JP2000189400A - 3次元位置決め表示装置 - Google Patents
3次元位置決め表示装置Info
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- JP2000189400A JP2000189400A JP11299453A JP29945399A JP2000189400A JP 2000189400 A JP2000189400 A JP 2000189400A JP 11299453 A JP11299453 A JP 11299453A JP 29945399 A JP29945399 A JP 29945399A JP 2000189400 A JP2000189400 A JP 2000189400A
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Abstract
しながら、断面を所望の3次元位置に迅速に、正確に、
容易に且つ正確に設定するとともに、その断面の画像を
実時間で表示する。 【解決手段】被検体に仮想的に設定される撮像系の3次
元絶対座標系内に3次元的に位置させた断面をその座標
系と共に表示し、その断面の位置を変更可能にする。断
面に相当する被検体部位を連続撮像(フルオロスコピ
ー)することで2次元画像を得て、断面に実時間で順次
貼り付ける。さらに、上記座標系内に置いた別の断面に
任意の時点で撮像された2次元画像を参照画像として貼
り付ける。これにより、参照画像と撮像断面の画像(実
時間画像)との2種類の画像が得られ、撮像する断面の
位置を立体的に把握し易くなるとともに、実時間の撮像
画像を提示できる。
Description
(MRI)装置などのモダリティに好適に組み込み可能
な3次元位置決め表示装置に係り、とくに、3次元の画
像空間において任意方向の断面を設定できる3次元位置
決め表示装置に関する。
用モダリティにおいて、例えば撮像断面の位置決めな
ど、3次元空間上で所望の位置および傾きの断面(また
はボリューム領域)を設定する必要があることが非常に
多い。
態様で実施されている。その1つは、基準となる断面を
撮像し、それを2次元画像として表示する。そして、こ
の2次元画像を参照画面にし、その直交ベクトルを含む
関心領域断面を設定する手法である。例えば、初めに被
検体のサジタル面を撮像して参照画像としてのサジタル
画像を表示し、この画像に対してアキシャル面から傾け
たオブリーク面を設定し、そのオブリーク像を撮像する
というものである。
フルオロスコピー)を用いて、2次元参照画面の回転移
動操作を行い、参照断面自体を変更する、または、参照
画像に対して直交断面を設定しながら、上述の第1の設
定法と同様に撮像断面を設定する手法である。
法)により3次元モデルを3次元空間に表示させ、その
モデル中に断面位置を表示する。そして、上述した第1
または第2の設定法で断面を移動させ、その位置の空間
把握を支援するものである。
た従来の第1〜第3の断面設定法にあっては、立体的な
視覚性が低いことから、画面上での位置を把握するのが
非常に困難になることが多く、オペレータは現在、どの
位置に断面を設定しているのか、または、どの位置に設
定しようとしているのか、分からなくなることがあり、
正確且つ迅速な断面設定ができない状況にあった。
像に直交しない傾いた方向を設定する場合、参照断面と
交差している部分を線分などで表示し、ほかの部分は投
影(射影)画像を表示するが、これは空間的な把握が困
難で、正確な位置決めはできない。また、第3の設定法
により3次元空間の位置が示された場合でも、別の場所
に表示される2次元画像との対応付けを操作者自身が行
わなければならないので、所望位置に断面を設定すると
いうことからして、この設定法も依然として簡単で操作
性の良い手法とは言い難いものであった。
問題点に鑑みてなされたもので、被検体と撮像する領域
との空間的位置関係とを的確に認識しながら、断面を所
望の3次元位置に迅速に、正確に、さらに容易に設定で
きる断面設定法を提供することを目的とする。
つつ、実時間で撮像領域の画像を表示し、観察に供する
ことを、別の目的とする。
め、本発明は、被検体に設定された3次元空間に置いた
少なくとも1つの領域を表示する領域表示手段と、前記
被検体の前記領域に相当する部位の画像をその領域に表
示する画像表示手段と、前記3次元空間における前記領
域の方向及び位置の少なくとも一方を任意に変更する変
更手段とを備えたことを基本的な特徴とする。例えば、
前記撮像領域はボリューム状の領域、または、断面状の
領域である。好適には、前記領域表示手段は、前記断面
状の領域と前記3次元空間に設定される3次元絶対座標
軸とを共に表示する手段である。操作者は、3次元絶対
座標内のそれらの領域を目視しながら、領域を容易に位
置決めできる。
は断面状の領域であり、かつ、この断面状の領域を連続
撮像(フルオロスコピー)して2次元画像を得る撮像手
段と、前記表示手段に表示されている前記断面状の領域
に前記2次元画像を実時間で順次貼り付ける貼り付け手
段とを備える。これにより、操作者は被検体と撮像断面
との空間的な位置関係を把握しながら撮像断面の位置を
設定できる。
系内に置いた別の断面状の領域に任意の時点で撮像され
た前記2次元画像を参照画像として貼り付ける参照画像
表示手段を備えていてもよい。この参照画像を参照する
ことで、操作者は被検体と撮像断面との空間的な位置関
係を一層容易に把握することができ、より正確に撮像断
面を位置決めすることができる。
3次元空間上の位置を指定する指定手段と、この指定位
置に対応したマーカをその3次元空間上に表示するマー
カ表示手段とを備える。例えば、前記マーカ表示手段
は、前記マーカを前記2次元画像とは異なる色相で表示
する手段である。これにより、マーカの位置に撮像した
い断面を移動させるなどの技法を駆使でき、撮像断面の
位置決めを支援できる。
置変更手段は、前記断面状の領域を移動操作、回転操
作、および移動操作して所望の3次元位置に指定する手
