JP3447162B2 - 人体検出装置 - Google Patents

人体検出装置

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JP3447162B2 JP28503395A JP28503395A JP3447162B2 JP 3447162 B2 JP3447162 B2 JP 3447162B2 JP 28503395 A JP28503395 A JP 28503395A JP 28503395 A JP28503395 A JP 28503395A JP 3447162 B2 JP3447162 B2 JP 3447162B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、人体の有無を検
出する人体検出装置に関する。 【0002】 【従来の技術】人体検出装置には、超音波を用いたもの
がある。この人体検出装置は、人体の検知範囲に超音波
を送信してから受信するまでの時間(以下、往復時間と
記す)の変化を調べて、人体の有無を検出する。このと
き、人体検出装置は、人体が検知範囲に存在しないとき
の往復時間を基準時間として記憶している。人体が検知
範囲に存在すると、往復時間が基準時間に比較して短く
なるので、人体検出装置は、この変化を調べて、人体有
り示す信号を出力する。 【0003】このような人体検出装置が特開平5−10
0042号公報に示されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】ところで、先に述べた
人体検出装置には、次のような欠点がある。この人体検
出装置では、人が検知範囲に物などを置くと、検出装置
が常に人体検出をしている状態になり、正常な人体検出
ができない。この状態を防ぐために、リセット操作を必
要とする。リセット操作により、検知範囲に物などを置
いたときの検出状態が解除され、かつ、物などを置いた
状態での往復時間が基準時間として、新たに記憶され
る。 【0005】また、先に述べた人体検出装置には、次の
ような欠点がある。超音波の伝搬速度は、この超音波が
伝搬する周囲温度の影響を受ける。つまり、周囲温度が
変化すると、超音波の往復時間が変化する。周囲温度が
変化すると、反射時間が変化するので、人体検出装置
は、検知範囲に人体が存在すると判断し、人体有り示す
信号を出力する。 【0006】このような事態を避けるために、周囲温度
の変化で発生する往復時間の変化を想定して、人体検出
装置には、往復時間の許容範囲が設定されている。しか
し、往復時間の許容範囲が設定された場合、往復時間の
変化がこの範囲に入ると、人体を検出しないので、人体
の検出精度が悪化するという問題が発生する。 【0007】この発明の目的は、このような欠点を除
き、超音波の往復時間の許容範囲の設定、およびリセッ
ト操作を不要にし、かつ、人体を確実に検出することが
できる人体検出装置を提供することにある。 【0008】 【課題を解決するための手段】この発明は、その目的を
達成するため、人体が検知範囲を移動するときに放射す
る赤外線を検出すると、検出信号を出力する焦電センサ
部と、焦電センサ部の検知範囲内に設定されている検知
範囲に、パルス状の超音波を送信する超音波送信部と、
超音波送信部の検知範囲からの、超音波の反射波を受信
して、反射信号を生成する超音波受信部と、超音波送信
部が超音波を送信する時間と、超音波受信部から反射信
号を受け取る時間とから、超音波の往復時間を調べる計
測部と、超音波の往復時間の基準時間を記憶する記憶部
と、計測部からの往復時間の中から最短の往復時間を調
べ、この往復時間と記憶部の基準時間とを比較して、往
復時間が短いときに、検出信号を発生する比較部と、検
知範囲に人が居ることを示す人体検知信号の出力を停止
しているときに、比較部から検出信号を受け取ると、人
体検知信号を出力し、人体検知信号を出力しているとき
に、比較部が検出信号の出力を停止すると、人体検知信
号の出力を停止し、焦電センサ部からの検出信号を受け
取ると、記憶部に記憶更新を示す指示信号を送る判定部
とを備え、記憶部は、判定部から指示信号を受け取る
と、比較部からの最短の往復時間を基準時間として記憶
することを特徴とする。 【0009】この発明により、焦電センサ部は、検知範
囲からの赤外線を検出すると、検出信号を出力する。 【0010】一方、超音波送信部は、検知範囲にパルス
状の超音波を送信する。超音波受信部は、超音波送信部
の検知範囲からの反射波を受信して、反射信号を生成す
る。計測部は、超音波送信部が超音波を送信する時間
と、超音波受信部から反射信号を受け取る時間とから、
