JP3448368B2 - 車両認識装置 - Google Patents

車両認識装置

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JP3448368B2
JP3448368B2 JP25766594A JP25766594A JP3448368B2 JP 3448368 B2 JP3448368 B2 JP 3448368B2 JP 25766594 A JP25766594 A JP 25766594A JP 25766594 A JP25766594 A JP 25766594A JP 3448368 B2 JP3448368 B2 JP 3448368B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガソリンスタンド等の
入場口から進入する車両に取り付けられたナンバープレ
ートの読取認識を行うことにより車両を認識する車両認
識装置に関し、特に、車両が入場口に対していずれの方
向から進入した場合においても確実にナンバープレート
の読取を行って車両の認識を行うことが可能な車両認識
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に取り付けられたナンバ
ープレートの読取認識を行い、車両を特定して認識する
各種の装置が提案されている。例えば、特開平5−32
5091号公報には、路上の所定領域を撮影して車両の
車頭を検出する車頭検出用カメラとストロボ装置による
照明時に車両のナンバープレートにおける車番を撮影す
る車番読取用カメラとを有し、車両の車頭が車番読取用
カメラの視野に入った時点で、映像信号処理手段を介し
て車頭検出用カメラの映像信号を車番読取用カメラの映
像信号に切り換えるように構成した車番自動読取装置が
記載されている。
【0003】また、特開平6−68376号公報には、
TVカメラを介して路上を走行する自動車を撮像し、ナ
ンバープレート読取装置を介してその撮像画像の画像処
理を行うことによりナンバープレートを抽出してナンバ
ー文字を認識するとともに自動車の速度計測を行った
後、自動車の計測速度がしきい値を越えた場合には表示
板に速度違反の警告及び違反車のナンバーを表示するよ
うにした速度違反警告装置が記載されている。
【0004】前記各車番自動読取装置及び速度違反警告
装置は、いずれも路上を直進走行する車両(自動車)の
ナンバープレートの読取認識を行って車両の特定認識を
行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、ガソ
リンスタンド等において入場口から進入してきた車両を
認識し、その車両のユーザーに対して各種のサービスを
行う要請が高まっている。かかる要請を達成するために
は、入場口から進入してきた車両に取り付けられたナン
バープレートを可能な限り迅速に読取認識し、その読み
取ったナンバープレートの車番に基づきユーザー名、各
種メンテナンス情報を把握して各種のサービスを行うこ
とが必要となる。
【0006】一方、車両がガソリンスタンド等の入場口
から進入する際には、左折しながら進入する場合(入場
口に対して右方向から進入する場合)と右折しながら進
入する場合(入場口に対して左方向から進入する場合)
がある。このように入場口から進入してくる車両のナン
バープレートの読取認識を行うには、固定的に設置され
た撮像カメラを介して車両を撮影し、その撮影された画
像データからナンバープレートを切り出して車番を認識
するのが一般的であるが、前記2つの場合のそれぞれに
ついて車両のナンバープレートの読取認識を正確に行う
には、車両が入場口に対して右方向から進入してくる
か、又は、左方向から進入してくるかによって撮像カメ
ラを介して撮影された車両の画像データを取り込むタイ
ミングを異ならせないと車両の正面画像データを正確に
取得できないことから、車両が右方向から進入してくる
か、又は、左方向から進入してくるかを検出する必要が
ある。
【0007】しかしながら、前記した各特開平5−32
5091号公報及び特開平6−68376号公報に記載
された装置は、いずれも路上を直進走行する車両のナン
バープレートの読取認識を行うものであり、車両がいず
れの方向に曲がりながら進入してくるかを検出する手段
は何ら設けられていない。従って、これらの各装置では
車両の曲がり方向を検出できないことから、撮像カメラ
を介して撮影されたガソリンスタンド等の入場口から進
入する車両の正面画像をタイミング良く正確に取得する
ことができず、この結果、ナンバープレートの読取認識
を迅速に行うことができない問題がある。
【0008】また、右方向から進入する車両を撮影する
撮像カメラと左方向から進入する車両を撮影する撮像カ
メラとを、入場口の両側に配設しておけば前記問題は解
決するものの、かかる場合には2台の撮像カメラが必要
となり、必然的にコストアップを招来してしまうもので
ある。
【0009】本発明は前記従来の問題点を解消するため
になされたものであり、入場口から進入する車両の進入
方向を検出するとともに、その検出された車両の進入方
向に対応して1台の撮像カメラを介して撮影された車両
の正面画像を取り込むタイミングを調整することによ
り、車両の進入方向に拘らず車両の正面画像を常に正確
に取り込むことができ、もって車両に取り付けられたナ
ンバープレートの読取認識を正確に行うことができるコ
ストの低い車両認識装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、入場口から進入する車両の進入方向を検出す
る第1センサと、前記第1センサにより車両の進入方向
が検出された場合、車両が一定時間内に進行したことを
検出する第2センサと、前記進入車両を撮影する撮像手
段と、前記第2センサからの検出信号に基づき前記撮像
手段により撮影された車両の画像データの画像処理を行
うとともに車両に取り付けられたナンバープレートの読
取認識を行う画像処理手段と、前記画像処理手段による
処理結果が出力される表示手段とを備え、前記第1セン
サにより検出された車両の進入方向及び前記撮像手段の
撮像位置に対応して前記第2センサからの検出信号を一
定時間遅延させて画像処理手段に出力する遅延手段を設
けた構成とされる。このとき、前記第1センサは超音波
センサから構成され、前記第2センサはフォトセンサか
ら構成されることが望ましい。
【0011】
【作用】前記構成を有する本発明では、車両が入場口か
ら進入したきた場合、超音波センサからなる第1センサ
を介して車両の進入方向が検出される。また、第1セン
サにより車両の進入方向が検出された場合には、フォト
センサからなる第2センサを介して車両が一定時間内に
進行したかどうかが検出される。この時点において、車
両の進入方向及び車両が入場口内に確実に進行したこと
が検出される。
【0012】そして、第2センサにより車両が一定時間
内に進行したことが検出された場合、その第2センサか
らの検出信号に基づき画像処理手段を介して、撮像手段
により撮影された進入車両の画像データの画像処理が行
われるとともに、車両に取り付けられたナンバープレー
トの読取認識が行われる。
【0013】このとき、第2センサからの検出信号は、
第1センサにより検出された車両の進入方向及び撮像手
段の撮像位置に対応して、遅延手段により一定時間遅延
させて画像処理手段に出力される。かかる一定時間中
に、車両の正面が撮像手段に対向されることとなり、従
って、第2センサの検出信号が遅延手段を介して画像処
理手段に出力された時点においては、車両の正面画像が
画像処理手段に取り込まれることとなる。これにより、
撮像手段を介して撮影された車両の画像の内、その正面
画像が画像処理手段に取り込まれて、その画像データの
画像処理及びナンバープレートの読取認識が行われるこ
とから、入場口から進入する車両の進入方向に拘らず車
両の認識が正確に行われ得るものである。そして、画像
処理手段による処理結果は表示手段に出力されるもので
ある。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る車両認識装置について、
本発明を具体化した実施例に基づき図面を参照しつつ詳
細に説明する。先ず、第1実施例に係る車両認識装置に
ついて図1乃至図3に基づき説明する。ここに、図1は
第1実施例に係る車両認識装置の電気ブロック図、図2
は車両認識装置における撮像カメラ、各センサの配置状
態を模式的に示す説明図、図3は車両認識装置の動作を
示すフローチャートである。
【0015】図1において、車両認識装置1は、基本的
に、第2センサを構成する発光素子2と受光素子3とか
らなるフォトセンサ4、第1センサを構成する2つの超
音波センサ5、6、各センサからの検出信号が入力され
るとともに、各センサの作動状況(後述する)に基づい
てトリガ信号を出力するセンサユニット7、固定台8に
配設され車両の撮影を行う撮像カメラ9、センサユニッ
ト7から出力されるトリガ信号に基づいて撮像カメラ9
を介して撮影された画像データ(映像信号)のA/D変
換を行うA/D変換部10、A/D変換部にて変換され
たデジタルデータの画像処理を行う画像処理部11、及
び、画像処理部11で画像処理された処理結果を表示す
るモニタ12とから構成されている。
【0016】ここに、フォトセンサ4は遮断型センサで
あり、発光素子2から出力された光が車両により遮断さ
れて受光素子3に受光されなくなることに基づいて車両
の進入を検出する。また、各超音波センサ5、6は、後
述するように、ガソリンスタンド等の入場口15の両側
に配置され、車両が入場口15に対して左折しながら右
方向から進入してきたか、又は、右折しながら左方向か
ら進入してきたかを検出するものであり、例えば、超音
波センサ5は左方向進入車を検出し、また、超音波セン
サ6は右方向進入車を検出する。
【0017】尚、発光素子2と超音波センサ5は、共
に、センサ台13に搭載されており、かかるセンサ台1
3は、例えば、入場口15の左側に配置される。また、
受光素子3と超音波センサ6は、同様に、共にセンサ台
14に搭載されており、かかるセンサ台14は、入場口
15の右側に配置される。
【0018】また、センサユニット7は、後述するよう
に、車両が右方向から進入するか、又は、左方向から進
入するかに従って、各超音波センサ5、6から択一的に
出力される検出信号とフォトセンサ4における受光素子
3からの検出信号との組合せに基づいて、一定時間遅延
させたトリガ信号又は遅延させないトリガ信号をA/D
変換部10に出力する。尚、トリガ信号を遅延させるか
どうか、及び、トリガ信号の遅延時間は、各超音波セン
サ5、6により検出される車両の進入方向、及び、撮像
カメラ9の設置位置に従って変化する撮像カメラ9の撮
像位置に対応して決定される。
【0019】更に、撮像カメラ9は、ガソリンスタンド
等の内方で固定台8上に固定的に配置されており、常時
車両の撮影を行っている。そして、センサユニット7か
らトリガ信号が出力された時点における車両の画像デー
タがA/D変換部10によりデジタル画像データにA/
D変換され、画像処理部11は、そのデジタル画像デー
タの画像処理を行った後、処理結果をモニタ12に出力
して表示する。尚、画像処理部11においては、エッジ
検出処理、2値化処理等の画像処理が行われるが、かか
る画像処理については公知であるのでここでは説明を省
略する。
【0020】次に、前記車両認識装置1における各フォ
トセンサ4、超音波センサ5、6の配置関係について図
2に基づき説明する。図2において、ガソリンスタンド
等における入場口15の両側には、センサ台13(左側
に位置する)とセンサ台14(右側に位置する)が配置
されている。センサ台13上には、前記のように発光素
子2と超音波センサ5とが搭載されており、また、セン
サ台14上には、受光素子3と超音波センサ6とが搭載
されている。かかる配置関係に基づき、センサ超音波5
は、入場口15に対してほぼ軌跡Aに沿って左方向から
進入する車両を検出し、また、超音波センサ6は、入場
口15に対してほぼ軌跡Bに沿って右方向から進入する
車両を検出する。また、フォトセンサ4は、入場口15
から進入した車両が一定時間内に更にガソリンスタンド
等の内方へ進行した場合に、発光素子2から照射される
光が車両により遮断されて受光素子3により検出されな
くなることに基づき、車両が確実にガソリンスタンド等
の内部に進入したことを検出する。
【0021】また、ガソリンスタンド等の内部におい
て、図2中入場口15に対して右斜め位置に撮像カメラ
9が配置されている。ここに、撮像カメラ9の設置位置
については、特別の条件が存在するものではなく、任意
の位置に設置されてよい。このとき、撮像カメラ9の設
置位置に対応して撮像カメラ9の撮像位置が変化するこ
とから、車両の正面が撮像カメラ9に対向した時点でセ
ンサユニット7からA/D変換部10にトリガ信号を出
力することにより撮像カメラ9を介して撮影された車両
の正面画像を画像処理部11に取り込むためには、撮像
カメラ9の撮像位置と超音波センサ5又は6により検出
される車両の進入方向とを勘案してトリガ信号の遅延時
間を設定する必要がある。かかる点につき本第1実施例
の車両認識装置1では、撮像カメラ9が前記のように入
場口15に対して右斜め位置に設置されていることか
ら、車両が左方向から進入する場合(超音波センサ5に
より検出され、車両は軌跡Aに沿って進入する)には、
車両がフォトセンサ4を介して検出されるタイミングで
センサユニット7からA/D変換部10にトリガ信号を
遅延させることなく出力し、車両の正面がほぼ撮像カメ
ラ9に対向するポイントP1で撮影される車両の画像デ
ータを画像処理部11に取り込むようにしており、ま
た、車両が右方向から進入する場合(超音波センサ6に
より検出され、車両は軌跡Bに沿って進入する)には、
車両がフォトセンサ4を介して検出されるタイミングか
ら一定時間(例えば、数秒)遅延させたタイミングでセ
ンサユニット7からA/D変換部10にトリガ信号を遅
延させて出力し、車両の正面がほぼ撮像カメラ9に対向
するポイントP2で撮影される車両の画像データを画像
処理部11に取り込むようにしている。
【0022】次に、前記のように構成された第1実施例
に係る車両認識装置1の動作について図3に基づき説明
する。図3において、先ず、ステップ(以下、Sと略記
する)1では、各超音波センサ5、6からの検出信号
(センサ信号)の読取が行われる。そして、S2では、
検出信号の読取の結果、いずれかの超音波センサ5、6
により車両の進入が検出されたかどうか判断される。各
超音波センサ5、6のいずれも動作せず、車両の進入が
検出されなかった場合(S2:NO)にはS1に戻る一
方、超音波センサ5、6のいずれかが動作して車両の進
入が検出された場合(S2:YES)にはS3に移行す
る。
【0023】S3では、動作した超音波センサ5、6の
内超音波センサ6が動作したかどうか、即ち、車両が右
方向から進入したかどうか判断される。S3にて超音波
センサ6が作動していない場合(S3:NO)には、超
音波センサ5が作動したこととなり、S4において車両
が左方向から進入したものと判断される。そして、S5
では、一定時間範囲内にフォトセンサ4から検出信号の
入力があったかどうか判断される。ここに、フォトセン
サ4の検出時間tについては、最小時間mと最大時間l
とで定まる一定時間範囲が設定されており、各時間t、
m、lはいずれも超音波センサ5が動作した時点からカ
ウントされる。このように、フォトセンサ4による検出
時間tが最小時間mと最大時間lとで定まる一定時間範
囲にあるかどうかを判断するのは、超音波センサ5によ
り検出された物体が車両以外の物(例えば、人物等)で
ある可能性があることから、かかる場合を排除するため
である。尚、最小時間m、最大時間lは、ガソリンスタ
ンド等内における車両の通常速度、車両の長さ等を考慮
して決定される。
【0024】前記S5において、一定時間範囲内にフォ
トセンサ4から検出信号の入力がなかった場合(S5:
NO)には、超音波センサ5により車両以外の物が検出
された可能性があり、車両が確実に進入してきたとはい
えないことから、S1に戻って再処理が行われる。これ
に対して、一定時間範囲内にフォトセンサ4から検出信
号の入力があった場合(S5:YES)には、車両が入
場口15に対して左方向から進入してきたものと確認さ
れ(S6)、フォトセンサ4から検出信号の入力があっ
たタイミングでセンサユニット7からA/D変換部10
にトリガ信号が出力される。この時点において、入場口
15から進入した車両は図2におけるポイントP1に位
置し、車両の正面は撮像カメラ9に対向されている。
尚、A/D変換部10へのトリガ信号の出力は、フォト
センサ4が車両により遮断されて発光素子2からの光を
受光素子3が検出しなくなったタイミング、即ち、受光
素子3がオン状態からオフ状態に変化するタイミングで
行われる。これは、受光素子3がオフ状態からオン状態
に変化するタイミングでトリガ信号を出力する場合に
は、各種の異なる長さを有する車両毎にトリガ信号の出
力タイミングがずれてしまい、撮像カメラ9により正確
な車両の正面画像を撮影できなくなる虞があり、かかる
不都合を排除するためである。
【0025】そして、S11において、撮像カメラ9に
より撮影された車両の正面画像が、前記トリガ信号に基
づきA/D変換部10を介してA/D変換され、静止画
像データとして画像処理部11に取り込まれる。また、
画像処理部11においては、取り込まれた画像データに
対して所定の画像処理が行われるとともに、画像データ
からナンバープレートが切り出されてナンバープレート
の車番等の読取認識が行われる(S12)。この後、画
像処理部11にて画像処理された処理結果はモニタ12
に出力され表示される(S13)。このとき、モニタ1
2には車両のユーザー名、その他車両の各種メンテナン
ス情報が表示され、かかる情報に基づき各種のサービス
を行うことが可能となるものである。
【0026】また、前記S3において、超音波センサ6
が作動したものと判断された場合(S3:YES)に
は、S7において車両が右方向から進入したものと判断
される。そして、S8では、前記と同様にして、一定時
間範囲内にフォトセンサ4から検出信号の入力があった
かどうか判断される。S8において、一定時間範囲内に
フォトセンサ4から検出信号の入力がなかった場合(S
8:NO)には、超音波センサ6により車両以外の物が
検出された可能性があり、車両が確実に進入してきたと
はいえないことから、S1に戻って再処理が行われる。
これに対して、一定時間範囲内にフォトセンサ4から検
出信号の入力があった場合(S8:YES)には、S9
にて車両が入場口15に対して右方向から進入してきた
ものと確認される。
【0027】そして、S10においては、フォトセンサ
4から検出信号の入力があった時点から一定時間(T秒
(数秒)間)遅延されたタイミングでセンサユニット7
からA/D変換部10にトリガ信号が出力される。この
時点において、入場口15から進入した車両は図2にお
けるポイントP2に位置し、車両の正面は撮像カメラ9
に対向されている。尚、A/D変換部10へのトリガ信
号の遅延時間のカウントは、フォトセンサ4が車両によ
り遮断されて発光素子2からの光を受光素子3が検出し
なくなったタイミング、即ち、受光素子3がオン状態か
らオフ状態に変化するタイミングで開始される。
【0028】そして、前記と同様に、S11において、
撮像カメラ9により撮影された車両の正面画像が、前記
トリガ信号に基づきA/D変換部10を介してA/D変
換され、静止画像データとして画像処理部11に取り込
まれる(S11)。また、画像処理部11においては、
取り込まれた画像データに対して所定の画像処理が行わ
れるとともに、画像データからナンバープレートが切り
出されてナンバープレートの車番等の読取認識が行われ
る(S12)。この後、画像処理部11にて画像処理さ
れた処理結果はモニタ12に出力され表示される(S1
3)。
【0029】以上詳細に説明した通り本第1実施例に係
る車両認識装置1では、ガソリンスタンド等の入場口1
5の両側に、発光素子2及び超音波センサ5を搭載した
センサ台13と受光素子3及び超音波センサ6を搭載し
たセンサ台14とを配置し、入場口15に対して左方向
から進入する車両の進入方向を超音波センサ5を介して
検出するとともに、超音波センサ5による検出時点から
一定時間範囲内にフォトセンサ4により車両が検出され
た場合にはそのフォトセンサ4から検出信号が入力され
るタイミングでセンサユニット7からA/D変換部10
にトリガ信号を出力して車両の正面が撮像カメラ9に対
向するポイントP1で撮影された車両の正面画像を画像
処理部11に取り込み、また、入場口15に対して右方
向から進入する車両の進入方向を超音波センサ6を介し
て検出するとともに、超音波センサ6による検出時点か
ら一定時間範囲内にフォトセンサ4により車両が検出さ
れた場合にはそのフォトセンサ4から検出信号が入力さ
れた後一定時間遅延させたタイミングでセンサユニット
7からA/D変換部10にトリガ信号を出力して車両の
正面が撮像カメラ9に対向するポイントP2で撮影され
た車両の正面画像を画像処理部11に取り込むように構
成したので、車両が入場口15に対して左方向及び右方
向のいずれの方向から進入した場合においても、1台の
撮像カメラ9にて撮影された車両の正面画像を正確に画
像処理部11に取り込むことができる。
【0030】これにより、画像処理部11を介して車両
に取り付けられたナンバープレートの読取認識を正確に
行って、その画像処理結果をモニタ12に表示すること
により各種のサービスを効率的に行うことができるコス
トの低い車両認識装置1を実現することが可能となるも
のである。
【0031】また、各超音波センサ5、6を介して車両
の進入方向を検出した後、フォトセンサ4により車両の
進入を確認するについて、超音波センサ5、6が動作し
た時点からカウントされるフォトセンサ4の検出時間t
が、最小時間mと最大時間lとにより定まる一定時間範
囲内にあるかどうかを判断するようにしたので、車両以
外の物を効率的に排除して、検出対象となる車両のみを
確実に検出することができる。
【0032】続いて、第2実施例に係る車両認識装置に
ついて図4乃至図6に基づき説明する。ここに、図4は
第2実施例に係る車両認識装置の電気ブロック図、図5
は車両認識装置における撮像カメラ、各センサの配置状
態を模式的に示す説明図、図6は車両認識装置の動作を
示すフローチャートである。尚、第2実施例に係る車両
認識装置は、基本的に前記第1実施例の車両認識装置1
同様の構成を有しており、従って、以下の説明におい
て、第1実施例の車両認識装置1におけると同一の要素
等については同一の符号を付して説明する。
【0033】図4において、車両認識装置21は、基本
的に、第2センサの一部を構成する発光素子22と受光
素子23とからなるフォトセンサ24、同様に第2セン
サの一部を構成する発光素子25と受光素子26とから
なるフォトセンサ27、第1センサを構成する1つの超
音波センサ28、各センサからの検出信号が入力される
とともに、各センサの作動状況(後述する)に基づいて
トリガ信号を出力するセンサユニット7、固定台8に配
設され車両の撮影を行う撮像カメラ9、センサユニット
7から出力されるトリガ信号に基づいて撮像カメラ9を
介して撮影された画像データ(映像信号)のA/D変換
を行うA/D変換部10、A/D変換部にて変換された
デジタルデータの画像処理を行う画像処理部11、及
び、画像処理部11で画像処理された処理結果を表示す
るモニタ12とから構成されている。
【0034】ここに、フォトセンサ24及び27は遮断
型センサであり、それぞれ発光素子22又は25から出
力された光が車両により遮断されて受光素子23又は2
6に受光されなくなることに基づいて車両の進入を検出
する。また、各フォトセンサ24、27は、車両の進入
方向によっては選択的にその進入方向をも検出する作用
を有する。例えば、各フォトセンサ24、27は、後述
するように、車両が右折しながら左方向から進入してき
たことを検出する。また、超音波センサ28は、後述す
るように、ガソリンスタンド等の入場口15の片側(図
5中右側)に配置され、車両が入場口15に対して左折
しながら右方向から進入してきたことを検出するもので
ある。このように、入場口15から進入する車両の進入
方向については、左方向からの進入が各フォトセンサ2
4、27を介して検出され、また、右方向からの進入が
超音波センサ28を介して検出される。
【0035】尚、フォトセンサ24の発光素子22及び
フォトセンサ27の発光素子25は、共に、センサ台2
9に搭載されており、かかるセンサ台29は、例えば、
入場口15の左側に配置される。また、フォトセンサ2
4の受光素子3、フォトセンサ27の受光素子26、及
び、超音波センサ28は、同様に、共にセンサ台30に
搭載されており、かかるセンサ台30は、入場口15の
右側に配置される。
【0036】また、センサユニット7は、後述するよう
に、車両が右方向から進入するか、又は、左方向から進
入するかに従って、超音波センサ28からの検出信号及
び各フォトセンサ24、27における受光素子22、2
5からの検出信号の組合せ、又は、各フォトセンサ2
4、27における受光素子22、25からの検出信号の
みの組合せに基づいて、一定時間遅延させたトリガ信号
又は遅延させないトリガ信号をA/D変換部10に出力
する。尚、トリガ信号を遅延させるかどうか、及び、ト
リガ信号の遅延時間は、超音波センサ28等により検出
される車両の進入方向、及び、撮像カメラ9の設置位置
に従って変化する撮像カメラ9の撮像位置に対応して決
定される。
【0037】更に、撮像カメラ9は、ガソリンスタンド
等の内方で固定台8上に固定的に配置されており、常時
車両の撮影を行っている。そして、センサユニット7か
らトリガ信号が出力された時点における車両の画像デー
タがA/D変換部10によりデジタル画像データにA/
D変換され、画像処理部11は、そのデジタル画像デー
タの画像処理を行った後、処理結果をモニタ12に出力
して表示する。尚、画像処理部11においては、前記と
同様、エッジ検出処理、2値化処理等の画像処理が行わ
れる。
【0038】次に、前記車両認識装置21における各フ
ォトセンサ24、27、及び、超音波センサ28の配置
関係について図5に基づき説明する。図5において、ガ
ソリンスタンド等における入場口15の両側には、セン
サ台29(左側に位置する)とセンサ台30(右側に位
置する)が配置されている。センサ台29上には、前記
のように各発光素子22、25が搭載されており、ま
た、センサ台30上には、各受光素子23、26と超音
波センサ28とが搭載されている。かかる配置関係に基
づき、各フォトセンサ24、27は、協働して入場口1
5に対してほぼ軌跡Cに沿って左方向から進入する車両
を検出し、また、超音波センサ28、各フォトセンサ2
4、27は、相互に協働して入場口15に対してほぼ軌
跡Dに沿って右方向から進入する車両を検出する。ま
た、各フォトセンサ24、27は、入場口15から進入
した車両が一定時間内に更にガソリンスタンド等の内方
へ進行した場合に、発光素子22、25から照射される
光が車両により遮断されて受光素子23、26により検
出されなくなることに基づき、車両が確実にガソリンス
タンド等の内部に進入したことを検出する。
【0039】また、ガソリンスタンド等の内部におい
て、図2中入場口15に対して右斜め位置に撮像カメラ
9が配置されている。ここに、撮像カメラ9の設置位置
については、前記第1実施例と同様、特別の条件が存在
するものではなく、任意の位置に設置されてよい。この
とき、撮像カメラ9の設置位置に対応して撮像カメラ9
の撮像位置が変化することから、車両の正面が撮像カメ
ラ9に対向した時点でセンサユニット7からA/D変換
部10にトリガ信号を出力することにより撮像カメラ9
を介して撮影された車両の正面画像を画像処理部11に
取り込むためには、撮像カメラ9の撮像位置と超音波セ
ンサ28等により検出される車両の進入方向とを勘案し
てトリガ信号の遅延時間を設定する必要がある。かかる
点につき本第2実施例の車両認識装置21では、前記第
1実施例と同様、撮像カメラ9が前記のように入場口1
5に対して右斜め位置に設置されていることから、車両
が左方向から進入する場合(各フォトセンサ24、27
により検出され、車両は軌跡Cに沿って進入する)に
は、車両がフォトセンサ27を介して検出されるタイミ
ングでセンサユニット7からA/D変換部10にトリガ
信号を遅延させることなく出力し、車両の正面がほぼ撮
像カメラ9に対向するポイントP3で撮影される車両の
画像データを画像処理部11に取り込むようにしてお
り、また、車両が右方向から進入する場合(超音波セン
サ28と各フォトセンサ24、27により検出され、車
両は軌跡Dに沿って進入する)には、車両がフォトセン
サ27を介して検出されるタイミングから一定時間(例
えば、数秒)遅延させたタイミングでセンサユニット7
からA/D変換部10にトリガ信号を遅延させて出力
し、車両の正面がほぼ撮像カメラ9に対向するポイント
P4で撮影される車両の画像データを画像処理部11に
取り込むようにしている。
【0040】次に、前記のように構成された第2実施例
に係る車両認識装置1の動作について図6に基づき説明
する。図6において、先ず、ステップ21では、各超音
波センサ28及びフォトセンサ24からの検出信号(セ
ンサ信号)の読取が行われる。そして、S22では、検
出信号の読取の結果、超音波センサ28及びフォトセン
サ24のいずれかにより車両の進入が検出されたかどう
か判断される。各超音波センサ28、フォトセンサ24
のいずれも動作せず、車両の進入が検出されなかった場
合(S22:NO)にはS21に戻る一方、各超音波セ
ンサ28、フォトセンサ24のいずれかが動作して車両
の進入が検出された場合(S22:YES)にはS23
に移行する。
【0041】S23では、動作したセンサが超音波セン
サ28であるかどうか、即ち、車両が右方向から進入し
たかどうか判断される。S23にて超音波センサ28が
作動していない場合(S23:NO)には、フォトセン
サ24が作動したこととなり、車両が左方向から進入し
たものと判断される。そして、S24では、一定時間範
囲内にフォトセンサ27から検出信号の入力があったか
どうか判断される。ここに、フォトセンサ27の検出時
間t2 については、フォトセンサ27に対して最小時間
2 と最大時間l2 とで定まる一定時間範囲が設定され
ており、各時間t2 、m2 、l2 はいずれもフォトセン
サ24動作した時点からカウントされる。このように、
フォトセンサ27による検出時間t2 が最小時間m2
最大時間l2 とで定まる一定時間範囲にあるかどうかを
判断するのは、フォトセンサ27により検出された物体
が車両以外の物(例えば、人物等)である可能性がある
ことから、かかる場合を排除するためである。尚、最小
時間m2 、最大時間l2 は、ガソリンスタンド等内にお
ける車両の通常速度、車両の長さ等を考慮して決定され
る。
【0042】前記S24において、一定時間範囲内にフ
ォトセンサ27から検出信号の入力がなかった場合(S
24:NO)には、フォトセンサ27により車両以外の
物が検出された可能性があり、車両が確実に進入してき
たとはいえないことから、S21に戻って再処理が行わ
れる。これに対して、一定時間範囲内にフォトセンサ2
7から検出信号の入力があった場合(S24:YES)
には、車両が入場口15に対して左方向から進入してき
たものと確認され(S25)、フォトセンサ27から検
出信号の入力があったタイミングでセンサユニット7か
らA/D変換部10にトリガ信号が出力される。この時
点において、入場口15から進入した車両は図5におけ
るポイントP3に位置し、車両の正面は撮像カメラ9に
対向されている。尚、A/D変換部10へのトリガ信号
の出力は、フォトセンサ27が車両により遮断されて発
光素子25からの光を受光素子26が検出しなくなった
タイミング、即ち、受光素子26がオン状態からオフ状
態に変化するタイミングで行われる。これは、受光素子
26がオフ状態からオン状態に変化するタイミングでト
リガ信号を出力する場合には、各種の異なる長さを有す
る車両毎にトリガ信号の出力タイミングがずれてしま
い、撮像カメラ9により正確な車両の正面画像を撮影で
きなくなる虞があり、かかる不都合を排除するためであ
る。
【0043】そして、S29において、撮像カメラ9に
より撮影された車両の正面画像が、前記トリガ信号に基
づきA/D変換部10を介してA/D変換され、静止画
像データとして画像処理部11に取り込まれる。また、
画像処理部11においては、取り込まれた画像データに
対して所定の画像処理が行われるとともに、画像データ
からナンバープレートが切り出されてナンバープレート
の車番等の読取認識が行われる(S30)。この後、画
像処理部11にて画像処理された処理結果はモニタ12
に出力され表示される(S31)。このとき、モニタ1
2には車両のユーザー名、その他車両の各種メンテナン
ス情報が表示され、かかる情報に基づき各種のサービス
を行うことが可能となるものである。
【0044】また、前記S23において、超音波センサ
28が作動したものと判断された場合(S23:YE
S)には、車両が右方向から進入したものと判断され
る。そして、S26では、前記と同様にして、一定時間
範囲内にフォトセンサ24から検出信号の入力があった
かどうか、次いで、フォトセンサ27から検出信号の入
力があったかどうか判断される。ここに、フォトセンサ
24の検出時間t1 については、フォトセンサ27と同
様にして、フォトセンサ24に対して最小時間m1と最
大時間l1 とで定まる一定時間範囲が設定されており、
各時間t1 、m1 、l1 はいずれも超音波センサ28が
動作した時点からカウントされる。このように、フォト
センサ24による検出時間t1 が最小時間m1 と最大時
間l1 とで定まる一定時間範囲にあるかどうかを判断す
るのは、超音波センサ28により検出された物体が車両
以外の物(例えば、人物等)である可能性があることか
ら、かかる場合を排除するためである。尚、最小時間m
1 、最大時間l1 は、ガソリンスタンド等内における車
両の通常速度、車両の長さ等を考慮して決定される。
尚、フォトセンサ27の一定時間範囲については、検出
時間t2 が前記したようにフォトセンサ24が動作した
時点からカウントされる最小時間m2 と最大時間l2
により定められている。
【0045】S26において、一定時間範囲内にフォト
センサ24から検出信号の入力がなかった場合、又は、
フォトセンサ24から検出信号の入力があっても、これ
に次いでフォトセンサ27から検出信号の入力がなかっ
た場合(S26:NO)には、超音波センサ28により
車両以外の物が検出された可能性があり、車両が確実に
進入してきたとはいえないことから、S21に戻って再
処理が行われる。これに対して、一定時間範囲内にフォ
トセンサ24から検出信号の入力があり、且つ、次いで
フォトセンサ27から検出信号の入力があった場合(S
26:YES)には、S27にて車両が入場口15に対
して右方向から進入してきたものと確認される。
【0046】そして、S28においては、フォトセンサ
27から検出信号の入力があった時点から一定時間(T
秒(数秒)間)遅延されたタイミングでセンサユニット
7からA/D変換部10にトリガ信号が出力される。こ
の時点において、入場口15から進入した車両は図5に
おけるポイントP4に位置し、車両の正面は撮像カメラ
9に対向されている。尚、A/D変換部10へのトリガ
信号の遅延時間のカウントは、フォトセンサ27が車両
により遮断されて発光素子25からの光を受光素子26
が検出しなくなったタイミング、即ち、受光素子26が
オン状態からオフ状態に変化するタイミングで開始され
る。
【0047】そして、前記と同様に、S29において、
撮像カメラ9により撮影された車両の正面画像が、前記
トリガ信号に基づきA/D変換部10を介してA/D変
換され、静止画像データとして画像処理部11に取り込
まれる。また、画像処理部11においては、取り込まれ
た画像データに対して所定の画像処理が行われるととも
に、画像データからナンバープレートが切り出されてナ
ンバープレートの車番等の読取認識が行われる(S3
0)。この後、画像処理部11にて画像処理された処理
結果はモニタ12に出力され表示される(S31)。
【0048】以上詳細に説明した通り第2実施例に係る
車両認識装置21では、ガソリンスタンド等の入場口1
5の両側に、発光素子22、25を搭載したセンサ台2
9と受光素子23、26及び超音波センサ28を搭載し
たセンサ台30とを配置し、入場口15に対して左方向
から進入する車両の進入方向を各フォトセンサ24、2
7を介して検出するとともに、フォトセンサ24による
検出時点から一定時間範囲内にフォトセンサ27により
車両が検出された場合にはそのフォトセンサ27から検
出信号が入力されるタイミングでセンサユニット7から
A/D変換部10にトリガ信号を出力して車両の正面が
撮像カメラ9に対向するポイントP3で撮影された車両
の正面画像を画像処理部11に取り込み、また、入場口
15に対して右方向から進入する車両の進入方向を超音
波センサ28及び各フォトセンサ24、27を介して検
出するとともに、超音波センサ28による検出時点から
一定時間範囲内にフォトセンサ24により車両が検出さ
れ、且つ、フォトセンサ24による検出時点から一定時
間範囲内にフォトセンサ27により検出された場合には
そのフォトセンサ27から検出信号が入力された後一定
時間遅延させたタイミングでセンサユニット7からA/
D変換部10にトリガ信号を出力して車両の正面が撮像
カメラ9に対向するポイントP4で撮影された車両の正
面画像を画像処理部11に取り込むように構成したの
で、車両が入場口15に対して左方向及び右方向のいず
れの方向から進入した場合においても、1台の撮像カメ
ラ9にて撮影された車両の正面画像を正確に画像処理部
11に取り込むことができる。
【0049】これにより、画像処理部11を介して車両
に取り付けられたナンバープレートの読取認識を正確に
行って、その画像処理結果をモニタ12に表示すること
により各種のサービスを効率的に行うことができるコス
トの低い車両認識装置21を実現することが可能となる
ものである。
【0050】また、各フォトセンサ24、27の検出時
間t1 、t2 について、それぞれ最小時間m1 、m2
最大時間l1 、l2 により定まる一定時間範囲内にある
かどうかを判断するようにしたので、車両以外の物を効
率的に排除して、検出対象となる車両のみを確実に検出
することができる。
【0051】尚、本発明は前記各第1及び第2実施例に
限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範
囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論であ
る。例えば、前記各実施例においては、撮像カメラ9
が、図2、図5に示すように、入場口15に対して右斜
め位置に配置されているが、撮像カメラ9は任意の位置
に設置することができる。この場合には、撮像カメラ9
の設置位置に対応して変化する撮像カメラ9の撮像位
置、及び、車両が入場口15に対して左方向から進入し
てくるか、又は、右方向から進入してくるかに基づい
て、遅延時間が決定される。
【0052】
【発明の効果】以上説明した通り本発明は、入場口から
進入する車両の進入方向を検出するとともに、その検出
された車両の進入方向に対応して1台の撮像カメラを介
して撮影された車両の正面画像を取り込むタイミングを
調整することにより、車両の進入方向に拘らず車両の正
面画像を常に正確に取り込むことができ、もって車両に
取り付けられたナンバープレートの読取認識を正確に行
うことができるコストの低い車両認識装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係る車両認識装置の電気ブロック
図である。
【図2】車両認識装置における撮像カメラ、各センサの
配置状態を模式的に示す説明図である。
【図3】車両認識装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】第2実施例に係る車両認識装置の電気ブロック
図である。
【図5】車両認識装置における撮像カメラ、各センサの
配置状態を模式的に示す説明図である。
【図6】車両認識装置の動作を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1、21 車両認識装置 2、22、25 発光素子 3、23、26 受光素子 4、24、27 フォトセンサ 5、6、28 超音波センサ 7 センサユニット 9 撮像カメラ 10 A/D変換部 11 画像処理部 12 モニタ 13、14、29、30 センサ台
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G08G 1/017 G08G 1/04 G08G 1/14 G06T 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入場口から進入する車両の進入方向を
    検出する第1センサと、 前記第1センサにより車両の進入方向が検出された場
    合、車両が一定時間内に進行したことを検出する第2セ
    ンサと、 前記進入車両を撮影する撮像手段と、 前記第2センサからの検出信号に基づき前記撮像手段に
    より撮影された車両の画像データの画像処理を行うとと
    もに車両に取り付けられたナンバープレートの読取認識
    を行う画像処理手段と、 前記画像処理手段による処理結果が出力される表示手段
    とを備え、 前記第1センサにより検出された車両の進入方向及び前
    記撮像手段の撮像位置に対応して前記第2センサからの
    検出信号を一定時間遅延させて画像処理手段に出力する
    遅延手段を設けたことを特徴とする車両認識装置。
  2. 【請求項2】 前記第1センサは超音波センサからな
    ることを特徴とする請求項1記載の車両認識装置。
  3. 【請求項3】 前記第2センサはフォトセンサからな
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両認
    識装置。
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