JP3448144B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3448144B2
JP3448144B2 JP30451095A JP30451095A JP3448144B2 JP 3448144 B2 JP3448144 B2 JP 3448144B2 JP 30451095 A JP30451095 A JP 30451095A JP 30451095 A JP30451095 A JP 30451095A JP 3448144 B2 JP3448144 B2 JP 3448144B2
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健志 山川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、動圧軸受を用い
たモータを駆動させてポリゴンミラーを回転させ、画像
情報に応じた走査を行なうレーザビームプリンタ,デジ
タル複写機等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば画像形成装置であるデジタ
ル複写機には、正確な多角形をしたポリゴンミラーをポ
リゴンモータにより一定の方向に一定の速度で回転駆動
させ、そこに半導体レーザユニット内の半導体レーザか
ら発せられたレーザビームがコリメートレンズにより平
行な光束に変えられ、その半導体レーザユニットに備え
られたアパーチャを通過することで一定状の光束に整形
され、その光束がシリンドリカルレンズにより副走査方
向に圧縮されたものを入射させるようにしたレーザビー
ム走査装置が設けられている。
【0003】そのレーザビーム走査装置のポリゴンミラ
ーの回転速度は、感光体ドラムの回転速度と、レーザビ
ーム走査装置の書き込み密度と、ポリゴンミラーの面数
により決定される。また、このようなレーザビーム走査
装置は、近年における画像形成装置の処理速度の高速
化,高密度化,高画質化により、ポリゴンミラーの高速
回転に対する要望が増してきている。
【0004】従来、このようなレーザビーム走査装置に
おけるポリゴンモータは、その回転軸を支持する軸受に
ボールベアリングを用いてきたが、このボールベアリン
グの場合には高速化のニーズに対して限度があるため、
このような高速化に対応するためにはポリゴンモータの
軸受に動圧軸受を使用するようになってきている(例え
ば特開昭60−26432号公報参照)。
【0005】この動圧軸受は、ロータ部分の回転によ
り、軸又はその軸を支持する軸受(両方の場合もある)
に設けられたグルーブと呼ばれる溝により上記軸と軸受
の間の隙間に動圧を発生させ、その発生した圧力により
非接触状態で回転部分を支えるものである。そのため、
一般的にはロータ部の回転速度の上昇に伴って軸受剛性
は増加する。
【0006】また、動圧発生の媒介として、空気を利用
した動圧軸受、あるいは磁性流体等の液体を利用した動
圧軸受も開発されており、実際に使用されている。そこ
で、空気動圧軸受を採用したポリゴンモータの一例を、
図11に示す。同図で61はモータハウジングであり、
62はグルーブと呼ばれる溝が形成されている固定軸、
63はコイルを備えたプリント基板であり、モータのス
テータとなる部分である。
【0007】また、64は固定軸62と数ミクロンのク
リアランスで嵌合する軸受、65は押さえ66及びビス
67により軸受64に固定されたポリゴンミラー、68
はロータマグネットであり、ロータとなる部分である。
さらに、このポリゴンモータには防塵及び防音を目的と
したカバー69が備えられており、そのカバー69のビ
ーム通過部には透明なガラス70が備えられている。な
お、固定軸62と軸受64のスラスト方向は、マグネッ
ト71及び72の反発力により非接触状態になってい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】通常、上述したような
レーザビーム走査装置を備えたデジタル複写機等の画像
形成装置の場合には、メインスイッチを切るとポリゴン
モータの駆動を制御するモータ制御回路への電圧の印加
が停止され、それによりポリゴンモータは停止に向か
う。その際、ポリゴンモータのロータは、慣性によりそ
のまま回転を続けるが、軸受に動圧軸受を使用している
場合には、軸と軸受の隙間に動圧が発生して非接触の状
態でロータ部分が回転しているため、その回転速度は徐
々に遅くはなるが、そのまま長時間回転を続ける。
【0009】すなわち、このような動圧軸受を使用して
いるポリゴンモータの場合には、その特性から低回転に
て軸受剛性の小さい状態でロータがふわふわと回ってい
る状態が長く続くようになる。このような状態にあると
きに、そのモータに外部から大きな振動や衝撃が加わる
と、そのモータの軸と軸受は、本来は非接触で回転して
いるものがその振動や衝撃により接触するようになる。
そのため、その軸や軸受が傷付いたり、それらが摩耗し
たりすることによって性能が著しく低下したり、寿命が
短くなったりする。さらに、最悪の場合には、軸と軸受
が噛み合ってしまうこともあり、そのようになると軸受
ロックを起こしてしまうため、それ以降装置を使用する
ことができなくなってしまうという恐れもあった。
【0010】そのため、このような動圧軸受を使用して
いるポリゴンモータの場合には、装置のメインスイッチ
を切ってからポリゴンモータが停止するまでの間は、特
に装置に大きな振動や衝撃を与えたり、装置を移動させ
たりしないようにする必要があった。そのため、従来は
使用上の注意事項として説明書等にこの点を記載するこ
とによって注意を促したりしていた。しかしながら、メ
インスイッチを切ってからポリゴンモータが停止する迄
の間の時間は、動圧軸受の特性上非常に長いため、その
間に何かの拍子で装置に大きな振動や衝撃を与えてしま
い、ポリゴンモータを破損させてしまう恐れがあった。
【0011】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、装置のメインスイッチをオフにした後に
ポリゴンミラーを回転させるモータの軸と軸受が傷付き
にくいようにして、そのモータの性能が低下したり、寿
命が短くなったりするのを防止することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、上述したようなレーザビーム走査装置を
有する画像形成装置において、メイン電源がオフされる
とポリゴンミラーを回転させるモータの駆動を制御する
モータ制御回路に上記モータを停止させるためのオフ信
号を出力すると共に、メイン電源がオフされてから所定
時間だけモータ制御回路に電圧を供給し続ける制御手段
を設け、上記モータ制御回路に、上記オフ信号を入力し
てから上記電圧が供給されている間モータを制動するブ
レーキ回路を備えたものである。
【0013】そして、上記所定時間を、上記モータ制御
回路にオフ信号が入力されてから上記モータが停止する
までの予測時間以上にするとよい。また、上記モータ制
御回路が、上記モータを複数の回転数で回転させる手段
を有し、上記制御手段が、メイン電源がオフされたとき
に設定されていたモータの回転数に応じて上記所定時間
を変更する手段を有するようにするとよい。
【0014】さらに、上記モータの回転を検知するモー
タ回転検知手段と、メイン電源がオフされると上記モー
タ制御回路にモータを停止させるためのオフ信号を出力
すると共に、上記モータ回転検知手段がモータの回転を
検知しなくなるまでモータ制御回路に電圧を供給し続け
る制御手段とを設け、上記モータ制御回路に、オフ信号
を入力してから上記電圧が供給されている間モータを制
動するブレーキ回路を設けて、画像形成装置を構成する
ようにしてもよい。
【0015】また、その画像形成装置において、モータ
回転検知手段が、上記モータの逆起電力によりモータの
回転を検知する手段であるようにしたり、上記モータに
備えられているホール素子の出力によりモータの回転を
検知する手段であるようにしたりするとよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態例
を説明するための画像形成装置の制御系とその関連構成
を示すブロック図、図2は同じくその画像形成装置であ
るデジタル複写機の全体構成を示す概略構成図である。
図2に示す画像形成装置であるデジタル複写機は、自動
原稿送り装置11と、画像読取装置12とレーザビーム
走査装置27を有するプリンタ部13とからなる。
【0017】自動原稿送り装置11は、所定の原稿テー
ブル(図示を省略している)上にセットされた原稿を1
枚ずつ給送してコンタクトガラス14上にセットし、そ
の原稿の走査が終了するとそれをコンタクトガラス14
上から排出する。画像読取装置12は、図3にも示すよ
うに、光源となる照明ランプ15と反射鏡16と第1ミ
ラー17とを備えた第1キャリッジAと、第2ミラー1
8と第3ミラー19を備えた第2キャリッジBとを有し
ている。
【0018】そして、原稿の画像読取時には、第1キャ
リッジAが一定の速度で往動して第2キャリッジBが第
1キャリッジAの1/2の速度で第1キャリッジAに追
従して往動することによりコンタクトガラス14上の原
稿を光学的に走査する。すると、その照明ランプ15と
反射鏡16により照射されたコンタクトガラス14上の
原稿の反射光像が、第1ミラー17,第2ミラー18,
第3ミラー19、さらに図2に示す色フィルタ20を介
してレンズ21によりCCDセンサ22上に結像され
る。
【0019】CCDセンサ22は、その結像された原稿
の反射光像を光電変換してアナログ画像信号を出力し、
原稿の画像の読み取りが行なわれる。そして、その画像
の読み取りの終了後に、第1キャリッジAと第2キャリ
ッジBはホームポジションに戻る(復動)。なお、CC
Dセンサとして、それぞれレッド(R),グリーン
(G),ブルー(B)のフィルタを備えた3ラインのC
CDを用いるようにすれば、カラー原稿も読み取ること
ができる。
【0020】CCDセンサ22からのアナログ画像信号
は、アナログ/デジタル変換器によりデジタル画像信号
に変換され、画像処理板23にて種々の画像処理(2値
化,多値化,階調処理,変倍処理,編集処理等)が施さ
れる。プリンタ部13には、像担持体である感光体ドラ
ム25が設けられていて、複写動作時にはその感光体ド
ラム25が駆動部により矢示A方向に回転駆動され、そ
の表面が帯電装置26により均一に帯電されてから、そ
こに上述した画像処理が施されたデジタル画像信号によ
る画像露光がレーザビーム走査装置27により行なわ
れ、静電潜像が形成される。そして、その静電潜像が、
現像装置28により現像される。
【0021】一方、給紙装置33〜35のうち選択され
た給紙段から転写紙がレジストローラ36へ向けて給紙
され、その転写紙はレジストローラ36により感光体ド
ラム25上の画像とタイミングを合わせて送出され、転
写装置30により感光体ドラム25上の画像(顕像)が
そこに転写される。その転写紙は、分離装置31により
感光体ドラム25から分離され、搬送装置37によって
定着装置38に搬送されてそこで画像が定着され、その
後トレイ39上に排出される。そして、感光体ドラム2
5の表面は、転写紙の分離後にクリーニング装置32に
よりクリーニングされて残留トナーが除去される。
【0022】レーザビーム走査装置27は、図4にも示
すように半導体レーザユニット40内の半導体レーザか
ら発せられたレーザビームが半導体レーザユニット40
内のコリメートレンズにより平行な光束に変えられ、半
導体レーザユニット40に備えられたアパーチャを通過
することで一定状の光束に整形される。この光束は、シ
リンドリカルレンズ41により副走査方向に圧縮されて
ポリゴンミラー42上に入射する。
【0023】そのポリゴンミラー42は、図示のように
正確な多角形をしており、ポリゴンモータ4(図4では
見えないので図2を参照)により一定の方向へ一定の速
度で回転駆動される。そして、このポリゴンミラー42
の回転速度は感光体ドラム25の回転速度と、レーザビ
ーム走査装置27の書き込み密度とポリゴンミラー42
の面数により決定される。シリンドリカルレンズ41か
らポリゴンミラー42に入射されたレーザビームは、ポ
リゴンミラー42の反射面により偏向されて光学系を構
成するfθレンズ44に入射する。
【0024】そのfθレンズ44は、ポリゴンミラー4
2からの角速度一定の走査光を感光体ドラム25で等速
度で走査されるように変換し、fθレンズ44からのレ
ーザビームが同様に光学系を構成する反射鏡45及び防
塵ガラス46を介して感光体ドラム25上に結像され
る。なお、fθレンズ44は、面倒れ補正機能も有して
いる。このfθレンズ44を通過したレーザビームは、
画像領域外で同期検知ミラー47により反射されて同期
検知センサ48に導かれる。そして、その同期検知セン
サ48の検知出力により主走査方向の頭出しの基準とな
る同期信号が得られる。
【0025】このデジタル複写機は、図1に示すように
タイマ回路7及び電源制御回路8を有する電源制御装置
1と、レーザ走査装置制御回路2と、ブレーキ回路6を
有するポリゴンモータ制御回路3とを備えている。その
レーザ走査装置制御回路2は、電源制御装置1から電源
が供給され、ポリゴンモータ制御回路3にポリゴンモー
タ4を所定の回転数で回転させるためのクロック信号
(CLK)と、モータの起動・停止を制御するON/O
FF信号を出力する。
【0026】ポリゴンモータ制御回路3は、電源制御装
置1から電源の供給を受け、レーザ走査装置制御回路2
から上述したクロック信号とON/OFF信号を入力
し、ポリゴンモータ4の回転を制御する。また、電源制
御装置1は、メインスイッチ5によりメイン電源がオフ
されるとポリゴンモータ制御回路3にポリゴンモータ4
を停止させるためのオフ信号をレーザ走査装置制御回路
2に出力させると共に、そのメイン電源がオフされてか
ら所定時間だけポリゴンモータ制御回路3に電圧を供給
し続ける。なお、ポリゴンモータ制御回路3のブレーキ
回路6は、上記オフ信号を入力してから上記電圧が供給
されている間ポリゴンモータ4を制動する働きをする。
【0027】ところで、従来のデジタル複写機では、通
常の場合においてメインスイッチがオフにされると、全
ての回路への電源の供給が遮断される。したがって、軸
受部分に動圧軸受を使用しているポリゴンモータ4の場
合には、そのメインスイッチがオフにされた後、長時間
慣性により回転を続ける。
【0028】このポリゴンモータが慣性により回転して
いる間に、装置に外部から大きな振動や衝撃が加わる
と、その回転しているポリゴンモータは軸とそれを支持
している軸受とが非接触の状態から互いに強く接触する
ようになるため、それらが傷付いたり、摩耗したりし
て、著しく性能を損なうようになったり、寿命を縮める
結果になったりする。また、最悪の場合には、その軸と
軸受が噛み合う(かじり)ことにより軸受ロックを起こ
したりすることもあるため、そのようになった場合には
それ以降装置を使用することができなくなったりする。
【0029】しかしながら、このデジタル複写機では、
メインスイッチ5がオフにされると、電源制御装置1内
に設けられているタイマ回路7が働き、ポリゴンモータ
制御回路3とレーザ走査装置制御回路2に電源を所定時
間供給する。これにより、レーザ走査装置制御回路2か
らポリゴンモータ制御回路3にオフ信号が出力され、ポ
リゴンモータ制御回路3内のブレーキ回路6が作動す
る。したがって、このようなブレーキ回路6を用いるこ
とにより、ポリゴンモータ4の回転を短時間で停止させ
ることができるため、メインスイッチ5のオフ後に装置
に大きな振動や衝撃が加わったとしても、それはポリゴ
ンモータ4が既に停止している状態にあるときであるこ
とが多くなるため、ポリゴンモータ4の軸と軸受が互い
に激しく接触することによる傷付きを防止することがで
きるため、その性能の低下や寿命が短くなるのを防止す
ることができる。
【0030】次に、メインスイッチ5がオフ状態にされ
た後の各部の動作を、図5のフローチャートを参照して
説明する。図1に示した電源制御装置1は、各種判断及
び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理
プログラム及び固定データを格納したROMと、処理デ
ータを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回
路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを備えてい
る。
【0031】そのマイクロコンピュータは、図5のフロ
ーチャートがスタートすると、まずステップ1でメイン
スイッチ(メインSW)5がオフであるか否かを判断
し、それがオフであればステップ2へ進んでレーザ走査
装置制御回路2からポリゴンモータ制御回路3にポリゴ
ンモータ4を停止させるためのモータ停止信号(オフ信
号)を出力させる。
【0032】次のステップ3では、電源制御装置1内の
タイマ回路7にタイマの設定時間(所定時間)t0 を設
定し、そのタイマをスタートさせる。そして、ステップ
4で、設定した設定時間t0 が経過したか否かを判断
し、まだ経過していなければ(NOの判断)ステップ5
へ進んでポリゴンモータ制御回路3に電源を供給し、ブ
レーキ回路6を働かせる。そして、再びステップ4で設
定時間t0 が経過したか否かを判断し、それが経過する
とステップ6で、ポリゴンモータ制御回路3への電源の
供給を停止(電圧印加の停止)して、このルーチンの処
理を終了する。
【0033】なお、レーザ走査装置制御回路2が電源を
受けていない場合にポリゴンモータ4の停止信号が出力
される構成の場合には、メインスイッチ5のオフ時にレ
ーザ走査装置制御回路2への電源の供給は停止されても
よい。また、ポリゴンモータ4の停止信号の送信に電源
の供給が必要な構成の場合には、先に述べたタイマによ
り、ポリゴンモータ制御回路3と共に電源の供給を受け
るようにすればよい。
【0034】図6は、メインスイッチ(メインSW)5
がオフにされてからポリゴンモータ4が停止するまでを
示したタイミング図である。メインスイッチ5がオフ状
態になると、タイマ回路7が作動し、前述した設定時間
t0 の間ポリゴンモータ制御回路3へ電圧が供給され
る。また、このメインスイッチ5のオフに伴ってポリゴ
ンモータ4に対してレーザ走査装置制御回路2からモー
タ停止信号(オフ信号)が出力されるため、この設定時
間t0 の間だけポリゴンモータ4にはブレーキ回路6が
働く。
【0035】今、ポリゴンモータ4が定速回転状態から
ブレーキ回路6の働きにより制動が加えられて停止する
までの時間(予測時間)をts とすると、t0 ≧ts と
なるようにt0 を設定することにより、確実にポリゴン
モータ4を時間ts で停止させることができる。また、
設定時間t0 を時間ts に近い値で設定することによ
り、メインスイッチ5がオフ状態にされた後、不必要に
長い時間ポリゴンモータ制御回路3へ電圧を供給するの
を防止することができる。
【0036】図7はこの発明による画像形成装置の他の
実施の形態を説明するための図1と同様なブロック図、
図8は同じくその画像形成装置の電源制御装置1′が有
するマイクロコンピュータが行なうポリゴンモータ停止
処理に関するルーチンを示すフロー図であり、図1と対
応する部分には同一の符号を付してある。この実施の形
態による画像形成装置は、ポリゴンモータ制御回路3′
が、ポリゴンモータ4を複数の回転数で回転させる手段
を有しており、電源制御装置1′が、メインスイッチ5
がオフされたときに設定されていたポリゴンモータ4の
回転数に応じて前述した設定時間t0 (図6参照)を異な
らせる。
【0037】すなわち、ポリゴンモータ4は、装置のプ
ロセス線速,書込密度等により複数の回転数で回転させ
ることがある。そこで、その各回転数での回転状態から
ブレーキ回路6によりブレーキを働かせてポリゴンモー
タ4を停止させる迄の時間(予測時間)をそれぞれts
1,ts2,ts3とし、それらの各時間に対応するポリゴ
ンモータ制御回路3′への電圧の印加を停止させる各設
定時間t1 ,t2,t3(メインスイッチ5がオフにされ
てからの時間)との関係を、t1 ≧ts1,t2 ≧ts2及
びt3 ≧ts3とするとよい。
【0038】そうすれば、メインスイッチ5がオフにさ
れた時点でのポリゴンモータ4の回転数に応じて、設定
時間t1 ,t2 及びt3 のうちいずれか対応するものが
設定されることにより、必要最小限の時間だけポリゴン
モータ制御回路3へ電圧が印加される。
【0039】図8にそのポリゴンモータ4の回転数に応
じて上記設定時間を変えるルーチンを示す。このルーチ
ンは、図5に示したフローチャートのステップ3の部分
で行なう。図8でCLKは、ポリゴンモータ4の回転数
を決定制御するクロックであり、この例では3種類の回
転数によりポリゴンモータ4を駆動制御する。すなわ
ち、ポリゴンモータ4が第1の回転数(CLK1)で回
転しているときにメインスイッチ5がオフにされたとき
には、電源制御装置1′内のタイマ回路7のタイマの設
定時間t0 に時間t1 を、t1 ≧ts1で設定する。
【0040】また、ポリゴンモータ4の回転数が第1の
回転数(CLK1)でないときには、それが第2の回転
数(CLK2)であるか否かを判断し、そうであればタ
イマ回路7のタイマの設定時間t0 に時間t2 を、t2
≧ts2で設定する。さらに、ポリゴンモータ4の回転数
が第1の回転数でも第2の回転数でもなければ、それは
第3の回転数(CLK3)であるので、タイマ回路7の
タイマの設定時間t0 に時間t3 を、t3 ≧ts3で設定
する。なお、この実施の形態では、図7に示すように、
ポリゴンモータ4の回転数を決定制御するクロック(C
LK)の情報がタイマ回路7に送られており、そのクロ
ック情報がタイマの設定時間t0 の設定に用いられる。
【0041】図9はこの発明による画像形成装置の更に
異なる他の実施の形態を説明するための図1と同様なブ
ロック図、図10はその画像形成装置の電源制御装置
1″が有するマイクロコンピュータが行なうポリゴンモ
ータ停止処理に関するルーチンを示すフロー図である。
この実施の形態による画像形成装置の電源制御装置1″
は、ポリゴンモータ4の回転を検知するモータ回転検知
手段を有しており、メインスイッチ5がオフされるとポ
リゴンモータ制御回路3にポリゴンモータ4を停止させ
るためのオフ信号をレーザ走査装置制御回路2に出力さ
せると共に、上記モータ回転検知手段がポリゴンモータ
4の回転を検知しなくなるまでポリゴンモータ制御回路
3に電圧を供給し続ける。
【0042】そして、そのポリゴンモータ4が回転しな
くなるまでポリゴンモータ制御回路3へ電圧を供給する
ことにより、ブレーキ回路6を働かせてポリゴンモータ
4に制動をかけるようにしている。すなわち、ポリゴン
モータ4が回転しているときに、そのポリゴンモータ4
から電源制御装置1″にモータ回転検知信号が出力され
るようにしておき、メインスイッチ5がオフにされる
と、上記モータ回転検知信号を検知しなくなるまでの間
だけ、電源制御装置1″からポリゴンモータ制御回路3
及びレーザ走査装置制御回路2へそれぞれ電圧を供給す
る。
【0043】この場合、レーザ走査装置制御回路2への
電圧の供給が遮断されると共にポリゴンモータ制御回路
3にポリゴンモータ4を停止させるためのモータ停止信
号が出力されるような構成では、レーザ走査装置制御回
路2にメインスイッチ5のオフ後に電圧を供給する必要
はない。
【0044】次に、電源制御装置1″に設けられている
マイクロコンピュータが行なうポリゴンモータ4の停止
制御について、図10のフローチャートを参照して説明
する。メインスイッチ(メインSW)5がオフになって
いるか否かを判断し、それがオフになっていればレーザ
走査装置制御回路2からポリゴンモータ制御回路3にポ
リゴンモータ4を停止させるためのモータ停止信号(オ
フ信号)を出力させる。したがって、ポリゴンモータ4
はブレーキ回路6の働きによりブレーキが加えられなが
ら停止に向かう。
【0045】次のステップで、ポリゴンモータ4がまだ
回転しているか否かをモータ回転検知信号から判断し、
それが回転を続けていれば(YESの判断)電源制御装
置1″からポリゴンモータ制御回路3に電圧を印加し続
け、ブレーキ回路6を働かせ続ける。そして、モータ回
転検知信号を検知しなくなることによってポリゴンモー
タ4の停止を検知すると、電源制御装置1″によるポリ
ゴンモータ制御回路3への電圧の印加を停止して、この
ルーチンの処理を終了する。
【0046】なお、上記モータ回転検知信号としては、
例えばポリゴンモータ4の回転制御を行なうホール素子
の出力や、ポリゴンモータ4の回転により発生する逆起
電力を使用することができる。この実施の形態によれ
ば、ポリゴンモータ4を素早く停止させるために必要な
最小限の時間だけ、メインスイッチ5がオフされた後に
電源をポリゴンモータ制御回路3に供給することができ
るのて、最も効率的にポリゴンモータ4を停止させるこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、画像形成処理速度の高速化や画像の高密度化、さら
には高画質化によりポリゴンミラーを高速回転可能にす
るため、そのポリゴンミラーを回転させるモータに、回
転部分を非接触状態で支える高速対応可能な動圧軸受を
使用しても、メイン電源がオフにされるとそれから所定
時間だけモータ制御回路に電圧を供給し続けることによ
ってブレーキ回路により制動を与えながらモータを停止
させ、それを比較的早い段階で停止させることができる
ので、そのモータが回転しているときに大きな振動や衝
撃が加えられる可能性が少なくなるため、モータの軸と
軸受が激しく接触した場合に生じるモータの性能低下
や、寿命が短くなるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例を説明するための画像
形成装置の制御系とその関連構成を示すブロック図であ
る。
【図2】同じくその画像形成装置であるデジタル複写機
の全体構成を示す概略構成図である。
【図3】同じくそのデジタル複写機に設けられている画
像読取装置12の構成を示す概略図である。
【図4】同じくそのデジタル複写機に設けられているレ
ーザビーム走査装置27を示す斜視図である。
【図5】図1の電源制御装置1が有するマイクロコンピ
ュータが行なうポリゴンモータ停止処理に関するルーチ
ンを示すフロー図である。
【図6】図1の画像形成装置でメインスイッチ5がオフ
にされてからポリゴンモータ4が停止するまでを示した
タイミング図である。
【図7】この発明による画像形成装置の他の実施の形態
を説明するための図1と同様なブロック図である。
【図8】同じくその画像形成装置の電源制御装置1′が
有するマイクロコンピュータが行なうポリゴンモータの
停止処理に関するルーチンを示すフロー図である。
【図9】この発明による画像形成装置の更に異なる他の
実施の形態を説明するための図1と同様なブロック図で
ある。
【図10】同じくその画像形成装置の電源制御装置1″
が有するマイクロコンピュータが行なうポリゴンモータ
の停止処理に関するルーチンを示すフロー図である。
【図11】従来の空気動圧軸受を採用したポリゴンモー
タの一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1,1′,1″:電源制御装置 2:レーザ走査装置制御回路 3,3′:ポリゴンモータ制御回路 4:ポリゴンモータ 5:メインスイッチ 6:ブレーキ回路 7:タイマ回路 8:電源制御回路 27:レーザビーム走査装置 42:ポリゴンミラー 44:fθレンズ 45:反射鏡

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号に基づいて変調されるビーム発
    生手段と、該ビーム発生手段より発生したビームを偏向
    するためのポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーを回転
    させる動圧軸受を用いたモータと、該モータの駆動を制
    御するモータ制御回路と、前記ポリゴンミラーの回転に
    より偏向走査されたビームを所定の位置に結像させる光
    学系とを備えたレーザビーム走査装置を有する画像形成
    装置において、 メイン電源がオフされると前記モータ制御回路に前記モ
    ータを停止させるためのオフ信号を出力すると共に、前
    記メイン電源がオフされてから所定時間だけ前記モータ
    制御回路に電圧を供給し続ける制御手段を設け、 前記モータ制御回路に、前記オフ信号を入力してから前
    記電圧が供給されている間前記モータを制動するブレー
    キ回路を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記所定時間が、前記モータ制御回路に
    オフ信号が入力されてから前記モータが停止するまでの
    予測時間以上である請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記モータ制御回路が、前記モータを複
    数の回転数で回転させる手段を有し、前記制御手段が、
    前記メイン電源がオフされたときに設定されていた前記
    モータの回転数に応じて前記所定時間を変更する手段を
    有することを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 画像信号に基づいて変調されるビーム発
    生手段と、該ビーム発生手段より発生したビームを偏向
    するためのポリゴンミラーと、該ポリゴンミラーを回転
    させる動圧軸受を用いたモータと、該モータの駆動を制
    御するモータ制御回路と、前記ポリゴンミラーの回転に
    より偏向走査されたビームを所定の位置に結像させる光
    学系とを備えたレーザビーム走査装置を有する画像形成
    装置において、 前記モータの回転を検知するモータ回転検知手段と、 メイン電源がオフされると前記モータ制御回路に前記モ
    ータを停止させるためのオフ信号を出力すると共に、前
    記モータ回転検知手段が前記モータの回転を検知しなく
    なるまで前記モータ制御回路に電圧を供給し続ける制御
    手段とを設け、 前記モータ制御回路に、前記オフ信号を入力してから前
    記電圧が供給されている間前記モータを制動するブレー
    キ回路を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像形成装置において、
    前記モータ回転検知手段は、前記モータの逆起電力によ
    りモータの回転を検知する手段であることを特徴とする
    画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の画像形成装置において、
    前記モータ回転検知手段は、前記モータに備えられてい
    るホール素子の出力によりモータの回転を検知する手段
    であることを特徴とする画像形成装置。
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