JP3442653B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP3442653B2
JP3442653B2 JP11901698A JP11901698A JP3442653B2 JP 3442653 B2 JP3442653 B2 JP 3442653B2 JP 11901698 A JP11901698 A JP 11901698A JP 11901698 A JP11901698 A JP 11901698A JP 3442653 B2 JP3442653 B2 JP 3442653B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、広いダイナミック
レンジで画像を撮像する内視鏡装置に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、体腔内にスコープを挿入すること
により、食道、胃、小腸、大腸などの消化管や肺等の気
管を観察し、必要に応じて処置具チャンネル内に挿通し
た処置具を用いて各種の治療処理のできる内視鏡が利用
されている。特に、電荷結合素子(CCD)等の電子撮
像デバイスを用いた電子内視鏡はモニタ上に画像を表示
でき、内視鏡を操作する術者の疲労が少ないため広く利
用されている。 【0003】ところで、内視鏡の検査時に食道等の管腔
臓器を観察するときには、被写体がスコープに近い部分
では画像信号が飽和して真っ白になってしまい、逆に被
写体がスコープから遠い奥の方では真っ暗で何も見えな
いようなことがしばしば起こる。そこで、最近CCD等
の撮像デバイスにより得られる画像のダイナミックレン
ジを上げるための工夫が試みられている。例えば特公平
4−75706号においては、光源から異なった光量の
照明光を順次照射し、それぞれの照射ごとに読み出した
画像信号を合成することにより、高いダイナミックレン
ジの画像を得る技術が開示されている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従来技術では、露光量
の異なる複数の画像を合成したダイナミックレンジの拡
大を行っていた。そのため、特公平4−75706号の
ように異なる光量の光を順次照射して露光量の異なる画
像を得ても、画像間で被写体の位置がずれてしまい、被
写体の動きが激しいときに適用することは困難であっ
た。また、広いダイナミックレンジの画像を暗い部分で
も良く見えるように明るく表示するためには、明るい部
分の画像信号の圧縮率を高くする必要があり、表示画像
のコントラスト感が悪くなってしまうという問題もあっ
た。 【0005】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、1枚の画像から暗い部分も明るく
できるようにダイナミックレンジを拡大した画像を得る
ことができる内視鏡装置を提供することを目的としてい
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】被写体を撮像する撮像手
段と、前記撮像手段で得られる原画像信号から画像の単
位領域とその周辺領域を利用して前記単位領域ごとに高
輝度の画像信号を作成する高輝度画像作成手段と、前記
原画像信号のレベルに応じて前記原画像信号のレベルが
大きいほど原画像信号の割合が高く前記原画像信号のレ
ベルが低いほど前記高輝度の画像信号の割合が高くなる
ように前記原画像信号と前記高輝度画像信号を対応する
単位領域ごとに合成する画像合成手段と、を設けること
により1枚の画像からダイナミックレンジを拡大した画
像を得ることができると共に、暗い部分もその単位領域
と周辺領域の画像を作用させてS/Nの良い明るい画像
が得られる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図3は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の内視鏡装
置の構成を示し、図2は高輝度画像作成回路の構成を示
し、図3は画像合成回路の入出力特性を示す。本実施の
形態は1枚の画像からダイナミックレンジの広い画像を
得ることを目的とする。 【0008】図1に示すように本発明の第1の実施の形
態の内視鏡装置1は、体腔内に挿入され、撮像素子を内
蔵した電子内視鏡(スコープと略記)2と、観察用の光
を発する光源装置3と、、撮像素子で得られた画像信号
の信号処理を行うプロセッサ4と、画像を表示するモニ
タ5とより構成される。 【0009】スコープ2は体腔内等に挿入可能な細長の
挿入部6を有し、この挿入部6内には照明光を伝送する
ライトガイドファイバ7が挿通され、このライトガイド
ファイバ7の手元側後端は光源装置3に着脱自在で接続
することができる。 【0010】この光源装置3は、光を放射するランプ8
と、このランプ8の照明光路上に設けられ透過波長を制
限するRGB回転フィルタ9と、RGB回転フィルタ9
を回転駆動するためのモータ11と、照射光量を制限す
る照明光絞り12とを備えている。 【0011】そして照明光絞り12を経た光はレンズ1
3で集光され、ライトガイドファイバ7に照射される。
この光はライトガイドファイバ7により伝送され、挿入
部6の先端部14に配置された先端面からさらに照明窓
に取り付けた照明レンズ15を経て患部等の被写体16
側に出射され、被写体16を照明する。 【0012】この照明窓に隣接して観察窓が設けられ、
この観察窓には対物レンズ17が取り付けてあり、この
対物レンズ17の結像位置には撮像素子として電荷結合
素子(以下、CCDと略記)18が配置されている。そ
して、照明された被写体16の光学像をCCD18に結
び、その光学像はCCD18によって光電変換される。 【0013】このCCD18はスコープ2内に挿通され
た信号線19を介してプロセッサ4と接続されている。 【0014】そして、プロセッサ4の図示しないCCD
ドライバからのCCDドライブ信号の印加により、光電
変換された画像信号は、プリプロセス回路21、A/D
変換回路22、セレクタ23、及び3組の同時化メモリ
(つまり、R同時化メモリ24R、G同時化メモリ24
G、B同時化メモリ24B)、画像変換部25、3組の
D/A変換回路26R、26G、26Bとを備えてい
る。 【0015】画像変換部25は、3組の高輝度画像作成
回路27(より具体的にはR高輝度画像作成回路27
R、G高輝度画像作成回路27G、B高輝度画像作成回
路27B)と、3組のディレイ回路28と、3組の画像
合成回路(より具体的にはR画像合成回路29R、G画
像合成回路29G、B画像合成回路29B)を備えてい
る。 【0016】それぞれの高輝度画像作成回路27は、図
2に示すように画像信号を1水平画素期間分だけ遅延す
るラインメモリ31と、このラインメモリ31で遅延さ
れた画像信号と遅延されない画像信号とを加算する第1
の加算回路32と、この第1の加算回路32の出力信号
を水平方向の(画像の単位領域としての)1画素の信号
分だけ遅延するために1画素の画像信号をラッチするラ
ッチ回路33と、このラッチ回路33の出力信号とラッ
チしない画像信号とを加算する第2の加算回路34とを
備えている。 【0017】また、プロセス回路21は輝度信号を積分
する等して、1画面分の画像の明るさに対応した信号を
生成し、その信号を基準の明るさレベルと比較してその
ずれ量に相当する調光信号を生成し、この調光信号を照
明光絞り12に出力してその開口量をずれ量が小さくな
る方向に制御し、基準の明るさを維持するように照明光
量を自動調光する。この自動調光により、CCD18で
撮像される画像の飽和が生じないようにする。 【0018】本実施の形態では画像の単位領域の信号か
らその周囲の領域の画像とを作用させてS/Nが高く、
かつ輝度レベルの高い高輝度画像を生成し、この高輝度
画像とディレイ回路28を通して時間合わせした画像
(つまり原画像)とを画像合成手段により、原画像の輝
度レベルが高い場合にはその輝度レベルが高い程、原画
像の割合が大きく、原画像の輝度レベルが低い場合には
その輝度レベルが低い程、高輝度画像の割合が大きくな
るように合成することを特徴としている。 【0019】次に本実施の形態の作用を説明する。光源
装置3のランプ8からは、可視光領域を含む波長領域の
光が放射される。このランプ8から放射された光は、R
GB回転フィルタ9、照明光絞り12を通過してスコー
プ2のライトガイドファイバ7に入射される。 【0020】RGB回転フィルタ9には、それぞれ赤
色、緑色、青色の光を透過する3つのフィルタが配置さ
れており、モータ11により一定速度で回転駆動される
ことにより、順次赤、青、緑の光が透過される。照明光
絞り12は、プロセッサ4のプリプロセス回路21から
出力される調光信号により、光源装置3から出射される
光の光量が制御される。そして、殆どの場合、CCD1
8で撮像される画像の飽和が生じない。 【0021】スコープ2のライトガイドファイバ7に入
射された光は、スコープ2の先端部14の照明窓から消
化管等の被写体16に照射される。被写体16で反射さ
れた光はスコープ2の先端部14の観察窓に設けた対物
レンズ17を経てその結像位置のCCD18で受光され
る。CCD18はRGB回転フィルタ9の回転に同期し
て駆動され、赤、青、緑の各照射光に対応する画像信号
が順次プロセッサ4に出力される。 【0022】プロセッサ4に入力された画像信号は、ま
ずプリプロセス回路21に入力される。このプリプロセ
ス回路21では、光源の照明光絞り12を制御するため
の調光信号の生成や、カラーバランスの調整等を行う。 【0023】プリプロセス回路21から出力された画像
信号はA/D変換回路22に入力されデジタル信号に変
換された後にセレクタ23に入力される。セレクタ23
は、RGB回転フィルタ9の回転に同期して動作し、赤
の光が照射されたときの画像信号がCCD18から読み
出されるときにはR同時化メモリ24Rに、緑の光のと
きはG同時化メモリ24Gに、青の光のときはB同時化
メモリ24Bに順次画像が記憶されるように切り替えら
れる。 【0024】各同時化メモリ24R、24G、24Bに
記憶された画像は、同時に読み出されることにより、面
順次画像の同時化が行われる。各同時化メモリ24R、
24G、24Bから各D/A変換回路26までの構成
は、赤の画像用、緑の画像用、青の画像用それぞれにつ
いて同様の構成になっている。同時化メモリ24R、2
4G、24Bから出力された画像信号は、高輝度画像作
成回路27(この27は27R、27G、27Bを代表
して示す)とディレイ28に入力される。 【0025】図2に示すように高輝度画像作成回路27
に入力された画像信号は、ラインメモリ31を通って水
平方向に1ライン分遅れた画像信号と第1の加算回路3
2により加算される。これは、画像上の各画素の画素値
に上側に隣接する画素の画素値を加算することに相当す
る。 【0026】第1の加算回路32から出力された信号
は、ラッチ回路33を通って1画素分遅れた信号と第2
の加算回路34により加算される。これは、画像上の各
画素の画素値について左側に隣接する画素の画素値を加
算することに相当する。 【0027】本実施の形態におけるデジタル回路系はビ
ット幅8ビットで処理されており、各加算回路32、3
4で加算結果が8ビット(255)超える値になったと
きには255を出力する。これらの2つの加算回路3
2、34の加算作用により、高輝度画像作成回路27で
は、それぞれの画素の画素値が周辺4画素の画素値の和
で置き換えられることになる。 【0028】この高輝度画像作成回路27で作成される
画像信号(高輝度画像信号)ILは、通常の4倍の長時
間露光したときに得られる画像信号に相当し、周辺4画
素の和をとっているので解像度は劣化するがその分S/
Nは向上する。 【0029】ディレイ28は、元の画像信号(高輝度画
像作成回路27に入力される画像信号)と高輝度画像作
成回路27で作成される高輝度画像信号ILとの時間的
な位置合わせ(時間合わせ)を行うために、高輝度画像
作成回路27での信号処理で遅れる分のタイミング補償
を行うために遅延するメモリ或いは遅延線で構成されて
いる。 【0030】ディレイ28から出力された高輝度画像作
成回路27を通らない原画像IHは、解像度の劣化がな
いので高輝度画像より解像度の高い画像となっている。
ディレイ28と高輝度画像作成回路27の出力は画像合
成回路29(この29は29R、29G、29Bを代
表)に入力される。画像合成回路29はROMのルック
アップテーブルで構成されており、ディレイ28からの
原画像IHと高輝度画像ILを合成して合成画像として出
力する。 【0031】ここで、ルックアップテーブルには、ディ
レイ28から入力される原画像のデジタル値をIH 、高
輝度画像作成回路27から入力される高輝度画像のデジ
タル値をIL 、出力のデジタル値をOとすると、 O=f(IH )×IL +(1−f(IH ))×IH で表される関数がテーブル化されている。 【0032】ここでf(IH )は図3に表されるような
関数で、入力IH に対して単調減少の特性を有し、入力
IH が小さい画像の暗い部分では大きい値となり、IH
が大きくなる画像の明るい部分ほど小さい値になる。 【0033】従って、画像合成回路29から出力される
合成画像は、入力IH (具体的には原画像の輝度レベ
ル)が小さい暗い領域では高輝度画像IL の割合が大き
くなり、入力IH が大きい明るい領域では原画像IH の
割合が高くなるように画像が合成されることになる。 【0034】従って、画像合成回路29では、元の画像
の暗い部分については(単位の画素が隣接する周囲の画
素と加算されて合成された)高輝度画像IL の割合が大
きくなるので、ノイズを抑えながら明るく変換される。
また、明るい部分については高輝度画像IL の割合が小
さく、つまり明るい部分の画素の信号がそのまま出力さ
れる割合が大きく、解像度の劣化を抑えた画像が作成さ
れる。 【0035】内視鏡検査においては、スコープ2の先端
に近く明るく照明されている部分については、病変を詳
しく観察するために高い解像度が必要となるが、臓器の
奥の方の暗い部分については、殆どの場合、大きな病変
を見つけることができてスコープ2の操作に支障がない
程度に明るく見えていればよく、それほど高い解像度は
必要ない。本実施の形態ではこのような内視鏡検査に適
した画像処理を行うことができるようになっている。 【0036】画像合成回路29からの出力はD/A変換
回路26に入力されアナログ信号に変換され、RGB信
号がモニタ5に出力される。モニタ5上には、プロセッ
サ4から出力された画像が表示される。 【0037】本実施例では、画像合成回路29としてR
OMによるルックアップテーブルを用いたが、乗算回路
や加算回路を用いて構成してもよい。また、モニタ5の
ガンマ特性を補償するための変換を画像合成回路29の