段であることを特徴とする。これにより、オフセットの
入った断面の連続回転によって、一連の画像を撮像でき
る。
位置を時系列に記録し且つその記録した3次元位置を呼
び出し可能な手段を設けた。この呼び出した3次元位置
に対応した前記2次元画像を時系列に再生する手段を備
えていてもよい。
段は、前記連続撮像に対する前記断面状の領域の位置を
予約した定型操作で変更する手段であることを特徴とす
る。例えば、この定型操作は、前記断面状の領域の移動
量を指定する方法として、時間の関数を用いたマクロ記
述法を用いる。また、一例として、前記位置変更手段
は、前記連続撮像に対する前記断面状の領域の位置の移
動方向に関わるベクトルを画像処理によって自動的に設
定して当該位置を自動的に決める手段である。これによ
り、簡単な操作で位置決めができる。
を2次元的に表示する2次元的表示手段と、この2次元
画像を観察している方向を示す目印を前記3次元空間内
に表示する目印表示手段とを設けた。これにより、撮像
断面の位置を決めるときの支援能力が高まる。
スライス方向を指定する指定手段と、前記被検体の前記
領域を含む撮像対象を前記スライス方向に沿って連続撮
像することで複数枚の2次元画像を生成する連続撮像手
段と、この複数枚の2次元画像から前記撮像対象の概略
3次元の位置決め用参照画像を生成する位置決め画像生
成手段とを備えたことを特徴とする。例えば、前記位置
決め画像生成手段は、前記複数枚の画像から前記撮像対
象の輪郭を抽出し、この輪郭データから前記参照画像を
生成する手段である。
情報を表す信号を検出する信号検出手段と、前記信号の
時間経過と伴に前記被検体の前記領域を含む撮像対象を
撮像する撮像手段と、前記撮像手段により撮像される画
像が前記信号のどのタイミングに対応するかを表すマー
カを当該信号と共に表示する信号表示手段とを備え、前
記画像表示手段は、前記撮像手段により表示される画像
を前記信号表示手段により表示される信号と同期して表
示する手段であってもよい。例えば、前記被検体の生理
学的な情報を表す信号はECG信号である。また、前記
信号表示手段及び前記画像表示手段は、前記撮像手段に
より撮像する最中に又はこの撮像手段により撮像された
後の再生時に動作する手段であるとしてもよい。
の前記領域を含む複数の部位を連続撮像する撮像手段
と、この撮像手段により撮像された実時間の画像を用い
て複数個のロケータを提供するロケータ提供手段とを備
えることができる。一例として、前記領域は断面である
とともに、前記ロケータ提供手段は、前記各ロケータ
を、前記撮像手段により撮像された実時間画像を前記画
像表示手段に与えて表示させた1枚の断面と当該断面に
交差し且つ参照画像を貼り付けたもう1枚の断面とを含
む。
は、一例として、MRI装置に組み込むことができる。
め表示装置の実施形態を添付図面に基づき説明する。
3次元位置決め表示装置は、被検体に設定した3次元空
間において撮像したい断面をインターラクティブに3次
元的に位置決めしながらその断面の画像をほぼリアルタ
イムに表示する、ことを基本的な特徴とする。この撮像
法は、具体的には、撮像したい断面とこの断面に交差す
る参照断面とを用いた「交差2断面法」と呼ばれる手法
を用いる。
め表示装置をMRI装置の一部として組み込んで実施す
る例を説明する。しかしながら、本発明は必ずしもこれ
に限定されるものではなく、MRI装置に通信回線を介
して接続した独立の装置構成にしてもよいし、また、3
次元の画像データを収集できるほかの医用モダリティ、
例えばX線CTスキャナや3D超音波診断装置に一体に
または独立して組み込む装置構成であってもよい。さら
に、複数の医用モダリティ、例えばMRI装置と3D超
音波診断装置とを組み合わせて実施する装置であっても
よい。要するに、3次元空間の所望位置に撮像断面(撮
像する領域)を実時間で設定する(位置決め)ことを欲
するシステムが対象となる。
3次元位置決め表示装置の構成の概要をそのMRI装置
と共に示す。
筒状の静磁場磁石1と、この磁石1内にあって、その内
部空間に遊挿された被検体Pの周りに配置される傾斜磁
場コイル2およびRFコイル3とを備える。
2に接続された傾斜磁場電源4と、RFコイル3に接続
されたRF発生装置5および受信検波装置6とを備え
る。傾斜磁場電源4は後述するシーケンスコントローラ
から与えられる傾斜磁場のパルスシーケンスの情報に応
じたパルス電流の列を傾斜磁場コイル(x,y,zコイ
ル)2に送る。RF発生装置5は後述のシーケンスコン
トローラから与えられるRFパルスのシーケンス情報に
応じてRFパルス電流を発生させ、これをRFコイル3
に供給する。
より検出され、受信検波装置6に送られる。受信検波装
置6は、受信したMR信号に検波を含む所定の受信処理
を施してデジタル量のMRデータに変換して、これを演
算装置7に送る。演算装置7もMRI装置の構成の一部
を成し、送られてきた周波数空間のMRデータを再構成
して実空間の画像データを生成する。
電源4、RF発生装置5、および受信検波装置6を制御
するシーケンスコントローラ8と、このシーケンスコン
トローラ8および演算装置7に通信ライン10で接続さ
れ、かつシーケンスコントローラとオペレータ(ユー
ザ)との間でインターラクティブに表示、編集、解析処
理を行うグラフィカルユーザーインタフェース(GU
I)9(以下、ユーザーインタフェースという)とを備
える。
1、メモリ22、入力器23、およびモニタ24をバス
25で相互に接続した構成を有する。バス25はインタ
ーフェース回路26〜29および通信ライン10を介し
てシーケンスコントローラ8および演算装置7に接続さ
れている。
のユーザーインタフェース9は本発明の3次元位置決め
表示装置の要部を成す。
の間で後述する各種の表示、編集、および解析に関わる
処理を実行する。メモリ22は、このCPU21の処理
に必要なプログラムを予め記憶するとともに、処理中の
必要なデータを一次記憶可能になっている。入力器23
は操作者が必要な指令を装置に与えるために使用するも
ので、マウス、キーボードなどを備えている。
像および断面制御の各種のパラメータおよび情報を動的
に表示する。この表示画面の一例を図2に示す。同図に
示すように、このモニタ24の画面はGUI機能を提供
するための画面であり、表示機能、編集機能および解析
機能をグラフィックに提供している。つまり、この画面
は、現在収集している画像を表示する撮像画像表示ウィ
ンドウ400と、参照画像を表示する参照画像表示ウィ
ンドウ401と、3次元絶対空間内で指定断面の投影位
置を表示する投影3次元断面位置表示ウィンドウ402
(以下、断面位置表示ウィンドウと呼ぶ)と、断面の回
転、シフトの編集を担う断面制御編集ウィンドウ403
と、断面の情報を表示する状態表示ウィンドウ404
と、種々の機能を登録して利用できるメニューバー40
5とを備える。これらのウィンドウ401〜404は位
置決め装置(ロケータ)を成す。
ア的にはCPU、メモリなどのコンピュータ要素を備え
て構成され、そのソフトウエア処理により、機能的に、
データ生成部201、傾斜磁場回転部202、傾斜磁場
電源制御部203、周波数シフト部205、RF制御部
206、および受信装置制御部208を備える(図1参
照)。
断面)の位置および視点の情報を使って、制御系におい
てその断面の回転、移動、拡大縮小が行われ、それに応
じたMR像が収集される。操作者が入力器23を介して
撮像する断面の位置および視点を入力すると、CPU2
1は、それらの情報に対応した断面の回転拡大縮小およ
びオフセット量を演算し、これをシーケンスコントロー
ラ8に送る。この後の処理は、シーケンスコントローラ
8に任される。
ンタフェース9から送られてきた回転、拡大縮小の量お
よびオフセット量の情報を受ける。シーケンスコントロ
ーラ8では、それらの情報がデータ生成部201に送ら
れ、それらの情報を反映した回転行列と周波数シフト量
に変換される。この回転行列の生成処理において、拡大
縮小及び/又はチャンネル間の強度のばらつきを補正す
るため、補正係数が掛けられる補正処理が実行される。
回転行列は傾斜磁場回転部202に送られ、オフセット
量は周波数シフト部205に送られる。
転行列の情報を対応する制御情報に変換し、これを傾斜
磁場電源制御部203に送る。周波数シフト部205
は、送られてきたオフセット量を対応する制御情報に変
換し、これをRF制御部206および受信装置制御部2
08に送る。この結果、傾斜磁場電源制御部203は、
送られてきた制御情報と予め指定されている例えばFE
系の連続撮像(フルオロスコピー)のパルスシーケンス
とに応じて傾斜磁場電源4のパルス発生状態を制御する
ので、静磁場に重畳される傾斜磁場強度が動的に実時間
で変更される。同時に、RF制御部206は、送られて
きた制御情報と予め指定されている例えば、FE系の連
続撮像のパルスシーケンスとに応じてRF発生装置5の
RFパルス発生状態を制御するので、送信RFパルスの
周波数およびその位相が動的に実時間で変更される。こ
の結果、例えば米国特許第4,830,012号に示す
如く、パルスシーケンスの条件変更及び画像再構成の両
タイミングをデータ収集から独立させた非同期の状態
で、指定断面の部位の画像がほぼ実時間で連続的に撮像
されるMR連続撮像(MRフルオロスコピー)が行なわ
れる。さらに、受信装置制御部208は、送られてきた
制御信号に応じて受信検波装置6のADC検波周波数を
変更する。
8、演算器7、傾斜磁場電源4、RF発生装置5、受信
検波装置6、及びガントリにより連続撮像を実行可能な
撮像手段が構成される。
ルスシーケンスとして、FE系のセグメンテッドEPI
法やマルチショットEPI法を用いてもよい。
せるスライス、位相エンコード、読み出しの各方向の傾
斜磁場の強度が変更され、且つ、RFコイル3から送信
される送信RFパルスの周波数および位相が変更され
る。したがって、選択励起される撮像すべき断面は操作
者が指定した任意位置にほぼ実時間で変更される。この
指定断面内の磁化スピンによる磁気共鳴信号はエコー信
号としてRFコイル3で収集され、受信検波装置6に送
られる。このエコー信号は受信検波装置6にて所定の受
信処理を受け、エコーデータとなって演算装置7に送ら
れ、再構成処理などに付される。
付着されるECGセンサ41と、このECGセンサ41
のセンサ信号を入力してECG信号を出力するECGユ
ニット42とを備える。このECG検出手段は、被検体
の心周期を表す手段として備えられているが、例えばP
PG等の他の検出手段を用いてもよい。このECG信号
は前記ユーザーインタフェース9に送られ、インターフ
ェース回路29を介してCPU21に取込まれる。CP
U21は、必要に応じて、ECG信号を用いた処理を実
行する。
タフェース9により実施される種々の表示、編集、およ
び解析機能の例を説明する。
こでは、連続撮影(フルオロスコピー)中に撮像する断
面の位置決め装置(ロケータ)として使用する場合に好
適なもので、操作者はこの一連の機能の中から適宜に1
つまたは複数の機能を適宜な順序で選択して用いればよ
い。これにより、例えば動きの速い心臓部位のイメージ
ングにおいて、所望の関心領域を短時間に見つけ出し、
その位置に断面またはボリューム領域を確実に設定する
ができる。
る。CPU21は操作者から入力器23を介してこれら
の項目のいずれかが指令されると、その都度、下記の処
理を行い、モニタ24の画面に提示する(図3参照)。
表示 この機能が起動すると、断面位置表示ウィンドウ402
に、磁石1による静磁場中の3次元物理(絶対)座標軸
が表示され、その絶対的な3次元座標空間に位置指定さ
れた断面が断面SEC1として図4に示す如く3次元表
示される。これにより、磁石1のボア内に位置する患者
と撮像する断面との位置関係が操作者に分かり易く提供
される。この指定した断面の位置情報は撮像手段に渡さ
れ、指定位置の部位がほぼ実時間でスキャンされる。
像の表示 この機能を起動させると、撮像画像表示ウィンドウ40
0に、現在撮像されている画像が表示される。演算器7
によって指定断面の部位の新たな画像データが再構成さ
れる毎に、その画像データを受けてウィンドウ400に
図5(a)に示す如く表示する。このため、連続撮像の
場合、ウィンドウ400に表示される画像はほぼリアル
タイムに更新される。
は、参照画像として選択された画像が図5(b)に示す
如く表示される。この参照画像は、次回の参照画像の選
択まで更新されない画面である。
し処理) この機能の起動により、断面位置表示ウィンドウ402
に表示される断面SEC1に、現在撮像されている画像
が図6に示す如く貼り付けられる。これにより、操作者
が3次元的に断面位置を把握するときの助けになる。ま
た、この貼り付ける画像は好適には、画像の透明度を変
更可能な透かし処理によって透けた画像に生成される。
これにより、この画像の背後に存在する物を隠してしま
うこともない。
(参照断面)SEC2が断面位置表示ウィンドウ402
に図7に示す如く表示される。これにより、被検体内の
3次元空間における現在撮像中の指定断面SEC1の位
置関係をより容易に理解できるようになる。また、メニ
ューバー405の所定のボタンをクリックすると、CP
U21はこれに応じて、現在の指定断面(位置)SEC
1を参照断面(位置)SEC2に変更したり、または、
それらを互いに交換するように処理する。この操作はい
たって簡単に行える。
処理) この機能を起動させることで、参照断面SEC2に参照
画像が貼り付けられる。これにより、断面位置表示ウィ
ンドウ402には参照断面SEC2と現在撮像中の断面
SEC1との2断面の画像が図8に示す如く3次元表示
される。この2断面の画像によって、3次元的な位置把
握がより容易になる。このとき、好適には、参照画像な
ど、手前側に位置するいずれ一方の画像が事前に透けた
画像に処理される。これにより、その背後に位置する撮
像した断面の像や3次元モデル像(後述するように、こ
れを作成し表示した場合)を透過的に観察することがで
きる。
の変更) 断面制御編集ウィンドウ403には、図9に例示するよ
うに、スライドバーやボタンが提示されており、操作者
がこれらの操作体を操作することで、その操作情報がC
PU21に送られて必要な処理が実行される。このた
め、この断面制御編集ウィンドウ403により、撮像断
面の位置変更を指令する手段と、表示されている像の属
性変更を指令する手段とが機能的に提供される。
を制御するスライドバーx,y,zと、断面回転中心を
制御するスライドバーoffsetと、拡大縮小を制御
するスライドバーzoomと、基準位置を示す3次元モ
デルや座標軸と座標断面の表示/非表示を制御するチェ
ックボタン類ckとを備える。
た指定断面(撮像する断面)の3軸回転制御を指令する
方法に関する。この3軸回転制御に対しては上述したよ
うにスライドバーx,y,zが提供されているが、同時
に、図9に示すように円形ボタンの一種である3つのサ
ークルバーA,B,Cがスライドバーx,y,zの直ぐ
上に提供されている。このサークルバーA,B,Cのそ
れぞれが3軸回転の3つのパラメータのそれぞれに対応
し、360度で元に戻る回転パラメータを提供してい
る。各サークルバーA,B,Cの円形内側にはその時点
で設定されているパラメータの値をリアルタイムに表
す。パラメータを変更する場合、各サークルバーにマウ
スポインタを持っていき、例えば左マウスボタンをクリ
ックする。このクリックした位置および中心点を通る半
径方向の線分と予め決めてある基準線との間の成す角度
がパラメータ値を成す。この値は数値としてもリアルタ
イムに表示される。また、パラメータ指定の別の方法と
して、左マウスボタンをホールドし、サークルバー内に
置いたマウスポインタを中心周りに回転させることによ
り、連続的にパラメータを変更することができる。この
ようにサークルバーを、撮像したい断面の3つの回転角
の制御に用いることによって、より容易な操作法を提供
することができる。このサークルバーは、次のg項に係
る視点位置の制御においても好適に使用できる。
示す如く、前述した絶対座標軸を観察する視点の位置を
容易に変更できる手段が提供される。これにより、指定
断面(撮像する断面)を観察する操作者の視線を自由に
動き回すことができ、操作者があたかも被検者の周りを
動きながら断面位置を確認する状態が仮想的に得られ
る。この変更手段は、視点ベクトルの回転座標系(φ,
θ,r)を操作するサークルバー、スライドバー、およ
びCPUにより構成される。サークルバーにより、視点
の角度成分の2つのパラメータが簡単に変更できる。
インタといった入力デバイスで位置を指定する機能を有
する。この機能を起動させると、その指定された位置に
対応した空間位置が断面位置表示ウィンドウ402の画
面上に点または線分MKで且つ画像とは異なる色相で表
示される(図11参照)。これらの点または線分MKに
よる表示体は、断面位置が変更されても空間上で固定表
示され、複数個表示させることが可能になっているの
で、マーカとして利用できる。また、これらのマーカは
編集(消去、属性変更)が可能な状態で保存され、随
時、呼び出すことができるようになっている。さらに、
マーカの位置に指定断面を移動させることができる機能
も付加されている。とくに、線状のマーカの場合、断面
内の軸に一致させて移動させるようになっている。
は、撮像画像に基づいた実際のレンダリング3次元画像
が断面位置表示ウィンドウ402に重ねて表示され、指
定断面(撮像する断面)の基準位置が操作者に提供され
る。断面位置をシフトして撮像した像を直接用いて、レ
ンダリング3次元画像を構築することもできる。さら
に、これに関連して、上述の断面上に操作者が置いたマ
ーカ位置を繋げ、ポリゴンで対象物をレンダリングする
機能も持たせている。
の復帰 この機能によって、任意の時刻に表示された断面位置を
記録し(図12参照)、この記録された位置に戻る手段
が提供される。この手段はCPU21およびメモリ22
によって構成される。この記憶情報には、記録した断面
位置で撮像された撮像画像と、断面位置表示ウィンドウ
402の画像の縮小図がアイコンとして提示される。
オイラー角などの少ないパラメータで絶対位置が記述さ
れるようになっている。これにより、扱うデータ量を減
らすことができる。
する手段として、断面位置をオイラー角で指定する手段
と、断面内の回転2軸と断面直交軸とで周りの回転によ
り指定する手段が提供される。後者の指定手段は、回転
の順番に依存した指定法であるが、前者の指定手段は、
回転に対して一義的に決まる。これらの回転断面は互い
に連続的に表示することができる。
400の画像がどの方向から見たのかを示す矢印ARが
断面位置表示ウィンドウ402に表示される(図13参
照)。また、画像を反転させることで、画像を逆方向か
ら見る手段も提供され、その反転と同時にかかる矢印A
Rの位置が断面の反対側に付けられる。ウィンドウ40
2内での表示位置は左上側などの位置が自動的に選択さ
れ、操作者には画面と断面の位置関係が迅速に提供され
る。
ても、同様の矢印をウィンドウ402とは独立に表示さ
せる手段が提供される。この場合、ウィンドウ401と
402とで、両矢印を容易に識別できるように表示色を
変えることが望ましい。
する画像の表示および非表示を断面制御編集ウィンドウ
403から容易に制御できる。これにより、ウィンドウ
402における画像の重なりを回避できる。
このプラニングは、時間の関数として、移動量、回転角
を記述するマクロ機能により実現される。これにより、
定型化した断面シフトや、ある位置での全方位回転の画
像を簡単な操作で得ることができる。操作者は所望の手
続きを記述して登録することができる。
由度・回転3自由度に、さらに並進3自由度を加えて、
少ないパラメータで連続的に筒状の対象をスキャンする
ことができる。これらのパラメータは上述のマクロ機能
で連続的に変化させてもよい。例えば図14に示す如
く、固定座標系xyzをベクトルr0で表せる量で並進
させ、次に座標系x´y´z´で回転させ、さらに、ベ
クトルr1で表せる量で並進させる。回転角を連続的に
変化させることで、s0,s1,s2などと断面が連続
的に得られる。この手法は、心臓などの壁を連続して撮
像する場合に好適である。また、ベクトルr1をその処
理中の直交断面の画像から自動的に抽出するように構成
することで、断面を心臓壁の周りに自動的に追跡させな
がら各断面の画像を撮像できる。
る。また、この機能には、再生途中で止め、その止め位
置から断面位置を変更して記録できる機能を含む。この
記録情報の再生時には、通常操作時と同様に、記録され
ている断面の位置情報が制御系に送出され、自動的にほ
ぼリアルタイムに画像収集が行われる。
とRF信号の状態を変化させ、ROIを所望サイズに拡
大または縮小させることができる。
で重ねてなぞると、収集された画像に対して平均処理が
自動的に施され、画質が向上する。
〜sを適宜、取捨選択して適宜な順序で用いることで、
例えば動きの速い心臓部位のイメージングにおいて、操
作者は画面を見ながら所望の関心領域を短時間に見つけ
出し、その位置に断面またはボリューム領域を確実に設
定するができる。
MRI装置の場合について説明したが、MRI装置のM
PR(断面変換)処理における断面位置指定用の入力装
置として用いてもよい。
像したい断面位置と視点位置を入力すると(ステップ1
00)、それらの情報がモダリティ(画像収集装置)に
送られ、それに対応した断面の画像と位置の情報が得ら
れる(ステップ101)。断面位置と視点情報は3次元
空間の位置に変換され(ステップ102)、予め収集さ
れている3次元画像データからMPRにより投影3次元
画像が演算される(ステップ103)。この投影3次元
画像は視点から見た指定位置の断面に貼り付けられ(ス
テップ104)、投影3次元表示される(ステップ10
5)。これと並行して撮像した2次元画像も表示される
(ステップ106)。この結果、指定断面位置の2次元
画像と投影3次元画像の2つのタイプの画像が表示さ
れ、これらの画像を観察することで、撮像したい断面の
空間的把握が容易になり、その断面の位置決めを簡単に
且つより正確に行える。
側に持たせておいてもよいし、インターフェイス側で持
っていてもよい。また、この3次元画像データは例えば
3次元超音波診断装置など、別種類のモダリティで収集
したデータを用いる構成であってもよい。
変形例に限定されるものではなく、当業者であれば、本
発明の基本原理の範囲内で更に適宜に組み合わせ、変
更、変形することが可能であり、それらも特許請求の範
囲記載の発明と範囲として捉えることができる。例えば
前記項目で表すと、項目a〜c,e〜h,m,o〜qの
機能のみを組み合せて構成してもよい。
追加可能な機能tを示す。この機能tが起動されると、
交差2断面法に係る指定断面SEC1と参照断面SEC
2を表示するときに、ガントリ内の静磁場空間を模式的
に表す略円筒状の3次元体SYが表示され、その内部の
磁場中心に交差する指定断面SEC1及び参照断面SE
C2が位置した様子を3次元表示するものである。3次
元体SYと2断面SEC1及びSEC2とは例えば色調
を相互に変えて表示されて投影表示れる。この画像は断
面位置表示ウィンドウ402に表示される。これによ
り、交差する2断面SEC1及びSEC2の静磁場内で
の位置関係のより容易な把握の一助となる。
態を図17〜20に基づき説明する。
示装置の使用形態の1つに、撮像対象の3次元レンダリ
ング像を座標軸の中心に置いてその内部の位置決めを行
う状態がある。しかし、この位置決めを行うときに問題
となるのは、撮像対象の3次元画像データの収集に時間
がかかるということである。本実施形態は、このような
状況を改善するものである。
装置は、上述した実施形態と同様に、MRI装置に一体
に組み込まれており、3次元像を静磁場の座標中心にお
いて位置決めを行う機能を有する。この機能は、CPU
21のソフトウエア処理により実現されるもので、その
概要を図17に示す。
入力器23から与えられた操作情報又は自動的に設定し
た情報に基づき撮像対象OBのスライス方向DSを指定
する(ステップS31:図18参照)。CPU21は次
いで、撮像手段に対して、このスライス方向DSに沿っ
た2次元撮像(又は連続撮像)を指令し、その結果得ら
れた2次元画像IMを受け取る(ステップS32、S3
3)。そして、2次元画像IMから撮像対象OBの輪郭
CTを抽出する(ステップS34:図19参照)。この
一連の処理は、2次元画像IM(例えばIM1〜I
M5:図19参照)の所定枚数分だけ行なわれる(ステ
ップS35)。これが終わると、CPU21は、2次元
画像IM夫々の輪郭CTのデータを使って簡易的な3次
元画像IMs imを作成する(ステップS36)。この
作成処理は、データ処理時間が極端に長くならない範囲
で、例えばMIP処理やボリュームレンダリング処理が
用いられる。このようにして得られた撮像対象OBの簡
易な3次元画像IMsimが図20に示す如く、座標中
心位置に参照画像として置かれる(ステップS37)。
照画像と位置決め用の指定断面の位置との関係から指定
断面の空間的な位置が把握される。このため、指定断面
を所望位置に位置決めし、前述した実施形態と同様に、
その断面の画像を実時間で観察することができる。
続撮像した2次元画像から簡易な3次元画像IMsim
を得ているので、撮像対象OBをまともに3次元スキャ
ンする場合に比べて、撮像対象OBの3次元参照画像を
短時間で得ることができる。この3次元参照画像は位置
決めが目的であるから、このように簡易的に作成した画
像で十分である。この結果、3次元参照画像IMsim
と指定断面とを用いる位置決めによって、より直感的に
指定断面位置を把握でき、迅速で正確な撮像を行うこと
ができる。
係る3次元位置決め表示装置を図21〜22に基づき説
明する。この実施形態は、心電同期モード撮像で得た画
像表示に関する。
元位置決め表示装置を組み込んだMRI装置によれば、
被検体内の3次元的な位置を実時間で把握しつつ関心領
域を観察するという使用法が好適である。この使用法を
心臓などの周期的に動く臓器に適用する場合、毎秒数フ
レーム〜数十フレームの高いフレームレートで位置決め
及び観測する必要があるが、そのようにすると、どうし
ても空間分解能が犠牲になる。そこで、位置決めが一度
終わると、心電同期法を用いて空間分解能を高めた撮像
法に切り替えるようにする。しかし、単純に切り替えた
だけでは、撮像した画像を表示するときに、各画像が心
電波形のどの時相に相当するのかはっきりしないことか
ら、観察及び診断に支障を来すという状況がある。本実
施形態は、このような状況を改善するものである。
を示す処理を行う。位置決め後、より高い分解能の画像
を必要とするとき、CPU21は、ECG信号を入力
し、その信号中のR波からの遅延時間が所定刻み(例え
ば100msec)ずつ更新される所定値か否かを判断
する(ステップS41,S42)。この判断でYESの
ときは、R波からの遅延時間が例えば100msecず
つ延長されたECG同期タイミングになったと認識され
る。そこで、CPU21は、これまでよりも高い分解能
の撮像を撮像手段に指示する(ステップS43)。
1は表示処理を指令する(ステップS44〜S46)。
つまり、演算器7から入力する2次元画像IMを受け
て、その2次元画像IMの同期タイミング(遅延時間)
を特定する(ステップS44)。さらに、ECG波形デ
ータ上の上記同期タイミングに相当する位置にマーカM
のデータを重畳させる(ステップS45)。さらに、C
PU21は、マーカMが重畳されたECG波形と2次元
画像IMとを同期してモニタ24に表示する(ステップ
S46)。
4の画面上に形成されている撮像画像表示ウィンドウ4
00には高い分解能で撮像された2次元画像IM(IM
1〜IM5)が時間tの経過と伴に更新表示される。こ
れと並行して、同画面上に形成されている生理学的情報
表示ウィンドウ406には、ECG波形が時間tの経過
と伴に表示される。このECG波形上には同期タイミン
グ毎にマーカMも重畳されている。つまり、画像IMの
更新と同期してECG波形及びそのマーカMも更新され
る。現在表示中の2次元画像IMの撮像時刻に対応する
マーカMは、過去のマーカとは、例えば輝度(又は色
相)を異ならせて表示される。例えば図22の例では、
現在表示中の2次元画像IM5の撮像タイミングはEC
G波形上のマーカM´で表される時刻である。
集と共に、かかるECG波形を同期表示するようにした
が、撮像が終わって画像を再生するときに、ECG波形
を同期表示するようにしてもよい。
合でも、表示される(又は再生される)画像が心電波形
のどの時相の画像であるかが一目瞭然となる。
画像表示ウィンドウ400に重畳表示してもよい。
G信号を検出してその両者を同期表示する構成について
説明したが、かかる信号の代わりに、脈波同期PPG
(peripheral gating)による心電波
形、呼吸同期に拠る波形などの生理学的情報を表す波形
であってもよい。
MRI(fMRI)にも適用できる。fMRIでは、被
検体に光、音、空気、電気などの刺激(入力刺激)が与
えられ、この刺激への応答状況を反映した画像やデータ
が収集される。このため、上述した生理学的情報表示ウ
ィンドウ406にはそのような入力刺激波形が表示さ
れ、これに同期して、撮像画像表示ウィンドウ400に
は出力としての画像やデータ曲線が表示される。
る。例えば治療のためのレーザによる加温エネルギを与
えて、連続撮像によるリアルタイム像の関心領域内の温
度曲線を求める場合、レーザ出力のオンオフを表す矩形
波状の波形が生理学的情報表示ウィンドウ406に、こ
れと同期して変化する温度曲線が撮像画像表示ウィンド
ウ400に夫々表示される。
係る3次元位置決め表示装置を図23〜24に基づき説
明する。この実施形態は、複数のロケータ(位置決め装
置)を搭載した例を示す。
装置は何れも1個のロケータを搭載する構成を説明し
た。しかしながら、解離性大動脈を観察するときのよう
に、解剖学上複雑な構造の複数の個所を同時に観察した
い場合、1個のロケータでは不充分なこともある。本実
施形態はこれを改善するようにする。
よってモニタ24に提示される画面には、図23に示す
如く、前述と同様に形成される1組の撮像画像表示ウィ
ンドウ400A及び参照画像表示ウィンドウ401Aの
ほか、もう1組の撮像画像表示ウィンドウ400B及び
参照画像表示ウィンドウ401Bが形成されている。い
ずれの組においても、撮像画像表示ウィンドウには指定
された断面(撮像される断面)の連続撮像で収集された
画像が表示され、一方、参照画像表示ウィンドウには適
宜な参照断面の画像が表示される。
より両方の撮像画像表示ウィンドウ400A、400B
に表示する2つの場所の実時間画像が例えば交互に撮像
される。このため、各一方のウィンドウに対する表示レ
ートは、1つのウィンドウのみを設けたときに比べて、
低くはなるが、異なる場所のほぼ同時の実時間撮像が可
能になる。
2には、指定断面SEC1Aと参照断面SEC2Aとに
より交差2断面法に拠る一方のロケータ(1):LC1
が、また指定断面SEC1Bと参照断面SEC2Bとに
より交差2断面法に拠るもう一方のロケータ(2):L
C2が夫々形成される。
して、CPU21は図24に示す切換制御を行う。CP
U21は、一方の撮像画像表示ウィンドウ400Aに表
示される実時間画像(1)に拠るロケータ(1)を起動
するか否かを操作情報から判断し、YESの場合は、そ
のロケータ(1)を起動し、反対に、もう一方の撮像画
像表示ウィンドウ400Bに表示される実時間画像
(2)に拠るロケータ(2)を休止させる(ステップS
51,S52)。続いて、ロケータ(2)を起動するか
否かを操作情報から判断し、YESの場合は、そのロケ
ータ(2)を起動し、反対に、拠るロケータ(1)を休
止させる(ステップS53,S54)。
間Δt毎に繰り返すことで、両方のロケータ(1)、
(2)を任意のタイミングで切り換えることができる。
例えば、解離性大動脈などの複雑な構造の部位を観察す
る場合、最初に、一方のロケータ(1)で所望の1つの
場所の位置決め(断面設定)をインターラプティブに行
い、次いで、もう一方のロケータ(2)で別の場所の位
置決め(断面設定)を同様にインターラプティブに行
う。したがって、両方のロケータ(1)、(2)で決め
られた断面SEC1A,SEC1Bの画像により、異な
る場所をほぼ同時に実時間で観察することができる。
画像及び参照画像に拠る組を3組以上設け、3個以上の
ロケータ部を構成してもよい。また、前記実施形態にお
いてはロケータ(1)、(2)を切り換えて使用する構
成としたが、ウィンドウ402を複数個独立し設け、独
立に使用可能な構成にしてもよい。
決め表示装置により、撮像対象の3次元データに対し
て、より高速で、位置関係がより分り易く、且つインタ
ーラプティブな実時間での位置決め、及び、位置決め断
面の画像観察を行うことができる。
上述の実施例記載の構成に限定されるものではなく、当
業者においては、特許請求の範囲に記載の要旨を逸脱し
ない範囲において更に適宜に変更、変形した種々の構成
を実現可能なものであり、それらの構成も本発明に含ま
れる。
置決め表示装置は、例えば連続撮像を行うMRI装置の
撮像領域(断面状の領域など)の位置決めなどに好適に
適用できるもので、被検体と撮像する領域の空間的位置
関係を的確に認識しながら、撮像したい領域(断面な
ど)を所望の3次元位置に迅速に、正確に、且つ容易に
設定するとともに、撮像領域の画像を実時間で表示し、
観察に供するという新規な位置決め及び画像表示法を提
供することができる。
置を一体に実施したMRI装置の概略ブロック図。
ンタフェースの画面構成を示す図。
機能を例示する図。
機能を説明する図。
能を説明する図。
別の機能を説明する図。
別の機能を説明する図。
別の機能を説明する図。
別の機能を説明する図。
に別の機能を説明する図。
に別の機能を説明する図。
に別の機能を説明する図。
に別の機能を説明する図。
を説明する図。
ーチャート。
機能を説明する図。
示す概略フローチャート。
イス方向に沿った複数回の2次元スキャンの図。
キャンによって撮像される2次元画像を説明する図。
態を説明する図。
示す概略フローチャート。
を説明する図。
よって実現される2個の位置決め装置(ロケータ)を説
明する図。
ローチャート。
Claims (23)
- 【請求項1】 被検体に設定された3次元空間に置いた
少なくとも1つの領域を表示する領域表示手段と、前記
被検体の前記領域に相当する部位の画像をその領域に表
示する画像表示手段と、前記3次元空間における前記領
域の方向及び位置の少なくとも一方を任意に変更する変
更手段とを備えたことを特徴とする3次元位置決め表示
装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の3次元位置決め表示装
置において、 前記領域はボリューム状の領域であることを特徴とする
3次元位置決め表示装置。 - 【請求項3】 請求項1に記載の3次元位置決め表示装
置において、 前記領域は断面状の領域であることを特徴とする3次元
位置決め表示装置。 - 【請求項4】 請求項3に記載の3次元位置決め表示装
置において、 前記領域表示手段は、前記断面状の領域と前記3次元空
間に設定される3次元絶対座標軸とを共に表示する手段
である3次元位置決め表示装置。 - 【請求項5】 請求項3に記載の3次元位置決め表示装
置において、 前記断面状の領域に相当する前記被検体の部位を連続撮
像(フルオロスコピー)して少なくとも2枚の2次元画
像を得る撮像手段を備え、 前記画像表示手段は、前記領域表示手段に表示されてい
る前記断面状の領域に前記2次元画像を実時間で順次貼
り付ける貼り付け手段を有したことを特徴とする3次元
位置決め表示装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の3次元位置決め表示装
置において、 前記3次元空間に置いた別の断面状の領域に、前記撮像
手段により任意の時点で撮像された前記2次元画像を参
照画像として貼り付ける参照画像表示手段を備えたこと
を特徴とする3次元位置決め表示装置。 - 【請求項7】 請求項5に記載の3次元位置決め表示装
置において、 前記3次元空間上の位置を指定する指定手段と、この指
定位置に対応したマーカをその3次元空間上に表示する
