JP3445425B2 - 低弛度低風圧電線 - Google Patents
低弛度低風圧電線Info
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Description
が小さく、かつ、強風時の風圧抵抗が小さい低弛度低風
圧電線に関する。
(鋼心アルミより線)が主流であり、大容量化や弛度の
減少を図るため、耐熱性の向上、あるいは低線膨張の鋼
線たとえばインバー鋼線等の採用など、多くの材質や機
械特性の改良、開発が行われている。また、最近ではイ
ンバー鋼線の代わりにSic(炭化けい素)繊維、炭素
繊維やアラミド繊維等を用いて線材化した素線をより合
わせてACSRの鋼心として低線膨張化と軽量化を図
り、高温時の電線伸びを抑制して低弛度化を図る研究開
発も行われている。
びによる弛度の増加を抑制できるので鉄塔等の塔高を低
くできる点で有利であるが、強風時の風圧荷重の増加は
従米のACSRと同等であり、特に超高圧多導体、多回
線の送電線においては電線の風圧荷重が鉄塔強度設計上
支配的な要因であるから、単に弛度を抑制しただけでは
経済的なメリットは不充分である。
て、図16に示したように、鋼撚線5上のアルミ撚線6
の外周の最外層に断面扇形のセグメント素線15をより
合わせ、この各より合わせセグメント素線15、15の
隣接部16の表面側にV字形溝17が形成されている電
線が知られている。この電線は最外層の断面扇形のより
合わせセグメント素線15、15の隣接部16の表面側
に形成されるV字形溝17に段差が形成されているため
に、風が当たるとこのV字形溝18の段差が境界層を乱
し風圧荷重が増大することが判明した。しかしながらよ
り合わせセグメント素線隣接部のV字形溝17の段差を
無くして平滑な表面を作り出すのは容易でなく製造コス
トが高くなる。
いて、送電線の表面に特殊ならせん状の溝を設ければ3
0〜40m/s以上の強風下において風圧抵抗が減少す
ることを見出し、これにもとずいて架空線を、最外層に
断面扇形のセグメント素線を複数本より合わせ、各セグ
メント素線の隣接部の表面側に断面円弧状溝部を設けて
構成することにより電線の風圧低減を可能にし、さら
に、前記の断面円弧状溝部の溝巾Lと断面扇形のセグメ
ント素線表面の非溝部の巾Mとの比L/Mを0.10≦
L/M≦1.55とし、また、断面円弧状溝部の最大深
さHと架空線直径Dとの比H/Dを0.0055≦H/
D≦0.082とし、また、最外層の前記断面扇形のセ
グメント素線のより合わせ本数が6本以上、36本以下
とした構成とすることにより低風圧化を可能にした特開
平8−50814号の電線を開発した。
きても高温時の電線伸びによる弛度の増加はさけられな
い。たとえば、径間長が1000〜3000m級になる
と弛度は数十m以上になり、船舶等が横断する場合には
最大弛度に制限を受ける。したがって低風圧化を図った
電線でも高温時の弛度増加は線下条件によっては高強度
な電線にしなければならず、常時使用張力を著しく高い
張力で架設しなければならないので、鉄塔設計上不利で
ある。また、高張力で架設すれば、低風圧電線は表面が
ほぼ平滑であるから微風振動が生じやすくなり、振動に
よる素線疲労の懸念が高くなり、大掛かりな防振装置の
設置や日常の保守点検に多大の費用を要することにな
る。
予想され、特に国内においては山岳地ばかりでなく市街
地を通過するルートも多く、コンパクトで高密度な送電
技術の開発が望まれており、このためには、(1)台風
時などの高風速下でも電線が受ける風圧荷重の増加を少
なくし、(2)電線の温度が上昇する高温時でも弛度の
増加を抑制する、ことにより鉄塔設計等をコンパクトで
経済的なものにすることが望ましい。しかしながら従来
のACSRや弛度抑制型電線、あるいは低風圧電線等
は、低弛度化の単一機能、または低風圧化の単一機能し
か有せず、低弛度、低風圧の複合機能を併せ持つもので
はなかった。
線伸びによる弛度の増加を抑制することができ、かつ、
高風速下でも電線の風圧荷重の増加を少なくすることが
できる、低コストの低弛度低風圧電線を提供することを
目的とする。
め本発明の低弛度低風圧電線は下記(1)、(2)の構
成を特徴とするものであり、本発明における低弛度低風
圧電線の「電線」とは送電線のみでなく、架空地線も含
むものである。
ナ繊維等の無機繊維、またはアラミド繊維等の有機繊維
からなる細線条の表面に、アルミ、亜鉛等の金属めっき
または金属被覆を施した複合線材、もしくはインバー線
であって、線膨張係数が−6〜6×10 −6 /℃で弾性
係数が100〜600GPaである線材を、電線中心の
張力分担芯材とし、電線最外層に超耐熱アルミ合金また
は特別耐熱アルミ合金からなる断面扇形セグメント素線
を複数本のN本より合わせ、該最外層のセグメント素線
の本数Nを6≦N≦36とし、かつ、前記最外層の各よ
り合わせセグメント素線の隣接部の表面側に断面円弧状
溝部を設け、該断面円弧状溝部の溝巾Lと断面扇形セグ
メント素線表面の非溝部の巾Mとの比L/Mを 0.1
0≦L/M≦1.55 とし、該断面円弧状溝部の最大
深さHと電線直径Dとの比H/Dを0.0055≦H/
D≦0.082としたことを特徴とするものである。
いて、最外層により合わせる複数本の断面扇形セグメン
ト素線のうち少なくとも1本のセグメント素線を、その
外表面が他のセグメント素線の外表面よりも高く突出す
る突出段差を形成した外表面突出セグメント素線とし、
該外表面突出セグメント素線の突出段差tを 0.5〜
5.0mmとし、前記外表面突出セグメント素線の突出
段差を形成した肩部に15°≦θ≦60°のデフレクタ
ー角θを設けたことを特徴とするものである。
による作用は以下のとおりである。より線中心の張力分
担芯材5に、線膨張係数が −6〜6×10−6/℃
で、かつ弾性係数が 100〜600GPa である低
線膨張係数、高弾性係数の線材を用い、かつ、最外層の
断面扇形セグメント素線1に、超耐熱アルミ合金または
特別耐熱アルミ合金からなる素線を用いることにより、
高温時の電線伸びによる弛度の増加が抑制される。ま
た、最外層により合わせる断面扇形セグメント素線1の
隣接部2の表面側に断面円弧状溝部3を設けることによ
り、台風時などの高風速下でも電線が受ける風圧荷重の
増加が少なくなる。
繊維、アルミナ繊維等の無機繊維、またはアラミド繊維
等の有機繊維からなる細線条の表面に、アルミ、亜鉛等
の金属めっきまたは金属被覆を施した複合線材を用い、
もしくはインバー線を用いて前記の低線膨張係数、高弾
性係数の張力分担芯材としたことにより、夏季に最高潮
流となり高温時の電線伸びによる弛度の増加が懸念され
る場合でもテンションメンバー(張力分担芯材)の温度
伸びは通常のACSRの鋼心の伸びの1/3〜1/4と
なり大巾に弛度が抑制される。
のより合わせ層と中心の張力分担芯材5との中間のアル
ミ線撚り合わせ層6に超耐熱アルミ合金素線を用いるこ
とにより電流容量が2倍程度に増大する。なお、前記の
張力分担芯材に線膨張係数の小さいインバー線を用いた
電線では、通常90℃前後の遷移点でアルミ部分の応力
分担が0になり、それ以上の温度ではインバー線のみの
線膨張係数αsと弾性係数Esを用いて張力計算を行
う。
素線1の隣接部2の表面側に断面円弧状溝部3を設けた
電線は、長手方向にスパイラル状の溝を形成する。この
断面円弧状の溝3を有する架空電線に風が当たると、表
面を流れる層流の境界層はこの溝段差のない断面円弧状
溝部3を通過して風下側に移り、剥離点Pが風下側の電
線後方に移行して風圧荷重が減少する。
勾配の円弧状曲面である場合は、断面円弧状溝部3を通
過する境界層は乱されることなく通過して剥離点Pが風
下側に移行する。図4に示したように、架空電線に風が
当たってその気流Fの層流が電線表面を形成している最
外層の断面扇形セグメント素線1の外周面4に沿って流
れるときにその外周面4上に薄い層厚δの境界層Bを形
成して、流れ線矢印fのように風下側に流れ、その外周
面4上の各位置における境界層Bの流速分布はB1→B
2→B3→B4のように変化する。境界層が緩い勾配の
断面円弧状溝部3を通過するときはB2のようになり、
この円弧状溝部3内で渦流Cが生じて円弧状溝部3を通
過する境界層Bの運動エネルギーの消耗の減少が生じ、
このエネルギー消耗の減少分だけ、運動エネルギー消耗
により生ずる境界層の電線表面からの剥離が遅れて剥離
点Pが風下側に流れ電線後方側に移行して剥離する。こ
の剥離点Pの下流は低圧領域になり逆流Rが生じこの領
域との境界は不連続面SDになる。このように断面円弧
状溝部3を通過する境界層は乱されることなく風下側に
移行して剥離点Pが風下側に移行することにより、電線
風上側における高い空気圧が電線後方側にも及ぶことに
なって電線にかかる風圧荷重が低減する。断面扇形セグ
メント素線1の隣接部2の表面側の隣接角部は断面円弧
状溝部3の底部に位置しているので、隣接部2の表面側
に段差があっても、その影響は断面円弧状溝部3内の流
れに限定され、該溝部3内の渦流Cにより電線表面の境
界層への影響が低減される。
部2の表面側に設ける断面円弧状溝部3の円弧面が半円
状の場合は、この断面半円状溝部を通過する境界層は積
極的に乱流化されて通過し剥離点が風下側に移行する。
断面円弧状溝部3の円弧を半円状に近づけると、図5に
示したように、電線表面を形成する最外層の断面扇形セ
グメント素線の外周面4上を流れる層流の薄い層厚δの
境界層Bは、その外周面4上の各位置における流速分布
がB1→B2→B3→B4のように変化し、断面半円状
溝部3a内では渦流Cが生じてB2のようになり、この
断面半円状溝部3aの風下側肩部3bを越える時に肩部
3bが乱流化の基点になって層厚δ′の境界層に乱流化
が起こる。このため境界層内に強い混合乱流が生じて剥
離点Pが風下側に移行し、不連続面SDの下流は逆流R
が生じて低圧領域になり、電線風上側の高い空気圧が電
線風下側に導かれて電線の風圧荷重が低減する。また最
外層の断面扇形セグメント素線のより合わせにより断面
円弧状溝部3が電線外周面に電線長手方向のスパイラル
溝を形成しているので、このスパイラル溝に沿った気流
の流れが生じて後流側での流れの混合が活発化され、電
線後方の後流領域の減少が生じ、これによっても風圧荷
重の低下が生ずることになる。
ト素線1の隣接部2の表面側に断面円弧状溝部3を設け
ることにより、この断面円弧状溝部3内の渦流が境界層
の運動エネルギーの消耗を減らして、剥離点を後方に移
行させ、さらにまた、断面円弧状溝部3の円弧面を半円
状に近づけると、その溝の肩部が境界層の乱流化の基点
になり、境界層の乱流化が生じて剥離点を風下側に移行
させ、このような剥離点の後方移行によって抗力係数が
小さくなる。
素線1の隣接部2の表面側に設ける断面円弧状溝部3の
溝巾Lと該扇形セグメント素線1の表面の非溝部の巾M
との比L/Mは、0.1未満では溝部3の巾が狭すぎて
該円弧状溝部3を設けた効果が充分に得られず、1.5
5を越えると架空線表面の粗面化が著しくなって、風圧
低減効果が少ない。前記L/Mを 0.10≦L/M≦
1.55 とすることにより充分な風圧低減効果が得ら
れる。
は、最大深さHと電線の直径Dとの比H/Dが、0.0
055以下では、境界層が断面円弧状溝部3を通過する
際の該溝部3内の渦流Cによる電線表面の境界層への影
響の低減効果が小さい。またH/Dが0.082を越え
ると電線表面の粗面化が著しくなり風圧低減効果が少な
い。したがってこのH/Dは0.0055≦D/H≦
0.082の範囲とするのが好ましい。
毎秒40m/秒以上の台風時などの強風の場合すなわち
レイノルズ数が10 4 以上の高風速下であっても、抗力
係数が小なる領域に低減し、しかも大なる変動がなく、
電線が受ける風圧荷重の増加が少なくなり、高温時の弛
度の増加を大巾に抑制できる。したがって架空電線が横
方向からの強風を受けた場合の横揺れ量も、低風圧構造
と相まって大巾に抑制でき、鉄塔の塔高、アーム巾、鉄
塔基礎等を著しく軽減でき、送電線の建設費を大巾に節
約することができる。
素線11の外表面7を他の断面扇形セグメント素線1の
外表面4よりも高く突出させることにより、風が電線に
吹きつけたときに生ずる風騒音が低減する。この外表面
突出セグメント素線11の外表面7が他のセグメント素
線1の外表面4よりも突出する突出段差の高さすなわち
突出段差tは、0.5mm未満では風騒音低減効果が少
なく、4mm〜5mm以上ではコロナ騒音が大きくなる
ので、0.5〜5.0mm好ましくは 0.5mm≦t
≦2.0mm とするのがよい。
の外表面4よりも高く突出する外表面突出セグメント素
線11の突出段差の高さtを、従来の低騒音電線の突出
高さよりも大巾に低くしたことにより、斜風を受けた場
合の揚力が著しく低くなり、低周波大振幅のいわゆるギ
ャロッピング振動が起こりにくくなる。
させると、風がその突出した肩部に当たると渦流が生じ
やすくなって風圧が増加するが、外表面突出セグメント
素線群11、11の互いに反対側の両肩部12、12
に、この肩部の突出勾配を緩い勾配面にするデフレクタ
ー角を設けたことにより、肩部に風が当たっても渦流が
生じなくなる。このデフレクター角θは、15°以下で
も、60°以上でも効果が少ないので、15°≦θ≦6
0°の範囲が好適である。また、この外表面突出セグメ
ント素線11、11は、その両肩部12、12に設けた
デフレクター角とともに、隣接部8の表面側に設けた断
面円弧状溝部9により、高電界下における軽雨時のコロ
ナ騒音が低減する。
合わせ本数Nすなわち電線外周面に電線長手方向にスパ
イラル状に形成される断面円弧状溝部3のスパイラル溝
の本数は、6本未満では電線外周面における該断面円弧
状のスパイラル溝の間隔が開きすぎて風圧低減効果が少
なくなり、36本を越えると電線表面の粗面化が著しく
なって風圧低減効果が充分に得られない。したがってこ
の最外層の断面扇形セグメント素線1のより合わせ本数
Nは6本以上で36本以下が好適である。
表面突出セグメント素線11、11群の中心角θ2は、
外層セグメント素線の数にもよるが、20°≦θ2≦6
0°の範囲がコロナ騒音防止上好ましい。
より説明する。図1乃至図3は本発明の低弛度低風圧電
線の各実施の形態を電線断面で示す。図1に示した本発
明の第1の実施の形態の低弛度低風圧電線は、電線10
の中心の張力分担芯材5を構成する線材を、線膨張係数
が −6〜6×10−6/℃であり、かつ弾性係数が
100〜600GPaである低線膨張係数で高弾性係数
のインバー型合金を用いたインバー線で構成する。この
張力分担芯材5の周りに超耐熱アルミ合金より線6をよ
り合わせ、その外周の最外層に超耐熱アルミ合金からな
る断面扇形セグメント素線1を複数本より合わせて本発
明の低弛度低風圧電線10を構成する。このように構成
した電線は低風圧化インバー心超耐熱アルミ合金より線
であり、本発明では以下LP−ZTACIRと言う。前
記の超耐熱アルミ合金の代わりにいわゆる特別耐熱アル
ミ合金を用いてもよくこれは低風圧化インバー心特別耐
熱アルミ合金より線であり以下LP−XTACIRと言
う。
のLP−ZTACIRおよびLP−XTACIRの構成
材料は以下の表1の通りである。
TACIRの機械的特性および許容温度特性を従来のA
CSRと対比して下記の表2に示す。
−6/℃で、かつ弾性係数が100〜600GPaの低
線膨張係数、高弾性係数の張力分担芯材5を構成する線
材として、炭化けい素繊維、炭素繊維またはアルミナ繊
維等の無機繊維の表面に、アルミ、亜鉛等の金属のめっ
きまたは被覆を施した耐熱性を有する複合線材を用い、
そのプリフォームワイヤをより合わせて前記の張力分担
芯材5を構成する。
張力分担芯材5を構成する線材として、アラミド繊維等
の耐熱性有機繊維に前記金属のめっきまたは被覆を施し
た複合線材を用い、またはアラミド繊維等の耐熱性有機
繊維に樹脂を含浸させ固化したFRP線材に耐候性を強
化する前記金属を被覆した複合線材を用いて前記の張力
分担芯材5を構成する。この低線膨張係数は−6〜6×
10−6/℃であり、高弾性係数は100〜600GP
a である。
形態の低弛度低風圧電線10は、その最外層により合わ
せる超耐熱アルミ合金線または特別耐熱アルミ合金線か
らなる断面扇形の各セグメント素線の隣接部2の電線表
面側に、円形や楕円形等の円弧のように断面が凹円弧状
の溝部3を設ける。この断面円弧状溝部3は素線1のよ
り合わせにより電線10の外周面において電線長手方向
のスパイラル溝を形成する。この電線10に風が当たる
と、その表面を流れる層流の境界層は断面円弧状溝部3
を通過して風下側に移り、剥離点が風下側の電線後方側
に移行して風圧荷重が低減する。
のより合わせ本数すなわち断面円弧状溝部3により電線
外周面に長手方向にスパイラルに形成される溝の本数N
は、6本以上で36本以下が望ましい。図1に示した実
施例は12本より合わせた例である。断面凹円弧状溝部
3の溝巾Lは、断面扇形セグメント素線1の表面の非溝
部の巾をMとすると、L/Mが 0.10≦L/M≦
1.55 の範囲であることが望ましい。また、断面円
弧状溝部3の深さは、最大深さをHとし電線の直径をD
とするとH/Dが 0.0055≦D/H≦0.082
の範囲であることが望ましい。
低風圧電線10を示す。この第2の実施の形態は、中心
の張力分担芯材であるインバー鋼より線5の周りに超耐
熱アルミ合金撚線6をより合わせ、その外周の最外層
に、超耐熱アルミ合金または特別耐熱アルミ合金からな
る断面扇形のセグメント素線1をより合わせることは前
記図1に示した第1の実施の形態と同様であるが、この
最外層の断面扇形セグメント素線のうちの少なくとも2
本の断面扇形のセグメント素線11、11は、その外表
