JP3445884B2 - 酒かん器 - Google Patents

酒かん器

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JP3445884B2
JP3445884B2 JP28606895A JP28606895A JP3445884B2 JP 3445884 B2 JP3445884 B2 JP 3445884B2 JP 28606895 A JP28606895 A JP 28606895A JP 28606895 A JP28606895 A JP 28606895A JP 3445884 B2 JP3445884 B2 JP 3445884B2
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愿 松元
房城 星野
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タイジ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酒かん器に関する
ものであり、特に、加温した酒が機器内や配管内に残っ
たりして、品質の劣化を招くことがなく、連続的に採酒
しても温度の低下が殆どみられない自動制御の酒かん器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、酒を適度に温めて採取する酒
かん器が使用されている。そして、従来の酒かん器もあ
る程度自動制御された装置からなるものである。図3
は、従来の酒かん器の仕組みを示す説明図である。この
酒かん器は、貯酒槽1、湯煎槽9、電磁弁10、採酒口
11と、その間を接続する配管12からなるものであ
る。
【0003】上記の湯煎槽には、温度検知器9aとヒタ
ー9bを備えたものであり、貯酒槽から流下した酒は、
湯煎槽の底部から湯煎槽に入り、螺旋状の配管内で酒が
温められ、湯煎槽の上部から排出される構造からなる。
そして、採酒口11には、容器13に採酒した酒の水位
を検知するレベルセンサー11aを取り付けたものであ
る。そして、このレベルセンサーにより、容器内に採酒
された酒の適量を検知して電磁弁を作動させるものであ
る。また、図3において14は、湯煎槽の出口配管に接
続して設けた空気孔である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
酒かん器は、貯酒槽から流下した酒が湯煎槽の底部から
湯煎槽に入り、湯煎槽の上部から排出される構造からな
るものであるから、電磁弁を閉じて、配管中の酒の流れ
を閉路にした場合に、湯煎槽内や排出側の配管中に温め
られた酒が残酒として残り、酒が劣化して品質を損なう
という課題がある。また、湯煎槽により酒を温める方法
では、湯煎槽内の水が対流するので、湯煎槽の上部の方
が比較的高温となり、連続して酒を温める場合に温度の
低下を来したりするので、加温の効率が悪いという課題
がある。
【0005】本発明は、従来の酒かん器に係る上記の課
題に鑑みてなされたものであり、配管や機器内に温めら
れた酒が残酒として残らないような構造とすることと、
連続して採酒しても酒の温度が一定となるような加温装
置とすることにより、上記の課題を達成せんとするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の課題
の解決について鋭意検討を重ねた結果、酒を加温装置内
に流す場合に、その流路を上部から下部に流れる構造と
すること。残酒を残さない弁の配置及びその制御機構と
すること。加温装置を対流の起こらない熱容量の大な蓄
熱式のものを採用することに着目した。
【0007】本発明は、上記の着想に基づくものであ
り、その課題を達成する具体的な手段として、貯酒槽、
酒供給ポンプ、配管を内蔵した発熱体組立、レベルセン
サーを取り付けた採酒口を順に設け、該貯酒槽から採酒
口までを接続する配管を有し、該発熱体組立の入口側の
配管に接続した空気孔と空気導入電磁弁を設け、出口側
の配管に酒流路電磁弁を設け、かつ各機器を作動、制御
する機構を備えたことを特徴とする酒かん器としたもの
である。
【0008】本発明に係る酒かん器は、酒を溜める所定
容量の貯酒槽を設け、この貯酒槽から必要採酒量の酒を
供給するポンプを設け、次に供給された酒を加温するた
めの配管を内蔵した発熱体組立を設け、この発熱体組立
から排出された酒を採酒する採酒口を設け、貯酒槽から
採酒口までを配管で接続したものを基本構造とするもの
である。
【0009】上記の配管を内蔵した発熱体組立は、アル
ミニウム鋳物の内部にヒーターと屈曲状の配管を内蔵し
たもので、その外側に温度を検知するセンサーと、酒の
温度を2桁で表示する温度表示板を設けたものが好まし
い。そして、その発熱体組立内の酒の流路を、上部から
下部に流れる構造とする。
【0010】さらに、上記の採酒口には容器に採酒した
酒の水位を検知するレベルセンサーを取り付け、このレ
ベルセンサーにより、容器内に採酒された酒の適量を検
知して、その信号により前記の酒供給ポンプによる酒の
供給を停止する。
【0011】次に、本発明による酒かん器は、上記の発
熱体組立の入口側の配管に接続して空気孔と空気導入用
の電磁弁を設け、発熱体組立の出口側の配管に酒流路電
磁弁を設ける。そして、この空気導入用の電磁弁の作用
は、酒供給ポンプの作動が停止した時に弁が開いて、空
気孔から空気が導入され、配管内の残酒が全て採酒口に
流されるようにするものである。
【0012】さらに、酒流路電磁弁は、上記の空気導入
用の電磁弁の作用により温められた酒が全て採酒口に流
された後に弁が閉じるように作動させる。従って、空気
導入電磁弁と酒流路電磁弁の開閉動作は、約5秒程の時
間差を設けて制御する機構とすることが好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態について
説明する。図1は、本発明に係る酒かん器の仕組みを示
す説明図である。この酒かん器は、酒を溜める所定容量
の貯酒槽1を設け、この貯酒槽から必要採酒量の酒を供
給する酒供給ポンプ2を設け、次に供給された酒を加温
するための配管3aを内蔵した発熱体組立3を設け、こ
の発熱体組立から排出された酒を採酒する採酒口4を設
け、貯酒槽から採酒口までを配管5で接続したものであ
る。
【0014】上記の配管を内蔵した発熱体組立は、アル
ミニウム鋳物の内部にヒーター3bと屈曲状の配管3a
を内蔵したもので、その外側に温度を検知するセンサー
3cと、酒の温度を2桁で表示する温度表示板3dを設
けたものである。そして、発熱体組立内の酒の流路を、
上部から下部に流れる構造としたものである。
【0015】前記の採酒口には容器13に採酒した酒の
水位を検知するレベルセンサー4aを取り付け、このレ
ベルセンサーにより、容器内に採酒された酒の適量を検
知して、その信号により前記の酒供給ポンプによる酒の
供給を停止する。
【0016】さらに、前記の発熱体組立の入口側の配管
に接続して空気孔6と空気導入電磁弁7を設け、発熱体
組立の出口側の配管に酒流路電磁弁8を設ける。そし
て、この空気導入用の電磁弁の作用は、酒供給ポンプの
作動が停止した時に弁が開いて、空気孔から空気が導入
され、配管内の残酒が全部採酒口に流されるようにする
ものである。さらに、酒流路電磁弁は、上記の空気導入
用の電磁弁の作用により温められた酒が全部採酒口に流
された後に弁が閉じるように作動させるため、空気導入
電磁弁と酒流路電磁弁の開閉動作は、約5秒程の時間差
を設けて制御する。
【0017】本発明に係る酒かん器の制御機構を、図2
の回路図に基づいて説明する。最初に、自動で定量採酒
するときの制御は、先ず、貯酒槽に酒を入れて、電源を
接続し、スイッチ「NFB」を「電源」側にする。同時
にランプ「PL1」が点灯する。採酒する酒の温度は、
温度調節の「VR]を温度表示板を見ながら回転させて
設定する。そして、通電スイッチ「SW1」を「ON」
にすると、パワーリレー「PR」が作動して接点「PR
a」が開から閉になって、ヒーターに通電すると同時に
通電ランプ「PL2」が点灯する。設定温度より酒の温
度が低いときのみ通電ランプが点灯して通電状態を示
す。ヒター通電ランプは、設定温度になると消灯する。
この際、設定「高」で約3分程度である。
【0018】次に、自動の押し釦スイッチ「SW2」を
押すとリレー「X1」が動作して、接点「X1a」が開
から閉になり、「電磁弁1」(酒流路電磁弁)の弁が閉
から開になりポンプ「P」が動作開始し、貯酒槽の酒が
温調部(発熱体組立)を通過して温められる。そして、
採酒口で設定された量まで容器内の酒の水位が上がって
くると、レベルセンサーの電極が酒で短絡される。この
短絡で停止回路が動作して、リレー「X2a」を動作さ
せ、ポンプの印加電圧が「OFF」になって、酒の供給
を停止する。同時に「電磁弁2」(空気導入電磁弁)の
弁が閉から開になり、大気圧が配管中の酒に加わり、全
て採酒口の方に流し出される。
【0019】次に、リレー「X2a」が動作すると同時
に、「ICタイマー」回路が働き、約5秒後に(配管中
の酒が全て流れ出す時間)タイマー「TM」が動作し
て、操作回路の直流電源を「OFF」にして電磁弁2の
弁が開から閉になる。
【0020】本発明に係る酒かん器を手動で操作すると
きは、前記のヒター通電ランプが設定温度になり消灯す
るまでは、前記の自動操作と同様に操作する。手動の押
釦スイッチ「SW3」を押すと、リレー「X1」が動作
して、接点「X1a」が開から閉になり、電磁弁1とポ
ンプに電圧が印加されて、電磁弁1の弁が閉から開にな
り、ポンプは酒の供給を始め、温調部(発熱体組立)を
通過して酒が温められる。
【0021】採酒すべき量になったときに、停止用の押
釦スイッチ「SW4」を押すと、リレー「X2」が動作
して接点「X2a」が開から閉になって電磁弁2の弁が
閉から開になり、配管中の酒に大気圧が印加されて、酒
を全て流し出す。同時に接点「X2b」は閉から開にな
って、ポンプの供給を停止する。
【0022】次に、リレー「X2a」が動作すると同時
に、「ICタイマー」回路が働き、約5秒後に(配管中
の酒が全て流れ出す時間)タイマー「TM」が動作し
て、操作回路の直流電源を「OFF」にして電磁弁2の
弁が開から閉になる。
【0023】
【発明の効果】本発明は、貯酒槽、酒供給ポンプ、配管
を内蔵した発熱体組立、レベルセンサーを取り付けた採
酒口を順に設け、その貯酒槽から採酒口までを接続する
配管を有し、その発熱体組立の入口側の配管に接続した
空気孔と空気導入電磁弁を設け、出口側の配管に酒流路
電磁弁を設け、かつ各機器を作動、制御する機構を備え
たことからなる酒かん器であるが、本発明によれば、配
管や機器内に温められた酒が残酒として残ることがない
ので、酒が劣化して品質を損なうことがない。さらに、
連続して採酒しても酒の温度が一定に保たれ、温度の低
下が殆どないという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る酒かん器の仕組みを示す
説明図である。
【図2】図2は、本発明に係る酒かん器の各機器を制御
する回路図である。
【図3】図3は、従来の酒かん器の仕組みを示す説明図
である。
【符号の説明】
1 貯酒槽 2 酒供給ポンプ 3 発熱体組立 3a 屈曲状の配管 3b、9b ヒーター 3c 温度検知センサー 3d 温度表示板 4、11 採酒口 4a、11a レベルセンサー 5、12 配管 6、14 空気孔 7 空気導入電磁弁 8 酒流路電磁弁 9 湯煎槽 9a 温度検知器 10 電磁弁 13 容器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 108

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯酒槽、酒供給ポンプ、配管を内蔵した
    発熱体組立、レベルセンサーを取り付けた採酒口を順に
    設け、該貯酒槽から採酒口までを接続する配管を有し、
    該発熱体組立の入口側の配管に接続した空気孔と空気導
    入電磁弁を設け、出口側の配管に酒流路電磁弁を設け、
    かつ各機器を作動、制御する機構を備えたことを特徴と
    する酒かん器。
  2. 【請求項2】 配管を内蔵した発熱体組立内の酒の流路
    を、上部から下部に流れる構造とした請求項1に記載の
    酒かん器。
  3. 【請求項3】 酒供給ポンプの作動が停止した時に空気
    導入電磁弁が開となり、かつ空気導入電磁弁と酒流路電
    磁弁の開閉に時間差を設けて制御する機構を設けた請求
    項1に記載の酒かん器。
  4. 【請求項4】 配管を内蔵した発熱体組立が、アルミニ
    ウム鋳物の内部にヒーターと屈曲状の配管を内蔵したも
    のである請求項1に記載の酒かん器。
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