JP3446750B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法

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JP3446750B2
JP3446750B2 JP2001171524A JP2001171524A JP3446750B2 JP 3446750 B2 JP3446750 B2 JP 3446750B2 JP 2001171524 A JP2001171524 A JP 2001171524A JP 2001171524 A JP2001171524 A JP 2001171524A JP 3446750 B2 JP3446750 B2 JP 3446750B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、トナー像の画像
濃度に影響を与える濃度制御因子を変化させながら、複
数のパッチ画像を形成するとともに、各パッチ画像の濃
度を検出し、それらの画像濃度に基づいてトナー像の画
像濃度を目標濃度に調整するために必要な濃度制御因子
の最適値を決定して画像濃度を調整する画像形成装置お
よび画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の画像形成装置では、感光体およ
びトナーの疲労・経時変化や、装置周辺における温湿度
の変化などに起因して、画像濃度が変化することがあ
る。そこで、従来よりトナー像の画像濃度に影響を与え
る濃度制御因子、例えば帯電バイアス、現像バイアス、
露光量などを適宜調整して画像濃度を安定化させる技術
が数多く提案されている。例えば、特開平10−239
924号公報に記載の発明では、帯電バイアスおよび現
像バイアスを適宜調整することで画像濃度の安定化を図
っている。すなわち、この従来技術では、帯電バイアス
および/または現像バイアスを変えながら、基準パッチ
画像を感光体上に形成し、各基準パッチの画像濃度を検
出している。そして、これらの検出値に基づき最適な帯
電バイアスおよび現像バイアスを決定し、トナー画像の
濃度調整を行っている。なお、この明細書では、説明の
便宜から、複数のパッチ画像を形成するとともに、各パ
ッチ画像の濃度を検出し、それらの画像濃度に基づいて
トナー像の画像濃度を目標濃度に調整するために必要な
濃度制御因子の最適値を決定するという一連の処理内容
を「処理モード」と称する。
【0003】また、この処理モードは次のようなタイミ
ングで実行される。すなわち、画像形成装置本体のメイ
ン電源を投入した後、画像が形成できる状態になった時
点、例えば、定着温度が規定の温度に達したか、或はそ
の直後とされ、更には、装置本体内にタイマーが設定し
てある場合には、定期的に、例えば2時間毎に、濃度調
整が実行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来装
置において、最適値の精度を高めるためには、例えば帯
電バイアスおよび/または現像バイアスを変化させる間
隔を狭めて基準パッチの作成数を多くすることが考えら
れる。しかしながら、基準パッチの作成数の増大に伴い
ステップ数が多くなり、最適値の算出に時間がかかって
しまい、非効率的なものとなってしまう。
【0005】また、実際の画像形成装置では、装置の動
作状況によってエンジン部(画像形成手段)の状態は大
きく異なっている。例えば、連続して画像形成処理を実
行している間では、エンジン部の状態変化は比較的少な
いのに対し、電源投入時にはエンジン部の状態が大きく
変化している可能性は比較的高い。
【0006】したがって、その状態に応じた処理モード
で濃度調整を行うことができれば、効率的で、かつ高精
度の濃度調整を行うことができる。例えば、最適帯電バ
イアスおよび最適現像バイアスは感光体およびトナーの
疲労・経時変化などに応じて変化するが、その変化はあ
る程度の連続性を有している。したがって、濃度調整を
繰り返して行う場合、直前の濃度調整によって得られた
濃度制御因子を基準として濃度調整を行えば、より精度
良く濃度調整を行うことができる。これに対して、電源
投入時には、エンジン部の状態を予想することが困難で
あり、濃度制御因子を比較的広い範囲で変化させて最適
値を決定する必要がある。
【0007】しかしながら、従来技術では、処理モード
は単一で、しかも固定化されているため、効率および精
度の面で改良の余地が残っている。
【0008】この発明は上記課題に鑑みなされたもので
あり、トナー像の画像濃度を目標濃度に調整するために
必要な濃度制御因子の最適値をより高精度に、しかも効
率良く決定することができる画像形成装置および画像形
成方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1にかかる発明
は、上記目的を達成するため、パッチ画像を形成する画
像形成手段と、前記パッチ画像の画像濃度を検出する濃
度検出手段と、装置の動作状況に応じて下記の第1およ
び第2処理モードから一の処理モードを選択し、実行す
る制御手段とを備えたことを特徴としている。なお、前
記第1処理モードでは、トナー像の画像濃度に影響を与
える濃度制御因子を所定の範囲内で変化させながら、複
数のパッチ画像を前記画像形成手段によって形成すると
ともに、各パッチ画像の濃度を前記濃度検出手段によっ
て検出し、それらの画像濃度に基づいて前記濃度制御因
子の最適値を決定してトナー像の画像濃度を一の目標濃
度に調整する。前記第2処理モードでは、トナー像の画
像濃度に影響を与える濃度制御因子を前記第1処理モー
ドと異なる範囲内で変化させながら、複数のパッチ画像
を前記画像形成手段によって形成するとともに、各パッ
チ画像の濃度を前記濃度検出手段によって検出し、それ
らの画像濃度に基づいて前記濃度制御因子の最適値を決
定してトナー像の画像濃度を前記一の目標濃度に調整す
る。
【0010】請求項2にかかる発明は、前記制御手段
が、前記第2処理モードでは前記第1処理モードよりも
狭い範囲内で濃度制御因子を変化させながら前記パッチ
画像を形成することを特徴としている。
【0011】請求項3にかかる発明は、前記制御手段
が、前記第1処理モードでは予め設定された規定値を含
む範囲内で前記濃度制御因子を変化させながら前記パッ
チ画像を形成する一方、前記第2処理モードでは直前の
処理モード実行により求められた前記濃度制御因子の最
適値を含む範囲内で濃度制御因子を変化させながら前記
パッチ画像を形成することを特徴としている。
【0012】請求項4にかかる発明は、前記制御手段
が、前記第2処理モードで濃度制御因子の最適値を決定
することができなかったときには、前記第1処理モード
を選択し、さらに実行することを特徴としている。
【0013】請求項5にかかる発明は、上記目的を達成
するため、装置の動作状況に応じて下記の第1および第
2処理モードから一の処理モードを選択する工程と、選
択された処理モードを実行する工程とを備えたことを特
徴としている。なお、前記第1処理モードでは、トナー
像の画像濃度に影響を与える濃度制御因子を所定の範囲
内で変化させながら、複数のパッチ画像を形成するとと
もに、各パッチ画像の画像濃度に基づいて前記濃度制御
因子の最適値を決定してトナー像の画像濃度を一の目標
濃度に調整する。前記第2処理モードでは、トナー像の
画像濃度に影響を与える濃度制御因子を前記第1処理モ
ードと異なる範囲内で変化させながら、複数のパッチ画
像を形成するとともに、各パッチ画像の画像濃度に基づ
いて前記濃度制御因子の最適値を決定してトナー像の画
像濃度を前記一の目標濃度に調整する。
【0014】
【発明の実施の形態】A.画像形成装置の全体構成 図1は、この発明にかかる画像形成装置の一の実施形態
を示す図である。また、図2は図1の画像形成装置の電
気的構成を示すブロック図である。この画像形成装置
は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、
ブラック(K)の4色のトナーを重ね合わせてフルカラ
ー画像を形成したり、ブラック(K)のトナーのみを用
いてモノクロ画像を形成する装置である。この画像形成
装置では、ホストコンピュータなどの外部装置から画像
信号が制御ユニット1のメインコントローラ11に与え
られると、このメインコントローラ11からの指令に応
じてエンジンコントローラ12がエンジン部Eの各部を
制御してシートSに画像信号に対応する画像を形成す
る。
【0015】このように画像形成手段として機能するエ
ンジン部Eでは、像担持体ユニット2の感光体21にト
ナー像を形成可能となっている。すなわち、像担持体ユ
ニット2は、図1の矢印方向に回転可能な感光体21を
備えており、さらに感光体21の周りにその回転方向に
沿って、帯電手段としての帯電ローラ22、現像手段と
しての現像器23Y,23C,23M,23K、および
クリーニング部24がそれぞれ配置されている。帯電ロ
ーラ22は帯電バイアス発生部121から高電圧が印加
されており、感光体21の外周面に当接して外周面を均
一に帯電させる。
【0016】そして、この帯電ローラ22によって帯電
された感光体21の外周面に向けて露光ユニット3から
レーザ光Lが照射される。この露光ユニット3は、図2
に示すように、画像信号切換部122と電気的に接続さ
れており、この画像信号切換部122を介して与えられ
る画像信号に応じてレーザ光Lを感光体21上に走査露
光して感光体21上に画像信号に対応する静電潜像を形
成する。例えば、エンジンコントローラ12のCPU1
23からの指令に基づき、画像信号切換部122がパッ
チ作成モジュール124と導通している際には、パッチ
作成モジュール124から出力されるパッチ画像信号が
露光ユニット3に与えられてパッチ潜像が形成される。
一方、画像信号切換部122がメインコントローラ11
のCPU111と導通している際には、ホストコンピュ
ータなどの外部装置よりインターフェース112を介し
て与えられた画像信号に応じてレーザ光Lを感光体21
上に走査露光して感光体21上に画像信号に対応する静
電潜像が形成される。
【0017】こうして形成された静電潜像は現像部23
によってトナー現像される。すなわち、この実施形態で
は現像部23として、イエロー用の現像器23Y、シア
ン用の現像器23C、マゼンタ用の現像器23M、およ
びブラック用の現像器23Kがこの順序で感光体21に
沿って配置されている。これらの現像器23Y,23
C,23M,23Kは、それぞれ感光体21に対して接
離自在に構成されており、エンジンコントローラ12か
らの指令に応じて、上記4つの現像器23Y、23M、
23C、23Bのうちの一の現像器が選択的に感光体2
1に当接するとともに、現像バイアス発生部125によ
って高電圧が印加されて選択された色のトナーを感光体
21の表面に付与して感光体21上の静電潜像を顕在化
する。
【0018】現像部23で現像されたトナー像は、ブラ
ック用現像器23Kとクリーニング部24との間に位置
する一次転写領域R1で転写ユニット4の中間転写ベル
ト41上に一次転写される。なお、この転写ユニット4
の構造については後で詳述する。
【0019】また、一次転写領域R1から周方向(図1
の矢印方向)に進んだ位置には、クリーニング部24が
配置されており、一次転写後に感光体21の外周面に残
留付着しているトナーを掻き落とす。
【0020】次に、転写ユニット4の構成について説明
する。この実施形態では、転写ユニット4は、ローラ4
2〜47と、これら各ローラ42〜47に掛け渡された
中間転写ベルト41と、この中間転写ベルト41に転写
された中間トナー像をシートSに二次転写する二次転写
ローラ48とを備えている。この中間転写ベルト41に
は、転写バイアス発生部126から一次転写電圧が印加
されている。そして、カラー画像をシートSに転写する
場合には、感光体21上に形成される各色のトナー像を
中間転写ベルト41上に重ね合わせてカラー像を形成す
るとともに、給排紙ユニット6の給紙部63によってカ
セット61、手差しトレイ62あるいは増設カセット
(図示省略)からシートSを取出して二次転写領域R2
に搬送する。そして、このシートSに、カラー像を二次
転写してフルーカラー画像を得る。また、モノクロ画像
をシートSに転写する場合には、感光体21上にブラッ
クトナー像のみを中間転写ベルト41上に形成し、カラ
ー画像の場合と同様にして二次転写領域R2に搬送され
てきたシートSに転写してモノクロ画像を得る。
【0021】なお、二次転写後、中間転写ベルト41の
外周面に残留付着しているトナーについては、ベルトク
リーナ49によって除去される。このベルトクリーナ4
9は、中間転写ベルト41を挟んでローラ46と対向し
て配置されており、適当なタイミングでクリーナブレー
ドが中間転写ベルト41に対して当接してその外周面に
残留付着しているトナーを掻き落す。
【0022】また、ローラ43の近傍には、後述するよ
うにして中間転写ベルト41の外周面に形成されるパッ
チ画像の濃度を検出するためのパッチセンサPSが配置
されるとともに、中間転写ベルト41の基準位置を検出
するための同期用読取センサRSが配置されている。
【0023】図1に戻ってエンジン部Eの構成説明を続
ける。転写ユニット4によってトナー像が転写されたシ
ートSは、給排紙ユニット6の給紙部63によって所定
の給紙経路(2点鎖線)に沿って二次転写領域R2の下
流側に配設された定着ユニット5に搬送され、搬送され
てくるシートS上のトナー像をシートSに定着する。そ
して、当該シートSはさらに給紙経路630に沿って排
紙部64に搬送される。
【0024】この排紙部64は2つの排紙経路641
a,641bを有しており、一方の排紙経路641aは
定着ユニット5から標準排紙トレイに延びるとともに、
他方の排紙経路641bは排紙経路641aとほぼ平行
に、再給紙部66とマルチビンユニットとの間に延びて
いる。これらの排紙経路641a,641bに沿って3
組のローラ対642〜644が設けられており、定着済
みのシートSを標準排紙トレイやマルチビンユニット側
に向けて排出したり、その他方面側にも画像を形成する
ために再給紙部66側に搬送したりする。
【0025】この再給紙部66は、図1に示すように、
上記のように排紙部64から反転搬送されてきたシート
Sを再給紙経路664(2点鎖線)に沿って給紙部63
のゲートローラ対637に搬送するものであり、再給紙
経路664に沿って配設された3つの再給紙ローラ対6
61〜663で構成されている。このように、排紙部6
4から搬送されてきたシートSを再給紙経路664に沿
ってゲートローラ対637に戻すことによって給紙部6
3においてシートSの非画像形成面が中間転写ベルト4
1を向いて当該面に画像を二次転写可能となる。
【0026】なお、図2において、符号113はホスト
コンピュータなどの外部装置よりインターフェース11
2を介して与えられた画像を記憶するためにメインコン
トローラ11に設けられた画像メモリであり、符号12
7はエンジン部Eを制御するための制御データやCPU
123における演算結果などを一時的に記憶するための
RAMであり、さらに符号128はCPU123で行う
演算プログラムなどを記憶するROMである。
【0027】B.画像形成装置における濃度調整動作 次に、上記のように構成されている画像形成装置におけ
る画像の濃度調整動作について説明する。
【0028】図3は、図1の画像形成装置における濃度
調整動作を示すフローチャートである。この画像形成装
置では、同図に示すように、ステップS1で濃度調整動
作を実行して現像バイアスおよび帯電バイアスを更新設
定する必要があるか否かが判断される。例えば、画像形
成装置本体のメイン電源を投入した後、画像を形成でき
る状態になると、バイアス設定を開始するように構成し
てもよい。また、装置本体内に設けられたタイマー(図
示省略)によって連続使用時間を計測し、数時間毎にバ
イアス設定を開始するようにしてもよい。
【0029】このステップS1で「YES」と判断され
てバイアス設定が開始されると、ステップS2,S3を
実行して最適現像バイアスを算出し、それを現像バイア
スとして設定する(ステップS4)。また、それに続い
て、ステップS5を実行して最適帯電バイアスを算出
し、それを帯電バイアスとして設定する(ステップS
6)。こうして、現像バイアスおよび帯電バイアスの最
適化が行われる。以下、現像バイアス算出処理(ステッ
プS3)および帯電バイアス算出処理(ステップS5)
の内容について、それぞれ詳細に説明する。
【0030】B−1.現像バイアス算出処理 図4は、図3の現像バイアス算出処理の内容を示すフロ
ーチャートである。この現像バイアス算出処理(ステッ
プS3)では、まず装置の動作状況に応じて処理モード
として第1および第2処理モードのうち、いずれか一方
を選択する(ステップS301)。この第1処理モード
は後述するように広レンジ(現像バイアスの可変領域全
体)内で現像バイアスを変化させて最適現像バイアスの
暫定値を求め、さらに暫定値に基づき狭レンジ(可変領
域の約1/3)内で現像バイアスを変化させながら最適
現像バイアスを決定するものであり、エンジン部Eの状
態を予想することができない場合に適している。これに
対し、第2処理モードは後述するように前回の最適現像
バイアスを含む狭レンジ(可変領域の約1/3)内で現
像バイアスを変化させながら最適現像バイアスを決定す
るものであり、エンジン部Eの状態変化が少なく場合に
適している。なお、この実施形態では、ステップS30
1での具体的な選択判断は次の基準で実行している。
【0031】(1)電源投入時→第1処理モード 電源投入時では、エンジン部Eの状態を全く予想するこ
とができないため、現像バイアスの可変領域全体で現像
バイアスを変化させながら最適現像バイアスを決定す
る。
【0032】(2)スリープ復帰時で且つスリープ時間が
所定時間未満である場合→第2処理モード スリープ復帰の場合、エンジン部Eの状態が大きく変化
してしまっている可能性があるが、スリープ時間が短い
場合には、エンジン部Eの状態変化は小さいと推測され
るため、前回の最適現像バイアスを含む狭レンジ(可変
領域の約1/3)内で現像バイアスを変化させながら最
適現像バイアスを決定する。
【0033】(3)スリープ復帰時で且つ定着ユニット5
の定着温度が所定温度以上である場合→第2処理モード スリープ復帰の場合、エンジン部Eの状態が大きく変化
してしまっている可能性があるが、定着ユニット5内の
熱源である定着器が高温に保たれている場合には、エン
ジン部Eの状態変化が小さいと推測されるため、前回の
最適現像バイアスを含む狭レンジ(可変領域の約1/
3)内で現像バイアスを変化させながら最適現像バイア
スを決定する。
【0034】(4)スリープ復帰時(上記(2)および(3)の
場合を除く)→第1処理モード 上記した(2)および(3)以外では、スリープ復帰時、エン
ジン部Eの状態が大きく変化してしまっている可能性が
あるため、現像バイアスの可変領域全体で現像バイアス
を変化させながら最適現像バイアスを決定する。
【0035】(5)連続した画像形成時→第2処理モード 画像形成が継続的に行われている場合、前回の濃度調整
時からエンジン部Eの状態が大きく変化する可能性が低
いので、前回の最適現像バイアスを含む狭レンジ(可変
領域の約1/3)内で現像バイアスを変化させながら最
適現像バイアスを決定する。
【0036】以上のような判断基準に基づき、第1処理
モードを選択した場合には、第1現像バイアス算出処理
(ステップS311〜S313、S302)を実行して
最適現像バイアスを決定する一方、第2処理モードを選
択した場合には、第2現像バイアス算出処理(ステップ
S321、S322、S302)を実行して最適現像バ
イアスを決定する。以下、それぞれに分けて説明する。
【0037】B−1−1.第1現像バイアス算出処理
(第1処理モード) 第1現像バイアス算出処理では、図4に示すように、す
べての色(この実施形態では、イエロー(Y)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色)につ
いてパッチ画像を形成する旨の設定を行った(ステップ
S311)後、ステップS312に進んで比較的広いレ
ンジで、しかも比較的広い間隔で段階的に現像バイアス
を変化させながら、複数のパッチ画像を形成し、各パッ
チ画像の濃度に基づき最適画像濃度を得るために必要な
現像バイアスを暫定的に求める。その処理内容につい
て、図5および図6を参照しつつ詳述する。
【0038】図5は、図4の広レンジでのバイアス算出
処理の内容を示すフローチャートである。また、図6
は、図5の処理内容、および後で説明する狭レンジでの
バイアス算出処理の内容を示す模式図である。この算出
処理では、パッチ画像を作成する色を最初の色、例えば
イエローに設定する(ステップS312a)。そして、
帯電バイアスを予めステップS2で設定した既定値で、
かつ広レンジの範囲内で現像バイアスを比較的広い間隔
(第1間隔)で4段階に設定する(ステップS312
b)。例えば、この実施形態では、現像バイアス発生部
125によって現像部23に供給可能な現像バイアスの
可変帯域(Vb01〜Vb10)全体を広レンジとして設定
し、この広レンジ(Vb01〜Vb10)内のうち4点Vb0
1,Vb04,Vb07,Vb10を現像バイアスとして設定して
いる。このように、この実施形態では、第1間隔W1
を、 W1=Vb10−Vb07=Vb07−Vb04=Vb04−Vb01 としている。
【0039】このようなバイアス設定で4つのイエロー
ベタ画像(図7)を感光体上に順次形成し、さらに図8
(a)に示すように、これらを予め決められた配列順序
で中間転写ベルト41の外周面に転写して第1パッチ画
像PI1を形成する(ステップS312c)。
【0040】次のステップS312dでは、すべてのパ
ッチ作成色についてパッチ画像を作成したか否かを判断
し、「NO」と判断される間は、パッチ作成色を次の色
に設定し(ステップS312e)、ステップS312
b,S312cを繰り返して図8(b)〜(d)に示す
ようにシアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)
の順序で中間転写ベルト41の外周面上に第1パッチ画
像PI1をさらに形成していく。
【0041】一方、ステップS312dで「YES」と
判断すると、16(=4種類×4色)個のパッチ画像P
I1の画像濃度をパッチセンサPSで測定する(ステッ
プS312f)。この実施形態では、すべてのパッチ作
成色についてパッチ画像PI1を形成した後で、先頭位
置のパッチ画像(この実施形態では、ブラック(K)の
パッチ画像)から順番にパッチ画像PI1の画像濃度を
測定しているが、各パッチ作成色のパッチ画像PI1を
形成する毎にパッチ画像PI1の画像濃度を順次測定す
るようにしてもよい。この点に関しては、後のバイアス
算出処理(図9、図10、図12、図13、図16およ
び図17)においても同様である。
【0042】これに続いて、ステップS312gで目標
濃度に対応する現像バイアスを求め、これを暫定バイア
スとしてRAM127に一時的に記憶する。ここで、測
定結果(画像濃度)が目標濃度と一致している場合に
は、その画像濃度に対応する現像バイアスを暫定バイア
スとすればよく、また一致しない場合には、図6(b)
に示すように、目標濃度を挟むデータD(Vb04),D
(Vb07)に基づく直線補間や平均化処理などによって
暫定バイアスを求めることができる。
【0043】こうして、暫定バイアスが求まると、図4
の狭レンジでのバイアス算出処理(1)を実行する。図
9は、図4の狭レンジでのバイアス算出処理(1)の内
容を示すフローチャートである。この算出処理では、先
の算出処理(ステップS312)と同様に、パッチ画像
を作成する色を最初の色、例えばイエローに設定する
(ステップS313a)。そして、帯電バイアスを予め
ステップS2で設定した既定値で、かつステップS31
2で求めた暫定バイアスを含む狭レンジの範囲内で現像
バイアスを第1間隔W1よりも狭い間隔(第2間隔)で
4段階に設定する(ステップS313b)。例えば、こ
の実施形態では、現像バイアスの可変帯域(Vb01〜Vb
10)の約1/3を狭レンジとして設定しており、暫定バ
イアスが図6(b)に示すように現像バイアスVb05,
Vb06の間である場合には、4点Vb04,Vb05,Vb06,
Vb07を現像バイアスとして設定している(同図
(c))。このように、この実施形態では、第2間隔W
2を、 W2=Vb07−Vb06=Vb06−Vb05=Vb05−Vb04 としている。
【0044】このようなバイアス設定で4つのイエロー
ベタ画像(図7)を感光体上に順次形成し、さらに図8
(a)に示すように、これらを中間転写ベルト41の外
周面に転写して第1パッチ画像PI1を形成する(ステ
ップS313c)。そして、先の算出処理(ステップS
312)と同様に、ステップS313dですべてのパッ
チ作成色についてパッチ画像が作成されたと判断するま
で、パッチ作成色を次の色に設定し(ステップS313
e)、ステップS313b,S313cを繰り返してシ
アン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の順序で
中間転写ベルト41の外周面上に第1パッチ画像PI1
をさらに形成していく。
【0045】こうして16(=4種類×4色)個のパッ
チ画像PI1が中間転写ベルト41に形成されると、先
頭位置のパッチ画像(この実施形態では、ブラック
(K)のパッチ画像)から順番にパッチ画像PI1の画
像濃度をパッチセンサPSで測定する(ステップS31
3f)。これに続いて、ステップS313gで目標濃度
に対応する現像バイアスを求める。ここで、測定結果
(画像濃度)が目標濃度と一致している場合には、その
画像濃度に対応する現像バイアスを暫定バイアスとすれ
ばよく、また一致しない場合には、図6(d)に示すよ
うに、目標濃度を挟むデータD(Vb05),D(Vb06)
に基づく直線補間などによって最適現像バイアスを求め
ることができる。
【0046】そして、全てのパッチ作成色について最適
現像バイアスが求まった場合、ステップS302に進ん
で、上記のようにして求められた最適現像バイアスをR
AM127に記憶し、後述する帯電バイアスの算出時や
通常の画像形成処理において、RAM127から読み出
し、現像バイアスとして設定する。
【0047】以上のように、この第1現像バイアス算出
処理(第1処理モード)では、広レンジで、かつ第1間
隔W1で目標濃度の画像を得るために必要な現像バイア
スを暫定的に求め、さらに暫定バイアスを含む狭レンジ
で、しかもより細かい間隔(第2間隔)W2で現像バイ
アスを設定して目標濃度を得るために必要な現像バイア
スを求め、これを最終的に最適現像バイアスとしてい
る。したがって、次のような効果が得られる。
【0048】例えば画像形成装置本体のメイン電源が投
入された時点では、上記したようにエンジン部Eの状態
を全く予想することができないため、現像バイアスの可
変領域全体で現像バイアスを変化させながら最適現像バ
イアスを決定する必要がある。そこで、現像バイアス可
変帯域(Vb01〜Vb10)を複数の狭レンジに分け、各狭
レンジで上記バイアス算出処理(1)と同様の処理を実
行して最適現像バイアスを求めることも可能である。し
かしながら、この比較例では、分割数に比例してステッ
プ数が多くなり、最適現像バイアスの算出に時間を要し
てしまうという問題がある。逆に、分割数を少なくする
と、上記問題を解消することができるものの、1つの分
割レンジ内でのバイアス間隔が第2バイアス間隔W2よ
りも広がり、その結果、最適現像バイアスの算出精度が
落ちて画像濃度を目標濃度に正確に調整することができ
ないという別の問題が生じてしまう。
【0049】これに対して、本実施形態では、上記のよ
うに広レンジでのバイアス算出処理(ステップS31
2)によって凡その現像バイアスを暫定的に求めた上
で、さらに暫定バイアス近傍の狭レンジで、しかも細か
い間隔(第2間隔)W2で現像バイアスを変化させて最
適現像バイアスを算出しているので、上記比較例と比べ
て、短時間で、しかも高精度に最適現像バイアスを求め
ることができる。
【0050】また、現像バイアスに対するトナー量、つ
まり画像濃度の変化を示す現像γ特性は環境条件、耐久
条件などに応じて大きく変化し、しかも非線形であるこ
とから、上記した第1現像バイアス算出処理(第1処理
モード)は以下に説明する優れた効果を有する。
【0051】図18は、現像γ特性の典型的な例を示す
グラフである。同図に示すように、ある環境条件などの
下で画像形成装置が現像γ特性Aを有していたとして
も、環境条件などが変化すると、その変化に応じて画像
形成装置の現像γ特性は最初の現像γ特性Aから現像γ
特性Bへと変化してしまう。特に、現像γ特性の傾きが
その環境条件などの影響を受けやすく、その傾きが大き
く変化してしまう。
【0052】そのため、現像γ特性Aの場合に画像形成
装置の最適現像バイアスが値Vb(A)であったものが、僅
かな環境条件などの変化によって現像γ特性Bに変化し
てしまうと、最適現像バイアスは値Vb(B)への大きく変
化してしまう。したがって、このような現像γ特性を考
慮すれば、必然的に現像バイアス可変帯域を広げておく
必要があり、上記したように本発明にかかる第1処理モ
ードを最適現像バイアスの算出に適用するのがより好適
であることがわかる。
【0053】さらに言えば、種々のトナーのうちでも非
磁性一成分のトナーを用いている画像形成装置におい
て、その効果はより顕著なものとなる。以下、その理由
について詳述する。キャリアに対するトナー温度の制御
性などを考慮して、近年、非磁性一成分のトナーが採用
されてきている。この一成分トナーを使用する画像形成
装置は、二成分トナーを使用する画像形成装置に比べて
トナーの帯電量が環境、耐久条件によって変化しやすい
という特徴を有している。というのも、二成分トナーは
トナーと混合されているキャリアとの接触面積が大きい
ために帯電量が比較的安定しやすいのに対し、一成分ト
ナーは帯電量をコントロールするキャリアが存在しない
ために現像器内部の帯電機構のみによってトナーを帯電
させており、この帯電機構とトナーとの接触面積が二成
分トナーとキャリアとの接触面積に比べて圧倒的に少な
いからである。したがって、非磁性一成分のトナーを使
用する画像形成装置に対して本発明を適用するのがさら
に一層好適であるといえる。
【0054】また、トナーの転写性を向上させるため
に、トナーに添加する外添剤の量を一般的な量よりも多
く、例えば1.5%以上添加することがある。この場合
にも、本発明の有用性が顕著なものとなる。なんとなれ
ば、この外添剤も環境の影響を受け易く、この外添剤の
量が1.5%以上となると、その影響が如実に現れて環
境条件の変化による現像γ特性の変化が大きくなり、こ
のようなトナーを使用する画像形成装置に対して本発明
を適用するのがさらに一層好適であるといえる。なお、
本実施形態にかかる画像形成装置のように、中間転写方
式を採用している画像形成装置では、転写性の向上がよ
り求められ、その結果、外添剤の量も他の方式の画像形
成装置に比べて多くなる傾向にあり、その点においても
本発明の有用性が発揮されるといえる。
【0055】これらのことを総合すると、非磁性一成分
で、外添剤を1.5%以上含むトナーを用いる画像形成
装置および画像形成方法に対して、本発明を適用する
と、優れた効果、つまりトナー像の画像濃度を目標濃度
に調整するために必要な濃度制御因子の最適値をより高
精度に、しかも効率良く決定することができるという効
果がより顕著なものとなる。
【0056】B−1−2.第2現像バイアス算出処理
(第2処理モード) ところで、この実施形態では、図4のステップS301
で第2処理モードを選択すると、第2現像バイアス算出
処理を実行して最適現像バイアスを決定しているが、こ
れは上記したように判断基準(2)、(3)および(5)のよう
な場合、エンジン部Eの状態変化は小さいと推測される
ためである。すなわち、最適帯電バイアスおよび最適現
像バイアスは感光体およびトナーの疲労・経時変化など
に応じて変化するが、その変化はある程度の連続性を有
している。したがって、上記判断基準(2)、(3)および
(5)のような場合には、直前の画像濃度測定結果(ステ
ップS313fや後述するステップS322g)に基づ
き最適現像バイアスを予想することができる。そこで、
この実施形態にかかる現像バイアス算出処理(ステップ
S3)では、上記判断基準(2)、(3)および(5)に該当す
ると判断すると、次のように処理を簡素化して短時間
で、しかも正確に最適現像バイアスを算出している。
【0057】この第2現像バイアス算出処理では、すべ
ての色(この実施形態では、イエロー(Y)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色)につ
いてパッチ画像を形成する旨の設定を行った(ステップ
S321)後、ステップS322に進んで狭レンジでの
バイアス算出処理(2)を実行して暫定バイアスを求め
ることなしに最適現像バイアスを求めている。以下、そ
の処理内容について図10を参照しつつ説明する。
【0058】図10は、図4の狭レンジでのバイアス算
出処理(2)の内容を示すフローチャートである。ま
た、図11は、図10の処理内容を示す模式図である。
この算出処理が、先に説明した狭レンジでのバイアス算
出処理(1)と大きく相違する点は、図9の算出処理
(1)では帯電バイアスを既定値に設定するとともに、
暫定バイアスを含む狭レンジでの4種類の現像バイアス
を設定している(ステップS313b)のに対して、こ
のバイアス算出処理(2)では直前の画像濃度測定によ
って求められてRAM127に記憶されている最適帯電
バイアスを帯電バイアスとして設定するとともに、同R
AM127に記憶されている最適現像バイアスを含む狭
レンジでの4種類の現像バイアスを設定している(ステ
ップS322b)点であり、その他の構成は同一であ
る。したがって、ここでは、同一構成の説明について
は、省略する。
【0059】このように、第2処理モードでは、暫定バ
イアスを求めずに、直前の画像濃度測定結果(前回の最
適現像バイアス)を用いて狭レンジで、しかも第2間隔
で4種類の現像バイアスを設定し、各色のパッチ画像を
形成して最適現像バイアスを求めるようにしているの
で、第1処理モード(ステップS312+ステップS3
13)と対比すると、最適現像バイアスをさらに一層短
時間で求めることができる。
【0060】また、従来技術(特開平10−23992
4号公報に記載の技術)と対比すると、最適現像バイア
スを高精度で求めることができるという特有の効果を有
する。その理由について説明する。従来技術では現像バ
イアスと帯電バイアスとを予め3組記憶しておき、これ
ら3つの現像バイアスでパッチ画像をそれぞれ形成す
る。したがって、現像バイアスの変化し得る範囲、つま
り現像バイアス可変帯域とほぼ同程度の範囲をカバーす
るためには、3つの現像バイアスを比較的広い間隔で設
定しなければならない。
【0061】これに対して、本実施形態では、現像バイ
アス可変帯域(Vb01〜Vb10)のうち直前の最適現像バ
イアスを含む狭レンジの範囲内で現像バイアスを変化さ
せており、現像バイアス可変帯域の約1/3程度で済
み、現像バイアスの間隔(第2間隔)は従来技術よりも
狭くなっている。その結果、最適現像バイアスをより高
精度に算出することができる。なお、現像バイアスを変
化させるレンジ範囲を単に狭くしただけでは、求めよう
とする最適現像バイアスが当該レンジから外れて正確な
最適現像バイアスの算出が困難となるが、本実施形態で
は、直前の最適現像バイアスを中心に狭レンジを設定す
るようにしているので、このような問題が発生する確率
は極めて小さい。
【0062】こうして求められた最適現像バイアスにつ
いては、RAM127に既に記憶されている最適現像バ
イアスと書き換えて最新のものに更新する(図4のステ
ップS302)。そして、図3に戻り、上記のようにし
て算出された最適現像バイアスをRAM127から読み
出し、これを現像バイアスとして設定する。それに続い
て、最適帯電バイアスを算出し(ステップS5)、それ
を帯電バイアスとして設定する(ステップS6)。
【0063】B−2.最適帯電バイアス算出処理 図12は、図3の帯電バイアス算出処理の内容を示すフ
ローチャートである。この帯電バイアス算出処理(ステ
ップS5)では、現像バイアス算出処理の場合と同様
に、まず装置の動作状況に応じて処理モードとして第3
および第4処理モードのうち、いずれか一方を選択する
(ステップS501)。この第3処理モードは後述する
ように予め設定した既定値を含む狭レンジ(可変領域の
約1/3)内で帯電バイアスを変化させながら、複数の
パッチ画像を形成し、各パッチ画像の濃度に基づき最適
画像濃度を得るために必要な帯電バイアスを決定するも
のであり、エンジン部Eの状態を予想することができな
い場合に適している。これに対し、第4処理モードは後
述するように前回の最適帯電バイアスを含む狭レンジ
(可変領域の約1/3)内で帯電バイアスを変化させな
がら最適帯電バイアスを決定するものであり、エンジン
部Eの状態変化が少なく場合に適している。なお、この
実施形態では、ステップS501での具体的な選択判断
は次の基準で実行している。
【0064】(1)電源投入時→第3処理モード 電源投入時では、エンジン部Eの状態を全く予想するこ
とができないため、予め設定した既定値を含む狭レンジ
(可変領域の約1/3)内で帯電バイアスを変化させな
がら最適帯電バイアスを決定する。
【0065】(2)スリープ復帰時で且つスリープ時間が
所定時間未満である場合→第4処理モード スリープ復帰の場合、エンジン部Eの状態が大きく変化
してしまっている可能性があるが、スリープ時間が短い
場合には、エンジン部Eの状態変化は小さいと推測され
るため、前回の最適帯電バイアスを含む狭レンジ(可変
領域の約1/3)内で帯電バイアスを変化させながら最
適帯電バイアスを決定する。
【0066】(3)スリープ復帰時で且つ定着ユニット5
の定着温度が所定温度以上である場合→第4処理モード スリープ復帰の場合、エンジン部Eの状態が大きく変化
してしまっている可能性があるが、定着ユニット5内の
熱源である定着器が高温に保たれている場合には、エン
ジン部Eの状態変化が小さいと推測されるため、前回の
最適帯電バイアスを含む狭レンジ(可変領域の約1/
3)内で帯電バイアスを変化させながら最適帯電バイア
スを決定する。
【0067】(4)スリープ復帰時(上記(2)および(3)の
場合を除く)→第3処理モード 上記した(2)および(3)以外では、スリープ復帰時、エン
ジン部Eの状態が大きく変化してしまっている可能性が
あるため、予め設定した既定値を含む狭レンジ(可変領
域の約1/3)内で帯電バイアスを変化させながら最適
帯電バイアスを決定する。
【0068】(5)連続した画像形成時→第4処理モード 画像形成が継続的に行われている場合、前回の濃度調整
時からエンジン部Eの状態が大きく変化する可能性が低
いので、前回の最適帯電バイアスを含む狭レンジ(可変
領域の約1/3)内で帯電バイアスを変化させながら最
適帯電バイアスを決定する。
【0069】以上のような判断基準に基づき、第3処理
モードを選択した場合には、第1帯電バイアス算出処理
(ステップS511、S512、S502)を実行して
最適帯電バイアスを決定する一方、第4処理モードを選
択した場合には、第2帯電バイアス算出処理(ステップ
S521、S522、S502)を実行して最適帯電バ
イアスを決定する。以下、それぞれに分けて説明する。
【0070】B−2−1.第1帯電バイアス算出処理
(第3処理モード) 第1帯電バイアス算出処理では、図12に示すように、
すべての色(この実施形態では、イエロー(Y)、シア
ン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色)に
ついてパッチ画像を形成する旨の設定を行った(ステッ
プS511)後、ステップS512に進んで、予め設定
した既定値を含み、かつ狭レンジの範囲内で帯電バイア
スを比較的狭い間隔で4段階に帯電バイアスを変化させ
ながら、複数のパッチ画像を形成し、各パッチ画像の濃
度に基づき最適画像濃度を得るために必要な帯電バイア
スを求める。以下、その処理内容の詳細について図13
〜図15を参照しつつ説明する。
【0071】図13は、ステップS512での処理内
容、つまり図12の狭レンジでのバイアス算出処理
(3)の内容を示すフローチャートである。また、図1
4は、図13の処理内容を示す模式図である。この算出
処理では、パッチ画像を作成する色を最初の色、例えば
イエローに設定する(ステップS512a)。そして、
予めステップS2で設定した既定値を含み、かつ狭レン
ジの範囲内で帯電バイアスを比較的狭い間隔(第3間
隔)で4段階に設定する(ステップS512b)。この
ように、帯電バイアス算出処理は、現像バイアス算出処
理とは異なり、広レンジでの算出処理を行うことなく、
狭レンジでの算出処理のみを実行する。なお、この実施
形態では、帯電バイアスの可変帯域(Va01〜Va10)の
約1/3を狭レンジとして設定しており、例えば既定値
あるいは直前の最適帯電バイアスが図14(a)に示す
ように帯電バイアスVa05,Va06の間である場合には、
4点Va04,Va05,Va06,Va07を帯電バイアスとして
設定している。このように、この実施形態では、第3間
隔W3を、 W3=Va07−Va06=Va06−Va05=Va05−Va04 としている。
【0072】上記のようにしてイエロー色について4種
類の帯電バイアスが設定されると、帯電バイアスを最も
低い値Va04から段階的に増大させながら、各イエロー
のハーフトーン画像(図15)を感光体上に順次形成
し、これらを中間転写ベルト41の外周面に転写して第
2パッチ画像PI2を形成する(図8(a):ステップ
S512c)。
【0073】次のステップS512dは、すべてのパッ
チ作成色について第2パッチ画像を作成したか否かを判
断し、「NO」と判断される間は、パッチ作成色を次の
色に設定し(ステップS512e)、ステップS512
b〜S512dを繰り返して図8(b)〜(d)に示す
ようにシアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)
の順序で中間転写ベルト41の外周面上に第2パッチ画
像PI2をさらに形成していく。
【0074】一方、ステップS512dで「YES」と
判断すると、16(=4種類×4色)個のパッチ画像P
I2の画像濃度をパッチセンサPSで測定する(ステッ
プS512f)。また、これに続いて、ステップS51
2gで目標濃度に対応する帯電バイアスを求める。ここ
で、測定結果(画像濃度)が目標濃度と一致している場
合には、その画像濃度に対応する帯電バイアスを最適帯
電バイアスとすればよく、また一致しない場合には、図
14(b)に示すように、目標濃度を挟むデータD(V
a05),D(Va06)に基づく直線補間などによって最適
帯電バイアスを求めることができる。
【0075】そして、全てのパッチ作成色について最適
帯電バイアスが求まると、ステップS502に進んで、
上記のようにして求められた最適帯電バイアスをRAM
127に記憶し、通常の画像形成処理において、RAM
127から読み出し、帯電バイアスとして設定する。
【0076】B−2−2.第2帯電バイアス算出処理
(第4処理モード) この実施形態では、現像バイアス算出処理の場合と同様
の理由に基づき、図12のステップS501で第4処理
モードを選択すると、第2帯電バイアス算出処理を実行
して最適帯電バイアスを決定している。
【0077】この第2帯電バイアス算出処理では、すべ
ての色(この実施形態では、イエロー(Y)、シアン
(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の4色)につ
いてパッチ画像を形成する旨の設定を行った(ステップ
S521)後、ステップS522に進んで狭レンジでの
バイアス算出処理(4)を実行して最適帯電バイアスを
求めている(ステップS522)。
【0078】図16は、図12の狭レンジでのバイアス
算出処理(4)の内容を示すフローチャートである。こ
の算出処理が、先に説明した狭レンジでのバイアス算出
処理(3)と大きく相違する点は、図13の算出処理
(3)では帯電バイアスを既定値に基づき狭レンジでの
4種類の帯電バイアスを設定している(ステップS51
2b)のに対して、このバイアス算出処理(4)では直
前の画像濃度測定によって求められてRAM127に記
憶されている帯電バイアスに基づき狭レンジでの4種類
の帯電バイアスを設定している(ステップS515b)
点であり、その他の構成は同一である。したがって、こ
こでは、同一構成の説明については、省略する。
【0079】そして、全てのパッチ作成色について最適
帯電バイアスが求まると、ステップS502に進んで、
上記のようにして求められた最適帯電バイアスをRAM
127に記憶し、通常の画像形成処理において、RAM
127から読み出し、帯電バイアスとして設定する。
【0080】B−3.実施形態による効果 以上のように、この実施形態によれば、最適現像バイア
スを決定するために予め第1および第2処理モードを準
備しておき、装置の動作状況に応じて第1処理モードあ
るいは第2処理モードを選択的に実行しているので、動
作状況に応じて最も適切な処理モードを選択実行するこ
とができ、効率良く、しかも高精度で、濃度制御因子の
一つである現像バイアスの最適値を決定することができ
る。
【0081】また、帯電バイアスについても同様であ
る。すなわち、最適帯電バイアスを決定するために予め
第3および第4処理モードを準備しておき、装置の動作
状況に応じて第3処理モードあるいは第4処理モードを
選択的に実行しているので、動作状況に応じて最も適切
な処理モードを選択実行することができ、効率良く、し
かも高精度で、濃度制御因子の一つである帯電バイアス
の最適値を決定することができる。
【0082】C.その他 なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものでは
なく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの
以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、上
記実施形態では判断基準(2)、(3)および(5)の場合には
エンジン部Eの状態変化は小さいとの予想に基づき第2
処理モードを選択的に実行するように構成しているが、
その状態変化が予想以上に大きくなり、第2処理モード
で最適現像バイアスを決定することができないケースも
考えられる。このようなケースにも適切に対処するため
には、図17に示すように、第2処理モードにおいて、
全てのパッチ作成色について最適現像バイアスを算出す
ることができなかったと判断する(ステップS323)
と、ステップS312に進んで第1処理モードをさらに
実行すればよい。こうすることで、エンジン部E(画像
形成手段)の状態が大きく変化した場合にも柔軟に対応
して精度良く最適現像バイアスを決定することができ
る。
【0083】また、上記実施形態では、現像バイアスの
可変帯域(Vb01〜Vb10)の約1/3を狭レンジとして
設定しているが、狭レンジの幅はこれに限定されるもの
ではないが、この幅が広くなると、狭レンジを用いる意
義が薄れ、最適現像バイアスの算出精度が低下するた
め、現像バイアス可変帯域の約1/2以下に設定する必
要がある。また、第1および第2処理モードにおける狭
レンジを同一幅としているが、同一にすることが必須要
件ではなく、相互に異なるように設定してもよい。な
お、これらのことについては、帯電バイアスの狭レンジ
の場合も同様である。
【0084】また、上記実施形態では、4色のトナーを
用いたカラー画像を形成することができる画像形成装置
であったが、本発明の適用対象はこれに限定されるもの
ではなく、モノクロ画像のみを形成する画像形成装置に
も当然に適用することができる。また、上記実施形態に
かかる画像形成装置は、ホストコンピュータなどの外部
装置よりインターフェース112を介して与えられた画
像を複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートな
どのシートに形成するプリンタであるが、本発明は複写
機やファクシミリ装置などの電子写真方式の画像形成装
置全般に適用することができる。
【0085】また、上記実施形態では、感光体21上の
トナー像を中間転写ベルト41に転写し、このトナー像
をパッチ画像として、その画像濃度を検出するととも
に、その検出結果に基づき最適現像バイアスおよび最適
帯電バイアスを算出しているが、中間転写ベルト以外の
転写媒体(転写ドラム、転写ベルト、転写シート、中間
転写ドラム、中間転写シート、反射型記録シートあるい
は透過性記憶シートなど)にトナー像を転写してパッチ
画像を形成する画像形成装置にも本発明を適用すること
ができる。また、転写媒体にパッチ画像を形成する代わ
りに、感光体上のパッチ画像の濃度を検出するパッチセ
ンサを設け、このパッチセンサによって感光体上の各パ
ッチ画像の画像濃度を検出し、その検出結果に基づき最
適現像バイアスおよび最適帯電バイアスを算出するよう
にしてもよい。
【0086】さらに、上記実施形態では、濃度制御因子
として現像バイアスおよび帯電バイアスの最適値を求め
ているが、いずれか一方のみの最適値を求める場合、ま
た転写バイアスや露光量などの他の濃度制御因子の最適
値を求める場合にも本発明を適用することができる。
【0087】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、パッ
チ画像を形成する画像形成手段と、前記パッチ画像の画
像濃度を検出する濃度検出手段と、装置の動作状況に応
じて上記第1および第2処理モードから一の処理モード
を選択し、実行する制御手段とを備えているので、効率
良く、しかも高精度で濃度制御因子の最適値を決定する
ことができる。
【0088】また、装置の動作状況に応じて下記の第1
および第2処理モードから一の処理モードを選択する工
程と、選択された処理モードを実行する工程とを備えて
いるので、効率良く、しかも高精度で濃度制御因子の最
適値を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる画像形成装置の一の実施形態
を示す図である。
【図2】図1の画像形成装置の電気的構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1の画像形成装置における濃度調整動作を示
すフローチャートである。
【図4】図3の現像バイアス算出処理の内容を示すフロ
ーチャートである。
【図5】図4の広レンジでのバイアス算出処理の内容を
示すフローチャートである。
【図6】図5の処理内容、および後で説明する狭レンジ
でのバイアス算出処理の内容を示す模式図である。
【図7】第1パッチ画像を示す図である。
【図8】パッチ画像の形成順序を示す図である。
【図9】図4の狭レンジでのバイアス算出処理(1)の
内容を示すフローチャートである。
【図10】図4の狭レンジでのバイアス算出処理(2)
の内容を示すフローチャートである。
【図11】図10の処理内容を示す模式図である。
【図12】図3の帯電バイアス算出処理の内容を示すフ
ローチャートである。
【図13】図12の狭レンジでのバイアス算出処理
(3)の内容を示すフローチャートである。
【図14】図13の処理内容を示す模式図である。
【図15】第2パッチ画像を示す図である。
【図16】図12の狭レンジでのバイアス算出処理
(4)の内容を示すフローチャートである。
【図17】この発明にかかる画像形成方法の他の実施形
態を示す図である。
【図18】図1の画像形成装置における環境条件などの
変化に伴う現像γ特性の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1…制御ユニット(制御手段) 11…メインコントローラ(制御手段) 12…エンジンコントローラ(制御手段) 111…CPU(制御手段) 123…CPU(制御手段) E…エンジン部(画像形成手段) PS…パッチセンサ(濃度検出手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 303 G03G 15/36 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/02 - 21/04 G03G 21/14 G03G 21/20

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パッチ画像を形成する画像形成手段と、 前記パッチ画像の画像濃度を検出する濃度検出手段と、 装置の動作状況に応じて下記の第1および第2処理モー
    ドから一の処理モードを選択し、実行する制御手段とを
    備えたことを特徴とする画像形成装置。前記第1処理モ
    ードでは、トナー像の画像濃度に影響を与える濃度制御
    因子を所定の範囲内で変化させながら、複数のパッチ画
    像を前記画像形成手段によって形成するとともに、各パ
    ッチ画像の濃度を前記濃度検出手段によって検出し、そ
    れらの画像濃度に基づいて前記濃度制御因子の最適値を
    決定してトナー像の画像濃度を一の目標濃度に調整す
    。前記第2処理モードでは、トナー像の画像濃度に影
    響を与える濃度制御因子を前記第1処理モードと異なる
    範囲内で変化させながら、複数のパッチ画像を前記画像
    形成手段によって形成するとともに、各パッチ画像の濃
    度を前記濃度検出手段によって検出し、それらの画像濃
    度に基づいて前記濃度制御因子の最適値を決定してトナ
    ー像の画像濃度を前記一の目標濃度に調整する
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記第2処理モードで
    は前記第1処理モードよりも狭い範囲内で濃度制御因子
    を変化させながら前記パッチ画像を形成する請求項
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第1処理モードで
    は予め設定された規定値を含む範囲内で前記濃度制御因
    子を変化させながら前記パッチ画像を形成する一方、前
    記第2処理モードでは直前の処理モード実行により求め
    られた前記濃度制御因子の最適値を含む範囲内で濃度制
    御因子を変化させながら前記パッチ画像を形成する請求
    項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第2処理モードで
    濃度制御因子の最適値を決定することができなかったと
    きには、前記第1処理モードを選択し、さらに実行する
    請求項2または3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 装置の動作状況に応じて下記の第1およ
    び第2処理モードから一の処理モードを選択する工程
    と、 選択された処理モードを実行する工程とを備えたことを
    特徴とする画像形成方法。前記第1処理モードでは、ト
    ナー像の画像濃度に影響を与える濃度制御因子を所定の
    範囲内で変化させながら、複数のパッチ画像を形成する
    とともに、各パッチ画像の画像濃度に基づいて前記濃度
    制御因子の最適値を決定してトナー像の画像濃度を一の
    目標濃度に調整する。前記第2処理モードでは、トナー
    像の画像濃度に影響を与える濃度制御因子を前記第1処
    理モードと異なる範囲内で変化させながら、複数のパッ
    チ画像を形成するとともに、各パッチ画像の画像濃度に
    基づいて前記濃度制御因子の最適値を決定してトナー像
    の画像濃度を前記一の目標濃度に調整する
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