JP3446324B2 - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JP3446324B2
JP3446324B2 JP19145094A JP19145094A JP3446324B2 JP 3446324 B2 JP3446324 B2 JP 3446324B2 JP 19145094 A JP19145094 A JP 19145094A JP 19145094 A JP19145094 A JP 19145094A JP 3446324 B2 JP3446324 B2 JP 3446324B2
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Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユーザが指定した任意
のパターンを描画できるユーザ定義線種を印刷できる印
刷装置に関し、特に、線種の描画に使用する繰り返しパ
ターン(以下、ハーフトーンパターンという)を、使用
するパターンのみ随時作成するようにしたユーザ定義線
種が印刷可能な印刷装置に関する。
【0002】現在、ユーザが使用できる線種として予め
設定された固定線種とユーザ定義線種があり、このユー
ザ定義線種の描画の処理高速化が望まれている。
【0003】
【従来の技術】図11は、従来の印刷装置の説明図であ
る。図11において、印刷装置1には、上位装置2から
入出力制御ハード(CHC)3を通してデータを取り込
むデータ入力処理部(DTP)4と、データ入力処理部
4でデータのチェックを行いデータを印刷装置内部形式
に変換したのち中央制御処理部(CTP)5を経由して
データ処理依頼される第1描画処理部(ICP)61
と、第1描画処理部61でデータ形式を変更してデータ
処理依頼される第2描画処理部(IHP)62と、第2
描画処理部62からの描画用元データを格納する描画用
元データ格納メモリ(RIM)8と、描画用元データ格
納メモリ8をもとにビットマップメモリ(BMM)11
に描画するハードウェアである描画部(RIO)9と、
ビットマップメモリ11の内容を印刷処理する印刷処理
部12が設けてある。
【0004】図12は、従来の描画依頼線種の説明であ
る。描画処理は、第1描画処理部61と第2描画処理部
62の2つの制御部が分割して処理を行っている。第1
描画処理部61は、図12(a)に示すようなデータで
あるON部●2ドット(DOT)、OFF部○3ドッ
ト、ON部1ドット、OFF部3ドット、ON部2ドッ
ト、OFF部1ドット、ON部1ドットという単位で上
位装置2から依頼された場合、それをON部、OFF部
に分割し、図12(b)のような複数線分にわけて第2
描画処理部62に処理を依頼する。
【0005】第2描画処理部62は、このON部、OF
F部の分割ごとに描画部9を起動する。このため第1描
画処理部61の処理の負担は大きく、描画部9の起動回
数が増加することになる。
【0006】図13は、従来の第2描画処理部(IH
P)描画時のタイムチャート1であり、図14は、従来
の第2描画処理部(IHP)描画時のタイムチャート2
である。この図13は一本目、図14は二本目の描画時
のタイムチャートを示す。
【0007】図13において、まず、第2描画処理部6
2のファームで一本目の最初のON部の座標変換、クリ
ップ処理等の処理を行い、その後、描画部(RIO)
9に描画依頼(矢印)を行う。次に、描画部9がデータ
転送を行い最初の描画依頼(矢印)の描画(ON部)を
行う。これらの動作を繰り返すことにより、一本目のO
N部、OFF部、・・・の描画を行う。
【0008】図14は、二本目の第2描画処理部62の
描画時のタイムチャートであり、図13と同様に、第2
描画処理部62は、描画部9を複数回起動し二本目のO
N部、OFF部、・・・の描画を行うものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものにおい
ては、次のような課題があった。第1描画処理部61
は、上位装置2から依頼されたデータを、ON部、OF
F部の複数線分にわけて第2描画処理部62に処理を依
頼するため、第1描画処理部61の負担が大きく、ま
た、描画部9の起動回数が増加するため、高速処理を行
うことができなかった。
【0010】本発明は、第1描画処理部61の負担を軽
減し、且つ描画部9の起動回数をへらすことで処理速度
の向上をはかることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図であり、図中、図11と同じ符号は同じものを示す。
また、6は描画処理部、91はFIFO(First In Fir
st Out)タイプの依頼レジスタである。
【0012】本発明は、上記の課題を解決するため次の
ように構成した。 :ハーフトーンリピート機能とハーフトーンの転送単
位がメモリバウンダリである描画部9を備えた印刷装置
1において、ハーフトーンパターンの基本パターンをビ
ットシフトすることによりハーフトーンパターンを作成
するとともに描画部9を起動して前記作成したハーフト
ーンパターンをハーフトーンリピート機能を用いて描画
する描画処理部6を具備する。
【0013】:構成において、描画部9のメモリバ
ウンダリ幅と基本ビットパターンの幅の最小公倍数を用
いてハーフトーンパターンを作成する描画処理部6を具
備する。
【0014】:構成において、一度作成したハーフ
トーンパターンを格納し、キャッシュ管理部を備えるこ
とにより既に作成済のハーフトーンパターンの再作成処
理を省略するように構成する。
【0015】:構成において、FIFOタイプの依
頼レジスタ91をもつ描画部を複数備えるようにする。 :構成において、ハーフトーンパターンの基本パタ
ーンの作成に描画部9のハーフトーンリピート機能を用
いるようにする。
【0016】:構成において、ハーフトーンパター
ンの基本パターンをビットシフトしてハーフトーンパタ
ーンを作成する処理に、描画部9を用いるようにする。
【0017】
【作用】上記構成にもとづく作用を説明する。使用する
ハーフトーンパターンは、その描画するラインのみを作
成し、それを繰り返しパターンとして描画部9に依頼す
ることで、描画処理部6の処理負担を軽減し、かつ描画
部9の起動回数をへらすことで、高速処理を実現でき
る。
【0018】また、ハーフトーンパターンの繰り返し枠
の計算に、描画部9のメモリバウンダリ幅と基本ビット
パターンの幅の最小公倍数を用いて、最小のハーフトー
ンパターン幅を求めることにより、ハーフトーンパター
ンの格納領域の節約を行うことができる。
【0019】さらに、描画用元データ格納メモリ8又は
ビットマップメモリ11に、一度作成したハーフトーン
パターンを格納することにより、既に作成済のパターン
の再作成処理を省略することで高速描画を実現できる。
【0020】また、FIFOタイプの依頼レジスタ91
をもつ描画部を複数備えることにより、ハーフトーンパ
ターンの作成と描画とを並行して行うことができる。ま
た、基本パターンの作成に描画部9のハーフトーンリピ
ート機能を用い高速な基本パターンの作成ができる。
【0021】さらに、基本パターンをビットシフトして
ハーフトーンパターンを作成する処理に描画部9のラス
タ転送機能を用いることに高速なハーフトーンパターン
の作成を実現できる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図2〜図10は、本発明の実施例を示した図で
あり、図1、図11と同じものは、同じ符号で示す。
【0023】(1) 印刷装置の説明 図2は印刷装置の説明図である。図2において、印刷装
置1には、入出力制御ハード(CHC)3、データ入力
処理部(DTP)4、中央制御処理部(CTP)5、第
1描画処理部(ICP)61、第2描画処理部(IH
P)62、描画用元データ格納メモリ(RIM)8、描
画部(RIO)9、描画部(RIO)10、ビットマッ
プメモリ(BMM)11、印刷処理部12が設けてあ
る。
【0024】入出力制御ハード3は、上位装置2とのデ
ータの入出力制御のためのハードウェアである。データ
入力処理部4は、マイクロプロセッサユニット(以下、
MPUという)で構成され、入出力制御ハード3で上位
装置2からのデータを取り込み、データのチェック及び
データを装置の内部形式に変換する等の処理を行うもの
である。
【0025】中央制御処理部5は、MPUで構成され、
印刷処理又はデータ入力処理部4からのユーザ定義線種
描画の処理を第1描画処理部61に依頼するものであ
る。第1描画処理部61は、MPUで構成され、受け取
ったON部のドット数、OFF部のドット数という単位
を、数値化(16進化)して第2描画処理62へのデー
タ形式に変換するものである。
【0026】第2描画処理部62は、MPUで構成さ
れ、第1描画処理部61からのデータを描画部9又は1
0のメモリバウンダリに合わせて拡大し、描画部9又は
10を使用してビットマップメモリ11に描画するもの
である。
【0027】描画用元データ格納メモリ8は、描画部9
又は10がビットマップメモリ11に描画する時のワー
クメモリとして働くものである。描画部9は、第2描画
処理部62からのデータをビットマップメモリ11に描
画するハードウェア(LSI)である。この描画部9
は、ハーフトーンリピート機能をもち、この機能のハー
フトーンパターンの横幅は、メモリバウンダリでなけれ
ばならない条件があり、さらに、この描画部9は、FI
FOタイプの依頼レジスタをもつものである。
【0028】描画部10は、描画部9と同じものであ
り、描画部9と処理分担を行うことにより、ハーフトー
ンパターンの作成と、描画処理を並行して行うものであ
る。ビットマップメモリ11は、描画用のメモリであ
り、印刷処理部12は、ビットマップメモリ11の内容
の印刷処理を行うものである。
【0029】ユーザ定義線種を描画するには、上位装置
2と印刷装置1間では、以下の登録選択描画の順
序でやりとりを行う。 登録 ユーザ定義線種を上位装置2から入出力制御ハード3で
決められたフォーマットに従いデータ入力処理部4に登
録依頼がある。データ入力処理部4では、入出力制御ハ
ード3を使用して例えば、2バイトの数値である指標と
いう単位でデータを取り込み、指標値が規定値かチェッ
クする。その後、入力処理部4は、ON部何ドット、O
FF部何ドットで指定されたデータ(指標値)をそのま
ま主記憶(図示せず)上に格納する。
【0030】選択 上位装置2から入出力制御ハード3で決められたデータ
フォーマットに従い、どのユーザ定義線種にするか指標
の選択の依頼がある。データ入力処理を受け持つデータ
入力処理部4では、入出力制御ハード3を使用しデータ
を取り込む。
【0031】次に、データ入力処理部4は、指標値が規
定値かチェックし、その後指標値から登録した主記憶上
のデータへのアドレスを算出する。 描画 上位装置2から入出力制御ハード3で決められたデータ
フォーマットに従い、描画開始、終了座標データがく
る。データ入力処理部4では入出力制御ハード3を使用
しデータを取り込み、取り込んだ座標値を装置の内部形
式に変換し、そのまま中央制御処理部5に処理を依頼す
る。
【0032】中央制御処理部5は、印刷等が主な処理分
担であり、ユーザ定義線種描画ではなにもせず、第1描
画処理部61に処理を依頼する。第1描画処理部61
は、上位装置2内の座標値(VDC空間)を装置内座標
値(DC空間)に座標変換や、スケーリング処理などを
行う。また、この第1描画処理部61は、ON、OFF
形式のデータを数値化(例えば16進)して、これらの
データを第2描画処理部62に処理を依頼する。
【0033】(2) ハーフトーンリピート機能の説明 描画部9、10のハーフトーンリピート機能は、決めら
れたハーフトーンパターンを繰り返し単位として、指定
した開始座標から終了座標まで埋めていく動作である。
この描画部の機能には、描画部のメモリバウンダリとハ
ーフトーンパターンのバウンダリ値が同じでなければな
らず、またハーフトーンパターンは開始座標がどんな座
標を指定されても同じパターンとならなければならない
という条件(制限)がある。
【0034】このように、描画部は、基本ビットパター
ンをシフトさせ、これを繰り返しパターンとする機能を
もたないためシフトさせたパターン(スキューパター
ン)を別に作成する必要がある。
【0035】図3は、ハーフトーンリピート機能の説明
図であり、メモリバウンダリが32ビット、ハーフトー
ンパターン内のバウンダリ値が32ビットの場合を示
す。スキューパターンとして上方の下線で示す基本パタ
ーン(矢印☆)を1ビットづつずらしたハーフトーンパ
ターンを用いる。
【0036】今、上位装置2から開始座標と終了座標
が指定された場合を考える。例えば、開始座標のX
座標が12の場合、図3のように、基本パターンをX方
向に12スキューさせ、Y方向に20スキューさせた、
シフトパターンの座標(12、20)のパターンから
(下線を設けた「選定されたパターン」)を繰り返しパ
ターンとして、終了座標まで埋めていく動作を行う。
【0037】このスキュー値は、例えば以下のようにし
て求めることができる。 スキューX=Xs%展開後基本パターン幅 スキューY=展開後基本パターン高さ−(スキューX%
展開後基本パターン高さ)+ICPからのスキュー値 なお、Xsは開始X座標値、%は余りを用いることを意
味する。
【0038】また、展開後基本パターン幅=展開後基本
パターン高さであり、図3では32である。さらに、I
CPからのスキュー値は、基本パターンの描画開始点を
決めるため第1描画処理部(ICP)より指示されるも
のであり、図3では0である。
【0039】このように、描画部9又は10はハーフト
ーンリピート機能を用いて、指定した開始座標から終
了座標まで基本パターンと同じパターンをビットマッ
プメモリ11に高速に描画することができる。
【0040】(3) ICPからIHPに依頼時の形式 図4は、第1描画処理部(ICP)から第2描画処理部
(IHP)へ依頼時のユーザ定義線種の形式の説明図で
ある。
【0041】図4において、転送展開パターンワード
幅は、ワード値であり、1〜8の値をとる。展開後基
本パターン幅と展開後基本パターン幅は共にビット値
であり、同一の値となる。
【0042】基本ビットパターンは、0〜7があり、
それぞれ32ビット(4B)である。例えば、転送展
開パターンワード幅が2であれば、基本ビットパターン
0と1が有効となるので、第2描画処理部62は描画用
元データ格納メモリ(RIM)8の固定位置(展開パ
ターン転送先アドレス)に書き込むことになる。
【0043】なお、最後に書き込んだ基本ビットパター
ンは、32ビット(4B)すべてが有効を示すものでは
なく、線種により例えば13ビット、26ビット等にな
るものである。また、リザーブは予備の部分を示す。
【0044】基本パターンの作成には、描画部9を使用
して、この与えられたパターンを31回基本ビット幅分
ずらしながらコピーしていく。これにより、32ビット
バウンダリの基本パターンが完成したことになる。
【0045】実際に描画する場合は、開始座標からスキ
ュー値を算出してスキューパターンを作成する。このス
キューパターンを繰り返しパターンとして描画部9を起
動し、ユーザ定義線種の描画を実行することになる。
【0046】(4) ハーフトーンパターン作成の説明 図5は、第2描画処理部(IHP)の処理フロー説明図
であり、図6は、ハーフトーンパターンの作成説明図で
ある。以下、図6を参照して図5の処理番号S1〜S9
に従ってハーフトーンパターンの作成を説明する。
【0047】S1:第2描画処理部(IHP)62は、
第1描画処理部(ICP)61からのオーダ待ちを行う S2:第1描画処理部(ICP)61からのユーザ定義
線種の転送展開パターンワード幅を受信する。
【0048】S3:S2の処理で受信した転送展開パタ
ーンワード幅0〜7のうち有効ワード分(有効ワード
値)のみを図6(a)のように描画用元データ格納メモ
リ(RIM)8の固定位置に書き込む。
【0049】S4:S3の処理で書き込んだ有効ワード
値の有効ビット値である基本ビットパターンを描画部
(RIO)9のハーフトーンリピート機能を使用してビ
ットマップメモリ11上で32ビットバウンダリに合わ
せるため図6(b)のように31回コピーする。これに
より、32ビットバウンダリの幅の基本パターンが完成
する。
【0050】S5:第1描画処理部(ICP)61から
線分描画依頼があるまで待つ。線分描画依頼があればS
6〜S9の処理を繰り返す。 S6:ユーザ定義線種描画開始、終了座標の読み込みを
行う。
【0051】S7:S6の処理で読み込んだ開始座標か
らスキュー値の計算を行う。 S8:S7の処理で計算したスキュー値よりスキューパ
ターンを作成する。これは図6(c)のように基本パタ
ーンをスキュー値に従って2つの部分に分割し、描画部
9のラスタ転送機能を用いてビットマップメモリ11上
でスキューパターンを作成する。
【0052】S9:このスキューパターンをハーフトー
ンの繰り返しに使用し描画部9を起動する。 このように、ハード部である描画部9を用いて基本パタ
ーンとスキューパターンを作成するため、高速なパター
ン作成処理を行うことができる。
【0053】(5) 描画部を2個使用する場合の説明 図7は、第2描画処理部(IHP)62描画時のタイム
チャート1、図8は第2描画処理部(IHP)62描画
時のタイムチャート2である。以下、図7、図8にもと
づきユーザ定義線種二本描画の説明をする。
【0054】この例は、第2描画処理部62が描画部
(RIO)9と10の2個使用する場合である。図7、
図8において、図の下部から順に第2描画処理部62の
ファーム処理内容〜、ファームによるハーフトーン
パターンの作成の処理及び描画部(RIO)への依頼
(矢印)、一方の描画部(RIO)による転送動作、他
方の描画部(RIO)による基本パターン、スキューパ
ターン作成動作を示す。
【0055】ファーム処理内容としては基本パターン
作成のための処理、はスキュー値の算出、は一本目
のシフトパターン作成のための処理、は一本目のハー
フトーンパターンの読み出しアドレスの計算(HAL計
算)やクリップ処理、は一本目のハーフトーンパター
ン描画、は二本目のシフトパターン作成のための処
理、は二本目のハーフトーンパターンの読み出しアド
レスの計算やクリップ処理、は二本目のハーフトーン
パターンの描画である。
【0056】まず、第2描画処理部(IHP)62は、
基本パターンの作成、一本目のシフトパターン(スキ
ューパターン)作成、二本目のシフトパターンの作成
を例えば描画部(RIO)9に依頼し、一本目のハーフ
トーンパターンの描画、二本目のハーフトーンパター
ンの描画を描画部(RIO)10に依頼する。
【0057】これにより、描画部9では、まず基本パタ
ーンの作成を行い、次に基本パターンから一本目の
シフトパターンの作成、その後基本パターンから二
本目のシフトパターンの作成を行う。
【0058】描画部10では、描画部9で作成した一本
目のシフトパターンをビットマップメモリ11上の指定
位置に描画を行い、その後、連続して二本目のシフト
パターンを一本目と同様にビットマップメモリ11上に
描画する(図8参照)。
【0059】このように、描画部9及び10にはFIF
Oタイプの依頼レジスタを設けてあり、第2描画処理部
62は、各描画部に連続して依頼を行っている。このた
め、描画部とファームの処理を並行して行うことがで
き、またハーフトーンパターンの作成と描画とを並行し
て行うことができ、描画部は、アイドル期間がなく、連
続で動作させることができ、高速処理が可能となる。
【0060】(6) 単純にメモリバウンダリをかけない基
本パターンの作成 図6(b)は、描画ハード(RIO)のメモリバウンダ
リが32ビットの場合で、基本ビットパターンの繰り返
し幅(有効ビット値)が32で割り切れない場合、すべ
てに32をかけた、32で割り切れる基本パターンを作
成していた。
【0061】これでは、領域を大きくとりすぎるので、
それぞれの数値の最小公倍数を用いて、最小のハーフト
ーンパターン幅を求めることにより、ハーフトーンパタ
ーンの格納領域の節約を行う。例えば、指示された幅が
18ドットの場合、18×32=576でなく、18×
16=288(288は32で割り切れる)となるよう
に各数値に応じたテーブルをもち、この場合、約半分の
資源の節約を行うことができる。
【0062】(7) スキューパターンのキャッシュ管理の
説明 図9は、キャッシュ管理の説明図1、図10はキャッシ
ュ管理の説明図2である。図9(a)は、スキューパタ
ーンの格納域を図9(b)は、キャッシュ管理表を示
す。図9(a)において、パターン格納域の横はメモリ
バウンダリに分割し、縦は指定された繰り返しパターン
幅で分割数が決まる。
【0063】例えば、36ビットの繰り返しパターンが
第1描画処理部61から指定され、メモリバウンダリが
32ビットの描画部9を使用する場合を考える。このパ
ターンのバウンダリ合わせ後の基本パターンは1152
ビット(36×32)となる。従って、格納域の単位は
144バイト(1152÷8)に決まる。
【0064】これにより、ビットマップメモリ11又は
描画用元データ格納メモリ8のワーク域を144バイト
で割り、図9(a)のように先頭からNo.01−0
1、No.01−02・・・と番号をふり,先頭から1
152番目(No.36−32)まで有効となる。この
ことを図9(b)のようにキャッシュ管理表の有効領域
数に格納する。この場合、No.01−01〜No.3
6−32までが有効である。なお、このキャッシュ管理
表は、第2描画処理部62が使用できる記憶部(図示せ
ず)に設ける。
【0065】キャッシュ管理は、基本パターンをシフト
して作成したパターンを描画用元データ格納メモリ8又
はビットマップメモリ11に格納し、この格納したこと
をキャッシュ管理表に登録する。
【0066】キャッシュ管理表への登録方法は、上位ビ
ットからNo.XX−01、XX−02・・・XX−3
2として使用し、登録済なら1(ON)をセットしてい
く。ビットマップメモリ11のワーク域が変わったり、
ユーザ定義線種が変わった場合はクリアとみなし、クリ
ア処理は、4バイト単位に0を格納することで実現す
る。
【0067】図10はキャッシュ管理の説明図2であ
り、図10(a)は、No.01−XX用のキャッシュ
管理表の説明図、図10(b)は、ハーフトーンパター
ン全体イメージ図である。
【0068】図10(a)において、0ビットと1ビッ
トがONとなっており、No.01−01とNo.01
−02が登録されていることを示す。図10(b)にお
いて、No.01−01は基本パターンが格納され、N
o.01−02は上から二本目が格納されている。この
ように、この36ビットの繰り返しパターンの例では、
最大で1152本のパターンが格納されることになる。
【0069】このように、描画用元データ格納メモリ8
又はビットマップメモリ11をバッファ管理でなく、前
に作成したパターンを使用するキャッシュ管理すること
で、同じページ内で同じスキュー値をとる線分があった
場合、基本ビットパターンをシフトさせて目的のパター
ンを作成する必要はなく、より高速処理を行うことがで
きる。
【0070】なお、縦線のハーフトーンパターンを作成
する場合は、横線を作成し、描画部9のローテーション
(回転)機能を用いることにより容易に作成することが
できる。
【0071】
【発明の効果】以上実施例について説明したが、本発明
によれば次のような効果がある。 :使用するハーフトーンパターンは、その描画するラ
インのみ作成し、描画部のハーフトーンリピート機能で
描画することにより高速処理が可能となる。
【0072】:最小公倍数を用いて、最小のハーフト
ーンパターン幅を求めることにより、ハーフトーンパタ
ーンの格納領域の節約を行うことが可能となる。 :一度作成したハーフトーンパターンを格納してキャ
ッシュ管理を行うことにより、高速な描画を実現でき
る。
【0073】:FIFOタイプの依頼レジスタをもつ
描画部を複数備えることにより、ハーフトーンパターン
の作成と描画とを並行して行うことができ、描画部はア
イドル期間がなく、連続で動作することができる。
【0074】:基本パターンの作成に描画部のハーフ
トーンリピート機能を用いることにより高速な基本パタ
ーンの作成を実現できる。 :ハーフトーンパターンを作成する処理に描画部のラ
スタ転送機能を用いることにより高速な処理を行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】実施例における印刷装置の説明図である。
【図3】実施例におけるハーフトーンリピート機能の説
明図である。
【図4】実施例におけるICPからIHPに依頼時の形
式の説明図である。
【図5】実施例におけるIHP処理フロー説明図であ
る。
【図6】実施例におけるハーフトーンパターンの作成説
明図である。
【図7】実施例におけるIHP描画時のタイムチャート
1である。
【図8】実施例におけるIHP描画時のタイムチャート
2である。
【図9】実施例におけるキャッシュ管理の説明図1であ
る。
【図10】実施例におけるキャッシュ管理の説明図2で
ある。
【図11】従来の印刷装置の説明図である。
【図12】従来の描画依頼線種の説明図である。
【図13】従来のIHP描画時のタイムチャート1であ
る。
【図14】従来のIHP描画時のタイムチャート2であ
る。
【符号の説明】
1 印刷装置 2 上位装置 4 データ入力処理部(DTP) 5 中央制御処理部(CTP) 6 描画処理部 8 描画用元データ格納メモリ(RIM) 9 描画部(RIO) 91 FIFOタイプの依頼レジスタ 11 ビットマップメモリ(BMM) 12 印刷処理部

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハーフトーンリピート機能とハーフトー
    ンの転送単位がメモリバウンダリである描画部を備える
    印刷装置において、 ハーフトーンパターンの基本パターンをビットシフトす
    ることによりハーフトーンパターンを作成するとともに
    前記描画部を起動して前記作成したハーフトーンパター
    ンをハーフトーンリピート機能を用いて描画する描画処
    理部を具備することを特徴とした印刷装置。
  2. 【請求項2】 描画部のメモリバウンダリ幅と基本ビッ
    トパターンの幅の最小公倍数を用いてハーフトーンパタ
    ーンを作成する描画処理部を具備することを特徴とした
    請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 一度作成したハーフトーンパターンを格
    納し、キャッシュ管理部を備えることにより、既に作成
    済のハーフトーンパターンの再作成処理を省略すること
    を特徴とした請求項1記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 FIFOタイプの依頼レジスタをもつ描
    画部を複数備えることを特徴とした請求項1記載の印刷
    装置。
  5. 【請求項5】 ハーフトーンパターンの基本パターンの
    作成に描画部のハーフトーンリピート機能を用いること
    を特徴とした請求項1記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 ハーフトーンパターンの基本パターンを
    ビットシフトしてハーフトーンパターンを作成する処理
    に描画部を用いることを特徴とした請求項1記載の印刷
    装置。
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