JP3009034B2 - 育苗トレイ - Google Patents
育苗トレイInfo
- Publication number
- JP3009034B2 JP3009034B2 JP9026099A JP2609997A JP3009034B2 JP 3009034 B2 JP3009034 B2 JP 3009034B2 JP 9026099 A JP9026099 A JP 9026099A JP 2609997 A JP2609997 A JP 2609997A JP 3009034 B2 JP3009034 B2 JP 3009034B2
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- JP
- Japan
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- trays
- seedling raising
- tray
- cells
- cell
- Prior art date
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- Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は育苗トレイの改良
に関し、未使用トレイを重畳して保管・収納したり運搬
したりする場合に、各トレイが互いに密着して重なり１
枚ずつ分離できなくなることを防止するようにした構造
に関するものである。
に関し、未使用トレイを重畳して保管・収納したり運搬
したりする場合に、各トレイが互いに密着して重なり１
枚ずつ分離できなくなることを防止するようにした構造
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、野菜等の苗の全自動移植機による
移植の機械化が望まれ、機械移植を容易とするための育
苗トレイの規格化が提唱されている。それによれば、ト
レイの外枠寸法の他、セルの配列や穴数等が規格化され
ており、育苗にはこのトレイを在来の水稲用育苗箱に嵌
合して使用することになっている。
移植の機械化が望まれ、機械移植を容易とするための育
苗トレイの規格化が提唱されている。それによれば、ト
レイの外枠寸法の他、セルの配列や穴数等が規格化され
ており、育苗にはこのトレイを在来の水稲用育苗箱に嵌
合して使用することになっている。
【０００３】そして、これらの育苗トレイは、一般に真
空成型等によって一体に成型されるものであるが、未使
用の状態で保管・収納したり運搬したりするときにトレ
イを重ね合わせた場合、それぞれが全くの同一形状であ
るためにトレイ同士が互いに密着重畳してしまい、使用
時に１枚ずつに分離することが困難であるという課題が
あった。
空成型等によって一体に成型されるものであるが、未使
用の状態で保管・収納したり運搬したりするときにトレ
イを重ね合わせた場合、それぞれが全くの同一形状であ
るためにトレイ同士が互いに密着重畳してしまい、使用
時に１枚ずつに分離することが困難であるという課題が
あった。
【０００４】そのため、例えば実用新案登録第２５１３
１０１号公報に見られるように、育苗トレイにおいて隣
り合うセルが互いに非対称となるようにセルのリブ上に
外方に向かって突出状態の段部を形成する凹部を複数個
設けるという手段を採用したものが提案されている。か
かる構成によれば凹部によって形成された外側の段部が
凹部の形成されていないリブ上に重ね合わされることに
なって、トレイ同士が密着することを防止できるもので
ある。
１０１号公報に見られるように、育苗トレイにおいて隣
り合うセルが互いに非対称となるようにセルのリブ上に
外方に向かって突出状態の段部を形成する凹部を複数個
設けるという手段を採用したものが提案されている。か
かる構成によれば凹部によって形成された外側の段部が
凹部の形成されていないリブ上に重ね合わされることに
なって、トレイ同士が密着することを防止できるもので
ある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の育苗トレイでは、セルの個々の形状が互いに相違す
るから、各セルに播種した苗の生育条件が異なることに
なる。即ち凹部を形成したことによって苗が該凹部方向
にも成長するから、凹部のあるセルと凹部のないセルと
では苗の成長方向が異なり、均質な苗を育てる妨げとな
るという課題が残されていた。
成の育苗トレイでは、セルの個々の形状が互いに相違す
るから、各セルに播種した苗の生育条件が異なることに
なる。即ち凹部を形成したことによって苗が該凹部方向
にも成長するから、凹部のあるセルと凹部のないセルと
では苗の成長方向が異なり、均質な苗を育てる妨げとな
るという課題が残されていた。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した課題を
解決するためになされたものであって、請求項１に記載
した発明は所定数のセルを縦横に配列してなる所定規格
の育苗トレイにおいて、各セル間のリブ上に１８０度回
転非対称の凹部（裏面では隆起部となる）を各セルから
離れて独立した位置に複数設けるという手段を採用した
ものである。また、凹部は、リブの交差位置に設けると
いう手段を採用した。
解決するためになされたものであって、請求項１に記載
した発明は所定数のセルを縦横に配列してなる所定規格
の育苗トレイにおいて、各セル間のリブ上に１８０度回
転非対称の凹部（裏面では隆起部となる）を各セルから
離れて独立した位置に複数設けるという手段を採用した
ものである。また、凹部は、リブの交差位置に設けると
いう手段を採用した。
【０００７】かかる構成としたことによって、複数枚の
育苗トレイを積み重ねた場合、凹部が各トレイで異なる
場所に位置するから、上段の裏面隆起部が次段の凹部に
陥入することがなく平坦なリブ面と当接して、該隆起部
の高さだけ上下のトレイに間隙を生じさせて互いに分離
しやすくなるものである。
育苗トレイを積み重ねた場合、凹部が各トレイで異なる
場所に位置するから、上段の裏面隆起部が次段の凹部に
陥入することがなく平坦なリブ面と当接して、該隆起部
の高さだけ上下のトレイに間隙を生じさせて互いに分離
しやすくなるものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる育苗トレイ
の実施の形態を図面に基づいてさらに説明する。図１及
び２において、１は育苗トレイであって、規格に従って
１２８個（８×１６列）または２００個（１０×２０
列）のセル２を設けたものである。なお３はセル２の底
部に設けた排水孔である。４は各セル間のリブ５上であ
って各セルから離れて独立した位置の複数箇所に設けた
凹部であって、図に示すようにリブの裏面で隆起部４ａ
を形成している。なお、図では各リブが交差する位置の
中央に独立して凹部を設けているが、２つのセルが隣り
合うリブ上に各セルと接しないように独立して設けるこ
とも可能である。
の実施の形態を図面に基づいてさらに説明する。図１及
び２において、１は育苗トレイであって、規格に従って
１２８個（８×１６列）または２００個（１０×２０
列）のセル２を設けたものである。なお３はセル２の底
部に設けた排水孔である。４は各セル間のリブ５上であ
って各セルから離れて独立した位置の複数箇所に設けた
凹部であって、図に示すようにリブの裏面で隆起部４ａ
を形成している。なお、図では各リブが交差する位置の
中央に独立して凹部を設けているが、２つのセルが隣り
合うリブ上に各セルと接しないように独立して設けるこ
とも可能である。
【０００９】この種の育苗トレイはいわゆる３丁取りの
金型を用いて一体成型するものであるが、上記リブ５上
に設ける複数の凹部４は、隣り合う３面のトレイ間で互
いにその位置が異なるように設けると共に、全体または
各面を１８０度回転させた状態でも互いに位置が異なる
ような位置（１８０度回転非対称の位置という）に設け
るものとする。
金型を用いて一体成型するものであるが、上記リブ５上
に設ける複数の凹部４は、隣り合う３面のトレイ間で互
いにその位置が異なるように設けると共に、全体または
各面を１８０度回転させた状態でも互いに位置が異なる
ような位置（１８０度回転非対称の位置という）に設け
るものとする。
【００１０】従って、各面に裁断した育苗トレイを積み
重ねても、上下に位置するトレイ間では上段の隆起部と
次段の凹部の位置が異なるから、セル２同士は陥入して
積み重ね体積を減少させて省スペースを図る一方で隆起
部が次段の凹部４に陥入することがなく、平坦なリブ５
に当接して隆起部の高さだけ上下の育苗トレイ間に間隙
を生じて互いに分離し易くさせるものである。
重ねても、上下に位置するトレイ間では上段の隆起部と
次段の凹部の位置が異なるから、セル２同士は陥入して
積み重ね体積を減少させて省スペースを図る一方で隆起
部が次段の凹部４に陥入することがなく、平坦なリブ５
に当接して隆起部の高さだけ上下の育苗トレイ間に間隙
を生じて互いに分離し易くさせるものである。
【００１１】なお、上記凹部は上記実施形態に示したよ
うにリブ面から陥没した凹状の他、逆にリブ面から隆起
し、リブ裏面において上方に陥入する凸状であっても同
様の作用効果を奏することはいうまでもない。
うにリブ面から陥没した凹状の他、逆にリブ面から隆起
し、リブ裏面において上方に陥入する凸状であっても同
様の作用効果を奏することはいうまでもない。
【００１２】
【発明の効果】以上述べたように、本発明にかかる育苗
トレイは、リブ上の１８０度回転非対称の位置に設けた
凹部の存在によって、互いに密着することがなく僅かな
間隙を残して積み重ねることが可能となったから、保管
・収納時や運搬時には多くのスペースを必要としない一
方、使用時には極めて容易に一枚ずつ分離することが可
能となって、播種作業の手間を大いに軽減できるという
格別の効果が期待できるものである。
トレイは、リブ上の１８０度回転非対称の位置に設けた
凹部の存在によって、互いに密着することがなく僅かな
間隙を残して積み重ねることが可能となったから、保管
・収納時や運搬時には多くのスペースを必要としない一
方、使用時には極めて容易に一枚ずつ分離することが可
能となって、播種作業の手間を大いに軽減できるという
格別の効果が期待できるものである。
【００１３】また、セル自体ではなくセル間のリブ上に
独立して凹部を設けたことによって、トレイ上の各セル
はすべてが同じ形状とすることができたから、すべての
セルにおいて同じ条件で育苗を行うことができ均質な苗
を育てることができるという優れた効果が期待できるも
のである。
独立して凹部を設けたことによって、トレイ上の各セル
はすべてが同じ形状とすることができたから、すべての
セルにおいて同じ条件で育苗を行うことができ均質な苗
を育てることができるという優れた効果が期待できるも
のである。
【図１】本発明にかかる育苗トレイを一部切欠して示す
部分断面図である。
部分断面図である。
【図２】育苗トレイの部分斜視図である。
１ 育苗トレイ ２ セル ３ 排水孔 ４ 凹部 ４ａ 隆起部 ５ リブ
Claims (2)
- 【請求項１】所定数のセルを縦横に配列してなる所定規
格の育苗トレイにおいて、各セル間のリブ上に１８０度
回転非対称の凹部を各セルから離れて独立した位置に複
数設けたことを特徴とする育苗トレイ。 - 【請求項２】凹部は、リブの交差位置に設けた請求項１
記載の育苗トレイ。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9026099A JP3009034B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 育苗トレイ |
| TW087100429A TW342309B (en) | 1997-01-23 | 1998-01-14 | Cultivation tray |
| IDP980083A ID20748A (id) | 1997-01-23 | 1998-01-22 | Wadah penyemaian |
| CN98103690A CN1121134C (zh) | 1997-01-23 | 1998-01-23 | 栽培盆 |
| KR10-1998-0001953A KR100501736B1 (ko) | 1997-01-23 | 1998-01-23 | 경작트레이 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9026099A JP3009034B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 育苗トレイ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10201375A JPH10201375A (ja) | 1998-08-04 |
| JP3009034B2 true JP3009034B2 (ja) | 2000-02-14 |
Family
ID=12184159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9026099A Expired - Fee Related JP3009034B2 (ja) | 1997-01-23 | 1997-01-23 | 育苗トレイ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3009034B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102128283B1 (ko) * | 2013-11-11 | 2020-06-30 | 삼성전자주식회사 | 식기 세척기 및 그 제어 방법 |
-
1997
- 1997-01-23 JP JP9026099A patent/JP3009034B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102128283B1 (ko) * | 2013-11-11 | 2020-06-30 | 삼성전자주식회사 | 식기 세척기 및 그 제어 방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH10201375A (ja) | 1998-08-04 |
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| JPS61139159U (ja) |
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