ルックアップテーブルに盛り込んでおいてもよい。 【0038】また、画像合成回路29で用いる関数f
は、図3に示すものに限らず、他の減少関数を用いても
よい。また、高輝度画像作成回路27は隣接する周囲の
4画素を加算する処理を行うものに限らず、加算画素数
を変えたり、係数の和が1を超える空間フィルタを用い
てもよい。 【0039】本実施の形態は以下の効果を有する。1枚
の画像からその低輝度部ではノイズが少なく明るい画像
が得られ、高輝度部で解像度の高い画像を得ることがで
きるので、管腔臓器の奥等の暗い部分でも十分に観察を
行うことができ、内視鏡検査する場合のスコープ2の操
作も容易になる。 【0040】より詳しく説明すると、本実施の形態によ
れば、簡単な構成で画像の暗い部分を明るく表示すると
きのノイズを抑えて、暗い部分も明るい画質で観察する
ことができる。従って、スコープ2による内視鏡検査を
より診断し易い状態で行うことができ、画像の暗い部分
での病変部の見落しを防ぐことができる。 【0041】また、1枚の画像からこのような利点を有
する画像を簡単な画像処理で得ることができ、従って動
きの激しいような例えば心臓に近い臓器或いは部位でも
色ずれ等の少ない画像が得られる。また、本実施の形態
によれば明るい部分での解像度の劣化を防止して、画質
の良い診断ができる。 【0042】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図4〜図10を参照して説明する。本実施
の形態は1枚の画像から色再現性が良くダイナミックレ
ンジの広い画像を得ることを目的とする。 【0043】第2の実施の形態の内視鏡装置は、図1の
内視鏡装置1における画像変換部25の代わりに、図4
に示す画像変換部41を設けたものである。また、この
画像変換部41に対し、コントラスト選択(或いはコン
トラスト切り換え)を行うコントラスト選択信号を出力
するコントラスト設定部40を設けている。 【0044】本実施の形態における画像変換部41は、
入力されるRGB信号を輝度信号Yと色差信号Cr,C
bに変換するエンコーダ42と、輝度信号Yに対してコ
ントラスト変換を行うコントラスト変換回路43と、コ
ントラスト変換回路43に接続された4つのラインメモ
リ44と、ノイズ低減画像を作成する第1の空間フィル
タ45と、強調画像を作成する第2の空間フィルタ46
と、画像を合成する画像合成回路47と、輝度信号Yと
色差信号Cr,CbからRGB信号に変換するデコーダ
48と、画像信号の位置合わせ(時間合わせ)を行うた
めの3つのディレイ49、50、51により構成され
る。 【0045】つまり、R、G、Bの画像信号は、エンコ
ーダ42に入力され、輝度信号Yと色差信号Cr、Cb
に変換して出力される。このエンコーダ42からの輝度
信号Yはコントラスト変換回路43に入力される。この
コントラスト変換回路43にはコントラスト設定部40
からのコントラスト選択信号も入力される。 【0046】コントラスト変換回路43は例えばROM
のルックアップテーブルにより形成されており、入力さ
れる輝度信号Yに対して、選択された(或いは切り換え
で選択された)コントラスト選択信号に応じて異なった
コントラストカーブのコントラスト変換を行う。 【0047】ここでのコントラスト変換カーブは、図5
に示すように画像の暗い部分を持ち上げて明るく表示す
るものであり、コントラスト選択信号により、コントラ
スト1〜4のコントラスト変換カーブのうちの1つが選
択される。 【0048】このコントラスト変換回路43における増
幅率の高さは、図5に示すように上からコントラスト
4、コントラスト3、コントラスト2、コントラスト1
の順になっている。このコントラスト変換回路43から
出力されコントラスト変換画像は、第1及び第2の空間
フィルタ45、46と、4つのラインメモリ44に入力
される。 【0049】ラインメモリ44は4つ直列に接続されて
おり、それぞれ1ライン遅れの画像、2ライン遅れの画
像、3ライン遅れの画像、4ライン遅れの画像が出力さ
れる。それぞれのラインメモリ44の出力は第1及び第
2の空間フィルタ45、46に入力される。 【0050】第1の空間フィルタ45は5×5のサイズ
の空間フィルタで、図6に示す係数が格納されている。
この係数(つまり、0.04)は、画像のスムージング
を行う作用があるので、第1の空間フィルタ45を通す
ことによりノイズの少ないノイズ低減画像ILが出力さ
れる。 【0051】また、第2の空間フィルタ46も5×5の
サイズの空間フィルタで、図7に示す係数でフィルタリ
ングを行う。この係数は、画像の輪郭を強調する働きが
あるので、第2の空間フィルタ46からは輪郭の強調さ
れた強調画像IE が出力される。 【0052】第1の空間フィルタ45から出力されるノ
イズ低減画像IL と第2の空間フィルタ46から出力さ
れる強調画像IE と、さらに2段目のラインメモリ44
から出力されるディレイされることによりタイミングを
調整された非強調画像(原画像)IH と、コントラスト
選択信号とが画像合成回路47に入力される。 【0053】この画像合成回路47は、図8に示すよう
に3つのROMから成るルックアップテーブル(LUT
と略記)52、53、54と2つの加算回路55、56
から成る。 【0054】つまり、画像合成回路47は、それぞれR
OMで構成されるLUT52、53、54にはコントラ
スト選択信号及び非強調画像IH が入力される。また、
LUT53にはノイズ低減画像IL 、LUT54には強
調画像IE が入力される。 【0055】そして、LUT52及び53の出力は加算
回路55で加算された後、加算回路56に入力され、L
UT54の出力と加算されて出力Y′が出力されるよう
になっている。この出力Y′は Y′=f(IH )×IL +g(IH )×IE +(1−f
(IH )−g(IH ))×IH で表される。ここで、関数f(IH )、g(IH )は、
コントラスト選択信号に応じて切り替えられる。 【0056】次に本実施の形態の作用を説明する。画像
変換部41に入力されたR、G、Bの画像信号は、エン
コーダ42により輝度信号Yと色差信号Cr、Cbに変
換される。ここで、Y、Cr、Cbはそれぞれ Y=0.299R+0.587G−0.114B Cr=(R−Y)/1.402 Cb=(B−Y)/1.772 で表される。 【0057】エンコーダ42から出力された輝度信号Y
は、コントラスト変換回路43に入力されコントラスト
変換が行われる。コントラスト変換回路43はROMの
ルックアップテーブルにより形成されている。コントラ
スト変換回路43にはコントラスト設定部40によりコ
ントラスト選択信号も入力され、コントラスト選択信号
に応じて異なったコントラストカーブのコントラスト変
換が行われる。 【0058】ここでのコントラスト変換カーブは、図5
に示すように画像の暗い部分を持ち上げて明るく表示す
るものであり、コントラスト選択信号により、コントラ
スト1〜4のコントラスト変換カーブのうちの1つが選
択される。 【0059】従って、術者は、例えば非常に暗い画像部
分がある場合にはコントラスト選択信号によりコントラ
スト4等を選択すれば、非常に暗い部分も明るいコント
ラストに変換できる。つまり、内視鏡検査の状況に応じ
て適切な画像が得られるようなコントラストカーブのも
のを選択使用できる。 【0060】このコントラスト変換回路43から出力さ
れコントラスト変換画像は、第1及び第2の空間フィル
タ45、46と4つ直列のラインメモリ44に入力さ
れ、このラインメモリ44で、それぞれ1ライン遅れの
画像、2ライン遅れの画像、3ライン遅れの画像、4ラ
イン遅れの画像が出力される。そして、ラインメモリ4
4で遅延されない画像と共に、5ライン分の各画素が第
1及び第2の空間フィルタ45、46に入力される。 【0061】第1の空間フィルタ45は5×5のサイズ
の空間フィルタで、図6に示す係数で、画像のスムージ
ングが行われ、第1の空間フィルタ45を通過したノイ
ズ低減画像IL はノイズの少ない画像となる。第2の空
間フィルタも5×5のサイズの空間フィルタで、図7に
示す係数で画像の輪郭が強調された強調画像IE とな
る。 【0062】画像合成回路47では、第1の空間フィル
タ45から出力されるノイズ低減画像IL と第2の空間
フィルタ46から出力される強調画像IE と、2段目の
ラインメモリ44から出力された後にディレイ49を経
てタイミング調整された非強調画像(原画像)IH と、
コントラスト選択信号が入力される。 【0063】この画像合成回路は、図8に示すように3
つのROMから成るLUT52、53、54と2つの加
算合成55、56により構成され、コントラスト選択信
号により、切り換えられる関数f(IH ),g(IH )
を用いた f(IH )×IL +g(IH )×IE +(1−f(IH
)−g(IH ))×IH で表される出力Y′を出す。 【0064】関数f(IH )は、図9に示すように、非
強調画像IH の値が小さい暗い領域で大きい値になって
おり、非強調画像IH の値が大きくなるにつれて小さい
値をとる。 【0065】また、コントラスト選択信号によるコント
ラスト変換カーブの選択に応じて、コントラスト4のよ
うにコントラスト変換回路43での増幅率が高いほど、
値の大きなf(IH )が選択され、出力Y′中のノイズ
低減画像の割合が高くなる。従って、画像の暗い部分を
明るく表示するときに問題になるノイズ感を少なく抑え
ることができる。 【0066】また、関数g(IH )は、図10に示すよ
うに、非強調画像IH の値が小さい暗い領域では小さい
値になっており、非強調画像IH の値が大きくなるにつ
れて大きな値をとる。 【0067】また、コントラスト選択信号によるコント
ラスト変換カーブの選択に応じて、コントラスト変換回
路43でのコントラスト変換カーブの傾きが小さくなる
程、値が大きなg(IH )が選択され、出力Y′中の強
調画像IE の割合が高くなる。 【0068】従って、コントラスト変換を行うことによ
り圧縮されコントラスト感が少なくなるような明るい領
域でも、強調画像IE の割合を高くすることによりコン
トラスト感のよい画像を得ることができる。 【0069】画像合成回路47から出力された信号Y′
は、ディレイ50、51によりタイミング調整が行われ
た色差信号Cr′、Cb′と共にデコーダ48に入力さ
れ、再びRGB信号R′、G′、B′に変換される。そ
して、図1に示すD/Aコンバータ26でアナログのR
GB信号R′、G′、B′に変換された後、モニタ5に
入力され、被写体像がカラー表示される。 【0070】本実施の形態では、このようにRGB信号
を一旦輝度、色差信号に戻してコントラスト変換してか
ら再びRGB信号に戻しているため、画像の色調が変化
する心配がない。また、コントラスト変換や空間フィル
タリングは輝度信号に対して行えばよく、色差信号に対
して行う必要がないので、小規模な回路で構成すること
ができる。 【0071】コントラスト変換回路43は画像合成回路
47の前に設けるものに限らず、画像合成回路47の後
に入れて画像合成を行った後にコントラスト変換を行っ
てもよいし、画像合成回路内47のLUT52、53、
54で兼用するようにしてもよい。また、回路構成は本
実施の形態のようにデジタル回路で行うものに限らずア
ナログ回路で構成してもよい。 【0072】また、フィルタの係数は本実施の形態で示
したものに限らず、他の係数を用いてもよいし、第1の
空間フィルタ45としてメディアンフィルタ等のノイズ
低減フィルタを用いてもよい。 【0073】また、第2の空間フィルタ46をラプラシ
アンフィルタのように直流成分を含まない係数にして、
画像合成回路47でノイズ低減画像IL と非強調画像I
H の割合の和が1になるようにして、画像の明るさに応
じて強調画像を加えるようにしてもよい。 【0074】また、ノイズ低減画像IL や強調画像IE
の作成は、空間フィルタ45,46を用いるものに限ら
ず、フーリエ変換を用いてフーリエ面で特定の周波数を
強調するようにしてもよい。また、モニタ5のガンマ特
性を補償するための変換をコントラスト変換回路43や
画像合成回路47のルックアップテーブルに盛り込んで
おいてもよい。 【0075】本実施の形態は以下の効果を有する。この
ように、本実施の形態によれば簡単な構成で暗い部分を
明るく表示するときのノイズを抑えることができ、暗い
部分も良好な画像で観察することができる。また、明る
い部分でのコントラスト感の低下を抑えることができる
ので、明るい部分も良好な画像で観察することができる
(これに対し、従来例では明るい画像部分でのコントラ
ストを大幅に圧縮してダイナミックレンジの拡大を図る
ので、明るい部分でのコントラスト感が大幅に劣化して
しまう)。 【0076】さらに、輝度信号、色差信号に変換して輝
度信号にコントラスト変換をかけているので、画像の色
調を変えずに処理することができる。従って、画像の暗
い部分でも病変の見落としの心配が無く、スコープの操
作に支障を生じることも無い。 【0077】なお、上述の説明では例えば第1の実施の
形態では内視鏡装置1として説明したが、画像処理部2
5がプロセッサ4に設けられた画像処理装置の場合に
も、有効である。つまり、従来の画像処理装置よりも暗
い画像部分に対してはS/Nの良い明るい画像部分に、
明るい画像部分に対しては解像度の劣化の少ない、かつ
コントラスト感の劣化の少ない画像部分に変換できる画
像処理を行うことができる。 【0078】また、同様に第2の実施の形態において
も、画像処理装置に対しても適用できる。また、上述し
た実施の形態等を部分的等で組み合わせて構成される実
施の形態等も本発明に属する。 【0079】[付記] 1.被写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で得ら
れる原画像信号から画像の単位領域とその周辺領域を作
用して前記単位領域ごとに高輝度の画像信号を作成する
高輝度画像作成手段と、前記原画像信号のレベルに応じ
て前記原画像信号のレベルが大きいほど原画像信号の割
合が高く前記原画像信号のレベルが低いほど前記高輝度
の画像信号の割合が高くなるように前記原画像信号と前
記高輝度画像信号を対応する単位領域ごとに合成する画
像合成手段と、を有することを特徴とする内視鏡装置。 【0080】(付記1の目的)1枚の画像から暗い部分
も明るくでき、かつ明るい部分での解像度を高くできる
ようにダイナミックレンジを拡大した画像を得ることが
できる内視鏡装置の提供。 (付記1の作用)原画像信号のレベル(輝度レベル)に
応じて原画像信号の輝度が大きいほど原画像信号の割合
が高く、原画像信号の輝度レベルが小さいほど高輝度の
画像信号の割合が高くなるように画像合成手段が作用す
るので、暗い部分でもノイズが少なく明るい画像が得ら
れ、かつ明るい部分では解像度の高い画像を得ることが
できる。 【0081】2.被写体を撮像する撮像手段と、前記撮
像手段で得られる原画像信号をコントラスト変換するコ
ントラスト変換手段と、前記原画像信号から画像の単位
領域とその周辺領域を利用して前記単位領域ごとにノイ
ズを低減したノイズ低減画像信号を作成するノイズ低減
手段と、前記原画像信号のレベルに応じて前記原画像信
号のレベルが大きいほど前記原画像信号の割合が高く、
前記原画像信号のレベルが低いほど前記ノイズ低減画像
信号の割合が高くなるように前記原画像信号と前記ノイ
ズ低減画像信号を対応する単位領域ごとに合成する画像
合成手段と、を有することを特徴とする内視鏡装置。 【0082】(付記2の目的)付記1と同じ。 (付記2の作用)原画像信号のレベルに応じて画像信号
のレベルが大きいほど原画像信号の割合が高く、原画像
信号のレベルが小さいほどノイズ低減手段によるノイズ
低減画像信号の割合が高くなるように画像を合成するの
で、暗い部分ではノイズが少ない画像が得られ、明るい
部分では解像度の高い画像を得ることができる。 【0083】3.前記コントラスト変換手段は、複数種
類のコントラストを切り替え可能で、前記画像合成手段
は前記コントラスト変換手段におけるコントラストの切
り換えに応じて前記コントラスト変換手段における増幅
率が大きいほど前記ノイズ低減手段を通過した前記ノイ
ズ低減画像信号の割合が高くなり前記コントラスト変換
手段における増幅率が小さいほど前記ノイズ低減手段を
通過しない前記原画像信号の割合が高くなるように前記
ノイズ低減画像信号と前記原画像信号を単位領域ごとに
合成することを特徴とする付記2に記載の内視鏡装置。 【0084】(付記3の目的)画像のコントラスト設定
に関わらず常にノイズ感の少ない画像を得ることができ
る内視鏡装置の提供。 (付記3の作用)コントラスト変換手段におけるコント
ラストの切り替えに応じてコントラスト変換手段におけ
る増幅率が大きいほどノイズ低減手段を通過したノイズ
低減画像信号の割合が高くなりコントラスト変換手段に
おける増幅率が小さいほどノイズ低減手段を通過しない
原画像信号の割合が高くなるように画像を合成するよう
にしたのでどのようなコントラスト変換カーブを用いた
場合でも常にノイズ感の少ない画像が得られる。 【0085】4.被写体を撮像する撮像手段と、前記撮
像手段で得られる画像信号をコントラスト変換するコン
トラスト変換手段と、前記画像信号から画像の単位領域
とその周辺領域の値を利用して前記単位領域ごとに値を
決定することによりノイズを低減したノイズ低減画像信
号を作成するノイズ低減手段と、前記画像信号から特定
の周波数帯域を強調した強調画像信号を作成する画像強
調手段と、前記画像信号の大きさに応じて前記画像信号
が大きいほど前記画像強調手段を通過した強調画像信号
の割合が高く前記画像信号が小さいほど前記ノイズ低減
手段を通過したノイズ低減画像信号の割合が高くなるよ
うに前記ノイズ低減画像と前記強調画像を単位領域ごと
に合成する画像合成手段と、を有することを特徴とする
内視鏡装置。 【0086】(付記4の目的)信号の圧縮率が高くなる
高輝度部でもコントラスト感の良い画像を得ることにあ
る。 (付記4の作用)原画像信号のレベルに応じて、原画像
信号のレベルが大きいほど強調画像信号の割合が高く、
原画像信号のレベルが小さいほどノイズ低減画像信号の
割合が高くなるように画像を合成するので、暗い部分で
のノイズを抑えながら明るい部分でもコントラスト感の
よい画像が得られる。 【0087】5.被写体像を撮像する撮像手段と、前記
撮像手段の出力信号に基づき画像信号を生成する画像信
号生成手段と、前記画像信号生成手段の出力信号に基づ
き、該撮像信号における単位画像領域毎の画像信号レベ
ルに応じた単位画像領域信号を出力する単位画像領域信
号生成手段と、前記画像信号と前記単位画像領域信号と
が入力され、前記画像信号の信号レベルに応じて該画像
信号と前記単位画像領域信号とを合成する画像合成回路
と、前記画像合成回路の出力信号に基づき内視鏡画像を
表示する表示手段と、を具備したことを特徴とする内視
鏡装置。 【0088】6.被写体を撮像する撮像手段で得られる
原画像信号から画像の単位領域とその周辺領域を作用し
て前記単位領域ごとに高輝度の画像信号を作成する高輝
度画像作成手段と、前記原画像信号のレベルに応じて前
記原画像信号のレベルが大きいほど原画像信号の割合が
高く前記原画像信号のレベルが低いほど前記高輝度の画
像信号の割合が高くなるように前記原画像信号と前記高
輝度画像信号を対応する単位領域ごとに合成する画像合
成手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。 【0089】7.被写体を撮像する撮像手段で得られる
原画像信号をコントラスト変換するコントラスト変換手
段と、前記原画像信号から画像の単位領域とその周辺領
域を利用して前記単位領域ごとにノイズを低減したノイ
ズ低減画像信号を作成するノイズ低減手段と、前記原画
像信号のレベルに応じて前記原画像信号のレベルが大き
いほど前記原画像信号の割合が高く、前記原画像信号の
レベルが低いいほど前記ノイズ低減画像信号の割合が高
くなるように前記原画像信号と前記ノイズ低減画像信号
を対応する単位領域ごとに合成する画像合成手段と、を
有することを特徴とする画像処理装置。 【0090】8.前記コントラスト変換手段は、複数種
類のコントラストを切り替え可能で、前記画像合成手段
は前記コントラスト変換手段におけるコントラストの切
り換えに応じて前記コントラスト変換手段における増幅
率が大きいほど前記ノイズ低減手段を通過した前記ノイ
ズ低減画像信号の割合が高くなり前記コントラスト変換
手段における増幅率が小さいほど前記ノイズ低減手段を
通過しない前記原画像信号の割合が高くなるように前記
ノイズ低減画像信号と前記原画像信号を単位領域ごとに
合成することを特徴とする付記7に記載の内視鏡装置。 【0091】9.被写体を撮像する撮像手段で得られる
画像信号をコントラスト変換するコントラスト変換手段
と、前記画像信号から画像の単位領域とその周辺領域の
値を利用して前記単位領域ごとに値を決定することによ
りノイズを低減したノイズ低減画像信号を作成するノイ
ズ低減手段と、前記画像信号から特定の周波数帯域を強
調した強調画像信号を作成する画像強調手段と、前記画
像信号の大きさに応じて前記画像信号が大きいほど前記
画像強調手段を通過した強調画像信号の割合が高く前記
画像信号が小さいほど前記ノイズ低減手段を通過したノ
イズ低減画像信号の割合が高くなるように前記ノイズ低
減画像と前記強調画像を単位領域ごとに合成する画像合
成手段と、を有することを特徴とする画像処理装置。 【0092】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、被
写体を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で得られる原
画像信号から画像の単位領域とその周辺領域を利用して
前記単位領域ごとに高輝度の画像信号を作成する高輝度
画像作成手段と、前記原画像信号のレベルに応じて前記
原画像信号のレベルが大きいほど原画像信号の割合が高
く前記原画像信号のレベルが低いほど前記高輝度の画像
信号の割合が高くなるように前記原画像信号と前記高輝
度画像信号を対応する単位領域ごとに合成する画像合成
手段と、を設けているので、1枚の画像からダイナミッ
クレンジを拡大した画像を得ることができると共に、暗
い部分もその単位領域と周辺領域の画像を作用させてS
/Nの良い明るい画像が得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置の全体
構成図。 【図2】高輝度画像作成回路の構成図。 【図3】関数f(IH )の説明図 【図4】本発明の第2の実施の形態における画像変換部
の構成図。 【図5】コントラスト変換回路の入出力特性の説明図。 【図6】第1の空間フィルタのフィルタ係数の説明図。 【図7】第2の空間フィルタのフィルタ係数の説明図。 【図8】画像合成回路の構成図。 【図9】関数f(IH )の説明図。 【図10】関数g(IH )の説明図。 【符号の説明】 1…内視鏡装置 2…電子内視鏡(スコープ) 3…光源装置 4…プロセッサ 5…モニタ 6…挿入部 7…ライトガイドファイバ 8…ランプ 9…RGB回転フィルタ 14…先端部 15…照明レンズ 16…被写体 17…対物レンズ 18…CCD 22…A/Dコンバータ 23…セレクタ 24R,24G,24B…同時化メモリ 25…画像変換部 26…D/Aコンバータ 27R,27G,27B…高輝度画像作成回路 28…ディレイ回路 29R,29G,29B…画像合成回路 31…ラインメモリ 32,34…加算回路 33…ラッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04N 7/18 H04N 7/18 M (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/243 H04N 5/225 H04N 5/262 H04N 7/18

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 被写体を撮像する撮像手段と、 前記撮像手段で得られる原画像信号から画像の単位領域
    とその周辺領域を利用して前記単位領域ごとに高輝度の
    画像信号を作成する高輝度画像作成手段と、 前記原画像信号のレベルに応じて前記原画像信号のレベ
    ルが大きいほど原画像信号の割合が高く前記原画像信号
    のレベルが低いほど前記高輝度の画像信号の割合が高く
    なるように前記原画像信号と前記高輝度画像信号を対応
    する単位領域ごとに合成する画像合成手段と、 を有することを特徴とする内視鏡装置。
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