マーカ表示手段とを備えたことを特徴とした3次元位置
決め装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載の3次元位置決め表示装
置において、 前記マーカ表示手段は、前記マーカを前記2次元画像と
は異なる色相で表示する手段であることを特徴とした3
次元位置決め装置。 - 【請求項9】 請求項4に記載の3次元位置決め表示装
置において、 前記位置変更手段は、前記断面状の領域を移動操作、回
転操作、および移動操作して所望の3次元位置に指定す
る手段であることを特徴とした3次元位置決め表示装
置。 - 【請求項10】 請求項1に記載の3次元位置決め表示
装置において、 前記領域の前記3次元空間における3次元位置を時系列
に記録し、且つその記録した3次元位置を呼び出し可能
な記録・呼出し手段を設けたことを特徴とする3次元位
置決め表示装置。 - 【請求項11】 請求項10に記載の3次元位置決め表
示装置において、 前記呼び出した3次元位置に対応した前記2次元画像を
時系列に再生する再生手段を備えたことを特徴とする3
次元位置決め表示装置。 - 【請求項12】 請求項4に記載の3次元位置決め表示
装置において、 前記位置変更手段は、前記連続撮像に対する前記断面状
の領域の位置を予約した定型操作で変更する手段である
ことを特徴とする3次元位置決め表示装置。 - 【請求項13】 請求項12に記載の3次元位置決め表
示装置において、 前記定型操作は、前記断面状の領域の移動量を指定する
方法として、時間の関数を用いたマクロ記述法を用いた
ことを特徴とする3次元位置決め表示装置。 - 【請求項14】 請求項12に記載の3次元位置決め表
示装置において、 前記位置変更手段は、前記連続撮像に対する前記断面状
の領域の位置の移動方向に関わるベクトルを画像処理に
よって自動的に設定して当該位置を自動的に決める手段
であることを特徴とする3次元位置決め表示装置。 - 【請求項15】 請求項4に記載の3次元位置決め表示
装置において、 前記2次元画像を2次元的に表示する2次元的表示手段
と、この2次元画像を観察している方向を示す目印を前
記3次元空間内に表示する目印表示手段とを設けたこと
を特徴とする3次元位置決め表示装置。 - 【請求項16】 請求項1に記載の3次元位置決め表示
装置において、 前記被検体を撮像するスライス方向を指定する指定手段
と、前記被検体の前記領域を含む撮像対象を前記スライ
ス方向に沿って連続撮像することで複数枚の2次元画像
を生成する連続撮像手段と、この複数枚の2次元画像か
ら前記撮像対象の概略3次元の位置決め用参照画像を生
成する位置決め画像生成手段とを備えたことを特徴とす
る3次元位置決め表示装置。 - 【請求項17】 請求項16に記載の3次元位置決め表
示装置において、 前記位置決め画像生成手段は、前記複数枚の画像から前
記撮像対象の輪郭を抽出し、この輪郭データから前記参
照画像を生成する手段であることを特徴とする3次元位
置決め表示装置。 - 【請求項18】 請求項1に記載の3次元位置決め表示
装置において、 前記被検体の生理学的な情報を表す信号を検出する信号
検出手段と、前記信号の時間経過と伴に前記被検体の前
記領域を含む撮像対象を撮像する撮像手段と、前記撮像
手段により撮像される画像が前記信号のどのタイミング
に対応するかを表すマーカを当該信号と共に表示する信
号表示手段とを備え、 前記画像表示手段は、前記撮像手段により表示される画
像を前記信号表示手段により表示される信号と同期して
表示する手段であることを特徴とする3次元位置決め表
示装置。 - 【請求項19】 請求項18に記載の3次元位置決め表
示装置において、 前記被検体の生理学的な情報を表す信号はECG信号で
あることを特徴とする3次元位置決め表示装置。 - 【請求項20】 請求項18に記載の3次元位置決め表
示装置において、 前記信号表示手段及び前記画像表示手段は、前記撮像手
段により撮像する最中に又はこの撮像手段により撮像さ
れた後の再生時に動作する手段であることを特徴とする
3次元位置決め表示装置。 - 【請求項21】 請求項1に記載の3次元位置決め表示
装置において、 前記被検体の前記領域を含む複数の部位を連続撮像する
撮像手段と、この撮像手段により撮像された実時間の画
像を用いて複数個のロケータを提供するロケータ提供手
段とを備えたことを特徴とする3次元位置決め表示装
置。 - 【請求項22】 請求項21に記載の3次元位置決め表
示装置において、 前記領域は断面であるとともに、 前記ロケータ提供手段は、前記各ロケータを、前記撮像
手段により撮像された実時間画像を前記画像表示手段に
与えて表示させた1枚の断面と当該断面に交差し且つ参
照画像を貼り付けたもう1枚の断面とを含むことを特徴
とする3次元位置決め表示装置。 - 【請求項23】 請求項1乃至22のいずれか一項記載
の3次元位置決め表示装置において、 MRI装置に組み込んだことを特徴とする3次元位置決
め表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP29945399A JP4327313B2 (ja) | 1998-10-21 | 1999-10-21 | Mri装置 |
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JP10-300093 | 1998-10-21 | ||
JP29945399A JP4327313B2 (ja) | 1998-10-21 | 1999-10-21 | Mri装置 |
Publications (2)
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1999
- 1999-10-21 JP JP29945399A patent/JP4327313B2/ja not_active Expired - Fee Related
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