JP3442639B2 - 階調制御型led表示器及びその制御方法 - Google Patents

階調制御型led表示器及びその制御方法

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JP3442639B2
JP3442639B2 JP00972898A JP972898A JP3442639B2 JP 3442639 B2 JP3442639 B2 JP 3442639B2 JP 00972898 A JP00972898 A JP 00972898A JP 972898 A JP972898 A JP 972898A JP 3442639 B2 JP3442639 B2 JP 3442639B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マトリクス状に配
置されたLEDチップのそれぞれの点灯時間を階調制御
する階調制御型LED表示器及びその制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、カラーTV画面などの各種表示器
の中で、LEDチップをマトリクス状に配置した表示器
は、比較的寿命が長く、また、このマトリクス状に配置
した表示器からなるディスプレイ・ユニットを複数個組
み合わせれば容易に大型画面が構成できるといった優れ
た特徴を持ち、広く普及されている。中でも、LEDチ
ップの点灯時間を階調制御する階調制御型LED表示器
が注目されている。
【0003】図6は、従来の階調制御型LED表示器の
構成を示すブロック図である。表示部101には、R・
G・Bの3原色のLEDチップ101aがそれぞれ16
×32ドットのマトリクスを構成し、3重のマトリクス
状に配置されている。データ入力制御回路103は、セ
レクト信号SEが“H”の期間中、クロック信号CK1
に同期してR・G・B毎にRA〜RH、GA〜GH、B
A〜BHの各8ビットからなる表示データを取り込み、
RAM105R,105G,105Bに与える。8ビッ
トの表示データが1ドットに対応し、255段階の明る
さを示す。RAM105R,105G,105Bは、各
色毎の8ビットデータを32ドット分記憶すると、階調
制御回路107へ出力する。階調制御回路107は、8
ビットの表示データに基づいて各ドット毎の点灯時間を
255階調で制御する。階調制御された点灯時間に基づ
いてデータ用ドライバ回路109は、それぞれの色につ
いて32ドット分のLEDチップ101aを同時に駆動
する。
【0004】一方、リセット信号REによってリセット
され、クロック信号CK1に同期する2段の4ビットカ
ウンタ111a,111bから出力される信号は、4対
16デコーダ113を介してスキャン用ドライバ回路1
15に入力される。スキャン用ドライバ回路115は、
それぞれの色についてデータ用ドライバ回路109によ
って32ドット分のLEDチップ101aが駆動される
毎に、この32ドット分のLEDチップ101aを順次
スキャンする。
【0005】図7は、図6に示す階調制御型LED表示
器の表示部101のうちの赤(R)色のマトリクスの詳
細を示す構成図である。この赤(R)色のマトリクス
は、マトリクス状に配設された32本のデータラインp
1〜p32と、16本のスキャンラインs1〜s16と
の交差箇所にLEDチップ101aがそれぞれ接続され
て構成されている。データラインp1〜p32はデータ
用ドライバ回路109の出力に接続され、スキャンライ
ンs1〜s16はスキャン用ドライバ回路115の出力
に接続されている。実際の、図6に示す階調制御型LE
D表示器の表示部101では、赤(R)色のデータライ
ンp1に隣接して緑(G)色のデータラインp33が配
置され、緑(G)色のデータラインp33に隣接して青
(B)色のデータラインp65が配置されている。すな
わち、赤(R)色のデータラインp1、緑(G)色のデ
ータラインp33および青(B)色のデータラインp6
5で一組のデータラインセットを構成している。同様
に、赤(R)色のデータラインp2、緑(G)色のデー
タラインp34および青(B)色のデータラインp66
で他の一組のデータラインセットを構成している。こう
して、図6に示す階調制御型LED表示器の表示部10
1は、全体としては96本のデータラインが配置され、
赤(R)色、緑(G)色および青(B)色の3種のマト
リクスが重ねられている。
【0006】図8は、図6に示した階調制御型LED表
示器の赤(R)色のマトリクス表示動作を簡単に説明す
るためのタイムチャートである。t1での1パルスのリ
セット信号REで、4ビットカウンタ111a,111
bがリセットされる。t2でセレクト信号SEが“H”
となることにより、データ入力制御回路103が動作可
能となる。t3で、図6では図示していないブライト信
号BRが“H”となり、表示動作がOFFとなる。
【0007】t4において、クロック信号CK1の1ク
ロック目が立ち上がる。この1クロック目から32クロ
ック目の各クロックに同期して、赤色の8ビットデータ
がデータ入力制御回路103に取り込まれ、32ドット
分の表示データ(図7における1行目の表示データs
1)がRAM105Rに記憶される。図8では省略して
いるが、この1クロック目から32クロック目の各クロ
ックに同期して、緑色および青色の8ビットデータもデ
ータ入力制御回路103に取り込まれ、32ドット分の
表示データが105G,105Bに記憶される。
【0008】t5からt6のブライト信号BRが“L”
となる期間で、RAM105Rに記憶された32ドット
分の赤色の表示データs1が階調制御回路107で階調
制御され、データ用ドライバ回路109及びスキャン用
ドライバ回路115によって階調表示される(このt5
からt6のブライト信号BRが“L”となる期間で、同
様にRAM105G,105Bに記憶された32ドット
分の緑色および青色の表示データs1が階調制御回路1
07で階調制御され、データ用ドライバ回路109及び
スキャン用ドライバ回路115によって階調表示され
る)。
【0009】t6からt7の期間ではt3からt5と同
様に、2行めの32ドット分の赤色の表示データs2が
RAM105Rに記憶され、t7以降のブライト信号B
Rが“L”となる期間で階調表示される。以後、同様に
して、32ドット毎の記憶と表示が表示データs16ま
で繰り返される。t8でセレクト信号SEが“L”とな
ることにより、s16が階調表示されて、データ入力制
御回路103の動作が終了する。
【0010】図9に、図6に示したデータ用ドライバ回
路109を構成する単位回路の回路図を示す。すなわ
ち、データ用ドライバ回路109は、図9に示す2段の
バイポーラトランジスタ117,119、第1のベース
抵抗121,バイパス抵抗123、電流制限抵抗12
4、及び第2のベース抵抗125からなる単位回路が3
2×3=96個設けられて構成されている。入力端子1
27は階調制御回路107と、出力端子129は図7で
示した各データラインp1〜p96と接続される。
【0011】入力端子127に、階調制御回路107で
階調制御された“H”の表示データが入力されると、第
1のベース抵抗121を介してnpnトランジスタ11
7にベース電流が供給され、このnpnトランジスタ1
17がオンする。これにより、電源から抵抗123、第
2のベース抵抗125、及びnpnトランジスタ117
を介して電流が流れるので、pnpトランジスタ119
がオンし、出力端子129が“H”となってデータライ
ンp1〜p96が活性化される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】図10は、図6に示し
た階調制御回路107において255階調に制御された
8ビットの各表示データに対する点灯時間を示してい
る。理想的には点線で示すように、立ち下がり時間、立
ち上がり時間が共に遅れないことであるが、実線で示す
ように立ち上がり時間がαだけ遅れるのが現状である。
この立ち上がり時間αは、代表的には1乃至2マイクロ
秒のオーダーである。
【0013】これは、図9で示した、データ用ドライバ
回路109を構成するpnpトランジスタ119のオフ
特性が悪いためである。つまり、第2のベース抵抗12
5が小さく、pnpトランジスタ119が、飽和領域に
振り込まれる動作をすることによって大きなベース電流
がpnpトランジスタ119に流れるために、少数キャ
リアの蓄積効果が生じるのが原因である。
【0014】図10から分かるように、ターンオフ時間
αはどの階調レベルの表示データに対しても一定であ
る。階調制御型LED表示器では255段階の点灯時間
でLEDチップを駆動しているが、低階調レベル(1〜
7階調程度)では、点灯時間に対するターンオフ時間α
の割合が相対的に大きくなる。最も低階調レベル(1階
調)の点灯時間は、0.1〜0.5マイクロ秒程度であ
る。したがって、従来の階調制御型LED表示器では低
階調レベルの明暗の違いが明瞭とならず、所望の輝度が
表示されないこととなる。この結果、図11で示すよう
に、低階調レベルの表示データに対する相対輝度はリニ
アリティが悪くなる。
【0015】このように、従来の階調制御型LED表示
器では、低階調レベルのコントラストが悪く、相対輝度
のリニアリティが悪いという問題点がある。この相対輝
度のリニアリティを改善するにはpnpトランジスタ1
19のオフ特性を改善すればよい。オフ特性を改善する
方法として、単純に、すべてのベース抵抗125を一律
に大きくする方法が考えられるかも知れない。しかし、
多数のLEDチップをマトリクス状に配置したディスプ
レイ・ユニットは、一般に発熱する電子部品が限られた
面積内に密集する構造であるため、全体としての発熱量
の考慮が必要である。トランジスタの動作点を「飽和領
域」から外し「活性領域」に設定すれば、トランジスタ
のコレクタ電圧VCEが高くなり、トランジスタの発熱量
は増大する。したがって、マトリクス回路に接続されて
いるトランジスタ119を、常時活性領域で駆動すると
すれば、ディスプレイ・ユニット全体としての発熱量は
極めて大きな値となる。この結果、ディスプレイ・ユニ
ットの信頼性に新たな問題が生じる。また、安定動作の
ために、電流制限抵抗124の値を大きくすることも必
要になるため、電源電圧を高くせざるを得ず、一般的に
は、更に消費電力の増加をもたらす。この結果、ディス
プレイ・ユニットの信頼性が、さらに、失われる事態に
至る。したがって、単純にベース抵抗125を大きくす
る方法は、好ましくない。
【0016】本発明は以上のような問題に鑑みて成され
たものであり、その目的は、低階調レベルの表示データ
に対する相対輝度のリニアリティが良く、暗い領域にお
ける明暗のコントラストが改善された階調制御型LED
表示器を提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、発熱量が少なく信頼
性の高い階調制御型LED表示器を提供することであ
る。
【0018】本発明のさらに他の目的は、LED表示器
における低階調レベルの表示データに対する相対輝度の
リニアリティを良くし、暗い領域における明暗のコント
ラストを改善することができる階調制御の方法を提供す
ることである。
【0019】本発明のさらに他の目的は、発熱量が少な
く信頼性の高いLEDの階調制御の方法を提供すること
である。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、(a)LEDチップをマトリクス状に配置
した表示部;(b)複数ビットからなる表示データを取
り込むデータ入力制御回路;(c)取り込まれた表示デ
ータのビットデータに応じて、それぞれのLEDチップ
の点灯時間を数段階に階調制御する階調制御回路;
(d)少くともトランジスタを含み、階調制御された点
灯時間に基づいてそれぞれのLEDチップを駆動するデ
ータ用ドライバ回路;(e)表示データに応じて、デー
タ用ドライバ回路中のトランジスタのベース電流を選択
するベース電流制御回路;および(f)データ用ドライ
バ回路によって、一のスキャンライン上を順次駆動され
たLEDチップが所定のデータライン数に達する毎に、
次のスキャンラインを順次スキャンして、LEDチップ
を順次点灯するスキャン回路を少なくとも有する階調制
御型LED表示器であることを第1の特徴とする。「表
示データに応じて、データ用ドライバ回路中のトランジ
スタのベース電流を選択する」とは、たとえば、大小2
通りのデータ用ドライブ回路を構成するトランジスタの
ベース電流を用意し、表示データの上位の数ビットが全
て0か否かによって、ベース電流をベース電流制御回路
を用いて選択すれば良い。
【0021】本発明の第1の特徴によれば、「上位数ビ
ットが全て0か否か」などの表示データの内容によっ
て、データ用ドライブ回路を構成するトランジスタのベ
ース電流を選択するので、低階調レベルでのベース電流
を高階調レベルのベース電流より小さくすることがで
き、低階調レベルの時のみのトランジスタのオフ特性を
改善することができる。すなわち低階調レベルの時のみ
におけるトランジスタの動作点を飽和領域に振り込まな
いようにして、トランジスタのベース領域に対する過剰
な少数キャリアの注入を抑制出来る。このため、少数キ
ャリアの蓄積効果が生じないため、低階調レベルにおけ
る駆動時のみのターンオフ時間を短くすることができ
る。したがって、点灯時間が短くなっても各階調レベル
の点灯時間の相違が明確であるため、暗い部分における
コントラストが明瞭となる。
【0022】より具体的には第1の特徴において、ベー
ス電流制御回路は、2種類の抵抗値の異なるベース抵抗
を用意し、この2種類の抵抗値の異なるベース抵抗のい
ずれかを選択可能であるように構成すればよい。即ち、
リニアリティ調整回路によって上位数ビットが全て0で
あると検出された場合は抵抗値の大きい方のベース抵抗
を選択し、上位数ビットのいずれかが1であると検出さ
れた場合は他方のベース抵抗を選択するようにすればよ
い。このように2種類の抵抗値の異なるベース抵抗を選
択可能にして、低階調レベルの時のみ抵抗値の大きい方
のベース抵抗を選択すれば、低階調レベルの時のみター
ンオフ時間を短縮することができる。
【0023】たとえば表示データを8ビットからなるデ
ータとし、リニアリティ調整回路は、8ビットからなる
表示データの上位5ビットを検出すれば、255階調の
表示データの内の低階調レベルとなる1〜7階調の時の
み、明暗のコントラストを改善することができる。
【0024】より一般的に、表示データが、
【数1】 通りの階調レベルを示す複数ビット(N≧7)からなる
データである場合には、リニアリティ調整回路により、
最下位ビットから数えて、この表示データの4ビット以
上のビットを検出すれば、
【数2】 階調の内の低階調レベルとなる1〜7階調の時のみ、明
暗のコントラストを改善することができる。
【0025】本発明の第2の特徴は、マトリクス状に配
置されたLEDチップのそれぞれを所定の点灯時間で点
灯するための表示データのうちの上位数ビットがすべて
0であるか否かを検出するステップと;この検出結果に
応じて、マトリクスを構成する所定の数のデータライン
を駆動するためのデータ用ドライバ回路中のトランジス
タのベース電流を制御しながらこのトランジスタをON
/OFFするステップと;マトリクスを構成するデータ
ラインの所定の数が駆動される毎にマトリクスのスキャ
ンラインを順次スキャンするステップとを少なくとも有
する階調型LED表示器の制御方法であることである。
【0026】本発明の第2の特徴によれば、第1の特徴
と同様に、表示データの上位数ビットが全て0か否かに
よって、データ用ドライブ回路を構成するトランジスタ
のベース電流を選択して、低階調レベルの時のみトラン
ジスタの動作点を飽和領域に振り込まないようにでき
る。すなわち、トランジスタのベース領域に対する過剰
な少数キャリアの注入を抑制し、少数キャリアの蓄積効
果が生じないようにして、低階調レベルにおける駆動時
のみのターンオフ時間を短くすることができる。したが
って、点灯時間が短くなっても各階調レベルの点灯時間
の相違が明確であるため、暗い部分における所望のコン
トラストを得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して、本発明の実
施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一
又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
図1は、本発明の実施の形態に係る階調制御型LED表
示器の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形
態に係る階調制御型LED表示器は、LEDチップ1a
をマトリクス状に配置した表示部1と;複数ビットから
なる表示データを取り込むデータ入力制御回路3と;取
り込まれた表示データのビットデータに応じて表示部1
のLEDチップ1aの点灯時間を数段階に階調制御する
階調制御回路9と;少くともトランジスタを含み、階調
制御された点灯時間に基づいて表示部1のLEDチップ
1aを駆動するデータ用ドライバ回路13と;表示デー
タに応じてデータ用ドライバ回路13中のトランジスタ
のベース電流を選択するベース電流制御回路(7R,7
G,7B,11)と;データ用ドライバ回路13によっ
て駆動されたLEDチップ1aが所定数に達する毎に、
LEDチップ1aを順次スキャンするスキャン回路(1
5a,15b,17,19)とから少なくとも構成され
ている。ここで、ベース電流制御回路は、データ入力制
御回路3によって取り込まれた表示データ中の上位数ビ
ットが全て0か否かを検出するリニアリティ調整回路7
R,7G,7Bと、2種類の抵抗値の異なるベース抵抗
を備え、リニアリティ調整回路7R,7G,7Bによっ
て上位数ビットが全て0であると検出された場合は抵抗
値の大きい方のベース抵抗を選択し、上位数ビットのい
ずれかが1であると検出された場合は他方のベース抵抗
を選択するベース抵抗選択回路11とを有する。さら
に、データ入力制御回路3と階調制御回路9との間には
記憶装置(5R、5G、5B)が配置されている。
【0028】図1において、表示部1には、R・G・B
の3原色のLEDチップ1aがそれぞれ16×32ドッ
トのマトリクスを構成し、この3つのマトリクスが重畳
的に配置されている(図7参照)。データ入力制御回路
3は、セレクト信号SEが“H”の期間中、クロック信
号CK1に同期してR・G・B毎にRA〜RH、GA〜
GH、BA〜BHの各8ビットからなる表示データを取
り込み、記憶装置としてのRAM5R,5G,5B及び
リニアリティ調整回路7R,7G,7Bに与える。ここ
で、8ビットの表示データはLEDチップ1aの1ドッ
トに対応し、ビットデータによって255段階の明るさ
を示す。
【0029】RAM5R,5G,5Bは、各色毎の8ビ
ットデータを32ドット分記憶すると、階調制御回路9
へ出力する。階調制御回路9は、8ビットの表示データ
に基づいて各ドット毎の点灯時間を255階調で制御す
る。
【0030】リニアリティ調整回路7R,7G,7B
は、8ビットの表示データ中の上位5ビットが全て0か
否かを検出し、検出結果に応じた信号をベース抵抗選択
回路11へ供給する。ベース抵抗選択回路11は、図2
に示すように、ベース端子を階調制御回路9に電気的に
結合し、エミッタ端子を接地レベルに接続し、コレクタ
端子に第1のベース抵抗29aと第1のスイッチ31a
とからなる第1の直列回路と、第1のベース抵抗29a
よりも大きな第2のベース抵抗29bと第2のスイッチ
31bとからなる第2の直列回路との並列回路を接続し
たnpnトランジスタ25を有する。npnトランジス
タ25のベース端子は抵抗27を介して入力端子35に
接続されている。そして、ベース抵抗選択回路11
は、、リニアリティ調整回路7R,7G,7Bから供給
された信号に応じて第1のベース抵抗29a又は第2の
抵抗29bのいずれか一方のベース抵抗を選択すること
が可能である。階調制御回路9で階調制御された表示デ
ータは、このベース抵抗選択回路11を介してデータ用
ドライバ回路13へ出力される。
【0031】データ用ドライバ回路13は、ベース抵抗
選択回路11から出力された表示データの基づき、各色
につき、32ドット部のLEDチップ1aを同時に駆動
する。一方、リセット信号REによってリセットされ、
クロック信号CK1に同期する2段の4ビットカウンタ
15a,15bから出力される信号は、4対16デコー
ダ17を介してスキャン用ドライバ回路19に入力され
る。スキャン用ドライバ回路19は、データ用ドライバ
回路13によって、各色につき、32ドット分のLED
チップ1aが駆動される毎に、この32ドット分のLE
Dチップ1aを順次スキャンする。
【0032】図3に、本発明の特徴となる赤色のリニア
リティ調整回路7Rとベース抵抗選択回路11を含む、
データ入力制御回路3からデータ用ドライバ回路13ま
での詳細な構成を示す。図3において、リニアリティ調
整回路7Rは、上位5ビット検出回路21及び2段の4
対16デコーダ23a,23bから構成されている。上
位5ビット検出回路21は、データ入力制御回路3から
与えられた8ビットの赤色の表示データの内、上位5ビ
ットが全て0か否かを検出し、検出結果に応じた4ビッ
トデータを4対16デコーダ23a,23bへそれぞれ
提供する。これにより、255階調の内の低階調レベル
となる1〜7階調の赤色の表示データとこれ以外の階調
レベルでの赤色の表示データとで、4対16デコーダ2
3a,23bへ提供されるデータが異なる。4対16デ
コーダ23a,23bは、提供された4ビットデータを
それぞれ16ビットに変換し、計32ビットの赤色の信
号として32個のベース抵抗選択回路11へ1ビットず
つ供給する。
【0033】図2に示したベース抵抗選択回路11にお
いて、第1のベース抵抗29aは従来と同様な小さい抵
抗値、第2のベース抵抗29bは1〜7階調の時のみ選
択される大きい抵抗値である。また、第1のスイッチ3
1a,第2のスイッチ31bは、4対16デコーダ23
a,23bから供給される信号に応じていずれか一方の
みがオンするようになっている。ベース抵抗選択回路1
1の入力端子35は階調制御回路9に接続される。また
出力端子36は図3に示すように、データ用ドライバ回
路13と接続される。図7で示した赤色のデータライン
p1〜p32に対応して、32個の赤色のベース抵抗選
択回路11が設けられている。
【0034】上位5ビット検出回路21によって、上位
5ビットが全て0であると検出された場合は、これを示
す信号が4対16デコーダ23a,23bを介して供給
されて第2のスイッチ31bがオンされるため、抵抗値
が大きい第2のベース抵抗29bのみが選択される。上
位5ビットのいずれかが1であると検出された場合は、
逆に第1のスイッチ31aがオンされ、抵抗値が小さい
第1のベース抵抗29aが選択される。階調制御回路9
によって階調制御された赤色の表示データは、32個の
ベース抵抗選択回路11で選択された第1のベース抵抗
29aあるいは第2のベース抵抗29bを介して32個
の赤色のデータ用ドライバ回路13へそれぞれ出力され
る。32個の赤色のデータ用ドライバ回路13は、それ
ぞれ図3で示すように、pnpトランジスタ37とバイ
パス抵抗39と電流制限抵抗124とから少なくとも構
成され、それぞれの出力端子o1〜o32はデータライ
ンp1〜p32と1対1で接続される。それぞれのベー
ス抵抗選択回路11から出力された赤色の表示データに
基づき、それぞれの出力端子o1〜o32が“H”とな
って赤色のデータラインp1〜p32を活性化し、32
ドット分の赤色のLEDチップ1aを同時に駆動する。
【0035】このように、本発明の実施の形態における
階調制御型LED表示器及びその制御方法によれば、リ
ニアリティ調整回路7R,7G,7B及び、各色につき
32個のベース抵抗選択回路11を設け、8ビットの表
示データ中の上位5ビットが全て0か否かを検出し、検
出結果に応じて2種類の抵抗値の異なる第1のベース抵
抗29aおよび第2のベース抵抗29bの内、いずれか
一方のベース抵抗をそれぞれのベース抵抗選択回路11
が選択可能とした。これにより、上位5ビットが全て0
であると検出された場合、即ち表示データが255階調
の内の低階調レベルとなる1〜7階調の場合にのみ、大
きい抵抗値の第2のベース抵抗29bを選択するので、
データ用ドライバ回路13のpnpトランジスタ37に
流れるベース電流が小さくなる。すなわち、低階調レベ
ルの時のみに限って、pnpトランジスタ37の動作点
を飽和領域に振り込まないようにして、pnpトランジ
スタ37のベース領域に対する過剰な少数キャリアの注
入を抑制出来る。このため、少数キャリアの蓄積効果が
抑制され、ターンオフ時間が短縮される。この結果、図
4に示すように、1〜7階調の場合のみ、理想的な点灯
時間に近いターンオフ特性になり、立ち上がり時間が改
善されるので、1〜7階調での暗さの違いを明瞭にで
き、所望の暗さを表示することが可能となる。トランジ
スタの動作点を「飽和領域」から外し「活性領域」に設
定すれば、トランジスタのコレクタ電圧VCEが高くな
り、トランジスタの発熱量は増大するが、低階調レベル
の時のみに限って動作点を「活性領域」に設定している
ので全体としての発熱量を抑えることが出来る。
【0036】表示データに対する相対輝度を表すグラフ
を図5に示す。従来技術における図11と比較して、図
5では低階調レベルの表示データに対する相対輝度のリ
ニアリティが改善されており、暗い領域における表示で
のコントラストが良くなる。
【0037】なお、上記の実施の形態では、表示データ
を8ビットデータとし、上位5ビットを検出する例を示
したが、これに限ら無いことは勿論である。たとえば、
本発明は、7ビット又は9ビットの表示データに適用し
ても、上述した8ビットデータの場合と同様な効果が得
られる。すなわち、より一般的には、表示データを
【数3】 が最大値となる複数ビット(Nビット)データとし、最
下位ビットから数えて4ビット以上の上位ビットを検出
できるようにすることにより、種々の階調数のLED表
示器にも対応させることができる。
【0038】
【発明の効果】以上、本発明によれば、低階調レベルの
場合の表示データに対する相対輝度のリニアリティが良
く、暗い領域における明暗のコントラストが改善された
階調制御型LED表示器を提供することができる。
【0039】また、本発明によれば、暗い領域における
明暗のコントラストを改善すると同時に、LED表示器
中での発熱量の増大を抑え、信頼性の高い階調制御型L
ED表示器を提供することができる。
【0040】さらに、本発明によれば、低階調レベルの
場合の表示データに対する相対輝度のリニアリティを良
くし、暗い領域における明暗のコントラストを改善した
階調制御型LED表示器の制御方法を提供することがで
きる。
【0041】さらに、本発明によれば、暗い領域におけ
る明暗のコントラストを改善すると同時に、LED表示
器中での発熱量の増大を抑え、信頼性の高い階調制御型
LED表示器の制御方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による階調制御型LED表
示器の構成を示すブロック図である。
【図2】図1で示したベース抵抗選択回路の詳細な回路
図である。
【図3】図1で示したデータ入力制御回路からデータ用
ドライバ回路までの構成を、各データライン毎に示す示
す詳細なブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る階調制御型LEDの
各表示データにおける点灯用パルスの時間応答を示す図
である。
【図5】本発明の実施の形態に係る階調制御型LED表
示器における階調レベルに対する相対輝度の関係を示す
リニアリティグラフである。
【図6】従来の階調制御型LED表示器の構成を示すブ
ロック図である。
【図7】図6で示した従来の階調制御型LED表示器の
表示部の赤色のマトリクスの詳細な構成図である。
【図8】図6に示した従来の階調制御型LED表示器の
表示動作を説明するためのタイムチャートである。
【図9】図6で示したデータ用ドライバ回路を構成する
単位回路を示す図である。
【図10】従来の階調制御型LED表示器の各表示デー
タにおける点灯用パルスの時間応答を示す図である。
【図11】従来の階調制御型LED表示器における階調
レベルに対する相対輝度の関係を示すリニアリティグラ
フである。
【符号の説明】
1 表示部 1a LEDチップ 3 データ入力制御回路 5R、5G、5B 記憶装置 7R,7G,7B リニアリティ調整回路 9 階調制御回路 11 ベース抵抗選択回路 13 データ用ドライバ回路 15a,15b 4ビットカウンタ 17,23a,23b 4対16デコーダ 19 スキャン用ドライバ回路 21 上位5ビット検出回路 25 npnトランジスタ 27 抵抗 29a 第1のベース抵抗 29b 第2のベース抵抗 31a 第1のスイッチ 31b 第2のスイッチ 35 入力端子 36 出力端子 37 pnpトランジスタ 39 バイパス抵抗 124 電流制限抵抗 SE セレクト信号 RE リセット信号 CK1 クロック信号 RA〜RH、GA〜GH、BA〜BH 表示データ o1〜o32 出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−46022(JP,A) 特開 平2−267589(JP,A) 特開 平4−134486(JP,A) 特開 平1−319787(JP,A) 特開 昭62−121492(JP,A) 特開 平8−30231(JP,A) 特開 平8−328511(JP,A) 実公 昭53−31698(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/00 - 3/38 H04N 5/66 - 5/74

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスキャンラインと、該複数のスキ
    ャンラインに直交する複数のデータラインとの交差箇所
    にそれぞれLEDチップを接続することにより、該LE
    Dチップをマトリクス状に配置した表示部と、 取り込まれた表示データのビットデータに応じて前記L
    EDチップの点灯時間を数段階に階調制御する階調制御
    回路と、 複数ビットからなる表示データを取り込むデータ入力制
    御回路と、前記表示データ中の上位数ビットが全て0か否かを検出
    するリニアリティ調整回路、及び第1のベース抵抗と該
    第1のベース抵抗より抵抗値の大きい第2のベース抵抗
    とを有し、前記リニアリティ調整回路によって前記上位
    数ビットのいずれかが1であると検出された場合は前記
    第1のベース抵抗を選択し、前記上位数ビットが全て0
    であると検出された場合は前記第2のベース抵抗を選択
    するベース抵抗選択回路とを備え、 前記表示データに応
    じて、電流値の異なる2種類のベース電流を生成するベ
    ース電流制御回路と、 前記2種類のベース電流で駆動されるトランジスタを含
    み、前記2種類のベース電流に対応した2種類のコレク
    タ電流のいずれかを、階調制御されたそれぞれの点灯時
    間内に出力し、前記LEDチップを駆動するデータ用ド
    ライバ回路と、 該データ用ドライバ回路による前記複数のデータライン
    の駆動に合わせて、前記複数のスキャンラインを順次ス
    キャンするスキャン回路とを備えたことを特徴とする階
    調制御型LED表示器。
  2. 【請求項2】 前記表示データは8ビットからなるデー
    タであり、前記リニアリティ調整回路は、8ビットから
    なる表示データの上位5ビットを検出することを特徴と
    する請求項1に記載の階調制御型LED表示器。
  3. 【請求項3】 前記表示データは、複数ビット(N≧
    7)からなるデータであり、前記リニアリティ調整回路
    は、該複数ビットの表示データのうちの最下位ビットか
    ら数えて4ビット以上のビットを検出することを特徴と
    する請求項1又は2記載の階調制御型LED表示器。
  4. 【請求項4】 前記リニアリティ調整回路は前記上位ビ
    ットを検出する上位ビット検出回路と、該上位ビット検
    出回路の検出結果信号を前記マトリクスのデータライン
    の本数分の信号に変換するデコーダから構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の階調制御型LE
    D表示器。
  5. 【請求項5】 前記ベース抵抗選択回路は、 ベース端子を前記階調制御回路に電気的に結合し、 エミッタ端子を接地レベルに接続し、 コレクタ端子に、前記第1のベース抵抗と第1のスイッ
    チとからなる第1の直列回路と、前記第2のベース抵抗
    と第2のスイッチとからなる第2の直列回路との並列回
    路を接続した npnトランジスタを更に有することを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか1項に記載の階調制御型LED表示
    器。
  6. 【請求項6】 複数のスキャンラインと、該複数のスキ
    ャンラインに直交する複数のデータラインとの交差箇所
    にそれぞれLEDチップを接続することにより、マトリ
    クス状に配置された前記LEDチップのそれぞれを所定
    の点灯時間と点灯電流で点灯するための表示データのう
    ちの上位数ビットがすべて0であるか否かを検出するス
    テップと、前記上位数ビットのいずれかが1であると検出された場
    合は第1のベース抵抗を選択し、前記上位数ビットが全
    て0であると検出された場合は前記第1のベース抵抗よ
    り抵抗値の大きい第2のベース抵抗を選択することによ
    り、電流値の 異なる2種類のベース電流を生成するステ
    ップと、 該2種類のベース電流で前記データラインを駆動するた
    めのデータ用ドライバ回路中のトランジスタを駆動し、
    前記2種類のベース電流に対応した2種類のコレクタ電
    流を前記点灯電流とし、前記点灯電流のいずれかを、
    調制御されたそれぞれの点灯時間内に出力するステップ
    と、 該データラインの駆動に合わせて、前記複数のスキャン
    ラインを順次スキャンするステップを含むことを特徴と
    する階調制御型LED表示器の制御方法。
  7. 【請求項7】 前記表示データは、複数ビット(N≧
    7)からなるデータであり、前記リニアリティ調整回路
    は、該複数ビットの表示データのうちの最下位ビットか
    ら数えて4ビット以上のビットを検出することを特徴と
    する請求項記載の階調制御型LED表示器の制御方
    法。
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