JP3445139B2 - スピンドル装置 - Google Patents
スピンドル装置Info
- Publication number
- JP3445139B2 JP3445139B2 JP08245998A JP8245998A JP3445139B2 JP 3445139 B2 JP3445139 B2 JP 3445139B2 JP 08245998 A JP08245998 A JP 08245998A JP 8245998 A JP8245998 A JP 8245998A JP 3445139 B2 JP3445139 B2 JP 3445139B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spindle
- flange
- receiving member
- tip
- flange receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Gripping On Spindles (AREA)
- Turning (AREA)
Description
ーパ受け部にツールホルダのテーパ部を係合させてツー
ルを保持する工作機械用のスピンドル装置に関するもの
である。
ル)とツールホルダの係合部に於いて、テーパ結合のみ
でツール保持を行うのが一般的であった。
ホルダのテーパ部とフランジ部の両方を利用して、結合
を行う方式が提案されている。
フランジ部を、それぞれ主軸側のテーパ受け部とフラン
ジ受け部に当接させて、2面拘束を行う。
2面拘束の結合方式では、スピンドル側のテーパ穴とフ
ランジ支持部、及び、ツールホルダのテーパ部とフラン
ジ部のそれぞれを極めて高精度に形成しなければならな
かった。
られない場合には、工具の保持不良が生じ、当該工具に
よる加工精度が著しく低下する恐れがあった。
明は、精度的に多少の誤差があっても、常に安定した2
面拘束保持を行うことができるスピンドル装置を提供す
ることを目的としている。
すると、ケーシング(21)の内側に軸受(22)を介
してスピンドル(11)を回転可能に配置し、ドローイ
ングバー(23)の動作によってスピンドル(11)の
テーパ受け部(13)にツールホルダ(12)のテーパ
部(14)を係合させてツールを保持する工作機械用の
スピンドル装置において、固定部材(31)をケーシン
グ(21)側に固定して、その固定部材(31)により
軸受(22)を固定することによりスピンドル(11)
を軸方向に固定し、スピンドル(11)が固定部材(3
1)に対して回転可能となっており、スピンドル(1
1)の先端部と固定部材(31)との間に、ツールホル
ダ(12)のフランジ面(16a)を受けるフランジ受
け部材(15)を設け、このフランジ受け部材(15)
が、スピンドル(11)と一緒に回転されるとともに、
スピンドル(11)と相対的に軸方向に所定の範囲内で
スライド可能であり、しかも、ばね(17、27)によ
ってスピンドル(11)の先端方向に付勢された状態
で、つねにフランジ受け部材(15)は軸方向にスライ
ド可能になっており、ばね(17、27)によるトータ
ルの付勢力は、ドローイングバー(23)を後方に付勢
する付勢力より小さく設定し、クランプ時には、ばね
(17、27)の付勢力が作用した状態で、ツールホル
ダ(12)のフランジ面(16a)とテーパ部(14)
をそれぞれフランジ受け部材(15)のフランジ受け面
(15a)とスピンドル(11)のテーパ受け部(1
3)に係合させてツールを2面保持することを特徴とす
るスピンドル装置である。本発明の別の解決手段は、フ
ランジ受け部材(15)を軸方向の所定範囲でスライド
可能とする手段として、抜け落ち防止用のボルト(2
9)をスピンドル(11)の先端部に設けたことを特徴
とする構成になっている。本発明のさらに別の解決手段
は、フランジ受け部材(15)を軸方向の所定範囲でス
ライド可能とする手段として、球体を利用した抜け落ち
防止機構(49)をスピンドル(11)の先端部に設け
たことを特徴とするものである。付勢用のばねとして
は、コイルばねや、皿ばねを用いることができる。
する。
ており、(A)はスピンドル装置の主要部の縦断面図、
(B)はスピンドルの正面図である。
に設定される。スピンドルヘッドは工作機械のコラムや
クロスレールに配置される。
ケーシング21を備えている。ケーシング21は、スピ
ンドルヘッドのスピンドル設定部33にボルト34で固
定される。
て、スピンドル11が回転可能に配置されている。軸受
22の両側には、軸受22を固定するための押え部材3
1、32、41、42が配置されている。
になっており、その先端部には、ツールホルダ12のテ
ーパ部14を収容するためのテーパ受け部13が形成さ
れている。
ドローイングバー23が挿入されている。ドローイング
バー23の周囲には、多数の皿ばね24が配置されてい
る。皿ばね24は、ドローイングバー23を後ろ方向に
押圧している。
は、スピンドル駆動手段が配置されている。また、スピ
ンドル11の後ろには、ドローイングバー23を、皿ば
ね24の押圧力に抗して前方に押し出すためのアンクラ
ンプ手段が配置されている。
材25を介して、インナースリーブ26が接続されてい
る。
トチャック27が係合されている。図示の状態では、コ
レットチャック27は、先端のすり割り部でツールホル
ダ12のプルスタッドボルト28を掴んで後方に引っ張
っている。これが、クランプ状態である。
前方に押し出し、コレットチャックを前方に移動する
と、コレットチャック27の先端がテーパ穴底部の拡径
空間38内で開き、プルスタッドボルト28が離脱可能
となる。これが、アンクランプ状態である。
ダ12のフランジ面16aを受けるためのフランジ受け
部材15が配置されている。
状領域が形成されており、この環状領域内にフランジ受
け部材15の一部分が収容される。
と相対的に、軸方向に少しスライド可能な構成になって
いる。
有する円筒形状になっている。小径部の内側先端には、
円環状のフランジ受け面15aが形成されている。
部15bが形成されている。突出部15bは1つの直径
の両側に位置し、これはツールホルダ12のフランジ1
6の切欠き部に対応する。
れており、これによりフランジ受け部材15の抜け落ち
が防止される。
部とネジ部の間にプレーンな中間部29aを有してい
る。この中間部29aが、フランジ受け部材15のスラ
イドを許容する。
け部材15が所定幅だけスライドできるように、軸方向
に遊びを持たせて配置する。
が円周上に設けてあり、そこにコイルスプリング17が
配置されている。コイルスプリング17は、フランジ受
け部材15をスピンドル11の先端方向に付勢する。
勢力は、ドローイングバー23を後方に付勢する皿ばね
24の付勢力より小さく設定する。クランプ時には、コ
イルスプリング17の付勢力が作用した状態で、2面支
持が行われる。
ランプした場合に、ツールホルダ12のフランジ面16
aとテーパ部14は、それぞれフランジ受け部材15の
フランジ支持面13とスピンドル11のテーパ部13に
係合し、良好な2面支持が行われる。その際、ツールホ
ルダ12のフランジ部16には、前述のようにフランジ
受け部材15を介してコイルスプリング17の付勢力が
作用している。このため、結合面の精度誤差をある程度
許容することができる。
例を簡単に説明する。
受け部材15を先端方向に付勢する付勢手段として皿ば
ね27が使用されている。
成された小径部とフランジ受け部材15の間の領域に配
置される。
質的に同一である。
施例を簡単に説明する。
部材15の抜け落ち防止構造のみが第2実施例と異なっ
ている。
用ボルトでなく、球体を利用した抜け落ち防止機構49
によって、フランジ受け部材15の抜け落ちが防止され
ている。
材15の内周面に浅い溝を設け、そこに球体を配置し、
球体を外側に押圧することによってフランジ受け部材1
5の抜け落ちを防止する構成になっている。
的に多少の誤差があっても、常に安定した2面拘束保持
力を得ることができる。
い。例えば、スピンドル本体の構成は、他の様々なもの
を採用できる。
ピンドル装置の主要部の縦方向断面図、(B)はスピン
ドルの正面図である。
ピンドル装置の主要部の縦方向断面図、(B)はスピン
ドルの正面図である。
ピンドル装置の主要部の縦方向断面図、(B)はスピン
ドルの正面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ケーシング(21)の内側に軸受(2
2)を介してスピンドル(11)を回転可能に配置し、
ドローイングバー(23)の動作によってスピンドル
(11)のテーパ受け部(13)にツールホルダ(1
2)のテーパ部(14)を係合させてツールを保持する
工作機械用のスピンドル装置において、固定部材(3
1)をケーシング(21)側に固定して、その固定部材
(31)により軸受(22)を固定することによりスピ
ンドル(11)を軸方向に固定し、スピンドル(11)
が固定部材(31)に対して回転可能となっており、ス
ピンドル(11)の先端部と固定部材(31)との間
に、ツールホルダ(12)のフランジ面(16a)を受
けるフランジ受け部材(15)を設け、このフランジ受
け部材(15)が、スピンドル(11)と一緒に回転さ
れるとともに、スピンドル(11)と相対的に軸方向に
所定の範囲内でスライド可能であり、しかも、ばね(1
7、27)によってスピンドル(11)の先端方向に付
勢された状態で、つねにフランジ受け部材(15)は軸
方向にスライド可能になっており、ばね(17、27)
によるトータルの付勢力は、ドローイングバー(23)
を後方に付勢する付勢力より小さく設定し、クランプ時
には、ばね(17、27)の付勢力が作用した状態で、
ツールホルダ(12)のフランジ面(16a)とテーパ
部(14)をそれぞれフランジ受け部材(15)のフラ
ンジ受け面(15a)とスピンドル(11)のテーパ受
け部(13)に係合させてツールを2面保持することを
特徴とするスピンドル装置。 - 【請求項2】 フランジ受け部材(15)を軸方向の所
定範囲でスライド可能にする手段として、抜け落ち防止
用のボルト(29)をスピンドル(11)の先端部に設
けたことを特徴とする請求項1に記載のスピンドル装
置。 - 【請求項3】 フランジ受け部材(15)を軸方向の所
定範囲でスライド可能にする手段として、球体を利用し
た抜け落ち防止機構(49)をスピンドル(11)の先
端部に設けたことを特徴とする請求項1に記載のスピン
ドル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08245998A JP3445139B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | スピンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08245998A JP3445139B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | スピンドル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11262804A JPH11262804A (ja) | 1999-09-28 |
JP3445139B2 true JP3445139B2 (ja) | 2003-09-08 |
Family
ID=13775103
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08245998A Expired - Fee Related JP3445139B2 (ja) | 1998-03-16 | 1998-03-16 | スピンドル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3445139B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5262410B2 (ja) * | 2008-08-07 | 2013-08-14 | 株式会社ジェイテクト | 工作機械の主軸装置、および工作機械の主軸装置における主軸スリーブのハウジングへの取付方法 |
-
1998
- 1998-03-16 JP JP08245998A patent/JP3445139B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11262804A (ja) | 1999-09-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6612039B2 (en) | Blade mounting devices | |
US5806859A (en) | Self-contained collet adaptor | |
JPWO2003008135A1 (ja) | 引き込み機能を備えるチャック | |
US4396320A (en) | Boring unit | |
JP3318732B2 (ja) | スピンドルの部品クランプ装置 | |
JP2002103111A (ja) | クランピングチャック | |
JPH069580B2 (ja) | 着脱可能なハンドピーススリーブを備えた歯科用ハンドピース | |
US4585380A (en) | Tool attaching device in a machine tool | |
JP3934222B2 (ja) | 工作機械のツールロック装置 | |
JP3445139B2 (ja) | スピンドル装置 | |
JP5217646B2 (ja) | 工具クランプ装置および工具クランプ方法 | |
JPS6257806A (ja) | 穿孔工具用チヤツク | |
JP3423028B2 (ja) | ホルダ装置 | |
US4218165A (en) | Quick action collet lock | |
JP7294885B2 (ja) | 主軸の工具クランプ装置 | |
JPH0611441B2 (ja) | 主軸工具クランプ装置 | |
JP2559189Y2 (ja) | ツールプリセッタのツール着脱装置 | |
JP3092885B2 (ja) | 内径無段取クランプ治具 | |
JP3081236B2 (ja) | 急速ジョウ交換チャック | |
JP2658788B2 (ja) | 工具保持装置 | |
JP4331486B2 (ja) | ワーク支持装置 | |
US9586269B2 (en) | Collet adapter | |
JPS6125743A (ja) | 交換工具の工具ホルダロック機構 | |
JPH0232324Y2 (ja) | ||
JP2002086304A (ja) | 主軸装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140627 Year of fee payment: 11 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |