JP3439509B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技機を集中的に管理
する管理装置に対して管理情報を送出するための接続端
子が配設された基板を前面枠の裏側に形成された基板収
納室に収納し、基板収納室には、上記基板の接続端子を
覆う基板カバー部材を取り付けた遊技機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の遊技機には、遊技店内の遊技機を
集中管理する管理装置に遊技機の情報を送るための情報
端子を備えた基板が設けられている。そして、この基板
は、遊技機の裏側の上方に露出した状態で取り付けられ
ていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】近年の遊技店において
は、営業管理を行なうために、各遊技機が中央管理装置
に対して送出する管理情報の種類が著しく増加してい
る。したがって、基板の端子の数も増加する一方であ
る。また、基板に配線が多数接続されていると、上方か
ら落下してきた球がこれらの配線や接続端子に当って導
通不良が生じたり、或いは誤った情報の送出が行われた
りするトラブルが発生する。そこで、本発明は、上記導
通不良や誤った情報の送出などのトラブルを未然に防止
するためにカバー部材を設け、このカバー部材の開閉動
作中に誤って外れることを防止でき、尚且つ修理作業な
どで取り外す必要がある場合には簡単に取り外すことが
できるようにした遊技機を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、遊技機を集中的に管理する管理装置に対
して管理情報を送出するための接続端子が配設された基
板を前面枠の裏側に形成された基板収納室に収納し、基
板収納室には、上記基板に配設された接続端子を覆う基
板カバー部材を取り付けた遊技機において、上記基板収
納室は、外周面一側に、軸を上向きに突設した蝶着受片
を一対上下に突設するとともに、下側の蝶着受片の上方
には外れ止め片を軸上端から所定の間隔を空けて突設
し、上記基板カバー部材は、上記蝶着受片の軸に嵌合可
能な軸孔を有する一対の突片を上下に突設し、この一対
の突片の夫々の下面には、一端が上記軸孔の下開口縁に
連通して他端が上記基板カバー部材の背面側の側縁に至
る溝部を形成したことを特徴とする。 【0005】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は代表的な遊技機であるパチンコ機1の正
面図であり、図2はパチンコ機1の裏面図である。 【0006】パチンコ機1は、機枠2に対して蝶番3に
より開閉可能に蝶着した額縁状前面枠4の裏面に金属製
の遊技盤収納枠体を固定し、該遊技盤収納枠体内に遊技
盤5を装着して前面枠4の窓部を裏側から塞ぎ、遊技盤
収納枠体の裏側に上タンク6、導出樋7、球排出機構8
等の裏機構部品を設けた裏機構盤9を遊技盤収納枠体に
対して開閉可能な状態で軸着してある。 【0007】遊技盤5の表面にはガイドレール10やサ
イドケース等の区画部材により囲んだ遊技部11を形成
し、該遊技部11内のほぼ中央に特別図柄表示装置、普
通図柄表示装置、普通電動役物等の電気的遊技装置の一
つである中央遊技装置12を、その下方に電気的遊技装
置の一つであって球の受入状態を電気的に変換する大入
賞口13を、その他の遊技部11内に一般入賞口、風
車、始動口、チャッカ等の遊技装置を配設し、遊技部1
1内の左右に電飾装置の一種であるサイドランプ14を
取り付け、区画部材の外側近傍にリーチランプ、打止ラ
ンプ等の各種電飾装置を取り付けてある。 【0008】また、遊技盤5の裏面には大入賞口13、
一般入賞口、始動口などの入賞手段の裏面主要部域、即
ち入賞球出口を覆い、該遊技盤5裏面との間を球が流下
し得る一定間隔を保持して各入賞球出口からの入賞球を
回収する入賞球集合カバー部材15を設けてある。そし
て、上記した中央遊技装置12は、表示面等の前面部分
が遊技部11に臨んで後端部分が入賞球集合カバー部材
15の開口部を貫通して裏機構盤9の導出樋7の背面側
側壁より後方に突出した状態で取り付けられている。 【0009】そして、この遊技盤5に設けた中央遊技装
置12,大入賞口13等の電気的遊技装置およびサイド
ランプ14等の電飾装置などは遊技盤用電気的制御装置
16の制御の下で作動するように構成されており、遊技
盤用電気的制御装置16は裏機構盤9に着脱可能な状態
で配設されている。また、この裏機構盤9には、前記し
た球排出機構8等を電気的に制御する枠側用電気的制御
装置17を配設してある。 【0010】裏機構盤9は、遊技盤収納枠体背面のほぼ
全面を覆う大きさのプラスチック製の枠状体であり、遊
技盤5裏面と所定間隔を保持して遊技盤5裏面に平行な
垂直方向に延在する主壁面部18を形成し、該主壁面部
18のほぼ中央に入賞球集合カバー部材15が臨む範囲
に略矩形の開口窓部19を開設してある。そして、該開
口窓部19の上方に位置する主壁面部18には上タンク
6を嵌合するタンク用窪部20、導出樋用取付ボス2
1、電源分配基板収納室22などを形成し、開口窓部1
9の一側(図2及び図3中右側)には球排出機構8と流
路切換機構を嵌合する嵌合窪部23を上下一連に形成
し、該嵌合窪部23の下方に排出球流下路24と球抜き
流路の上部を形成し、前記電源分配基板収納室22のす
ぐ下から嵌合窪部23と嵌合窪部23下方に配設した枠
側用電気的制御装置17までを覆い得る被覆部材25を
止着可能とし、嵌合窪部23内に装着した球排出機構8
並びに流路切換機構の背面と被覆部材25内面との間に
配線収納空間が形成できるように構成してある。そし
て、後述する電源分配基板や球排出機構8などから延在
する配線、及び枠側用電気的制御装置への配線等を上記
配線収納空間内に通すようにしてある。 【0011】また、裏機構盤9の反対側の面には横長な
第1配線収納空部26を開口窓部19上縁に沿って形成
し、開口窓部19の他側(図2及び図3中左側)には上
記第1配線収納空部26に連通する縦長な第2配線収納
空部27を形成する。そして、電源分配基板から延在す
る配線を上記第1配線収納空部26から第2配線収納空
部27内に通すようにしてある。なお、裏機構盤9は一
側(本実施例では前面枠4の蝶着側)に設けた軸着部2
8により遊技盤収納枠体に対して開閉可能な状態で止着
され、自由端側に設けた止具により閉止状態を維持でき
るように構成してある。 【0012】次に、電源分配基板31及び該電源分配基
板31を収納する電源分配基板収納室22について説明
する。電源分配基板31は、当該パチンコ機1の外部
(島内に敷設された電源ライン)から供給される電源
(例えば24V)を複数の電気的制御装置(本実施例で
は遊技盤用電気的制御装置16及び枠側用電気的制御装
置17)に分配するとともに、店内のパチンコ機1…を
集中的に管理する管理装置に対して管理情報の送出を行
なうものであり、絶縁基板にヒューズ32、ランプ3
3、電源スイッチ34、各電気的制御装置16,17か
らの電源用配線を接続する電源分配用接続端子35,3
6や島内に敷設されて管理装置に接続された管理情報収
集用配線を接続する管理情報接続端子37、遊技盤用電
気的制御装置16からの配線を接続する遊技情報接続端
子38、枠側用電気的制御装置17への配線を接続する
枠側制御情報接続端子39などを配設してある。なお、
接続端子の種類が異なっても、単一のコネクタを接続で
きるようにしてもよい。 【0013】そして、管理情報接続端子37にコネクタ
接続したリード線40は、遊技店内に設けた管理装置か
ら延在する島内の管理情報収集用配線(図示せず)と接
続可能な約20cmの長さに設定されて切断され、且つ、
当該パチンコ機1の所定の管理情報を識別可能なよう
に、換言すれば接続先を識別可能なように接続先識別手
段を備える。この接続先識別手段としては、例えばリー
ド線40を予め定められた色に色分けしたり、接続先別
に収束してチューブ(図示せず)を被せてこのチューブ
を所定の色に分けたり、接続先を印刷するなどの手段が
ある。なお、管理情報接続端子37にコネクタによって
着脱可能に取り付けられるリード線40は、工場出荷時
に予め取り付けられている。したがって、このパチンコ
機1を遊技店に搬送して店内の島に次々と設置する場合
には、各パチンコ機1のリード線40の色やチューブの
色や印刷により遊技データ及び枠側データなどの管理デ
ータの種類を容易に識別することができ、これにより島
内の所定の管理情報収集用配線と確実に接続することが
できる。 【0014】また、本実施例における電源分配基板31
にはリレー等を継電手段41として配設し、この継電手
段41の入力側を遊技情報接続端子38及び枠側制御情
報接続端子39に接続し、出力側を管理情報接続端子3
7に接続し、この継電手段41を介して管理装置に当該
パチンコ機1の管理情報の送出を行なうように構成して
ある。この様にして継電手段41を設けると、この管理
情報接続端子37に誤って規定外の装置、例えば電圧や
電流値が規定を超えた装置が接続されても継電手段41
で電気的な縁が断たれているので、遊技盤用電気的制御
装置16及び枠側用電気的制御装置17に悪影響を及ぼ
すことがないし、万一規定値を極端に超えた装置が接続
されて継電手段41が破壊してしまった場合でも、電源
分配基板31だけを交換すれば修復でき、高価な電気的
制御装置16,17を交換する必要がない。さらに、送
信する遊技データをオン・オフ信号で送ることとなるの
で、パチンコ機1側から演算処理される遊技データ及び
枠側データなどの管理データの信号仕様と、これら管理
データを受信する管理装置の信号仕様が異なる場合であ
っても対処できる。 【0015】上記した構成からなる電源分配基板31を
収納する電源分配基板収納室22は、裏機構盤9の上方
部分であって前記前面枠4の蝶着側(図2及び図3中上
部右側)に形成されており、主壁面部18の表面側から
遊技盤5側に向かって突出形成、換言すれば主壁面部1
8を基準面とすると、この主壁面部18から表面側(パ
チンコ機1の前方)に向かって窪ませるとともに該窪部
の周壁を主壁面部18からパチンコ機1後方に周囲壁4
5となる壁を延設することにより十分な奥行きのある凹
室を形成し、周囲壁45によって囲まれた凹室の内部に
は電源分配基板31を平らな状態で少なくとも電源分配
基板31の裏面側及び周縁部を覆った状態で収容可能な
ほぼ四角形の収容領域を形成し、この収容領域内に電源
分配基板31を止着する止着ボス(図示せず)を立設し
たり、電源分配基板31を所定位置に案内する位置決め
突条(図示せず)を形成する。また、図面に示す電源分
配基板収納室22の奥行き面には前記した第1配線収納
空部26に連通する開口部を配線処理部として開設した
り、ランプ貫通口を開設する。 【0016】更に、周囲壁45の外周面一側には軸46
を上向きに突設した蝶着受片47を一対上下に突設し、
下側の蝶着受片47の上方には外れ止め片48を軸46
上端から所定の間隔を空けて突設する。 【0017】そして、上記した電源分配基板収納室22
の開口面には上記電源分配基板31の表面側に配設され
た接続端子やリレー41等の電気的部品を覆う電源分配
基板カバー部材49を前記した蝶着受片47により開閉
自在に取り付ける。この電源分配基板カバー部材49
は、前面が開放した透明プラスチック製の浅い箱状体で
あり、背面には電源スイッチ34の位置に対応する部分
を窪ませるとともに奥行き面に穴を開設したスイッチ操
作窓50を形成し、下面部と一方の側面の蝶着側には切
欠部を形成して該切欠部をフリーアクセス空間部51,
52とし、一方の側面の外側には軸孔53を有する突片
54を一対上下に突設し、他方の側面には所定幅でスリ
ットを入れて両スリット間に係止鈎55を外向きに形成
し、上面部には前方に向けて閉止位置案内突起56を突
設する。 【0018】電源分配基板カバー部材49の側面に突設
した突片54は、図6に示すように、一端が軸孔53の
下開口縁に連通して他端が背面側の側縁に至る溝部57
を突片54下面に電源分配基板カバー部材49の奥行き
方向に沿って形成してある。 【0019】電源分配基板カバー部材49を電源分配基
板収納室22に取り付ける場合には、図6に示すよう
に、背面及び溝部57の一端開口縁を下に向けることに
より溝部57の延在方向を軸46の方向と合わせて電源
分配基板カバー部材49を寝かせ状態で電源分配基板収
納室22側に近付け、溝部57内に蝶着受片47の軸4
6を入れる。なお、この様にして溝部57内に蝶着受片
47の軸46を入れても突片54の上端が外れ止め片4
8に当接しないように外れ止め片48の位置を設定して
ある。 【0020】そして、溝部57と軸46との係合部分を
中心にして電源分配基板カバー部材49を起こし、上側
の突片54を上側の蝶着受片47の手前を通過させて、
図7に示すように、上側の突片54の溝部57の一端開
口縁を上側の蝶着受片47の軸46に臨ませる。この様
にして電源分配基板カバー部材49を起こすと、下側の
蝶着受片47の軸46が突片54の軸孔53に合致して
嵌合可能な状態になり、途中まで嵌合する。また、この
状態で電源分配基板カバー部材49の上部を戻すように
して軸46の上端部分を溝部57内に通すと軸46の中
心と軸孔53の中心とが合致し、この状態で電源分配基
板カバー部材49を下降すると上側の受片の軸46が突
片54の軸孔53内に嵌合し、これにより上下両方の軸
46と軸孔53の嵌合が終了する。 【0021】この様にして取り付けた電源分配基板カバ
ー部材49は、上下の軸46を中心にして開閉動作を行
なうことができ、そのまま持ち上げて外そうとしても下
側の突片54が外れ止め片48に抑えられて外れない。
即ち、外れ止め片48が電源分配基板カバー部材49の
軸方向に移動を規制する規制手段として機能している。
したがって、電源分配基板カバー部材49は開閉動作中
に軸方向に移動して誤って外れることはない。 【0022】しかし、修理作業等で取り外す必要がある
場合には、前記した取付操作とは逆の操作を行なえば簡
単に取り外すことができる。即ち、図7中矢印で示すよ
うに、電源分配基板カバー部材49を少し持ち上げた状
態で軸46の上端を溝部57内に通して外し、その後に
電源分配基板カバー部材49を寝かせると下側の軸46
も外れて電源分配基板カバー部材49を取り外すことが
できる。 【0023】なお、上記した電源分配基板カバー部材4
9の上面は、背面側に向けて下り傾斜させ、島の上部に
配設してある球補給樋から球がこぼれて落下しても、こ
の球が電源分配基板カバー部材49上で止まらないよう
に構成してある。また、電源分配基板収納室22の周囲
壁45の上面も同様に開口面側に下り傾斜させてあり、
落下してきた球が自然に落下するようにしてある。した
がって、球が落下してきても、電源分配基板カバー部材
49の保護により球が電源分配基板31に配設された接
続端子やリレー41等の電気部品に当ることにより発生
する接触不良等のトラブルを未然に防止することがで
き、また、球が電源分配基板カバー部材49上や電源分
配基板収納室22の周囲壁45上に残ることも防止する
ことができる。 【0024】上記フリーアクセス空間部52は、電源分
配基板カバー部材49を閉じたときにおいて該カバー部
材49の開口縁と電源分配基板収納室22の周囲壁45
とが合わさった部分に意図的に形成された空間であり、
閉止状態での寸法を球径(例えば11mm)よりも小さく
設定し、少なくとも管理情報接続端子37より延在する
リード線40が通る寸法に設定してある。したがって、
落下してきた球がフリーアクセス空間部52内を通って
電源分配基板収納室22内に侵入することを防止でき、
接触不良等のトラブルを未然に防止できる。 【0025】また、図面の実施例では前面枠4の蝶着側
に寄せて形成し、且つ電源を供給する電源コード58お
よび管理情報接続端子37より延在する複数のリード線
40が通る寸法に設定してある。したがって、配線の数
量が増加してもフリーアクセス空間部51,52内に所
定のリード線を収束して整理した状態で通すことがで
き、リード線が電源分配基板カバー部材49に挟まれる
こともなくなり、しかも前面枠4を開閉しても配線の可
動範囲を小さくすることができ、これによりリード線が
強く引っ張られることはない。このため、リード線の断
線トラブルも防止できる。 【0026】そして、本実施例では電源分配基板カバー
部材49の背面にスイッチ操作窓50を開設してあるの
で、電源分配基板カバー部材49を閉じた状態で電源分
配基板31に配設してある電源スイッチ34を外部から
操作することができる。したがって、例えば遊技盤用電
気的制御装置16の確率設定操作で電源スイッチ34を
操作する場合やメンテナンスを行なう場合、電源分配基
板カバー部材49をその都度開放しなくても閉めたまま
で操作できる。このため、従来の様に電源コネクタをそ
の都度抜いたり再度差し込んだりする手間を省くことが
でき、作業能率が向上する。 【0027】なお、フリーアクセス空間部51,52
は、図面の実施例では電源分配基板カバー部材49の縁
を切り欠くことにより形成したが、電源分配基板収納室
22の周囲壁45を切り欠いて形成してもよいし、或は
両者を切り欠くことにより所定寸法の空間が形成される
ようにしてもよい。 【0028】また、前記した実施例は代表的な遊技機で
あるパチンコ機1について説明したが、本発明はパチン
コ機1に限定されるものではなく、球を使用する遊技機
であればどのような遊技内容あるいは構造のものでもよ
い。例えば、アレンジボール式遊技機などであってもよ
い。 【0029】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板収納室は、外周面一側に、軸を上向きに突設した蝶着
受片を一対上下に突設するとともに、下側の蝶着受片の
上方には外れ止め片を軸上端から所定の間隔を空けて突
設し、基板カバー部材は、上記蝶着受片の軸に嵌合可能
な軸孔を有する一対の突片を上下に突設したので、基板
カバー部材は、上下の軸を中心にして開閉動作を行うこ
とができ、そのまま持ち上げて外そうとしても下側の突
片が外れ止め片に抑えられる。したがって、基板カバー
部材は開閉動作中に軸方向に移動して誤って外れること
がない。そして、一対の突片の夫々の下面には、一端が
上記軸孔の下開口縁に連通して他端が上記基板カバー部
材の背面側の側縁に至る溝部を形成したので、修理作業
等で基板カバー部材を取り外す必要がある場合には、基
板カバー部材を少し持ち上げた状態で軸の上端を溝部内
に通して外すことができる。
する管理装置に対して管理情報を送出するための接続端
子が配設された基板を前面枠の裏側に形成された基板収
納室に収納し、基板収納室には、上記基板の接続端子を
覆う基板カバー部材を取り付けた遊技機に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の遊技機には、遊技店内の遊技機を
集中管理する管理装置に遊技機の情報を送るための情報
端子を備えた基板が設けられている。そして、この基板
は、遊技機の裏側の上方に露出した状態で取り付けられ
ていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】近年の遊技店において
は、営業管理を行なうために、各遊技機が中央管理装置
に対して送出する管理情報の種類が著しく増加してい
る。したがって、基板の端子の数も増加する一方であ
る。また、基板に配線が多数接続されていると、上方か
ら落下してきた球がこれらの配線や接続端子に当って導
通不良が生じたり、或いは誤った情報の送出が行われた
りするトラブルが発生する。そこで、本発明は、上記導
通不良や誤った情報の送出などのトラブルを未然に防止
するためにカバー部材を設け、このカバー部材の開閉動
作中に誤って外れることを防止でき、尚且つ修理作業な
どで取り外す必要がある場合には簡単に取り外すことが
できるようにした遊技機を提供することを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】本発明は上記に鑑み提案
されたもので、遊技機を集中的に管理する管理装置に対
して管理情報を送出するための接続端子が配設された基
板を前面枠の裏側に形成された基板収納室に収納し、基
板収納室には、上記基板に配設された接続端子を覆う基
板カバー部材を取り付けた遊技機において、上記基板収
納室は、外周面一側に、軸を上向きに突設した蝶着受片
