JP3441204B2 - プラント診断装置 - Google Patents

プラント診断装置

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JP3441204B2
JP3441204B2 JP30847194A JP30847194A JP3441204B2 JP 3441204 B2 JP3441204 B2 JP 3441204B2 JP 30847194 A JP30847194 A JP 30847194A JP 30847194 A JP30847194 A JP 30847194A JP 3441204 B2 JP3441204 B2 JP 3441204B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電所等のプラ
ント診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電所等のプラントの診断装置に
は、相関関係にある2つのプロセス量を比較してその関
係が予め定められた許容範囲を逸脱した場合、異常状態
と判定するものがある。
【0003】例えば、2つのプロセス量X,YがY=a
X+bなる一次式によって近似される場合、図15に示
す概略図のように、次の式(1)または(2)により診
断される。
【0004】 |y−y’|<ε−−−正常−−−−−(1) |y−y’|≧ε−−−異常−−−−−(2) ここで、 ε :許容値 y :測定値 y’:標準値
【0005】すなわち、図15において標準値Y=aX
+bに対してY+ε=Y1とY−ε=Y2との範囲内に
プロセス量xに対するプロセス量yが入っているとき、
正常と判定する一方、範囲外のとき異常と判断する。
【0006】上記許容値は、近似誤差、プロセスのゆら
ぎ、計測誤差等を考慮して定められた値である。また、
標準値Y=aX+bは、プラントが正常に運転している
状態に収集したプロセス量によって予め定められたもの
である。
【0007】ここで、原子力発電所の給水制御系に適用
したプラント診断を図16と図17とを参照して説明す
る。
【0008】原子力発電所の原子炉へ復水器から冷却水
を供給する給水系は、図16に示すように主給水配管1
00から分岐する給水配管101a〜101bからなっ
ており、給水配管101a,101cに蒸気駆動式給水
ポンプ113と給水配管101b,101dに電動機駆
動式給水ポンプ103とがそれぞれ2台が配置されてい
る。
【0009】上記系統で蒸気駆動式給水ポンプ113の
系統について図17に沿って説明すれば、給水制御装置
110が炉水位および給水流量に基づいて演算された信
号をタービン制御装置111へ出力する。タービン制御
装置111では、入力した信号に基づいて蒸気タービン
112へ指令信号を出力する。
【0010】蒸気タービン112は、タービン制御装置
111の出力信号に応じた回転数により回転し、蒸気駆
動式給水ポンプ113は、蒸気タービン112の回転数
と同じ回転をする。この結果、蒸気駆動式給水ポンプ1
13の入口流量は、蒸気駆動式給水ポンプ113の回転
に応じた流量とされる。
【0011】そして、蒸気駆動式給水ポンプ113の入
口流量は、図示鎖線のように給水制御装置110へ負の
フィードバック制御がされ、蒸気駆動式給水ポンプ11
3の入口流量に応じて給水制御装置110からの出力信
号が増減するように制御されている。
【0012】上記給水系では、給水制御装置110の出
力信号とタービン制御装置111の出力信号との間のバ
ランス診断やタービン制御装置111の出力信号と蒸気
タービン112のタービン回転数信号とのバランス診
断、蒸気タービン112のタービン回転数信号と蒸気駆
動式給水ポンプ113の入口流量信号とのバランス診断
がされる。
【0013】次に、上記するバランス診断を実行する従
来のプラント診断装置の構成図を図18に示す。
【0014】プラント診断装置50は、入力手段1、偏
差算出手段2、状態判定手段3、出力手段4より構成さ
れている。
【0015】入力手段1は、入力装置5を介してプロセ
ス量6を入力する。偏差算出手段2は、2つのプロセス
量を予め定められた近似式をもとに比較し、標準値から
の偏差を算出する。状態判定手段3では偏差算出手段2
により算出した偏差と、予め定められた許容値とによっ
て正常状態か異常状態かの判定を行う。
【0016】出力手段4は、入力手段1により入力した
プロセス量6と偏差算出手段2により算出した結果と、
状態判定手段3により判定した結果を出力装置7へ出力
する。
【0017】この結果は、出力手段4によって図19に
示す表示画面62のように相関関係にあるプロセス量に
ついて偏差算出手段2によって算出された偏差がバーチ
ャートで表示される。これによって、オペレータは偏差
がリミット内にあれば正常と判断し、リミット外であれ
ば異常と判断する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プラント診断装置では、2つのプロセス量のバランス状
態からプラントに何らかの異常が発生したことを診断す
ることができるが異常が発生した機器を特定することは
困難であった。
【0019】すなわち、図17に示す給水制御系で説明
すれば、従来のプラント診断装置50では、給水制御系
の給水制御装置110の出力信号とタービン制御装置1
11の出力信号とのバランス状態、タービン制御装置1
11の出力信号と蒸気タービン112のタービン回転数
信号との個々のバランス状態等を監視するのみであっ
た。従って、あるプロセス量の相関関係のバランス状態
に異常があっても、具体的にどの機器に異常があるのか
の判定は困難であった。
【0020】そこで、本発明は、各機器間のバランス状
態から異常機器を特定可能とするプラント診断装置を提
供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
最上流から最下流間に複数の機器A(k)[k=1〜
n]が連なり、機器A(k)のプロセス量a(k)[k
=1〜n−1]と機器A(k+1)のプロセス量a(k
+1)とにそれぞれ相関関係が存在すると共に、最下流
の機器A(n)のプロセス量a(n)が最上流の機器A
(1)のプロセス量a(1)へ負帰還して閉制御ループ
を形成するA系統と、該A系統に対応して最上流から最
下流間に複数の機器B(k)[k=1〜n]が連なり、
機器B(k)のプロセス量b(k)[k=1〜n−1
と機器B(k+1)のプロセス量b(k+1)とにそれ
ぞれ相関関係が存在すると共に、最下流の機器B(n)
のプロセス量b(n)が最上流の機器B(1)のプロセ
ス量b(1)へ負帰還して閉制御ループを形成するB系
統とからなり、かつ、前記機器B(k)のプロセス量b
(k)と前記機器A(k)のプロセス量a(k)との間
に相関関係が存在するプラントの各機器間のプロセス量
のバランス状態を監視してプラントを診断するプラント
診断装置において、前記プラントから各機器のプロセス
量をそれぞれ入力する入力手段と、この入力手段により
入力したプロセス量のうちA,B系統の対応する各機器
間の相関関係が存在する2つのプロセス量の偏差と、同
一系統内の2つの機器のプロセス量の偏差を算出する偏
差算出手段と、この偏差算出手段により算出された偏差
と予め定められた許容偏差値との比較により各機器間の
バランス状態の正常あるいは異常を判断する状態判定手
段と、前記各機器間のバランス状態の正常あるいは異常
に基づいて異常の発生した機器A(k)または機器B
(k)を特定する異常発生機器診断手段と、この異常発
生機器診断手段による診断結果を出力装置へ出力する出
力手段とを備えることを特徴とする。
【0022】請求項2の発明は、請求項1記載のプラン
ト診断装置において、異常発生機器診断手段は、前記プ
ロセス量a(n)とプロセス量b(n)とのバランスの
状態が異常のとき、プロセス量a(k)とプロセス量a
(k+1)とのバランスの状態またはプロセス量b
(k)とプロセス量b(k+1)とのバランスの状態と
から異常の機器A(k)または機器B(k)を特定する
手段を設けるようにしたものである。
【0023】請求項3の発明は、請求項1記載のプラン
ト診断装置において、異常発生機器診断手段は、プロセ
ス量a(1)とプロセス量a(n)とのバランスの状態
とプロセス量b(1)とプロセス量b(n)とのバラン
スの状態がいずれか一方が異常のとき、プロセス量a
(k)とプロセス量b(k)の大小関係に基づいて異常
の機器A(k)または機器B(k)を特定する手段を設
けるようにしたものである。
【0024】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
記載のいずれかのプラント診断装置において、出力手段
は、A系統の複数の機器A(k)とB系統の複数の機器
B(k)に対応させて各機器間のバランス状態をそれぞ
れ出力装置へ表示させると共に、異常機器を特定表示さ
せ、かつ、これらの表示を適宜必要によって色替えさせ
るようにしたものである。
【0025】
【作用】請求項1のプラント診断装置によれば、状態判
定手段によって任意の機器間のバランス状態の正常また
は異常が判定される。さらに、異常発生機器診断手段に
よって前記バランス状態の正常または異常に基づいて異
常が発生した機器が特定される。これによって、プラン
トの異常が早期に発見され、大きなトラブルの発生を未
然に防止し、安全なプラントの運転ができる。
【0026】請求項2のプラント診断装置によれば、プ
ロセス量a(n)とプロセス量b(n)のバランス状態
に異常があるとき、A系統またはB系統に異常があると
判定される。そして、プロセス量a(k)とプロセス量
a(k+1)とのバランス状態またはプロセス量b
(k)とプロセス量b(k+1)とのバランス状態の正
常または異常から異常機器が特定される。これによっ
て、プラントの異常を早期に発見し、大きなトラブルの
発生を未然に防止し、安全なプラントの運転ができる。
【0027】請求項3のプラント診断装置によれば、プ
ロセス量a(1)とプロセス量a(n)またはプロセス
量b(1)とプロセス量b(n)とのバランス状態のい
ずれかが異常のとき、A系統またはB系統に異常がある
と判定される。さらに、プロセス量a(k)とプロセス
量b(k)との大小関係が比較されて異常の機器A
(k)または機器B(k)が特定される。これによっ
て、プラントの異常を早期に発見し、大きなトラブルの
発生を未然に防止し、安全なプラントの運転ができる。
【0028】請求項4のプラント診断装置によれば、A
系統とB系統のそれぞれの機器が表示され、これらの機
器に対応させて各機器のバランス状態が表示されると共
に、異常機器が表示され、適宜表示の色替えがされる。
これによって、プラント全体のバランス状態と異常機器
を即座に把握することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0030】図1は、本発明の第1実施例を示すプラン
ト診断装置の構成図であり、図1が従来例を示す図18
と同一符号は同一部分または相当部分を示し、両者が異
なる主な点は、異常発生機器診断手段8を追設したこと
である。
【0031】異常発生機器診断手段8は、各機器間のバ
ランス状態の正常あるいは異常に基づいて異常の発生し
た機器を特定するものである。
【0032】次に、本実施例を示す図1のプラント診断
装置51の具体的構成を示す図2を参照してその作用を
説明する。
【0033】まず、入力装置5より入力されたプロセス
量6が、プラント診断装置51Aの入力手段1の入力更
新プログラム1aによって順次入力データテーブル1b
へ保存される。この入力データテーブル1bに保存され
た各プロセス量6は偏差算出手段2へ渡され、偏差算出
処理手段2aにより2つのプロセス量が予め標準値を定
める近似式をもとに比較され、標準値からの偏差が算出
されて算出結果テーブル2bへ保存される。状態判定手
段3の状態判定処理手段3aでは、偏差算出手段2によ
り算出した偏差と、予め定められた許容値とが比較され
正常状態か否かの判定が行われる。その結果が判定結果
テーブル3bへ保存される。
【0034】異常発生機器診断手段8の異常発生機器診
断処理手段8aでは、状態判定手段3による複数組のプ
ロセス量に対する状態判定結果を用い、異常の発生機器
の特定が行われ、その結果が診断結果テーブル8bへ保
存される。さらに、出力手段4は、入力データテーブル
1bに保存されたプロセス量6と、算出結果テーブル2
bに保存された算出結果と、判定結果テーブル3bに保
存された判定結果と、診断結果テーブル8bへ保存され
た診断結果とが出力装置7へ出力される。
【0035】ここで、異常発生機器診断手段8による判
定について図3を参照して説明する。
【0036】今、プラント内のあるA系統の最上流から
最下流へ機器群A(1),A(2),・・・・A(k)
・・・・A(n)[k=1〜n]とA系統に対応するB
系統の機器群B(1),B(2),・・・・B(k)・
・・・B(n)[k=1〜n]をバランス診断を対象と
する。A系統では、最上流の機器A(1)から最下流の
機器A(n)まで上流から下流へ順次機器の持つプロセ
ス量a(k)とa(k+1)[k=1〜n−1]とは相
関関係を有し、最下流のa(n)のプロセス量は最上流
のa(1)へ負のフィードバック制御がされるように構
成されている。
【0037】同様に、B系統では、最上流の機器B
(1)から最下流の機器B(n)まで上流から下流へ順
次機器の持つプロセス量b(k)とb(k+1)[k=
1〜n−1]とは相関関係を有し、最下流のb(n)の
プロセス量は最上流のb(1)へ負のフィードバック制
御がされている。
【0038】また、A系統の機器A(k)とB系統の機
器B(k)とは、同種類の機器で通常運転時にはほぼ同
様の動作をするため対応するプロセス量a(k)とb
(k)とはほぼ同様の値となっている。
【0039】上記A系統およびB系統のプラントにおい
て異常発生機器診断手段8では、例えば、図4に示す如
くの制御ロジックが組まれ次の判定がされる。
【0040】まず、A系統では、a(n)−b(n)が
許容値以上のとき、バランス状態が異常(0)とされ、
この異常(0)がNOT回路120aで反転されて
(1)が論理積回路121aへ入力される。一方、a
(k−1)−a(k)のバランス状態とa(k)−a
(k+1)のバランス状態について許容値εの以上か以
下かの判定がされる。この結果、a(k−1)−a
(k)>εのとき異常(0)が反転回路122aへ入力
されて(1)が論理積回路121aへ入力される。ま
た、a(k)−a(k+1)<εのとき正常(1)が論
理積回路121aへ入力する。これをk=2・・・・n
−1まで繰り返し実行する。
【0041】この結果、論理積回路121aから(1)
が出力されれば、そのときkの値からA(k)異常、つ
まり、A(k)機器が異常と判定される。この判定で、
A(k)異常でないとき、つまり、論理積回路121a
の出力が(0)のとき、A(1)が異常かの判定がされ
る。すなわち、論理積回路121aの出力(0)がNO
T回路123aで反転された(1)とNOT回路120
aの出力(1)とが論理積回路124aへ入力される。
【0042】次に、予め定められたしきい値c−a
(n)が負になると、異常(0)とされ、NOT回路1
25aで反転された(1)が論理積回路126aへ入力
される。また、c−b(n)が正となると正常(1)と
する信号が論理積回路126aへ入力される。以上より
論理積回路126aでは(1)が出力される。この結
果、A(1)が異常と判定される。
【0043】以上をまとめると、図5に示すように、ま
ず、A系統について、相関関係にある一連の機器のう
ち、信号の流れから言って最下流の機器A(n)および
B(n)のプロセス量a(n)、b(n)間のバランス
に異常がある場合、プラントに何らかの異常が発生した
と判断される。
【0044】次に、異常が発生した機器の特定に関し、
このa(n)−b(n)バランス状態の異常に加え、信
号の流れに沿って隣合う2つの機器A(k−1)と機器
A(k)のプロセス量a(k−1)、プロセス量a
(k)間のバランス状態の異常の有無を判定することに
より実施する。ここで、k=2〜n−1である。
【0045】今、機器A(k)において異常が発生した
場合を考える。信号の流れはA(1)→A(2)→・・
・・A(k−1)→A(k)となっている。従って、a
(1)−a(2)、a(2)−a(3)、・・・・a
(k−2)−a(k−1)は正常のままであり、a(k
−1)−a(k)のバランス状態のみ異常となる。
【0046】また、a(k)の値は異常なものとなって
いるが、A(k+1)以降の機器は正常であるためa
(k+1)以降のパラメータは、a(k)の値に見合っ
たものとなる。従って、a(k)−a(k+1)、・・
・・、a(n−1)−a(n)のバランス状態のみ正常
状態となる。
【0047】また、最上流の機器A(1)あるいはB
(1)のどちらか一方に異常が発生した場合は、図6に
示すように、a(n)−b(n)が異常となるが、a
(k−1)−a(k)(k=2〜n)は全てのバランス
状態が一般に正常となる。その理由は、機器A(1)ま
たはB(1)が異常のためプロセス量a(1)またはプ
ロセス量b(1)が増減したとしても、下流側のプロセ
ス量a(2)またはプロセス量b(2)以降では、プロ
セス量a(1)またはプロセス量b(1)の増減に対応
してシフトするように増減するためバランス状態が正常
となる可能性が大きいからである。よって、これらの条
件に加え、a(n)としきい値cおよびb(n)とcの
間のバランス状態を見ることにより、最上流の機器A
(1)の異常が診断される。ここで、比較パラメータc
はa(n)およびb(n)と相関関係にある任意のパラ
メータを指している。
【0048】以上説明した制御ロジックは、B系統にも
図7に示すようにA系統と同様のものがあり、機器B
(1)〜B(n)に対応するb(1)〜b(n)につい
て異常発生機器診断手段8によって判定が実行される。
これにより、 A系統の機器A(k)と同様に診断がさ
れ機器B(k)に異常があるとき機器が特定される。
【0049】次に、本発明の第2実施例を説明する。
【0050】第2実施例のプラント診断装置は、異常発
生機器診断手段8の構成を異にし、他は、図1および図
2に示す構成と同様である。異常発生機器診断手段8で
は、図8に示す制御ロジックが組まれ次のように判定が
される。
【0051】まず、A系統では、a(1)−a(n)が
許容値以上のとき、異常(0)としてNOT回路130
aへ入力され、この異常(0)がNOT回路130aで
反転されて、(1)が論理積回路131aへ入力され
る。また、b(1)−b(n)が許容値以内のとき、正
常(1)が論理積回路131aへ入力され、論理積回路
131aから(1)が出力される。これによってA系統
の機器A(k)に異常があると判定される。
【0052】さらに、k=2〜nのいずれかについてa
(k−1)>b(k−1)が成立(1)し、かつ、a
(k)<b(k)が成立(1)すると論理積回路132
a1から(1)が出力される。そして、論理積回路13
8aを介して論理積回路133aへ(1)が出力され、
論理積回路133aによって(1)が入力されると、そ
のときのkが機器A(k)異常とされる。
【0053】また、k=2〜nのいずれかについてa
(k−1)<b(k−1)が成立(1)し、かつ、a
(k)>b(k)が成立(1)すると論理積回路132
b1から(1)が出力される。そして論理積回路138
aを介して論理積回路133aへ(1)が出力され、論
理積回路133aによって(1)が出力されると、その
ときのkが機器A(k)異常とされる。
【0054】次に、k=2〜nについて論理積回路13
3aが不成立(0)のとき、A(1)に異常があるか判
定される。すなわち、論理積回路133aの出力が
(0)のときNOT回路134aによって反転して
(1)が論理積回路135aへ入力する。論理積回路1
35aでは反転回路130aからの(1)を入力して
(1)が論理積回路136aへ出力される。
【0055】一方、しきい値c−a(n)が異常(0)
のとき、NOT回路137aで反転されて(1)が論理
積回路136aへ入力され、かつ、c−b(n)が正常
のとき(1)が論理積回路136aへ入力される。これ
によって、論理積回路136aから(1)が出力される
ときA(1)が異常と判定される。
【0056】以上をまとめると、図9に示すように、ま
ず、A系のそれぞれにおいて、相関関係にある一連の機
器のうち、信号の流れから言って最上流の機器A(1)
およびB(1)のプロセス量a(1)、b(1)と最下
流の機器A(n)およびB(n)のプロセス量a
(n)、b(n)との間のバランス状態に異常がある場
合、プラントに何らかの異常が発生したと判断される。
【0057】次に、異常が発生した機器の特定にあたっ
て、このa(1)−a(n)のバランス状態の異常ある
いはb(1)−b(n)のバランス状態の異常に加え、
信号の流れに沿って対応する2つの機器A(k)、B
(k)のプロセス量a(k)、b(k)間の大小関係を
比較することにより実施する。
【0058】今、機器A(k)において異常が発生した
場合を考える。仮にA(k)の異常により、a(k)の
値が正常のときより低く出力されたとする。信号の流れ
はA(k−1)→A(k)→A(k+1)→・・・・A
(n)となっているので、下流のa(k)、a(k+
1)、・・・・a(n)は正常より低いものとなる。
【0059】また、プロセス量a(n)の値がa(1)
へフィードバック制御されるため、プロセス量a(k)
が正常より低くなれば、これより下流は低くなってもa
(1)の値が正常より高くなる。これに伴いa(2)、
a(3)、・・・・a(k−1)も正常より高く出力さ
れる。従って、A(k)の異常によりa(k)の値が正
常のものより低く出力されれば、A系統、B系統の各同
種のプロセス量の関係は、a(1)>b(1)、a
(2)>b(2)、・・・・a(k−1)>b(k−
1)かつ、a(k)<b(k)、a(k+1)<b(k
+1)、・・・・a(n)<b(n)となる。
【0060】一方、逆にプロセス量a(k)の値が機器
A(k)により正常値より高いものとなった場合は、a
(k)とb(k)の大小関係が逆の状態となる。このよ
うな特性を使い、図9に示す制御ロジックにて異常の発
生した機器の特定を行う。すなわち、この場合、a
(n)の高い値がa(1)へフィードバックされa
(1),a(2)・・・・が正常より低い値となる。
【0061】従って、A(k)の異常によりa(k)よ
り上流が正常より低く、a(k)より下流が高い値とな
る。これにより、B系統が正常とすれば、a(1)<b
(1),a(2)<b(2)・・・・a(k−1)<b
(k−1)かつa(k)>b(k),a(k+1)>b
(k+1)・・・・a(n)>b(n)となる。
【0062】次に、最上流の機器A(1)に異常が発生
した場合には、図10に示すように、a(1)−a
(n)およびb(1)−b(n)のバランス状態は正常
のままである。このため、A(1)およびB(1)の異
常の診断は、a(n)としきい値cおよびb(n)とc
の間のバランス状態を判定することにより実施する。こ
こで、比較パラメータcはa(n)およびb(n)と相
関関係にある任意のパラメータを指す。
【0063】以上説明した制御ロジックは、B系統にも
図11に示すようにA系統と同様のものがあり、機器A
(1)〜A(n)に対応するa(1)〜a(n)と機器
B(1)〜B(n)に対応するb(1)〜b(n)とに
ついて異常発生機器診断段8によって判定が実行され
る。これにより、A系統の機器A(k)と同様に診断が
され機器B(k)に異常があるとき機器が特定される。
【0064】ここで、本発明を原子力発電所の給水制御
系に適用したプラント診断例を図12を参照して説明す
る。
【0065】図において、給水制御系Aと給水制御系B
とは図3のA系統とB系統とに対応し、各系統はそれぞ
れ給水制御装置110が炉水位および給水流量に基づい
て演算された信号をタービン制御装置111へ出力す
る。タービン制御装置111では、入力した信号に基づ
いて蒸気タービン112へ指令信号を出力する。
【0066】そして、蒸気タービン112は、タービン
制御装置111の出力信号に応じた回転数により回転
し、蒸気駆動式給水ポンプ113は、蒸気タービン11
2の回転数と同じ回転をする。この結果、蒸気駆動式給
水ポンプ113の入口流量は、蒸気駆動式給水ポンプ1
13の回転に応じた流量とされる。
【0067】そして、蒸気駆動式給水ポンプ113の入
口流量は、図示鎖線のように給水制御装置110へ負の
フィードバック制御がされ、蒸気駆動式給水ポンプ11
3の入口流量に応じて給水制御装置110からの出力信
号が増減するように制御されている。
【0068】上記する二つの給水制御系で、給水制御装
置110の出力信号とタービン制御装置111の出力信
号との間のバランス診断やタービン制御装置111の出
力信号と蒸気タービン112のタービン回転数信号との
バランス診断、蒸気タービン112のタービン回転数信
号と蒸気駆動式給水ポンプ113の入口流量信号とのバ
ランス診断がされる。さらに、給水制御系Aと給水制御
系Bとの間のプロセス量のバランス診断がされる。
【0069】例えば、二つの給水制御系間で最下流の対
応する蒸気駆動式給水ポンプ113の入口流量信号のバ
ランスが異常と診断されたとする。この場合に、まず、
給水制御系Aの給水制御装置110の出力信号とタービ
ン制御装置111の出力信号との間のバランス診断やタ
ービン制御装置111の出力信号と蒸気タービン112
のタービン回転数信号とのバランス診断、蒸気タービン
112のタービン回転数信号と蒸気駆動式給水ポンプ1
13の入口流量信号とのバランス診断がされる。
【0070】この結果、上流から3番目のタービン回転
数と2番目のタービン制御装置111の出力信号との間
のバランスの異常が有り、他のプロセス量のバランスが
維持されているとき、第1実施例で説明した方法によっ
て蒸気タービン112が異常と判定される。また、上流
から2番目から最下流の蒸気駆動式給水ポンプ113の
入口流量信号までの間でバランスの異常がないとき、最
上流の給水制御系Aの給水制御装置110の出力信号と
所定のしきい値と比較して最上流の給水制御系Aの給水
制御装置110が異常か否かを判定する。
【0071】次に、本発明の第3実施例を説明する。
【0072】第3実施例のプラント診断装置は、出力手
段4の構成が異なり、他は、図1および図2に示す構成
と同様である。出力手段4では、第1実施例に対応し、
偏差算出手段2と状態判定手段3と異常発生機器診断手
段8による結果によって出力装置7へ図13に示す表示
画面60とにするようにしたものである。
【0073】この表示画面60によれば、図3のA系
統、B系統の各機器A(k),B(k)を信号の流れに
対応して両側表示する(60a)。また、各機器A
(k),B(k)の表示の横には入力手段1によって入
力した各機器のパラメータa(k)、b(k)の値を表
示する(60b)。a(k−1)−a(k)およびb
(k−1)−b(k)のバランス状態については、偏差
算出手段2によって算出した結果をバーチャートにより
表示する(60c)。a(n)−b(n)のバランスに
ついても同様にバーチャート表示を行う(60d)。
【0074】さらに、a(k−1)−a(k)、b(k
−1)−b(k)およびa(n)−b(n)のバランス
状態の正常/異常について、状態判定手段3による判定
結果を表示する(60e)。また、異常発生機器診断手
段8による診断結果についても、例えば、A(k)異常
として画面に表示する(60f)。
【0075】これによれば、単に異常の機器が特定でき
るだけでなく、各機器のプロセス量とそのバランス状態
が一見して把握することができる。
【0076】なお、出力手段4は、状態判定手段3の判
定結果において、a(k−1)−a(k)およびb(k
−1)−b(k)のバランス状態が異常であれば、当該
バーチャート表示を色替え表示することもでき、a
(n)−b(n)のバーチャート表示についても、同様
に色替え表示をすることができる。また、異常発生機器
診断手段8による診断結果に基づき、当該機器のシンボ
ルを色替え表示させてもよい。
【0077】次に、本発明の第4実施例を説明する。
【0078】第4実施例のプラント診断装置は、出力手
段4の構成が異なり、他は、図1および図2に示す構成
と同様である。出力手段4では、第2実施例に対応し、
偏差算出手段2と状態判定手段3と異常発生機器診断手
段8による結果によって出力装置7へ図14に示す表示
画面61にするようにしたものである。
【0079】この表示画面61によれば、図3に示すA
系統、B系統各機器を信号の流れに沿って表示する(6
1a)。また、各機器の表示の横には入力手段1によっ
て入力した各機器のプロセス量a(k)、b(k)の値
を表示する(61b)。a(k)−b(k)のバランス
状態については、偏差算出手段2によって算出した結果
をバーチャートにて表示する(61c)。a(1)−a
(n)およびb(1)−b(n)のバランス状態につい
ても同様にバーチャート表示を行う(61d)。
【0080】さらに、a(1)−a(n)およびb
(1)−b(n)のバランスの正常/異常については、
状態判定手段3による判定結果を表示する(61e)。
また、異常発生機器診断手段8による診断結果について
も、例えば、A(k)異常として画面に表示する(61
f)。
【0081】これにより、異常の機器が特定されるだけ
でなく、各機器のプロセス量やバランス状態が一見して
把握することができる。
【0082】なお、出力手段4は、状態判定手段3の判
定結果において、a(k)−b(k)のバランス状態が
異常であれば、当該バーチャート表示を色替え表示する
こともでき、a(1)−a(n)およびb(1)−b
(n)のバーチャート表示についても、同様に色替え表
示をすることができる。また、異常発生機器診断手段8
による診断結果に基づき、当該機器のシンボルを色替え
表示させてもよい。
【0083】また、第1実施例および第2実施例では、
制御ロジックを用いて異常機器を特定したが、これに限
らず、ソフトウェア処理によっても制御ロジックと同様
に実施することができる。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、異常発生機器診断手段によってバランス状態の正
常または異常に基づいて異常が発生した機器を特定する
ようにしたためにプラントの異常を早期に発見し、大き
なトラブルの発生を未然に防止し、安全なプラントの運
転ができる。
【0085】また、請求項2の発明によれば、プロセス
量a(n)とプロセス量b(n)のバランス状態に異常
があるとき、A系統またはB系統に異常があると判定
し、プロセス量a(k)とプロセス量a(k+1)との
バランス状態またはプロセス量b(k)とプロセス量b
(k+1)とのバランス状態の正常または異常から異常
機器を特定するようにしたためにプラントの異常を早期
に発見し、大きなトラブルの発生を未然に防止し、安全
なプラントの運転ができる。
【0086】請求項3の発明によれば、プロセス量a
(1)とプロセス量a(n)またはプロセス量b(1)
とプロセス量b(n)とのバランス状態のいずれかが異
常のとき、A系統またはB系統に異常があると判定し、
プロセス量a(k)とプロセス量b(k)との大小関係
の比較から異常の機器A(k)または機器B(k)を特
定するようにしたためにプラントの異常を早期に発見
し、大きなトラブルの発生を未然に防止し、安全なプラ
ントの運転ができる。
【0087】請求項4の発明によれば、A系統とB系統
のそれぞれの機器を表示し、これらの機器に対応させて
各機器のバランス状態を表示すると共に、異常機器が表
示され、適宜表示の色替えをされるからプラント全体の
バランス状態と異常機器を即座に把握することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すプラント診断装置の
構成図である。
【図2】図1のプラント診断装置を具体的に示す構成図
である。
【図3】図1または図2のプラント診断装置によって診
断するプラントを示す説明図である。
【図4】図1の異常発生機器診断手段の第1の演算処理
を示す説明図である。
【図5】図1の異常発生機器診断手段の第1の作用を示
す説明図である。
【図6】図1の異常発生機器診断手段の第2の作用を示
す説明図である。
【図7】図1の異常発生機器診断手段の第2の演算処理
を示す説明図である。
【図8】本発明の第2実施例であるプラント診断装置に
備える異常発生機器診断手段の第1の演算処理を示す説
明図である。
【図9】図8の第1の作用を示す説明図である。
【図10】図8の第2の作用を示す説明図である。
【図11】本発明の第2実施例であるプラント診断装置
に備える異常発生機器診断手段の第2の演算処理を示す
説明図である。
【図12】本発明を給水制御系に適用した具体例を示す
説明図である。
【図13】本発明の第3実施例であるプラント診断装置
に備える出力手段による表示例を示す説明図である。
【図14】本発明の第4実施例であるプラント診断装置
に備える出力手段による表示例を示す説明図である。
【図15】従来のプラント診断装置による診断方法を示
す説明図である。
【図16】バランス診断の対象となるプラントの一例を
示す説明図である。
【図17】図16に対応する給水制御系の一例を示す説
明図である。
【図18】従来のプラント診断装置の構成図である。
【図19】図18に備える出力装置に表示される表示例
である。
【符号の説明】
1 入力手段 2 偏差算出手段 3 状態判定手段 4 出力手段 5 入力装置 6 プロセス量 7 出力装置 8 異常発生機器診断手段 50 プラント診断装置 51 プラント診断装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 23/02 G08B 31/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 最上流から最下流間に複数の機器A
    (k)[k=1〜n]が連なり、機器A(k)のプロセ
    ス量a(k)[k=1〜n−1]と機器A(k+1)の
    プロセス量a(k+1)とにそれぞれ相関関係が存在す
    ると共に、最下流の機器A(n)のプロセス量a(n)
    が最上流の機器A(1)のプロセス量a(1)へ負帰還
    して閉制御ループを形成するA系統と、該A系統に対応
    して最上流から最下流間に複数の機器B(k)[k=1
    〜n]が連なり、機器B(k)のプロセス量b(k)
    [k=1〜n−1]と機器B(k+1)のプロセス量b
    (k+1)とにそれぞれ相関関係が存在すると共に、最
    下流の機器B(n)のプロセス量b(n)が最上流の機
    器B(1)のプロセス量b(1)へ負帰還して閉制御ル
    ープを形成するB系統とからなり、かつ、前記機器B
    (k)のプロセス量b(k)と前記機器A(k)のプロ
    セス量a(k)との間に相関関係が存在するプラントの
    各機器間のプロセス量のバランス状態を監視してプラン
    トを診断するプラント診断装置において、 前記プラントから各機器のプロセス量をそれぞれ入力す
    る入力手段と、 この入力手段により入力したプロセス量のうちA,B系
    統の対応する各機器間の相関関係が存在する2つのプロ
    セス量の偏差と、同一系統内の2つの機器のプロセス量
    の偏差を算出する偏差算出手段と、 この偏差算出手段により算出された偏差と予め定められ
    た許容偏差値との比較により各機器間のバランス状態の
    正常あるいは異常を判断する状態判定手段と、 前記各機器間のバランス状態の正常あるいは異常に基づ
    いて異常の発生した機器A(k)または機器B(k)を
    特定する異常発生機器診断手段と、 この異常発生機器診断手段による診断結果を出力装置へ
    出力する出力手段とを備えることを特徴とするプラント
    診断装置。
  2. 【請求項2】 前記異常発生機器診断手段は、前記プロ
    セス量a(n)と前記プロセス量b(n)とのバランス
    の状態が異常のとき、前記プロセス量a(k)と前記プ
    ロセス量a(k+1)とのバランスの状態または前記プ
    ロセス量b(k)と前記プロセス量b(k+1)とのバ
    ランスの状態とから異常の機器A(k)または機器B
    (k)を特定する手段を設けることを特徴とする請求項
    1記載のプラント診断装置。
  3. 【請求項3】 前記異常発生機器診断手段は、前記プロ
    セス量a(1)と前記プロセス量a(n)とのバランス
    の状態と前記プロセス量b(1)と前記プロセス量b
    (n)とのバランスの状態がいずれか一方が異常のと
    き、前記プロセス量a(k)と前記プロセス量b(k)
    の大小関係に基づいて異常の機器A(k)または機器B
    (k)を特定する手段を設けることを特徴とする請求項
    1記載のプラント診断装置。
  4. 【請求項4】 前記出力手段は、前記A系統の複数の機
    器A(k)と前記B系統の複数の機器B(k)に対応さ
    せて各機器間のバランス状態をそれぞれ出力装置へ表示
    させると共に、異常機器を特定表示させ、かつ、これら
    の表示を適宜必要によって色替えさせるようにしたこと
    を特徴とする請求項1乃至請求項3記載のいずれかのプ
    ラント診断装置。
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