JP3444966B2 - 長尺物挿入用ガイド - Google Patents

長尺物挿入用ガイド

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JP3444966B2
JP3444966B2 JP11208794A JP11208794A JP3444966B2 JP 3444966 B2 JP3444966 B2 JP 3444966B2 JP 11208794 A JP11208794 A JP 11208794A JP 11208794 A JP11208794 A JP 11208794A JP 3444966 B2 JP3444966 B2 JP 3444966B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば大腸や消化管の
ような体腔に内視鏡を挿入するのに用いられる長尺物挿
入用ガイドに関する。
【0002】
【従来の技術】大腸の内視鏡検査では、内視鏡を肛門よ
り挿入し、X線透視下または内視鏡のモニター画像の観
察下で、内視鏡の進退操作、回転操作および内視鏡先端
部の湾曲操作等を適宜組み合わせて行いながら、徐々に
奥部へ挿入して行く。
【0003】直腸においては、腸管が比較的直線状であ
るため、内視鏡の挿入は容易かつ円滑に行うことができ
るが、直腸に続くS状結腸においては、腸管がS字状に
屈曲しており、またその形状や屈曲方向にも個人差があ
るため、内視鏡の挿入には技術を要する。その操作は、
次の通りである。
【0004】内視鏡の先端がS状結腸に入ったら、左側
臥位であった被検査者を仰臥位にして位置を確認する。
多くの場合、内視鏡の先端部が左側に湾曲しているた
め、術者は、手で被検査者の腹壁を押圧するよう介助し
ながら、内視鏡を回転させて湾曲した先端部が右側へ反
転するようにし、これによりS状結腸を右側に移動させ
て、逆「の」字状とする。この状態で、内視鏡の先端の
湾曲の度合いを調節しつつ前進/後退させ、腸管内腔の
方向を探索しながら内視鏡を徐々に挿入して行く。内視
鏡をS状結腸の形状に沿って逆「の」字状を描くように
進ませ、S状結腸を越えさせて、さらに、下行結腸、左
側結腸曲、横行結腸へと進めてゆく。
【0005】内視鏡のS状結腸への挿入は、上述のよう
な逆「の」字型挿入法によらなければ、下行結腸または
それ以上奥部への挿入はほぼ不可能であるが、S状結腸
を逆「の」字状にして内視鏡を挿入する操作には、困難
を伴い、熟練を要するばかりでなく、被検査者の苦痛も
大きい。特に、腸管の屈曲部を通過する際に、内視鏡の
先端により腸内壁(腸粘膜)を損傷することもある。
【0006】さらに、S状結腸の腸間膜が短い場合、S
状結腸が右方に湾曲して延び、盲腸または肝臓に達して
いる場合、腹腔内の癒着が強い場合、腹壁が著しく緊張
する場合、被検査者が肥満の場合等には、内視鏡のS状
結腸への逆「の」字状の挿入は非常に困難となる。この
ようなことから、大腸の内視鏡検査の成功率は低いもの
であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、内視
鏡等の長尺挿入物の体腔内への挿入および目的部位への
誘導を円滑に行うことができ、しかも、長尺挿入物の先
端を拡張体の先端開口から確実に突出させることがで
き、このような操作の際の安全性が高く、苦痛も少ない
長尺物挿入用ガイドを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(11)の本発明により達成される。
【0009】(1) 長尺な挿入物を体腔内の目的部位
へ誘導する長尺物挿入用ガイドであって、軸方向に沿っ
て複数の環状空間を有し、該環状空間への作動流体の注
入・排出により拡張・収縮し得る拡張体と、前記拡張体
の基端側に設けられ、前記挿入物を支持する支持部と、
前記各環状空間に前記作動流体を供給する流体供給手段
と、前記拡張体の先端部を基端側へ牽引する牽引手段と
を有し、前記拡張体の拡張時において、前記拡張体の先
端が、前記支持部に支持された前記挿入物の先端より先
端側に位置することを特徴とする長尺物挿入用ガイド。
【0010】(2) 前記牽引手段は、前記拡張体の長
手方向に沿って配置され、その一端が前記拡張体の先端
部に固定された少なくとも1本のワイヤーで構成されて
いる上記(1)に記載の長尺物挿入用ガイド。
【0011】(3) 前記支持部は、環状空間を有し、
該環状空間への作動流体の注入により拡張して前記挿入
物の外周に密着する支持用拡張体で構成される上記
(1)または(2)に記載の長尺物挿入用ガイド。
【0012】(4) 前記支持用拡張体の外径は、前記
拡張体の外径より小さい上記(3)に記載の長尺物挿入
用ガイド。
【0013】(5) 前記流体供給手段は、前記各環状
空間のそれぞれに独立して作動流体を供給し得るよう構
成されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載
の長尺物挿入用ガイド。
【0014】(6) 前記流体供給手段は、前記各環状
空間からの作動流体の排出を基端側の環状空間より行い
得るよう構成された上記(1)ないし(5)のいずれか
に記載の長尺物挿入用ガイド。
【0015】(7) 前記流体供給手段は、前記各環状
空間への作動流体の充填量を調節可能なものである上記
(1)ないし(6)のいずれかに記載の長尺物挿入用ガ
イド。
【0016】(8) 前記流体供給手段は、弾性変形可
能な中空のカフと、該カフ内に連通するチューブと、該
チューブから分岐し、前記各環状空間へ連通する複数の
分岐チューブとで構成される上記(1)ないし(7)の
いずれかに記載の長尺物挿入用ガイド。
【0017】(9) 前記各分岐チューブの内腔をそれ
ぞれ閉塞・開放し得る流路開閉手段を有する上記(8)
に記載の長尺物挿入用ガイド。
【0018】(10) X線造影性を有する上記(1)
ないし(9)のいずれかに記載の長尺物挿入用ガイド。
【0019】(11) 前記拡張体の内周面および/ま
たは外周面に、潤滑性を有する層が形成されている上記
(1)ないし(10)のいずれかに記載の長尺物挿入用
ガイド。
【0020】
【0021】
【実施例】以下、本発明の長尺物挿入用ガイドを添付図
面に示す好適実施例に基づき詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明の長尺物挿入用ガイドの構
成例を示す平面図、図2は、図1に示す長尺物挿入用ガ
イドの先端部の構成を示す部分縦断面図である。なお、
以下の説明において、図1〜図4中の下側を「基端」、
上側を「先端」といい、先端方向へ移動することを「前
進」、基端方向へ移動することを「後退」という。
【0023】図1および図2に示すように、長尺物挿入
用ガイド1は、長尺な挿入物である内視鏡7を大腸内に
挿入し、その奥部へ誘導するための内視鏡挿入用ガイド
であって、作動流体の注入により拡張し得る拡張本体2
と、該拡張体2の基端側に設置された内視鏡7の支持部
である支持用拡張体3と、拡張体2の先端部を基端側へ
牽引する牽引手段4と、拡張体2および支持用拡張体3
内に作動流体を供給する流体供給手段5とで構成されて
いる。以下、これらの構成要素について順次説明する。
【0024】拡張体2は、その軸方向に沿って先端側か
ら順に第1節21、第2節22および第3節23を有す
る。第1節21は、後述するような柔軟性を有する材料
で構成された膜を中空の環状に成型してなるもので、そ
の内部には、環状空間24が形成されている。また、第
2節22および第3節23についても、その軸方向の長
さが異なる以外は、前記第1節21と同様の構成であ
り、それぞれ、その内部に環状空間25、26が形成さ
れている。そして、第1節21と第2節22の端面同士
および第2節22と第3節23の端面同士がそれぞれ接
着または融着されて、1本の連続した内腔27を有する
拡張体2を構成している。
【0025】第1節21、第2節22および第3節23
の膜の構成材料としては、例えば、軟質ポリ塩化ビニ
ル、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(EVA)のようなポリオレフィン、ポリ
エチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレ
フタレート(PBT)のようなポリエステル、ポリアミ
ド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリウレタン、シリ
コーンゴム、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエ
ラストマー、ポリスチレン系エラストマー、ポリオレフ
ィン系エラストマーが挙げられるが、そのなかでも特
に、軟質ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリウレタン
が好ましい。この場合、各節21〜23は、それぞれ、
同一または異なる材料の複数の膜を積層したもので構成
されていてもよい。
【0026】第1節21、第2節22および第3節23
の膜の厚さは、特に限定されないが、それぞれ、0.1
〜5mm程度、特に0.3〜3mm程度とするのが好まし
い。この場合、各節の膜厚は、同一でも異なっていても
よく、例えば、第1節21、第2節22および第3節2
3の順に膜厚を薄くまたは厚くすることができる。
【0027】第1節21、第2節22および第3節23
の外径、内径は、特に限定されないが、外径(拡張時)
は、それぞれ、15〜40mm程度、特に20〜35mm程
度とするのが好ましく、内径(拡張時)は、10〜35
mm程度、特に14〜30mm程度とするのが好ましい。な
お、各節21〜23の外径や内径は、拡張体2の全長に
渡って均一であっても、拡張体2の長手方向に沿って変
化していてもよい。例えば、拡張体2の先端側をテーパ
状に細径となるようにし、体腔への挿入や拡張時の前進
をより円滑に行えるようにすることができる。
【0028】拡張体2の全長は、症例等により適宜異な
るが、その基端が直腸15内にあるとき、拡張時にその
先端がS状結腸17を越える程度の長さであるのが好ま
しく、具体的には、全長(拡張時)200〜1000mm
程度、特に400〜800mm程度とするのが好ましい。
【0029】拡張体2の基端側には、内視鏡7を支持す
る支持部として、支持用拡張体3が設置されている。こ
の支持用拡張体3は、前記第1節21と同様の構成のも
のであり、その内部に環状空間31を有する。この支持
用拡張体3は、その先端面が第3節23の基端面と接着
または融着されて拡張体2に固定されている。
【0030】後述する流体供給手段5により環状空間3
1へ作動流体を注入すると、支持用拡張体3が拡張し、
その内腔に挿通されている内視鏡7の外周面およびそれ
を緊締するベルト8に支持体用拡張体3の内面が密着
し、内視鏡7を支持、固定する。
【0031】支持体用拡張体3の外径、内径は、特に限
定されないが、外径(拡張時)は、20〜28mm程度、
特に25〜28mm程度とするのが好ましく、内径(拡張
時)は、挿通する内視鏡7の外径より若干大きい値とす
るのが好ましい。この場合、支持体用拡張体3の外径
は、拡張体2の外径より小さい値(好ましくは、拡張体
2の外径の80〜90%程度)とするのが好ましい。こ
れにより、後述するように、各節21〜23のうち基端
側の節から順次収縮させるとともに内視鏡7を前進させ
る際に、支持体用拡張体3を各節21〜23の内側へ押
し込むようにして各節21〜23を収縮させることがで
き、収縮を容易に行うことができる。
【0032】本発明の長尺物挿入用ガイド1では、大腸
への挿入をX線透視下で確認し得るようにするために、
拡張体2や支持用拡張体3は、X線造影性を有するもの
であるのが好ましい。拡張体2や支持用拡張体3にX線
造影性を付与する手段としては、例えば、それらを構成
する膜の構成材料中に、X線造影性を有する物質を混練
するか、またはそれらの所定箇所(例えば、拡張体2の
先端部付近から基端に向けて所定間隔で設置あるいは拡
張体2の先端部に設置)にX線造影性を有する物質より
なるマーカー(図示せず)を設置することが挙げられ
る。
【0033】X線造影性を有する物質としては、例え
ば、金、白金、タングステンまたはこれらを含む合金等
の金属や、硫酸バリウム、酸化ビスマス等の金属化合物
が挙げられる。これらの物質を膜の構成材料中に混練す
る場合には、フィラー状(粉粒体)とするのが好まし
い。また、マーカーの形状は、特に限定されず、例え
ば、板状、リング状等が可能であり、その設置位置は、
例えば、拡張体2や支持用拡張体3の内周面、外周面、
環状空間24、25、26、31内が挙げられる。
【0034】また、拡張体2や支持用拡張体3の内周面
および/または外周面には、予め潤滑性を有する層(以
下、潤滑層という)が形成されていてもよい。このよう
な潤滑層は、例えば、シリコーンオイル、オリーブオイ
ル、グリセリン等のオイル類、キシロカインゼリー、ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、無水マレ
イン酸、水溶性ナイロン、セルロース系(CMC、M
C、HEC、HPC等)またはポリエチレンオキサイド
系等の親水性高分子物質またはこれらを含む物質で構成
されたものが挙げられ、これらを例えば塗布により形成
することができる。
【0035】このような潤滑層を設けることにより、拡
張体2の腸管への挿入や拡張体2の内腔27への内視鏡
7の挿入をより円滑に行うことができる。特に、後述す
るように、拡張体2を拡張させてS状結腸17内をその
湾曲に沿って奥部へ前進させる際に、摩擦抵抗を低減
し、その拡張および前進を円滑に行うことができる。
【0036】牽引手段4は、拡張体2の長手方向に沿っ
て配置された一対のワイヤー41、42で構成されてい
る。これらのワイヤー41、42は、それぞれ、拡張体
2の内腔27内に、その内周面に沿って配置されてお
り、その先端は、拡張体2の先端に固定されている。さ
らに、ワイヤー41、42は、それぞれ、各ベルト8に
形成されている小孔81に挿通され、その基端には、リ
ング状の牽引操作具43が設置されている。また、ワイ
ヤー41、42は、それぞれ、必要時に、最も基端側に
あるベルト8において、止ねじ82によりそのベルト8
に対し挟持、固定される。
【0037】止ねじ82による固定を解除した状態で、
牽引操作具43によりワイヤー41、42を基端側へ牽
引すると、拡張体2の先端部(少なくとも第1節21を
含む部分)が基端側へ移動して収縮し、内視鏡7の先端
71を内腔27の先端開口28より突出させることがで
きる(図5参照)。
【0038】ワイヤー41、42としては、例えば、ス
テンレス鋼、真鍮、タングステン、アルミニウム、銅、
炭素鋼、超弾性合金等よりなる金属線や、ポリアミド
(全芳香族系ポリアミド)、ポリエステル、高分子量ポ
リエチレン、フッ素系樹脂、ポリカーボネート、ポリプ
ロピレン、硬質ポリ塩化ビニル、カーボン繊維等の繊維
を素線とするもの、またはこれらの集合体を用いること
ができる。
【0039】なお、拡張体2に対するワイヤー41、4
2の配置は、図示のものに限定されず、例えば、各節2
1〜23を構成する膜を内層および外層を接合した積層
体で構成し、内層と外層との間にワイヤー41、42を
埋設した構成としてもよく、さらには、図2に示すワイ
ヤー41、42の先端を延長し、拡張体2の外周面およ
び第3節23と支持用拡張体3との界面を通ってベルト
8に固定するようなループを形成してもよい。
【0040】流体供給手段5は、前記各環状空間24、
25、26、31に作動流体を注入し、またはこれらよ
り作動流体を排出するものである。本実施例における流
体供給手段5は、手動操作による空気供給ポンプであ
り、弾性変形可能な中空のカフ51と、該カフ51の基
端に設置された逆止弁(ワンウェイバルブ)52と、カ
フ51の先端部に設置された排気口53と、カフ51の
内部と連通するようその基端がカフ51の先端部に接続
されたチューブ55と、該チューブ55から分岐した4
本の分岐チューブ56a、56b、56cおよび56d
と、チューブ55の先端と各分岐チューブ56の基端と
を気密的に接続するコネクタ57とで構成されている。
そして、分岐チューブ56a、56b、56cおよび5
6dの先端は、それぞれ、環状空間24、25、26お
よび31に連通している。
【0041】カフ51は、例えば、天然ゴム、イソプレ
ンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタ
ジエンゴム、シリコーンゴムのような弾性材料で構成さ
れている。逆止弁52は、カフ51内への空気(作動流
体)の流入は許容するが、カフ51内からの空気の流出
は阻止する機能を有するものである。
【0042】排気口53には、これに螺合する蓋54が
設置されており、蓋54が排気口53を封止した状態で
は、排気口53を介しての空気の流通は遮断されるが、
蓋54を回転して緩めると、隙間が形成され、排気口5
3からの空気の流出が可能となる。分岐チューブ56a
〜56dの途中には、それらの内腔をそれぞれ独立に閉
塞・開放し得る流路開閉手段6が設置されている。
【0043】図6は、該流路開閉手段6の構成例を示す
断面図である。同図に示すように、流路開閉手段6は、
各分岐チューブ56a〜56dを収納する筐体61を有
し、該筐体61の内部底面には、各分岐チューブ56a
〜56dをそれぞれ載置する円弧状の溝62a、62
b、62cおよび62dが形成されている。一方、筐体
61の上部には、各溝62a〜62dに対応する位置
に、それぞれ分岐チューブ圧閉用のねじ63a、63
b、63cおよび63dが螺合されている。
【0044】例えば図示のねじ63bのように、ねじ6
3bを上昇させておけば、分岐チューブ56bは、その
内腔が開放状態となり、作動流体の流通が可能となる。
一方、図示のねじ63aのように、ねじ63aを回転し
てその先端と溝62aとの間で分岐チューブ56aを圧
閉すると、分岐チューブ56aの内腔が閉塞され、作動
流体の流通が阻止される。このような分岐チューブ内腔
の閉塞・開放は、各分岐チューブ56a〜56d毎に独
立して行うことができる。
【0045】以上のような流路開閉手段6を有する流体
供給手段5において、各節21〜23および支持用拡張
体3の各環状空間24、25、26、31に空気を供給
して拡張させる場合には、まず、節21〜23および支
持用拡張体3のうち拡張させるもの(1つ以上)を選定
し、それに対応する分岐チューブの内腔を、流路開閉手
段6においてねじ63a〜63dの操作により開放し、
次いで、蓋54により排気口53を封止した状態で、カ
フ51を手で握ったり離したりする操作を数回繰り返し
行う。これにより、カフ51内の空気および逆止弁52
を介してカフ51内に流入した空気は、チューブ55、
コネクタ57および内腔が開放している分岐チューブを
経て所望の環状空間に送り込まれる。
【0046】環状空間への空気の注入量の増加に伴い、
その圧力が高まり、各節21〜23および支持用拡張体
3の拡張度(剛性)が増す。この場合、環状空間24、
25、26、31の圧力との各節21〜23および支持
用拡張体3の拡張度(剛性)とは、一定の相関関係を有
するため、例えばカフ51を手で握る回数により環状空
間の圧力を調整することにより、各節21〜23および
支持用拡張体3の拡張度をそれぞれ任意に設定すること
ができる。
【0047】なお、一旦拡張された各節21〜23およ
び支持用拡張体3は、逆止弁52の作用により、空気の
排出が阻止されるため、そのままの拡張度を保持する。
この場合、空気の漏れをより確実に防止するために、流
路開閉手段6により分岐チューブ56a〜56dを閉
塞、封止してもよい。
【0048】拡張状態の節21〜23および支持用拡張
体3を収縮させる場合には、まず、節21〜23および
支持用拡張体3のうち収縮させるものと、拡張状態を維
持するものとを選別し、流路開閉手段6において、ねじ
63a〜63dの操作により、収縮させるものと対応す
る分岐チューブの内腔を開放し、拡張状態を維持するも
のに対応する分岐チューブを閉塞する。次に、蓋54を
回転して緩める。これにより、環状空間内の空気は、内
腔が開放している分岐チューブ、コネクタ57およびチ
ューブ55を経て排気口53より排出される。空気が排
気された節21〜23および支持用拡張体3は、その内
圧が低下し、収縮する。
【0049】図3、図4および図5は、それぞれ、拡張
体の一部が収縮した状態を示す斜視図である。上述した
流体供給手段5および流路開閉手段6により、第1節2
1、第2節22および支持用拡張体3を拡張状態とし、
第3節23を収縮させると、図3に示すような状態とな
る。
【0050】また、第1節21および支持用拡張体3を
拡張状態とし、第2節22および第3節23を収縮させ
ると、図4に示すように、内視鏡7の先端71が拡張体
2の先端開口28付近に位置する状態となる。
【0051】また、支持用拡張体3を拡張状態とし、全
ての節21〜23を収縮させるとともに、牽引手段4の
ワイヤー41、42を牽引すると、各節21〜23が基
端側へ寄せられ、図4に示すように、内視鏡7の先端7
1が拡張体2の先端開口28より突出した状態となり、
視野が確保され、観察が可能となる。この場合、各節2
1〜23の収縮のみでもよいが、各節21〜23の収縮
と牽引手段4による牽引とを併用することにより、収縮
した節21〜23が内視鏡7の先端71に覆い被さるこ
となく、先端71を先端開口28から確実に突出させる
ことができる。
【0052】なお、本発明において、流体供給手段5
は、図示のような構成のものに限らず、例えば、作動流
体を供給するシリンジ、ポンプ、コンプレッサー、ボン
ベのようなものであってもよい。また、作動流体は、空
気に限らず、例えば、窒素ガス、ヘリウムのような不活
性ガス、酸素ガス等の気体や、水、アルコール、オイル
等の液体であってもよい。
【0053】内視鏡7は、照明光送光用の光ファイバー
(ライトガイド)と、受光用の光ファイバー(イメージ
ファイバー)とを有するもので、図1に示すように、そ
の基端には、操作部9が設けられている。また、内視鏡
7は、操作部9のハンドル91を操作することにより、
内視鏡7の先端部が所望の方向に湾曲するように構成さ
れている。内視鏡7の外周には、内視鏡7の長手方向に
沿って所定の間隔でベルト8が装着されている。
【0054】次に、本発明の長尺物挿入用ガイドの作用
について、大腸の内視鏡検査を行う場合を例にして説明
する。図7〜図10は、それぞれ、長尺物挿入用ガイド
1を大腸の内視鏡検査に使用する際の手順を示す斜視図
である。
【0055】まず、所定位置にベルト8が装着された直
径10mmの内視鏡7を、支持用拡張体3の基端側開口よ
り所望の長さ挿入し、支持用拡張体3を拡張して内視鏡
7を支持、固定するとともに、拡張体2の各節21〜2
3を収縮させておく。なお、支持用拡張体3は、直腸1
5へ挿入した後に拡張してもよい。
【0056】次に、腸管内壁を洗浄し、注腸法により大
腸X線検査を行って、直腸15、S状結腸17および下
行結腸19の下部に病変がないことを確認したら、被検
査者を左側臥位とし、X線透視下で、収縮状態の拡張体
2を装着した内視鏡7の先端71を肛門14より挿入
し、直腸15内を徐々に前進させる。
【0057】内視鏡7を肛門14より約200mm挿入し
たところで、その挿入抵抗が増大し、内視鏡7の先端7
1が直腸15とS状結腸17との境界部16付近に到達
したことが確認されるので(図7参照)、内視鏡7の挿
入を一旦停止する。
【0058】次に、前述したように流体供給手段5およ
び流路開閉手段6を操作して、拡張体2の各節21〜2
3内にそれぞれ所定量の空気を注入し、これらを拡張す
る。この拡張に伴って、拡張体2は、S状結腸17内を
その湾曲に沿って奥部へ向けて前進する。このとき、各
節21〜23は、同時に拡張してもよいが、拡張体2の
S状結腸17内での前進を円滑に行うために、第3節2
3、第2節22および第1節21の順に拡張するのが好
ましい。
【0059】各節21〜23が所望の拡張度で拡張する
と、拡張体2の先端は、S状結腸17と下行結腸19と
の境界部18に到達し、さらにそこを越えて下行結腸1
9の下部に挿入される(図1、図8参照)。この状態で
は、拡張体2の外周面は、S状結腸17および下行結腸
19の内壁に密着し、それらの腸管を固定する。なお、
このとき、流路開閉手段6により分岐チューブ56a〜
56dを閉塞、封止し、空気の漏れを確実に防止するの
が好ましい。
【0060】次に、流路開閉手段6において分岐チュー
ブ56cのみ閉塞を解除し、蓋54を緩め、環状空間2
6の空気を排出して第3節23を収縮させるとともに、
内視鏡7を前進させる。これにより、拡張状態の支持用
拡張体3が第3節23側に押し込まれ、第3節23が折
り畳まれるので、内視鏡7の先端71は、内腔27に沿
って誘導され、第2節22の内腔内まで前進する(図
3、図9参照)。
【0061】さらに、流路開閉手段6において分岐チュ
ーブ56bの閉塞を解除し、環状空間25の空気を排出
して第2節22を収縮させるとともに、内視鏡7をさら
に前進させる。これにより、拡張状態の支持用拡張体3
が先端側へ押し込まれ、第2節22も折り畳まれるの
で、内視鏡7の先端71は、内腔27に沿って誘導さ
れ、第1節21の内腔内、すなわち下行結腸19内まで
前進する(図4、図10参照)。
【0062】なお、上記内視鏡7の前進に際しては、操
作部9におけるハンドル91の回転操作により、内視鏡
7の先端部を、それより先端側の内腔27の湾曲に沿う
ように、適宜湾曲させるのが好ましい。
【0063】次に、流路開閉手段6において分岐チュー
ブ56aの閉塞を解除し、環状空間24の空気を排出し
て第1節21を収縮させるとともに、ワイヤー41、4
2を基端側へ牽引して、各節21〜23を基端側へ寄
せ、さらに、止ねじ82を回転して両ワイヤー41、4
2を内視鏡7の基端部に固定し、牽引状態を維持する。
これにより、内視鏡7の先端71が拡張体2の先端開口
28より突出し、視野が確保され、観察が可能となる
(図4、図11参照)。
【0064】なお、内視鏡7の先端71を先端開口28
より突出させる他の方法として、節21〜23を全て収
縮させた後、内視鏡7の先端71を前進させてもよいが
(この場合、牽引手段4はなくてもよい)、前述の各節
21〜23を基端側へ引き寄せる方法では、内視鏡7の
先端71を移動しないので、内視鏡7の先端71により
腸内壁(腸粘膜)を損傷するおそれがない。
【0065】以上のようにして、内視鏡7の先端71が
下行結腸19の下部に到達した後は、支持用拡張体3を
収縮させて内視鏡7の支持、固定を解除し、さらに前方
を視認しながら内視鏡7を前進させて、その先端71を
下行結腸19の上部およびそれより奥部の横行結腸、上
行結腸、盲腸、回盲部等(いずれも図示せず)へ挿入
し、これらの観察を行うことができる。内視鏡7による
観察が終了したら、拡張体2および支持用拡張体3を図
7に示す状態に戻し、内視鏡7を後退させ、腸管より抜
き取る。
【0066】本発明の長尺物挿入用ガイド1による大腸
の内視鏡検査では、前述した従来法のような、被検査者
の臥位の変更、術者による被検査者の腹壁の押圧、S状
結腸19を右側へ移動し、逆「の」字状とする操作等は
行う必要がない。また、拡張体2は、拡張により、腸管
を確実に固定し、かつ内視鏡7をその内腔27に沿って
誘導し得る程度の剛性となるため、内視鏡7の挿入を容
易に行うことができる。
【0067】以上、本発明の長尺物挿入用ガイドを、図
示の構成例について説明したが、本発明は、これに限定
されない。例えば、内視鏡7を支持する支持部は、図示
のごとき支持用拡張体3に限らず、ねじ止めやクリップ
機構等により内視鏡を把持する把持部材であってもよ
い。
【0068】また、拡張体2の構成も図示のものに限ら
ず、例えは、各節21〜23が互いに連通し、作動流体
をそれらへ同時に供給し得るような構成であってもよ
い。この場合、各節21〜23の環状空間の容積や柔軟
性(膜の素材や膜厚)、さらには各節21〜23を連通
させる孔の大きさを適宜変えることにより、節21〜2
3の拡張または収縮する順序を設定することもできる。
また、拡張体2を構成する節の数も、図示のものに限ら
ない。
【0069】また、例えば、分岐チューブ56a〜56
cの内径を分岐チューブ56c、56bおよび56aの
順で大きくし、作動流体注入の際に第3節23、第2節
22および第1節21の順で早く拡張するようにしても
よい。このようにすれば、作動流体注入の際、流路開閉
手段6のねじ63a〜63dを操作することなく、流体
供給手段5からの供給操作のみで第3、第2および第1
節をこの順に拡張させることができ、操作性が向上す
る。
【0070】なお、本発明の長尺物挿入用ガイドを挿入
する部位は、前述した大腸に限らず、例えば、食道、胃
等の消化管、気管、胆管、腟、血管等の他の体腔であっ
てもよい。
【0071】また、本発明の長尺物挿入用ガイドは、内
視鏡を挿入、誘導するものに限らず、例えば、レーザー
照射用光ファイバー、カテーテルチューブ、鉗子等の長
尺挿入物を体腔に挿入するのに用いることもできる。
【0072】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の長尺物挿入
用ガイドによれば、内視鏡やカテーテルチューブのよう
な長尺挿入物の体腔への挿入に際し、拡張体を体腔内で
拡張して先行させ、その内腔に沿って長尺挿入物を誘導
しつつ挿入するため、特に体腔が湾曲している場合に、
その挿入を容易かつ円滑に行うことができ、長尺挿入物
を体腔内に直接挿入するのに比べ、安全性が高く、被検
査者の苦痛も少ない。
【0073】特に、本発明の長尺物挿入用ガイドを大腸
の内視鏡検査に用いるときは、S状結腸の腸間膜が短い
場合、S状結腸が右方に湾曲して延び、盲腸または肝臓
に達している場合、腹腔内の癒着が強い場合、腹壁が著
しく緊張する場合、被検査者が肥満の場合等でも、内視
鏡をS状結腸またはそれ以上の奥部へ容易に挿入するこ
とが可能となり、大腸の内視鏡検査の成功率が飛躍的に
向上する。
【0074】また、牽引手段を設けたことにより、内視
鏡の先端を拡張体の先端開口より確実に突出させること
ができ、その際の安全性も高い。また、各環状空間のそ
れぞれに独立して作動流体を供給し得るよう構成した場
合には、拡張体の拡張または収縮のパターンを所望に設
定することができ、拡張体の体腔への挿入をより円滑か
つ確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の長尺物挿入用ガイドの構成例を示す平
面図である。
【図2】図1に示す長尺物挿入用ガイドの先端部の構成
を示す部分縦断面図である。
【図3】本発明の長尺物挿入用ガイドにおいて、拡張体
が一部収縮した状態を示す斜視図である。
【図4】本発明の長尺物挿入用ガイドにおいて、拡張体
が一部収縮した状態を示す斜視図である。
【図5】本発明の長尺物挿入用ガイドにおいて、拡張体
が一部収縮し、かつ牽引手段を作動したときの状態を示
す斜視図である。
【図6】本発明における流路開閉手段の構成例を示す断
面図である。
【図7】本発明の長尺物挿入用ガイドを使用する際の手
順を示す斜視図である。
【図8】本発明の長尺物挿入用ガイドを使用する際の手
順を示す斜視図である。
【図9】本発明の長尺物挿入用ガイドを使用する際の手
順を示す斜視図である。
【図10】本発明の長尺物挿入用ガイドを使用する際の
手順を示す斜視図である。
【図11】本発明の長尺物挿入用ガイドを使用する際の
手順を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 長尺物挿入用ガイド 2 拡張体 21 第1節 22 第2節 23 第3節 24、25、26 環状空間 27 内腔 28 先端開口 3 支持用拡張体 31 環状空間 4 牽引手段 41、42 ワイヤー 43 牽引操作具 5 流体供給手段 51 カフ 52 逆止弁 53 排気口 54 蓋 55 チューブ 56a、56b、56c、56d 分岐チューブ 57 コネクタ 6 流路開閉手段 61 筐体 62a、62b、62c、62d 溝 63a、63b、63c、63d ねじ 7 内視鏡 71 先端 8 ベルト 81 小孔 82 止ねじ 9 操作部 91 ハンドル 14 肛門 15 直腸 16 境界部 17 S状結腸 18 境界部 19 下行結腸

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺な挿入物を体腔内の目的部位へ誘導
    する長尺物挿入用ガイドであって、 軸方向に沿って複数の環状空間を有し、該環状空間への
    作動流体の注入・排出により拡張・収縮し得る拡張体
    と、 前記拡張体の基端側に設けられ、前記挿入物を支持する
    支持部と、 前記各環状空間に前記作動流体を供給する流体供給手段
    と、 前記拡張体の先端部を基端側へ牽引する牽引手段とを有
    し、 前記拡張体の拡張時において、前記拡張体の先端が、前
    記支持部に支持された前記挿入物の先端より先端側に位
    置することを特徴とする長尺物挿入用ガイド。
  2. 【請求項2】 前記牽引手段は、前記拡張体の長手方向
    に沿って配置され、その一端が前記拡張体の先端部に固
    定された少なくとも1本のワイヤーで構成されている請
    求項1に記載の長尺物挿入用ガイド。
  3. 【請求項3】 前記支持部は、環状空間を有し、該環状
    空間への作動流体の注入により拡張して前記挿入物の外
    周に密着する支持用拡張体で構成される請求項1または
    2に記載の長尺物挿入用ガイド。
  4. 【請求項4】 前記支持用拡張体の外径は、前記拡張体
    の外径より小さい請求項3に記載の長尺物挿入用ガイ
    ド。
  5. 【請求項5】 前記流体供給手段は、前記各環状空間の
    それぞれに独立して作動流体を供給し得るよう構成され
    ている請求項1ないし4のいずれかに記載の長尺物挿入
    用ガイド。
  6. 【請求項6】 前記流体供給手段は、前記各環状空間か
    らの作動流体の排出を基端側の環状空間より行い得るよ
    う構成された請求項1ないし5のいずれかに記載の長尺
    物挿入用ガイド。
  7. 【請求項7】 前記流体供給手段は、前記各環状空間へ
    の作動流体の充填量を調節可能なものである請求項1な
    いし6のいずれかに記載の長尺物挿入用ガイド。
  8. 【請求項8】 前記流体供給手段は、弾性変形可能な中
    空のカフと、該カフ内に連通するチューブと、該チュー
    ブから分岐し、前記各環状空間へ連通する複数の分岐チ
    ューブとで構成される請求項1ないし7のいずれかに記
    載の長尺物挿入用ガイド。
  9. 【請求項9】 前記各分岐チューブの内腔をそれぞれ閉
    塞・開放し得る流路開閉手段を有する請求項8に記載の
    長尺物挿入用ガイド。
  10. 【請求項10】 X線造影性を有する請求項1ないし9
    のいずれかに記載の長尺物挿入用ガイド。
  11. 【請求項11】 前記拡張体の内周面および/または外
    周面に、潤滑性を有する層が形成されている請求項1な
    いし10のいずれかに記載の長尺物挿入用ガイド。
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