JP3443667B2 - 傘付きコルク栓 - Google Patents

傘付きコルク栓

Info

Publication number
JP3443667B2
JP3443667B2 JP05139198A JP5139198A JP3443667B2 JP 3443667 B2 JP3443667 B2 JP 3443667B2 JP 05139198 A JP05139198 A JP 05139198A JP 5139198 A JP5139198 A JP 5139198A JP 3443667 B2 JP3443667 B2 JP 3443667B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
umbrella
cork
cork stopper
stopper
deep hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05139198A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11227809A (ja
Inventor
宏章 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uchiyama Manufacturing Corp
Original Assignee
Uchiyama Manufacturing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uchiyama Manufacturing Corp filed Critical Uchiyama Manufacturing Corp
Priority to JP05139198A priority Critical patent/JP3443667B2/ja
Publication of JPH11227809A publication Critical patent/JPH11227809A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3443667B2 publication Critical patent/JP3443667B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイン、洋酒、清
涼飲料水などを収納する飲料用瓶の密封栓に関し、具体
的にはコルク材よりなる瓶栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、繰り返して打栓と抜栓が行なわれ
る飲みきり型でない飲料用瓶の栓においては、一般品で
は抜栓用の取っ手を含む全体が合成樹脂で形成された取
っ手付き瓶栓(図示していない)が用いられ、図3に示
すような高級品あっては、ガラスあるいは金属材で連結
部(71)を備えた飾り頭部(7)が形成され、該連結
部(71)へコルク材からなる栓部(8)を一体的に組
付け装着した飾り栓などが用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、全体が
合成樹脂材で形成された一般品の取っ手付き瓶栓にあっ
ては、合成樹脂材が圧縮性に劣るので繰り返しての使用
において早期に反発力及び嵌合力を失い、滲みあるいは
漏れなどの栓材として憂慮すべき事態を引き起こしてし
まう。
【0004】また、ガラスあるいは金属材とコルク材か
ら形成された飾り栓にあっては、その飾り頭部(7)の
形成において大いに製造コストが嵩むのと、コルク材の
栓部(8)を飾り頭部(7)の連結部(71)へ取り付
けるのにも手間が掛かり、その組み上がり固着力におい
てもそこに接着剤が介在しないとみるべき保持力を発揮
し得ないものであった。昨今ではこのような不具合に対
して、コルク粒に接着剤を混合して圧搾成形する傘部を
有した圧搾コルク栓(図示していない)が開発され実用
に付されているが、弾性に富むコルク材の性質上どうし
ても強度不足は否めず栓の打・抜作業に不利が残り、そ
こで剛性を上げるために結合材の混合量を増量させると
良好な反発弾性と非応力緩和性を失ってしまいコルク材
の特性が発揮されないものとなってしまう。本発明はこ
のような数々の欠点を除去し、充分な反発弾力性と強度
をもって繰り返しての使用が可能でいつまでも良好な密
封力を発揮するコルク栓を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決しようとする手段】本発明を図面を基に詳
述すると図2に示すように、ワイン、洋酒、清涼飲料水
などの瓶容器にあって、その瓶口(1)に挿入される胴
部(2a)と前記瓶口(1)の上部に覆い被さる傘部
(2b)とを有する傘付きコルク栓(2)であり、前記
傘付きコルク栓(2)は適度の粒度に精製したコルク粒
を圧搾形成して前記胴部(2a)と傘部(2b)とを一
体的に造形せしめてなり、前記傘付きコルク栓(2)へ
該傘部(2b)の頂面から胴部(2a)の内部に至る深
穴(3)を削設し、図1で示すように前記深穴(3)に
化学反応型接着剤(4)を充填して硬化形成せしめたこ
とを特徴としている。また、前記傘部(2b)から胴部
(2a)に形成した深穴(3)へ化学反応型接着剤
(4)を充填せしめた後、前記傘付きコルク栓(2)と
同種のコルク材から形成された図1で示すような蓋材
(5)、あるいは図2で示すような棒材(6)を前記深
穴(3)に挿入して硬化形成せしめたことを特徴として
いる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、上記したように、傘付
きコルク栓(2)の胴中へ補強材を形成することにより
その強度を高め、打栓、抜栓時の栓折れを防いで初期密
封力を長期間維持し、繰り返しての使用を可能とした。
すなわち、傘部(2b)に胴部(2a)が一体的に造形
された圧搾コルクからなる傘付きコルク栓(2)へ深穴
(3)を削設し、これに不可逆的な化学反応型接着剤
(4)を充填せしめ、硬化した該化学反応型接着剤
(4)を補強材として用いており、前記化学反応型接着
剤(4)は該深穴(3)内部のワレ・ヒビの深層まで到
達浸透して硬化し、それらを包む部分全体の結合作用に
より強大な構造的強度を得られるものとなっている。
【0007】
【実施例】本発明を実施するに、前記傘付きコルク栓
(2)の深穴(3)へ充填する化学反応型接着剤(4)
としては、硬化工程が不可逆的であって、硬化すると高
強度と剛性を有し、水、溶剤、熱、菌類などに強く、最
も苛酷な実用条件のもとで高強度の永久結合を与える。
その種類としてはウレタン樹脂、フェノール樹脂、エポ
キシ樹脂などが適しており、求められる強度と収容する
飲料の種類によって選択する。もちろん深穴(3)を設
ける数量においても自在であって、多数個の形成も差し
支えない。
【0008】このように深穴(3)へ化学反応型接着剤
(4)を充填した後の装飾的な処理としては、接着剤
(4)の硬化以前に前記傘付きコルク栓(2)と同種の
コルク材から形成された図1で示すような蓋材(5)、
あるいは図2で示すような棒材(6)を前記深穴(3)
に嵌合あるいは挿入して硬化形成せしめることができ、
硬化後はコルク栓の全面が面一となってコルク模様に覆
われるので高級な美観と良好な手触り感が得られるもの
となる。
【0009】この蓋材(5)においては、表面の一部分
をなせば事足りるので薄く形成できるものであり、こう
することで深穴(3)内で化学反応接着剤(4)が占め
る割合が多くなるからその硬化後に強い強度が得られ、
傘付きコルク栓(2)の上から下へ連なる中芯となって
高い一体感を生じせしめる。一方、棒材(6)において
は、該棒材(6)が大部分のスペースを占め、その外表
面に化学反応接着剤(4)を付着・浸透させて硬化する
ので、少ない化学反応型接着剤(4)をもって前記と同
様強い一体感を得ると共に、形成後の弾力性及び反発性
を些かも失わないものとなる。
【0010】次に、補強効果を高める前記深穴(3)と
化学反応型接着剤(4)の関係においては、コルク粒へ
混合しこれを結合せしめるために用いた接着剤と同種の
接着剤を用いることにより、ワレ・ヒビ等の僅かな隙間
にはもちろん、コルク粒子間の間部にまで該化学反応型
接着剤(4)が浸透充填されその結合を見るので該化学
反応型接着剤(4)そのものの硬化強度以上の大きな強
度を得られる。
【0011】
【発明の効果】上記のような構成によって、以下に示す
優れた効果が得られる。本発明の傘付きコルク栓(2)
は栓のほぼ全体が圧縮性が高く応力緩和性の少ないコル
ク粒から形成されるので弾性に富んでおり、発揮される
良好な反発弾性によって長期間高い密封性能を示す。こ
の高い密封性能は補強構造によって高い剛性と共に提供
されており、打栓・抜栓においても栓折れを防ぎ、装着
不備を一掃する。また、同質、同種の材料からなる栓体
であるから加工性が良好なものとなり、市場が求めるさ
まざまな形状が造形可能となっている。また、環境的に
も天然木質材料であるコルク材が主体として構成されて
おり、自然製品としてやさしく好ましい処理をなすこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】本発明を装着した状態の実施例を示す断面図で
ある。
【図3】本発明を用いない従来の構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 瓶口 2 傘付きコルク栓 2a 胴部 2b 傘部 3 深穴 4 化学反応型接着剤 5 蓋材 6 棒材 7 頭部 71 連結部 8 栓部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲料用瓶の瓶口に挿入される胴部と前記
    瓶口の上部に覆い被さる傘部とを有する傘付きコルク栓
    において、 前記傘付きコルク栓は適度の粒度に精製したコルク粒を
    圧搾形成して前記胴部と傘部とを一体的に造形せしめて
    おり、 前記傘付きコルク栓へ該傘部の頂面から胴部に至る深穴
    を削設し、 前記深穴に化学反応型接着剤を充填し硬化形成せしめた
    ことを特徴とする傘付きコルク栓。
  2. 【請求項2】 前記傘付きコルク栓において、 前記深穴へ化学反応型接着剤を充填せしめた後、前記傘
    付きコルク栓と同種のコルク材から形成された蓋材を前
    記深穴に挿入して硬化形成せしめたことを特徴とする請
    求項1の傘付きコルク栓。
  3. 【請求項3】 前記傘付きコルク栓において、 前記深穴へ化学反応型接着剤を充填せしめた後、前記傘
    付きコルク栓と同種のコルク材から形成された棒材を前
    記深穴に挿入して硬化形成せしめたことを特徴とする請
    求項1の傘付きコルク栓。
JP05139198A 1998-02-16 1998-02-16 傘付きコルク栓 Expired - Fee Related JP3443667B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05139198A JP3443667B2 (ja) 1998-02-16 1998-02-16 傘付きコルク栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05139198A JP3443667B2 (ja) 1998-02-16 1998-02-16 傘付きコルク栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11227809A JPH11227809A (ja) 1999-08-24
JP3443667B2 true JP3443667B2 (ja) 2003-09-08

Family

ID=12885650

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05139198A Expired - Fee Related JP3443667B2 (ja) 1998-02-16 1998-02-16 傘付きコルク栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3443667B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3045588U (ja) 1997-07-24 1998-02-03 内山工業株式会社 コルク栓

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3045588U (ja) 1997-07-24 1998-02-03 内山工業株式会社 コルク栓

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11227809A (ja) 1999-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3443667B2 (ja) 傘付きコルク栓
US7546664B2 (en) Safety tap handle
NZ513137A (en) Two part anchoring adhesive putty with the two parts being in a side by side relationship
JP3475265B2 (ja) 傘付きコルク栓
JP3842051B2 (ja) 傘付きコルク栓
JP3045588U (ja) コルク栓
CN101734412A (zh) 一种组合瓶盖及其制造方法
WO2004005148A8 (de) Deckel für getränkekartonverbundpackungen sowie werkzeuge und verfahren zur herstellung eines solchen deckels sowie damit versehene getränkekartonverbundpackungen
JP4069200B2 (ja) 摘み付きコルク栓
CN212853998U (zh) 一种坛形骨灰盒
KR20110052844A (ko) 주류용기 포장상자 및 그 제조방법
CN2322918Y (zh) 一种装有即溶饮料的瓶盖
KR200374296Y1 (ko) 덤벨의 축봉
CN208863678U (zh) 一种新型树脂浇筑刷柄
CN2295693Y (zh) 防伪陶瓷酒瓶
CN2329604Y (zh) 双层栎木酒桶
CN109527774B (zh) 一种双瓶体唇彩瓶及其组装方法
TW201284B (en) A golf ball head production method
CN2090808U (zh) 防假冒酒瓶
JP2009174275A (ja) カウンターとシンクの接合構造及び接合方法
WO2002009930A3 (en) Method of making a composite panel
US1216177A (en) Stopper.
JPH0542152U (ja) キヤツプ
CN2426860Y (zh) 球形酒瓶
KR200346168Y1 (ko) 자화수컵

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees