JP3445426B2 - 高吸水性樹脂組成物 - Google Patents

高吸水性樹脂組成物

Info

Publication number
JP3445426B2
JP3445426B2 JP33965895A JP33965895A JP3445426B2 JP 3445426 B2 JP3445426 B2 JP 3445426B2 JP 33965895 A JP33965895 A JP 33965895A JP 33965895 A JP33965895 A JP 33965895A JP 3445426 B2 JP3445426 B2 JP 3445426B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
salt
superabsorbent resin
water
resin composition
diphosphonic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP33965895A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09176427A (ja
Inventor
喜彦 渡辺
誠 辻
泰徳 細川
由光 伊奈
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP33965895A priority Critical patent/JP3445426B2/ja
Priority to EP96115478A priority patent/EP0781804A3/en
Priority to CN96120395.1A priority patent/CN1157300A/zh
Publication of JPH09176427A publication Critical patent/JPH09176427A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3445426B2 publication Critical patent/JP3445426B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F9/00Compounds containing elements of Groups 5 or 15 of the Periodic System
    • C07F9/02Phosphorus compounds
    • C07F9/28Phosphorus compounds with one or more P—C bonds
    • C07F9/38Phosphonic acids RP(=O)(OH)2; Thiophosphonic acids, i.e. RP(=X)(XH)2 (X = S, Se)
    • C07F9/3804Phosphonic acids RP(=O)(OH)2; Thiophosphonic acids, i.e. RP(=X)(XH)2 (X = S, Se) not used, see subgroups
    • C07F9/3839Polyphosphonic acids
    • C07F9/3843Polyphosphonic acids containing no further substituents than -PO3H2 groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/49Phosphorus-containing compounds
    • C08K5/51Phosphorus bound to oxygen
    • C08K5/53Phosphorus bound to oxygen bound to oxygen and to carbon only
    • C08K5/5317Phosphonic compounds, e.g. R—P(:O)(OR')2

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高吸水性樹脂が水
性液体又は尿、経血若しくは汗等の体液等を吸収した含
水状態でも分解/劣化することのない高吸水性樹脂組成
物に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】高吸水
性樹脂は、衛生用品分野では、幼児用、大人用若しくは
失禁者用の紙おむつ(使い捨ておむつ)又は婦人用の生
理用ナプキン等の吸収性物品における吸水性物質として
使用されており、また、農園芸分野では、保水剤等とし
て使用されており、更に、土木事業分野では、汚泥の凝
固剤、結露防止剤又は止水剤等として幅広く使用されて
いる。かかる高吸水性樹脂を構成する水溶性高分子(架
橋体)は、過酸化水素や、L−アスコルビン酸又はその
塩等のラジカル発生種の共存下では、経時的に分子量が
低下し、劣化するという問題があることが知られてい
る。特に、該高吸水性樹脂を紙おむつや生理用ナプキン
等の吸収性物品に用いた場合、尿、経血又は汗等の体液
中にもL−アスコルビン酸又はその塩等が存在するた
め、かかる体液を吸収した紙おむつや生理用ナプキン中
の高吸水性樹脂は、L−アスコルビン酸又はその塩から
発生するラジカル種によって、経時的に分解、劣化する
ので、該高吸水性樹脂の体液保持能力が低下すること
が、特に重大な問題となっている。
【0003】また、上記ラジカル発生種による水溶性高
分子の分解反応は、水性液体又は尿、経血若しくは汗等
の体液等を吸収した状態(以下、「含水状態」という)
下で顕著であり、特に、空気雰囲気下で、鉄や銅等の2
種以上の酸化数を取り得る遷移金属イオンが共存する含
水状態下で顕著である。この理由は、例えば、J.Am. Ch
em. Soc., 89, 4176(1967)やCarbohydrate Research,
4, 63(1967)に示されるように、微量の鉄や銅等の遷移
金属イオンが触媒となって過酸化水素やL−アスコルビ
ン酸又はその塩の分解反応(ラジカル発生反応)が著し
く促進されるためである。かかる遷移金属イオンは、高
吸水性樹脂と過酸化水素又はL−アスコルビン酸若しく
はその塩等のラジカル発生種とが共存する条件下に意図
的に又は第三成分として添加されることもあるが、その
ような場合以外、例えば、該高吸水性樹脂を構成する水
溶性高分子の高分子鎖を経時的に分解し得る十分な触媒
能を有することが知られている(例えば、Free Radical
Research Communications, 1, 349(1986)参照)。
【0004】高吸水性樹脂の分解/劣化を抑制するため
の手法としては、1)該高吸水性樹脂を減圧下に密封又
は窒素雰囲気下に密封することによって空気(特に酸
素)との接触を避ける、2)高度に精製された水及び原
料を使用することによって該高吸水性樹脂中に金属イオ
ンが混入することを抑える、3)該高吸水性樹脂中に酸
化防止剤又は還元剤を添加する、4)該高吸水性樹脂中
に蛋白や酵素等を添加する、5)該高吸水性樹脂中にク
エン酸、(ポリ)リン酸もしくはその塩又はエチレンジ
アミンテトラ酢酸(EDTA)若しくはその塩等の金属
キレート剤を添加する等の手法が知られている。しかし
ながら、上記1)及び2)の手法は、高吸水性樹脂の使
用目的によっては、実際上不可能であることが多い。ま
た、上記3)、4)及び5)の如き既存の添加剤を添加
する手法は、高吸水性樹脂の分解/劣化を抑制するもの
の、その効果は必ずしも十分でない。そして、効果の発
現のためには、上記添加剤を大量に添加しなければなら
なかったり、非常に強力な作用を及ぼす添加剤を使用し
なければならない場合が多い。かかる状況下では、高吸
水性樹脂の本来の物性や機能が著しく損なわれるという
問題があり、また、添加剤によっては、悪臭を発する場
合があるものや、安定性に乏しいもの等、作業環境の衛
生上好ましくない状況が起こり得るものもある。
【0005】実際、高吸水性樹脂に金属キレート剤を混
合ないし分散させることは、特開昭56−89838号
公報、特開昭59−230046号公報、及び特開平1
−275661号公報に記載されており、例えば、ED
TA、トリポリリン酸ソーダ等を用いることにより、塩
やイオン類を含む水の場合でも吸水性能が低下しないこ
とが明らかにされている。また、特開平5−86251
号公報によれば、高吸水性樹脂に、1−ヒドロキシエチ
リデン−1,1’−ジホスホン酸(前記一般式(I)に
おけるRが炭素原子数1のアルキル基であるもの)を添
加することにより、高吸水性樹脂を高温多湿下に長期保
存しても経時着色しないことが明らかにされている。し
かしながら、本発明者らの検討によれば、EDTAやト
リポリリン酸ソーダ、更には前記一般式(I)における
Rの炭素原子数が小さいジホスホン酸又はその塩を用い
た場合には、過酸化水素や、L−アスコルビン酸又はそ
の塩等のラジカル発生種が存在する水溶液又は水分存在
下においての高吸水性樹脂の安定化に大きな効果がない
ことが明らかとなった。
【0006】従って、本発明の目的は、吸水性能に優
れ、しかも過酸化水素やL−アスコルビン酸又はその塩
等のラジカル発生種及び鉄や銅等の遷移金属イオンが存
在する水溶液又は水分存在下においても、高吸水性樹脂
が分解/劣化せずに安定(以下、この「安定」の効果
を、「本発明の安定化効果」という)に存在し得る高吸
水性樹脂組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
を重ねた結果、高吸水性樹脂に、特定のジホスホン酸又
はその塩を併用することにより、上記目的を達成し得る
ことを知見した。
【0008】本発明は、上記知見に基づきなされたもの
で、高吸水性樹脂と、下記〔化2〕(前記〔化1〕と同
じ)の一般式(I)で表されるジホスホン酸又はその塩
とを含有する高吸水性樹脂組成物を提供するものであ
る。
【0009】
【化2】
【0010】本発明の高吸水性樹脂組成物は、使用する
高吸水性樹脂の種類にもよるが、L−アスコルビン酸又
はその塩等のラジカル発生種を含有する化粧品や食品添
加物と併用する場合に有効に用いられ、また、衛生用品
における吸水性物質として有効に用いられる。特に、本
発明の高吸水性樹脂組成物は、衛生用品における吸水性
物質として好適に用いられる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の高吸水性樹脂組成
物について詳細に説明する。本発明に使用される高吸水
性樹脂としては、特に制限されるものではなく、例え
ば、ポリアクリル酸塩架橋体、ポリ(ビニルアルコール
/アクリル酸塩)共重合体(架橋体)、澱粉−アクリル
酸塩グラフト共重合体(架橋体)及びポリビニルアルコ
ール−ポリ無水マレイン酸塩グラフト共重合体(架橋
体)等のカルボキシル基又はその塩を有する高分子化合
物の部分架橋体や、カルボキシメチルセルロース塩架橋
体等の多糖類の部分架橋体等が挙げられる。中でも、吸
水性能の点から、ポリアクリル酸塩架橋体又は澱粉−ア
クリル酸塩グラフト共重合体(架橋体)を用いることが
好ましく、特に、ポリアクリル酸塩架橋体を用いること
が最も好ましい。
【0012】上記高吸水性樹脂は、各々単独で使用して
もよいし、二種類以上を組み合わせて使用してもよい。
【0013】また、上記高吸水性樹脂として例示した種
々の高吸水性樹脂を構成する「塩」としては、例えば、
アルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウム塩、リチウム
塩等)、アルカリ土類金属塩(カルシウム塩、マグネシ
ウム塩、バリウム塩等)、アンモニウム塩(第四級アン
モニウム塩、第四級アルキルアンモニウム塩等)等が挙
げられる。ここで、上記高吸水性樹脂の中和度は、該高
吸水性樹脂中の酸基のモル数に基づいて、好ましくは
0.01〜100%、更に好ましくは1〜99%、特に
好ましくは40〜95%である。なお、本発明におい
て、「中和度」とは、該高吸水性樹脂中の酸基のうちの
塩を構成しているものの割合(モル基準)、即ち、(塩
を構成している酸基のモル数)/(塩を構成し得るフリ
ーの酸基及び塩を構成している酸基の全体のモル数)×
100(%)をいう。
【0014】本発明に使用される前記一般式(I)で表
されるジホスホン酸又はその塩は、キレート剤としての
機能を有するものである。前記一般式(I)で表される
ジホスホン酸又はその塩において、式中、Rは、炭素原
子数5〜23の直鎖又は分岐鎖アルキル基を示す。ここ
で、炭素原子数が5未満であると、本発明の安定化効果
(高吸水性樹脂の安定化)が不十分となり、23を超え
ると、水等の溶媒に対する溶解性が著しく悪くなる
【0015】特に、上記Rとしては、本発明の安定化効
果、水等の溶媒に対する溶解性の点から、炭素原子数7
〜19の直鎖又は分岐鎖のアルキル基であるのが更に好
ましく、炭素原子数11〜17の直鎖又は分岐鎖のアル
キル基であるのが特に好ましい。
【0016】
【0017】また、上記ジホスホン酸の塩を構成する
「塩」として好ましいものは、アルカリ金属塩、アンモ
ニウム塩、アミン塩等が挙げられる。ここで、上記アル
カリ金属塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等が挙
げられ、上記アンモニウム塩としては、NH4 + 、NR
1 4 + (R1 はヒドロキシル基を含有してもよい炭素数1
〜22のアルキル基又はアルケニル基を示す)等が挙げ
られ、上記アミン塩としては、NHR1 3 + 、NH2 1 2
+ 、RNH2 1+等が挙げられる(R1 は上記アンモニ
ウム塩におけるものと同じであり、Rは前記一般式
(I)におけるものと同じである)。
【0018】上記ジホスホン酸又はその塩は、各々単独
で使用してもよいし、二種類以上を組み合わせて使用し
てもよい。
【0019】上記ジホスホン酸又はその塩の含有量は、
高吸水性樹脂100重量部に対して、好ましくは0.0
001〜30重量部であり、更に好ましくは0.001
〜10重量部であり、特に好ましくは0.01〜5重量
部である。上記含有量が0.0001重量部未満では、
添加の効果がなく、また、30重量部を超えても、効果
の向上がなく、しかも高吸水性樹脂の物性等を損なう傾
向にあるので、上記範囲内とするのが好ましい。なお、
本発明において、含有量の基準とする「高吸水性樹脂」
は、すべて水を吸収していない乾燥状態のものをいう。
【0020】本発明の高吸水性樹脂組成物は、上記高吸
水性樹脂及び上記ジホスホン酸又はその塩に加えて、水
を含有していてもよい。この場合、上記高吸水性樹脂が
水を含んだ状態である含水ポリマーとなっていたり、又
は本発明の組成物が含水ゲルの状態であってもよい。ま
た、本発明の高吸水性樹脂組成物は、水性分散液・乳液
のように、上記高吸水性樹脂及び上記ジホスホン酸又は
その塩を、水に分散・混合して含有させることにより、
水系組成物とすることもできる。ここで、本発明の高吸
水性樹脂組成物が水を含有する場合、その含水率は、飽
和吸水量の範囲内で如何なる割合でもよい。
【0021】また、本発明の高吸水性樹脂組成物には、
必要に応じて、水溶性有機溶剤、界面活性剤、塩類、安
定剤、酸化防止剤及び/又は防腐剤等の各種添加剤を添
加することもできる。
【0022】本発明の高吸水性樹脂組成物は、上記高吸
水性樹脂及び上記ジホスホン酸又はその塩を含有してい
れば、その形態には特に制限されず、いかなる形態をと
ってもよいが、特に、上記高吸水性樹脂及び上記ジホス
ホン酸又はその塩の水性分散液・乳液の形態、上記高吸
水性樹脂及び上記ジホスホン酸又はその塩を固形のまま
分散・混合して成る混合系の形態、上記高吸水性樹脂の
内部に上記ジホスホン酸又はその塩を含浸させてなる形
態等をとるのが好ましく、中でも、上記高吸水性樹脂の
内部に上記ジホスホン酸又はその塩を含浸させてなる形
態をとるのが更に好ましい。
【0023】本発明の高吸水性樹脂組成物の調製方法と
しては、例えば、下記1.〜6.に示す方法等が挙げら
れる。 1.上記高吸水性樹脂及び上記ジホスホン酸又はその塩
を共に固形のまま粉砕・混合する方法。 2.上記ジホスホン酸又はその塩の水溶液、または上記
ジホスホン酸又はその塩の水分散液を、上記高吸水性樹
脂に含浸させ、次いで乾燥させる方法。 3.上記ジホスホン酸又はその塩の親水性有機溶媒溶液
を、上記高吸水性樹脂に含浸させ、次いで乾燥させる方
法。 4.上記ジホスホン酸又はその塩の水溶液、または上記
ジホスホン酸又はその塩の有機溶媒溶液を、上記高吸水
性樹脂に塗布し、次いで乾燥させる方法。 5.上記ジホスホン酸又はその塩を加熱・溶融させ、上
記高吸水性樹脂に塗布し、次いで冷却させる方法。 6.上記高吸水性樹脂と上記ジホスホン酸又はその塩と
を水中で混合しそのまま用いる方法。
【0024】上述の通り、本発明の高吸水性樹脂組成物
は、紙おむつや生理用ナプキン等の吸収性物品といった
衛生用品における吸水性物質として特に有用である。そ
のような吸収性物品においては、水透過性の表面シー
ト、水不透過性の裏面シート及び該表面シートと該裏面
シートとの間に介在する吸収体を具備してなる。かかる
吸収体としては、木材パルプを粉砕したフラッフパルプ
を用いることができる。本発明の高吸水性樹脂組成物
は、上記フラッフパルプと併用して用いられ、この場
合、上記フラッフパルプと混合して用いてもよく、また
上記フラッフパルプの特定の部分にのみ層状に存在させ
てもよい。また、上記吸収体としては、他の態様とし
て、熱可塑性樹脂、フラッフパルプ及び本発明の高吸水
性樹脂組成物の混合物を熱処理したものを用いることも
できる。
【0025】また、上述の通り、尿等の体液中にはL−
アスコルビン酸又はその塩が含まれているので、従来公
知の高吸水性樹脂組成物における高吸水性樹脂は、体液
を吸収した吸収性物品中のかかる物質が原因となって劣
化する。これに対し、吸収性物品における吸水性物質と
して用いられる本発明の高吸水性樹脂組成物を使用すれ
ば、高吸水性樹脂の劣化は抑制される。
【0026】従って、本発明の高吸水性樹脂組成物を、
紙おむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に使用する場
合には、高吸水性樹脂の劣化に起因する、吸収した体液
の逆戻り現象が起こり難くなるので、上記吸収性物品を
夜間等、長時間安心して着用することができる。
【0027】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。なお、特に断らない限り、以下の実
施例及び比較例における「%」は、「重量%」を表す。
【0028】先ず、実施例及び比較例における試験方法
及び評価方法は下記の通りである。 1.吸水量 高吸水性樹脂組成物を大過剰の生理食塩水(0.9%食
塩水)中に分散して、該高吸水性樹脂組成物をその吸水
量が平衡状態になるまで膨潤させた後、生理食塩水を8
0メッシュの金網で濾過し、得られた膨潤重量wを測定
し、この値を吸水前の重量w0 で除して得られる値、即
ち、w/w0 を吸水量とした。
【0029】2.吸水速度 高吸水性樹脂組成物0.3gを1分間に吸収した生理食
塩水の量(ml)でもって表した。
【0030】3.膨潤ゲルの安定性(I) 0.05%濃度のL−アスコルビン酸を含有した生理食
塩水45gで1gの高吸水性樹脂組成物を膨潤させ、こ
れをスクリュー管に入れ、40℃の恒温槽中におき、3
時間後のゲルの様子を観察した。安定性評価の尺度は次
の4段階とした。 ◎;膨潤粒子は、流動性も曳糸性もなく、そのままの形
状を示す。 ○;膨潤粒子は、若干の流動性と曳糸性を有するが、そ
のままの形状を示す。 △;膨潤粒子は、溶解までには至らないが、流動性と曳
糸性を有し、形状が不明瞭化する。 ×;膨潤粒子は、一部が溶解し液状のものが見られ、半
数以上の粒子は形状を残さない。 なお、この評価においては、◎及び○の評価である場合
に、紙おむつ、生理用ナプキン、成人シーツ、タンポ
ン、衛生綿等に用いられる吸水性物質として好適である
ことを示す。
【0031】4.膨潤ゲルの安定性(II) 0.05%濃度のL−アスコルビン酸を含有した生理食
塩水の代わりに、大人の尿を用いた以外の条件は、上記
3.の膨潤ゲルの安定性(I)と同様にして評価した。
但し、尿は採取して30分以内に使用した。また、個人
によって尿の成分も異なり、評価に差が生じることを懸
念し、最低3人の尿について評価し、平均的な評価結果
を示した。
【0032】次に、実施例及び比較例に用いた高吸水性
樹脂の合成例を示す。 合成例1〔高吸水性樹脂(I)、(II)の合成〕 アクリル酸72.1gを18.0gの水で希釈し、冷却
しつつ30%の水酸化ナトリウム水溶液98.9gで中
和した後、開始剤としての2.8%過硫酸カリウム水溶
液10.7g及びエポキシ系架橋剤(ポリグリセロール
ポリグリシジルエーテル、ナガセ化成(株)製、商品名
「デナコールEX−512」)0.36%水溶液1gを
加えて均一溶液とし、モノマー/開始剤溶液を得た。別
に、還流冷却管、滴下漏斗、攪拌棒及び窒素導入管を備
えた500mlフラスコにシクロヘキサン283mlを取
り、更にポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸エス
テルナトリウム塩(平均エチレンオキシド付加モル数=
2)の25%水溶液0.87gを加えて攪拌(300r
pm)・分散させ、フラスコを窒素置換した後、バス温
を75℃に昇温した。これに上記モノマー/開始剤水溶
液を60分間に渡り滴下した。モノマー/開始剤水溶液
の滴下完了後、75℃で30分加熱攪拌した。この溶媒
中に分散している含水高吸水性樹脂を高吸水性樹脂
(I)とする。その後バス温度を80℃にして2時間攪
拌・混合した。この際、シクロヘキサンと水との共沸還
流液から水だけを系外に除去し続け、高吸水性樹脂の含
水率を高吸水性樹脂(乾燥品)100重量部に対して3
0重量部以下に調整した。重合終了後、生成物を分別
し、減圧下乾燥することにより、不定形で顆粒状ゲルの
部分架橋アクリル酸(ナトリウム)重合体粒子を得た。
これを高吸水性樹脂(II)とする。
【0033】合成例2〔高吸水性樹脂 (III)の合成〕 アクリル酸72.1gを18.0gの水で希釈し、冷却
しつつ30%の水酸化ナトリウム水溶液98.9gで中
和した後、開始剤としての1.3%2,2’−アゾビス
(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド水溶液5.
4gを加えて均一溶液とし、モノマー/開始剤溶液を得
た。別に、還流冷却管、滴下漏斗、攪拌棒及び窒素導入
管を備えた500mlフラスコにシクロヘキサン283ml
を取り、更にポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸
エステルナトリウム塩(平均エチレンオキシド付加モル
数=2)の25wt%水溶液0.87gを加えて攪拌
(300rpm)・分散させ、フラスコを窒素置換した
後、バス温を75℃に昇温した。これに上記モノマー/
開始剤水溶液を60分間に渡り滴下した。モノマー/開
始剤水溶液の滴下完了後、75℃で30分加熱攪拌し、
更にバス温を80℃にして2時間攪拌・重合した。この
際、シクロヘキサンと水との共沸還流液から水だけを系
外に除去し続け、高吸水性樹脂の含水率を高吸水性樹脂
(乾燥品)100重量部に対して30重量部以下に調整
した。この高吸水性樹脂含水物を分散したシクロヘキサ
ン分散液に、エポキシ系架橋剤(ポリグリセロールポリ
グリシジルエーテル、ナガセ化成(株)製、商品名「デ
ナコールEX−512」)1.55%水溶液1.8gを
5分間に渡り滴下して2時間反応させた後、反応生成物
を取り出して分別し、減圧下乾燥することにより、不定
形で顆粒状ゲルの部分架橋アクリル酸(ナトリウム)重
合体粒子を得た。これを高吸水性樹脂(III)とする。
【0034】〔実施例1及び2〕高吸水性樹脂(I)1
00g(但し、乾燥品に換算した量)を双腕型ニーダー
に入れ、攪拌しながら、1−ヒドロキシドデシリデン−
1,1’−ジホスホン酸(前記一般式(I)において、
Rが炭素原子数11のアルキル基、以下、「R=C11
のアルキル基」の様に示す)0.1%のエタノール溶液
100g(実施例1)、又は1−ヒドロキシヘキサデシ
リデン−1,1’−ジホスホン酸四ナトリウム塩(R=
C15のアルキル基)0.1%の水分散液100g(実
施例2)をそれぞれ加え、十分に攪拌混合を行った。そ
の後、減圧下にて乾燥させた。このようにして得られた
高吸水性樹脂組成物について、吸水量、吸水速度、膨潤
ゲルの安定性〔(I)及び(II)〕を評価した。それら
の結果を下記〔表1〕に示す。尚、〔表1〕には、使用
したキレート剤の添加量(乾燥状態の高吸水性樹脂に対
する重量割合)も併せて示す(以下、同じ)。
【0035】〔実施例3〜12〕高吸水性樹脂(II)1
00g(但し、乾燥品に換算した量)を双腕型ニーダー
に入れ、攪拌しながら、1−ヒドロキシヘキサデシリデ
ン−1,1’−ジホスホン酸(R=C15のアルキル
基)1%、0.1%、0.01%のエタノール溶液10
0g(実施例3〜5)、1−ヒドロキシヘキサデシリデ
ン−1,1’−ジホスホン酸四ナトリウム塩(R=C1
5のアルキル基)1%、0.1%、0.01%の水分散
液100g(実施例6〜8)、1−ヒドロキシオクタデ
シリデン−1,1’−ジホスホン酸二ナトリウム塩(R
=C17のアルキル基)1%、0.1%の水分散液10
0g(実施例9、10)、及び1−ヒドロキシオクタデ
シリデン−1,1’−ジホスホン酸四ナトリウム塩(R
=C17のアルキル基)1%、0.1%の水分散液10
0g(実施例11、12)をそれぞれ加え、十分に攪拌
混合を行った。その後、減圧下にて乾燥させた。このよ
うにして得られた高吸水性樹脂組成物について、吸水
量、吸水速度、膨潤ゲルの安定性〔(I)及び(II)〕
を評価した。それらの結果を下記〔表1〕に示す。
【0036】〔実施例13〜22〕高吸水性樹脂(II)
の代わりに高吸水性樹脂(III)を使用する以外は、実施
例3〜12と同様の方法で高吸水性樹脂組成物を製造
し、同様に評価を行った。それらの結果を下記〔表1〕
に示す。
【0037】〔実施例23及び24〕高吸水性樹脂(I
I)100g(但し、乾燥品に換算した量)を双腕型ニ
ーダーに入れ、攪拌しながら、1−ヒドロキシヘキサデ
シリデン−1,1’−ジホスホン酸四ナトリウム塩(R
=C15のアルキル基)1g(実施例23)、0.1g
(実施例24)をそれぞれ加え、十分に攪拌混合を行っ
た。このようにして得られた高吸水性樹脂組成物につい
て、吸水量、吸水速度、膨潤ゲルの安定性〔(I)及び
(II)〕を評価した。それらの結果を下記〔表1〕に示
す。
【0038】〔実施例25及び26〕高吸水性樹脂(I
I)100g(但し、乾燥品に換算した量)を双腕型ニ
ーダーに入れ、攪拌しながら、1−ヒドロキシオクタデ
シリデン−1,1’−ジホスホン酸二カリウム塩(R=
C17のアルキル基)0.1%の水分散液100g(実
施例25)又は1−ヒドロキシオクタデシリデン−1,
1’−ジホスホン酸四カリウム塩(R=C17のアルキ
ル基)0.1%の水溶液100g(実施例26)をそれ
ぞれ加え、十分に攪拌混合を行った。その後、減圧下に
て乾燥させた。このようにして得られた高吸水性樹脂組
成物について、吸水量、吸水速度、膨潤ゲルの安定性
〔(I)及び(II)〕を評価した。それらの結果を下記
〔表1〕に示す。
【0039】〔実施例27〕高吸水性樹脂(II)100
g(但し、乾燥品に換算した量)を双腕型ニーダーに入
れ、攪拌しながら、1−ヒドロキシオクタデシリデン−
1,1’−ジホスホン酸二トリエタノールアミン塩(R
=C17のアルキル基)0.1%のエタノール溶液10
0gを加え、十分に攪拌混合を行った。その後、減圧下
にて乾燥させた。このようにして得られた高吸水性樹脂
組成物について、吸水量、吸水速度、膨潤ゲルの安定性
〔(I)及び(II)〕を評価した。それらの結果を下記
〔表1〕に示す。
【0040】〔比較例1〜3〕高吸水性樹脂(I)10
0g(但し、乾燥品に換算した量)を双腕型ニーダーに
入れ、攪拌しながら、エチレンジアミンテトラ酢酸(E
DTA)四ナトリウム塩(比較例1)、トリポリリン酸
ナトリウム塩(比較例2)及び1−ヒドロキシエチリデ
ン−1,1’−ジホスホン酸(R=C1のアルキル基)
(比較例3)10%の水溶液100gをそれぞれ加え、
十分に攪拌混合を行った。その後、減圧下にて乾燥させ
た。このようにして得られた高吸水性樹脂組成物につい
て、吸水量、吸水速度、膨潤ゲルの安定性〔(I)及び
(II)〕を評価した。それらの結果を下記〔表2〕に示
す。尚、〔表2〕には、使用したキレート剤の添加量
(乾燥状態の高吸水性樹脂に対する重量割合)も併せて
示す(以下、同じ)。
【0041】〔比較例4〕合成例1で得られた高吸水性
樹脂(II)について、実施例1と同様の方法で、同様の
評価を行った。それらの結果を下記〔表2〕に示す。
【0042】〔比較例5〕合成例2で得られた高吸水性
樹脂 (III)について、実施例1と同様の方法で、同様の
評価を行った。それらの結果を下記〔表2〕に示す。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】
【0045】
【発明の効果】本発明の高吸水性樹脂組成物は、吸水性
能に優れ、しかも過酸化水素やL−アスコルビン酸又は
その塩等のラジカル発生種及び鉄や銅等の遷移金属イオ
ンが存在する水溶液又は水分存在下においても、高吸水
性樹脂が分解/劣化せずに安定に存在し得るものであ
る。
フロントページの続き (72)発明者 伊奈 由光 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社 研究所内 (56)参考文献 特開 平5−86251(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 101/14 C08L 33/02 C08L 51/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高吸水性樹脂と、下記〔化1〕の一般式
    (I)で表されるジホスホン酸又はその塩とを含有する
    高吸水性樹脂組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】 前記一般式(I)で表されるジホスホン
    酸又はその塩における前記直鎖又は分岐鎖アルキル基
    が、炭素原子数7〜19の直鎖又は分岐鎖アルキル基で
    ある、請求項記載の高吸水性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 前記一般式(I)で表されるジホスホン
    酸又はその塩における前記直鎖又は分岐鎖アルキル基
    が、炭素原子数11〜17の直鎖又は分岐鎖アルキル基
    である、請求項記載の高吸水性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 前記ジホスホン酸又はその塩の含有量
    が、前記高吸水性樹脂100重量部に対して0.000
    1〜30重量部である、請求項1〜の何れか1項記載
    の高吸水性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 前記ジホスホン酸又はその塩の含有量
    が、前記高吸水性樹脂100重量部に対して0.001
    〜10重量部である、請求項記載の高吸水性樹脂組成
    物。
  6. 【請求項6】 衛生用品における吸水性物質として用い
    られる、請求項1〜の何れか1項記載の高吸水性樹脂
    組成物。
JP33965895A 1995-12-26 1995-12-26 高吸水性樹脂組成物 Expired - Lifetime JP3445426B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33965895A JP3445426B2 (ja) 1995-12-26 1995-12-26 高吸水性樹脂組成物
EP96115478A EP0781804A3 (en) 1995-12-26 1996-09-26 Super absorbent polymer composition
CN96120395.1A CN1157300A (zh) 1995-12-26 1996-10-25 高吸水性聚合物树脂组合物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33965895A JP3445426B2 (ja) 1995-12-26 1995-12-26 高吸水性樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09176427A JPH09176427A (ja) 1997-07-08
JP3445426B2 true JP3445426B2 (ja) 2003-09-08

Family

ID=18329586

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33965895A Expired - Lifetime JP3445426B2 (ja) 1995-12-26 1995-12-26 高吸水性樹脂組成物

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0781804A3 (ja)
JP (1) JP3445426B2 (ja)
CN (1) CN1157300A (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6410782B1 (en) 1997-07-09 2002-06-25 Geange Ltd. Diphosphonic acid salts for the treatment of osteoporosis
US6562743B1 (en) 1998-12-24 2003-05-13 Bki Holding Corporation Absorbent structures of chemically treated cellulose fibers
EP1696972B1 (en) 2003-12-19 2016-10-26 Buckeye Technologies Inc. Fibers of variable wettability and materials containing the fibers
CN101589066B (zh) 2007-01-24 2013-07-03 株式会社日本触媒 粒子状吸水性聚合物及其制造方法
JP2009120673A (ja) * 2007-11-13 2009-06-04 Shin Etsu Chem Co Ltd 難燃性樹脂組成物
CN104245760A (zh) * 2012-03-30 2014-12-24 巴斯夫欧洲公司 颜色稳定的超吸收剂
CN104271622B (zh) 2012-03-30 2017-02-22 巴斯夫欧洲公司 颜色稳定的超吸收剂
RU2708207C9 (ru) 2015-01-19 2020-02-04 Као Корпорейшн Материал для абсорбирующего изделия, способ его изготовления и абсорбирующее изделие, в котором он используется
DE102015214499A1 (de) * 2015-07-30 2017-02-02 Beiersdorf Aktiengesellschaft Geruchsstabile Octocrylen enthaltende Zubereitung
US11813589B2 (en) 2017-11-10 2023-11-14 Basf Se Superabsorbent complexed with aluminum ions

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4060546A (en) * 1961-07-03 1977-11-29 Henkel Kommanditgesellschaft Auf Aktien Process for the manufacture of acylation products of phosphorous acid
JPS63152667A (ja) * 1986-08-22 1988-06-25 Kao Corp 安定性の優れた吸水性樹脂
US5274018A (en) * 1991-05-24 1993-12-28 Massachusetts Institute Of Technology Salt tolerant super absorbents

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09176427A (ja) 1997-07-08
EP0781804A2 (en) 1997-07-02
CN1157300A (zh) 1997-08-20
EP0781804A3 (en) 1998-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3024914B2 (ja) 高吸水性樹脂組成物
JP4334655B2 (ja) アクリル酸系吸水性樹脂の製造方法
JP3205529B2 (ja) 高吸水性樹脂組成物
US5885263A (en) Superabsorbent composition intended for the production of sanitary articles of the underwear, diaper or disposable diaper type which do not develop unpleasant smells
EP1507564B1 (de) Wasserabsorbierende, die zersetzung von körperflüssigkeiten verzögernde polymerteilchen, diese beinhaltende verbunde sowie deren verwendung
FI96218C (fi) Hydrofiilisiä, turpoavia oksaspolymeereja, niiden valmistus ja käyttö
EP0234202B1 (en) Process for producing a water-absorbent resin
JP3940103B2 (ja) 吸水性樹脂組成物
JP3445426B2 (ja) 高吸水性樹脂組成物
KR20090108736A (ko) 고 암모니아-결합능을 갖는 물-흡수성 중합체 구조
JPS63146964A (ja) 使い捨ておむつ用吸水性樹脂組成物
JPH0586251A (ja) 高吸水性ポリマー組成物
JPS63152667A (ja) 安定性の優れた吸水性樹脂
KR100333972B1 (ko) 흡수성 수지조성물 및 그의 제조방법
JP3591545B2 (ja) 吸収性物品
JP2883330B1 (ja) 高吸水性樹脂組成物
JP2527459B2 (ja) 吸水性樹脂組成物
JPH10147724A (ja) 高吸水性樹脂組成物
JP2559447B2 (ja) 安定性の優れた吸水性樹脂組成物
KR101947606B1 (ko) 기능성 기저귀 및 그 제조방법
JPS6223985B2 (ja)
JPH09302138A (ja) 高吸水性樹脂組成物
JP2721658B2 (ja) 重合体粒子の製造方法
JPH01223161A (ja) 吸水性樹脂組成物
JPH10182311A (ja) 抗菌性吸水剤および抗菌性吸収性物品

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term