてストックキー1
02が入力されたのであれば、ディスクを前記ストッカ
5の収納部(50a〜50d)に収納するストックモー
ドに移行する(ステップS18)。 【0058】また、ステップS14にてイジェクトキー
116が入力されたのであれば、ディスクを該MD装置
内から排出させるイジェクトモードに移行する(ステッ
プS19)。 【0059】また、ステップS15にてプレイキー10
8が入力されたのであれば、ディスクの再生等を行うプ
レイモードに移行する(ステップS20)。 【0060】また、ステップS16にてαキー107が
入力されたのであれば、αフラグが“1”であるか否か
を判定する(ステップS21)。 【0061】では、このαフラグについて説明する。α
キー107が入力されると、前記ディスク挿入口212
より挿入されたディスクは、仮に収納部(50a〜50
d)のいずれかが空き状態であっても、これら収納部
(50a〜50d)には収納されず、直接プレーヤ部4
上に装着される。そして、αフラグが“1”となり、該
ディスクは、該MD装置内から排出されるまで、これら
の収納部(50a〜50d)に収納されることはない。 【0062】従って、αフラグが“1”のときは各収納
部(50a〜50d)にディスクが収納されていても、
これらのディスクに対するアクセスは禁止され、記録及
び/あるいは再生は、αキー107により直接プレーヤ
部4上に装着されたディスクに対するものだけとなる。 【0063】αフラグが“1”のときにイジェクトキー
116が入力されると、α指定されたディスク(つまり
プレーヤ部4上に装着されたディスク)が該MD装置内
から即座に排出され、αフラグは“0”となる。αフラ
グが“0”になれば、各収納部(50a〜50d)に収
納された任意のディスクを引き出して、該ディスクに対
するアクセスが再び可能となる。 【0064】このようにαフラグが“1”のときは、当
該MD装置が複数のディスクを収納可能とする、いわゆ
るオートチェンジャー装置であるにもかかわらず、αキ
ー107の入力により指定された一枚のディスクを収容
する一枚ものプレーヤとして機能することとなる。 【0065】尚、後述するがストックモードとなった後
に、ストッカ5の収納部(50a〜50d)が満杯であ
るにもかかわらず、ディスクを当該MD装置内に挿入し
た場合には、自動的にαフラグが“1”となる。 【0066】では、上記のように説明したαフラグをふ
まえて図7に戻る。 【0067】ステップS21にてαフラグが“1”であ
れば、ステップS17に移行し、αフラグが“1”でな
ければ、後述するストックモードにおける図10に示す
M9に移行する。 【0068】従って、ステップS16及びステップS2
1の処理動作は、どの動作モードにも移行されず、しか
もαフラグが“0”の場合に、αキー107が入力され
ると、ストックキー102の入力がなくてもストックモ
ードに移行させることができる。 【0069】また、ステップS17にてNo.キー(1
03〜106)が入力されたのであれば、該No.キー
(103〜106)に該当するディスクが当該装置内に
収容されているか否かを判定する(ステップS22)。
該当ディスクがあれば、ステップS13に移行する。 【0070】また、ステップS22にて該当ディスクが
なければ、αフラグが“1”であるか否かを判定する
(ステップS23)。αフラグが“1”であれば、ステ
ップS13に移行する。また、ステップS23にてαフ
ラグが“1”でなければ、後述するストックモードにお
ける図8に示すM10に移行する。 【0071】従って、ステップS17、ステップS22
及びステップS23の処理動作としては、どの動作モー
ドにも移行されず、しかもαフラグが“0”の場合に、
未収納の空き収納部に対応するNo.キー(103〜1
06)が入力されると、ストックキー102の入力がな
くてもストックモードに移行させることができる。 【0072】また、該CPU233の処理動作として
は、動作モード中であり、しかもαフラグが“0”の場
合に、αキー107又は未収納の空き収納部に対応する
No.キー(103〜106)が入力されると、ストッ
クキー102の入力なしにストックモードに移行させる
ようにしても良い。 【0073】次に動作モードである各ストックモード、
イジェクトモード、プレイモードにおけるCPU233
の処理動作について説明する。 【0074】では、図8乃至図11に基づいてステップ
S18に示されたストックモードにおけるCPU233
の処理動作について説明する。 【0075】αフラグが“1”であるか否かを判定する
(ステップS31)。αフラグが“1”でなければ前記
ディスクデータに基づいてストッカ5の各収納部(50
a〜50d)に空き収納部があるか否かを判定する(ス
テップS32)。空き収納部があれば、現在の動作モー
ドがストックモードに移行したことをユーザーに通知す
る“STOCK MODE”を表示させ(ステップS3
3)、キャリア3内にディスクが収容されているか否か
を判定する(ステップS34)。キャリア3内にディス
クが収容されているのであれば、ユーザーに待機を促す
“WAIT”を表示させ(ステップS35)、現在プレ
イ動作中であるか否かを判定する(ステップS36)。 【0076】現在プレイ動作中であれば、該プレイ動作
を停止させ(ステップS37)、キャリア3内のディス
クを前記ディスクデータに基づいて元の収納部に収納さ
せ(ステップS38)、該キャリア3を前記ディスク挿
入口212と対向する位置、すなわち挿入口位置に移動
させ(ステップS39)、ディスク収納準備OKをユー
ザーに促す“STOCK STANDBY”を表示させ
(ステップS40)、図9に示すM1に移行する。 【0077】また、ステップS31にてαフラグが
“1”であれば、ストッカ5に収納し得ない状態である
旨、すなわちα指定されたディスク(αディスク)が収
容済みである旨をユーザーに通知する“α−DISC”
を表示させ(ステップS41)、該ストックモードを終
了する。つまり、図7のステップS14に移行する。ま
た、ステップS32にて空き収納部がなければ、後述す
る図11に示すM2に移行する。 【0078】また、ステップS34にてキャリア3内に
ディスクが収容されていなければ、ステップS39に移
行する。また、ステップS36にて現在プレイ動作中で
なければ、ステップS38に移行する。 【0079】図9に示すM1において、識別番号#1に
相当する収納部50aにディスクが収納されているか否
かを判定する(ステップS51)。#1に相当する収納
部50aにディスクが収納されているのであれば、#2
に相当する収納部50bにディスクが収納されているか
否かを判定する(ステップS52)。#2に相当する収
納部50bにディスクが収納されているのであれば、#
3に相当する収納部50cにディスクが収納されている
か否かを判定する(ステップS53)。#3に相当する
収納部50cにディスクが収納されているのであれば、
新たに前記ディスク挿入口212より挿入されるディス
クを#4に相当する収納部50dに収納するようにセッ
トし(ステップS54)、該CPU233内部にある図
示せぬタイマーをスタートさせる(ステップS55)。 【0080】また、ステップS51にて#1に相当する
収納部50aにディスクが収納されていなければ、前記
ディスク挿入口212より挿入されたディスクを#1に
相当する収納部50aに収納するようにセットして(ス
テップS56)、ステップS55に移行する。また、ス
テップS52にて#2に相当する収納部50bにディス
クが収納されていなければ、前記ディスク挿入口212
より挿入されたディスクを#2に相当する収納部50b
に収納するようにセットして(ステップS57)、ステ
ップS55に移行する。また、ステップS53にて#3
に相当する収納部50cにディスクが収納されていなけ
れば、前記ディスク挿入口212より挿入されたディス
クを#3に相当する収納部50cに収納するようにセッ
トして(ステップS58)、ステップS55に移行す
る。 【0081】従って、ステップS51〜S54及びステ
ップS56〜S58は収納位置を自動的に設定するオー
ト設定処理過程である。 【0082】ステップS55にてタイマースタート後
に、キー入力があったか否かを判定する(ステップS5
9)。キー入力がなかったのであれば、ディスクが前記
ディスク挿入口212より挿入されたか否か判定する
(ステップS60)。ディスクが挿入されたのでなけれ
ば、ステップS55にてスタートされたタイマーがタイ
ムアウトしたか否かを判定する(ステップS61)。タ
イムアウトしたのであれば、現在表示中の表示を消灯さ
せ(ステップS62)、キャリア3を待機位置、例えば
収納部50bに対向する位置に移動させ(ステップS6
3)、該ストックモードを終了する。 【0083】また、ステップS59にてキー入力があっ
たのであれば、該キー入力はαキー107又はNo.キ
ー(103〜106)のキー入力であったか否かを判定
する(ステップS64)。αキー107又はNo.キー
(103〜106)が入力されたのであれば、該入力さ
れたNo.キー(103〜106)に対応する収納部
(50a〜50d)が空き収納部であるか否かを判定す
る(ステップS65)。入力された収納部が空き収納部
であれば、ステップS54、ステップS56、ステップ
S57又はステップS58のオート設定処理過程にてセ
ットされた収納部を、ステップS64にて入力された該
当収納部に換えて再セットし(ステップS66)、ステ
ップS60に移行する。尚、ステップS64にてαキー
107のキー入力があったときは、ステップS65の処
からステップS66に移行す。 【0084】従って、ステップS64、ステップS65
及びステップS66は収納位置を任意に設定するマニュ
アル設定処理過程である。 【0085】ステップS65にて空き収納部がなけれ
ば、ステップS64にて入力された該当収納部にディス
クが収納されていることをユーザーに通知する“DIS
C”を表示させ(ステップS67)、図中に示すM4に
移行する。尚、この場合にはステップS55に移行する
ようにしても良い。 【0086】また、ステップS64にてαキー107又
はNo.キー(103〜106)が入力されたのでなけ
れば、ステップS59のキー入力がストックキー102
のキー入力であったか否かを判定する(ステップS6
8)。ストックキー102が入力されたのでなければ、
プレイキー108のキー入力があったか否かを判定する
(ステップS69)。プレイキー108が入力されたの
でなければ、イジェクトキー116のキー入力があった
か否かを判定する(ステップS70)。イジェクトキー
116が入力されたのでなければ、ステップS62に移
行する。 【0087】また、ステップS68にてストックキー1
02が入力されたのであれば、ステップS62に移行す
る。また、ステップS69にてプレイキー108が入力
されたのであれば、図7に示すステップS20のプレイ
モードに移行する。また、ステップS70にてイジェク
トキー116が入力されたのであれば、図7に示すステ
ップS19のイジェクトモードに移行する。 【0088】また、ステップS60にて前記ディスク挿
入口212よりディスクが挿入されたのあれば、図10
に示すM3に移行する。 【0089】図10に示すM3において、ステップS5
9においてαキー107が入力されたか否かを判定する
(ステップS81)。αキー107が入力されたのであ
れば、αフラグを“1”にして(ステップS82)、α
キー107に該当するNo.ランプ107aを点灯表示
させ(ステップS83)、ディスク収納中の収納部(5
0a〜50d)に対応する点灯表示中のNo.ランプ
(103a〜106a)を消灯させ(ステップS8
4)、図7に示すステップS20のプレイモードに移行
する。先に説明したようにαディスクが当該装置内に収
容されると、他の収容ディスクに対するアクセスが禁止
されるので、ステップS84の処理動作を実行すること
により、ユーザーの使い勝手が向上する。 【0090】また、ステップS81においてステップS
59でαキー107が入力されたのでないと判断されれ
ば、図9に示すステップS54、ステップS56、ステ
ップS57、ステップS58のオート設定処理又はステ
ップS66のマニュアル設定処理にてセットされた収納
部(50a〜50d)に前記ディスク挿入口212より
挿入されたディスクを収納させ(ステップS85)、該
ディスクを収納させた収納部(50a〜50d)に対応
するNo.ランプ(103a〜106a)を点灯させ
(ステップS86)、ストッカ5内に空き収納部がある
か否かを判定する(ステップS87)。空き収納部があ
るのであれば、キャリア3を挿入口位置に移動させ(ス
テップS88)、図9に示すM5に移行する。 【0091】また、ステップS87にて空き収納部がな
ければ、図11に示すM6に移行する。 【0092】図11に示すM6において、空き収納部が
なければ、次に前記ディスク挿入口212より挿入され
るディスクを自動的にαディスクとすることをユーザー
に通知する“NEXT α−DISC”を表示させ(ス
テップS101)、キャリア3内にディスクが収容され
ているか否かを判定する(ステップS102)。キャリ
ア3内にディスクが収容されているのであれば、ユーザ
ーに待機を促す“WAIT”を表示させ(ステップS1
03)、現在プレイ動作中であるか否かを判定する(ス
テップS104)。プレイ動作中であれば、該プレイ動
作を停止させ(ステップS105)、該プレイ動作を停
止されたディスクを元の収納部に収納させる(ステップ
S106)。 【0093】次に該キャリア3を挿入口位置へと移動さ
せ(ステップS107)、ディスク収納準備OKをユー
ザーに促す“STOCK STANDBY”を表示させ
(ステップS108)、タイマーをスタートさせ(ステ
ップS109)、キー入力があったか否かを判定する
(ステップS110)。キー入力があったのでなけれ
ば、前記ディスク挿入口212よりディスクが挿入され
たか否かを判定する(ステップS111)。ディスクが
挿入されたのであれば、図10に示すM7に移行する。
また、ディスクが挿入されたのでなければ、ステップS
110にてスタートしたタイマーがタイムアウトしたか
否かを判定する(ステップS112)。タイムアウトし
たのであれば、図9に示すM8に移行する。また、タイ
ムアウトしたのでなければ、ステップS110に移行す
る。 【0094】また、ステップS102にてキャリア3内
にディスクが収容されていなければ、ステップS107
に移行する。また、ステップS104にてプレイ動作中
でなければ、ステップS106に移行する。 【0095】また、ステップS110にてキー入力があ
ったのであれば、該キー入力がプレイキー108のキー
入力であったか否かを判定する(ステップS113)。
プレイキー108が入力されたのでなければ、イジェク
トキー116のキー入力があったか否かを判定する(ス
テップS114)。イジェクトキー116が入力された
のでなければ、ストックキー102のキー入力があった
か否かを判定する(ステップS115)。ストックキー
102が入力されたのでなければ、ステップS111に
移行する。 【0096】また、ステップS113にてプレイキー1
08が入力されたのであれば、図7に示すステップS2
0のプレイモードに移行する。また、ステップS114
にてイジェクトキー116が入力されたのであれば、図
7に示すステップS19のイジェクトモードに移行す
る。また、ステップS115にてストックキー102が
入力されたのであれば、図9に示すM8に移行する。 【0097】また、図10に示すM9においては、図7
に示すステップS21にてαフラグが“1”でなけれ
ば、タイマーをスタートさせ(ステップS89)、前記
ディスク挿入口212よりディスクが挿入されたか否か
を判定する(ステップS90)。ディスクが挿入された
のであれば、ステップS82に移行する。 【0098】また、ステップS90にてディスクが挿入
されたのでなければ、ステップS89にてスタートした
タイマーがタイムアウトしたか否かを判定する(ステッ
プS91)。タイムアウトしたのであれば、該タイマー
をリセットさせ(ステップS92)、図9に示すM8に
移行する。また、ステップS91にてタイマーがタイム
アウトしたのでなければ、ステップS90に移行する。 【0099】では、次に図12乃至図22に基づいてス
テップS19に示されたイジェクトモードにおけるCP
U233の処理動作を説明する。 【0100】該イジェクトモードは、該MD装置内のデ
ィスクを自動的に所定順序で前記ディスク挿入口212
より排出させるオートイジェクト処理と、該MD装置内
のディスクを任意に選択して前記ディスク挿入口212
より排出させるマニュアルイジェクト処理とを有してお
り、これらオートイジェクト処理とマニュアルイジェク
ト処理とをイジェクトキー116の押下時間、すなわち
入力時間の相違によって択一的に選択するものである。
尚、本実施例においてはイジェクトキー116の長押し
でオートイジェクト処理に移行し、該イジェクトキー1
16の短押しでマニュアルイジェクト処理に移行するよ
うしてある。 【0101】まず、該イジェクトモードへの移行はイジ
ェクトキー116を入力することにより行われる(図7
のステップS14の肯定判断)。 【0102】該イジェクトキー116が入力されると、
図12において該MD装置内、すなわちストッカ5内、
キャリア3内やプレーヤ4上等にディスクがあるか否か
を判定する(ステップS121)。該MD装置内にディ
スクがあるのであれば、該MD装置内にあるディスクは
一枚であるか否かを判定する(ステップS122)。該
MD装置内にあるディスクが一枚でなければ、タイマー
をスタートさせ(ステップS123)、2秒間が経過し
たか否かを判定する(ステップS124)。 【0103】2秒間が経過したのでなければ、前記入力
されたイジェクトキー116がOFF状態、すなわち、
該イジェクトモードへの移行時におけるイジェクトキー
116の入力が解かれた状態であるか否かを判定する
(ステップS125)。イジェクトキー116がOFF
状態であれば、ステップS123にてスタートしたタイ
マーをリセットさせ(ステップS126)、後述する図
15に示すE5、すなわち任意のディスクをイジェクト
選択するマニュアルイジェクト処理に移行する。 【0104】また、ステップS121にて該MD装置内
にディスクがなければ、該イジェクトモードを終了す
る。また、ステップS122にて該MD装置内にあるデ
ィスクが一枚であれば、図14に示すE3に移行する。
尚、E3以降の処理は、後述するように、当該装置内に
存在するディスクを自動的に排出するものであるが、ス
テップS124及びステップS125で示されるように
イジェクトキー116の押下時間に応じてディスクの排
出をマニュアルで行うか、オートで行うかを選択できる
システムにおいては、ステップS122の判断を設け
て、該装置内にディスクが一枚しか存在しない場合に
は、即座にオート側を選択するようにすれば、キーの長
押しを待つことなく、ユーザーにとって使い勝手が良
い。もちろん、ステップS122を省略し、ステップS
121の肯定判断の後にステップS123に移行するよ
うにしても良い。 【0105】図12に戻り、ステップS125にてイジ
ェクトキー116がOFF状態でなければ、すなわちイ
ジェクトモード移行時に入力されたイジェクトキー11
6が長押しされたままの状態であれば、ステップS12
4に移行する。 【0106】また、ステップS124にて2秒間が経過
したのであれば、ステップS123にてスタートしたタ
イマーをリセットさせ(ステップS127)、図13に
示すE1、すなわち自動的にディスクをイジェクト選択
するオートイジェクト処理に移行する。 【0107】該オートイジェクト処理として図13に示
すE1において、αフラグが“1”であるか否かを判定
する(ステップS131)。αフラグが“1”であれ
ば、前記ディスク挿入口212よりαディスクをリロー
ド位置(再ローディング可能なイジェクト位置)までイ
ジェクトさせ(ステップS132)、タイマーをスター
トさせ(ステップS133)、10秒間が経過したか否
かを判定する(ステップS134)。10秒間が経過し
たのでなければ、後述する位置指定リロード処理を実行
し(ステップS200)、その後、リロード位置にあ
る、つまりリロード待機中のαディスクが抜き取られた
か否かを判定する(ステップS135)。αディスクが
抜き取られたのであれば、αフラグを“0”に設定し
(ステップS136)、αキー107に相当するNo.
ランプ107aを消灯させ(ステップS137)、ステ
ップS133にてスタートしたタイマーをリセットさせ
(ステップS138)、図14に示すE2に移行する。 【0108】また、ステップS131にてαフラグが
“1”でなければ、図14に示すE2に移行する。ま
た、ステップS135にてディスクが抜き取られたので
なければ、ステップS134に移行する。ステップS1
34にて10秒間が経過したのであれば、リロード待機
中のαディスクをオートリロードさせ、該オートリロー
ドされたαディスクをプレーヤ部4に装着させ(ステッ
プS139)、該イジェクトモードを終了する。尚、α
ディスクを引き込んだ後は、キャリア3をステップS6
3に関して説明した待機位置へと移動させるようにして
も良い。 【0109】図14に示すE2において#1の収納部5
0aに収納されるディスクがあるか否かを判定する(ス
テップS141)。#1の収納部50aに収納されるデ
ィスクがあれば、#1に収納されるディスクを前記ディ
スク挿入口212よりリロード位置までイジェクトさせ
(ステップS142)、タイマーをスタートさせる(ス
テップS143)。 【0110】また、ステップS141にて#1の収納部
50aに収納されるディスクがなければ、#2の収納部
50bに収納されるディスクがあるか否かを判定する
(ステップS144)。#2の収納部50bに収納され
るディスクがあれば、#2の収納部50bに収納される
ディスクを前記ディスク挿入口212よりリロード位置
までイジェクトさせ(ステップS145)、ステップS
143に移行する。 【0111】また、ステップS144にて#2の収納部
50bに収納されるディスクがなければ、#3の収納部
50cに収納されるディスクがあるか否かを判定する
(ステップS146)。#3の収納部50cに収納され
るディスクがあれば、#3の収納部50cに収納される
ディスクを前記ディスク挿入口212よりリロード位置
までイジェクトさせ(ステップS147)、ステップS
143に移行する。 【0112】また、ステップS146にて#3の収納部
50cに収納されるディスクがなければ、#4の収納部
50dに収納されるディスクがあるか否かを判定する
(ステップS148)。#4の収納部50dに収納され
るディスクがあれば、#4の収納部50dに収納される
ディスクを前記ディスク挿入口212よりリロード位置
までイジェクトさせ(ステップS149)、ステップS
143に移行する。 【0113】また、ステップS148にて#4の収納部
50dに収納されるディスクがなければ、αフラグが
“1”であるか否かを判定する(ステップS150)。
αフラグが“1”でなければ、該イジェクトモードを終
了する。 【0114】また、ステップS143にてタイマーをス
タートさせ、10秒間が経過したか否かを判定する(ス
テップS151)。10秒間が経過したのでなければ、
後述する位置指定リロード処理を施させ(ステップS2
00)、該リロード待機中のディスクが抜き取られたか
否かを判定する(ステップS152)。ディスクが抜き
取られたのであれば、該抜き取られたディスクの収納部
に対応するNo.ランプ(103a〜106a)を消灯
させ(ステップS153)、ステップS143にてスタ
ートされたタイマーをリセットさせ(ステップS15
4)、ステップS141に移行する。 【0115】また、ステップS152にてディスクが抜
き取られたのでなければ、ステップS151に移行す
る。ステップS151にて10秒間が経過したのであれ
ば、該リロード待機中のディスクをオートリロードさ
せ、該オートリロードされたディスクを元の収納部に収
納させ(ステップS155)、該イジェクトモードを終
了する。 【0116】また、ステップS150にてαフラグが
“1”であれば、図13に示すE4に移行する。 【0117】尚、前述した図12に示すステップS12
2の処理動作においては、該MD装置内にあるディスク
が一枚であれば、図14に示すE3のオートイジェクト
処理に移行するようにしたので、該MD装置内のディス
クが一枚しかない場合にマニュアル操作にて該一枚のデ
ィスクを排出させるといった事態を防止して自動的にデ
ィスクが排出されるので、ユーザーの操作手間を省くこ
とができる。 【0118】また、マニュアルイジェクト処理としての
図15に示すE5において、αフラグが“1”であるか
否かを判定する(ステップS161)。αフラグが
“1”であれば、αディスクをリロード位置までイジェ
クトさせ(ステップS162)、タイマーをスタートさ
せ(ステップS163)、10秒間が経過したか否かを
判定する(ステップS164)。10秒間が経過したの
でなければ、後述する位置指定リロード処理を施させ
(ステップS200)、該リロード待機中のαディスク
が引き抜かれたか否かを判定する(ステップS16
5)。ディスクが引き抜かれたのであれば、αフラグを
“0”にし(ステップS166)、αディスクに対応す
るαキー107のNo.ランプ107aを消灯させ(ス
テップS167)、ステップS163にてスタートした
タイマーをリセットさせ(ステップS168)、図16
に示すE7に移行する。 【0119】また、ステップS161にてαフラグが
“1”でなければ、図16に示すE7に移行する。 【0120】また、ステップS165にてディスクが引
き抜かれたのでなければ、ステップS164に移行す
る。ステップS164にて10秒間が経過したのであれ
ば、図13に示すE6に移行する。 【0121】図16に示すE7において該MD装置内に
ディスクがあるか否かを判定する(ステップS17
1)。該MD装置内にディスクがあるのであれば、該M
D装置内にあるディスクは一枚であるか否かを判定する
(ステップS172)。該MD装置内のディスクが一枚
でなければ、該MD装置内にあるディスクが収納される
べき収納部(50a〜50d)に対応する各No.ラン
プ(103a〜106a)を点滅表示させ(ステップS
173)、イジェクトキー116が入力されたか否かを
判定する(ステップS174)。尚、ステップS173
におけるNo.ランプ(103a〜106a)の点滅表
示は、ユーザーにイジェクト可能なディスクが存在する
ことをユーザーに促すためのものである。 【0122】イジェクトキー116が入力されたのでな
ければ、ストックキー102が入力されたのか否かを判
定する(ステップS175)。ストックキー102が入
力されたのでなければ、プレイキー108が入力された
のか否かを判定する(ステップS176)。プレイキー
108が入力されたのでなければ、No.キー(103
〜106)が入力されたのか否かを判定する(ステップ
S177)。No.キー(103〜106)が入力され
たのであれば、該入力されたNo.キー(103〜10
6)に該当するディスクがあるか否かを判定する(ステ
ップS178)。該当ディスクがあれば、該当ディスク
を前記ディスク挿入口212よりリロード位置までイジ
ェクトさせ(ステップS179)、タイマーをスタート
させ(ステップS180)、10秒間が経過したか否か
を判定する(ステップS181)。10秒間が経過した
のでなければ、後述する位置指定リロード処理を施させ
(ステップS200)、該リロード待機中のディスクが
抜き取られたか否かを判定する(ステップS182)。
ディスクが抜き取られたのであれば、該抜き取られたデ
ィスクに対応するNo.キー(103〜106)のN
o.ランプ(103a〜106a)を消灯させ(ステッ
プS183)、ステップS180にてスタートしたタイ
マーをリセットさせ(ステップS184)、ステップS
171に移行する。 【0123】また、ステップS171にて該MD装置内
にディスクがなければ、該イジェクトモードを終了す
る。 【0124】また、ステップS172にて該MD装置内
にあるディスクが一枚であれば、図14に示すE3に移
行する。また、ステップS174にてイジェクトキー1
16が入力されたのであれば、該イジェクトモードを終
了する。 【0125】また、ステップS175にてストックキー
102が入力されたのであれば、図7に示すステップS
18のストックモードに移行する。また、ステップS1
76にてプレイキー108が入力されたのあれば、図7
に示すステップS20のプレイモードに移行する。 【0126】また、ステップS177にてNo.キー
(103〜106)が入力されたのでなければ、又はス
テップS178にて該当ディスクがなければ、ステップ
S174に移行する。 【0127】尚、ステップS177及びステップS17
8の処理動作において、該イジェクトすべきディスクを
指定するNo.キー(103〜106)の入力待ち時
に、未収納の空き収納部に対応するNo.キー(103
〜106)が入力された場合にはストックモードに移行
するようにしても良い。この場合には、ユーザーはイジ
ェクトモードであってもストックキー102の入力操作
なしにストックモードに迅速に移行させることができ
る。 【0128】また、ステップS182にてディスクが抜
き取られたのでなければ、ステップS181に移行す
る。ステップS181にて10秒間が経過したのであれ
ば、該リロード待機中のディスクをオートリロードさ
せ、該オートリロードされたディスクを元の収納部に収
納させ(ステップS185)、ステップS173にて点
滅されたNo.ランプ(103a〜106a)を点灯表
示させ(ステップS186)、該イジェクトモードを終
了する。 【0129】尚、ステップS180にてスタートしたタ
イマーが10秒間経過する前に、未収納の空き収納部に
対応するNo.キー(103〜106)、又はαキー1
07が入力されたのであれば、リロード待機中のディス
クをオートリロードさせ、該オートリロードされたディ
スクを元の収納部に収納した後に、前記キー入力された
のが空き収納部に対応するNo.キー(103〜10
6)であれば、該入力されたNo.キー(103〜10
6)に相当する空き収納部にディスクを収納させ、又は
前記キー入力されたのがαキー107であれば、プレー
ヤ部4上に装着させるストックモードに移行させるよう
にしても良い。 【0130】この場合には、ユーザーはイジェクトモー
ドであってもストックキー102の入力操作なしにスト
ックモードに迅速に移行させることができる。 【0131】また、該リロード待機中のディスクを所定
時間経過後にオートリロードさせるようにしたのは、塵
や埃等の異物に対してディスク及び該MD装置の保全性
を確保するためと、特に車載用においては振動によるデ
ィスク落下等を防止するためのものである。 【0132】従って、該イジェクトモードによれば、該
MD装置内のディスクを自動的に所定順序で前記ディス
ク挿入口212よりイジェクトさせるオートイジェクト
処理を備えるようにしたので、ユーザーはイジェクトす
べきディスクを選択する選択操作が必要でなくなる。 【0133】また、該イジェクトモードによれば、オー
トイジェクト処理及びマニュアルイジェクト処理といっ
た各イジェクト処理を選択可能にするようにしたので、
ユーザーは使い勝手の良いイジェクト処理を選択するこ
とができる。 【0134】また、これらイジェクト処理の選択をイジ
ェクトキー116の押下時間、すなわち入力時間の相違
によって択一的に選択するようにしたので、入力キーを
増設する必要がなく充分なキースペースを確保すること
ができる。 【0135】では、次にステップS200における位置
指定リロード処理におけるCPU233の処理動作を図
17乃至図20に基づいて説明する。図17及び図18
は第1実施例の位置指定リロード処理におけるCPU2
33の処理動作を示すフローチャートである。 【0136】第1実施例における位置指定リロード処理
は、ディスクのリロード待機中にイジェクトキー116
が入力された場合に、該リロード待機中のディスクがα
ディスクであればプレーヤ部4上に装着させた後、又は
αディスクでなければ元の収納部に収納させた後、イジ
ェクトモードを継続するようにしたものである。 【0137】図17においてリロード位置までイジェク
トされたディスク、すなわちリロード待機中のディスク
がαディスクであるか否かを判定する(ステップS20
1)。該リロード待機中のディスクがαディスクであれ
ば、イジェクトキー116が入力されたのか否かを判定
する(ステップS202)。イジェクトキー116が入
力されたのでなければ、ストッカ5内に空き収納部があ
るか否かを判定する(ステップS203)。空き収納部
がなければ、ストックキー102が入力されたのか否か
を判定する(ステップS204)。該ストックキー10
2が入力されたのでなければ、αキー107が入力され
たのか否かを判定する(ステップS205)。αキー1
07が入力されたのでなければ、該位置指定リロード処
理を終了する。 【0138】また、ステップS201にてリロード待機
中のディスクがαディスクでなければ、図18に示すE
11に移行する。 【0139】また、ステップS202にてイジェクトキ
ー116が入力されたのであれば、該リロード待機中の
ディスクをプレーヤ部4上に装着させ(ステップS20
6)、αキー107が入力されたのか否かを判定する
(ステップS207)。尚、ステップS207は省略す
るようにしても良い。 【0140】αキー107が入力されたのであれば、該
位置指定リロード処理に移行した際の処理過程がマニュ
アルイジェクト処理であったか否かを判定する(ステッ
プS208)。マニュアルイジェクト処理であれば(図
15又は図16に示されたステップS200の実行であ
れば)、図15に示すE10に移行する。また、マニュ
アルイジェクト処理ではない、すなわちオートイジェク
ト処理であれば(図13又は図14に示されたステップ
S200の実行であれば)、図13に示すE4に移行す
る。 【0141】また、ステップS203にて空き収納部が
あれば、図18に示すE12に移行する。また、ステッ
プS204にてストックキー102が入力されたのであ
れば、αキー107が入力されたのか否かを判定する
(ステップS209)。尚、ステップS209は省略す
るようにしても良い。 【0142】αキー107が入力されたのであれば、前
記リロード待機中のディスクをオートリロードさせ、該
オートリロードされたディスクをプレーヤ部4上に装着
させ(ステップS210)、後述する図23に示すプレ
イモードのP1に移行する。尚、ステップS210の処
理後にプレイモードのP1に移行するようにしたが、該
位置指定リロード処理を終了するようにしても良い。 【0143】図18に示すE11において、イジェクト
キー116が入力されたのか否かを判定する(ステップ
S221)。イジェクトキー116が入力されたのでな
ければ、ストックキー102が入力されたのか否かを判
定する(ステップS222)。ストックキー102が入
力されたのでなければ、αキー107が入力されたのか
否かを判定する(ステップS223)。αキー107が
入力されたのでなければ、空き収納部に該当するNo.
キー(103〜106)が入力されたのか否かを判定す
る(ステップS224)。該当するNo.キー(103
〜106)が入力されたのであれば、当該入力されたN
o.キー(103〜106)に対応する空き収納部に前
記リロード待機中のディスクを収納させ(ステップS2
25)、該リロード待機中のディスクに対応するNo.
ランプ(103a〜106a)を消灯すると共に、該デ
ィスクを収納した収納部(50a〜50d)に対応する
No.キー(103〜106)のNo.ランプ(103
a〜106a)を点灯表示させ(ステップS226)、
図16に示すE13に移行する。 【0144】尚、ステップS224、ステップS225
及びステップS226等の処理過程においては、未収納
の空き収納部に対応するNo.キー(103〜106)
を入力することによりストックモードに移行せずともリ
ロード待機中のディスクに対して任意の空き収納部に収
納させ、しかも再度イジェクトモードに移行するための
入力操作を行わなくても、イジェクトモードを継続する
ようにしたので、ユーザーの入力操作にかかる手間を大
幅に低減することができる。 【0145】また、ステップS226の処理後において
は図16に示すE13に移行するようにしたが、当該位
置指定リロード処理を終了したり、又はストックモード
へ移行するようにしても良い。 【0146】また、ステップS222にてストックキー
102が入力されたのであれば、αキー107及び空き
収納部に該当するNo.キー(103〜106)に対応
するNo.ランプ(103a〜107a)を点滅させた
後、αキー107が入力されたのか否かを判定する(ス
テップS227)。αキー107が入力されたのでなけ
れば、空き収納部に該当するNo.キー(103〜10
6)が入力されたのか否かを判定する(ステップS22
8)。空き収納部に該当するNo.キー(103〜10
6)が入力されたのでなければ、ステップS227に移
行する。また、ステップS228にて空き収納部に該当
するNo.キー(103〜106)が入力されたのであ
れば、ステップS225に移行する。 【0147】尚、ステップS222にてストックキー1
02が入力され、かつステップS228にて空き収納部
に対応するNo.キー(103〜106)が入力された
のであれば、リロード待機中のディスクに対して任意の
空き収納部に収納させ、しかも再度イジェクトモードに
移行するための入力操作がなくても、イジェクトモード
を継続するようにしたので、ユーザーの入力操作にかか
る手間を大幅に低減することができる。 【0148】また、ステップS223にてαキー107
が入力されたのあれば、図17に示すE14に移行す
る。また、ステップS227にてαキー107が入力さ
れたのであれば、図中に示すE15に移行する。 【0149】また、ステップS224にて空き収納部に
該当するNo.キー(103〜106)が入力されたの
でなければ、該位置指定リロード処理を終了する。 【0150】また、ステップS221にてイジェクトキ
ー116が入力されたのであれば、前記リロード待機中
のディスクをオートリロードさせ、該オートリロードさ
れたディスクを元の収納部に収納させ(ステップS22
9)、図16に示すE13に移行する。 【0151】上記第1実施例の位置指定リロード処理に
よれば、イジェクトモード時にオートリロードが起動す
るまでの所定時間が経過しなくても、イジェクトキー1
16が入力されると、リロード待機中のディスクがオー
トリロードされ、該オートリロードされたディスクがα
ディスクであれば、該ディスクをプレーヤ部4上に装着
させた後、又は該オートリロードされたディスクがαデ
ィスクでなければ、該ディスクを元の収納部に収納させ
た後、イジェクトモードを継続するようにしたので、ユ
ーザーの入力操作にかかる手間を大幅に低減することが
できる。 【0152】また、該第1実施例の位置指定リロード処
理によれば、イジェクトモード時にオートリロードが起
動するまでの所定時間が経過しなくても、空き収納部に
対応するNo.キー(103〜106)が入力される
と、リロード待機中のディスクがオートリロードされ、
該オートリロードされたディスクを前記入力されたN
o.キー(103〜106)に対応する空き収納部に収
納させた後、イジェクトモードを継続するようにしたの
で、ユーザーの入力操作にかかる手間を大幅に低減する
ことができる。 【0153】尚、第1実施例の位置指定リロード処理に
おいては、イジェクトキー116が入力されると、当該
リロード待機中のディスクを該MD装置内にオートリロ
ードさせるようにしたが、ユーザーが当該リロード待機
中のディスクを手で押し込んだ場合においても、キー入
力なしに当該MD装置内にディスクをオートリロードさ
せるようにしても良く、この場合、該MD装置のCPU
233は、当該オートリロードされたディスクがαディ
スクであれば、該ディスクをプレーヤ部4上に装着さ
せ、又は該ディスクがαディスクでなければ、該ディス
クを元の収納部に収納させるものである。 【0154】また、オートリロードにより該プレーヤ部
4上にαディスクが装着されたのであれば、図23に示
すプレイモードのP1に移行するようにしても良いし、
又は該位置指定リロード処理を終了するようにしても良
い。 【0155】では、次に第2実施例の位置指定リロード
処理におけるCPU233の処理動作について説明す
る。尚、第1実施例と重複するものには同一の符号を付
すと共に、その説明を省略する。 【0156】第2実施例の位置指定リロード処理は、第
1実施例の位置指定リロード処理に加え、該第1実施例
の位置指定リロード処理時にリロード待機中のディスク
を元の収納部に収納した後、当該ディスクを収納された
収納部以外の他の収納部にディスクが収納されていれ
ば、該ディスクを所定順序にてイジェクトするようにし
たものである。 【0157】図19は第2実施例の位置指定リロード処
理におけるCPU233の処理動作を示すフローチャー
トである。 【0158】第1実施例の位置指定リロード処理におけ
る図18に示すステップS229の処理後に図19に示
すE20に移行する。 【0159】図19に示すE20において、該位置指定
リロード処理に移行する際の処理工程がマニュアルイジ
ェクト処理であったか否かを判定する(ステップS23
1)。マニュアルイジェクト処理であれば、図16に示
すE13に移行する。尚、ステップS231を省略し
て、E20の後、直接ステップS232に移行するよう
にしても良い。 【0160】また、マニュアルイジェクト処理ではな
い、すなわちオートイジェクト処理であれば、図18に
示すステップS229にて収納されたディスクが#1の
収納部50aに収納されているディスクであるか否かを
判定する(ステップS232)。#1の収納部50aに
収納されているディスクであれば、#2の収納部50b
に収納されているディスクがあるか否かを判定する(ス
テップS233)。#2の収納部50bに収納されてい
るディスクがあれば、該#2の収納部50bに収納され
ているディスクをリロード位置までイジェクトさせ(ス
テップS234)、図14に示すE17に移行する。 【0161】また、ステップS233にて#2の収納部
50bに収納されているディスクがなければ、#3の収
納部50cに収納されているディスクがあるか否かを判
定する(ステップS235)。#3の収納部50cに収
納されているディスクがあれば、#3の収納部50cに
収納されているディスクをリロード位置までイジェクト
させ(ステップS236)、図14に示すE17に移行
する。 【0162】また、ステップS235にて#3の収納部
50cに収納されているディスクがなければ、#4の収
納部50dに収納されているディスクがあるか否かを判
定する(ステップS237)。#4の収納部50dに収
納されているディスクがあれば、#4の収納部50dに
収納されているディスクをリロード位置までイジェクト
させ(ステップS238)、図14に示すE17に移行
する。 【0163】また、ステップS237にて#4の収納部
50dに収納されているディスクがなければ、#1の収
納部50aに収納されているディスクをリロード位置ま
でイジェクトさせ(ステップS239)、図14に示す
E17に移行する。 【0164】また、ステップS232にて図18に示す
ステップS229にて収納したディスクが#1の収納部
50aに収納されているディスクでなければ、図20に
示すE16に移行する。 【0165】図20に示すE16において、図18に示
すステップS229にて収納したディスクが#2の収納
部50bに収納されているディスクであるか否かを判定
する(ステップS241)。#2の収納部50bに収納
されているディスクがあれば、#3の収納部50cに収
納されているディスクがあるか否かを判定する(ステッ
プS242)。#3の収納部50cに収納されているデ
ィスクがあれば、該#3の収納部50cに収納されてい
るディスクをリロード位置までイジェクトさせ(ステッ
プS243)、図19に示すE19に移行させる。 【0166】また、ステップS242にて#3の収納部
50cに収納されているディスクがなければ、#4の収
納部50dに収納されているディスクがあるか否かを判
定する(ステップS244)。#4の収納部50dに収
納されているディスクがあれば、該#4の収納部50d
に収納されているディスクをリロード位置までイジェク
トさせ(ステップS245)、図19に示すE19に移
行させる。 【0167】また、ステップS244にて#4の収納部
50dに収納されているディスクがなければ、#1の収
納部50aに収納されているディスクがあるか否かを判
定する(ステップS246)。#1の収納部50aに収
納されているディスクがあれば、該#1の収納部50a
に収納されているディスクをリロード位置までイジェク
トさせ(ステップS247)、図19に示すE19に移
行させる。 【0168】また、ステップS246にて#1の収納部
50aに収納されているディスクがなければ、#2の収
納部50bに収納されているディスクをリロード位置ま
でイジェクトさせ(ステップS262)、同様に図19
に示すE19に移行する。 【0169】また、ステップS241にて図18に示す
ステップS229にて収納したディスクが#2の収納部
50bに収納されているディスクでなければ、図18に
示すステップS229にて収納したディスクが#3の収
納部50cに収納されているディスクであるか否かを判
定する(ステップS248)。#3の収納部50cに収
納されているディスクであれば、#4の収納部50dに
収納されているディスクがあるか否かを判定する(ステ
ップS249)。#4の収納部50dに収納されている
ディスクがあれば、#4の収納部50dに収納されてい
るディスクをリロード位置までイジェクトさせ(ステッ
プS250)、図19に示すE19に移行する。 【0170】また、ステップS249にて#4の収納部
50dに収納されているディスクがなければ、#1の収
納部50aに収納されているディスクがあるか否かを判
定する(ステップS251)。#1の収納部50aに収
納されているディスクがあれば、#1の収納部50aに
収納されているディスクをリロード位置までイジェクト
させ(ステップS252)、図19に示すE19に移行
する。 【0171】また、ステップS251にて#1の収納部
50aに収納されているディスクがなければ、#2の収
納部50bに収納されているディスクがあるか否かを判
定する(ステップS253)。#2の収納部50bに収
納されているディスクがあれば、#2の収納部50bに
収納されているディスクをリロード位置までイジェクト
させ(ステップS254)、図19に示すE19に移行
する。 【0172】また、ステップS253にて#2の収納部
50bに収納されているディスクがなければ、#3の収
納部50cに収納されているディスクをリロード位置ま
でイジェクトさせ(ステップS263)、図19に示す
E19に移行する。 【0173】また、ステップS248にて図18に示す
ステップS229にて収納されたディスクが#3の収納
部50cに収納されているディスクでなければ、該ディ
スクは#4の収納部50dに収納されているディスクで
あると判断でき、図中のE18に移行する。 【0174】図中のE18において、#1の収納部50
aに収納されているディスクがあるか否かを判定する
(ステップS256)。#1の収納部50aに収納され
ているディスクがあれば、該#1の収納部50aに収納
されているディスクをリロード位置までイジェクトさせ
(ステップS257)、図19に示すE19に移行す
る。 【0175】また、ステップS256にて#1の収納部
50aに収納されているディスクがなければ、#2の収
納部50bに収納されているディスクがあるか否かを判
定する(ステップS258)。#2の収納部50bに収
納されているディスクがあれば、該#2の収納部50b
に収納されているディスクをリロード位置までイジェク
トさせ(ステップS259)、図19に示すE19に移
行する。 【0176】また、ステップS258にて#2の収納部
50bに収納されているディスクがなければ、#3の収
納部50cに収納されているディスクがあるか否かを判
定する(ステップS260)。#3の収納部50cに収
納されているディスクがあれば、該#3の収納部50c
に収納されているディスクをリロード位置までイジェク
トさせ(ステップS261)、図19に示すE19に移
行する。 【0177】また、ステップS260にて#3の収納部
50cに収納されているディスクがなければ、#4の収
納部50dに収納されているディスクをリロード位置ま
でイジェクトさせ(ステップS264)、図19に示す
E19に移行する。 【0178】また、ステップS255にて図18に示す
ステップS229にて収納したディスクが#4の収納部
50dに収納されているディスクでなければ、同様に図
19に示すE19に移行する。 【0179】上記第2実施例の位置指定リロード処理に
よれば、第1実施例の位置指定リロード処理の効果はも
ちろんのこと、該第1実施例の位置指定リロード処理時
にリロード待機中のディスクを元の収納部に収納した
後、当該ディスクを収納された収納部以外の他の収納部
にディスクが収納されていれば、該ディスクを所定順序
にて自動的にイジェクトするようにしたので、ユーザー
は、前記第1実施例の位置指定リロード処理時にディス
クが収納された前記元の収納部以外の他の収納部に収納
されたディスクをイジェクトする場合の操作手間を著し
く低減することができる。 【0180】では、次に電源OFF時のバックアップイ
ジェクトモードについて説明する。図21及び図22は
該バックアップイジェクトモードにおけるCPU233
の処理動作を示すフローチャートである。 【0181】該バックアップイジェクトモードとは、電
源OFF時、すなわちACCスイッチOFF時であって
もバックアップ電源からの電力供給によりCPU233
が付勢され、該MD装置内のディスクに対するイジェク
ト動作を行うものである。尚、該CPU233は、電源
OFF時おいてイジェクトキー116が入力されると該
バックアップイジェクトモードを開始するものである。 【0182】図21においてαフラグが“1”であるか
否かを判定する(ステップS271)。αフラグが
“1”であれば、αディスクを前記ディスク挿入口21
2よりリロード位置までイジェクトさせ(ステップS2
72)、タイマーをスタートさせ(ステップS27
3)、10秒間が経過したか否かを判定する(ステップ
S274)。10秒間が経過したのでなければ、該リロ
ード待機中のディスクが抜き取られたか否かを判定する
(ステップS275)。ディスクが抜き取られたのであ
れば、αフラグを“0”にして(ステップS276)、
該抜き取られたαディスクに対応するNo.ランプ10
7aを消灯させ(ステップS277)、ステップS27
3にてスタートさせたタイマーをリセットさせ(ステッ
プS278)、図22に示すE30に移行する。 【0183】また、ステップS271にてαフラグが
“1”でなければ、図22に示すE30に移行する。 【0184】また、ステップS275にてリロード待機
中のαディスクが抜き取られたのでなければ、ステップ
S274に移行する。ステップS274にて10秒間が
経過したのであれば、該リロード待機中のαディスクを
オートリロードさせ、該オートリロードされたディスク
をプレーヤ部4上に装着させるか、又はキャリア3を待
機位置まで移動させ(ステップS279)、該バックア
ップイジェクトモードを終了し、該CPU233は再び
消勢される。 【0185】図22に示すE30において、該MD装置
内にディスクがあるか否かを判定する(ステップS28
1)。該MD装置内にディスクがあれば、該MD装置内
にあるディスクが収納されている収納部(50a〜50
d)に対応するNo.キー(103〜106)のNo.
ランプ(103a〜106a)を点滅表示させ(ステッ
プS282)、タイマーをスタートさせ(ステップS2
83)、5秒間が経過したか否かを判定する(ステップ
S284)。5秒間が経過したのでなければ、No.キ
ー(103〜106)が入力されたのか否かを判定する
(ステップS285)。該No.キー(103〜10
6)が入力されたのであれば、該入力されたNo.キー
(103〜106)に対応する該当ディスクがあるか否
かを判定する(ステップS286)。該当ディスクがあ
るのであれば、ステップS283にてスタートされたタ
イマーをリセットさせ(ステップS287)、該当ディ
スクをリロード位置までイジェクトさせる(ステップS
288)。尚、ステップS282にてNo.ランプ(1
03a〜106a)を点滅表示としたのは、該点滅表示
中のNo.ランプ(103a〜106a)のNo.キー
(103〜106)に対応する収納部(50a〜50
d)にイジェクト可能なディスクが存在することをユー
ザーに促すためのものである。 【0186】次にタイマーをスタートさせ(ステップS
289)、10秒間が経過したか否かを判定する(ステ
ップS290)。10秒間が経過したのでなければ、該
リロード待機中のディスクが抜き取られたか否かを判定
する(ステップS291)。ディスクが抜き取られたの
でなければ、該抜き取られたディスクに対応する点滅表
示中のNo.ランプ(103a〜106a)を消灯させ
(ステップS292)、ステップS289にてスタート
したタイマーをリセットさせ(ステップS293)、ス
テップS281に移行する。 【0187】また、ステップS285にてNo.キー
(103〜106)が入力されたのでなければ、又はス
テップS286にて該当ディスクがなければ、ステップ
S284に移行する。ステップS284にて5秒間が経
過したのであれば、該バックアップイジェクトモードを
終了して、該CPU233は再び消勢される。 【0188】また、ステップS291にてリロード待機
中のディスクが抜き取られたのでなければ、ステップS
290に移行する。ステップS290にて10秒間が経
過したのであれば、該リロード待機中のディスクをオー
トリロードさせ、該オートリロードされたディスクを元
の収納部に収納させ(ステップS294)、点滅表示中
のNo.ランプ(103a〜106a)を点灯表示させ
(ステップS295)、該バックアップイジェクトモー
ドを終了する。 【0189】上記バックアップイジェクトモードによれ
ば、電源OFF時であってもイジェクトキー116の入
力により該MD装置内にあるディスクを選択して排出す
ることができる。 【0190】では、次に図23乃至図37に基づいてス
テップS20に示されたプレイモードについて説明す
る。尚、本発明の主眼とする処理は、図29に示すRD
M設定処理、図32に示すRPT設定処理及び図35に
示すSCN設定処理に相当するものである。 【0191】まず、図23及び図24に基づいてプレイ
モードにおけるCPU233の主な処理動作について説
明する。 【0192】図23において、αフラグが“1”である
か否かを判定する(ステップS301)。αフラグが
“1”であれば、現在のモードがプレイモードであるこ
とをユーザーに通知する“PLAY MODE”を表示
させ(ステップS302)、プレーヤ部4上にディスク
が装着されているか否かを判定する(ステップS30
3)。プレーヤ部4上にディスクが装着されていなけれ
ば、ディスクをプレーヤ部4上に装着させ(ステップS
304)、後述するプレイ処理(ステップS400)に
移行する。ステップS303にてプレーヤ部4上にディ
スクが装着されていれば、ステップS400に移行す
る。 【0193】また、ステップS301にてαフラグが
“1”でなければ、該MD装置内にディスクがあるか否
かを判定する(ステップS305)。該MD装置内にデ
ィスクがあれば、現在のモードがプレイモードであるこ
とをユーザーに通知する“PLAY MODE”を表示
させ(ステップS306)、該MD装置内にあるディス
クが複数枚であるか否かを判定する(ステップS30
7)。ディスクが複数枚であれば、該MD装置内にある
ディスクに対応するNo.ランプ(103a〜106
a)を点滅表示させ(ステップS308)、後述する図
24に示すP2に移行する。尚、ステップS308にて
該MD装置内に収納されているディスクに対応するN
o.ランプ(103a〜106a)を点滅表示するよう
にしたのは、ユーザーのディスク選択を促すためのもの
である。 【0194】また、ステップS305にて該MD装置内
にディスクがなければ、プレイするディスクがないこと
をユーザーに通知する“NO DISC”を表示させ
(ステップS309)、該プレイモードを終了する。 【0195】また、ステップS307にてディスクが複
数枚でなければ、キャリア3内にディスクが収容されて
いるか否かを判定する(ステップS310)。該キャリ
ア3内にディスクが収容されているのであれば、ステッ
プS303に移行する。また、該キャリア3内にディス
クが収容されているのでなければ、該ディスクをキャリ
ア3内に収容させ(ステップS311)、ステップS3
04に移行する。 【0196】図24に示すP2において、プレイキー1
08が入力されたのか否かを判定する(ステップS32
1)。プレイキー108が入力されたのでなければ、ス
トックキー102が入力されたのか否かを判定する(ス
テップS322)。ストックキー102が入力されたの
でなければ、イジェクトキー116が入力されたのか否
かを判定する(ステップS323)。イジェクトキー1
16が入力されたのでなければ、αキー107又はN
o.キー(103〜106)が入力されたのか否かを判
定する(ステップS324)。 【0197】αキー107又はNo.キー(103〜1
06)が入力されたのであれば、該入力されたαキー1
07又はNo.キー(103〜106)に対応する該当
ディスクがあるか否かを判定する(ステップS32
5)。該当ディスクがあれば、キャリア3内にディスク
が収容されているか否かを判定する(ステップS32
6)。キャリア3内にディスクが収容されていなけれ
ば、前記入力されたNo.キー(103〜106)又は
αキー107に対応する該当ディスクをキャリア3内に
収容させ(ステップS327)、該当ディスクをプレー
ヤ部4上に装着させ(ステップS328)、図23に示
すP1に移行する。 【0198】また、ステップS321にてプレイキー1
08が入力されたのであれば、現在表示中の表示を消灯
させ(ステップS329)、図23に示すP3に移行す
る。また、ステップS322にてストックキー102が
入力されたのであれば、図7に示すステップS18のス
トックモードに移行する。また、ステップS323にて
イジェクトキー116が入力されたのであれば、図7に
示すステップS19のイジェクトモードに移行する。 【0199】また、ステップS324にてαキー107
又はNo.キー(103〜106)が入力されたのでな
ければ、ステップS321に移行する。また、ステップ
S325にて該当ディスクがなければ、当該ディスクが
ないことをユーザーに通知する“NO DISC”を表
示させ(ステップS330)、ステップS321に移行
する。 【0200】また、ステップS326にてキャリア3内
にディスクが収容されているのであれば、該ディスクに
対応するNo.と前記入力されたNo.キー(103〜
106)のNo.とが同一であるか否かを判定する(ス
テップS331)。同一でなければ、該キャリア3内の
ディスクを元の収納部に収納させ(ステップS33
2)、ステップS327に移行する。また、ステップS
331にて同一であれば、ステップS328に移行す
る。 【0201】では、次にステップS400のプレイ処理
におけるCPU233の処理動作を図25のフローチャ
ートに基づいて説明する。 【0202】図25に示すプレイ処理においてオールデ
ィスクランダム(以下、単にオールディスクRDMと称
する)モードであるか否かを判定する(ステップS40
1)。オールディスクRDMモードであれば、後述する
オールディスクRDM処理に移行する(ステップS41
0)。オールディスクRDMモードでなければ、1ディ
スクランダム(以下、単に1ディスクRDM)モードで
あるか否かを判定する(ステップS402)。1ディス
クRDMモードであれば、後述する1ディスクRDM処
理に移行する(ステップS420)。 【0203】また、ステップS402にて1ディスクR
DMモードでなければ、ディスクリピート(以下、単に
ディスクRPTと称する)モードであるか否かを判定す
る(ステップS403)。ディスクRPTモードであれ
ば、後述するディスクRPT処理に移行する(ステップ
S430)。 【0204】また、ステップS403にてディスクRP
Tモードでなければ、1曲リピートモードであるか否か
を判定する(ステップS404)。1曲リピートモード
であれば、後述する1曲RPT処理に移行する(ステッ
プS440)。 【0205】また、ステップS404にて1曲RPTモ
ードでなければ、ディスクスキャン(以下、単にディス
クSCNと称する)モードであるか否かを判定する(ス
テップS405)。ディスクSCNモードであれば、後
述するディスクSCN処理に移行する(ステップS45
0)。 【0206】また、ステップS405にてディスクSC
Nモードでなければ、オールスキャン(以下、単にオー
ルSCNと称する)モードであるか否かを判定する(ス
テップS406)。オールSCNモードであれば、後述
するオールSCN処理に移行する(ステップS46
0)。 【0207】また、ステップS406にてオールSCN
モードでなければ、後述する通常プレイ処理に移行する
(ステップS470)。尚、該プレイ処理におけるN
o.ランプ(103a〜106a)においては、プレイ
中のディスクに対応するものにおいては点滅表示、ディ
スク収納中の収納部(50a〜50d)に対応するもの
には点灯表示、ディスク未収納の空き収納部(50a〜
50d)に対応するものには消灯させるようにしてあ
る。 【0208】では、次に図25に示すステップS470
の通常プレイ処理におけるCPU233の処理動作を図
26に基づいて説明する。 【0209】図26において現在通常プレイ処理中であ
るか否かを判定する(ステップS471)。通常プレイ
処理中であれば、該通常プレイ処理中のディスクにおけ
る曲の演奏が終了したか否かを判定する(ステップS4
72)。該曲の演奏が終了したのであれば、次曲がある
か否かを判定する(ステップS473)。次曲があるの
であれば、該曲の先頭にアドレスをセットさせ(ステッ
プS474)、プレイ動作を開始させ(ステップS47
5)、ステップS472に移行する。 【0210】また、ステップS472にて曲の演奏が終
了したのでなければ、キー入力、つまり、ストックキー
102、イジェクトキー116といった動作モードキー
や、RPTキー109、RDMキー110、SCNキー
111等といった特殊再生キーや、ディスク選択を行う
No.キー(103〜106)等のキー入力があったか
否かを判定する(ステップS476)。これらキー入力
がなかったのであれば、ステップS472に移行する。
また、これらキー入力があったのであれば、後述するプ
レイ割込処理に移行する(ステップS500)。 【0211】また、ステップS473にて次に演奏され
る曲がなければ、次に演奏するディスクがあるか否かを
判定する(ステップS477)。次に演奏するディスク
があるのであれば、該曲演奏が終了したディスクを次の
ディスクに交換させ(ステップS478)、該交換され
たディスクに対応するNo.ランプ(103a〜106
a)を点滅表示させ(ステップS479)、ディスクの
先頭曲へアドレスをセットさせ(ステップS480)、
ステップS475に移行する。 【0212】また、ステップS471にて現在プレイ処
理中でなければ、ステップS479に移行する。また、
ステップS477にて次に演奏するディスクがなけれ
ば、ステップS480に移行する。 【0213】尚、該通常プレイ処理は、該MD装置内の
ディスクが全ての演奏が終了すると、再び最初のディス
クの先頭曲から演奏するようにしてある。 【0214】では、次に前述した図26に示すステップ
S500のプレイ割込処理におけるCPU233の処理
動作を図27及び図28に基づいて説明する。 【0215】該プレイ割込処理とは、プレイ動作中にキ
ー入力があった場合には、該キー入力された処理モード
に移行したり、又は該キー入力されたディスクに対して
プレイ動作を開始するようにしたものである。尚、該キ
ー入力とはFFキー114やFBキー115等といった
機能キーを除く、動作モードキーや特殊再生キーやN
o.キー(103〜106)等を対象とするキー入力で
ある。 【0216】図27においてRDMキー110が入力さ
れたのか否かを判定する(ステップS501)。RDM
キー110が入力されたのであれば、後述するRPTモ
ード又はSCNモードに係る表示中の表示を消灯させ、
該RPTモード又はSCNモードを解除させ(ステップ
S502)、後述するRDM設定処理に移行する(ステ
ップS540)。 【0217】また、ステップS501にてRDMキー1
10が入力されたのでなければ、RPTキー109が入
力されたのか否かを判定する(ステップS503)。R
PTキー109が入力されたのであれば、後述するRD
Mモード又はSCNモードに係る表示中の表示を消灯さ
せ、該RDMモード又はSCNモードを解除させ(ステ
ップS504)、後述するRPT設定処理に移行する
(ステップS550)。 【0218】また、ステップS503にてRPTキー1
09が入力されたのでなければ、SCNキー111が入
力されたのか否かを判定する(ステップS505)。S
CNキー111が入力されたのであれば、後述するRD
Mモード又はRPTモードに係る表示中の表示を消灯さ
せ、該RDMモード又はRPTモードを解除させ(ステ
ップS506)、後述するSCN設定処理に移行する
(ステップS560)。 【0219】また、ステップS505にてSCNキー1
11が入力されたのでなければ、プレイキー108が入
力されたのか否かを判定する(ステップS507)。プ
レイキー108が入力されたのであれば、図7に示すP
6に移行する。尚、プレイキー108が入力されたとき
は、当該プレイ割込処理を終了して、直前の処理に戻
る。 【0220】また、ステップS507にてプレイキー1
08が入力されたのでなければ、イジェクトキー116
が入力されたのか否かを判定する(ステップS50
8)。イジェクトキー116が入力されたのであれば、
図7に示すステップS19のイジェクトモードに移行す
る。また、イジェクトキー116が入力されたのでなけ
れば、ストックキー102が入力されたのか否かを判定
する。ストックキー102が入力されたのであれば、図
7に示すステップS18のストックモードに移行する。
また、ストックキー102が入力されたのでなければ、
αフラグが“1”であるか否かを判定する(ステップS
510)。αフラグが“1”であれば、該プレイ割込処
理に移行する直前のプレイモードにおける処理モードに
移行する。また、αフラグが“1”でなければ、図28
に示すP4に移行する。 【0221】図28に示すP4において、#1の収納部
50aに対応するNo.キー103が入力されたのか否
かを判定する(ステップS521)。No.キー103
が入力されたのでなければ、#2の収納部50bに対応
するNo.キー104が入力されたのか否かを判定する
(ステップS522)。No.キー104が入力された
のでなければ、#3の収納部50cに対応するNo.キ
ー105が入力されたのか否かを判定する(ステップS
523)。No.キー105が入力されたのでなけれ
ば、#4の収納部50dに対応するNo.キー106が
入力されたのか否かを判定する(ステップS524)。 【0222】これらステップS521、ステップS52
2、ステップS523又はステップS524にてNo.
キー(103〜106)が入力されたのであれば、該入
力された各No.キー(103〜106)に対応する収
納部(50a〜50d)に収納される該当ディスクがあ
るか否かを判定する(ステップS525)。該当ディス
クがあるのであれば、現在プレイ動作中のディスクが該
当ディスクであるか否かを判定する(ステップS52
6)。該当ディスクでなければ、プレイ動作を停止させ
(ステップS527)、該停止されたディスクを元の収
納部に収納させ(ステップS528)、前記入力された
No.キー(103〜106)に対応する該当ディスク
をプレーヤ部4上に装着させ(ステップS529)、R
DMモード、RPTモード、SCNモードといった特殊
再生モードに係る表示中の表示を消灯させ、該特殊再生
モードを解除させ(ステップS530)、図25に示す
P5に移行する。従って、この場合は、その後、ステッ
プS470の通常プレイ処理に移行し、選択されたディ
スクに対して通常プレイが行われる。 【0223】また、ステップS525にて該当ディスク
がなければ、又はステップS526にてプレイ動作中の
ディスクが該当ディスクであれば、又はステップS52
4にて#4の収納部50dに対応するNo.キー106
が入力されたのでなければ、該プレイ割込処理に移行す
る直前の処理モードに移行する。 【0224】該プレイ割込処理によれば、プレイ動作中
に例えばストックキー102、イジェクトキー116と
いった動作モードを切り換える動作モードキーやRDM
キー110等の特殊再生キーが入力されると、それぞれ
入力された処理モードに移行し、またプレイ動作中にN
o.キー(103〜106)が入力されると、該入力さ
れたNo.キー(103〜106)に対応するディスク
に対してプレイ動作を開始するようにしたので、該MD
装置における操作性を著しく向上させることができる。 【0225】では、次に図27に示すステップS540
のRDM設定処理について説明する。尚、該RDM設定
処理は、本発明の請求項1、2、3及び4に相当するも
のである。 【0226】前記RDMモードには、該MD装置内にあ
る全てのディスクの全ての曲を対象としてランダム演奏
を行う第1特殊再生モードであるオールディスクRDM
モードと、一枚のディスクの全ての曲を対象としてラン
ダム演奏を行う第2特殊再生モードである1ディスクR
DMモードとがあり、該RDM設定処理とは、これらオ
ールディスクRDMモード及び1ディスクRDMモード
とを操作手段である前記RDMキー110の入力時間
(押下時間)の相違により選択するものである。 【0227】しかしながら、該RDM設定処理によれ
ば、一枚のディスクに対してしかアクセスができない場
合、例えばαフラグが“1”の場合や該MD装置内にあ
るディスクが一枚しかない場合には、オールディスクR
DM処理を実行すると、前記表示器117に現在の処理
モードがオールディスクRDMモードであることをユー
ザーに通知する“DISC RDM”を表示させてしま
い、制御内容としては1ディスクRDMモードと何等変
わりがないためにユーザーに対して誤認を招いてしまう
といった事態も考えられる。 【0228】そこで、このような事態を打開するために
該RDM設定処理は、一枚のディスクに対してしかアク
セスができない場合にはオールディスクRDMモードへ
の移行を禁止して、即座に1ディスクRDMモードに移
行するようにしたものである。 【0229】図29は該RDM設定処理におけるCPU
233の処理動作を示すフローチャートである。 【0230】図29に示す該RDM設定処理において現
在の処理モードがRDMモードであるか否かを判定する
(ステップS541)。RDMモードであれば、該RD
Mモードを解除させ(ステップS542)、後述する各
RDM処理に係る表示を消灯させ(ステップS54
3)、図25のプレイ処理(P5)に移行する。この場
合、全ての特殊再生モードが解除されているので、その
後、ステップS470の通常プレイ処理へと移行する。 【0231】また、ステップS541にて現在の処理モ
ードがRDMモードでなければ、αフラグが“1”であ
るか否かを判定する(ステップS544)。αフラグが
“1”でなければ、該MD装置内にあるディスクは一枚
であるか否かを判定する(ステップS545)。ディス
クが一枚でなければ、タイマーをスタートさせ(ステッ
プS546)、2秒間が経過したか否かを判定する(ス
テップS547)。2秒間が経過したのでなければ、図
27に示すステップS501にて入力されたRDMキー
110の入力がOFF状態になったか否かを判定する
(ステップS548)。該RDMキー110の入力がO
FF状態であれば、後述する1ディスクRDM処理を実
行するための1ディスクRDMモードを設定してから
(ステップS601)、図25に示すP5に移行する。 【0232】また、ステップS544にてαフラグが
“1”であれば、又はステップS545にて装置内にあ
るディスクが一枚であれば、ステップS601に移行す
る。また、ステップS548にてRDMキー110の入
力がOFF状態でなければ、ステップS547に移行
し、ステップS547にて2秒間が経過したのであれ
ば、すなわちRDMキー110の押下が2秒持続したの
であれば、後述するオールディスクRDM処理を実行す
るためのオールディスクRDMモードを設定してから
(ステップS602)、図25に示すP5に移行する。 【0233】尚、ステップS545の処理は請求項1に
相当するものであり、ステップS544の処理は請求項
3に相当するものであり、ステップS547の処理は請
求項2に相当するものである。 【0234】該RDM設定処理によれば、一枚のディス
クに対してしかアクセスができない場合、例えばαフラ
グが“1”の場合や該MD装置内にあるディスクが一枚
しかない場合にはオールディスクRDMモードへの移行
を禁止して、無条件に1ディスクRDMモードに移行す
るようにしたので、ユーザーに対して現在の処理モード
に誤認を招くといった事態を確実に打開することができ
ると共に、RDMキー110の長押しの検出により動作
時間が遅れるといった事態も打開することができる。 【0235】では、次に前記オールディスクRDM処理
(図25のステップS410)におけるCPU233の
処理動作を図30に示すフローチャートに基づいて説明
する。 【0236】図30において現在の処理モードがオール
ディスクRDMモードであることをユーザーに通知する
“DISC RDM”を表示させ(ステップS41
1)、現在の動作がプレイ動作実行中であれば、該プレ
イ動作を停止させ(ステップS412)、乱数を発生し
て当該装置内にあるディスクを選択させ(ステップS4
13)、該選択されたディスクと、現在プレーヤ部4上
に装着中のディスクとが同一であるか否かを判定する
(ステップS414)。 【0237】該選択されたディスクとプレーヤ部4上に
装着中のディスクとが同一でなければ、該プレーヤ部4
上に装着中のディスクを該選択されたディスクに交換さ
せ(ステップS415)、該交換されたディスクに対応
する曲に対して乱数を発生して曲を選択させ(ステップ
S416)、該選択された曲に対してプレイ動作を開始
させ(ステップS417)、該曲の演奏が終了したか否
かを判定する(ステップS418)。該曲の演奏が終了
したのであれば、ステップS412に移行する。 【0238】また、ステップS414にて同一ディスク
であれば、ステップS416に移行する。また、ステッ
プS418にて曲の演奏が終了したのでなければ、キー
入力、つまり、先に説明したように動作モードキーや特
殊再生キーやNo.キー(103〜106)のキー入力
があったか否かを判定する(ステップS419)。これ
らキー入力がなかったのであれば、ステップS418に
移行する。また、これらキー入力があったのであれば、
前述したステップS500の図27に示すプレイ割込処
理に移行する。 【0239】では、次に前記1ディスクRDM処理(図
25のステップS420)におけるCPU233の処理
動作を図31に示すフローチャートに基づいて説明す
る。 【0240】図31において現在の処理モードが1ディ
スクRDMモードであることをユーザーに通知する“R
DM”を表示させ(ステップS421)、現在の動作が
プレイ動作実行中であれば、該プレイ動作を停止させ
(ステップS422)、1枚のディスクに対応する曲に
対して乱数を発生して曲を選択させ(ステップS42
3)、該選択された曲に対してプレイ動作を開始させ
(ステップS424)、該曲の演奏が終了したか否かを
判定する(ステップS425)。曲の演奏が終了したの
であれば、ステップS422に移行する。 【0241】また、ステップS425にて曲が終了した
のでなければ、キー入力、つまり、先に説明したように
動作モードキーや特殊再生キーやNo.キー(103〜
106)のキー入力があったか否かを判定する(ステッ
プS426)。これらキー入力がなかったのであれば、
ステップS425に移行する。また、ステップS426
にてこれらキー入力があったのであれば、前述したステ
ップS500の図27に示すプレイ割込処理に移行す
る。 【0242】尚、上記実施例におけるRDMモードにお
いては、乱数に基づいてディスク及び/又は曲を選択す
るようにしていたが、線形m系列帰還結線法の符号列に
基づいてディスク又は/及び曲を選択するようにしても
良い。 【0243】では、次に図27に示すステップS550
のRPT設定処理について説明する。尚、該RPT設定
処理は、請求項1、2、3又は5に相当するものであ
る。 【0244】前記RPTモードには、該MD装置内にあ
る全てのディスクの中から一枚のディスクを選択し、該
選択されたディスクの全曲に対してリピート演奏を行う
第1特殊再生モードであるディスクRPTモードと、選
択されたディスクの曲中から一曲を選択し、該曲に対し
てリピート演奏を行う第2特殊再生モードである1曲R
PTモードとがあり、該RPT設定処理とは、これらデ
ィスクRPTモード及び1曲RPTモードとを操作手段
である前記RPTキー109の入力時間(押下時間)の
相違により選択するものである。 【0245】しかしながら、該RPT設定処理によれ
ば、一枚のディスクに対してしかアクセスができない場
合、例えばαフラグが“1”の場合や該MD装置内にあ
るディスクが一枚しかない場合には、ディスクRPT処
理を実行すると、前記表示器117に現在の処理モード
がディスクRPTモードであることをユーザーに通知す
る“DISC RPT”を表示させてしまい、制御内容
としては通常プレイ処理と何等変わりがないためにユー
ザーに対して誤認を招いてしまうといった事態も考えら
れる。 【0246】そこで、このような事態を打開するために
該RPT設定処理は、一枚のディスクに対してしかアク
セスができない場合にはディスクRPTモードへの移行
を禁止して、即座に1曲RPTモードに移行するように
したものである。 【0247】図32は該RPT設定処理におけるCPU
233の処理動作を示すフローチャートである。 【0248】図32において現在の処理モードがRPT
モードであるか否かを判定する(ステップS551)。
RPTモードであれば、該RPTモードを解除させ(ス
テップS552)、後述する各RPT処理に係る現在表
示中の表示を消灯させ(ステップS553)、図25の
プレイ処理(P5)に移行する。この場合には、全ての
特殊再生モードが解除されているので、その後、ステッ
プS470の通常プレイ処理(図26参照)に移行す
る。 【0249】また、現在の処理モードがRPTモードで
なければ、αフラグが“1”であるか否かを判定する
(ステップS554)。αフラグが“1”でなければ、
該MD装置内のディスクが一枚であるか否かを判定する
(ステップS555)。ディスクが一枚でなければ、タ
イマーをスタートさせ(ステップS556)、2秒間が
経過したか否かを判定する(ステップS557)。2秒
間が経過したのでなければ、図27に示すステップS5
03にて入力されたRPTキー109の入力がOFF状
態であるか否かを判定する(ステップS558)。RP
Tキー109の入力がOFF状態であれば、後述する1
曲RPT処理を実行するための1曲RPTモードを設定
してから(ステップS603)、前述した図25に示す
P5に移行する。 【0250】また、ステップS558にてRPTキー1
09の入力がOFF状態でなければ、ステップS557
に移行する。ステップS557にて2秒間が経過したの
であれば、後述するディスクRPT処理を実行するため
のディスクRPTモードを設定してから(ステップS6
04)、前述した図25に示すP5に移行する。 【0251】また、ステップS554にてαフラグが
“1”であれば、又はステップS555にて該MD装置
内にあるディスクが一枚であれば、ステップS603に
移行する。 【0252】尚、ステップS555の処理動作は請求項
1に相当するものであり、ステップS554の処理動作
は請求項3に相当するものであり、ステップS557の
処理動作は請求項2に相当するものである。 【0253】該RPT設定処理によれば、一枚のディス
クに対してしかアクセスができない場合、例えばαフラ
グが“1”の場合や該MD装置内にあるディスクが一枚
しかない場合にはディスクRPTモードへの移行を禁止
して、無条件に1曲RPTモードに移行するようにした
ので、ユーザーに対して現在の処理モードに誤認を招く
といった事態を確実に打開することができると共に、R
PTキー109の長押しの検出により動作時間が遅れる
といった事態も打開することができる。 【0254】では、次に前記ディスクRPT処理(図2
5のステップS430)におけるCPU233の処理動
作を図33に示すフローチャートに基づいて説明する。 【0255】図33において現在の処理モードがディス
クRPTモードであることをユーザーに通知する“DI
SC RPT”を表示させ(ステップS431)、演奏
中であれば、現在演奏中の曲が終了したか否かを判定す
る(ステップS432)。現在演奏中の曲が終了したの
であれば、次に演奏する曲があるか否かを判定する(ス
テップS433)。該次に演奏する曲があれば、該曲の
先頭へアドレスをセットさせ(ステップS434)、該
アドレスセットされた曲に対してプレイ動作を開始させ
(ステップS435)、ステップS432に移行する。 【0256】また、ステップS432にて曲の演奏が終
了したのでなければ、キー入力、前述したように動作モ
ードキーや特殊再生キーやNo.キー(103〜10
6)のキー入力があったか否かを判定する(ステップS
436)。これらキー入力があったのでなければ、ステ
ップS432に移行する。また、これらキー入力があっ
たのであれば、前述したステップS500の図27に示
すプレイ割込処理に移行する。 【0257】また、ステップS433にて次に演奏する
曲がなければ、該ディスクの曲先頭へアドレスをセット
させ(ステップS437)、ステップS435に移行す
る。 【0258】では、次に前記1曲RPT処理(図25の
ステップS440)におけるCPU233の処理動作を
図34に示すフローチャートに基づいて説明する。 【0259】図34において現在の処理モードが1曲R
PTモードであることをユーザーに通知する“RPT”
を表示させ(ステップS441)、曲演奏中であれば、
該曲の演奏が終了したか否かを判定する(ステップS4
42)。該曲の演奏が終了したのであれば、該曲の先頭
位置へアドレスをセットさせ(ステップS443)、プ
レイ動作を開始させ(ステップS444)、ステップS
442に移行する。 【0260】また、ステップS442にて曲の演奏が終
了したのでなければ、キー入力、前述したように動作モ
ードキーや特殊再生キーやNo.キー(103〜10
6)のキー入力があったか否かを判定する(ステップS
445)。これらキー入力がなかったのであれば、ステ
ップS442に移行する。また、これらキー入力があっ
たのであれば、前述したステップS500の図27に示
すプレイ割込処理に移行する。 【0261】では、次に図27に示すステップS560
のSCN設定処理について説明する。尚、該SCN設定
処理は、請求項1、2、3又は6に相当するものであ
る。 【0262】前記SCNモードには、該MD装置内にあ
る全てのディスクの先頭曲の曲頭だけを所定時間、例え
ば10秒間だけスキャン演奏させる第1特殊再生モード
であるディスクSCNモードと、該MD装置内の全ての
ディスクにおける全ての曲に対して曲頭を10秒間だけ
スキャン演奏させる第2特殊再生モードであるオールS
CNモードとがあり、該SCN設定処理とは、これらデ
ィスクSCNモード及びオールSCNモードとを操作手
段である前記SCNキー111の入力時間(押下時間)
の相違により選択するものである。 【0263】しかしながら、該SCN設定処理によれ
ば、一枚のディスクに対してしかアクセスができない場
合、例えばαフラグが“1”の場合や該MD装置内にあ
るディスクが一枚しかない場合には、ディスクSCN処
理を実行すると、制御内容としては該一枚のディスクに
対して先頭曲の曲頭だけを連続してスキャン演奏するだ
けで何等利用価値がなく、しかも前記表示器117に現
在の処理モードがディスクSCNモードであることをユ
ーザーに通知する“DISC SCN”を表示させてし
まうとユーザーに対して誤認を招いてしまうといった事
態も考えられる。 【0264】そこで、このような事態を打開するために
該SCN設定処理は、一枚のディスクに対してしかアク
セスができない場合にはディスクSCNモードへの移行
を禁止して、即座にオールSCNモードに移行するよう
にしたものである。 【0265】図35は該SCN設定処理におけるCPU
233の処理動作を示すフローチャートである。 【0266】図35に示すSCN設定処理において現在
の処理モードがSCNモードであるか否かを判定する
(ステップS561)。現在の処理モードがSCNモー
ドであれば、該SCNモードを解除させ(ステップS5
62)、後述する各SCN処理に係る表示中の表示を消
灯させ(ステップS563)、図25のプレイ処理(P
5)に移行する。この場合、全ての特殊再生モードが解
除されているので、その後、ステップS470の通常プ
レイ処理(図26参照)に移行する。 【0267】また、ステップS561にてSCNモード
でなければ、αフラグが“1”であるか否かを判定する
(ステップS564)。αフラグが“1”でなければ、
該MD装置内にあるディスクが一枚であるか否かを判定
する(ステップS565)。該MD装置内にあるディス
クが一枚でなければ、タイマーをスタートさせ(ステッ
プS566)、2秒間が経過したか否かを判定する(ス
テップS567)。2秒間が経過したのでなければ、図
27に示すステップS505にて入力されたSCNキー
111の入力がOFF状態であるか否かを判定する(ス
テップS568)。該入力されたSCNキー111の入
力がOFF状態であれば、後述するオールSCN処理を
実行するためのオールSCNモードを設定してから(ス
テップS605)、図25に示すP5に移行する。 【0268】また、ステップS568にてSCNキー1
11の入力がOFF状態でなければ、ステップS567
に移行する。ステップS567にて2秒間が経過したの
であれば、後述するディスクSCN処理を実行するため
のディスクSCNモードを設定してから(ステップS6
06)、図25に示すP5に移行する。 【0269】また、ステップS564にてαフラグが
“1”であれば、又はステップS565にて該MD装置
内にあるディスクが一枚であれば、ステップS605に
移行する。 【0270】尚、ステップS565の処理動作は請求項
1に相当するものであり、ステップS564の処理動作
は請求項3に相当するものであり、ステップS567の
処理動作は請求項2に相当するものである。 【0271】該SCN設定処理によれば、一枚のディス
クに対してしかアクセスができない場合、例えばαフラ
グが“1”の場合や該MD装置内にあるディスクが一枚
しかない場合にはディスクSCNモードへの移行を禁止
して、無条件にオールSCNモードに移行するようにし
たので、ユーザーに対して現在の処理モードに誤認を招
くといった事態を確実に打開することができると共に、
SCNキー111の長押しの検出により動作時間が遅れ
るといった事態も打開することができる。 【0272】では、次に前記ディスクSCN処理(図2
5のステップS450)におけるCPU233の処理動
作を図36に示すフローチャートに基づいて説明する。 【0273】図36において現在の処理モードがディス
クSCNモードであることをユーザーに通知する“DI
SC SCN”を表示させ(ステップS451)、現在
演奏中であれば、該プレイ動作を停止させ(ステップS
452)、該プレイ動作が停止されたディスクを次のデ
ィスクに交換させ(ステップS453)、該交換された
ディスクの第1曲目の先頭アドレスにセットさせ(ステ
ップS454)、該セットされた曲に対してプレイ動作
を開始させ(ステップS455)、10秒間が経過した
か否かを判定する(ステップS456)。10秒間が経
過したのであれば、ステップS452に移行する。 【0274】また、ステップS456にて10秒間が経
過したのでなければ、キー入力、前述したように動作モ
ードキーや特殊再生キーやNo.キー(103〜10
6)のキー入力があったか否かを判定する(ステップS
457)。これらキー入力がなかったのであれば、ステ
ップS456に移行する。これらキー入力があったので
あれば、前述したステップS500の図27に示すプレ
イ割込処理に移行する。 【0275】では、次に前記オールSCN処理(図25
のステップS460)におけるCPU233の処理動作
を図37に示すフローチャートに基づいて説明する。 【0276】図37において現在の処理モードがオール
SCNモードであることをユーザーに通知する“SC
N”を表示させ(ステップS461)、現在演奏中であ
れば、該プレイ動作を停止させ(ステップS462)、
次曲があるか否かを判定する(ステップS463)。次
曲があるのであれば、次に演奏する曲の先頭へアドレス
をセットさせ(ステップS464)、該曲に対するプレ
イ動作を開始させ(ステップS465)、10秒間が経
過したか否かを判定する(ステップS466)。10秒
間が経過したのであれば、ステップS462に移行す
る。 【0277】また、ステップS463にて次曲がなけれ
ば、該曲演奏が終了したディスクを次のディスクに交換
させ(ステップS467)、該交換されたディスクに対
する第1曲目の先頭アドレスへセットさせ(ステップS
468)、ステップS465に移行する。 【0278】また、ステップS466にて10秒間が経
過したのでなければ、キー入力、前述したように動作モ
ードキーや特殊再生キーやNo.キー(103〜10
6)のキー入力があったか否かを判定する(ステップS
469)。これらキー入力がなかったのであれば、ステ
ップS466に移行する。また、これらキー入力があっ
たのであれば、前述したステップS500の図27に示
すプレイ割込処理に移行する。 【0279】さて、上記のように構成された本発明の媒
体記録再生装置を適用したMD装置によれば、該装置内
にディスクが一枚しか存在しない場合には、該装置内に
複数のディスクが存在する場合にのみアクセス可能な第
1特殊再生モードが選択されたとしても、該一枚のディ
スク、もしくは複数のディスクに対してアクセス可能な
第2特殊再生モードを選択するようにしたので、オート
チェンジャー装置として該装置内にディスクが一枚しか
存在しない場合には該一枚のディスクに対してアクセス
有効な特殊再生をユーザーに享受することができる。 【0280】尚、上記実施例においては、キャリア3と
プレーヤ部4とが独立した構成としたが、他の実施例と
して、プレーヤ部4をキャリア3に組み込み一体構造と
しても良い。かかる構成によれば、プレーヤ部4が図1
のY1及びY2方向に変位するので、キャリア3に装着
されたディスクを迅速に回転駆動することができる。 【0281】また、上記実施例においては、αキー10
7の入力に応じてαフラグを“1”とするようにした
が、ストッカ5が収納不可能な状態、例えば全ての収納
部(50a〜50d)が満杯の場合や、何等かの理由で
ストッカ5が故障した場合等をCPU233が検知して
前記αフラグを“1”とするようにしても良く、殊に該
ストッカ5が故障したことを検知する場合には、該スト
ッカ5の故障状態を検知する故障検知手段を該MD装置
内に設け、該故障検知手段からの検知信号に応じて前記
αフラグを“1”とするようにしても良い。 【0282】また、上記実施例においてはキャリア3の
待機位置を収納部50bの開口部に対向する位置とした
が、当該収納部50bに対向する位置に限らず、前記デ
ィスク挿入口212に対向する位置、すなわち該ディス
ク挿入口212を開口させる位置でなければどこでも良
い。例えば、該待機位置が収納部50cと対向する位置
である場合には、収納順序を収納部50cから収納部5
0d、収納部50a、収納部50bとするようにした
り、収納部50cから収納部50d、収納部50b、収
納部50a等とするようにしても良い。また、前記待機
位置は各収納部(50a〜50d)の対向位置ばかりで
なく、収納部50aと収納部50bとの中間位置や、収
納部50bと収納部50cとの中間位置、収納部50c
と収納部50dとの中間位置、又は収納部50dとプレ
ーヤ部4との中間位置等であっても良い。 【0283】また、上記実施例においては、ストックモ
ード時の収納順序、イジェクトモード時の排出順序及び
プレイモード時の演奏順序といった各収納部及び該収納
部に収納されるディスクへのアクセスに関する所定順序
として識別番号#1を収納部50a、#2を収納部50
b、#3を収納部50c、#4を収納部50dとするよ
うにしたが、#1を収納部50b、#2を収納部50
c、#3を収納部50d、#4を収納部50aとするよ
うにしても良く、様々な所定順序の変更が可能であるこ
とは言うまでもない。 【0284】また、上記実施例においては、前記ディス
ク挿入口212に対する挿入防止シャッター217の開
閉動作を前記キャリア3の昇降動作に連動して行うよう
にしたが、前記キャリア3の昇降動作に限らず、所定入
力、例えば電気的指令に応じて前記挿入防止シャッター
217の開閉動作を行うようにしても良い。 【0285】また、上記実施例においては、再生専用の
MD装置について述べたが、記録も可能なMD装置につ
いても同じ構成とすることにより、同一の効果を得るこ
とができる。さらに、プレイ/ポーズキー108は、プ
レイ/ストップキーとしても良く、また、ストップキー
やポーズキーをプレイキーとは別に設けても良い。 【0286】また、上記実施例においては最大5枚まで
のディスクが収納可能であるが、前記ストッカ5の収納
部の数を増やすことにより、より多くの枚数のディスク
を収納することができることは言うまでもない。 【0287】また、上記実施例においては、記録媒体を
MDとしたためにMD装置に適用して説明したが、記録
媒体をCD,ビデオディスク等の光記録媒体、又はフロ
ッピーディスク等の磁気記録媒体にすることにより、こ
れら記録媒体を取り扱う装置についても同様に適用可能
であることは言うまでもない。 【0288】尚、図7のステップS23の否定判断のと
きは、図8のステップS33に移行するようにしたが、
例えば図9のステップS60に移行してディスクが挿入
された後は図10のステップS81の処理後に、ステッ
プS85においてステップS17にて入力されたNo.
キー(103〜106)に対応する空き収納部にディス
クを収納するようにしても良い。 【0289】また、上記の説明、及び図7のステップS
16、17、21〜23に関して説明したように、動作
モード指定されていない場合において、αキー107又
はNo.キー(103〜106)の入力があったとき
は、これらキー入力に対応する該当ディスクが存在しな
い場合、αキー107が入力されたのであればプレーヤ
部4上に、その後挿入されたディスクを装着し、又はN
o.キー(103〜106)が入力されたのであれば空
き収納部に、その後挿入されたディスクを収納するよう
にしていたが、動作モードが指定されていない場合に限
らず、例えばイジェクト動作時又はプレイ動作時におい
ても、αキー107又はNo.キー(103〜106)
の入力があったときは、これらキー入力に対応する該当
ディスクが存在しない場合、αキー107が入力された
のであればプレーヤ部4上に、その後挿入されたディス
クを装着し、又はNo.キー(103〜106)が入力
されたのであれば空き収納部に、その後挿入されたディ
スクを収納するようにしても良い。その後はストックモ
ードに移行することができる。 【0290】尚、イジェクト動作時のディスクリロード
待機中(例えばステップS151の10秒待機中)にお
いてαキー107又はNo.キー(103〜106)の
入力があった場合、該当ディスクが存在しないときには
リロード待機中のディスクを元の収納部に戻してから、
αキー107が入力されたのであればプレーヤ部4上
に、その後挿入されたディスクを装着し、又はNo.キ
ー(103〜106)が入力されたのであれば空き収納
部に、その後挿入されたディスクを収納するようにして
も良い。 【0291】 【発明の効果】上記のように構成された本発明の媒体
生装置によれば、該装置内にアクセス可能な記録媒体が
一枚しか存在しない場合には、該装置内に複数の記録媒
体が存在する場合にのみ有効な第1特殊再生モードが指
定されたとしても、該一枚の記録媒体、もしくは複数の
記録媒体に対して有効な第2特殊再生モードを指定する
ようにしたので、オートチェンジャー装置として該装置
内に記録媒体が一枚しか存在しない場合には一枚の記録
媒体を対象とする有効な特殊再生をユーザーに享受する
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施例による車載用MDオートチェン
ジャー装置における内部構造の概略を示す断面図であ
る。 【図2】一般的なMDの構成を示す平面図である。 【図3】前面パネルを示す平面図である。 【図4】該車載用MDオートチェンジャー装置の構成を
示すブロック図である。 【図5】本実施例におけるデッキタイプの該車載用MD
オートチェンジャー装置の概略回路を示すブロック図で
ある。 【図6】他の実施例として該車載用MDオートチェンジ
ャー装置をブラックボックスタイプに適用した場合の概
略回路を示すブロック図である。 【図7】該車載用MDオートチェンジャー装置における
CPUのメインルーチンを示すフローチャートである。 【図8】ストックモードにおけるCPUの処理動作を示
すフローチャートである。 【図9】ストックモードにおけるCPUの処理動作を示
すフローチャートである。 【図10】ストックモードにおけるCPUの処理動作を
示すフローチャートである。 【図11】ストックモードにおけるCPUの処理動作を
示すフローチャートである。 【図12】イジェクトモードにおけるCPUの処理動作
を示すフローチャートである。 【図13】イジェクトモードのオートイジェクト処理に
おけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。 【図14】イジェクトモードのオートイジェクト処理に
おけるCPUの処理動作を示すフローチャートである。 【図15】イジェクトモードのマニュアルイジェクト処
理におけるCPUの処理動作を示すフローチャートであ
る。 【図16】イジェクトモードのマニュアルイジェクト処
理におけるCPUの処理動作を示すフローチャートであ
る。 【図17】第1実施例の位置指定リロード処理における
CPUの処理動作を示すフローチャートである。 【図18】第1実施例の位置指定リロード処理における
CPUの処理動作を示すフローチャートである。 【図19】第2実施例の位置指定リロード処理における
CPUの処理動作を示すフローチャートである。 【図20】第2実施例の位置指定リロード処理における
CPUの処理動作を示すフローチャートである。 【図21】バックアップイジェクトモードにおけるCP
Uの処理動作を示すフローチャートである。 【図22】バックアップイジェクトモードにおけるCP
Uの処理動作を示すフローチャートである。 【図23】プレイモードにおけるCPUの処理動作を示
すフローチャートである。 【図24】プレイモードにおけるCPUの処理動作を示
すフローチャートである。 【図25】プレイモードのプレイ処理におけるCPUの
処理動作を示すフローチャートである。 【図26】プレイモードの通常プレイ処理におけるCP
Uの処理動作を示すフローチャートである。 【図27】プレイモードのプレイ割込処理におけるCP
Uの処理動作を示すフローチャートである。 【図28】プレイモードのプレイ割込処理におけるCP
Uの処理動作を示すフローチャートである。 【図29】プレイモードのRDM設定処理におけるCP
Uの処理動作を示すフローチャートである。 【図30】オールディスクRDM処理におけるCPUの
処理動作を示すフローチャートである。 【図31】1ディスクRDM処理におけるCPUの処理
動作を示すフローチャートである。 【図32】プレイモードのRPT設定処理におけるCP
Uの処理動作を示すフローチャートである。 【図33】ディスクRPT処理におけるCPUの処理動
作を示すフローチャートである。 【図34】1曲RPT処理におけるCPUの処理動作を
示すフローチャートである。 【図35】プレイモードのSCN設定処理におけるCP
Uの処理動作を示すフローチャートである。 【図36】ディスクSCN処理におけるCPUの処理動
作を示すフローチャートである。 【図37】オールSCN処理におけるCPUの処理動作
を示すフローチャートである。 【符号の説明】 4 プレーヤ部(媒体駆動手段) 107 αキー(予備媒体指定) 109 RPTキー(操作手段) 110 RDMキー(操作手段) 111 SCNキー(操作手段) 233 CPU(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉野 幸夫 東京都文京区白山5丁目35番2号 クラ リオン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−355256(JP,A) 特開 平4−265592(JP,A) 特開 平4−38670(JP,A) 特開 平4−258845(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 17/22

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 装置内に存在する複数の記録媒体又は所
    定の記録媒体内の全ての曲を対象として繰返し演奏する
    ディスクリピート演奏モードである第1特殊再生モー
    ド、及び所定の記録媒体に記録された所定の曲を対象と
    して繰返し演奏する1曲リピート演奏モードである第2
    特殊再生モードを指定する操作手段と、 装着された記録媒体に記録された情報を再生する媒体駆
    動手段と、 前記操作手段による操作に応じて第1及び第2特殊再生
    モードの内、いずれかが指定されたかを識別し、該識別
    された第1又は第2特殊再生モードに応じて前記媒体駆
    動手段を制御する制御手段とを備え、 前記制御手段は、該装置内にアクセス可能な記録媒体が
    一枚しか存在しない場合には、前記操作手段による操作
    にかかわらず、前記第2特殊再生モードを指定すること
    を特徴とする媒体再生装置。
JP27739193A 1993-10-12 1993-10-12 媒体再生装置 Expired - Fee Related JP3449632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27739193A JP3449632B2 (ja) 1993-10-12 1993-10-12 媒体再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27739193A JP3449632B2 (ja) 1993-10-12 1993-10-12 媒体再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07111011A JPH07111011A (ja) 1995-04-25
JP3449632B2 true JP3449632B2 (ja) 2003-09-22

Family

ID=17582889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27739193A Expired - Fee Related JP3449632B2 (ja) 1993-10-12 1993-10-12 媒体再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3449632B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07111011A (ja) 1995-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5590047A (en) Information processing apparatus
JPH07111022A (ja) 媒体記録再生装置
JP3449632B2 (ja) 媒体再生装置
JP3492735B2 (ja) 媒体記録再生装置
JP3701323B2 (ja) 媒体記録再生装置
JPH07111020A (ja) 媒体記録再生装置
JP3398739B2 (ja) 媒体記録再生装置
JP3398740B2 (ja) 媒体記録再生装置
JP3483597B2 (ja) 媒体記録/再生装置
JP2640451B2 (ja) オートローデイングデイスクプレーヤ
JP2004040335A (ja) 記録再生装置および方法、記録媒体、並びにプログラム
JP3440953B2 (ja) 媒体記録再生装置
JP3704447B2 (ja) 記録媒体再生装置
JP3531952B2 (ja) 媒体記録再生装置
JP3031835B2 (ja) 記録媒体再生装置
JP3531650B2 (ja) 情報記録媒体の記録/再生装置
JP3531649B2 (ja) 記録媒体演奏装置
JP3670312B2 (ja) 媒体記録再生装置
JP3458241B2 (ja) 媒体記録再生装置
JP3398743B2 (ja) 媒体記録再生装置
CN1937062A (zh) 光盘系统和控制其的方法
JPH10172223A (ja) デイスクプレーヤにおける表示方法
JPH08115560A (ja) ディスク装置及びその停止方法
JPH0765491A (ja) 媒体記録再生装置
JPH0765492A (ja) 媒体記録再生装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070711

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080711

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090711

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100711

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110711

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120711

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees