JP3444792B2 - しきい値素子 - Google Patents

しきい値素子

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JP3444792B2 JP22839898A JP22839898A JP3444792B2 JP 3444792 B2 JP3444792 B2 JP 3444792B2 JP 22839898 A JP22839898 A JP 22839898A JP 22839898 A JP22839898 A JP 22839898A JP 3444792 B2 JP3444792 B2 JP 3444792B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理演算回路に用
いるしきい値素子に関する。この発明は特にMISトラ
ンジスターを用いるしきい値素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のしきい値素子として、出力ワイア
ードCMOSインバータを基本とするものがある。図8
は従来の出力ワイアードCMOSインバータによるしき
い値素子の構成図である。この素子では入力X1,X2
・・・Xnのそれぞれにインバータ1,2,・・・nが
設けられ、それらのインバータの出力がすべて接続され
てその部分に出力電圧Voutが現れる。出力電圧Voutは
比較インバータ10に入力される。判定インバータ10
のしきい値は多数決の結果が正しく二値化されるよう適
切に設定されている。このしきい値素子では、各入力に
対するインバータ1,2,・・・nの出力の合計を反映
するVoutを比較インバーターでしきい値と比較し、Vo
utがしきい値より大きければ最終結果yとして「1」を
出力し、小さければ「0」を出力する。このしきい値素
子は各入力X1,X2,・・・Xnに適当な重みをつけ、
比較インバータ10のしきい値をそれに適合するように
設定することで各種の論理式演算に用いることができ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、各
入力に対して最低2個のトランジスターが必要であり、
基板上でのしきい値回路の占める面積が大きいという問
題点がある。また、入力に対する各々のインバータの重
み付けや判定インバータのしきい値の設計及び設定が煩
雑である。そこで、本発明が解決しようとする課題は、
より少ないトランジスターで論理式演算でき、また、素
子の重み付けやしきい値の設計、設定が容易であるしき
い値素子を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のしきい値素子は、論理式Y=F(Xi)を
Y=Sign(ΣωiXi−1)の形に変形して得られたωi
に対応するドレーン電流を励起時に流すMIS(金属絶
縁体半導体構造)トランジスターが並列接続されてい
て、各トランジスターに対応する入力信号Xiを伝達す
る端子がそれぞれのゲート電極に接続されており、入力
信号により各トランジスターの励起を制御し、各トラン
ジスターのドレーン電流の和に基づいて現れる出力電圧
信号を比較インバータでしきい値と比較して結果を出力
するように構成されていることを特徴とする。
【0005】本発明のしきい値素子は、MISトランジ
スターがゲート電極の幅及び長さによりβ値を決定でき
るものであってもよい。なお、入力信号Xiを伝達する
手段として第二のMISトランジスターを設置し、第二
のトランジスターのゲート電極に入力信号を印加してス
イッチングするとともに第一のトランジスターのゲート
電極に印加する電圧によりトランジスターの実効的なβ
値を調節するものであればより望ましい。
【0006】本発明のしきい値素子によれば、それぞれ
の並列トランジスターについて励起時に上記ωiに対応
するドレーン電流を流すように設定することにより、常
に比較インバータのしきい値をある一定の値に設定する
ことができ、しきい値素子の設計及び設定が従来型のし
きい値素子より遙かに容易になる。また、本発明のしき
い値素子によれば、各入力に対するトランジスターは原
則として1つですみ、より少ないトランジスターでしき
い値素子を形成できる。さらに、ωiに対応するドレー
ン電流を流すためのβ値をトランジスターのゲート電極
に印加する電圧によって変更するようにしたものは、個
々のトランジスターのゲート電極に印加する電圧を変化
させることによって設計、形成後においても必要に応じ
てωi値の変更が可能となり、より少ない数のしきい値
回路による論理演算回路を形成しうる。
【0007】たとえば、論理式Yがn個の入力X1の論
理和や論理積であるとき、従来のしきい値素子では比較
インバータを除くとトランジスターが2n個必要であっ
たのに対し、本発明ではトランジスター(n+1)個
と、約半数のトランジスターでしきい値素子を形成でき
る。さらに集積回路としてしきい値素子を制作する場合
にも、すべて一方のチャンネルのものを並列接続したト
ランジスタにすべての入力を印加するようにすればよい
から、極めて簡単に設計し、配置することができる。た
とえば具体的に、論理式YがX1(X2+X3)、X12
+X23+X31、X123等、3入力の論理式であ
る場合は従来のしきい値素子では比較インバータのほか
にトランジスターが6個必要であったのに対し、本発明
のしきい値素子はトランジスター4個のみで成立する。
また、NOT理論に対してはインバータを挿入する事で
対応できる。
【0008】
【発明の実施の形態】論理式Yは次の式で定義される。 Y=Sign(ΣWiXi−T) (1) ここで、A≧1のときSign(A)=1,A<0のときSign
(A)=0とする。式中、Σはi=1,2,・・・nに関
する総和である。Wiは第i入力の重み、Tはしきい値に
相当する。この式を変形して、 Y=Sign(ΣωiXi−1) (2) となる。ただし、ωi=Wi/Tである。これにより、常
にしきい値を一定にとることが可能になる。
【0009】図1は(2)式をしきい値素子に変換した状
態を示す回路図である。MISトランジスター21,2
2,・・・mにはそれぞれωiに対応するようにβ値
(後述)が設定されており、比較インバータ30のしき
い値は式中、Sign(ΣωiXi−1)の「1」に対応する
値に設定されている。MISトランジスター21,2
2,・・・mの一方は電源にプルアップされており、も
う一方は常にonであるトランジスター20を介して接
地されている。なお、トランジスター20を電源にプル
アップし、MISトランジスター21,22,・・・m
を接地するように構成してもよい。MISトランジスタ
ー21,22,・・・mのドレーン電流が合流し、その
合計電流とトランジスター20の出力との対応により決
まる電圧Voutを比較インバータ30に入力し、予め決
められたしきい値と比較するようになっている。入力信
号はMISトランジスター21,22,・・・mのゲー
ト電極に接続されており、入力Xiに応じて各トランジ
スターの励起を制御している。
【0010】MISトランジスターjの電流増幅率βj
は、よく知られた関係式を用いて βj=με/tox・(Wj/Lj)=με/tox・(W0/L0)ωj (3) と表すことができる。ここで、μはチャンネル領域にお
ける電子の移動度、εは絶縁体の誘電率、toxは絶縁体
の厚さ、WjとLjはそれぞれj番目のトランジスターの
ゲート電極の幅と長さである。したがって、所望の重み
ωjが与えられたとき、基準となるW0/L0にωjを掛け
た値Wj/Lj=(W0/L0)ωjになるように電極の幅
Wjと長さLjを調整することにより必要なβ値βjを得
ることができる。このようにして、トランジスターへの
入力Xjに対する重みωjを対応するトランジスターの形
状寸法に基づいて決定して、出力としてωjXjに対応す
る信号を発生するトランジスターを得ることができる。
【0011】しきい値素子をこのように構成すると、入
力関数に対応したトランジスターを一方のチャンネル側
に集積し、他方のチャンネルのトランジスターと比較イ
ンバータを定形のまま配置することにより、任意の論理
演算を行うしきい値素子を極めて小型に集積回路上に形
成することができる。
【0012】さらに、完全に導通したnチャンネルとp
チャンネルのMOS(金属酸化物半導体構造)トランジ
スターを直列に接続して成る図2に示したようなCMO
S回路について考えると、もしVth<Vout<Vdd−Vt
hであって両方のトランジスターが不飽和状態であると
すれば、 In=βn((Vdd−Vth)Vout−Vout2/2) (4) Ip=−βp((Vdd−Vth)(Vdd−Vout)−(Vdd−Vout)2/2) (5) なる関係が成立することが知られている。InとIpはそ
れぞれnチャンネルとpチャンネルのMOSトランジス
ターを流れるドレーン電流、βnとβpはそれぞれの電流
増幅率、Vddはゲートに印加される電源電圧、Vthはト
ランジスターのしきい値電圧である。ただし簡単のため
両トランジスターとも同じ値とした。またはドレーン電
圧に当たる出力電圧である。
【0013】ここで、In+Ip=0、Vdd=5V、Vt
=0.8Vとし、α=βn/βpとおくと、式(4)と式
(5)の辺々を加えて整理して αVout(2(Vdd−Vth)−Vout)−(Vdd−Vout)(2
(Vdd−Vth)−(Vdd−Vout))=0 すなわち、 αVout(8.4−Vout)−(5−Vout)(3.4+Vout)=0 (6) となる。これからαの解を求めて、dVout/dαを算
出すると、 dVout/dα =(8.4−Vout)2Vout2/(142.8−6.8(5−Vout)Vout) (7) となる。従って、α=1、Vout=2.5Vのとき、d
Vout/dαはほぼ2となる。
【0014】図1の回路では、α=Σj=1〜mωjxjであ
る。xjが変化したときの出力変化ΔVoutは約2ωjと
なる。またT=100のとき最小のωは1/Tすなわち
0.01になるので、最小の出力変化はたとえばほぼ2
0mVとなる。式(4)に基づいたしきい値関数を用い
る方法との違いは、最小の出力変化ΔVoutがΣj=1〜 m
ωjによるのではなくしきい値のみに基づいて決まるこ
とである。このしきい値素子を用いてニューロンを組み
上げるときの精度やしきい値関数の再現精度は学習によ
る重み係数ωjの精度によって決まる。別の言い方をす
ると、これらの精度は入力の重みを形成する方法による
ということができる。
【0015】なお、式(4)に明らかなように、トランジ
スターを流れるドレーン電流Inと電流増幅率βnの間に
は線形の関係がある。しかし、ドレーン電流Inはまた
ゲート電圧と単調な関数関係を有する。従って、ゲート
電極の形状によらずゲート電圧を調整してドレーン電流
を制御することによっても実効的なβ値βnを調整する
ことができることが分かる。
【0016】これを用いてゲート電極に印加する電圧を
変化させることでβ値を変化させうるしきい値素子を形
成できる。図3はβ値を電極の形状で決定する代わりに
ゲート電極に印加する電圧に基づいて調節できるように
したしきい値素子の入力素子を表した回路図である。図
1のMISトランジスター21の代わりに第一のMIS
トランジスター31と第二のMISトランジスター32
を備えたトランジスターセットを用いる。第一のMIS
トランジスター31のゲート電極に入力Xiを印加し、
第二のMISトランジスター32のゲート電極に適当な
電圧Vcontrを印加する。電圧Vcontrによってトランジ
スターセットが導通したときの電流値が調節できるの
で、ωiに対応するトランジスターの実効的β値を設定
することが可能になる。このトランジスターセットの一
方は電源に接続されており、もう一方は図1のトランジ
スター20に相当するトランジスターを介して接地され
ていると同時に比較インバータに接続されている。
【0017】本発明のしきい値素子は、相補的なチャン
ネル形式を有するMISトランジスターを用いて形成す
ることにより、スイッチングの高速化や消費電力の節減
が可能である。図4は相補的なチャンネル形式を有する
MISトランジスター、特にnチャンネルとpチャンネ
ルのMOSトランジスターを用いた本発明のしきい値素
子の回路図である。並列接続されたnチャンネルMOS
トランジスター41,42,・・・kの一方の接続端子
は接地されており、もう一方の接続端子は常にon状態
であるpチャンネルMOSトランジスター40を介して
電源に接続されているとともに比較インバータ50の入
力端子に接続されている。nチャンネルMOSトランジ
スターとpチャンネルMOSトランジスター及び電源と
接地を入れ替えてもよい。この例では、実効的βp値を
有するpチャンネルMOSトランジスター40を流れる
電流と実効的βn値を有するnチャンネルMOSトラン
ジスター41,42,・・・kのうち励起されたものを
流れる電流の総合値との相互作用によって出力電圧Vou
tが決定される。
【0018】ここで、pチャンネルMOSトランジスタ
ー40の実効的β値をほぼ1であって、1に対してもっ
とも小さいωiに対応する値より小さい偏倚δを有する
ように設定し、nチャンネルMOSトランジスター4
1,42,・・・kの実効的β値をすべて相対的に1よ
り小さい値に設定し、比較インバータ50のしきい値を
電源電圧と接地電圧の中央値とすることが設計、設定の
簡便のために有効である。pチャンネルMOSトランジ
スター40のβ値に偏倚δを持たせるのは、製作上のば
らつきや自然発生的な電圧のぶれを吸収し、比較インバ
ータ50が常に正しい判定を行うようにするためであ
る。この偏倚に対応するものを比較インバータ50のし
きい値に持たせることでも同様の効果が得られる。
【0019】ここで、nチャンネルMOSトランジスタ
ー41,42,・・・kには図3に示したトランジスタ
ーセットを用いれば、nチャンネルMOSトランジスタ
ー41,42,・・・kの実効的β値を変化させるだけ
で異なる論理式の演算ができるよう変更できるので設
計、製作上非常に便利である。以下、この例においてい
くつかの論理式について具体的に説明する。
【0020】論理式Yがn個のXiの論理和Y=ΣXi
であるとき、Xiのいずれかが1であれば論理式の値は
1になるので、論理式Yは Y=Sign(Σ1・Xi−1) (8) と変形できる。この場合、係数ωiの値はすべて1であ
るので、図5に示すnチャンネルMOSトランジスター
41,42,・・・kの実効的β値及びpチャンネルM
OSトランジスター40の実効的β値をすべて1に対応
する値に設定し、判定インバータ50のしきい値を電源
電圧と接地電圧の中央値に設定すればこの論理式Yを演
算するしきい値素子が形成される。
【0021】すなわち、入力Xiがすべて0であれば、
nチャンネルMOSトランジスター41,42,・・・
kが遮断するのに対しpチャンネルMOSトランジスタ
ー40が導通しているため、VoutはVddに近い値にな
り、判定インバータ50の出力は0になる。また、入力
Xiのうちのひとつが1であれば、VoutはほぼVdd/2
になり、判定インバータ50の出力は1となる。また、
複数の入力が1であればVoutはより低い値になるから
判定インバータ50の出力は1となる。
【0022】論理式Yがn個のXiの論理積であると
き、n個のXiすべてが1の時のみ論理式の値が1にな
るので、論理式Yは Y=Sign(Σ(1/n)Xi−1) (9) と変形できる。この場合、係数ωiの値はすべて1/n
である。従って、nチャンネルMOSトランジスター4
1,42,・・・kの実効的β値を1/nに設定し直せ
ば、前記論理和の場合のpチャンネルMOSトランジス
ター40のβ値と判定インバータ50のしきい値を変更
しなくてもn個のXiの論理積である論理式Yを演算す
るしきい値素子を形成することができる。
【0023】さらに具体化するため、基本となる3入力
の論理式について取り上げる。まず、たとえば論理式Y
がX1(X2+X3)であるときを考えると、X1が1であ
り、X2及びX3の少なくともどちらかが1の時に論理式
の値が1になるため、論理式Yは Y=Sign(2X1+X2+X3−3) =Sign((2/3)X1+(1/3)X2+(1/3)X3−1) (10) と変形できる。図5はこの論理式Yを演算するしきい値
素子の回路図である。pチャンネルMOSトランジスタ
ー60の実効的β値は1に対応する値、nチャンネルM
OSトランジスター61の実効的β値は2/3、nチャ
ンネルMOSトランジスター62,63の実効的β値は
1/3に対応する値に設定されており、比較インバータ
70のしきい値は電源電圧と接地電圧の中央値である。
実際はnチャンネルMOSトランジスターは図2で示し
たトランジスターセットであることが望ましいが、図で
はnチャンネルMOSトランジスターの実効的β値を変
更するための設備は省略されている。
【0024】論理式YがX12+X23+X31である
ときは、X1からX3のうち少なくともいずれか2個のX
が1のとき式の値が1になるため、論理式Yは Y=Sign((1/2)X1+(1/2)X2+(1/2)X3−1) (11) と変形できる。この論理式Yを演算するしきい値素子
は、図6のnチャンネルMOSトランジスター61、6
2,63の実効的β値を1/2に設定するだけで形成さ
れる。また、論理式YがX123であるときは、すべ
てのXが1のときに式の値が1になるので、論理式Yは Y=Sign((1/3)X1+(1/3)X2+(1/3)X3−1) (12) で表される。これは、nチャンネルMOSトランジスタ
ー61,62,63のβ値を1/3に変更するだけで対
応できる。
【0025】また、NOT論理に対してインバータを用
いることによって!X123(!XiはXiの反対を表
す)などのNOT論理を含む論理式に対応するしきい値
素子を形成することができる。たとえば、論理式Yが前
記の!X123である場合、論理式Yは式(13)のX1
!X1に置き換えて Y=Sign((1/3)!X1+(1/3)X2+(1/3)X3−1) (13) で表せる。図6はこの論理式Yを演算するしきい値回路
の回路図である。pチャンネルMOSトランジスター8
0の実効的β値は1、nチャンネルMOSトランジスタ
ー81,82,83のβ値は1/3に設定されており、
比較インバータ90のしきい値は電源電圧と接地電圧の
中央値に設定されている。インバータ91はnチャンネ
ルMOSトランジスター81のゲート電極への入力X1
を反転させるもので、インバータ91がX1の入力を
「1」の時は「0」に、「0」の時は「1」に変換する
ことで!X1の入力になおし、NOT論理に対応させる
役割を果たす
【0026】同様に論理式Yが!(X1+X2+X3)で
ある場合、論理式(X1+X2+X3)の値が1の時論理
式Yは0,0の時論理式Yは1であるので、論理式Yは Y=1−Sign((1/3)X1+(1/3)X2+(1/3)X3−1) (14) と変形できる。これに対するしきい値素子はX1+X2
3を演算するしきい値回路の判定インバータの後にイ
ンバータを挿入することで形成できる。図7に式(15)を
演算するしきい値素子の回路図を示した。ここでは、p
チャンネルMOSトランジスター100のβ値は1、n
チャンネルMOSトランジスター101,102,10
2のβ値は1/3、判定インバータ110のしきい値は
電源電圧と接地電圧の中央値に設定されている。
【0027】判定インバーターで判定した結果、すなわ
ち(X1+X2+X3)の結果をインバータ111で反転
することにより、このしきい値素子全体の出力は!(X
1+X2+X3)の結果に変換される。なお、図4から図
7の実施例では入力素子をnチャンネルMOSトランジ
スターにより構成した場合を示したが、pチャンネルM
OSトランジスターで構成してもよいことはいうまでも
ない。この場合、入力、出力、あるいは判定インバータ
のしきい値等の極性が反転することは当然である。
【0028】さらに複雑な論理式も容易にSign(Σωi
Xi−1)の形に変形することができる。以下に、論理
式YからSign(ΣωiXi−1)に変形する一般的な方法
の一例を挙げる。まず、論理式YをSign(ΣWiXi−
T)に変形する。このときのWiは以下の論理に基づい
て内側のかっこ内から順に決定できる。ただし、Xjは
内側のかっこ内のXiから順に計算していってj番目に
問題とするXiとする。 1.かっこ内がn個のXiの論理和である場合、Sign
(ΣXi−1)であり、n個のXiの論理積である場合、
Sign(ΣXi−n)である。 2.新たな変数Xjがそれまでの式に対して論理和演算
される場合は、その係数Wjはそれまでのしきい値Tj-1
と同じ値になり、そのときのしきい値Tjはそれまでの
値Tj-1と変わらない。 3.新たな変数Xjがそれまでの式に対して論理積演算
される場合は、その係数Wjはそれまでの変数の係数の
和ΣWj-1からそれまでのしきい値Tj-1を引い た値
に1を加えた値(ΣWj-1−Tj-1+1)になり、そのと
きのしきい値T jはΣWj-1+1になる こうして決定されたSign(ΣWiXi−T)をしきい値T
で除算し、Sign(ΣωiXi−1)を算出すればよい。
【0029】この手順に従って、たとえば Y=X1(X2+X3(X4+X5(X6+X7))) (15) をまずY=Sign(ΣWiXi−1)に変形すると、 Y=Sign(13X1+8X2+5X3+3X4+2X5+X6+X7−21) (16) となり、これをY=Sign(ΣωiXi−1)に変形すると Y=Sign(0.65X1+0.344X2+0.215X3+0.129X4 +0.086X5+0.043X6+0.043X7−21) (17) となる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明のしきい値素子は
従来型に比べて設計及び制作が容易であり、設定の煩雑
さも軽減されている。また、従来型に比べより少ないト
ランジスターによってしきい値素子が成立する。さらに
設置後も演算する論理式を変更することが可能であり、
論理演算回路を形成するに当たって大幅な小型化とコス
トダウンを実現することができる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のしきい値素子の1実施例を表す回路図
である。
【図2】CMOSインバ−タの回路図である。
【図3】本実施例のしきい値素子に用いるトランジスタ
ーセットの回路図である。
【図4】本実施例のしきい値素子の別の様態を表す回路
図である。
【図5】本実施例のしきい値素子によりひとつの論理式
を演算するときの回路図である。
【図6】本実施例において別の論理式を演算するときの
回路図である。
【図7】本実施例においてさらに別の論理式を演算する
ときの回路図である。
【図8】従来技術によるしきい値素子の回路図の一例で
ある。
【符号の説明】
21,22,31,32,m MISトランジスター 10,30,50,70,90,110 判定インバー
タ 41,42,61,62,63,81,82,83,1
01,102,103,k nチャンネルMOSトラン
ジスター 40,60,80,100 pチャンネルMOSトラン
ジスター 1,2,n,91,111 インバータ 20 トランジスター Vcontr MISトランジスター32のゲート電極に印
加される電圧 X1,X2,X3,Xn 入力

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Sign(A)をA≧0のとき1、A<0のと
    き0を表すものとし、論理式Y=F(Xi)を、Y=Sign
    (ΣωiXi−1)の形に変形して得られたωiに対応す
    るドレーン電流を励起時に流すMISトランジスターが
    並列接続されていると共に、対応する入力信号Xiを伝
    達する端子がそれぞれのゲート電極に接続されていて該
    トランジスターの励起を制御し、各トランジスターのド
    レーン電流の和により現れる出力電圧信号を比較インバ
    ータでしきい値と比較して結果を出力するように構成さ
    れたしきい値素子。
  2. 【請求項2】 前記MISトランジスターがゲート電極
    の幅および長さによりβ値を調整したものであることを
    特徴とする請求項1記載のしきい値素子。
  3. 【請求項3】 前記ωiに対応するドレーン電流を流す
    MISトランジスターが直列接続した2個のMISトラ
    ンジスターからなり、第1のトランジスターのゲート電
    極に印加する電圧により該直列接続トランジスターの実
    効的なβ値を調整し、第2のトランジスターのゲート電
    極に入力信号を印加してスイッチングすることを特徴と
    する請求項1記載のしきい値素子。
  4. 【請求項4】 前記並列接続されたMISトランジスタ
    ーの第1の接続端子が共通電極に接続され、第2の接続
    端子が常時通電する相補的なチャンネル形式を有するM
    ISトランジスターを介して電源電極に接続されている
    と共に比較インバータに接続されていることを特徴とす
    る請求項1から3のいずれかに記載のしきい値素子。
  5. 【請求項5】 前記並列接続されたMISトランジスタ
    ーがnチャンネルのMOSトランジスターであって、前
    記相補的なチャンネル形式を有するMISトランジスタ
    ーがpチャンネルのMOSトランジスターであることを
    特徴とする請求項4記載のしきい値素子。
  6. 【請求項6】 前記相補的なチャンネル形式を有するM
    ISトランジスターの実効的β値をほぼ1であって1に
    対して最も小さいωiに対応する値より小さい偏倚を有
    するように設定し、前記ωiに対応するドレーン電流を
    流すMISトランジスターの実効的β値を全て相対的に
    1より小さい値に設定し、前記比較インバータのしきい
    値を中央値とすることを特徴とする請求項4または5記
    載のしきい値素子。
  7. 【請求項7】 前記論理式Yがn個の入力Xiの論理和
    であるときY=Sign(Σ1・Xi−1)と変形してこれ
    らの係数ωiに対応するドレーン電流を流すようにした
    MISトランジスターを用いることを特徴とする請求項
    1から6のいずれかに記載のしきい値素子。
  8. 【請求項8】 前記論理式Yがn個の入力Xiの論理積
    であるときY=Sign(Σ(1/n)Xi−1)と変形して
    これらの係数ωiに対応するドレーン電流を流すように
    したMISトランジスターを用いることを特徴とする請
    求項1から6のいずれかに記載のしきい値素子。
  9. 【請求項9】 前記論理式YがX1(X2+X3)であると
    きY=Sign((2/3)X1+(1/3)X2+(1/3)X3
    1)と変形してこれらのωiに対応するドレーン電流を流
    すようにしたMISトランジスターを用いることを特徴
    とする請求項1から6のいずれかに記載のしきい値素
    子。
  10. 【請求項10】 前記論理式YがX12+X23+X3
    1であるときY=Sign((1/2)X1+(1/2)X2
    (1/2)X3−1)と変形してこれらのωiに対応するド
    レーン電流を流すようにしたMISトランジスターを用
    いることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載
    のしきい値素子。
  11. 【請求項11】 前記論理式YがX123であるとき
    Y=Sign((1/3)X 1+(1/3)X2+(1/3)X3
    1)と変形してこれらのωiに対応するドレーン電流を流
    すようにしたMISトランジスターを用いることを特徴
    とする請求項1から6のいずれかに記載のしきい値素
    子。
  12. 【請求項12】 前記論理式におけるNOT論理に対し
    てインバータを対応させることを特徴とする請求項1か
    ら11のいずれかに記載のしきい値素子。
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