JP3446897B2 - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オキシアルキレン基含
有ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合
体及びエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物との樹脂
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリビニルアルコ−ル系樹脂の成形物、
例えばフィルムは、保香性、透明性、耐油性、帯電防止
性、酸素遮断性、保温性などの性質に優れており、また
親水性、水溶解性ないし水分散性を有するので、通常の
疎水性重合体のフィルムには適さない用途にも用いるこ
とができる。
【0003】特にオキシアルキレン基含有ポリビニルア
ルコールからなる成形物は、一般のポリビニルアルコー
ルからなる成形物に比べて柔軟性に優れ、かつ可塑剤を
用いなくとも溶融成形ができるという優れた利点を有し
ており、各種の用途に用いられている。
【0004】オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコ
ールは、例えば次のような種々の内外国出願がなされて
いる。例えば、米国特許第1971662号明細書、同
2844570号明細書、同2990398号明細書に
は、ポリビニルアルコールにエチレンオキサイドを付加
反応させたオキシアルキレン基含有ポリビニルアルコー
ルが示されている。米国特許第3033841号明細
書、同4369281号明細書には、ポリアルキレング
リコール共存下に酢酸ビニルをグラフト重合させた重合
物をケン化したオキシアルキレン基含有ポリアルキレン
グリコールが示されている。米国特許第4618648
号明細書、同4675360号明細書には、ビニルアル
コールとポリ(アルキレンオキシ)アクリレートとの共
重合体が示されており、この共重合体は射出成形、押出
成形が可能で、得られた成形物は水溶性と柔軟性を有す
ることも示されている。特開昭59−1655408号
公報には、オキシアルキレン基を含有する不飽和単量体
と酢酸ビニルとの共重合体をケン化した変性ポリビニル
アルコールが示されている。該公報には用途として多種
のものが列挙されており、用途の一例として成形物もあ
げられている。本出願人の出願にかかる特開平3−20
3932号公報には、オキシアルキレン基含有ビニルア
ルコール共重合体を実質的に無水の条件下で溶融成形す
る方法が示されている。該公報には、実質的に可塑剤を
用いないで成形すること、成形方法としては押出成形法
や射出成形法が採用できることが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】オキシアルキレン基含
有ポリビニルアルコールからなる成形物は上記のごとく
優れた柔軟性を示すのであるが、低温時では十分な柔軟
性を有するとは言い難く、かかる処置として、グリセリ
ン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ルなどの可塑剤の添加が行われている。しかしながら、
かかる可塑剤は経時的に脱離してしまい長期間にわたっ
て初期の柔軟性を保持することは困難である。故に、低
温でも柔軟性を十分に有し、かつ長期にわたり経時変化
のない成形物が強く望まれている。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかるに本発明者等はか
かる課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、オキシア
ルキレン基含有ポリビニルアルコール(I)、エチレン
−酢酸ビニル共重合体(II)、エチレン−酢酸ビニル共
重合体ケン化物(III)からなる樹脂組成物がかかる目
的に合致することを見いだし本発明を完成するに至っ
た。本発明においては、脆化温度の低いエチレン−酢酸
ビニル共重合体をオキシアルキレン基含有ポリビニルア
ルコールに溶融ブレンドする際に、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体ケン化物を添加することにより、かかる樹脂
組成物の脆化温度を顕著に低下させて、かかる樹脂組成
物からなる成型物の低温時の柔軟性を改善し、かつ初期
の柔軟性を長期間保持することに成功した。
【0007】以下、本発明について詳述する。本発明で
用いられるオキシアルキレン基含有ポリビニルアルコー
ル(I)は、典型的には、酢酸ビニルと、ポリオキシエ
チレン(メタ)アリルエーテル、ポリオキシプロピレン
(メタ)アリルエーテルなどのポリオキシアルキレン
(メタ)アリルエーテルとを共重合し、ついでケン化す
ることにより得られる。この場合、ポリオキシアルキレ
ン(メタ)アリルエーテルの共重合割合は0.1〜20
モル%、特に0.1〜5モル%、ポリオキシアルキレン
(メタ)アリルエーテルにおけるポリオキシアルキレン
の縮合度は1〜300、特に3〜50、オキシアルキレ
ン基含有ポリビニルアルコール全体に占めるオキシアル
キレン単位の割合が3〜40重量%であることが好まし
い。このことは、共重合体におけるオキシアルキレン単
位の局在−非局在の程度およびオキシアルキレン単位の
長さに最適範囲があることを示している。
【0008】オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコ
ールにおける酢酸ビニル単位のケン化度は70〜100
モル%、好ましくは80〜99モル%が適当である。な
お、共重合成分としてポリオキシアルキレン(メタ)ア
リルエーテル以外の成分、例えばα−オレフィン(エチ
レン、プロピレン、長鎖α−オレフィン等)、エチレン
性不飽和カルボン酸系モノマー、(アクリレート、メタ
クリレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
塩化ビニル、ビニルエーテル等)を30モル%以下程度
であれば含有してもよい。オキシアルキレン基含有ポリ
ビニルアルコールを得るときの重合方法としては通常、
溶液重合法が採用され、場合により懸濁重合法、エマル
ジョン重合法などを採用することもできる。ケン化反応
としては、アルカリケン化法、酸ケン化法などが採用さ
れる。
【0009】オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコ
ールは上記のほか、酢酸ビニルと、ポリオキシエチレン
(メタ)アクリレート、ポリオキシプロピレン(メタ)
アクリレート、ポリオキシエチレン(メタ)アクリルア
ミド、ポリオキシプロピレン(メタ)アクリルアミド、
ポリオキシエチレン(1−(メタ)アクリルアミド−
1,1−ジメチルプロピル)エステル、ポリオキシエチ
レンビニルエーテル、ポリオキシプロピレンビニルエー
テル、ポリオキシエチレンアリルアミン、ポリオキシプ
ロピレンアリルアミン等のポリオキシアルキレンアリル
アミン、ポリオキシエチレンビニルアミン、ポリオキシ
プロピレンビニルアミン等のポリオキシアルキレンビニ
ルアミンなどを共重合し、ついでケン化することによっ
ても得ることができる。オキシアルキレン基含有ポリビ
ニルアルコールは、そのほか、ポリビニルアルコールに
対するアルキレンオキシドの反応、あるいはポリオキシ
アルキレングリコールに対する酢酸ビニルの重合および
それに引き続くケン化によっても得ることができる。
【0010】本発明におけるエチレン−酢酸ビニル共重
合体(II)は、エチレン含有率が5〜95モル%、好ま
しくは10〜85モル%である。エチレン含有率が5モ
ル%未満では充分な柔軟性を得ることができず、95モ
ル%を越える場合はオキシアルキレン基含有ポリビニル
アルコールとの均一なブレンド物を得るのは困難であ
る。かかるエチレン−酢酸ビニル共重合体の配合重量比
は(I)/(II)が99/1〜50/50、好ましくは
90/10〜60/40である。本発明におけるエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(III)は、エチレン
含有量5〜95モル%、好ましくは10〜80モル%、
酢酸ビニル部分のケン化度50〜100モル%、好まし
くは70〜100モル%である。
【0011】該エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
は、エチレン−酢酸ビニル共重合体のケン化によって得
られ、該エチレン−酢酸ビニル共重合体は公知の任意の
重合法、通常は溶液重合法によって製造される。エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体のケン化も公知の方法で行い得
る。例えば、メタノール等のアルコール類溶媒中におけ
る均一系、またはメタノールやエタノール等のアルコー
ル類と必要に応じて水を加えた混合溶媒中における不均
一系において、ナトリウムやカリウムの水酸化物、アル
コキシドなどのアルカリ金属化合物または塩酸、硫酸、
酢酸等の酸触媒をケン化触媒としてケン化させる方法等
が挙げられる。かかるエチレン−酢酸ビニル共重合体ケ
ン化物の添加量は、(I)+(II)に対して0.5〜2
0重量%、好ましくは1〜10重量%である。添加量が
0.5重量%未満の場合は柔軟性が充分に付与できず、
20重量%を越える場合はポリビニルアルコール系樹脂
の本来の性質(保香性、透明性、耐油性、酸素遮断性
等)が損なわれる。
【0012】本発明の樹脂組成物を得るためのオキシア
ルキレン基含有ポリビニルアルコール(I)、エチレン
−酢酸ビニル共重合体(II)及びエチレン−酢酸ビニル
共重合体ケン化物(III)のブレンド方法としては、通
常よく知られている方法、即ち押出機、ロール混練機又
はバンバリーミキサー等により溶融混練混合して混合さ
れる。またブレンド順序にも特別の制限はなく、3種類
の樹脂を同時にブレンドする方法または2種類の樹脂を
ブレンドした後に残りの樹脂をブレンドする方法のいず
れでも良い。さらに、かかる樹脂組成物から成形物を得
る場合の成形方法は、上記のごとく得られたブレンド物
を用いて溶融成形するのであるが、各成分を前もって溶
融ブレンドせず、別々に成形機に仕込み成形機中で直接
溶融ブレンドしてすぐに溶融あるいは射出成型する方法
も可能である。かかる樹脂組成物は、本発明の趣旨を損
なわない範囲で他のポリマーを配合することもでき、あ
るいは逆に他のポリマ−に上記の樹脂組成物を配合する
こともできる。また、可塑剤、充填剤、着色剤、安定剤
をはじめ、種々の添加剤を配合することができる。
【0013】かくして得られた樹脂組成物から成形物を
得る場合は、溶融成形される。溶融成形法としては、射
出成形法、押出成形法、トランスファー成形法等が挙げ
られる。なお押出成形には、ブロー成形、インフレーシ
ョン成形、共押出成形、エクストルージョンコーティン
グなども含まれる。射出条件としては、例えば、シリン
ダー温度150〜250℃程度、金型温度10〜100
℃程度、射出圧力500〜2000kg/cm2程度の
条件が採用される。押出成形条件としては、例えば、ダ
イ温度を150〜250℃程度に設定し、スクリュー圧
縮部温度を吐出部温度より5〜30℃高い温度に設定し
て行うことが好ましい。かかる成形物の形態としては特
に制限はなく、ボトル、フィルム、シート、ホース、チ
ューブ、容器、袋、繊維、発泡体、射出成形等により得
られる各種部材等が挙げられる。更に、成形物の他にも
ホットメルト接着剤、紙加工剤、包装材料、文具、事務
用品、衛生用品、医療用品、農園芸用品、機械部品など
の種々の用途に用いられる。
【0014】
【作 用】本発明の樹脂組成物は、かかる樹脂組成物
からなる成形物の低温時での柔軟性を向上させ、かつ初
期の柔軟性を保つという効果を示す。
【0015】
【実施例】以下、本発明において実例を挙げて更に詳述
する。 実施例1オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコール 平均重合度:300 ポリオキシエチレンモノアリルエーテル(オキシエチレ
ンの縮合度は20)単位の共重合割合:1.5モル% ポリマー全体に占めるオキシアルキレン単位の割合:2
2.2重量% 酢酸ビニル成分のケン化度:95モル% MI値:23g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体 エチレン含有率:30モル% MI値:22g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物 エチレン含有量:32モル% 酢酸ビニル成分のケン化度:99モル% MI値:20g/10min
【0016】上記の樹脂を表1に示すブレンド率でラウ
ンドダイを備えた二軸押出機に供給して温度210℃で
押出することによりペレットの樹脂成形物を得た。得ら
れた樹脂成形物につき下記の方法により物性を測定し
た。結果はまとめて表1に示す。尚、MI値は東洋精機
製造所社製のメルトインデクサー(ノズルが1mmφ×
10mm)を用い、210℃、荷重2160gで測定し
た。(以下、同様) 《柔軟性》上記で得られたペレットを用いて幅3cm×
長さ15cm×厚み2.5mmのテストピースを射出成
形により成形し、20℃、65%RH(環境試験室中に
放置)下で3日間及び−10℃(冷凍庫中に放置)下で
3日間または30日間放置した。これらのテストピース
の一方を万力で固定(端から2cmまで挟む)し、他方
を下方へ曲げ柔軟性を評価した。判定基準は次の通りで
ある。 ◎:θ=45℃で10分間保持しても変化なし ○:θ=45℃に達するまでは折れないが10分間保持
すると亀裂が入る ×:θ≦45℃で折れる (θはテストピースの水平状態から下方への折り曲げ角
度を表す)
【0017】実施例2 下記で示す樹脂を表1に示すブレンド率でブレンドした
以外は実施例1に準じて実験を行った。結果はまとめて
表1に示す。オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコール 平均重合度:500 ポリオキシエチレンモノアリルエーテル(オキシエチレ
ンの縮合度は10)単位の共重合割合:2.0モル% ポリマー全体に占めるオキシアルキレン単位の割合:1
5.4重量% 酢酸ビニル成分のケン化度:90モル% MI値:7g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体 エチレン含有率:40モル% MI値:12g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物 エチレン含有量:44モル% 酢酸ビニル成分のケン化度:99モル% MI値:8g/10min
【0018】実施例3 下記で示す樹脂を表1に示すブレンド率でブレンドした
以外は実施例1に準じて実験を行った。結果はまとめて
表1に示す。オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコール 平均重合度:750 ポリオキシエチレンモノアリルエーテル(オキシエチレ
ンの縮合度は25)単位の共重合割合:2.0モル% ポリマー全体に占めるオキシアルキレン単位の割合:3
1.3重量% 酢酸ビニル成分のケン化度:90モル% MI値:1g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体 エチレン含有率:60モル% MI値:5g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物 エチレン含有量:44モル% 酢酸ビニル成分のケン化度:95モル% MI値:2g/10min
【0019】実施例4 下記で示す樹脂を表1に示すブレンド率でブレンドした
以外は実施例1に準じて実験を行った。結果はまとめて
表1に示す。オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコール 平均重合度:900 ポリオキシエチレンモノアリルエーテル(オキシエチレ
ンの縮合度は5)単位の共重合割合:2.5モル% ポリマー全体に占めるオキシアルキレン単位の割合:1
0.3重量% 酢酸ビニル成分のケン化度:91モル% MI値:1g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体 エチレン含有率:70モル% MI値:2g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物 エチレン含有量:50モル% 酢酸ビニル成分のケン化度:93モル% MI値:1.5g/10min
【0020】実施例5 下記で示す樹脂を表1に示すブレンド率でブレンドした
以外は実施例1に準じて実験を行った。結果はまとめて
表1に示す。オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコール 平均重合度:560 ポリオキシエチレンモノアリルエーテル(オキシエチレ
ンの縮合度は5)単位の共重合割合:4.0モル% ポリマー全体に占めるオキシアルキレン単位の割合:1
5.8重量% 酢酸ビニル成分のケン化度:94モル% MI値:1g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体 エチレン含有率:50モル% MI値:4g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物 エチレン含有量:40モル% 酢酸ビニル成分のケン化度:90モル%MI値:2g/
10min
【0021】実施例6 下記で示す樹脂を表1に示すブレンド率でブレンドした
以外は実施例1に準じて実験を行った。結果はまとめて
表1に示す。オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコール 平均重合度:560 ポリオキシエチレンアクリルアミド(オキシエチレンの
縮合度は30)単位の共重合割合:1.0モル% ポリマー全体に占めるオキシアルキレン単位の割合:2
2.5重量% 酢酸ビニル成分のケン化度:97モル% MI値:2g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体 エチレン含有率:65モル% MI値:4g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物 エチレン含有量:55モル% 酢酸ビニル成分のケン化度:97モル% MI値:2g/10min
【0022】実施例7 下記で示す樹脂を表1に示すブレンド率でブレンドした
以外は実施例1に準じて実験を行った。結果はまとめて
表1に示す。オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコール 平均重合度:450 ポリオキシエチレンビニルエーテル(オキシエチレンの
縮合度は40)単位の共重合割合:1.0モル% ポリマー全体に占めるオキシアルキレン単位の割合:2
7.8重量% 酢酸ビニル成分のケン化度:96モル% MI値:8g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体 エチレン含有率:72モル% MI値:6.5g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物 エチレン含有量:75モル% 酢酸ビニル成分のケン化度:95モル% MI値:6g/10min
【0023】実施例8 下記で示す樹脂を表1に示すブレンド率でブレンドした
以外は実施例1に準じて実験を行った。結果はまとめて
表1に示す。オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコール 平均重合度:400 ポリオキシプロピレンビニルエーテル(オキシプロピレ
ンの縮合度は8)単位の共重合割合:3.0モル% ポリマー全体に占めるオキシアルキレン単位の割合:2
3.5重量% 酢酸ビニル成分のケン化度:97モル% MI値:20g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体 エチレン含有率:72モル% MI値:2g/10minエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物 エチレン含有量:80モル% 酢酸ビニル成分のケン化度:99モル% MI値:20g/10min
【0024】比較例1 エチレン−酢酸ビニル共重合体を配合しなかった以外は
実施例1に準じて実験を行った。結果をまとめて表1に
示す。 比較例2 オキシアルキレン基含有ポリビニルアルコールとエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体の配合重量比を表1で示すごと
く規定範囲外とした以外は実施例1に準じて実験を行っ
た。結果をまとめて表1に示す。 比較例3 エチレン−酢酸ビニル共重合体の代わりにグリセリンを
用いた以外は実施例1に準じて実験を行った。結果をま
とめて表1に示す。 比較例4,5 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物の添加量を表1
のごとく規定範囲外とした以外は実施例1に準じて実験
を行った。結果をまとめて表1に示す。
【0025】
【表1】 (注)EO−PVA:オキシアルキレン基含有ポリビニ
ルアルコール EVA:エチレン−酢酸ビニル共重合体 EVOH:エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物 EVOHの添加量は(EO−PVA+EVA)に対する
重量%で示す
【0026】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、オキシアルキレ
ン基含有ポリビニルアルコールに脆化温度の低いエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体を溶融ブレンドする際に、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体ケン化物を添加することによ
り、かかる樹脂組成物の脆化温度を顕著に低下させて、
かかる樹脂組成物からなる成形物の低温時での柔軟性を
改善し、かつ初期の柔軟性を長時間保持することに成功
した。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オキシアルキレン基含有ポリビニルアル
    コール(I)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(II)、
    エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物(III)からな
    り、(I)/(II)の配合重量比が99/1〜50/5
    0かつ(III)が(I)+(II)に対して0.5〜20重
    量%である樹脂組成物
  2. 【請求項2】 オキシアルキレン基含有ポリビニルアル
    コールがケン化度70〜100モル%、平均重合度20
    0〜1000である請求項1記載の樹脂組成物
  3. 【請求項3】 エチレン−酢酸ビニル共重合体のエチレ
    ン含有率が5〜95モル%である請求項1記載の樹脂組
    成物
  4. 【請求項4】 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
    の酢酸ビニル部分の50〜100モル%がケン化されて
    おり、かつエチレン含有率が5〜95モル%である請求
    項1記載の樹脂組成物
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