超音波の往復時間を調べる。 【0011】比較部は、計測部からの往復時間の中から
最短の往復時間を調べる。この後、比較部は、この往復
時間と記憶部の基準時間とを比較して、往復時間が短い
ときに、検出信号を発生する。 【0012】判定部は、人体検知信号の出力を停止して
いるときに、比較部から検出信号を受け取ると、人体検
知信号を出力する。また、判定部は、人体検知信号を出
力しているときに、比較部が検出信号の出力を停止する
と、人体検知信号の出力を停止する。 【0013】判定部は、焦電センサ部からの検出信号を
受け取ると、記憶部に記憶更新を示す指示信号を送る。
記憶部は、指示信号を受け取ると、比較部からの最短の
往復時間を基準時間として記憶する。 【0014】 【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を、
図面を用いて説明する。 【0015】図1は、この発明の人体検出装置に係る実
施の形態を示すブロック図である。この人体検出装置
は、焦電センサ部として赤外線検出部1と、判定部2
と、超音波送信部3と、超音波受信部4と、計測部5
と、記憶部6と、比較部7とを備える。 【0016】赤外線検出部1は、人体から放射される熱
線として遠赤外線を受信すると、検出信号aを出力す
る。赤外線検出部1は、焦電センサ1Aと、増幅回路1
Bと、比較回路1Cとを備える。 【0017】赤外線検出部1の焦電センサ1Aは、図2
に示す円形状の赤外線検知範囲101を持つ。焦電セン
サ1Aは、赤外線検知範囲101からの遠赤外線の変化
を検出する。一方、人体は、熱線として遠赤外線を放射
する。この結果、焦電センサ1Aは、赤外線検知範囲1
01を動く人体から放射される遠赤外線を検出するの
で、赤外線検知範囲101に入り込む人体や、赤外線検
知範囲101を動く人体を検出する。焦電センサ1A
は、遠赤外線の変化を検出すると、赤外線検出信号とし
てパルスを出力する。 【0018】赤外線検出部1の増幅回路1Bは、焦電セ
ンサ1Aからの赤外線検出信号を増幅する。増幅回路1
Bは、増幅した赤外線検出信号を比較回路1Cに送る。 【0019】赤外線検出部1の比較回路1Cは、増幅回
路1Bからの赤外線検出信号と、あらかじめ設定されて
いる基準電圧とを比較する。赤外線検出信号の電圧が基
準電圧を越えるとき、比較回路1Cは、検出信号aを出
力する。つまり、比較回路1Cは、赤外線検出信号から
ノイズの影響を除く。 【0020】超音波送信部3は、あらかじめ設定されて
いる超音波検知範囲102(図2)に、断続的な超音
波、つまりパルス状の超音波を送信する。超音波検知範
囲102は、赤外線検知範囲101の内側に設定されて
いる円形状の範囲である。超音波送信部3は、発振回路
3Aと、変調回路3Bと、超音波送信素子3Cとを備え
る。 【0021】超音波送信部3の発振回路3Aは、図3に
示すように、周期Tの間隔で幅TWのパルスを生成す
る。発振回路3Aは、生成したパルス301をパルス信
号として、変調回路3Bと計測部5に送る。 【0022】超音波送信部3の変調回路3Bは、発振回
路3Aからパルス信号を受け取ると、このパルス信号の
中で、パルス301の幅TWの間だけ超音波を送信する
ための変調信号を生成する。変調回路3Bは、生成した
変調信号を超音波送信素子3Cに送る。 【0023】超音波送信部3の超音波送信素子3Cは、
変調回路3Bからの変調信号でパルス状、つまり、パル
ス信号のパルス301の部分で超音波を超音波検知範囲
102に送信する。 【0024】超音波受信部4は、超音波検知範囲102
から反射されてくる、超音波の反射波を受信する。超音
波受信部4は、超音波受信素子4Aと、増幅回路4Bと
を備える。 【0025】超音波受信部4の超音波受信素子4Aは、
超音波検知範囲102からの反射波を受信する。このと
き、超音波受信素子4Aが受信する反射波は、図4に示
すように、超音波検知範囲102に置かれている物体2
01〜203などにより、超音波送信素子3Cからの超
音波が反射されたものである。つまり、反射波は、パル
ス信号のパルス301の幅TWのときに送信される超音
波の反射によるものであり、周期Tの間に超音波受信素
子4Aに到達する。周期Tは、物体201〜20が超音
波検知範囲102に置かれていないときに、超音波が、 超音波送信素子3C→超音波検知範囲102→超音波受
信素子4A を伝搬する時間より長く設定されている。超音波受信素
子4Aは、受信した反射波を電圧に変換し、この電圧を
反射信号として増幅回路4Bに送る。 【0026】超音波受信部4の増幅回路4Bは、超音波
受信素子4Aからの反射信号を増幅し、この増幅した反
射信号を計測部5に送る。 【0027】計測部5は、発振回路3Aからのパルス信
号と、増幅回路4Bからの反射信号とを受け取ると、次
の処理をする。計測部5は、パルス信号の周期Tの間に
受け取る、反射信号の中の各パルスの発生時間を計測す
る。例えば、図3に示す反射信号を受け取ると、計測部
5は、 パルス信号のパルス301から、反射信号のパルス31
1までの時間T1 パルス信号のパルス301から、反射信号のパルス31
3までの時間T2 パルス信号のパルス301から、反射信号のパルス31
2までの時間T3 を計測する。なお、反射信号の中で、 パルス311が図4の物体201により発生するパルス パルス312が図4の物体202により発生するパルス パルス313が図4の物体203により発生するパルス である。つまり、計測部5は、超音波が超音波送信素子
3Cから送信されて、超音波受信素子4Aに受信される
までの往復時間を計測する。 【0028】計測部5は、このようにして計測した各往
復時間を、計測信号として比較部7に送る。 【0029】記憶部6は、判定部2からトリガ信号bを
受け取ったときに、比較部7からの往復時間を基準時間
として記憶する。また、記憶部6は、読み出しを示す指
示信号を、比較部7から受け取ると、基準時間を読み出
して、比較部7に送る。 【0030】比較部7は、計測部5から計測信号を受け
取ると、計測信号が示す各往復時間の中で、最短の往復
時間を選択する。この後、基準時間を読み出すための指
示信号を記憶部6に送る。比較部7は、記憶部6から基
準時間を受け取ると、この基準時間と、計測信号の中か
ら選択した最短の往復時間とを比較する。比較の結果、
計測信号の最短の往復時間が基準時間より短いと、比較
部7は、検出信号cを判定部2に送る。そして、比較部
7は、最短の往復時間を基準時間として記憶部6に送
る。また、基準時間が往復時間と等しいか、または短い
場合、比較部7は、検出信号cを判定部2に送らない。 【0031】判定部2は、比較回路1Cからの検出信号
aと、比較部7からの検出信号cとに基づいて、人体検
知信号dを出力する。判定部2は、図5に示すように、
監視タイマ2Aと、検知タイマ2Bと、判定回路2Cと
を備える。 【0032】監視タイマ2Aは、判定回路2Cにより起
動し、時間TMを計測する。検知タイマ2Bは、判定回
路2Cにより起動し、時間TSを計測する。 【0033】判定回路2Cは、比較回路1Cからの検出
信号aと、比較部7からの検出信号cとを受け取ると、
次の処理をする。 【0034】判定回路2Cは、人体検知信号dを出力し
ていないときに、比較回路1Cから検出信号aを受け取
ると、記憶部6にトリガ信号bを送る。トリガ信号b
は、記憶部6が記憶内容の更新を可能にするための信号
である。同時に、判定回路2Cは、監視タイマ2Aを起
動し、時間TMを計測する。そして、監視タイマ2Aが
時間TMを計測する間、判定回路2Cは、比較部7から
の検出信号cの有無を監視する。 【0035】判定回路2Cは、時間TMの間に、比較部
7から検出信号cを受け取ると、検知タイマ2Bを起動
する。そして、検知タイマ2Bが時間TSを計測する
間、人体検知信号dを出力し続ける。 【0036】検知タイマ2Bが時間TSを計測している
間に、比較部7から次の検出信号cを受け取ると、判定
回路2Cは、検知タイマ2Bのリセットをして、検知タ
イマ2Bを再起動する。そして、再起動した検知タイマ
2Bが計測する時間TSの間、判定回路2Cは、人体検
知信号dを出力する。つまり、判定回路2Cは、比較部
7から次の検出信号cを受け取ると、人体検知信号dの
出力を延長する。 【0037】判定回路2Cは、比較部7から最後の検出
信号cを受け取ると、この検出信号cで再起動された検
知タイマ2Bが時間TSの計測を終了したときに、人体
検知信号dの出力を止める。 【0038】判定部2は、このようにして人体検知信号
dを生成して出力する。 【0039】次に、この実施例の動作について説明す
る。 【0040】人が赤外線検知範囲101および超音波検
知範囲102に居ないとき、人体検出装置は、次のよう
に動作する。発振回路3Aは、図6に示すように、パル
ス信号を変調回路3Bと計測部5に送る。変調回路3B
は、発振回路3Aからパルス信号を受け取ると、変調信
号を超音波送信素子3Cに送る。超音波送信素子3C
は、変調回路3Bからの変調信号でパルス状の超音波を
超音波検知範囲102に送信する。 【0041】超音波受信素子4Aは、超音波検知範囲1
02からの反射波を受信すると、反射信号を増幅回路4
Bに送る。反射信号は、増幅回路4Bを経由して、計測
部5に送られる。 【0042】計測部5は、パルス信号のパルス301か
ら、反射信号の中のパルス302が発生するまでの時間
を計測して、超音波の往復時間T10を調べる。計測部
5は、往復時間T10を示す計測信号を比較部7に送
る。 【0043】比較部7は、計測部5から計測信号を受け
取ると、計測信号が示す往復時間の中で、最短の往復時
間を選択する。この場合には、反射信号の中には、パル
ス302だけが在るので、パルス302の往復時間T1
0を最短の往復時間とする。そして、比較部7は、この
往復時間を示す信号を記憶部6に送る。 【0044】この後、比較部7は、読み出しを示す指示
信号を記憶部6に送る。比較部7は、記憶部6から基準
時間を受け取ると、この基準時間と、計測信号の往復時
間T10とを比較する。この場合には、超音波検知範囲
102の状態が変化していないので、基準時間が、計測
信号の往復時間T10と等しいか、または短い。この結
果、比較部7は、判定部2の判定回路2Cに検出信号c
を送らない。 【0045】判定回路2Cは、比較部7から検出信号c
を受け取らないので、人体検知信号dを出力しない。 【0046】人が赤外線検知範囲101に入ると、焦電
センサ1Aが人体からの遠赤外線の変化を検出して、赤
外線検出信号を出力する。この赤外線検出信号は、増幅
回路1Bと比較回路1Cを経由し、図6に示す検出信号
aとして判定回路2Cに加えられる。 【0047】判定回路2Cは、人体検知信号dを出力し
ていないときに、比較回路1Cから検出信号aを受け取
ると、記憶部6にトリガ信号bを送る。一方、先に説明
したように、記憶部6には、パルス302の往復時間T
10が加えられている。したがって、記憶部6は、人が
超音波検知範囲102入る直前の超音波検知範囲102
の状態、つまりパルス302の往復時間T10を基準時
間として記憶する。 【0048】同時に、判定回路2Cは、監視タイマ2A
を起動し、時間TMを計測する。そして、監視タイマ2
Aが時間TMを計測する間、判定回路2Cは、比較部7
からの検出信号cの有無を監視する。 【0049】赤外線検知範囲101に入った人が超音波
検知範囲102に入ると、超音波受信部4が出力する反
射信号のパルスの発生位置が変化し、往復時間がT11
となる。これは、人が物体201〜203より高く、人
で反射された超音波が早く超音波受信部4に到達するか
らである。計測部5は、往復時間T11を示す計測信号
を比較部7に送る。 【0050】比較部7は、計測部5から計測信号を受け
取ると、計測信号が示す最短の往復時間を時間T11と
する。この後、比較部7は、記憶部6から基準時間T1
0を読み出すと、この基準時間T10と往復時間T11
を比較する。比較の結果、往復時間T11が、基準時間
T10より短いので、比較部7は、検出信号cを判定回
路2Cに送る。 【0051】判定回路2Cは、人体検知信号dを出力し
ていない場合、監視タイマ2Aが時間TMを計測してい
るときに、比較部7から検出信号cを受け取ると、検知
タイマ2Bを起動し、時間TSを計測する。同時に、人
体有りを示す人体検知信号dを出力する。検知タイマ2
Bが時間TSを計測する間、判定回路2Cは、人体検知
信号dを出力し続ける。 【0052】検知タイマ2Bが時間TSを計測している
間に、比較部7から次の検出信号cを受け取ると、判定
回路2Cは、検知タイマ2Bのリセットをして、検知タ
イマ2Bを再起動する。そして、再起動した検知タイマ
2Bが計測する時間TSの間、判定回路2Cは、人体検
知信号dを出力する。 【0053】もし、人が超音波検知範囲102の中で動
くと、赤外線検出部1が検出信号aを判定回路2Cに送
る。これにより、判定回路2Cは、トリガ信号bを記憶
部6に送るので、記憶部6は、計測信号の往復時間T1
1を、基準時間として記憶する。 【0054】人が超音波検知範囲102から出ると、記
憶部6が記憶する基準時間T10(または基準時間T1
1)が、反射信号の往復時間T10と等しくなる(また
は短くなる)ので、比較部7は、検出信号cを判定回路
2Cに送らない。判定回路2Cは、比較部7から最後の
検出信号cを受け取ると、この検出信号cで再起動され
た検知タイマ2Bが時間TSの計測を終了したときに、
人体検知信号dの出力を止める。 【0055】そして、人が赤外線検知範囲101から出
ると、比較回路1Cが最後の検出信号aを判定部2に加
える。これにより、判定回路2Cがトリガ信号bを記憶
部6に送るので、記憶部6は、計測信号の往復時間T1
0を、基準時間として再び記憶する。 【0056】このようにして、この実施の形態により、
人体の有無を示す人体検知信号cを出力すると共に、人
が物などを超音波検知範囲102に置いても、記憶部6
がこの物などで変化する往復時間の変化を、基準時間と
して記憶するので、次回の人体の検出では、この物など
による人体検知信号dの出力を防ぐことができる。 【0057】また、人が超音波検知範囲102に出入り
する毎に、記憶部6の基準時間の記憶更新をするので、
周囲温度の変化による往復時間の変化の影響を除くこと
ができる。 【0058】このような人体検出装置を、例えば、人体
の有無を検出して、照明器具の点灯を制御する制御装置
に用いる。そして、この装置により、人体検知信号dを
受け取ったとき、照明を点灯するようにすると、人体検
出装置が確実に人体を検出するので、照明器具の点灯制
御の誤動作を防止することができる。また、超音波検知
範囲102に物などを置いても、照明器具が点灯し続け
ることを防止することができる。 【0059】 【発明の効果】以上、説明したように、この発明によ
り、人が超音波送信部の検知範囲に入る直前の往復時間
を基準時間とするので、従来技術に必要な許容範囲の設
定やリセット操作を不要にすることができる。 【0060】また、記憶部の基準時間を焦電センサ部か
らの検出信号で更新するので、人が超音波送信部の検知
範囲に物などを置いても、この物などによる人体検知信
号の出力を防ぐことができ、人体を確実に検出すること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の実施の形態を示すブロック図であ
る。 【図2】超音波送信素子および焦電センサの検知範囲を
示す図である。 【図3】超音波送信部を説明するための波形図である。 【図4】超音波の反射の様子を示す図である。 【図5】判定部の一例を示すブロック図である。 【図6】人体検知信号の生成の様子を示す図である。 【符号の説明】 1 赤外線検出部 1A 焦電センサ 1B 増幅回路 1C 比較回路 2 判定部 3 超音波送信部 3A 発振回路 3B 変調回路 3C 超音波送信素子 4 超音波受信部 4A 超音波受信素子 4B 増幅回路 5 計測部 6 記憶部 7 比較部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01V 8/12 G01V 9/04 J (56)参考文献 特開 平7−44674(JP,A) 特開 平5−100042(JP,A) 特開 平9−127250(JP,A) 特開 昭64−39581(JP,A) 特開 昭64−91082(JP,A) 特開 平6−89782(JP,A) 特開 平5−325052(JP,A) 特開 平3−232085(JP,A) 特開 平6−242256(JP,A) 実開 平3−82800(JP,U) 実開 平6−19095(JP,U) 実開 平5−28981(JP,U) 特公 平6−82155(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01V 11/00 G01V 1/00 - 1/52 G01V 8/00 - 8/26 G01J 1/00 - 1/60 G01J 5/00 - 5/62 G01S 15/00 - 15/96 JICSTファイル(JOIS)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 人体が検知範囲を移動するときに放射す
    る赤外線を検出すると、検出信号を出力する焦電センサ
    部と、 焦電センサ部の検知範囲内に設定されている検知範囲
    に、パルス状の超音波を送信する超音波送信部と、 超音波送信部の検知範囲からの、超音波の反射波を受信
    して、反射信号を生成する超音波受信部と、 超音波送信部が超音波を送信する時間と、超音波受信部
    から反射信号を受け取る時間とから、超音波の往復時間
    を調べる計測部と、 超音波の往復時間の基準時間を記憶する記憶部と、 計測部からの往復時間の中から最短の往復時間を調べ、
    この往復時間と記憶部の基準時間とを比較して、往復時
    間が短いときに、検出信号を発生する比較部と、 検知範囲に人が居ることを示す人体検知信号の出力を停
    止しているときに、比較部から検出信号を受け取ると、
    人体検知信号を出力し、人体検知信号を出力していると
    きに、比較部が検出信号の出力を停止すると、人体検知
    信号の出力を停止し、焦電センサ部からの検出信号を受
    け取ると、記憶部に記憶更新を示す指示信号を送る判定
    部とを備え、 記憶部は、判定部から指示信号を受け取ると、比較部か
    らの最短の往復時間を基準時間として記憶することを特
    徴とする人体検出装置。
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