JP3444800B2 - チルトステージ - Google Patents

チルトステージ

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JP3444800B2
JP3444800B2 JP31152398A JP31152398A JP3444800B2 JP 3444800 B2 JP3444800 B2 JP 3444800B2 JP 31152398 A JP31152398 A JP 31152398A JP 31152398 A JP31152398 A JP 31152398A JP 3444800 B2 JP3444800 B2 JP 3444800B2
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィゾー型干渉を
用いたウエハ平面度測定や、その干渉縞をCCDカメラ
で受け、設定された微少角度をもとに画像解析すること
により、ウエハの平面度を測定するウエハ平面度検査装
置等に使用される。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のチルトステージは、図
8、図9に示すように、X、Y方向の円筒面を持ち、
X、Y方向独立に駆動用モータで駆動され、オープンル
ープで制御されていた。図8で1は回転駆動機構、2は
Y軸回転部、3はY軸駆動用モータ、4はY軸を回転さ
せる駆動シャフト、5はY軸回転部2に回転力を与える
Y軸動力駆動駒、6はY軸回転部をスライドさせるY軸
ローラガイド部である。また、13はウエハステージ取
り付け板、16はウエハを真空吸着するウエハステー
ジ、17はウエハ、18は制御機構、19はウエハ面の
中心で、チルト回転中心である。図9で7はY軸回転部
2上にあるX軸ベース板、8はX軸回転部、9はX軸駆
動用モータ、10はX軸を回転させる駆動シャフト、1
1はX軸回転部7に回転力を与えるX軸動力駆動駒、1
2はX軸回転部7をスライドさせるX軸ローラガイド部
である。
【0003】一般にこの種のステージは回転中心がウエ
ハ面の中心19上に来るように設計されている。従って
Y軸ローラガイド部6、とX軸ローラガイド部12の曲
率はウエハ面の中心19を回転中心とする曲率で形成さ
れ、Y軸上にX軸が乗った構造となっている。
【0004】これを動作させるためには、制御機構18
から、パルスを駆動用モータ3あるいは9に送り駆動用
モータを駆動させ、X、Y軸の駆動シャフト4,10を
介して、その回転力によりX、Y軸駆動駒5,11を移
動させて、X、Y回転部2,8をローラガイド6,12
に沿って回転させ、回転角α、βを得る構造となってい
る。また、回転角α、βの大きさは、駆動用モータ3,
9の回転数により設定され、オープンループで制御され
ている。従って、駆動用モータ3,9のパルス抜けが起
こると、回転角αあるいはβは設定値と異なる角度にな
る可能性を秘めている。パルス抜けを改善するため、駆
動用モータ3、9の軸上にエンコーダを取り付けて、パ
ルス抜けを監視する方式も採用されている。しかし、ス
テージ上の回転角駆動用モータ部では比較的精度良く設
定される構造となっていても、駆動系に幾つかの連結部
があり、その連結部、あるいはネジ部のバックラッシュ
により、駆動用モータ3、9の回転角はステージ上の正
確な回転角とはなっていないのが現状である。とくに、
0.05度以下の精密チルトステージではオープンルー
プ制御では精度が出せないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来は以上のように構
成されており、駆動用モータ3、9の回転をネジあるい
は、歯車を介して動力を伝達し、オープンループで制御
するため、ネジや歯車のわずかな隙間の影響を受けて、
駆動用モータ3、9の動力を精度良く、ステージ上に伝
達出来ず、結果的に高精度な角度設定が出来ていない。
【0006】さらに、リニアスケール21を持つ超精密
チルトステージでも、図6に示すように駆動用モータ
3、9の駆動部とリニアスケール21等の角度測定部が
離れており、XY軸が複雑に構成されている回転駆動機
構の熱膨張とリニアスケール21の熱膨張の差からウエ
ハステージ16面の角度は正確には所望の角度になって
いないのが現状である。
【0007】この発明は、以上のような問題を解消する
ためになされたものであり、ステージ上のウエハ面を回
転中心とし、精度良く、さらに高い分解能で角度設定す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題を解消するため
に、チルトステージベース上に、ウエハ面を構成するX
Y平面に対し、X軸、Y軸まわりにそれぞれに回転する
回転角α、βの回転中心がウエハ面上にくるように設定
された回転駆動機構を有し、該回転駆動機構上にウエハ
ステージ取り付け板と、その上部に該ウエハを吸着固定
するウエハステージを有する構造のチルトステージにお
いて、該チルトステージベース上にリニアスケール支持
棒によって固定され、該回転駆動機構のX軸、Y軸まわ
りの回転角α、βの正負両方向をそれぞれ測定する角度
測定機構を有し、該回転角α、βの正負両方向の測定値
のバランスを取るように、該回転駆動機構を制御する制
御機構を有することを特徴とする。
【0009】本発明において、X、Y方向にそれぞれ回
転角α、βを与える回転機構と、その回転角をXY軸2
台1組のリニアスケールで読みとり、2台のリニアスケ
ールにより平均化してウエハステージ取り付け板の角度
を計測する。このようにXY軸が複雑に組み合わされて
いる回転機構の熱膨張とリニアスケールの熱膨張差を補
正できるため、精度の良い回転角α、βが得られる
【0010】
【発明の実施の形態】
【実施例1】本発明の一実施例を図1に示す。1は回転
駆動機構、2はY軸回転部、3はY軸駆動用モータ、4
はY軸を回転させる駆動シャフト、5はY軸回転部2に
回転力を与えるY軸動力駆動駒、6はY軸回転部2をス
ライドさせるY軸ローラガイド部、13はウエハステー
ジ16を取り付けるウエハステージ取り付け板、15、
15’はY1、Y2リニアスケール支持棒、16はウエ
ハステージ、17はウエハ、18は制御機構、19はウ
エハ面の中心でチルト回転中心、20はチルトステージ
ベース、21、21’はY1、Y2リニアスケールであ
る。X軸方向についても、X軸ベース板7がY軸回転部
2上にある点を除いて同様である。X1、X2リニアス
ケール23、23’はX1、X2リニアスケール支持棒
により支持される。
【0011】チルトステージベース20上にウエハ面を
構成するXY平面に対し、X、Y軸それぞれに回転する
回転角α、βの回転中心がウエハ面上にくるように設定
された回転駆動機構1があり、その回転駆動機構上にウ
エハステージ取り付け板13とウエハステージ16があ
り、そのウエハステージ16にウエハ17を吸着固定す
る機構となっている。ウエハステージ取り付け板13の
角度βを直接測定するリニアスケール21、21’は、
チルトステージベース20上にリニアスケール支持棒1
5、15’によって固定されている。角度αを直接測定
するリニアスケール23、23’は、X軸ベース板7上
にリニアスケール支持棒によって固定されている。この
ように、リニアスケールは、X軸上に2台1組、Y軸上
に2台1組設置され、ウエハステージ取り付け板13の
回転角α、βをそれぞれ直接測定する。さらに、その測
定角度をもとに回転駆動機構1を制御する制御機構18
があり、求める角度になるまで回転機構のY軸駆動用モ
ータ3あるいはX軸駆動用モータ9を駆動する。
【0012】これらの動作について一例としてY軸につ
いて述べる。回転角βを動作させる場合、制御機構18
により設定された角度に応じてY軸回転用モータ3を駆
動させ、ウエハステージ16とウエハ17をY軸上に回
転させる。このとき、Y1リニアスケール21、Y2リ
ニアスケール21’により、ウエハステージ取り付け板
13の回転角βを常時モニターしているため、測定値が
設定値となったところでY軸駆動用モータ3を停止させ
る。
【0013】図2は実施例1の平面図とX方向、Y方向
から見た図である。各リニアスケールの縮む方向をプラ
ス、伸びる方向をマイナスとし、Y1リニアスケール2
1とY2リニアスケール21’と回転中心19からの距
離をDy1、Dy2とすると、いま回転中心19から等
距離に取ってあるため、Dy1=Dy2となる。Y方向
から見た場合、回転角βが0のときはリニアスケールの
値Y1とY2は双方共0またはY1=Y2である。い
ま、図6、図7に示すように、比較例として、リニアス
ケール21を1個取り付けた場合を考える。高い分解能
を必要とするチルトステージでは、回転駆動機構部1と
リニアスケール支持棒15のわずかな膨張係数差により
角度が微妙に狂う可能性がある。たとえば、第7図に示
すように、回転駆動機構部の熱膨張がΔLとし、リニア
スケール部の熱膨張をΔlとすると(ΔL−Δl)によ
り、リニアスケール21の読みが0(水平)としても、
ウエハステージ部はわずかな角度を持ってしまう。
【0014】しかし、図1に示すように、2台のリニア
スケールを用い、リニアスケールの読みをY1=Y2と
なるように回転駆動部1のY軸駆動用モータ3を駆動す
れば熱膨張差による誤差を最少にできる。さらに、この
原点より微少角度を移動させる場合、原点でのY1及び
Y2の数値を基準に+β方向では、2台のリニアスケー
ル微少変位の読みΔY1とΔY2を、ΔY1=−ΔY2
となるように回転駆動部のY軸駆動用モータ3を駆動さ
せる。このように、2台のリニアスケールの読みを平均
化して検出することにより、機構系の違いによる熱膨張
差を緩和することが可能であり、精度の高い角度設定が
できる。一方、−β方向では−ΔY1=ΔY2となるよ
うにY軸駆動用モータ3を駆動させる。X方向について
も全く同様である。
【0015】
【表1】 表1は+α、−α、+β、−βの各方向に回転したとき
のY1リニアスケール21とY2リニアスケール2
1’、X1リニアスケール23とX2リニアスケール2
3’の+−符号を示したものである。これによると、+
β方向では各リニアスケールの符号はX1=0、X2=
0、Y1=(+)、Y2=(−)であり、−βではX1
=0、X2=0、Y1=(−)、Y2=(+)となり符
号により各方向の角度成分を認識することができる。α
回転についても表の通りである。
【0016】もちろん、説明ではY1リニアスケール2
1とY2リニアスケール21’は回転中心19から等距
離にあるものとして説明してきたが、距離による差を補
正すれば、等距離にある必要はない。また、補正する考
えを拡張すれば、角度測定が可能な任意の位置にリニア
スケールを設置しても同様な効果が得られる。さらに、
角度測定手段としてリニアスケールに変えてレーザ測長
器を使用しても同様な効果が得られる。
【0017】これまで、X方向、Y方向独自の回転につ
いて述べてきたが、Y1リニアスケール21、Y2リニ
アスケール21’、X1リニアスケール23、X2リニ
アスケール23’の符号と数値を制御することにより、
XY方向同時駆動による任意の方向に回転しても同様な
効果が得られる。
【0018】
【実施例2】図3は、他の実施例でY方向から見た場合
である。1〜6は実施例1と同様であり、13はウエハ
ステージ16を取り付けるウエハステージ取り付け板、
15はY1リニアスケール支持棒、15’はY2リニア
スケール支持棒、16はウエハステージ、17はウエ
ハ、18は制御機構、19はウエハの中心でチルト回転
中心、20はチルトステージベース、21はY1リニア
スケール、21’はY2リニアスケール、22はウエハ
面上の中心19を中心とするXZ面上の回転円、14、
14’は回転円22とウエハ面上との交わる点である。
【0019】チルトステージにおいて、構造上点14、
14’点に接するようにY1リニアスケール21、Y2
リニアスケール21’を垂直に設置することは困難であ
る。従って、図1に示すように、Y1リニアスケール2
1、Y2リニアスケール21’をウエハ面より下がった
位置に取り付けざるを得ない。この場合、Y1リニアス
ケール21、Y2リニアスケール21’の中心軸が回転
円22の接線方向にないため、回転角が比較的大きくな
った場合、ウエハステージ取り付け板13とY1リニア
スケール21及びY2リニアスケール21’の接触面で
ずれを生じ、回転誤差となる可能性がある。本実施例で
はこれを防止するため、Y1リニアスケール21とY2
リニアスケール21’をウエハ面上の中心19を中心と
する回転円22の接線方向に傾けて設置したものであ
る。このように回転円22の接線方向にY1リニアスケ
ール21とY2リニアスケール21’を配置することに
より、ウエハステージ取り付け板13の接触面でずれを
小さくできる。回転角が光学式測定器として使用する場
合に使われる比較的大きい角度0.5度に対して、ウエ
ハステージ取り付け板13とY1リニアスケール21、
Y2リニアスケール21’の接触面で横方向のずれは
0.02μm以下となり誤差を最少にすることができ
る。X方向についても同様である。
【0020】
【実施例3】第4図はさらに他の実施例の構成図であ
る。リニアスケールをY軸上に1台、X軸上に1台設
け、さらに、XYそれぞれのY1リニアスケール(第1
のリニアスケール)21、X1リニアスケール(第2の
リニアスケール)23と反対側で、かつXY軸から45
度の方向に第3のXYリニアスケール24を設けたもの
である。 Y軸からY1リニアスケール21までの距離
Dy1と、その反対側のXYリニアスケール24までの
距離Dy2は等しく、X軸からX1リニアスケール2
1’までの距離Dx1と、その反対側のXYリニアスケ
ール24までの距離Dx2も等しく取ってある。
【0021】実施例1と同様に、各リニアスケールの縮
む方向をプラス、伸びる方向をマイナスとする。Y方向
から見た場合、回転角βが0のときはY1リニアスケー
ル21の値Y1とXYリニアスケール24の値XYは双
方共0またはY1=XYである。いま、第7図に示すよ
うに、回転駆動機構1の熱膨張がΔLとし、リニアスケ
ール部の熱膨張をΔlとすると(ΔL−Δl)により、
Y1リニアスケール21の読みが0(水平)としても、
ウエハステージ部はわずかな角度を持ってしまうが、Y
1=XYの条件を付加し、Y1=XYとなるようにY軸
駆動用モータ3を駆動すれば熱膨張差による誤差を最少
にできる。さらに、この原点より微少角度を移動させる
場合、原点でのY1及びXYの数値を基準に+β方向で
は、Y1リニアスケール21の微少変位ΔY1とXYリ
ニアスケール24の微少変位ΔXYがΔY1=−ΔXY
となるように回転駆動部のY軸駆動用モータ3を駆動す
る。このように、1方向2台のリニアスケールの値を平
均化して検出することにより、機構系の違いによる熱膨
張差を緩和することが可能であり、精度の高い角度設定
ができる。一方、−β方向ではその逆となる。X方向に
ついても同様であり、本実施例ではXYリニアスケール
24をX軸、Y軸双方に共用したものである。
【0022】
【表2】 表2は+α、−α、+β、−βの各方向に回転したとき
のY1リニアスケール21とX1リニアスケール23、
XYリニアスケール24の+−符号を示したものであ
る。これによると、+β方向では各リニアスケールの符
号はX1=0、Y1=(+)、XY=(−)であり、−
βではX1=0、Y1=(−)、XY=(+)となり符
号により各方向の角度成分を認識することができる。X
方向についても同様である。
【0023】もちろん、説明ではY1リニアスケール2
1とXYリニアスケール24は回転中心19から等距離
にあるものとして説明してきたが、距離による差を補正
すれば、等距離にある必要はない。また、補正する考え
を拡張すれば、角度測定が可能な任意の位置にリニアス
ケールを設置しても同様な効果が得られる。さらに、角
度測定手段としてレーザ測長器を使用しても同様な効果
が得られる。
【0024】
【実施例4】第5図はさらに他の実施例の構成図であ
る。リニアスケールをXY軸と45度の線上に、回転中
心位置19から等距離に設置したものである。図中25
はXY1リニアスケール、26はXY2リニアスケール
で回転中心19から等距離に設置されている。
【0025】実施例1と同様に、各リニアスケールの縮
む方向をプラス、伸びる方向をマイナスとする。Y方向
から見た場合、回転角βが0のときはリニアスケールの
値XY1とXY2は双方共0またはXY1=XY2であ
る。いま、第7図に示すように、回転駆動機構1の熱膨
張がΔLとし、リニアスケール部の熱膨張をΔlとする
と(ΔL−Δl)により、XY1リニアスケール25の
読みが0(水平)としても、ウエハステージ部はわずか
な角度を持ってしまうが、XY1=XY2の条件を付加
し、XY1=XY2まで回転駆動部のY軸駆動用モータ
3を駆動すれば熱膨張差による誤差を最少にできる。さ
らに、この原点より微少角度を移動させる場合、原点で
のXY1及びXY2の数値を基準に+β方向では、XY
1リニアスケール25の微少変位ΔXY1とXY2リニ
アスケール26の微少変位ΔXY2がΔXY1=−ΔX
Y2となるようにY軸駆動用モータ3を駆動する。この
ように、リニアスケールをXY軸と45度の方向に設置
することにより、2台のリニアスケールで代用可能であ
る。表3は+α、−α、+β、−βの各方向に回転した
ときのXY1リニアスケール25とXY2リニアスケー
ル26の+−符号を示したものである。これによると、
+α方向と+β方向、−α方向と−β方向との区別がつ
かないが、最初にX方向、Y方向と決めて動作させれば
問題はない。もちろん、説明ではXY1リニアスケール
25とXY2リニアスケール26は回転中心19から等
距離にあるものとして説明してきたが、距離による差を
補正すれば、等距離にある必要はない。また、補正する
考えを拡張すれば、角度測定が可能な任意の位置にリニ
アスケールを設置しても同様な効果が得られる。さら
に、角度測定手段としてレーザ測長器を使用しても同様
な効果が得られる。
【表3】
【0026】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明に係るチ
ルトステージは回転角を高精度高分解能のリニアスケー
ルによって常時測定しながら、モータ駆動で回転角を設
定するクローズドループ構造となっており、さらに、X
Y各軸のウエハステージ取り付け板13の回転角を2台
1組のリニアスケールで測定するため、回転機構部の熱
膨張とリニアスケール等のセンサー部との熱膨張差を補
正することが可能であり、高い精度で回転角を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成図である。
【図2】実施例1の平面図とX方向、Y方向から見た図
である。
【図3】本発明の実施例2の構成図である。
【図4】本発明の実施例3の構成図である。
【図5】本発明の実施例4の構成図である。
【図6】チルトステージの比較例の構成図である。
【図7】比較例の熱膨張による誤差を説明するための図
である。
【図8】従来技術によるチルトステージの一例の構成図
である。
【図9】従来技術によるチルトステージの一例のY方向
から見た図とX方向から見た図である。
【符号の説明】
1 回転駆動機構 2 Y軸回転部 3 Y軸駆動用モータ 4 Y軸を回転させる駆動シャフト 5 Y軸回転部に回転力を与えるY軸動力駆動駒 6 Y軸回転部をスライドさせるY軸ローラガイド部 7 Y軸回転部上にあるX軸ベース板 8 X軸回転部 9 X軸駆動用モータ 10 X軸を回転させる駆動シャフト 11 X軸回転部に回転力を与えるX軸動力駆動駒 12 X軸回転部をスライドさせるX軸ローラガイド部 13 ウエハステージを取り付けるウエハステージ取り
付け板 14、14’ 回転円22とウエハ面上との交わる点 15 Y1リニアスケール支持棒 15’ Y2リニアスケール支持棒 16 ウエハステージ 17 ウエハ 18 制御機構 19 ウエハ面上の中心でチルト回転中心 20 チルトステージベース 21 Y1リニアスケール 21’ Y2リニアスケール 22 ウエハ面上の中心19を中心とするY軸回転円 23 X1リニアスケール 24 XYリニアスケール 25 XY軸から45度の方向に設けたXY1リニアス
ケール 26 XY軸から45度の方向に設けたXY2リニアス
ケール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G03F 9/00 G12B 5/00 A G12B 5/00 H01L 21/30 503A (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027 G03F 9/00 G12B 5/00 G01B 5/28 G01B 7/34 G01B 11/30 G01B 21/30

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】チルトステージベース上に、ウエハ面を構
    成するXY平面に対し、X軸、Y軸まわりにそれぞれに
    回転する回転角α、βの回転中心がウエハ面上にくるよ
    うに設定された回転駆動機構を有し、該回転駆動機構上
    にウエハステージ取り付け板と、その上部に該ウエハを
    吸着固定するウエハステージを有する構造のチルトステ
    ージにおいて、該チルトステージベース上にリニアスケ
    ール支持棒によって固定され、該回転駆動機構のX軸、
    Y軸まわりの回転角α、βの正負両方向をそれぞれ測定
    する角度測定機構を有し、該回転角α、βの正負両方向
    の測定値のバランスを取るように、該回転駆動機構を制
    御する制御機構を有することを特徴とするチルトステー
    ジ。
  2. 【請求項2】該角度測定機構が、該回転中心に対してX
    軸上に対称に配置された2台1組の該回転角αの正負両
    方向それぞれ直接測定するリニアスケールあるいはレー
    ザ測長器、及び該回転中心に対してY軸上に対称に配置
    された2台1組の該回転角βの正負両方向それぞれ直接
    測定するリニアスケールあるいはレーザ測長器からなる
    ことを特徴とする請求項1記載のチルトステージ。
  3. 【請求項3】該角度測定機構が、該回転中心に対してX
    軸上に配置された第1のリニアスケール及び該回転中心
    に対してY軸上に配置された第2のリニアスケール及び
    該回転中心に対してX軸、Y軸から45度の方向で、Y
    軸に対し第1のリニアスケールと反対側で等距離に、X
    軸に対し第2のリニアスケールと反対側で等距離に配置
    された第3のリニアスケールからなることを特徴とする
    請求項1記載のチルトステージ。
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