JP3445458B2 - 二輪車用アンチスキッド制御方法 - Google Patents

二輪車用アンチスキッド制御方法

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JP3445458B2
JP3445458B2 JP02212797A JP2212797A JP3445458B2 JP 3445458 B2 JP3445458 B2 JP 3445458B2 JP 02212797 A JP02212797 A JP 02212797A JP 2212797 A JP2212797 A JP 2212797A JP 3445458 B2 JP3445458 B2 JP 3445458B2
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/17Using electrical or electronic regulation means to control braking
    • B60T8/1701Braking or traction control means specially adapted for particular types of vehicles
    • B60T8/1706Braking or traction control means specially adapted for particular types of vehicles for single-track vehicles, e.g. motorcycles

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は二輪車用アンチスキ
ッド制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】二輪車用アンチスキッド制御では、制御
器もしくはコントロールユニットで前後輪のスピードセ
ンサより出力を受け、車輪速度を演算し、これにデジタ
ルフィルタ処理を行ってブレーキ弛め信号やブレーキ保
持信号を形成している。また、このために車輪のスリッ
プ率を演算しているが、これには疑似車体速度が必要で
ある。このためにデジタルフィルタ処理された両車輪速
度のうち、非アンチスキッド制御時には前輪の車輪速度
に追従して疑似車体速度を形成し、アンチスキッド制御
時には両車輪速度のうち大なる方に追従して形成してい
る。
【0003】こゝで、デジタルフィルタ処理された車輪
速度を、図1を参照して説明すると、図1で白丸がマイ
クロコンピュータの、・・・・・、n−1、n、n+
1、n+2、・・・・・サイクル目のフィルタ処理前の
デジタル速度(km/h)VRであり、黒丸がフィルタ
処理後のデジタル速度VF であって、加算平均処理で得
られ、次の関係式がある。VF(nサイクル目)=[(VF[(
n−1)サイクル目])+VR(nサイクル目)]/2これに
より、ハイレベルQの信号がノイズであったとしても、
一連の黒丸で示すように加速度は減少されてアンチスキ
ッド制御に適したものとされている。然しながら、同レ
ベルのノイズが長時間続くと、時間の経緯と共に、この
ノイズレベルになってしまい、適正なアンチスキッド制
御ができなくなる。
【0004】なお、以上では、わかり易くするために、
いわゆる2サイクルの平均フィルタを説明したが、実際
には4サイクル平均フィルタを用いている。
【0005】すなわち、VF(nサイクル目)=[(V
F(n−3)サイクル目+VF(n−2)サイクル目+V
F(n−1)サイクル目+VR (nサイクル目)/4]
【0006】なおまた、アンチスキッド非制御時に、疑
似車体速度を前輪のデジタルフィルタ処理後の車輪速度
に追従させるのは、もし後輪のそれに追従させると、後
輪のスピンアップ(駆動スリップ)時には疑似車体速度
が実車体速度より高くなり、以下の不具合が発生する恐
れがある為である。
【0007】(1)前輪は低速のままであり、疑似車体
速度に対して大きく低下するのでスリップ信号が発生し
アンチスキッド制御で減圧制御をしてしまう。 (2)アクセルのスロットルを戻して後輪のスピンアッ
プを終了した時、疑似車体速度のみが高速となるため、
前後両輪共に減圧制御となり、車両としてはノーブレー
キの状態に落ち危険となる。 以上のようなアンチスキッド制御を行なうのであるが、
従来は以下のような場合にノイズが発生したと判断され
る。すなわちコントロールユニットのコンピュータサイ
クルにおいてフィルタ処理前の車輪速度VR とデジタル
フィルタ処理された車輪速度VF および疑似車体速度V
を比較し、以下のような場合ノイズが発生したと判断さ
れる。すなわちデジタルフィルタ処理後の車輪速度が疑
似車体速度より大か等しい。かつ(フィルタ処理前の車
輪速度−デジタル処理された車輪速度)がakm/hよ
り大か等しく、かつ(フィルタ処理前の車輪速度−デジ
タルフィルタ処理された車輪速度)が(フィルタ処理さ
れた車輪速度×b)より大かまたは等しい。このような
and条件が成立するとこの車輪にノイズが発生したと
判断し、これ以後、ノイズが発生したと判断された車輪
のデジタルフィルタ処理された車輪速度を一定とし変動
させないようにしている。これによりノイズによるアン
チスキッド制御悪化(すなわちノイズ解消時の減圧制
御)を防止するようにしている。また従来ではノイズを
検出した後の復帰条件は以下の通りである。すなわち、
(1)フィルタ処理前の車輪速度VR が疑似車体速度V
より小か等しい場合、又は、(2)車両停止状態でかつ
フィルタ処理前の車輪速度VR がckm/hより小の場
合である。
【0008】然るに、従来技術ではノイズ検出時、フィ
ルタ処理された車輪速度VF を一定速度で固定してしま
うため、アンチスキッド非制御時に疑似車体速度が追従
する前輪ノイズ検出を行なった後、車両を加速すると前
輪のデジタルフィルタ処理後の車輪速度VF 及び疑似車
体速度Vが低速のまま固定され、後輪のデジタルフィル
タ処理後の車輪速度VF のみが加速することになる。こ
れによりアンチスキッド制御は不能、又は前後輪共に通
常のブレーキとなってしまう。あるいは異径タイヤモニ
タによるフェール検出を招くことになる。ここで異径タ
イヤモニタとは前後輪のデジタルフィルタ処理後の車輪
速度を比較し、両者が所定範囲以上の差、例えば6%を
持つ時間が一定範囲、例えば10秒を越えた場合にフェ
ールを検出するようにしている。このモニタのフェール
検出を招くことになる。以上のような問題点は前輪を浮
かせて走行した後、いわゆるウイリー走行をした後、前
輪を着地させた時に発生する車輪周波数ジャンプにより
ノイズと誤って判断された場合に生ずる。またノイズ検
出時にこの車輪のデジタル処理後の車輪速度を一定とす
ることによりアンチスキッド制御を不能としたり、及び
異径タイヤモニタによるフェール検出が発生する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題に
鑑みてなされ、スピードセンサノイズとウイリー走行後
の前輪着地時に発生する周波数ジャンプとを識別して後
者の場合にはノイズの発生がないと判断し、又、ノイズ
と判断した場合にも確実に疑似車体速度を演算するよう
にするアンチスキッド制御方法を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、前後輪に
それぞれスピードセンサを備え、該スピードセンサの出
力から演算により得られたフィルタ処理前の各車輪速度
(VR )、(VR ’)と、該フィルタ処理前の車輪速度
(VR )、(VR ’)をデジタルフィルタ処理して得ら
れたフィルタ処理後の各車輪速度(VF )、(VF ’)
とに基いて、アンチスキッド制御するようにしたアンチ
スキッド制御方法であって、(A)以下の第1条件が満
足されると該車輪のスピードセンサにノイズが発生して
いると判断し、(以下、前輪を代表して、VR 、VF
ついて記載する。後輪のVR ’、VF ’についても同条
件が成立) [VF ≧疑似車体速度V]・[(VR −VF)≧akm/h]・
[(VR −VF)≧b×VF]、 (B)前記疑似車体速度Vは前記VF 、VF ’のうち前
輪のVF と前記VF のうち後輪のVF'とのうち、アンチ
スキッド非制御時には、前記VF に追従させ、アンチス
キッド制御時には前記VF とVF'のうち大なる方に追従
させるようにし、(C)以下の第2条件が満足されると
前記ノイズが解除されたと判断し、(a)VR ≦V又は
(b)車両停止状態であり、かつVR <ckm/h但
し、a、b、cは所定値、であるようにしたアンチスキ
ッド制御方法において、前記第1条件でノイズが発生し
ていると判断された車輪のVR (VR ’)と他方の車輪
のVF'(VF )とを比較し、これらの差が許容範囲外で
あれば、ノイズが発生しているという条件を前記第1条
件に加え、前記第2条件でノイズが除去されていないと
判断された車輪のVR (VR ’)と、他方の車輪のVF'
(VF)とを比較し、これらの差が前記許容範囲内であ
るという条件を前記第2条件に加え、前記Vは前記
(B)の条件に加えて、何れかの車輪のスピードセンサ
にノイズが発生していると判断された場合にはノイズが
発生していない方の車輪のVF (VF ’)に追従させる
という条件を加えたことを特徴とする二輪車用アンチス
キッド制御方法、によって解決される。
【0011】以上の構成により、通常のノイズは確実に
判断され、またウイリー走行時の周波数ジャンプもノイ
ズと誤検出されず、適正なアンチスキッドを常に保証す
ることのできるアンチスキッド制御方法を提供すること
ができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。
【0013】図2はデジタルフィルタ処理された車輪速
度にノイズがあるかどうか、またノイズを検出しておれ
ばこれを解除すべきかどうかを判断するコンピュータプ
ログラムのフローチャートを示す。図2において1はス
ピードセンサより信号を受けて上述したように車輪速度
を演算し、また上述のようなデジタルフィルタ処理を行
なうのであるが、フィルタ処理前の車輪速度をVR
し、フィルタ処理後の車輪速度をVF とする。これらが
F 演算ルーチン2の起動段階に供給され、これからコ
ンピュータの制御サイクルが始まるのであるが、3の段
階において上述の条件でノイズを検出しているかどうか
を判断する。この判断がyesであれば4の段階で車両
が停止しているかどうかを判断し、yesであればフィ
ルタ処理前の車輪速度が所定の値c(km/h)より小
か否かを判断し、この段階でyesであればノイズ検出
解除段階6でノイズ検出を解除してこの時のデジタルフ
ィルタ処理された信号を段階7で正規の信号としてリタ
ーン8に供給する。他方、4の段階で車両が停止してい
るかどうかで、noであれば9の段階で同じくnサイク
ル目のフィルタ処理前の車輪速度VR (n)がその時の
疑似車体速度Vより小であるか否かを判断し、yesで
あれば上述のように6の段階でノイズ検出を解除する。
またnoであれば後述する13の段階に至る。
【0014】3のノイズ検出の判断でnoであれば10
の段階でデジタルフィルタ処理後の車輪速度がn−1サ
イクル目において疑似車体速度Vより小であるか否かを
判断し、yesであれば7の段階で正規の信号としフィ
ルタ後の車輪速度を8のリターンの車輪速度として受け
付ける。またnoであれば11の段階でnサイクル目の
フィルタ前の車輪速度VR −(n−1サイクル目のフィ
ルタ処理された車輪速度VF )が所定の値a(km/
h)より大であるか否かを判断する。こゝでnoであれ
ば、フィルタ処理された車輪速度VF (n)が正規の信
号として段階7で受けつけられる。yesであれば上記
の差が12の段階で、同じくフィルタ処理された(n−
1)サイクル目の車輪速度の値b(1より小)を乗じた
値より大であるか否かが判断され、yesであれば13
の段階に至り、(nサイクル目のフィルタ前の車輪速度
R −他方の車輪の(n−1)サイクル目のデジタルフ
ィルタ処理された車輪速度VF'との差の絶対値が、この
他方の車輪のデジタル処理された車輪速度に上記bより
更に小さいdの値を乗じたものより小なりか等しいを判
断し、noであればノイズが発生したものと判断し、次
の15の段階でnサイクル目のフィルタ処理された車輪
速度VF を疑似車体速度Vに追従させる。なお、図2に
おいて、(仮)とはノイズ検出中か否かの決定前の信号
を表わすものとする。
【0015】他方、上述の13の段階においてyesで
あれば6の段階でノイズは解消されたと判断してフィル
タ処理された車輪速度を正しい車輪速度としてABS制
御に使用する。
【0016】図3は疑似車体速度を如何にして形成する
かのプログラムのフローチャートを示すものである。2
1の段階では疑似車体速度Vを追従させる車輪を選ぶル
ーチンの開始ボタンであり、これが押されると22の段
階で前輪のノイズが検出されているかどうかを判断し、
noであれば段階23で後輪のセンサにノイズが検出さ
れているかどうかを判断し、noであれば更に24の段
階でアンチスキッド制御中であるかどうかを判断する。
これがyesであれば更に25の段階で前輪のデジタル
フィルタ処理された車輪速度が後輪のデジタルフィルタ
処理された車輪速度より大であるか等しいかを判断し、
noであれば疑似車体速度Vはデジタルフィルタ処理さ
れた後輪の車輪速度に追従させる。
【0017】他方、段階22で前輪にノイズが検出中か
どうかの判断がnoであり、後輪にノイズが検出されて
いるかどうかがyesであれば、29の段階で疑似車体
速度をデジタルフィルタ処理された前輪の車輪速度に追
従させる。
【0018】更に他方、前輪にノイズが発生しているか
どうかを判断し、yesであれば段階27で後輪ノイズ
が発生しているかどうかを判断し、yesであれば前
輪、後輪共にノイズが発生していることによりソフト上
の最低速度、これは充分に小さく上述のa、cよりも小
さい値に追従させることにしている。また27の段階で
後輪にノイズが発生しているか否かでnoであれば26
の段階で疑似車体速度はこのデジタルフィルタ処理され
た後輪の車輪速度に追従させるようにしている。
【0019】図4はいづれの車輪のスピードセンサに
ノイズが混入した場合を示すが、ノイズが混入しない場
合のフィルタ処理前の車輪速度に比べて高いレベルにな
っている。このような場合には上述のノイズ検出条件、
すなわちフィルタ処理後の車輪速度が疑似車体速度より
も大または等しく、(デジタルフィルタ処理する前の車
輪速度−デジタルフィルタ処理後の車輪速度)が充分に
小さい所定値よりも大であり、(かつデジタルフィルタ
処理する前の車輪速度−デジタル処理した後の車輪速
度)は、(デジタルフィルタ処理した後の車輪速度×上
記値よりも更に小さい値を乗じたもの)よりは大であ
り、正しくノイズを検出することができる。
【0020】然るに、図5で示すようにウイリー走行を
した場合、すなわち車体を加速して何らかの方法で前輪
を地上から離し、後輪のみが地上に着地した状態で走行
するのであるが、ウイリー走行をやめる、すなわち前輪
を大地に着地した途端に前輪のフィルタ処理前の車輪速
度が急上昇することを表しているが、このような場合に
は従来のノイズ検出方法ではノイズが発生したと判断し
ているが、本願発明では更にノイズが発生したとする判
断に前輪のデジタルフィルタ処理前の車輪速度と後輪の
デジタルフィルタ処理後の車輪速度とを比較して、両者
が許容範囲内であればノイズが発生していないと判断す
るようにしているので、ウイリー走行の場合にはノイズ
が発生したと判断されない。
【0021】図5において、前輪が着地した直後フィル
タ前車輪速度又は車体速度は急上昇し、しばらくして一
定の速度に達しているのであるが、このような場合、従
来のノイズ検出条件ではノイズが発生したと判断され
る。然しながら本願発明においては、上述のようにノイ
ズを検出しているのでノイズを検出した場合の疑似車体
速度の形成を行わず、よって安定なアンチスキッド制御
を行なうことができる。
【0022】更に本発明によれば、前輪および後輪の一
方のみのスピードセンサにノイズが発生したと判断され
ると、疑似車体速度Vを他方のノイズを発生していない
方の車輪のデジタルフィルタ処理後の車輪速度に追従さ
せるようにしているので、やはり安定したアンチスキッ
ド制御を保証する。更に本願発明によれば、両輪共にそ
のスピードセンサにノイズが発生したと判断されると、
疑似車体速度Vをソフトウエア上の、上述の値より更に
小さい最低速度まで減速させるようにしたので、不用意
にアンチスキッド制御を行って減圧してノーブレーキと
なることはない。更に両輪共にノイズが発生した場合の
復帰条件としてフィルタ処理前の車輪速度が前コンピュ
ータサイクルのそれと比較して所定値より小さい値以内
で、かつ両輪のデジタルフィルタ処理前の車輪速度の差
が所定値以内の状態が所定時間継続した場合、両輪共に
ノイズ検出状態より復帰させるようにした。以上のよう
にしてウイリー走行時のアンチスキッド制御も適正なも
のとすることができ、他の走行状態においても適正なア
ンチスキッド制御を保証することができる。
【0023】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限られることなく、本発明
の技術的思想に基いて種々の変形が可能である。
【0024】例えば以上の実施の形態では、両輪共にノ
イズを検出した場合には、ソフトウエア上の非常に小さ
い値まで速度を減速させるようにしたが、前後輪のデジ
タルフィルタ処理された車輪速度のうち低い方の車輪速
度に追従させるようにしてもよい。なお上述の各条件に
おいて小さな値aないしdは二輪車の型式に応じて設定
可能なものとしてもよい。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の二輪車用ア
ンチスキッド制御方法によれば、通常の走行状態におい
ても適正なアンチスキッド制御を保証し、特にウイリー
走行時の、従来はノイズと判断されていたものをそうで
はないと判断してやはり適正なアンチスキッド制御を保
証することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に適用される車輪速度のデ
ジタル処理を説明するチャートである。
【図2】本発明の実施の形態による車輪速ノイズ検出、
解除条件を表すプログラムのフローチャートである。
【図3】デジタルフィルタ処理後の車輪速度を用いて疑
似車体速度を形成するためのプログラムのフローチャー
トである。
【図4】通常のノイズが混入した場合のデジタル処理す
る前の車輪速度のタイムチャートである。
【図5】ウイリー走行後の前輪着地時のデジタル処理前
の前輪及び後輪の車輪速度の変化を示すタイムチャート
である。
【符号の説明】
2 デジタルフィルタ処理後の車輪速度の演算ルーチ
ン 21 疑似車体速度追従選択ルーチン
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−267461(JP,A) 特開 平4−123961(JP,A) 特開 昭63−125461(JP,A) 特開 平7−128352(JP,A) 特開 昭60−25836(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60T 8/32 - 8/96

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後輪にそれぞれスピードセンサを備
    え、該スピードセンサの出力から演算により得られたフ
    ィルタ処理前の各車輪速度(VR )、(VR ’)と、該
    フィルタ処理前の車輪速度(VR )、(VR ’)をデジ
    タルフィルタ処理して得られたフィルタ処理後の各車輪
    速度(VF )、(VF ’)とに基いて、アンチスキッド
    制御するようにしたアンチスキッド制御方法であって、 (A)以下の第1条件が満足されると該車輪のスピード
    センサにノイズが発生していると判断し、(以下、前輪
    を代表して、VR 、VF について記載する。後輪のV
    R ’、VF ’についても同条件が成立) [VF ≧疑似車体速度V]・[(VR −VF)≧akm/h]・
    [(VR −VF)≧b×VF]、 (B)前記疑似車体速度Vは前記VF 、VF ’のうち、
    アンチスキッド非制御時には、前記VF に追従させ、ア
    ンチスキッド制御時には前記VF とVF'のうち大なる方
    に追従させるようにし、 (C)以下の第2条件が満足されると前記ノイズが解除
    されたと判断し、(a)VR ≦V又は(b)車両停止状
    態であり、かつVR <ckm/h 但し、a、b、cは所定値、であるようにしたアンチス
    キッド制御方法において、前記第1条件でノイズが発生
    していると判断された車輪のVR (VR ’)と他方の車
    輪のVF'(VF )とを比較し、これらの差が許容範囲外
    であれば、ノイズが発生しているという条件を前記第1
    条件に加え、前記第2条件でノイズが除去されていない
    と判断された車輪のVR (VR ’)、他方の車輪のVF'
    (VF )とを比較し、これらの差が前記許容範囲内であ
    るという条件を前記第2条件に加え、前記Vは前記
    (B)の条件に加えて、何れかの車輪のスピードセンサ
    にノイズが発生していると判断された場合にはノイズが
    発生していない方の車輪のVF(VF ’)に追従させる
    という条件を加えたことを特徴とする二輪車用アンチス
    キッド制御方法。
  2. 【請求項2】 前記両車輪のスピードセンサに共にノイ
    ズが発生したと判断された場合には前記擬似車体速度V
    をソフトウエア上の充分に小さい所定の最低速度とし、
    前記両車輪の各車輪速度V R 、V R ´ が各々、コンピュ
    ータの前制御サイクルの値と比較して、差が所定の値e
    以内で、かつ前記両車輪の各車輪速度V R 、V R ´ の差
    が所定値f以内の状態が所定時間継続した場合に、前記
    両車輪共にノイズが解除されたと判断するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の二輪車用アンチスキッ
    ド制御方法。
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