JP3442355B2 - 浸漬型膜分離装置のメンテナンスサービスシステム - Google Patents

浸漬型膜分離装置のメンテナンスサービスシステム

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JP3442355B2
JP3442355B2 JP2000253220A JP2000253220A JP3442355B2 JP 3442355 B2 JP3442355 B2 JP 3442355B2 JP 2000253220 A JP2000253220 A JP 2000253220A JP 2000253220 A JP2000253220 A JP 2000253220A JP 3442355 B2 JP3442355 B2 JP 3442355B2
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    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Activated Sludge Processes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、浸漬型膜分離装置
のメンテナンスサービスシステムに関し、有機平膜の膜
カートリッジを膜分離活性汚泥法に使用する技術に係る
ものである。 【0002】 【従来の技術】従来、図8に示す重力分離式活性汚泥法
では、原水1を活性汚泥槽2に導き、原水中の有機性分
を活性汚泥(各種微生物の集合体)によって生物学的に
処理し、その後に活性汚泥を伴った活性汚泥槽2の槽内
混合液を沈殿槽3へ導いて重力分離し、沈降した活性汚
泥の一部を活性汚泥槽2へ返送するとともに、余剰汚泥
を系外へ排出している。 【0003】この重力分離式活性汚泥法では、活性汚泥
の性状によっては処理水と活性汚泥とを重力分離できな
くなるバルキングという現象が発生し、施設管理者を困
らせている。バルキングが発生すると回復に数ヶ月を要
することがあり、バルキングが酷い場合には活性汚泥が
処理水と一緒に槽外へ流出し、処理水質の悪化を招いて
いた。 【0004】この重力分離式活性汚泥法における管理指
標としては、活性汚泥の沈降性を計るSV値があった。
これは槽内混合液を30分間静置して汚泥界面がどのく
らい沈降するかを計るものであった。しかし、SV値は
現地で手動で測定するために測定値には測定者の主観が
入ることになり、またSV値を毎日測定しても活性汚泥
の性状をコントロールすることはできなかった。 【0005】これに対して膜分離活性汚泥法では、処理
水と活性汚泥の固液分離を浸漬型膜分離装置で行なうの
で、活性汚泥の濃度や性状に係わらず安定した固液分離
が可能で処理水質も膜ユニットが正常であれば非常に良
好である。 【0006】この膜分離活性汚泥法では、浸漬型膜分離
装置を活性汚泥槽の中に浸漬し、浸漬型膜分離装置の各
膜カートリッジを通して活性汚泥混合液の中から処理水
だけを取り出している。浸漬型膜分離装置では、膜カー
トリッジ間の流路が活性汚泥で閉塞したり、流路に夾雑
物が詰まったり、あるいは膜カートリッジの膜面が硬い
夾雑物で破損したりする事故が発生することが多いの
で、各膜カートリッジの一枚一枚を個別に点検して交換
できる構造とするために、複数の膜カートリッジを膜ケ
ース内に個々に着脱自在に挿入して膜モジュールを形成
している。 【0007】この構造によれば、破損した膜カートリッ
ジだけを交換すれば浸漬型膜分離装置の機能を回復する
ことができ、メンテナンス費用が節減できる。また、汚
泥閉塞などのトラブルでは膜カートリッジを引き上げ、
現地で洗浄すれば直ぐに通常運転に復帰できる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】しかし、膜分離活性汚
泥法は、浸漬型膜分離装置に異常が起きると処理水が出
なくなり、流入原水を処理できなくなる最悪の事態とな
る問題がある。このため、浸漬型膜分離装置の運転状況
だでなく、活性汚泥の性状も把握することが重要とな
る。 【0009】また、膜カートリッジの寿命はほぼ3年目
から7年目の間で正規分布しており、平均寿命は約5年
である。このため、3年目から7年目にかけてはいつ交
換時機が発生するか分からず、破損した膜カートリッジ
を個々に一枚ずつ交換すると五月雨式に交換時機が発生
して頻度の増加によってメンテナンスが煩雑になる問題
があった。 【0010】ところで、膜カートリッジは寿命が尽きる
まえに補強を施せば再生膜カートリッジとして再使用可
能である。したがって、膜モジュールの一部の膜カート
リッジに異常が発生した段階で異常な膜カートリッジを
廃棄し、その他の膜カートリッジを再生すれば多くの膜
カートリッジを最長寿命まで使用することができる。 【0011】しかし、膜カートリッジを各施設毎に専有
のものとすると、再生のために持ち帰った膜カートリッ
ジを再生処理後に、再び元の施設に搬送して搬入する必
要があり、各施設で膜カートリッジを保管する必要があ
るので、ランニングコストが高くなる問題があった。 【0012】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、浸漬型膜分離装置の運転状況および活性汚泥の性状
を的確に把握して適時に、低コストでメンテナンスする
ことができる浸漬型膜分離装置のメンテナンスサービス
システムを提供することを目的とする。 【0013】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の浸漬型膜分離装置のメンテナンスサービス
システムは、鉛直方向に配置する複数枚の平板状膜カー
トリッジをケース内に適当間隙を開けて平行に配列して
膜モジュールを形成し、膜モジュールを活性汚泥槽内に
浸漬し、膜モジュールの下方に散気装置を配置し、各膜
カートリッジの透過液流路に連通して処理水取出系を設
けた浸漬型膜分離装置のメンテナンスサービスシステム
であって、メンテナンスサービス契約を結んだ顧客の浸
漬型膜分離装置に、膜カートリッジの膜面に作用する駆
動圧力を測定する圧力測定手段と、処理水取出系を流れ
る透過水量を測定する透過水量測定手段と、各測定手段
で継続測定した駆動圧力と透過水量との測定データを時
系列で記憶するメモリー回路およびメモリー回路に記憶
した測定データを外部へ出力する通信回路を備えた監視
手段とを設け、予め経験則として駆動圧力および透過水
量と浸漬型膜分離装置の運転状況および活性汚泥の性状
との相関データを求め、この相関データを中央膜監視セ
ンターのコンピュータに格納し、各顧客の浸漬型膜分離
装置の監視手段を遠隔地に設置する中央膜監視センター
のコンピュータにより通信回線を介して遠隔操作し、監
視手段のメモリー回路に貯えた測定データを中央膜監視
センターのコンピュータに収集し、収集した駆動圧力お
よび透過水量の変動傾向を指標として相関データに基づ
いて浸漬型膜分離装置の運転状況および活性汚泥の性状
を判断するとともに、この判断結果に基づいて膜カート
リッジの交換の要否を決定し、判断結果および決定を現
地維持管理業者に通信回線を通して指示するとともに、
交換用の膜カートリッジの配送を部材センターに通信回
線を通して指示し、膜カートリッジの使用年数が予め経
験則として求めた平均寿命を満了している時には膜モジ
ュールに装着した全ての膜カートリッジを一度に取り替
えるのに必要な数量の新品膜カートリッジをメンテナン
スサービス契約に係る提供品として配送し、膜カートリ
ッジの使用年数が予め経験則として求めた平均寿命に満
たない時には膜モジュールに装着した全ての膜カートリ
ッジを一度に取り替えるのに必要な再生膜カートリッジ
をメンテナンスサービス契約に係る提供品として配送
し、回収した膜カートリッジを再生して再生膜カートリ
ッジとして部材センターで一括して保管するものであ
る。 【0014】上記した構成において、通常の運転では、
散気装置から噴出する空気のエアリフト作用によって発
生する上向流が、空気、活性汚泥、処理水の気固液混合
流となって槽内を循環し、各膜カートリッジの間の流路
に槽内混合液をクロスフローで供給する。また、上向流
は膜カートリッジの膜面に掃流として作用し、膜面に汚
泥が付着することを抑制する。 【0015】この状態で槽内混合液を各膜カートリッジ
を通してろ過し、ろ過液を処理水取出系を通して槽外へ
取出す。膜カートリッジのろ過操作は槽内の水頭圧を駆
動圧力とする重力ろ過方式もしくは処理水取出系に設け
た吸引ポンプの吸引圧を駆動圧力とする吸引ろ過方式で
行なう。 【0016】この駆動圧力および透過水量を継続測定し
て得られる測定値の変動傾向は浸漬型膜分離装置の運転
状況および活性汚泥の性状と相関を有している。例え
ば、継続した運転を行なう3ヶ月〜6ヶ月の全運転期間
を通じて、浸漬型膜分離装置の運転状況が良好で膜カー
トリッジの損傷や膜カートリッジ間の流路の目詰まり等
が生じず、活性汚泥の性状が健全でバルキング等が発生
しない場合には、全運転期間を通して透過水量は安定し
た値を維持し、計画透過水量を得るのに必要な駆動圧力
は運転期間の末期において徐々に上昇傾向を示す。 【0017】この場合には、浸漬型膜分離装置は膜カー
トリッジを薬液洗浄することによって機能を回復する。
また、機械的な異常原因を有する時には、運転開始後の
1日〜数日で駆動圧力が上昇傾向を示し、駆動圧力を上
限値に制御しても計画透過水量を得ることができない。 【0018】この場合には、散気装置の異常によって膜
カートリッジの膜面に十分な掃流が作用せず、膜面に付
着する汚泥によって膜カートリッジの間の流路が閉塞し
ているので、膜カートリッジを引き上げて洗浄するとと
もに、散気装置の異常を解消する。 【0019】また、活性汚泥の性状がバルキング等によ
って異常となった場合には、運転開始後の1日〜数日で
計画透過水量を得るのに必要な駆動圧力が上昇傾向を示
すとともに、透過水量が減少傾向を示し、薬液洗浄を行
なっても駆動圧力が再び1日〜数日で上昇傾向を示し、
透過水量が減少傾向を示す。 【0020】この場合には、種汚泥の投入、槽内汚泥の
入れ替え、シーディング剤の投入等によってバルキング
を解消して汚泥性状を正常化する。また、膜カートリッ
ジが寿命となった場合には、運転開始後の数週間から2
ヶ月で計画透過水量を得るのに必要な駆動圧力が上昇傾
向を示し、薬液洗浄しても透過水量が初期設定値に回復
しづらく、薬液洗浄を行なう間隔が短くなり、全体とし
ての透過水量も低下する。この場合には、膜カートリッ
ジを交換する。 【0021】したがって、予め経験則として求めた上述
の相関データを中央膜監視センターのコンピュータに格
納し、運転時における駆動圧力および透過水量の変動傾
向を指標として相関データを参照することにより、遠隔
地の中央膜監視センターにおいて各地に配置した浸漬型
膜分離装置の運転状況および活性汚泥の性状を判断する
こと、および判断結果に基づいて膜カートリッジの交換
の要否を決定することが可能となり、修復、洗浄作業等
のメンテナンスを適時に迅速に指示することができると
ともに、浸漬型膜分離装置に異常が起きることで流入原
水を処理できなくなる最悪の事態を回避でき、メンテナ
ンス用の部材の配送指示を自動的に行なうことができ
る。 【0022】しかも、膜カートリッジは顧客の各施設毎
の専有物ではなく、メンテナンスサービス契約に係る提
供品であるので、従来のように再生のために持ち帰った
膜カートリッジを再生処理後に再び元の施設に搬送して
搬入する手間が不要となり、回収した膜カートリッジは
再生後に再生膜カートリッジとして部材センターに一括
して保管し、新品膜カートリッジおよび再生膜カートリ
ッジをメンテナンスサービス契約に係る提供品として配
送することにより、各施設で膜カートリッジを保管する
手間がなくなり、全体として過剰な膜カートリッジを保
持する必要がなく、浸漬型膜分離装置の維持管理を浸漬
型膜分離装置の運転状況および活性汚泥の性状を的確に
把握して適時に低コストで行なうことができる。 【0023】また、膜カートリッジの交換の時機を適切
に決定したうえで、全ての膜カートリッジを一度に交換
することで、膜カートリッジの寿命のばらつきによるメ
ンテナンスの煩雑化を無くし、浸漬型膜分離装置を簡単
にメンテナンスすることができ、平均寿命に満たない膜
カートリッジを再生して使用することで膜カートリッジ
を最長寿命まで使用することが可能になる。 【0024】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図7において、活性汚泥槽
20には複数の膜分離装置21を浸漬している。図2に
示すように、各膜分離装置21は複数枚の平板状膜カー
トリッジ22と、その下方より膜面洗浄気体を噴出する
散気装置23とをケース24の内部に配置して膜ユニッ
ト25を構成している。ケース24は膜ケース26と散
気ケース27とに分割形成し、膜ケース26に複数枚の
平板状膜カートリッジ22を個々別々に着脱自在に装着
して膜モジュール28を構成し、散気装置23より噴出
する膜面洗浄気体の全量が膜ケース26内に入り込むよ
うに形成している。 【0025】膜カートリッジ22は、ABS樹脂製のろ
板29の両表面にろ過膜30を配置し、ろ過膜30をそ
の周縁部の止水部においてろ板に超音波溶着(溶接)に
よって融着したものである。ろ板29とろ過膜30との
間、およびろ板29の内部には透過液流路を形成し、透
過液流路に連通する透過液取出口31をろ板29の上端
縁に形成している。 【0026】各膜カートリッジ22は、透過液取出口3
1に接続したチューブ32aを介して集水管32に連通
しており、膜透過液を導出する処理水取出系33を集水
管32に接続している。また、各散気装置23に接続し
てブロワー34を設けている。処理水取出系33には、
膜カートリッジ22の膜面に作用する駆動圧力を測定す
る圧力測定手段としての圧力計35と、駆動圧力(負
圧)を与える吸引ポンプ36と、処理水取出系33を流
れる処理水の水量を測定する透過水量測定手段としての
流量計37と、濁度計38とを介装しており、圧力計3
5と流量計37と濁度計38に接続して監視ユニット3
9を設けている。 【0027】本実施の形態では膜カートリッジ22のろ
過操作を吸引ポンプ36による吸引圧を利用して行なう
が、槽内の水頭圧を駆動圧力とする重力ろ過方式でろ過
することも可能である。この場合には、膜カートリッジ
22の膜面に作用する駆動圧力を測定する圧力測定手段
として槽内の水位を測定する水位計を用いる。 【0028】監視ユニット39は継続測定した駆動圧力
と透過水量との測定データを時系列で記憶するメモリー
回路およびメモリー回路に記憶した測定データを外部へ
出力する通信回路を備えている。 【0029】図3に示すように、中央膜監視センター4
0のコンピュータ(図示省略)には相関データを格納し
ており、この相関データは予め経験則として駆動圧力お
よび透過水量と浸漬型膜分離装置の運転状況および活性
汚泥の性状との相関を求めたものである。 【0030】この相関データは図4に示すようなもので
ある。例えば、継続した運転を行なう3ヶ月〜6ヶ月の
全運転期間を通じて、浸漬型膜分離装置21の運転状況
が良好で膜カートリッジ22の損傷や膜カートリッジ2
2の間の流路の目詰まり等が生じず、活性汚泥の性状が
健全でバルキング等が発生しない場合には、全運転期間
を通して透過水量は安定した値を維持し、計画透過水量
を得るのに必要な駆動圧力は運転期間の末期において徐
々に上昇傾向を示す。 【0031】この場合には、浸漬型膜分離装置21は膜
カートリッジ22を薬液洗浄することによって機能を回
復する。また、機械的な異常原因を有する時には、運転
開始後の1日〜数日で駆動圧力が上昇傾向を示し、駆動
圧力を上限値に制御しても計画透過水量を得ることがで
きない。 【0032】この場合には、散気装置23の異常によっ
て膜カートリッジ22の膜面に十分な掃流が作用せず、
膜面に付着する汚泥によって膜カートリッジ22の間の
流路が閉塞しているので、膜カートリッジ22を引き上
げて洗浄するとともに、散気装置23の異常を解消す
る。 【0033】また、活性汚泥の性状がバルキング等によ
って異常となった場合には、運転開始後の1日〜数日で
計画透過水量を得るのに必要な駆動圧力が上昇傾向を示
すとともに、透過水量が減少傾向を示し、薬液洗浄を行
なっても駆動圧力が再び1日〜数日で上昇傾向を示し、
透過水量が減少傾向を示す。 【0034】この場合には、種汚泥の投入、槽内汚泥の
入れ替え、シーディング剤の投入等によってバルキング
を解消して汚泥性状を正常化する。また、膜カートリッ
ジ22が寿命となった場合には、運転開始後の数週間か
ら2ヶ月で計画透過水量を得るのに必要な駆動圧力が上
昇傾向を示し、薬液洗浄しても透過水量が初期設定値に
回復しづらく、薬液洗浄を行なう間隔が短くなり、全体
としての透過水量も低下する。この場合には、膜カート
リッジ22を交換する。また、槽内の水頭圧を駆動圧力
とする重力ろ過方式でろ過する場合には、図5に示すよ
うな相関データを予め求める。 【0035】図3に示すように、中央膜監視センター4
0のコンピュータは、部材センター41のコンピュータ
(図示省略)および現地の維持管理業者42のコンピュ
ータ(図示省略)に通信回線を介して接続しており、デ
ータ通信の形態は直通的なもの以外にインターネット形
式でも行なえる。 【0036】ところで、膜カートリッジ22の寿命は、
図6に示すように、ほぼ3年目から7年目の間で正規分
布しており、平均寿命は約5年であるが、3年目から7
年目にかけてはいつ交換時機が発生するか分からない。
しかし、平均寿命を満たすまえに膜カートリッジ22を
補修して再生することにより、多くの膜カートリッジ2
2を最長寿命(7年)まで使用することが可能になる。 【0037】このため、図7に示すように、交換によっ
て回収した回収膜カートリッジ43は部材センター41
を兼ねる再生膜工場44へ搬入し、選別工程45におい
て廃棄膜カートリッジ46と再生するものとに選別す
る。次に洗浄工程47でまず水洗によって汚泥等の汚れ
を落とし、その後に次亜塩素酸ソーダや蓚酸の溶液で薬
液洗浄する。そして、補修工程48において洗浄後の回
収膜カートリッジ43の溶着部をポリウレタンボンドな
どを塗布して補強することにより再生膜カートリッジ4
9となし、その後に親水化剤を塗布して乾燥させ、部材
センター41に一括して保管する。 【0038】以下、上記した構成における作用を説明す
る。メンテナンスサービス契約を結んだ顧客の浸漬型膜
分離装置21に、圧力計35、流量計37、監視ユニッ
ト39を設ける。 【0039】通常の運転では、ブロワー34から供給す
る空気が散気装置23から噴出し、空気のエアリフト作
用によって発生する上向流が空気、活性汚泥、処理水の
気固液混合流となって槽内を循環し、各膜カートリッジ
22の間の流路に槽内混合液をクロスフローで供給す
る。 【0040】また、散気装置23より噴出する曝気空気
の気泡およびそれにより生起される上昇流が、相互に隣
接する膜カートリッジ22の間の狭い流路(5〜10m
mの幅)を流れることによって、膜カートリッジ22の
膜面を洗浄し、分離機能の低下を抑制して膜分離装置2
1が機能不全に至ることを防止する。 【0041】この状態で吸引ポンプ36で与える負圧を
駆動圧力として槽内混合液を各膜カートリッジ22を通
してろ過し、ろ過液を処理水取出系33を通して槽外へ
取出す。 【0042】運転時には駆動圧力、透過水量をそれぞれ
圧力計35、流量計37によって継続測定し、測定した
データを監視ユニット39に記憶する。遠隔地に設置す
る中央膜監視センター40のコンピュータは、各地に配
置した顧客の浸漬型膜分離装置21の監視ユニット39
を通信回線を介して遠隔操作し、監視ユニット39のメ
モリー回路に貯えた測定データを収集する。 【0043】中央膜監視センター40のコンピュータ
は、各監視ユニット39から収集した測定データに基づ
いて駆動圧力と透過水量の変動傾向を求め、この変動傾
向を指標として予め求めた相関データに照らして浸漬型
膜分離装置21の運転状況および活性汚泥の性状を判断
し、この判断結果に基づいて膜カートリッジ22の交換
の要否を決定する。この判断結果および決定を現地維持
管理業者42に通信回線を通して指示するとともに、交
換用の膜カートリッジ22の配送を部材センター41に
通信回線を通して指示する。 【0044】この際、膜カートリッジ22の使用年数が
予め経験則として求めた平均寿命を満了している時には
膜モジュール28に装着した全ての膜カートリッジ22
を一度に取り替えるのに必要な数量の新品膜カートリッ
ジ22をメンテナンスサービス契約に係る提供品として
配送し、膜カートリッジ22の使用年数が予め経験則と
して求めた平均寿命に満たない時には膜モジュール28
に装着した全ての膜カートリッジ22を一度に取り替え
るのに必要な再生膜カートリッジ49をメンテナンスサ
ービス契約に係る提供品として配送する。回収した膜カ
ートリッジ22は再生膜工場44に搬送し、再生して再
生膜カートリッジ49として部材センター41で一括し
て保管する。 【0045】したがって、遠隔地の中央膜監視センター
40において各地に配置した顧客の浸漬型膜分離装置2
1の運転状況および活性汚泥の性状を判断すること、お
よび判断結果に基づいて膜カートリッジの交換の要否を
決定することが可能となり、修復、洗浄作業等のメンテ
ナンスを適時に迅速に指示することができるとともに、
浸漬型膜分離装置21に異常が起きることで流入原水を
処理できなくなる最悪の事態を回避でき、メンテナンス
用の部材の配送指示を自動的に行なうことができる。 【0046】膜カートリッジ22の交換の時機を適切に
決定したうえで、全ての膜カートリッジ22を一度に交
換することで、膜カートリッジ22の寿命のばらつきに
よるメンテナンスの煩雑化を無くし、浸漬型膜分離装置
21を簡単にメンテナンスすることができる。平均寿命
に満たない膜カートリッジ22を再生して使用すること
で膜カートリッジ22を最長寿命まで使用することが可
能になる。 【0047】しかも、膜カートリッジ22は顧客の各施
設毎の専有物ではなく、メンテナンスサービス契約に係
る提供品であるので、従来のように再生のために持ち帰
った膜カートリッジ22を再生処理後に再び元の施設に
搬送して搬入する手間が不要となり、回収した膜カート
リッジ22は再生後に再生膜カートリッジ49として部
材センター41に一括して保管し、新品膜カートリッジ
22および再生膜カートリッジ49をメンテナンスサー
ビス契約に係る提供品として配送することにより、各施
設で膜カートリッジ22を保管する手間がなくなり、全
体として過剰な膜カートリッジ22を保持する必要がな
く、浸漬型膜分離装置21の維持管理を浸漬型膜分離装
置21の運転状況および活性汚泥の性状を的確に把握し
て適時に低コストで行なうことができる。 【0048】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、予め経験
則として求めた相関データを中央膜監視センターのコン
ピュータに格納し、運転時における駆動圧力および透過
水量の変動傾向を指標として相関データを参照すること
により、遠隔地の中央膜監視センターにおいて各地に配
置した浸漬型膜分離装置の運転状況および活性汚泥の性
状を判断すること、および判断結果に基づいて膜カート
リッジの交換の要否を決定することが可能となり、修
復、洗浄作業等のメンテナンスを適時に迅速に指示する
ことができるとともに、浸漬型膜分離装置に異常が起き
ることで流入原水を処理できなくなる最悪の事態を回避
でき、メンテナンス用の部材の配送指示を自動的に行な
うことができる。 【0049】しかも、膜カートリッジは顧客の各施設毎
の専有物ではなく、メンテナンスサービス契約に係る提
供品であるので、従来のように再生のために持ち帰った
膜カートリッジを再生処理後に再び元の施設に搬送して
搬入する手間が不要となり、回収した膜カートリッジは
再生後に再生膜カートリッジとして部材センターに一括
して保管し、新品膜カートリッジおよび再生膜カートリ
ッジをメンテナンスサービス契約に係る提供品として配
送することにより、各施設で膜カートリッジを保管する
手間がなくなり、全体として過剰な膜カートリッジを保
持する必要がなく、浸漬型膜分離装置の維持管理を浸漬
型膜分離装置の運転状況および活性汚泥の性状を的確に
把握して適時に低コストで行なうことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態における膜分離活性汚泥法
を示すフローシート図である。 【図2】同実施の形態における浸漬型膜分離装置を示す
斜視図である。 【図3】同実施の形態におけるネットワークを示す模式
図である。 【図4】同実施の形態における相関データを示す説明図
である。 【図5】同実施の形態における相関データを示す説明図
である。 【図6】同実施の形態における膜カートリッジの寿命を
示すグラフ図である。 【図7】同実施の形態における膜カートリッジの再生工
程を示すフローシート図である。 【図8】従来の活性汚泥法を示すフローシート図であ
る。 【符号の説明】 20 活性汚泥槽 21 浸漬型膜分離装置 22 平板状膜カートリッジ 23 散気装置 24 ケース 25 膜ユニット 26 膜ケース 27 散気ケース 28 膜モジュール 29 ろ板 30 ろ過膜 31 透過液取出口 32 チューブ 33 処理水取出系 34 ブロワー 35 圧力計 36 吸引ポンプ 37 流量計 38 濁度計 39 監視ユニット 40 中央膜監視センター 41 部材センター 42 現地の維持管理業者 43 回収膜カートリッジ 44 再生膜工場 45 選別工程 46 廃棄膜カートリッジ 47 洗浄工程 48 補修工程 49 再生膜カートリッジ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上島 達也 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47 号 株式会社クボタ内 (56)参考文献 特開 平10−314733(JP,A) 特開 平8−39065(JP,A) 特開 平8−126882(JP,A) 特開 平11−306424(JP,A) 特開 平10−131491(JP,A) 特開 平11−333490(JP,A) 特開2002−59163(JP,A) 特開2002−58969(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 63/08 C02F 1/44 C02F 3/12

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 鉛直方向に配置する複数枚の平板状膜カ
    ートリッジをケース内に適当間隙を開けて平行に配列し
    て膜モジュールを形成し、膜モジュールを活性汚泥槽内
    に浸漬し、膜モジュールの下方に散気装置を配置し、各
    膜カートリッジの透過液流路に連通して処理水取出系を
    設けた浸漬型膜分離装置のメンテナンスサービスシステ
    ムであって、 メンテナンスサービス契約を結んだ顧客の浸漬型膜分離
    装置に、膜カートリッジの膜面に作用する駆動圧力を測
    定する圧力測定手段と、処理水取出系を流れる透過水量
    を測定する透過水量測定手段と、各測定手段で継続測定
    した駆動圧力と透過水量との測定データを時系列で記憶
    するメモリー回路およびメモリー回路に記憶した測定デ
    ータを外部へ出力する通信回路を備えた監視手段とを設
    け、 予め経験則として駆動圧力および透過水量と浸漬型膜分
    離装置の運転状況および活性汚泥の性状との相関データ
    を求め、この相関データを中央膜監視センターのコンピ
    ュータに格納し、各顧客の浸漬型膜分離装置の監視手段
    を遠隔地に設置する中央膜監視センターのコンピュータ
    により通信回線を介して遠隔操作し、監視手段のメモリ
    ー回路に貯えた測定データを中央膜監視センターのコン
    ピュータに収集し、収集した駆動圧力および透過水量の
    変動傾向を指標として相関データに基づいて浸漬型膜分
    離装置の運転状況および活性汚泥の性状を判断するとと
    もに、この判断結果に基づいて膜カートリッジの交換の
    要否を決定し、判断結果および決定を現地維持管理業者
    に通信回線を通して指示するとともに、交換用の膜カー
    トリッジの配送を部材センターに通信回線を通して指示
    し、 膜カートリッジの使用年数が予め経験則として求めた平
    均寿命を満了している時には膜モジュールに装着した全
    ての膜カートリッジを一度に取り替えるのに必要な数量
    の新品膜カートリッジをメンテナンスサービス契約に係
    る提供品として配送し、膜カートリッジの使用年数が予
    め経験則として求めた平均寿命に満たない時には膜モジ
    ュールに装着した全ての膜カートリッジを一度に取り替
    えるのに必要な再生膜カートリッジをメンテナンスサー
    ビス契約に係る提供品として配送し、回収した膜カート
    リッジを再生して再生膜カートリッジとして部材センタ
    ーで一括して保管することを特徴とする浸漬型膜分離装
    置のメンテナンスサービスシステム。
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