JP3442625B2 - 近接目標検出装置及びこの装置を搭載した誘導飛翔体 - Google Patents

近接目標検出装置及びこの装置を搭載した誘導飛翔体

Info

Publication number
JP3442625B2
JP3442625B2 JP25884797A JP25884797A JP3442625B2 JP 3442625 B2 JP3442625 B2 JP 3442625B2 JP 25884797 A JP25884797 A JP 25884797A JP 25884797 A JP25884797 A JP 25884797A JP 3442625 B2 JP3442625 B2 JP 3442625B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
transmission
signal
antenna
transmitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25884797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1194940A (ja
Inventor
邦夫 鵜澤
智 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP25884797A priority Critical patent/JP3442625B2/ja
Publication of JPH1194940A publication Critical patent/JPH1194940A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3442625B2 publication Critical patent/JP3442625B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばミサイル
等の誘導飛翔体に搭載され、飛翔体本体が追随中の目標
に接近したことを検出する近接目標検出装置、及びその
近接目標検出装置を搭載し、近接した目標の検出信号に
よって信管を起動させ、搭載した弾頭を爆発させる誘導
飛翔体の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、従来のミサイル等の誘導飛翔体
システムは、図6に示すように、目標1の方向に向け飛
翔する飛翔体本体2により構成される。
【0003】飛翔体本体2には、これを目標1方向に向
け飛翔させる推進部2aとともに、パルスレーダ波を送
受信する送受信アンテナ2bと、この送受信アンテナ2
bに接続され、送信部及び操舵装置を有する誘導部2c
と、目標1の接近を捕らえ起爆信号を生成する近接信管
2d、及びその起爆信号に起動される弾頭部2e等が搭
載されている。
【0004】そこで、飛翔体本体2の送受信アンテナ2
bは、誘導部2cからの送信電波を目標1に対し送信
し、目標1の反射電波を受信し、その受信信号は誘導部
2cに供給される。
【0005】飛翔体本体2が推進部2aの推力により目
標1方向に向け飛翔を開始した後は、誘導部2cは、送
受信アンテナ2bでの受信信号を導入し、その受信信号
に基づいて目標1位置を捕らえ、目標1を追尾しつつ目
標1との会合点に向け飛翔すべく誘導信号を生成し、誘
導部2cの操舵装置に供給制御するよう構成されてい
る。
【0006】また、飛翔体本体2が、推進部2aの推力
と誘導部2dの操舵装置の操作により目標1に接近した
とき、近接信管2dの形成したビームによる目標1の検
出信号から起爆信号を生成し、その起爆信号を弾頭部2
eに供給して、弾頭部2eの爆弾を爆発させるよう構成
された。
【0007】なお、近接信管2dでの目標検出用ビーム
の形成には、光波あるいは電波が使用され、近接信管2
dはその光波ビームあるいは電波ビームにより、接近す
る目標1からの反射ドプラ信号を検出し起爆信号を生成
するが、その検出レベルの識別から効果的に爆発させる
ための最適なタイミングを求めていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
ミサイル等の誘導飛翔体システムでは、飛翔体本体には
その目標追尾のための誘導部における送受信系と、これ
とは別に近接目標検出のための近接信管における送受信
系との2つの送受信系を別個に備えたから、構成は大と
なり、小形軽量化を阻害する要因となっていた。
【0009】特に近年は、追尾機能向上のために一層の
小形軽量化と、システムとしての運用や装備の効率化等
の要請から、構成の簡易化等が要望されていた。
【0010】そこでこの発明は、上記の事情に鑑みてな
されたもので、簡易な構成で、しかもより小形軽量化を
実現し得る近接目標検出装置及びこの装置を搭載した誘
導飛翔体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による近接目標検
出装置は、飛翔体本体に搭載され、供給された送信電波
を空間に放射するとともに、その目標からの反射電波を
受信する送受信アンテナと、この送受信アンテナで受信
された目標からの反射電波に基づいて、飛翔体本体を目
標に向け追尾させる誘導手段と、前記送受信アンテナで
受信された目標からの反射電波に基づいて、前記飛翔体
本体が目標に接近したことを判定する近接目標検出手段
、この近接目標検出手段において飛翔体本体が目標に
接近したことを判定するときはFM−CW信号を送信電
波として前記送受信アンテナに供給し、前記誘導手段に
おいて飛翔体本体を目標に向け追尾させるときはパルス
信号を送信電波として前記送受信アンテナに供給する送
信部とを具備することを特徴とする。
【0012】このように、本発明の近接目標検出装置
は、飛翔体本体に目標追尾用の送受信アンテナを備え、
送信部が、近接目標検出手段において飛翔体本体が目標
に接近したことを判定するときはFM−CW信号を、ま
た誘導手段において飛翔体本体を目標に向け追尾させる
ときはパルス信号を送受信アンテナに供給するので、従
来のように近接信管用ビーム形成によるアンテナ及び受
信部を別途設けることなく構成でき、小形軽量化とシス
テムとしての簡易化が可能となると同時に、相対距離及
び相対速度の情報から目標の接近状態及び会合点を予測
計算することができる。
【0013】また、本発明による誘導飛翔体は、飛翔体
本体に搭載され、供給された送信電波を空間に放射する
とともに、その目標からの反射電波を受信する送受信ア
ンテナと、この送受信アンテナで受信された目標からの
反射電波に基づいて、飛翔体本体を目標に向け追尾させ
る誘導手段と、前記送受信アンテナで受信された目標か
らの反射電波に基づいて、前記飛翔体本体が目標に接近
したことを判定して起爆信号を生成する近接目標検出手
段と、この近接目標検出手段で生成された起爆信号に基
づいて爆発する弾頭部と、前記近接目標検出手段におい
て飛翔体本体が目標に接近したことを判定するときはF
M−CW信号を送信電波として前記送受信アンテナに供
給し、前記誘導手段において飛翔体本体を目標に向け追
尾させるときはパルス信号を送信電波として前記送受信
アンテナに供給する送信部とを具備することを特徴とす
る。
【0014】このように、本発明の誘導飛翔体は、飛翔
体本体に送受信アンテナを備え、この送受信アンテナで
受信された目標反射電波を基に目標を追尾し、併せて弾
頭部に供給する起爆信号をも生成するとともに、送信部
が近接目標検出手段において飛翔体本体が目標に接近し
たことを判定するときはFM−CW信号を、また誘導手
段において飛翔体本体を目標に向け追尾させるときはパ
ルス信号を送受信アンテナに供給するので、従来必要と
した近接信管固有の送受信アンテナ及びこれに接続され
た送受信信号処理系の大部分が兼用可能となり、システ
ム構成の簡易化と、誘導飛翔体の小形化が実現可能とな
と同時に、相対距離及び相対速度の情報から目標の接
近状態及び会合点を予測計算することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明による近接目標検
出装置及びこの装置を搭載した誘導飛翔体の一実施の形
態を図1ないし図5を参照して詳細に説明する。なお、
図6に示した従来の誘導飛翔体と同一構成には同一符号
を付し、詳細な説明は省略する。
【0016】すなわち、図1はこの発明による近接目標
検出装置を搭載した誘導飛翔体の一実施の形態を示す構
成図で、従来と同様に、飛翔体本体2が推進部2aの推
力により目標方向に向け飛翔を開始すると、誘導部21
からのパルスレーダ波による送信電波が送受信アンテナ
22を介して、目標1に向け放射される。
【0017】図2は、誘導部21及び送受信アンテナ2
2の詳細回路を示したもので、誘導部21は、受信器2
11、送受信用の信号処理器212、送信用の励振器2
13及び操舵装置214等で構成され、誘導部21は送
受信機能を備えている。
【0018】一方、送受信アンテナ22は、アンテナ素
子群221、能動回路222及び分配・比較器223か
らなり、アンテナ素子群221は面アレー状に配置され
た複数のアンテナ素子で構成され、また能動回路222
は、各アンテナ素子に対応して接続され、それぞれ移相
器を内蔵した複数の送受信モジュールで構成され、この
能動回路222は分配・比較器223を介して、誘導部
21の受信器211並びに励振器213に接続されてい
る。
【0019】従って、送受信アンテナ22は、送受信モ
ジュールの移相器制御による任意のアンテナパターン形
成と送受信制御とにより電子走査可能なアクティブフェ
ーズドアレイアンテナが構成され、励振器213からの
送信信号を目標1方向に向け送信するとともに、目標1
からの反射電波を受信し、受信器211に供給する。
【0020】そこで、誘導部21の受信器211は、目
標1からの反射受信信号の供給を受け、第1の切替器2
15を介して信号処理器212に供給し、目標1追尾時
は信号処理器212の誘導信号処理回路212aに、ま
た近接信管作動時は近接信管回路212bへと切替え供
給するように構成されている。
【0021】目標1追尾時、誘導信号処理回路212a
は、誘導モード励振制御信号及び誘導モード送受信・位
相制御信号を生成し、誘導モード励振制御信号は第2の
切替え回路216を介して励振器213に供給され、こ
れを受けた励振部213は、誘導モード送信パルスレー
ダ信号を生成し、送受信アンテナ22の分配・比較器2
23に供給する。また、誘導信号処理回路212aで生
成された誘導モード送受信・位相制御信号は第3の切替
器217を介して、送受信アンテナ22の能動回路22
2に供給され、送受信制御するよう構成されている。
【0022】従って、目標1追尾時は、励振器213か
らの送信パルスレーダ信号は、誘導信号処理回路212
aからの誘導モード送受信・位相制御信号により、送受
信制御及び送信ビーム制御されて目標1を含む空間を走
査すべく放射され、受信された目標1反射電波は、受信
器211、第1の切替器215を介して誘導信号処理回
路212aに供給され、ここで飛翔体本体2が目標1方
向に向け飛翔するよう目標追尾出力信号を生成し操舵装
置214に供給される。
【0023】一方、近接信管作動時には、近接信管回路
212bが近接モード励振制御信号及び近接モード送受
信・位相制御信号をそれぞれ生成し、近接モード励振制
御信号は第2の切替え回路216を介して励振器213
に供給され、これを受けた励振器213は、近接モード
送信FM−CW信号を生成し、送受信アンテナ22の分
配・比較器223に供給する。また、近接信管回路21
2bで生成された近接モード送受信・位相制御信号は第
3の切替器217を介して、送受信アンテナ22の能動
回路222に供給され、送受信制御するよう構成されて
いる。
【0024】従って、近接信管作動時は、励振器213
からの送信FM−CW信号が、近接信管回路212bか
らの近接モード送受信・位相制御信号により、送受信制
御及び送信ビーム制御されて目標1方向に向け放射さ
れ、接近した目標1からの反射FM−CW信号は受信器
211、第1の切替器215を介して、近接信管回路2
12bに供給され、ここで起爆信号を生成し弾頭部2e
に供給される。
【0025】従って、この実施の形態では、送信時の送
受信アンテナ22、誘導・近接モード励振制御信号及び
誘導・励振モード送信位相制御信号を生成する信号処理
器212、及び励振器213によって送信部が構成さ
れ、受信時の送受信アンテナ22、受信器211、及び
この受信器211からの受信信号を受ける信号処理器2
12によって受信部が構成される。
【0026】そこで、飛翔体本体2が目標1を捕らえ、
かつ推進部2aの推力により追尾を行なうときには、励
振器213は目標捜索及び追尾用の一定繰り返し周期の
パルスレーダ波を生成し、送受信アンテナ22の分配・
比較器223に供給されるから、分配・比較器223は
送受信アンテナ22の開口部において、図3に示すよう
な目標捜索及び追尾用の単一ビームパターンを形成する
ように送信電力を分配供給し、能動回路222の各対応
する各送受信モジュールに供給する。
【0027】また、このとき、誘導信号処理回路212
aで生成された誘導モード送受信・位相制御信号は第3
の切替器217を介して能動回路222の送受信モジュ
ールに供給され、各送受信モジュール内の送受切替器及
び移相器を制御し、アンテナ素子群221で形成された
捜索・追尾用の単一ビームは、目標1を含む空間を走査
し、目標1位置を捕捉する。
【0028】目標1で反射された送信繰り返しパルス信
号は、送受信アンテナ22を介して信号処理器21の受
信器211で増幅及び周波数変換された後、第1の切替
器215を介して誘導信号処理回路212aに供給され
る。ここで従来と同様に、目標反射信号から得られる目
標1の方位及び距離等の情報から、誘導信号が生成され
操舵装置214に供給され、飛翔体本体2は目標1との
会合地点に向け誘導制御される。
【0029】なお、送受信アンテナ22による目標1の
追尾では、2個の一部重なり合ったアンテナパターンを
用いて角度誤差を検出するいわゆる振幅モノパルス方式
を採用して、目標1方向及び距離情報を得ても良い。
【0030】そこで、一般に、パルスレーダにより空間
を走査し、遠方の目標1を捕らえるためには、目標まで
の探知距離に見合う送信パルス電力を必要するから、相
当のパルスの時間幅及び尖頭電圧が要求される。また送
受切替えにより、送信パルス出力中は、能動回路222
以降の受信回路は遮断されているが、飛翔体本体2が目
標1に次第に接近し、目標1までの距離が短くなると、
目標1からの反射パルス信号は送信パルスの時間幅の中
に入ってしまい目標からの反射信号が得られない状態と
なる。
【0031】そこで、受信器211は、送受信アンテナ
22からの目標反射パルス信号が入力されなくなったこ
とを検知して切替信号を生成し、第1ないし第3の各切
替器215〜217を操作して誘導モードから近接モー
ドへと切替え、誘導信号処理回路212aに代え、上述
のように、近接信管回路212bからの出力信号、すな
わち近接モード励振制御信号が励振器213に、また近
接モード送受信・位相制御信号が能動回路222に供給
される。なお、受信器211の切替信号は、目標反射信
号の繰り返しレーダパルス信号の受信が途絶えたことを
検知して出力されるものであり、例えばパルス整形回路
及びCRの時定数回路との組み合わせ回路により実現で
きる。
【0032】このようにして、誘導モードから近接モー
ドへの切替え操作が行われると、励振器213は図4に
示すように三角波で周波数変換(FM)を行なったFM
−CW信号を生成し、送受信アンテナ22の分配・比較
器223に供給し、また近接モード送受信・位相制御信
号が送受信アンテナ22の能動回路222に供給され
る。
【0033】近接モード送受信・位相制御信号は、能動
回路222を制御し、平面アレイ状に配列されたアンテ
ナ素子群221を中央部とその外側周縁部とに区分し、
中央部の複数のアンテナ素子を送信用に、またその外側
のドーナツ状に配置された複数のアンテナ素子を受信用
となるよう切替え制御する。そこで中央部の送信用アン
テナは図5に点線で示すようにビーム22aを形成して
FM−CW信号を目標1方向に向け継続的に送信し、外
側の受信用アンテナは、図5に実線で示したような単一
ビーム(ペンシルビームパターン)22bを形成して送
信用のビーム22aにより形成された空間域を矢印Y方
向に示すように繰り返し高速走査するよう構成した。
【0034】つまり、近接目標検出では、面アレイ状の
アンテナ素子群221の中の外側に配列された複数のア
ンテナ素子でシャープなビームを形成して走査し、中央
部の複数のアンテナ素子によるFM−CW送信電波の目
標1からの反射電波を、繰り返し高速走査のタイミング
で受信するように構成したものである。
【0035】そこでいま、図5に示すように、受信用ア
ンテナによる高速ビーム走査により、少なくとも2方向
のFM−CW受信アンテナパターンによって得られた目
標1からの各反射受信強度(振幅)は分配・比較器22
3で相対比較され、その比較信号は誘導部21の近接信
管処理回路212bに供給される。従って、近接信管処
理回路212bは、回路内の演算器で、両受信信号の中
間方向Zに対する角度差θを算出し目標1の位置方向を
得ることができる。
【0036】近接信管では、弾頭部2eに供給される起
爆信号のタイミングが重要であり、接近による会合点の
予測を必要とするから、目標1と飛翔体本体2との間の
相対方位や距離等の位置関係のみならず、相対移動速度
情報も必要となるが、送信波をFM−CW波としたた
め、送信波と受信波の周波数を比較することで、目標1
との相対距離及び相対速度の観測が可能である。
【0037】このようにして、近接信管処理では、近接
信管処理回路212bにおける送受信制御及び受信信号
の演算処理によって、目標1との相対距離及び相対速度
の観測が可能になり、これら目標1との方向、相対距離
及び相対速度の情報から目標1の接近状況及び会合点を
予測計算することができる。この計算結果に基づいて、
近接信管処理回路212bは、目標1接近を判定して、
その最適距離に達したときのトリガとなる起爆信号を生
成し、弾頭部2eに出力するから、弾頭部2eはその起
爆信号に応動して爆弾を爆発させるものである。
【0038】なお、送信FM−CW波による送信用ビー
ムは、従来の近接信管用のビームに対応するものであ
り、既に接近した距離の短い目標1を捕らえるだけであ
るから、送受信アンテナ22からの送信電力は比較的小
さくて良い。
【0039】以上のように、この実施の形態では、飛翔
体本体2に搭載され、目標1を追随するための電波の送
受信を行う送受信アンテナ22と、この送受信アンテナ
22に対して電波を供給し、送受信アンテナ22が受信
した目標反射電波に基づいて誘導信号を生成して飛翔体
本体2を目標4に追随させる誘導部21と、送受信アン
テナ22が受信した目標反射電波に基づいて飛翔体本体
2が目標1に接近したことを判定して起爆信号を生成す
る近接信号処理回路212bと、この近接信号処理回路
212bで生成した起爆信号を弾頭部2eに供給するよ
うに構成し、切替器215〜216を設け、受信器21
1と励振器213を誘導時と近接信管作動時とで兼用す
るように構成したので、構成部品の軽減が実現し、設計
を含む製造の簡易化が可能となった。
【0040】また、上記構成によれば、送受信アンテナ
も誘導時と近接信管作動時とで兼用するので、構成の簡
略化が可能となり、小形軽量化された誘導飛翔体を実現
することができ、簡素化された誘導飛翔体を実現でき
る。
【0041】
【発明の効果】以上説明のように、この発明による近接
目標検出装置及びこの装置を搭載した誘導飛翔体は、誘
導飛翔体単独で目標追尾飛翔と近接信管機能とを有し、
かつ送受信アンテナ及び誘導部における構成の簡易化
小形軽量化とともに、相対距離及び相対速度の情報から
目標の接近状態及び会合点の予測計算が可能である
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による誘導飛翔体の一実施の形態を示す
構成図である。
【図2】図1に示した誘導飛翔体の送受信アンテナ及び
誘導部の詳細構成を示す回路図である。
【図3】図1に示した誘導飛翔体の目標追尾時のアンテ
ナパターン図である。
【図4】図1に示した誘導飛翔体の近接目標検出時の送
信信号波形図である。
【図5】図1に示した誘導飛翔体の近接目標検出時のア
ンテナパターン図である。
【図6】従来の誘導飛翔体の構成を示すシステム構成図
である。
【符号の説明】
1 目標 2 飛翔体本体 21 誘導部 211 受信器 212 信号処理器 212a 誘導信号処理回路 212b 近接信号処理回路 213 励振器 214 操舵装置 215,216,217 切替器 22 送受信アンテナ 221 アンテナ素子群 222 能動回路 223 分配・比較器 2a 推進部 2e 弾頭部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−79116(JP,A) 特開 平4−62399(JP,A) 特開 平3−221799(JP,A) 特開 平4−340100(JP,A) 特開 平2−166398(JP,A) 特開 平2−103400(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 7/00 - 7/42 G01S 13/00 - 13/95 F42C 13/04 H01Q 3/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飛翔体本体に搭載され、供給された送信
    電波を空間に放射するとともに、その目標からの反射電
    波を受信する送受信アンテナと、 この送受信アンテナで受信された目標からの反射電波に
    基づいて、飛翔体本体を目標に向け追尾させる誘導手段
    と、 前記送受信アンテナで受信された目標からの反射電波に
    基づいて、前記飛翔体本体が目標に接近したことを判定
    する近接目標検出手段と この近接目標検出手段において飛翔体本体が目標に接近
    したことを判定するときはFM−CW信号を送信電波と
    して前記送受信アンテナに供給し、前記誘導手段におい
    て飛翔体本体を目標に向け追尾させるときはパルス信号
    を送信電波として前記送受信アンテナに供給する送信部
    とを具備することを特徴とする近接目標検出装置。
  2. 【請求項2】 前記FM−CW信号は、前記送受信アン
    テナ内で区分された送信アンテナ及び受信アンテナでそ
    れぞれ送信及び受信されることを特徴とする請求項1記
    載の近接目標検出装置。
  3. 【請求項3】 飛翔体本体に搭載され、供給された送信
    電波を空間に放射するとともに、その目標からの反射電
    波を受信する送受信アンテナと、 この送受信アンテナで受信された目標からの反射電波に
    基づいて、飛翔体本体を目標に向け追尾させる誘導手段
    と、 前記送受信アンテナで受信された目標からの反射電波に
    基づいて、前記飛翔体本体が目標に接近したことを判定
    して起爆信号を生成する近接目標検出手段と、 この近接目標検出手段で生成された起爆信号に基づいて
    爆発する弾頭部と、前記近接目標検出手段において飛翔体本体が目標に接近
    したことを判定するときはFM−CW信号を送信電波と
    して前記送受信アンテナに供給し、前記誘導手段におい
    て飛翔体本体を目標に向け追尾させるときはパルス信号
    を送信電波として前記送受信アンテナに供給する送信部
    とを具備することを特徴とする誘導飛翔体
  4. 【請求項4】 前記FM−CW信号は、前記送受信アン
    テナ内で区分された送信アンテナ及び受信アンテナでそ
    れぞれ送信及び受信されることを特徴とする請求項3記
    載の誘導飛翔体
JP25884797A 1997-09-24 1997-09-24 近接目標検出装置及びこの装置を搭載した誘導飛翔体 Expired - Fee Related JP3442625B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25884797A JP3442625B2 (ja) 1997-09-24 1997-09-24 近接目標検出装置及びこの装置を搭載した誘導飛翔体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25884797A JP3442625B2 (ja) 1997-09-24 1997-09-24 近接目標検出装置及びこの装置を搭載した誘導飛翔体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1194940A JPH1194940A (ja) 1999-04-09
JP3442625B2 true JP3442625B2 (ja) 2003-09-02

Family

ID=17325867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25884797A Expired - Fee Related JP3442625B2 (ja) 1997-09-24 1997-09-24 近接目標検出装置及びこの装置を搭載した誘導飛翔体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3442625B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1194940A (ja) 1999-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5131602A (en) Apparatus and method for remote guidance of cannon-launched projectiles
US5917442A (en) Missile guidance system
US20030117309A1 (en) Radar device for object self-protection
US20050168375A1 (en) Multiple-antenna jamming system
CA2009965C (en) Data link using electronically steerable beam
JP3442624B2 (ja) 近接目標検出装置を搭載した誘導飛翔体
JP3442625B2 (ja) 近接目標検出装置及びこの装置を搭載した誘導飛翔体
US5831571A (en) Radar
KR101790123B1 (ko) 비행체 요격용 반능동 유도 비행체
KR101790124B1 (ko) 반능동 비행체 요격 시스템 및 방법
JP2013185956A (ja) 誘導飛しょう体及び近接目標検出装置
JP2514939B2 (ja) 電波妨害器
JP2738468B2 (ja) 近接信管制御装置
JPH07333329A (ja) ミサイル誘導レーダ装置
JPS6254186A (ja) Arm誤誘導装置
JPH02103400A (ja) 飛しょう体
JP3004494B2 (ja) 電波反射型レーダ擬似装置
JPS58118974A (ja) レ−ダ装置
JPH0875843A (ja) 妨害電波指向装置
JP3121218B2 (ja) 走査型電波信管
JPH10206095A (ja) 誘導飛しょう体
JPH0240193B2 (ja) Reedaayodekoisochi
JPH0794960B2 (ja) 制御装置
JP3231078B2 (ja) 近接信管制御装置
JPH0718677B2 (ja) 近接信管装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090620

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100620

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110620

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120620

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130620

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees