JP3045588U - コルク栓 - Google Patents

コルク栓

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Publication number
JP3045588U
JP3045588U JP1997007067U JP706797U JP3045588U JP 3045588 U JP3045588 U JP 3045588U JP 1997007067 U JP1997007067 U JP 1997007067U JP 706797 U JP706797 U JP 706797U JP 3045588 U JP3045588 U JP 3045588U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cork
cork stopper
stopper
adhesive
driven
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1997007067U
Other languages
English (en)
Inventor
晃一 小川
高年 片山
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Uchiyama Manufacturing Corp
Original Assignee
Uchiyama Manufacturing Corp
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Filing date
Publication date
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Publication of JP3045588U publication Critical patent/JP3045588U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コルク粒を接着剤を介して圧搾形成したコル
ク栓に関しており、全体をコルク材で形成して止め具を
配し、指での開栓・塞栓が自由で繰り返しての使用を可
能とする目的を持つ。 【解決手段】 コルク粒に接着剤を混合し加圧形成せし
めたコルク栓であって、前記コルク栓を長胴(4a)と
太頭(4b)の形状に形成せしめ、その頂部へ略傘形状
の止め鋲(5)を打込み配置せしめる。これにより繰り
返しての使用に耐え、低価格化で良好な密封性能を有す
るコルク栓が提供できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コルク樹皮からなるコルク粒を接着剤を介して圧搾形成したコルク 栓に関し、具体的には指での開栓・塞栓が自由で、繰り返しての使用を可能とす る装飾性に優れた圧搾コルク栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
コルク栓は飲料用容器の栓として何千年の歴史を持ちその優れたシール性のた めに合成樹脂の発達した現在においても、ワイン栓あるいはウイスキー栓等の高 級飲料の栓として広く使用されている。 このような栓の開栓においては、ワイン栓の場合ではコルクスクリューを頂部 から直接捩込んでコルク栓全体をコルクスクリューで強構造体とし、脱抜力を確 実に伝えて開栓するものであり、従って、開栓の後は前記スクリュー跡の亀裂が 胴内部に残り再使用が不可能な状態になる。 また、ウイスキー、酒等の栓には丸状あるいは筒状に形成したコルク材をガラ スあるいは合成樹脂で形成した飾り頭部へ組付け、一体化せしめることによって 補強し、繰り返しての使用に耐える強度を得ていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したようにコルク樹皮からなるコルク栓にあっては、装飾 性は高いがその脆弱な強度が一番の問題点であり、高価であるコルク材の再使用 を阻む大きな要因となっている。 すなわち、その強度を高めるために用いる補強材の装着あるいは埋め込みにお いては、図面を用いてその一般的な例を詳述すると図3に示すように、飾り頭部 (1)の首部(1a)へ筒形状のコルク材(2a)を装着せしめるが、これら( 1a、2a)は明確な固着手段を有しないから接着剤による固着を必要とするも ので、圧縮によるヘタリあるいは開塞栓の操作によってその首部(1a)と筒形 状のコルク材(2a)との間に隙間が発生し易く、この首部(1a)の表面から 液もれを発生させる虞を拭い去れない。
【0004】 また、製造コスト的には首部(1a)を持つ飾り頭部(1)も筒形状(あるい は丸形状)のコルク材(2a)も型形成、抜き加工等の工程を必要とするためい かにも手間がかかり大量生産に適さない不利があり、これらの接着一体化の作業 工程も製造コストに対して大いに不利となるものであった。 本考案はこのような欠点を克服して、シール性に優れた繰り返し使用の可能な コルク栓を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案を図面で説明すると、図1に示すように、天然コルクを適度の粒度に粉 砕してなるコルク粒に接着剤を混合してこれを加圧成形して形成せしめたコルク 栓であって、前記コルク栓の下部を瓶口(3)に挿入できる長胴(4a)に形成 すると共に、上部を該瓶口(3)より大きく張出す太頭(4b)に形成せしめ、 該コルク栓の頂部へ脱抜防止爪(51)の備わる針部(5a)を持った略傘形状 の止め鋲(5)を打込み配置せしめたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
本考案では、コルク粒に接着剤を混合した後、これを所望の形状の栓成型用の 金型に充填し加圧成型するか、または棒状の成型金型にて棒状コルク材を形成し これを所望の形状に切断・削り加工などしてコルク栓を形成する。 このコルク栓の造形時にその下部を瓶口(3)に挿入できる長胴(4a)に形 成すると共に、上部を該瓶口(3)より大きい太頭(4b)の形状に一体的に形 成せしめる。このようにして形成されたコルク栓へ針部(5a)を持った略傘形 状の止め鋲(5)をその頂部から胴部に向かって打込み装着し、図1に示すよう に補強されたコルク栓を完成する。
【0007】
【実施例】
本考案を実施するに、粒度3.5mm〜4.5mm直径程度のコルク粒に硬化 後適度の柔軟性を維持するエポキシ変性接着剤を加え混合し、これを加熱成型の 後冷却して棒状コルク材あるいはコルク栓を造形する。 形成されたコルク栓へ打込み配備する止め鋲(5)は、金属材あるいは合成樹 脂材等の剛性材で形成され、前記止め鋲(5)の針部(5a)をコルク栓の頂部 から胴部に向けて図1に示すように打込み配備する。 打込み固定された止め鋲(5)はその針部(5a)に形成された脱抜防止爪( 51)と傘部(5c)によって上下方向から強固に固着し確かな内筋材となって コルク栓全体の強度を大きく高める作用をなす。
【0008】 この止め鋲(5)の打込み時、図2に示すようにコルク栓の頂部へ予め細孔( 4c)を削設しておき、この細孔(4c)をガイドとして前記止め鋲(5)を打 込むと正確で確実な装着が可能となる。 また、コルク栓の上部に形成する太頭(4b)の形状部は、外方から該部を握 っての開動を楽にするために、例えば五角形、六角形、あるいは八角形等の角部 を設けた構造(図示していない)とすることもできる。 また、止め鋲(5)の針部(5a)に設ける脱抜防止爪(51)においては、 図1に示したような逆止爪に限らず、算盤玉形状から球形状等の突出形状あるい は錨形状など(いずれも図示していない)使用状況に応じた係止形状を選択採用 する。
【0009】
【考案の効果】
本考案によると、全体がコルク粒からなるので見映えが良く装飾性に優れ、か つ十分な強度を有しているので繰り返しての使用に耐え得るコルク栓となったも のであり、簡単な構造によって熟練の不要な作業を実現し低価格化を果たした。 勿論、コルク材の持つ良好な密封性能は些かも低下させるものでなく、低コスト で美観の優れたコルク栓が提供できる。 また、本考案のコルク栓は洗浄しての再利用を可能とするのは勿論、その使用 後においては、止め鋲(5)を取り去ることで無垢のコルク材に再び戻すことが でき、これの粉砕あるいは切削によって新しいコルク材料として利用できるなど 、地球環境上極めて好ましい栓となり得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す平面図である。
【図2】本考案の他の実施例を示す平面図である。
【図3】本考案を使用しない従来の構造を示した断面図
である。
【0011】
【符号の説明】
1 飾り頭部 1a 首部 2a 筒形状のコルク材 3 瓶口 4a 長胴 4b 太頭 4c 細孔 5 略傘形状の止め鋲 5a 針部 5c 傘部 51 脱抜防止爪

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天然コルクを適度の粒度に粉砕してなる
    コルク粒に接着剤を混合してこれを加圧成形したコルク
    栓において、 前記コルク栓の下部を瓶口に挿入できる長胴に形成する
    と共に、上部を該瓶口より張出す太頭形状に形成せし
    め、 前記コルク栓の頂部へ脱抜防止爪の備わる針部を持った
    略傘形状の止め鋲を打込み配置せしめたことを特徴とす
    るコルク栓。
  2. 【請求項2】 前記コルク栓の頂部へ細孔を設けて前記
    略傘形状の止め鋲を打込み配置せしめたことを特徴とす
    る請求項1のコルク栓。
JP1997007067U 1997-07-24 1997-07-24 コルク栓 Expired - Lifetime JP3045588U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001048204A (ja) * 1999-08-11 2001-02-20 Japan Crown Cork Co Ltd 把持部材とシール部材との組合せから成る容器蓋
JP3443667B2 (ja) 1998-02-16 2003-09-08 内山工業株式会社 傘付きコルク栓
JP2015160099A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 富士フイルム株式会社 硬性電子内視鏡

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3443667B2 (ja) 1998-02-16 2003-09-08 内山工業株式会社 傘付きコルク栓
JP2001048204A (ja) * 1999-08-11 2001-02-20 Japan Crown Cork Co Ltd 把持部材とシール部材との組合せから成る容器蓋
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