JP3448595B2 - 固体培養装置における自動盛込装置 - Google Patents
固体培養装置における自動盛込装置Info
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Description
学産業の固体培養に用いられる固体培養装置に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】固体培養装置では、麹基質の温度等を制
御する必要から、麹基質の厚さと密度を均一に堆積させ
ることが重要である。そこで、設置位置を上下に調節可
能な自動盛込装置が、麹基質の堆積層厚を所定の厚みに
均す目的で設けられている。 【0003】しかし、麹基質の容積は、重量基準で処理
する、原料となる穀類の品質や原料処理条件により異な
り、また自動盛込装置の設置位置は計算上又は経験上か
ら判断される高さに自動的に設置されているため、麹基
質の容積が所定量よりも少ない場合には、部分的に堆積
層が薄くなり、多い場合には部分的に麹基質が圧縮され
て、堆積密度が不均一になる場合が見られた。 【0004】このように堆積層厚が薄くあるいは堆積密
度が異なつて堆積した場合は、固体培養工程において微
生物の生育速度が不均一となり、通気などの麹基質の温
度制御手段を利用する場合にも、空気の通気抵抗の差に
より、均一な通気を行なうことが不可能となるため、麹
品質に悪影響を与える結果となつた。そのために、麹基
質容積が変動した場合には、手動操作により盛込装置の
位置を変更しなければならなかつた。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】手動操作で盛込装置の
高さを調整する場合には、最終的な麹基質の堆積厚を予
想しながら操作する必要があり、また固体培養装置内に
搬入される麹基質を常に観察しながら微調整を繰り返え
す必要があつた。このような手動操作が必要となるた
め、麹基質を盛り込む工程では完全な無人運転を実施す
ることができず、この点が完全自動化に向けて解決を要
する課題とされている。 【0006】 【課題が解決するための手段】そこで、この発明では、
固体培養装置の盛込工程において、培養床(3)上に、
上下に位置を調節可能な自動盛込装置(4)の均し装置
(6)を配設し、前記培養床(3)上に堆積される麹基
質(5)を感知する上下に移動可能な駆動装置(7)
に、センサ(1)を設け、このセンサ(1)が培養床
(3)上の麹基質(5)を感知した時点から所定の時間
後に、前記自動盛込装置(4)を所定の範囲で上昇さ
せ、またセンサ(1)が麹基質(5)を感知しなくなっ
た時点から所定の時間後に、前記自動盛込装置(4)を
所定の範囲で下降させるようにしたことを特徴とするも
のである。 【0007】 【作用】盛込装置に麹基質を感知するセンサを取り付け
ることにより、麹基質量が所定量より多い場合には、自
動的に自動盛込装置が上昇し麹基質を圧縮することな
く、均一な層厚に堆積することができ、麹基質量が所定
量より少ない場合には、自動的に自動盛込装置が下降し
て、部分的に堆積層が薄くなることを防ぐことができ、
これによって、麹基質量が変動しても、自動的に麹基質
を圧縮することなく、また均一な層厚に堆積することが
可能となるものである。 【0008】 【実施例】以下添付図面によつてこの発明の一実施例を
詳細に説明する。図1はこの発明による自動盛込装置を
設置した自動製麹装置の断面図である。回転中心軸2に
固定された培養床3上に、上下に位置を調節可能な自動
盛込装置4を設置し、麹基質5を感知する上下に移動可
能な駆動装置7を備えたセンサ1を自動盛込装置4の回
転中心軸2側に設け、麹基質5の有無をセンサ1が感知
することにより自動盛込装置4が所定の位置に上下移動
する構造のものである。 【0009】麹基質5を感知するセンサ1の水平方向の
位置は、回転軸側の任意の位置でよく、自動盛込装置4
を上昇下降させるタイミングは、麹基質5を感知するセ
ンサ1の信号により、制御盤中のタイマにより調節す
る。 【0010】麹基質1を培養床3の外周側に投入する
と、所定の高さに調節された自動盛込装置4の均し装置
6により、中心円筒側に麹基質5が搬送され、麹基質5
の供給量が多い場合には、センサ1が感知し、所定の時
間後に自動盛込装置4を所定の範囲で上昇させ、麹基質
1の供給量が少ない場合には、センサ1が感知し、所定
の時間後に自動盛込装置4を所定の範囲で下降させるこ
とにより、麹基質1を培養床3上に均一の密度と高さで
盛り込むことができる。 【0011】この状態で製麹操作を行なうと、麹基質5
の密度と高さが均一なため、培養床3上の何れの時点で
も、麹基質の通気抵抗が等しくなり、麹基質内に繁殖す
る麹菌の発熱を、通風により理想的に制御することが可
能ととなる。 【0012】さらに、製麹操作終了後に、麹基質5を自
動製麹装置から排出する手段として、自動盛込装置4を
使用するが、この時点では、麹基質5の有無を感知する
上下に可能な駆動装置7を備えたセンサ1は麹排出の障
害となるため、自動盛込装置4の上部にセンサ駆動装置
7により上昇させる。 【0013】上記実施例は、麹基質5を図1に示すとお
り、培養床3の外周部に投入した場合であるが、麹基質
5を培養床3の中心円筒側に投入した場合は、麹基質5
を感知するセンサ1を自動盛込装置4の外周部に設け
て、同様に使用することも可能である。 【0014】 【発明の効果】この発明の自動盛込装置は、以上のよう
な機構を有することにより、麹基質を均一な密度と高さ
に盛り込むことができ、この理想的な盛込状態により、
麹基質を均一で良好な麹とすることが可能となつた。特
に、盛込工程で作業者の手動操作が不要となり、手動操
作より制度の高い自動化が達成できた点は、この発明を
更に意義あるものとしている。
縦断面図である。 【符号の説明】 1 センサ 2 回転中心軸 3 培養床 4 自動盛込装置 5 麹基質 6 センサ駆動装置 7 均し装置
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 固体培養装置の盛込工程において、培養
床(3)上に、上下に位置を調節可能な自動盛込装置
(4)の均し装置(6)を配設し、前記培養床(3)上
に堆積される麹基質(5)を感知する上下に移動可能な
駆動装置(7)に、センサ(1)を設け、このセンサ
(1)が培養床(3)上の麹基質(5)を感知した時点
から所定の時間後に、前記自動盛込装置(4)を所定の
範囲で上昇させ、またセンサ(1)が麹基質(5)を感
知しなくなった時点から所定の時間後に、前記自動盛込
装置(4)を所定の範囲で下降させるようにしたことを
特徴とする固体培養装置における自動盛込装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34450893A JP3448595B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 固体培養装置における自動盛込装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34450893A JP3448595B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 固体培養装置における自動盛込装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07170966A JPH07170966A (ja) | 1995-07-11 |
JP3448595B2 true JP3448595B2 (ja) | 2003-09-22 |
Family
ID=18369818
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34450893A Expired - Fee Related JP3448595B2 (ja) | 1993-12-20 | 1993-12-20 | 固体培養装置における自動盛込装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3448595B2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-20 JP JP34450893A patent/JP3448595B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07170966A (ja) | 1995-07-11 |
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