JP3448128B2 - フィルタの設置構造 - Google Patents
フィルタの設置構造Info
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- JP3448128B2 JP3448128B2 JP16353095A JP16353095A JP3448128B2 JP 3448128 B2 JP3448128 B2 JP 3448128B2 JP 16353095 A JP16353095 A JP 16353095A JP 16353095 A JP16353095 A JP 16353095A JP 3448128 B2 JP3448128 B2 JP 3448128B2
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- JP
- Japan
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- filter
- oil
- valve body
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- filter body
- Prior art date
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- Details Of Valves (AREA)
Description
油フィルタに関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種装置として、フォークリフ
ト等産業車両の変速機の油圧制御装置に適用されるラス
トチャンスフィルタを挙げ、図4、5に基づいて説明す
る。ボディ(a)に設けられた油溝(h)には一定の圧
に調圧されたオイルが流れている。このオイルは、ラス
トチャンスフィルタ(b)のフィルタ部(b1)とオリ
フィス部(b2)を通り、スプール(f)とON−OF
F式電磁弁(e)との間に区画されたパイロット室
(i)に入る。同パイロット室(i)の中のオイルは、
ON−OFF式電磁弁(e)で圧力を操作されてスプー
ル(f)を駆動する。なお、ラストチャンスフィルタ
(b)は、スナップリング(d)により係止され、脱落
を防止するようにされている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
ものではラストチャンスフィルタ(b)をスナップリン
グ(d)で支える構造であるため、スナップリング
(d)の取付溝の加工、組立時におけるスナップリング
(d)の取付け作業、及びスナップリング(d)を取付
けのためのスペース(j)等が必要となる。 【0004】また、オイルを供給するために油溝(h)
はラストチャンスフィルタ(b)の下部を通る必要があ
り、このため、ラストチャンスフィルタ(b)の下部の
油溝(h)の深さ(k)と上記スナップリング(d)を
取付けのためのスペース(j)の合計、即ち(j+k)
の分のスペースが必要となる。 【0005】このために、粗形材の容量(重量)が大き
くなるとか、油溝(l)が深くなることにより、抜き勾
配の影響で溝底部が狭くなり、鋳抜き不良の不具合が発
生し易くなるという問題点を有する。 【0006】本発明は、このような従来技術の問題点を
解消し、スナップリングを廃止した新しい形態のフィル
タの支持構造を得ることを課題とするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決すべくなされたもので、フィルタ本体と、同フィルタ
本体を収容しかつ収容した同フィルタ本体の外面と一致
する外面を有するバルブボディと、同バルブボディの上
流と下流及び上記フィルタ本体へ通じる油通路を有する
と共に上記フィルタ本体の支持部を有して上記バルブボ
ディを載置する座面とからなり、上記油通路は上流に通
じる穴部と下流に通じる穴部及び同各穴部へ通じると共
に上記フィルタ本体へ通じる他の穴部で形成され、同他
の穴部の直径を上記フィルタ本体の直径より小さくて同
他の穴部の周縁に上記支持部を形成したフィルタの設置
構造を提供するものである。 【0008】 【作用】本発明は上記したようにバルブボディの外面
を、同バルブボディに収容した状態のフィルタ本体の外
面と一致するように構成し、かつ、バルブボディが搭
載、載置される座面には、その直径をフィルタ本体の直
径より小さく形成してフィルタ本体を支持する支持部が
設けられているので、フィルタ本体はバルブボディに収
容された状態で上記座面の支持部で確実に支持されるこ
とになる。 【0009】また、上記座面は、バルブボディの上流と
下流及びフィルタ本体へ通じる油通路を有しているの
で、上流から下流へ流れる油及び分岐してフィルタ本体
へ流れる油により、所要方向への必要な油の流れが確保
される。 【0010】 【実施例】本発明の実施例を、図1ないし図3に基づい
て説明する。 【0011】本実施例は、この種装置の代表的な実用例
としてトランスミッション制御用油圧回路に採用したラ
ストチャンスフィルタの場合について説明する。 【0012】上流側油溝5はトランスミッション制御油
圧回路のメイン油路とつながっており、メイン油圧が作
用するオイルが流れ込む。 【0013】このオイルはキリ穴6、7により座面3に
形成された油溝11に流入し、一部はラストチャンスフ
ィルタ2に流入し、残りは下流側油溝4に流入する。 【0014】ラストチャンスフィルタ2を通過したオイ
ルは、スプール10とON−OFF式電磁弁9との間に
区画されたパイロット室8に流入する。 【0015】上記パイロット室8内の油圧をON−OF
F式電磁弁9により操作して、スプール10は駆動され
る。 【0016】上記座面3の油溝11について説明を追加
すると、図3に示すようにラストチャンスフィルタ2と
対峙してこれと同軸の位置関係で座面3に形成されたキ
リ穴6は、その直径をdとすれば上記ラストチャンスフ
ィルタ2の直径Dとの間に、D>dの関係、即ちキリ穴
6の方が小さいものとして形成されている。 【0017】また、このキリ穴6の両隣りには、キリ穴
6と並行軸の位置関係でキリ穴bと一部重なる一対のキ
リ穴7が設けられている。 【0018】従って座面3のこの部分ではキリ穴6、7
で削られた部分が壁面となって、油の通路形成に加担す
ることになる。 【0019】また、ラストチャンスフィルタ2に着目し
てみると、同ラストチャンスフィルタ2は、バルブボデ
ィ1に嵌め込まれ取付けられたときに、その外面をバル
ブボディ1の外面と、いゆわる面一になるように形成さ
れているので、バルブボディ1と共に座面3に搭載され
たときに、上記キリ穴6の直径dとラストチャンスフィ
ルタ2の直径Dとの差で残されているキリ穴6の周縁の
一部が支持部となってラストチャンスフィルタ2の取付
位置が確保されることになる。 【0020】即ち、本実施例では、このキリ穴6の周縁
の一部で形成した支持部のため、従来のこの種装置のよ
うにスナップリング等を設ける必要がなくなり、それに
伴って、スナップリング溝の加工、組立時のスナップリ
ング取付け作業、及びスナップリング取り付けスペース
の設置等が不要となる。 【0021】また、バルブを取り付ける座面3側に油溝
を形成する事により、バルブボディ1においてラストチ
ャンスフィルタ2の下に油溝を形成する必要が無くな
る。なお、キリ穴6、7を加工する時は、バルブの取付
けボルトの下穴用の工具等が流用できるため従来のよう
にスナップリングを取付けるケースに比べ加工時間は十
分短いものである。 【0022】なお、また、キリ穴6、7は、穴あけ加工
に代えて鋳抜き等で加工してもよいことは勿論である。 【0023】以上、本発明を図示の実施例について説明
したが、本発明はかかる実施例に限定されず、本発明の
範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えてよいこと
はいうまでもない。 【0024】 【発明の効果】以上、本発明によれば、バルブボディの
外面を、同バルブボディに収容したフィルタ本体の外面
と一致するように構成し、このフィルタ本体は座面に設
けられた支持部によりフィルタ本体は確実に取付位置に
保持されるので、これの取付保持の為にスナップリング
等の別部材を設ける必要のないものである。従ってスナ
ップリング溝の加工、組立時のスナップリング取付け作
業、及びスナップリング取付け用のスペース等が不要と
なり、加工費、人工費、材料費の低減が図れる。 【0025】また、バルブボディを載置し取り付ける座
面側に油通路を形成する事により、バルブボディ自体に
油溝を形成する必要もなくなり、バルブボディの容量が
減少し材料費の低減が図れる。 【0026】更に、後流側にある油溝の深さが減少し溝
底部における鋳抜き不良の不具合が発生しにくくなる等
の種々の効果を奏しうるものである。
する説明図。 【図4】従来の装置を示す断面図。 【図5】図4のV−V断面図。 【符号の説明】 1 バルブボディ 2 フィルタ 3 座面 6、7 キリ穴
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 フィルタ本体と、同フィルタ本体を収容
しかつ収容した同フィルタ本体の外面と一致する外面を
有するバルブボディと、同バルブボディの上流と下流及
び上記フィルタ本体へ通じる油通路を有すると共に上記
フィルタ本体の支持部を有して上記バルブボディを載置
する座面とからなり、上記油通路は上流に通じる穴部と
下流に通じる穴部及び同各穴部へ通じると共に上記フィ
ルタ本体へ通じる他の穴部で形成され、同他の穴部の直
径を上記フィルタ本体の直径より小さくて同他の穴部の
周縁に上記支持部を形成したことを特徴とするフィルタ
の設置構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16353095A JP3448128B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | フィルタの設置構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16353095A JP3448128B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | フィルタの設置構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0914504A JPH0914504A (ja) | 1997-01-17 |
JP3448128B2 true JP3448128B2 (ja) | 2003-09-16 |
Family
ID=15775631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16353095A Expired - Lifetime JP3448128B2 (ja) | 1995-06-29 | 1995-06-29 | フィルタの設置構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3448128B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111271502A (zh) * | 2018-12-04 | 2020-06-12 | 无锡市华机机械制造有限公司 | 一种拨叉式气动执行器 |
-
1995
- 1995-06-29 JP JP16353095A patent/JP3448128B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0914504A (ja) | 1997-01-17 |
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