JP3439628B2 - 育苗ポットを備えた育苗トレイ - Google Patents
育苗ポットを備えた育苗トレイInfo
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- JP3439628B2 JP3439628B2 JP12432497A JP12432497A JP3439628B2 JP 3439628 B2 JP3439628 B2 JP 3439628B2 JP 12432497 A JP12432497 A JP 12432497A JP 12432497 A JP12432497 A JP 12432497A JP 3439628 B2 JP3439628 B2 JP 3439628B2
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- Japan
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- seedling
- pot
- raising
- rectangular
- seedling raising
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- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、野菜等の苗を育苗
するための育苗用ポットを備えた育苗トレイに関する。
するための育苗用ポットを備えた育苗トレイに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の育苗用ポットとして、例
えば、実開平1−109956号公報、登録実用新案第
3020613号公報に記載のものが公知である。この
従来のものは、上端側において開口縁で終端する筒状の
側壁と、前記側壁における軸方向下端側に連続するとと
もに排水孔を備えた底壁とを有し、前記側壁および底壁
によって育苗土壌収容室を区画し、単一の鉢体として形
成される育苗用ポットであって、前記側壁の内側に上下
方向に延びる複数の断面コ字状の突条を設けてなるもの
であった。
えば、実開平1−109956号公報、登録実用新案第
3020613号公報に記載のものが公知である。この
従来のものは、上端側において開口縁で終端する筒状の
側壁と、前記側壁における軸方向下端側に連続するとと
もに排水孔を備えた底壁とを有し、前記側壁および底壁
によって育苗土壌収容室を区画し、単一の鉢体として形
成される育苗用ポットであって、前記側壁の内側に上下
方向に延びる複数の断面コ字状の突条を設けてなるもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものは、突
条の断面形状がコ字状であるため、空の状態の育苗用ポ
ットを積み重ねようとすると、下方に位置する育苗用ポ
ットの育苗土壌収納室内に、上側の育苗用ポットの筒状
部が入り込めず、収納・保管・運搬に嵩張るものであっ
た。
条の断面形状がコ字状であるため、空の状態の育苗用ポ
ットを積み重ねようとすると、下方に位置する育苗用ポ
ットの育苗土壌収納室内に、上側の育苗用ポットの筒状
部が入り込めず、収納・保管・運搬に嵩張るものであっ
た。
【0004】また、従来のものは、突条が多数設けられ
ていたので、苗の根は側壁内面に達することなく、隣接
する突条の内周面に渡って成長し、「根巻き」を有効に
防止することができなかった。そこで、本発明は、空の
状態の育苗用ポットの収納を嵩張らずに行うことがで
き、また、根巻きを有効に防止することができる育苗用
ポットを備えた育苗トレイを提供することを目的とす
る。
ていたので、苗の根は側壁内面に達することなく、隣接
する突条の内周面に渡って成長し、「根巻き」を有効に
防止することができなかった。そこで、本発明は、空の
状態の育苗用ポットの収納を嵩張らずに行うことがで
き、また、根巻きを有効に防止することができる育苗用
ポットを備えた育苗トレイを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明の特徴と
するところは、側壁と底壁とにより上方開口の育苗室を
形成し、前記側壁に上下方向に延びる突条を設けた育苗
用ポットを備えた育苗トレイにおいて、前記突条は、そ
の断面形状がV字状とされ、育苗室の中心を介して対向
状に一対のみ設けられており、前記突条のV字形状は、
育苗トレイを上下に重ねたとき、下の育苗室内に、上の
育苗用ポットの外周面が密着嵌合できるよう、突条同士
の凹凸部が嵌合できる形状とされている。
に、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明の特徴と
するところは、側壁と底壁とにより上方開口の育苗室を
形成し、前記側壁に上下方向に延びる突条を設けた育苗
用ポットを備えた育苗トレイにおいて、前記突条は、そ
の断面形状がV字状とされ、育苗室の中心を介して対向
状に一対のみ設けられており、前記突条のV字形状は、
育苗トレイを上下に重ねたとき、下の育苗室内に、上の
育苗用ポットの外周面が密着嵌合できるよう、突条同士
の凹凸部が嵌合できる形状とされている。
【0006】前記構成の本発明によれば、突条の断面形
状がV字状であるので、空の育苗用ポットを上下に積み
重ねても、下の育苗室に上の育苗室が収納され、嵩張ら
なくなる。また、突条は一対設けられているので、根は
確実に側壁内面を伝って成長し、そして、突条に達する
と下方に向かって成長するので、根巻きが防止される。
状がV字状であるので、空の育苗用ポットを上下に積み
重ねても、下の育苗室に上の育苗室が収納され、嵩張ら
なくなる。また、突条は一対設けられているので、根は
確実に側壁内面を伝って成長し、そして、突条に達する
と下方に向かって成長するので、根巻きが防止される。
【0007】尚、本発明では、前記育苗室の断面形状は
矩形状とされ、該矩形状の辺部に前記突条を設けるのが
好ましい。しかし、前記矩形状のコーナ部に前記突条を
設けてもよい。
矩形状とされ、該矩形状の辺部に前記突条を設けるのが
好ましい。しかし、前記矩形状のコーナ部に前記突条を
設けてもよい。
【0008】
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。図1に示すものは、育苗トレイ1
であり、該トレイ1には、多数の育苗用ポット2が所定
のピッチで縦横に配置されている。図2は前記育苗用ポ
ット2の縦断面図であり、図3はその横断面図である。
面に基づき説明する。図1に示すものは、育苗トレイ1
であり、該トレイ1には、多数の育苗用ポット2が所定
のピッチで縦横に配置されている。図2は前記育苗用ポ
ット2の縦断面図であり、図3はその横断面図である。
【0010】前記育苗用ポット2は、側壁3と底壁4と
により上方開口の育苗室5を形成し、該側壁3に上下方
向(深さ方向)に延びる突条6が、その上下方向の略全
長にわたって設けられている。前記底壁4には、排水用
の孔7が設けられている。前記育苗室5の断面形状は矩
形状とされ、矩形のコーナ部は円弧で接続されている。
そして、前記矩形状の辺部に前記突条6が設けられてい
る。
により上方開口の育苗室5を形成し、該側壁3に上下方
向(深さ方向)に延びる突条6が、その上下方向の略全
長にわたって設けられている。前記底壁4には、排水用
の孔7が設けられている。前記育苗室5の断面形状は矩
形状とされ、矩形のコーナ部は円弧で接続されている。
そして、前記矩形状の辺部に前記突条6が設けられてい
る。
【0011】前記突条6は、その断面形状がV字状とさ
れ、育苗室5の中心を介して対向状に一対設けられてい
る。このV字形状は、育苗トレイ1を上下に重ねたと
き、下の育苗室5内に、上の育苗用ポット2の外周面が
密着嵌合できるよう、突条6同士の凹凸部が嵌合できる
形状とされている。従って、トレイ1を重ねたとき嵩張
らない。
れ、育苗室5の中心を介して対向状に一対設けられてい
る。このV字形状は、育苗トレイ1を上下に重ねたと
き、下の育苗室5内に、上の育苗用ポット2の外周面が
密着嵌合できるよう、突条6同士の凹凸部が嵌合できる
形状とされている。従って、トレイ1を重ねたとき嵩張
らない。
【0012】前記構成によれば、突条6の数が二つと少
ないので、苗の根は、成長するとき側壁3に当接する確
率が非常に高くなる。そして、側壁3に沿って円周方向
に延びようとする。そして更に成長して、突条6に当接
して方向変換を余儀なくされる。このとき、根は下方に
向かい、「根巻き」が防止される。前記育苗用ポット2
は、例えば、特開平9−74831号公報等に記載の移
植機に装着されるものであり、該移植機の苗取出爪が前
記育苗室5の開口部から挿脱自在とされており、前記突
条6は、前記苗取出爪の挿脱時のガイドになる位置に設
けられている。即ち、苗取出爪の挿脱経路に沿って、該
爪に摺接する位置に設けられている。
ないので、苗の根は、成長するとき側壁3に当接する確
率が非常に高くなる。そして、側壁3に沿って円周方向
に延びようとする。そして更に成長して、突条6に当接
して方向変換を余儀なくされる。このとき、根は下方に
向かい、「根巻き」が防止される。前記育苗用ポット2
は、例えば、特開平9−74831号公報等に記載の移
植機に装着されるものであり、該移植機の苗取出爪が前
記育苗室5の開口部から挿脱自在とされており、前記突
条6は、前記苗取出爪の挿脱時のガイドになる位置に設
けられている。即ち、苗取出爪の挿脱経路に沿って、該
爪に摺接する位置に設けられている。
【0013】このように前記突条6を苗取出爪のガイド
とすることにより、爪の移動軌跡を安定させることがで
き、確実な苗取出ができる。図4に示すものは、本発明
の他の実施の形態であり、前記図1に示すものと異なる
部分は、前記突条6が、矩形状育苗室5のコーナ部に設
けられている点にあり、その他の構成は、前記図1に示
すものと同じである。
とすることにより、爪の移動軌跡を安定させることがで
き、確実な苗取出ができる。図4に示すものは、本発明
の他の実施の形態であり、前記図1に示すものと異なる
部分は、前記突条6が、矩形状育苗室5のコーナ部に設
けられている点にあり、その他の構成は、前記図1に示
すものと同じである。
【0014】この場合は、前記突条6は、前記苗取出爪
の挿入時のとき、該取出爪から離れた位置に設けられて
いることになる。尚、本発明は、前記各実施の形態のも
のに限定されるものではない。
の挿入時のとき、該取出爪から離れた位置に設けられて
いることになる。尚、本発明は、前記各実施の形態のも
のに限定されるものではない。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、空の状態の育苗用ポッ
トの収納を嵩張らずに行うことができ、また、根巻きを
有効に防止することができる。
トの収納を嵩張らずに行うことができ、また、根巻きを
有効に防止することができる。
【図1】図1は本発明の実施の形態を示す平面図であ
る。
る。
【図2】図2は図1に示した育苗用ポットの縦断面図で
ある。
ある。
【図3】図3は図2のA−A線断面図である。
【図4】図4は本発明の他の実施の形態を示す平面図で
ある。
ある。
2 育苗用ポット
3 側壁
4 底壁
5 育苗室
6 突条
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A01G 9/02
Claims (3)
- 【請求項1】 側壁と底壁とにより上方開口の育苗室を
形成し、前記側壁に上下方向に延びる突条を設けた育苗
用ポットを備えた育苗トレイにおいて、 前記突条は、その断面形状がV字状とされ、育苗室の中
心を介して対向状に一対のみ設けられており、前記突条
のV字形状は、育苗トレイを上下に重ねたとき、下の育
苗室内に、上の育苗用ポットの外周面が密着嵌合できる
よう、突条同士の凹凸部が嵌合できる形状とされている
ことを特徴とする育苗用ポットを備えた育苗トレイ。 - 【請求項2】 前記育苗室の断面形状は矩形状とされ、
該矩形状の辺部に前記突条が設けられていることを特徴
とする請求項1記載の育苗用ポットを備えた育苗トレ
イ。 - 【請求項3】 前記育苗室の断面形状は矩形状とされ、
該矩形状のコーナ部に前記突条が設けられていることを
特徴とする請求項1記載の育苗用ポットを備えた育苗ト
レイ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12432497A JP3439628B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 育苗ポットを備えた育苗トレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12432497A JP3439628B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 育苗ポットを備えた育苗トレイ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10313695A JPH10313695A (ja) | 1998-12-02 |
JP3439628B2 true JP3439628B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=14882528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12432497A Expired - Fee Related JP3439628B2 (ja) | 1997-05-14 | 1997-05-14 | 育苗ポットを備えた育苗トレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3439628B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0159038U (ja) * | 1987-10-09 | 1989-04-13 | ||
JPH01109956U (ja) * | 1988-01-20 | 1989-07-25 |
-
1997
- 1997-05-14 JP JP12432497A patent/JP3439628B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10313695A (ja) | 1998-12-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |