JP3446317B2 - 断層像の空間座標設定装置 - Google Patents

断層像の空間座標設定装置

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JP3446317B2
JP3446317B2 JP17329794A JP17329794A JP3446317B2 JP 3446317 B2 JP3446317 B2 JP 3446317B2 JP 17329794 A JP17329794 A JP 17329794A JP 17329794 A JP17329794 A JP 17329794A JP 3446317 B2 JP3446317 B2 JP 3446317B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、被検体の関心部位の
体表面に複数個のマーカーを取り付けた状態で複数枚の
断層像を撮影し、これらの複数枚の断層像によって構成
される空間の座標を設定する断層像の空間座標設定装置
に関する。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種の断層像の空間座標設定装
置を利用した装置として、手術器具の位置表示装置があ
る。この装置としては、例えば、以下に示すようなもの
がある。 (1)NEURO-NAVIGATOR(「Three Dimensional Digitize
r(Neuronavigator):New Equipment Computed Tomograph
y-Guided Stereotaxic Surgery」:E.Watanabeet al.:Su
rg Neurol 1987;27:p543-p547) (2)「医療用三次元定位装置」(特開平03−106
359号公報) (3)「定位脳手術支援装置」(特開平03−2670
54号公報) (4)「体内三次元位置表示装置」(特開平03−28
4253号公報) 【0003】これらの装置では、まず被検体の関心部位
の体表面に複数個のマーカーを取り付け、X線CT装置
やMRI装置などの断層像撮影装置によって、前記マー
カーとともに関心部位の位置ごとの断層像を撮影する。
こうして得られた複数枚の断層像は、断層像の空間座標
設定装置の画像記憶手段に断層像撮影装置の固有の空間
座標で記憶される。そして、複数枚の断層像のうちマー
カーが描出されている断層像を表示手段に表示させつつ
各マーカーの位置を指示手段で指示する。この指示され
た各マーカーの位置は、空間座標算出手段によって画像
空間座標が求められて座標記憶手段に記憶される。 【0004】そして複数個のマーカーの各空間座標は、
それぞれに対応する、体表面に取り付けられた複数個の
マーカーの実空間座標と関連付けられる(いわゆるキャ
リブレーション)。この対応付けによって実空間座標を
画像空間座標に変換する変換値が算出され、手術器具の
位置を検出する位置検出手段からの実空間座標を画像空
間座標に変換する。そして変換された手術器具の画像空
間座標に応じた断層像が画像選択手段によって前記画像
記憶手段から選択され、選択された断層像上の、画像空
間座標の示す位置に画像合成手段が手術器具の位置を示
す所定パターンを重ね合わせ、これが表示手段に表示さ
れる。そして、術者はこの断層像と手術器具を示す所定
パターンの合成画像を見ながら手術を行う。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、断層像撮影装置の空間分解能には限界
があり、それにより撮影される断層像は一定の深み(例
えば、2mm〜10mm程度)を有する。この深みは空
間分解能とほぼ一致した深さ(スライス厚)であり、こ
のスライス厚分の情報が重畳した断層像となる。このた
め断層像の平面上の座標は正確であるがスライス厚方向
の座標はスライス厚のために誤差を含むので、断層像上
に描出されたマーカーを指示してこれをマーカーの画像
空間座標とすると、これに基づいて設定される断層像の
画像空間座標には誤差を含むという問題点がある。した
がって、手術器具の位置表示装置では、スライス厚方向
について正確に手術器具の位置が表示されにくいという
問題点がある。 【0006】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、マーカーの画像空間座標を正確に求
めることによって、断層像の空間座標軸を正確に設定す
ることができる断層像の空間座標設定装置を提供するこ
とを目的とする。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明に係る断層像の空間座標設定装置は、被検
体の関心部位の体表面に複数個のマーカーを取り付けた
状態で複数枚の断層像を撮影し、これらの複数枚の断層
像によって構成される空間の座標を設定する装置であっ
て、(a)X線CT装置やMRI装置などの固有の画像
空間を有する断層像撮影装置によって所定のスライス厚
で撮影して得られた、複数個のマーカーを含む被検体の
関心部位の位置ごとの断層像の画像データを予め記憶す
る第1画像記憶手段と、(b)前記断層像撮影装置によ
って所定のスライス厚で撮影して得られた前記第1画像
記憶手段に記憶されている断層像のスライス面と交差す
る断層像であって、前記マーカーを含む被検体の関心部
位の位置ごとの断層像の画像データを予め記憶する第2
画像記憶手段と、(c)前記第1画像記憶手段および第
2画像記憶手段に記憶されている断層像を表示する表示
手段と、(d)前記表示手段に表示された断層像上のマ
ーカーの位置を指示する指示手段と、(e)前記指示さ
れたマーカーの位置の画像空間座標を算出する空間座標
算出手段と、(f)前記表示手段に前記第1画像記憶手
段の断層像が表示されている際に、指示手段によって指
示された位置であって、前記空間座標算出手段によって
算出された各マーカーの画像空間座標を記憶する第1座
標記憶手段と、(g)前記表示手段に前記第2画像記憶
手段の断層像が表示されている際に、指示手段によって
指示された位置であって、前記空間座標算出手段によっ
て算出された各マーカーの画像空間座標を記憶する第2
座標記憶手段と、(h)前記第1/第2座標記憶手段の
各マーカーの画像空間座標に基づき、スライス厚方向の
法線に平行であって、かつ、各マーカーの画像空間座標
を通って前記スライス厚の長さをもつ各線分をそれぞれ
について算出するとともに、対応するマーカー同士の線
分が交差する点、または線分同士の最短距離の中点の画
像空間座標を各マーカーの画像空間座標として算出する
マーカー空間座標算出手段と、を備えたことを特徴とす
るものである。 【0008】 【作用】この発明の作用は次のとおりである。第1/第
2画像記憶手段に記憶されている断層像を表示手段に表
示し、そのとき断層像に描出されているマーカーの位置
を指示手段で指示する。空間座標算出手段は、この指示
されたマーカーの位置に基づきスライス厚を考慮せずに
画像空間座標を算出する。算出された各マーカーの画像
空間座標は、それぞれ第1座標記憶手段および第2座標
記憶手段に記憶される。 【0009】前記第1座標記憶手段に記憶された第1画
像記憶手段の断層像に描出されている各マーカーの画像
空間座標のうち、その断層像の平面上の座標は正確であ
る。この正確な平面上の座標に基づいてマーカー空間座
標算出手段は、まず、スライス厚方向の法線に平行であ
って、かつ、各マーカーの画像空間座標を通って前記ス
ライス厚の長さをもつ線分を各マーカーについて算出す
る。 【0010】次にマーカー空間座標算出手段は、同様に
第2座標記憶手段に記憶された第2画像記憶手段の断層
像に描出されている各マーカーの画像空間座標のうち、
平面上の座標に基づいてスライス厚方向の法線に平行で
あって、かつ、各マーカーの画像空間座標を通って前記
スライス厚の長さをもつ線分を各マーカーについて算出
する。 【0011】次にマーカー空間座標算出手段は、前記各
マーカーのスライス厚の長さをもつ線分のうち、対応す
るマーカー同士の線分が交差する点を求めてこれを各マ
ーカーの画像空間座標とする。各マーカーの線分は、そ
れぞれスライス面が交差するように撮影された第1画像
記憶手段と第2画像記憶手段の断層像に描出されたマー
カーの画像空間座標に基づいて算出されているので、そ
の交点の画像空間座標は、第1座標記憶手段と第2座標
記憶手段のそれぞれの正確な平面上の座標だけから算出
されることになる。したがって、スライス厚による誤差
の影響を受けることなくマーカーの画像空間座標を正確
に算出することができる。 【0012】また、マーカーの位置を指示手段で指示す
る際に、その指示の仕方によっては平面上の座標がずれ
ることがある。このような場合には、第1/第2座標記
憶手段に記憶された画像空間座標に基づいて算出された
各マーカーの線分のうち、対応するマーカー同士の線分
が交差しないときがあるので、マーカー空間座標算出手
段は、両線分の最短距離の中点の画像空間座標を求めて
これをマーカーの画像空間座標として算出する。これに
よって両線分が交差するはずであった点、すなわち、マ
ーカーの画像空間座標を誤差少なく算出することができ
る。 【0013】 【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1は、本発明の一実施例である断層像の空
間座標設定装置の概略構成を示すブロック図である。図
中、断層像の空間座標設定装置1は、X線CT装置やM
RI装置などの固有の画像空間を有する断層像撮影装置
によって撮影された断層像を記憶するための第1画像メ
モリ2と、第2画像メモリ3を備えている。これらはこ
の発明における第1画像記憶手段と第2画像記憶手段に
相当し、ハードディスク装置などの外部記憶装置によっ
て構成されている。 【0014】空間座標算出部4は、まず、第1画像メモ
リ2および第2画像メモリ3に記憶されている断層像
を、表示手段に相当するモニタ5に表示する。そして、
そのとき断層像に描出されているマーカーの位置が操作
者によって指示部6を介して指示される。この指示され
たマーカーの位置に基づいて、空間座標算出部4はマー
カーの画像空間座標を算出する。この算出されたマーカ
ーの画像空間座標は、画像メモリ2,3に応じてそれぞ
れ第1座標メモリ7,第2座標メモリ8に記憶される。
なお、指示部6と第1/第2座標メモリ7,8は、それ
ぞれこの発明における指示手段と第1/第2座標記憶手
段に相当する。 【0015】マーカー空間座標算出部9は、第1/第2
座標メモリ7,8に記憶されている各マーカーの画像空
間座標に基づいて、断層像撮影時のスライス厚方向の法
線に平行であって、かつ、各マーカーの画像空間座標を
通ってスライス厚の長さをもつ各線分をそれぞれについ
て算出するとともに、第1/第2座標メモリ7,8の対
応するマーカー同士の線分が交差する点、または線分同
士の最短距離の中点の画像空間座標を各マーカーの画像
空間座標として算出する機能を有する。 【0016】次に、図2ないし図8を参照して、この断
層像の空間座標設定装置1の動作について説明する。図
2は、断層像撮影装置の一例であるMRI装置10の外
観を示す斜視図である。 【0017】図中、符号11は、静磁場、傾斜磁場、R
F磁場を適宜発生し、それによって被検体Mから発生し
た信号を検出するガントリである。このガントリ11の
中央部付近の開口部には、移動寝台12に横臥した被検
体Mの関心部位が位置するようになっている。このMR
I装置10は、この装置の固有の画像空間をもってお
り、ガントリ11の所定位置(例えば、開口部中心)を
基準に(XMRI ,YMRI ,ZMRI )と定められている。 【0018】次に、断層像の空間座標設定装置1の動作
を示した図3のフローチャートを参照する。 【0019】まず、被検体Mの関心部位(この例では、
被検体Mの頭部を関心部位としている)の適宜の位置
に、4個のマーカーP1 〜P4 を取り付ける(図4を参
照)。ここでは頭頂部にマーカーP1 を、鼻根部にマー
カーP2 を、そして両耳の下部にマーカーP3,4 を取
り付けている。これらのマーカーP1 〜P4 は、X線非
透過材料によって構成されている。なお、関心部位に取
り付けるマーカーの個数は、3個であってもよい。 【0020】ステップS1では、MRI装置10のスラ
イス厚dを例えば5mmという所定値に設定し、マーカ
ーP1 〜P4 を含む関心部位を対象にして複数のスライ
ス面S11〜S1nの断層像を撮影する(図4を参照)。こ
こでスライス面は、図2に示したMRI装置10の固有
の画像空間のXMRI −YMRI 面であり、撮影によって得
られた断層像I11〜I1nは、図5の模式図に示すように
なる。この断層像I11〜I1nは、固有の画像空間座標
(XMRI ,YMRI ,ZMRI )で第1画像メモリ2に記憶
される。 【0021】ステップS2では、ステップS1で撮影し
た断層像のスライス面と交差するスライス面で、断層像
を所定のスライス厚dで撮影する。撮影は、マーカーP
1 〜P4 を含む関心部位を対象とし、複数のスライス面
21〜S2nの断層像を撮影する(図4を参照)。ここで
は、スライス面を図2に示したMRI装置10の固有の
画像空間のでXMRI −ZMRI 面とし、撮影によって得ら
れた断層像I21〜I2nは、図6の模式図に示すようにな
る。この断層像I21〜I2nは、固有の画像空間座標(X
MRI ,YMRI ,ZMRI )で第2画像メモリ3に記憶され
る。 【0022】ステップS3では、第1画像メモリ2およ
び第2画像メモリ3に記憶されている断層像I11〜I1n
および断層像I21〜I2nをモニタ5に表示し、これらの
断層像に描出されている各マーカーP1 〜P4 の位置を
指示部6を介して操作者が指示する。具体的には、空間
座標算出部4が第1画像メモリ2中の断層像I11〜I1n
をモニタ5に順次に表示する。一例として、断層像I11
がモニタ5に表示されている状態を図7の模式図に示
す。そして、操作者はモニタ5に表示された断層像中の
マーカーP1 の位置に、指示部6を介してポインタCを
移動させることによって、マーカーP1 の位置を指示す
る。空間座標算出部4は、この指示された位置に基づい
て画像空間座標を算出し、第1座標メモリ7に記憶する
(ステップS4)。このように第1画像メモリ2に記憶
されている断層像I11〜I1nをモニタ5に順次表示し、
指示部6を介してマーカーの位置を指示することによっ
て、各マーカーP1 〜P4 の画像空間座標が第1座標メ
モリ7に記憶される。 【0023】なお、第1座標メモリ7に記憶された各マ
ーカーP1 〜P4 の画像空間座標は、MRI装置10の
スライス厚dのためにZMRI 方向に誤差を含んでいる。
これはMRI装置10によって収集された断層像、例え
ば断層像I11には、スライス面S11を中心にZMRI 軸に
沿う方向(スライス厚方向)のスライス厚dの範囲内の
画像情報が含まれているためである(図4参照)。した
がって、断層像I11に描出されたマーカーP1 の位置を
マーカーP1 の画像空間座標とすると、〔XMR I とY
MRI とは正確であるが〕ZMRI は、最大でスライス厚d
となるΔZ分の誤差を含むことになる。 【0024】同様に第2画像メモリ3の断層像I21〜I
2nをモニタ5に表示し、その位置を指示部6を介して指
示することにより、第2座標メモリ8に各マーカーP1
〜P4 の画像空間座標が記憶される(ステップS4)。
一例として、断層像I21がモニタ5に表示された状態を
図8の模式図に示す。 【0025】なお、第2座標メモリ8に記憶された各マ
ーカーP1 〜P4 の画像空間座標は、上記の理由によっ
てYMRI 方向に誤差を含んでいる。したがって、断層像
21に描出されたマーカーP1 の位置をマーカーP1
画像空間座標とすると、〔XMRI とZMRI とは正確であ
るが〕YMRI は、最大でスライス厚dとなるΔY分の誤
差を含むことになる。 【0026】ステップS5では、第1座標メモリ7(第
2座標メモリ8)中の各マーカーP1 〜P4 の画像空間
座標に基づいて、スライス厚方向の法線に平行であっ
て、かつ、各マーカーの画像空間座標を通ってスライス
厚dの長さをもつ線分を各マーカー毎に算出する。 【0027】具体的には、スライス面S11からなる断層
像I11に描出されたマーカーP1 の正確なXMRI ,Y
MRI 座標に基づき、スライス厚方向の法線に平行であっ
て、かつ、マーカーP1 の画像空間座標を通ってスライ
ス厚dの長さをもつ線分L11を算出する(図9を参
照)。同様に各マーカーについて線分を算出する。さら
に、スライス面S21からなる断層像I21に描出されたマ
ーカーP1 の正確なXMRI ,ZMRI 座標に基づき、スラ
イス厚方向の法線に平行であって、かつ、マーカーP1
の画像空間座標を通ってスライス厚dの長さをもつ線分
21を算出する。同様に各マーカーについて線分を算出
する。 【0028】ステップS6では、ステップS5で算出し
た各マーカーP1 〜P4 の線分のうち、対応するマーカ
ー同士の線分が交差する点、または線分同士の最短距離
の中点の画像空間座標を算出する。 【0029】具体的には、ステップS5で算出したマー
カーP1 の線分L11,L21が交差する点CP1 の画像空
間座標を算出(図9および図10参照)し、これをマー
カーP1 の画像空間座標とする。同様に各マーカーにつ
いて交差する点の画像空間座標を算出し、これを各マー
カーの画像空間座標とする。 【0030】また、ステップS3でのマーカー位置の指
示の仕方によっては、対応するマーカー同士の線分が交
差しない場合がある。この場合には、図11に示すよう
に、線分L11と線分(紙面に垂直な線分)L21との最短
距離を算出し、この距離の中点を算出してマーカーP1
の画像空間座標とする。これによって、マーカー位置の
指示時の誤差によってマーカーの画像空間座標を算出で
きないとういう事態を回避することができる。 【0031】このように、各マーカーの画像空間座標
は、第1座標メモリ7と第2座標メモリ8に記憶されて
いる正確な平面上の座標に基づいて算出されるので、ス
ライス厚による誤差の影響を受けることなくマーカーの
画像空間座標を正確に算出することができる。結果、断
層像の画像空間座標を正確に設定することができる。 【0032】また、マーカーの位置を指示部で指示する
際に、その指示の仕方によっては平面上の座標がずれる
ことがある。このような場合に起こる、対応するマーカ
ー同士の線分が交差しない場合も含めてマーカー空間座
標算出手段は、両線分の最短距離の中点の空間座標を求
めてこれをマーカーの画像空間座標として算出するの
で、マーカーの画像空間座標を誤差少なく算出すること
ができる。結果、断層像の画像空間座標を正確に設定す
ることができる。 【0033】なお、上記の実施例では、第2画像メモリ
8に、第1画像メモリ7のスライス面(XMRI
MRI )とは直交するスライス面(XMRI ,ZMRI )を
有する断層像を記憶するようにしたが、この発明はこれ
に限定されるものではなく、第1画像メモリ7に記憶し
た断層像のスライス面と交差するスライス面であればよ
い。 【0034】次に、図12を参照する。この装置は、上
述した断層像の空間座標設定装置1を利用して被検体に
差し入れられる手術器具の位置を断層像に重ね合わせ表
示する手術器具の位置表示装置である。 【0035】図中、符号21は、被検体Mが載せられた
手術台である。符号22は、手術中に術者によって被検
体Mに差し入れられる手術器具である。なお、この手術
器具22は、手術において関心部位に直接作用しない単
なる器具も含んでいる。例えば、切開した関心部位内に
現れた腫瘍などが関心部位内のどの位置にあるのかを確
認するための棒状の指示器具も含むものとする。手術台
21上には3次元方向にそれぞれ磁界を発生させる磁気
ソース23aが、被検体Mとの相対位置が変化しないよ
うに配備されている。なお、この磁気ソース23aは被
検体M自身に取り付け固定されてもよい。手術器具22
には磁気ソース33aから発生された3次元の磁界を検
出する磁気センサ23bが取り付けられている。 【0036】図13に示すように、磁気ソース23a
は、3次元方向X,Y,Zにそれぞれ磁界を発生させる
3つのコイル23aX,23aY,23aZから構成されてい
る。磁気ソース23aは駆動回路24に接続され、この
駆動回路24から交流電流を与えられることにより3次
元の磁界Hを発生する。磁気センサ23bも同様に、互
いに直交した3つのコイル23bX,23bY,23bZから
構成されている。磁気センサ23bは、検出回路25に
接続されている。この検出回路25は、各コイル2
bX,23bY,23bZからの検出信号を増幅して、適宜
のデジタル信号に変換した位置データを出力する。磁気
ソース23a、磁気センサ23b、駆動回路24、検出
回路25、および後述する位置算出部29は、位置検出
手段を構成する。 【0037】画像処理コンピュータ26は、主として手
術器具22の先端部の位置算出、位置情報に応じた画像
の選択、選択された画像上への手術器具22のパターン
の合成を行うものである。その内部構成を機能的に大別
すると、位置算出部27、変換値算出部28、位置変換
部29、画像選択部30、画像合成部31となる。 【0038】位置算出部27は、検出回路25からの位
置データに基づいて、磁気センサ23bの3次元位置
(実空間座標)および方向を算出する。なお、上述した
磁気ソース23aおよび磁気センサ23bを使って磁気
センサ23bの実空間座標および方向を算出する手法
は、例えば、特開平3−267054号によって知られ
ているので、ここでの説明は省略する。変換値算出部2
8は、手術器具の位置表示装置の実空間座標を断層像撮
影装置の固有の空間座標に変換するための変換値を算出
する。この変換値を算出する際の動作は、いわゆるキャ
リブレーションと呼ばれ、これについては後述する。 【0039】位置変換部29は、位置算出部27からの
位置情報(実空間座標,方向)を変換値算出部28の変
換値を用いて画像空間座標に変換し、変換位置情報とし
て出力する。画像選択部30は、位置変換部29からの
変換位置情報に基づき、第1画像メモリ2から所要の断
層像の画像データを選択するもので、画像選択手段を構
成する。 【0040】画像合成部31は、画像選択部30によっ
て選択された画像上の、位置変換部29によって求めら
れた変換位置情報の示す位置に手術器具22の位置を示
す所定パターンを重ね合わせる。この画像合成部15
は、画像合成手段を構成する。画像合成部31で合成さ
れた画像は、断層像の空間座標設定装置1のモニタ5に
与えられる。 【0041】次にキャリブレーションについて説明す
る。手術台21上には、被検体Mが横臥しており、その
関心部位である頭部には、上述した断層像の収集時に取
り付けたマーカーP1 〜P4 がある。そして各マーカー
1 〜P4 を手術器具22の先端部で指示するごとに、
図示しないキーボードなどの入力手段で手術器具22の
先端部位置の格納を指示し、その位置情報(実空間座
標,方向)は、変換値算出部28に格納される。変換値
算出部28は、この各マーカーの位置情報(実空間座
標,方向)と、マーカー空間座標算出部9の各マーカー
の画像空間座標とから、実空間座標を画像空間座標に変
換する変換値を算出する。 【0042】キャリブレーションが終了すると、手術に
移行する。術者は、手術器具22を被検体Mの体内に差
し入れる。すると手術器具22に取り付けられた磁気セ
ンサ23bの位置情報(実空間座標,方向)が位置算出
部27によって算出されるとともに、磁気センサ23b
からは定点に位置する手術器具22の先端部の位置も算
出される。そして算出された手術器具22の位置情報
(実空間座標,方向)は、位置変換部29に与えられ
る。位置変換部29は、変換値によって実空間座標を画
像空間座標に変換し、位置情報を変換位置情報として画
像選択部30と画像合成部31に与える。画像選択部3
0は、変換位置情報に応じた画像データを第1画像メモ
リ2から選択する。画像合成部31は、選択された画像
上の、前記変換位置情報の示す位置に、手術器具22の
位置を示す所定パターンPTを重ね合わせてモニタ5に
出力する。このときモニタ5に表示される合成画像を図
14の模式図に示す。モニタ5には、マーカーP1 とと
もに断層像I11が表示され、断層像I11上には手術器具
22を示す所定パターンPTが表示される。 【0043】なお、キャリブレーション時には断層像上
の各マーカーの画像空間座標と、手術器具22の先端部
で被検体M上の各マーカーを指示した際の実空間座標と
から、実空間座標を画像空間座標に変換する変換値を算
出するが、断層像上の各マーカーの画像空間座標は、上
述したように互いに交差する複数のスライス面からなる
断層像に基づいて算出しているので、スライス厚による
誤差はなく正確にキャリブレーションを行うことができ
る。したがって、正確に手術器具の位置が断層像上に表
示され、結果、医療ミスなどの発生を抑えることができ
る。 【0044】なお、本実施例では、スライス面が交差す
る二方向の断層像からマーカーの画像空間座標を算出し
ているが、この発明ではこれに限らず、スライス面が交
差する三方向以上の断層像を用いてもよい。この場合、
各方向の断層像に描出されているマーカーの画像空間座
標から3本の線分を求め、それらの交点をマーカーの画
像空間座標とする。また、3本の線分が必ずしも交差し
ない場合には、最も離れている2本の線分の中点をマー
カーの画像空間座標としてもよいし、また、画像空間上
の任意の点からすべての線分への距離の2乗和を求め、
その値が最小となる点をマーカーの画像空間座標として
もよい。 【0045】また、この実施例では磁気ソース23aお
よび磁気センサ23b等を用いて手術器具22の位置を
検出したが、この発明はこれに限定されることなく、例
えば、手術器具22を多関節のアームの先端に取付け、
各関節部分でアームの角度を検出することにより、手術
器具22の位置を検出するように構成してもよい。この
ように構成することにより、磁気ソース23aによって
形成されている磁界を乱すような磁性体や導電体などか
ら構成される器具を使用することができる。 【0046】なお、この実施例では手術器具の位置表示
装置を例に採って説明したが、マーカーを被検体の体表
面に取り付けた状態で断層像を収集し、その断層像に重
ね合わせ表示を行う装置であれば、種々の装置に適用す
ることができる。例えば、SQUID(Superconductin
g Quantum Interference Device :超電導量子干渉計)
装置において、生体活動電流源によって形成される微小
な磁界を計測し、その磁界が検出された位置に応じた断
層像と磁界を示す所定パターンとを重ね合わせ表示する
ようにしてもよい。この場合は、マーカーを被検体の関
心部位に取り付けて断層像を収集し、その後、マーカー
の位置に磁界の位置検出コイルを取り付けるようにす
る。 【0047】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、各マーカーの画像空間座標は、第1座標記
憶手段と第2座標記憶手段に記憶されている正確な平面
上の座標に基づいて算出されるので、スライス厚による
誤差の影響を受けることなくマーカーの画像空間座標を
正確に算出することができる。結果、断層像の空間座標
軸を正確に設定することができる。 【0048】また、マーカーの位置を指示手段で指示す
る際に、その指示の仕方によっては平面上の座標がずれ
ることがある。このような場合に起こる、対応するマー
カー同士の線分が交差しない場合も含めてマーカー空間
座標算出手段は、両線分の最短距離の中点の画像空間座
標を求めてこれをマーカーの画像空間座標として算出す
るので、マーカーの画像空間座標を誤差少なく算出する
ことができる。結果、断層像の空間座標軸を正確に設定
することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】実施例に係る断層像の空間座標設定装置の概略
構成を示すブロック図である。 【図2】X線CT装置を示す斜視図である。 【図3】動作を示すフローチャートである。 【図4】断層像の収集の説明に供する図である。 【図5】断層像の収集の説明に供する図である。 【図6】断層像の収集の説明に供する図である。 【図7】断層像に描出されたマーカーの位置を指示する
際の動作説明に供する図である。 【図8】断層像に描出されたマーカーの位置を指示する
際の動作説明に供する図である。 【図9】二つの線分から交点を求める際の説明に供する
図である。 【図10】二つの線分から交点を求める際の説明に供す
る図である。 【図11】二つの線分の交点がない場合の説明に供する
図である。 【図12】実施例に係る手術器具の位置表示装置の概略
構成を示すブロック図である。 【図13】磁気ソースおよび磁気センサの説明図であ
る。 【図14】術中における手術器具の位置表示を示す模式
図である。 【符号の説明】 1 … 断層像の空間座標設定装置 2 … 第1画像メモリ 3 … 第2画像メモリ 4 … 空間座標算出部 5 … モニタ 6 … 指示部 7 … 第1座標メモリ 8 … 第2座標メモリ 9 … マーカー空間座標算出部 10 … MRI装置 M … 被検体 P1 〜P4 … マーカー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 5/055 A61B 6/03 A61B 19/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 被検体の関心部位の体表面に複数個のマ
    ーカーを取り付けた状態で複数枚の断層像を撮影し、こ
    れらの複数枚の断層像によって構成される空間の座標を
    設定する装置であって、(a)X線CT装置やMRI装
    置などの固有の画像空間を有する断層像撮影装置によっ
    て所定のスライス厚で撮影して得られた、複数個のマー
    カーを含む被検体の関心部位の位置ごとの断層像の画像
    データを予め記憶する第1画像記憶手段と、(b)前記
    断層像撮影装置によって所定のスライス厚で撮影して得
    られた前記第1画像記憶手段に記憶されている断層像の
    スライス面と交差する断層像であって、前記マーカーを
    含む被検体の関心部位の位置ごとの断層像の画像データ
    を予め記憶する第2画像記憶手段と、(c)前記第1画
    像記憶手段および第2画像記憶手段に記憶されている断
    層像を表示する表示手段と、(d)前記表示手段に表示
    された断層像上のマーカーの位置を指示する指示手段
    と、(e)前記指示されたマーカーの位置の画像空間座
    標を算出する空間座標算出手段と、(f)前記表示手段
    に前記第1画像記憶手段の断層像が表示されている際
    に、指示手段によって指示された位置であって、前記空
    間座標算出手段によって算出された各マーカーの画像空
    間座標を記憶する第1座標記憶手段と、(g)前記表示
    手段に前記第2画像記憶手段の断層像が表示されている
    際に、指示手段によって指示された位置であって、前記
    空間座標算出手段によって算出された各マーカーの画像
    空間座標を記憶する第2座標記憶手段と、(h)前記第
    1/第2座標記憶手段の各マーカーの画像空間座標に基
    づき、スライス厚方向の法線に平行であって、かつ、各
    マーカーの画像空間座標を通って前記スライス厚の長さ
    をもつ各線分をそれぞれについて算出するとともに、対
    応するマーカー同士の線分が交差する点、または線分同
    士の最短距離の中点の画像空間座標を各マーカーの画像
    空間座標として算出するマーカー空間座標算出手段と、
    を備えたことを特徴とする断層像の空間座標設定装置。
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