面7を他のセグメント素線1の外表面4よりも高さtだ
け突出させて突出段差tを形成する。この突出段差tは
0.5mm〜5mm好ましくは0.5mm〜2mmの範
囲が望ましい。
ト素線群11、11の互いに反対側の肩部12、12に
は、それぞれ、この肩部に生じやすい渦流の発生を防ぐ
ために肩部の突出勾配を緩い勾配面にするデフレクター
角θを設ける。このデフレクター角θは 15°≦θ≦
60° の範囲であることが望ましい。図2は、2本並
ぶ外表面突出セグメント素線群11、11の左側のセグ
メント素線群11の左肩部12のみに角度θを図示した
が、右側のセグメント素線群11の右肩部12にも同じ
く角度θが形成されているものである。
の外表面突出セグメント素線11、11群の両側面のな
す中心角であり、この外表面突出セグメント素線11、
11群の中心角θ2は、外層セグメント素線の数にもよ
るが、20°≦θ2≦60°の範囲がコロナ騒音防止上
好ましい。
ても、断面扇形セグメント素線1の隣接部2の電線表面
側には前記第1実施形態と同様に断面円弧状溝部3を設
け、前記の外表面突出セグメント素線11、11相互の
隣接部8の表面側にも断面円弧状溝部9を設ける。この
各溝部3と溝部9の最大深さHは前記図1に示した実施
形態と同様であり、各溝部3および溝部9の溝巾Lと断
面扇形セグメント素線1および11の表面の非溝部の巾
Mとの比L/Mも前記図1に示した実施形態と同様であ
る。
低風圧電線10を示し、図2と同一符号は同一部分を示
す。この第3の実施の形態は、前記の図2に示した第2
の実施形態の変形例であり、図2におけるインバー鋼撚
心線5をアルミ覆インバー鋼線とし、その周りにより合
わせる超耐熱アルミ合金撚線6のかわりに超耐熱アルミ
合金または特別耐熱アルミ合金からなる断面扇形セグメ
ント素線13をより合わせた形態である。この図3の第
3実施形態の電線も、最外層の断面扇形セグメント素線
1の隣接部2の電線表面側に断面円弧状溝部3を設け、
最外層の断面扇形セグメント素線のうち少なくとも2本
の断面扇形セグメント素線11、11の外表面を他のセ
グメント素線1の外表面よりも高く突出させてその突出
段差tを0.5mm〜5mm好ましくは0.5mm〜2
mmとし、外表面突出セグメント素線11、11相互の
隣接部8の表面側に断面円弧状溝部9を設け、前記溝部
3と溝部9の溝巾L、非溝部の巾Mとの比L/M、およ
び最大深さHを前記第1実施形態のように定め、この外
表面突出セグメント素線群11、11の反対側の両肩部
12、12に15°≦θ≦60°のデフレクター角θを
設け、外表面突出セグメント素線11、11群の両側面
の中心角θ2を20°≦θ2≦60°の範囲とするこ
と、は前記図2に示した第2実施形態と同様である。
0の外周面から突出する外表面突出セグメント素線11
が風騒音を低減する。第2、第3の実施形態において、
最外層における、断面扇形セグメント素線1のより合わ
せ本数をNとし、外表面突出セグメント素線11の本数
をnとしたときn/Nを0.025≦n/N≦0.5の
範囲とすることができる。
形態の低弛度低風圧電線について風洞実験を行った。図
1に示した型の電線においてその直径Dが36.6mm
φのLP−XTACIRを作成し、最外層の断面扇形セ
グメント素線1の本数N、断面円弧状溝部3の溝巾L、
前記溝部3の最大深さHを種々に変化させ、レイノルズ
数が 1.2×104 から1.5×10 5 以上にわたる
範囲で抗力係数を測定した。比較のため鋼心の周りに断
面円形アルミ線をより合わせた従来の通常の鋼心アルミ
より線(ACSR)についても風洞実験を行った。な
お、レイノルズ数Reは Re=ρUD/μ(但しρは
空気密度、Uは空気の流速、Dは電線の直径、μは粘性
係数)の式から求めた。抗力係数CdはCd=2d/
(ρU2A)(但しdは電線の受ける力、Aは電線の風
上側投影面積)の式から求めた。この実験結果は図6〜
図13に示したとおりである。
0mm(H/D=0.027)、該円弧状溝部3の溝径
R(円弧状溝部3の円弧の半径)を1.0mmに設定
し、該円弧状溝部3の溝本数すなわち最外層の断面扇形
セグメント素線1のより合わせ本数Nを変化させたとき
の、抗力係数Cdとレイノルズ数Reとの関係を示す。
この図6により、電線にかかる風圧の影響が問題となる
レイノルズ数Reが5×104(約20m/s)以上の
条件において、本発明の電線はいずれも従来品よりも抗
力係数Cdが小さい領域が存在することがわかる。特に
溝本数Nが6本以上36本以下において抗力係数Cdの
低下が著しい。
(最外層の断面扇形セグメント素線の本数)Nを10
本、該溝部3の深さHを0.3mm(H/D=0.00
82)に設定し、断面凹円弧状溝部3の溝巾Lと断面扇
形セグメント素線1の表面の非溝部の巾Mとの比L/M
を変化させたときの、抗力係数Cdとレイノルズ数Re
との関係を示す。この図7から、レイノルズ数Reが5
×104以上の条件において、本発明の電線は0.10
≦L/M≦1.55の範囲において抗力係数Cdが小さ
い領域があることがわかる。
Nを24本とし、該溝部3の深さHを0.2mmに設定
し、前記のL/Mを変化させたときの、抗力係数Cdと
レイノルズ数Reとの関係を示す。この図8から、レイ
ノルズ数Reが5×104以上の条件において、本発明
の電線はいずれも従来品よりも抗力係数Cdが小さい領
域が存在することがわかる。特にL/Mが1.5以下、
0.6以上のときに抗力係数Cdが全域にわたり小さ
い。
Nを12本に設定し、前記溝部3の深さHを0.15〜
3.0mm(H/D=0.0041〜0.082)に変
化させたときの、抗力係数Cdとレイノルズ数Reとの
関係を示す。この図9から、レイノルズ数Reが5×1
04以上の条件において、本発明の電線はいずれも従来
品よりも抗力係数Cdが小さい領域が存在することがわ
かる。
Nを24本に設定し、前記溝部3の深さHを変化させた
ときの、抗力係数Cdとレイノルズ数Reとの関係を示
す。この図10から、レイノルズ数Reが5×104以
上の条件において本発明の電線は、断面円弧状溝部3の
深さHが0.5〜5mmの範囲において抗力係数Cdが
小さい。
3の深さHを2.0mmに設定し、前記溝本数Nを変化
させたときの、抗力係数Cdとレイノルズ数Reとの関
係を示す。この図11から、レイノルズ数Reが5×1
04以上の条件において、本発明の電線はいずれも従来
品よりも抗力係数Cdが小さいことがわかる。
風騒音について本発明の電線と従来品とを比較実験し
た、風速20m/sにおける騒音レベルと周波数特性を
示す。この実験に用いた本発明の電線は、図3に示した
型のLP−XTACIR610mm2相当の電線であ
り、外径Dが34.2mm、図3における外表面突出セ
グメント素線11の他のセグメント素線1の外表面より
も突出する突出段差tが1mm、デフレクター角θが4
5°、外表面突出セグメント素線11、11群の中心角
θ2が40°、溝本数(最外層セグメント素線本数)N
が18本、溝部3の深さHが2.0mm、より合わせセ
グメント素線のよりピッチ長360mmの電線を使用
し、比較例として従来のACSR610mm2および図
14に示した型の電線を使用して比較実験をした。この
実験結果により、本発明の電線は騒音レベルが100〜
130Hz付近で15〜22db[A]も大幅に低下し
ていることが確認された。なお、外表面突出セグメント
素線11、11群の中心角θ2は、外層セグメント素線
の数にもよるが、20°〜60°の範囲がコロナ騒音防
止上好ましい。
図2〜図3のように段差tを有する電線との風騒音特性
(図12)において、突出段差tを0〜0.7mm変え
た時の卓越周波数の風音レベルを実測した結果である。
図13において、t=0mmの風音レベルは図1の突出
段差のない電線の場合の風音レベルである。この図1の
電線に対して、突出段差を次第に高くして行くとt>
1.5mmの範囲では突出段差の風騒音防止効果が飽和
することがわかった。人が騒音と感じる風速として20
m/sもの強風の場合は周囲の騒音と区別できず、これ
より低風速領域が問題であり突出段差のない図1の電線
の場合の風騒音レベルよりも10dB下がればほぼ問題
ないと考えられるので、図13の実測結果より、突出段
差tの有効範囲としては0.5≦t≦2.0(mm)で
あれば十分である。
担芯材として、炭化けい素繊維、炭素繊維、アルミナ繊
維等の無機繊維からなる細線条の表面にアルミ、亜鉛等
の金属めっきや金属被覆を施した複合線材を用いた場
合、およびアラミド繊維等の有機繊維からなる細線条の
表面にアルミ、亜鉛等の金属めっきや金属被覆を施した
複合線材を用いた場合の各々の電線について風洞実験を
行った結果も前記した図6〜図13に示された成績と同
様の良好な結果がえられた。
郭形状および図15に示したg乃至jの各電線断面の形
状は、スーパーコンピューターにより流体解析を行う際
に使用した電線供試体の断面モデルを示したものであ
る。各モデルは電線表面に形成された円弧状の溝の数と
溝の深さおよび巾で特徴ずけられ、これらの違いにより
電線断面後方にできる渦の大きさおよび数、渦の剥離点
が異なることがシミュレートされた。
kv級ACSR810mm2の4導体2回線の送電線に
適用すると、設計風圧荷重は、従来は100kgf/m
m2であるのに対し、本発明は60kgf/mm2に低
減することができ、また、電流容量も2倍に増大でき、
さらに、弛度の増加を抑制できるので、工事費全体では
約5%の低減を図ることがで可能である。
は、最外層の断面扇形セグメント素線の隣接部に断面円
弧状溝部を設けたので、電線外周面のセグメント素線隣
接部は従来のようなV字形溝の段差が形成されず凹円弧
状面になり、風が表面を流れる境界層の剥離点が電線風
下側へ移行して、風圧荷重を低減させることができる。
しかも低コストで容易に低風圧の電線を製作することが
できる。
形セグメント素線の表面の非溝部の巾Mとの比L/Mを
0.10≦L/M≦1.55 の範囲とし、該溝部3
の最大深さHと電線直径Dとの比H/Dを0.0055
≦D/H≦0.082の範囲とし、最外層の断面扇形の
セグメント素線のより合わせ本数Nを6本以上36本以
下としたことにより、有効な風圧荷重低減効果を得るこ
とができる。
耐熱や特別耐熱のアルミ合金の断面扇形セグメント素線
を用いることにより電流容量を従来の2倍程度に増大さ
せることができる。
線膨張係数が−6〜6×10 −6 /℃で弾性係数が10
0〜600GPaである線材を用い、その構成材料とし
て、インバー線、もしくは炭化けい素繊維、炭素繊維、
アルミナ繊維等の無機繊維、またはアラミド繊維等の有
機繊維からなる細線条の表面に、アルミ、亜鉛等の金属
めっきまたは金属被覆を施した複合線材を用いたので、
夏季に最高潮流となり高温時の電線伸びによる弛度の増
加が懸念される場合でも、張力分担芯材の温度 伸びは少
なくなり弛度の増加を大巾に抑制することができる。
層の断面扇形セグメント素線のより合わせの中に外表面
が突出する外表面突出セグメント素線を設けたので、風
圧荷重が低減するだけでなく、風騒音を低減し、かつ軽
雨時のコロナ騒音を低減することができる。さらに外表
面突出セグメント素線の突出段差tを0.5〜5mm好
ましくは0.5〜2mmの範囲とし、外表面突出セグメ
ント素線の両肩部に15°≦θ≦60°のデフレクター
角θを設けたことにより、風圧荷重低減効果を増すこと
ができる。
外表面上に突出する外表面突出セグメント素線の突出段
差の高さを、従来の低騒音電線の突出高さよりも大巾に
低くしたので、斜風を受けた場合の揚力が著しく低くな
り、低周波大振幅のいわゆるギャロッピング振動が起こ
りにくくなる。
が毎秒40m/s以上の台風時などの強風の場合すなわ
ちレイノルズ数が10 4 以上の高風速下であっても、抗
力係数が小なる領域に低減ししかも大なる変動がなく、
電線が受ける風圧荷重の増加が少なくなり、高温時の弛
度の増加を大巾に抑制できる。したがって架空電線が横
方向からの強風を受けた場合の横揺れ量も、低風圧構造
と相まって大巾に抑制でき、鉄塔の塔高、アーム巾、鉄
塔基礎等を著しく軽減でき、送電線の建設費を大巾に節
約することができる。これは従来のインバー電線や低風
圧電線には見られない効果であり今後建設される大束径
多導体送電線や1000KV UHV送電線等の鉄塔の
一層のコンパクト化を容易に実現することができる。
の説明図
の説明図
ト素線の本数N(=溝本数)を変化させたときの抗力係
数とレイノルズ数の関係を示す図
設定し溝巾Lと非溝部Mの巾との比L/Mを変化させた
ときの抗力係数とレイノルズ数の関係を示す図
設定値を変えL/Mの変化を変えたときの抗力係数とレ
イノルズ数の関係を示す図
し溝部の深さを変化させたときの抗力係数とレイノルズ
数の関係を示す図
定し溝部の深さの変化を変えたときの抗力係数とレイノ
ルズ数の関係を示す図
N(=溝本数)を変化させたときの抗力係数とレイノル
ズ数の関係を示す図
結果の騒音レベルと周波数特性を示す図
示す図
を示す断面図
の形状を示す断面図
周面長手方向に スパイラル状に形成される断面円弧状ス
パイラル溝の本数) t:突出段差 θ:デフレクター角
Claims (2)
- 【請求項1】炭化けい素繊維、炭素繊維、アルミナ繊維
等の無機繊維、またはアラミド繊維等の有機繊維からな
る細線条の表面に、アルミ、亜鉛等の金属めっきまたは
金属被覆を施した複合線材、もしくはインバー線であっ
て、線膨張係数が−6〜6×10 −6 /℃で弾性係数が
100〜600GPaである線材を、電線中心の張力
分担芯材とし、 電線最外層に超耐熱アルミ合金または特別耐熱アルミ合
金からなる断面扇形セグメント素線を複数本のN本より
合わせ、該最外層のセグメント素線の本数Nを6≦N≦
36とし、 かつ、前記最外層の各より合わせセグメント素線の隣接
部の表面側に断面円弧状溝部を設け、該断面円弧状溝部
の溝巾Lと断面扇形セグメント素線表面の非溝部の巾M
との比L/Mを 0.10≦L/M≦1.55 とし、
該断面円弧状溝部の最大深さHと電線直径Dとの比H/
Dを0.0055≦H/D≦0.082とした ことを特
徴とする低弛度低風圧電線。 - 【請求項2】請求項1の低弛度低風圧電線において、 最外層により合わせる複数本の断面扇形セグメント素線
のうち少なくとも1本のセグメント素線を、その外表面
が他のセグメント素線の外表面よりも高く突出する突出
段差を形成した外表面突出セグメント素線とし、該外表
面突出セグメント素線の突出段差tを 0.5〜5.0
mmとし、 かつ、前記外表面突出セグメント素線の突出段差を形成
した肩部に15°≦θ≦60° のデフレクター角θを
設け たことを特徴とする低弛度低風圧電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33822795A JP3445425B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 低弛度低風圧電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33822795A JP3445425B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 低弛度低風圧電線 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09161541A JPH09161541A (ja) | 1997-06-20 |
JP3445425B2 true JP3445425B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=18316130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33822795A Expired - Lifetime JP3445425B2 (ja) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | 低弛度低風圧電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3445425B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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---|---|---|---|---|
JP5555667B2 (ja) * | 2011-06-07 | 2014-07-23 | 株式会社ジェイ・パワーシステムズ | 架空送電線 |
CN102855988B (zh) * | 2012-09-25 | 2014-12-31 | 上海贝恩科电缆有限公司 | 高速并联电梯用随行电缆 |
CN107833662A (zh) * | 2017-10-20 | 2018-03-23 | 南方电网科学研究院有限责任公司 | 一种绞合式碳纤维防风导线 |
CN116487106B (zh) * | 2023-06-21 | 2023-12-12 | 哈尔滨工业大学(深圳)(哈尔滨工业大学深圳科技创新研究院) | 一种兼具减阻和减振性能的低风压输电导线 |
-
1995
- 1995-12-01 JP JP33822795A patent/JP3445425B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09161541A (ja) | 1997-06-20 |
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