を一対上下に突設するとともに、下側の蝶着受片の上方
には外れ止め片を軸上端から所定の間隔を空けて突設
し、上記基板カバー部材は、上記蝶着受片の軸に嵌合可
能な軸孔を有する一対の突片を上下に突設し、この一対
の突片の夫々の下面には、一端が上記軸孔の下開口縁に
連通して他端が上記基板カバー部材の背面側の側縁に至
る溝部を形成したことを特徴とする。 【0005】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面にもとづいて説
明する。図1は代表的な遊技機であるパチンコ機1の正
面図であり、図2はパチンコ機1の裏面図である。 【0006】パチンコ機1は、機枠2に対して蝶番3に
より開閉可能に蝶着した額縁状前面枠4の裏面に金属製
の遊技盤収納枠体を固定し、該遊技盤収納枠体内に遊技
盤5を装着して前面枠4の窓部を裏側から塞ぎ、遊技盤
収納枠体の裏側に上タンク6、導出樋7、球排出機構8
等の裏機構部品を設けた裏機構盤9を遊技盤収納枠体に
対して開閉可能な状態で軸着してある。 【0007】遊技盤5の表面にはガイドレール10やサ
イドケース等の区画部材により囲んだ遊技部11を形成
し、該遊技部11内のほぼ中央に特別図柄表示装置、普
通図柄表示装置、普通電動役物等の電気的遊技装置の一
つである中央遊技装置12を、その下方に電気的遊技装
置の一つであって球の受入状態を電気的に変換する大入
賞口13を、その他の遊技部11内に一般入賞口、風
車、始動口、チャッカ等の遊技装置を配設し、遊技部1
1内の左右に電飾装置の一種であるサイドランプ14を
取り付け、区画部材の外側近傍にリーチランプ、打止ラ
ンプ等の各種電飾装置を取り付けてある。 【0008】また、遊技盤5の裏面には大入賞口13、
一般入賞口、始動口などの入賞手段の裏面主要部域、即
ち入賞球出口を覆い、該遊技盤5裏面との間を球が流下
し得る一定間隔を保持して各入賞球出口からの入賞球を
回収する入賞球集合カバー部材15を設けてある。そし
て、上記した中央遊技装置12は、表示面等の前面部分
が遊技部11に臨んで後端部分が入賞球集合カバー部材
15の開口部を貫通して裏機構盤9の導出樋7の背面側
側壁より後方に突出した状態で取り付けられている。 【0009】そして、この遊技盤5に設けた中央遊技装
置12,大入賞口13等の電気的遊技装置およびサイド
ランプ14等の電飾装置などは遊技盤用電気的制御装置
16の制御の下で作動するように構成されており、遊技
盤用電気的制御装置16は裏機構盤9に着脱可能な状態
で配設されている。また、この裏機構盤9には、前記し
た球排出機構8等を電気的に制御する枠側用電気的制御
装置17を配設してある。 【0010】裏機構盤9は、遊技盤収納枠体背面のほぼ
全面を覆う大きさのプラスチック製の枠状体であり、遊
技盤5裏面と所定間隔を保持して遊技盤5裏面に平行な
垂直方向に延在する主壁面部18を形成し、該主壁面部
18のほぼ中央に入賞球集合カバー部材15が臨む範囲
に略矩形の開口窓部19を開設してある。そして、該開
口窓部19の上方に位置する主壁面部18には上タンク
6を嵌合するタンク用窪部20、導出樋用取付ボス2
1、電源分配基板収納室22などを形成し、開口窓部1
9の一側(図2及び図3中右側)には球排出機構8と流
路切換機構を嵌合する嵌合窪部23を上下一連に形成
し、該嵌合窪部23の下方に排出球流下路24と球抜き
流路の上部を形成し、前記電源分配基板収納室22のす
ぐ下から嵌合窪部23と嵌合窪部23下方に配設した枠
側用電気的制御装置17までを覆い得る被覆部材25を
止着可能とし、嵌合窪部23内に装着した球排出機構8
並びに流路切換機構の背面と被覆部材25内面との間に
配線収納空間が形成できるように構成してある。そし
て、後述する電源分配基板や球排出機構8などから延在
する配線、及び枠側用電気的制御装置への配線等を上記
配線収納空間内に通すようにしてある。 【0011】また、裏機構盤9の反対側の面には横長な
第1配線収納空部26を開口窓部19上縁に沿って形成
し、開口窓部19の他側(図2及び図3中左側)には上
記第1配線収納空部26に連通する縦長な第2配線収納
空部27を形成する。そして、電源分配基板から延在す
る配線を上記第1配線収納空部26から第2配線収納空
部27内に通すようにしてある。なお、裏機構盤9は一
側(本実施例では前面枠4の蝶着側)に設けた軸着部2
8により遊技盤収納枠体に対して開閉可能な状態で止着
され、自由端側に設けた止具により閉止状態を維持でき
るように構成してある。 【0012】次に、電源分配基板31及び該電源分配基
板31を収納する電源分配基板収納室22について説明
する。電源分配基板31は、当該パチンコ機1の外部
(島内に敷設された電源ライン)から供給される電源
(例えば24V)を複数の電気的制御装置(本実施例で
は遊技盤用電気的制御装置16及び枠側用電気的制御装
置17)に分配するとともに、店内のパチンコ機1…を
集中的に管理する管理装置に対して管理情報の送出を行
なうものであり、絶縁基板にヒューズ32、ランプ3
3、電源スイッチ34、各電気的制御装置16,17か
らの電源用配線を接続する電源分配用接続端子35,3
6や島内に敷設されて管理装置に接続された管理情報収
集用配線を接続する管理情報接続端子37、遊技盤用電
気的制御装置16からの配線を接続する遊技情報接続端
子38、枠側用電気的制御装置17への配線を接続する
枠側制御情報接続端子39などを配設してある。なお、
接続端子の種類が異なっても、単一のコネクタを接続で
きるようにしてもよい。 【0013】そして、管理情報接続端子37にコネクタ
接続したリード線40は、遊技店内に設けた管理装置か
ら延在する島内の管理情報収集用配線(図示せず)と接
続可能な約20cmの長さに設定されて切断され、且つ、
当該パチンコ機1の所定の管理情報を識別可能なよう
に、換言すれば接続先を識別可能なように接続先識別手
段を備える。この接続先識別手段としては、例えばリー
ド線40を予め定められた色に色分けしたり、接続先別
に収束してチューブ(図示せず)を被せてこのチューブ
を所定の色に分けたり、接続先を印刷するなどの手段が
ある。なお、管理情報接続端子37にコネクタによって
着脱可能に取り付けられるリード線40は、工場出荷時
に予め取り付けられている。したがって、このパチンコ
機1を遊技店に搬送して店内の島に次々と設置する場合
には、各パチンコ機1のリード線40の色やチューブの
色や印刷により遊技データ及び枠側データなどの管理デ
ータの種類を容易に識別することができ、これにより島
内の所定の管理情報収集用配線と確実に接続することが
できる。 【0014】また、本実施例における電源分配基板31
にはリレー等を継電手段41として配設し、この継電手
段41の入力側を遊技情報接続端子38及び枠側制御情
報接続端子39に接続し、出力側を管理情報接続端子3
7に接続し、この継電手段41を介して管理装置に当該
パチンコ機1の管理情報の送出を行なうように構成して
ある。この様にして継電手段41を設けると、この管理
情報接続端子37に誤って規定外の装置、例えば電圧や
電流値が規定を超えた装置が接続されても継電手段41
で電気的な縁が断たれているので、遊技盤用電気的制御
装置16及び枠側用電気的制御装置17に悪影響を及ぼ
すことがないし、万一規定値を極端に超えた装置が接続
されて継電手段41が破壊してしまった場合でも、電源
分配基板31だけを交換すれば修復でき、高価な電気的
制御装置16,17を交換する必要がない。さらに、送
信する遊技データをオン・オフ信号で送ることとなるの
で、パチンコ機1側から演算処理される遊技データ及び
枠側データなどの管理データの信号仕様と、これら管理
データを受信する管理装置の信号仕様が異なる場合であ
っても対処できる。 【0015】上記した構成からなる電源分配基板31を
収納する電源分配基板収納室22は、裏機構盤9の上方
部分であって前記前面枠4の蝶着側(図2及び図3中上
部右側)に形成されており、主壁面部18の表面側から
遊技盤5側に向かって突出形成、換言すれば主壁面部1
8を基準面とすると、この主壁面部18から表面側(パ
チンコ機1の前方)に向かって窪ませるとともに該窪部
の周壁を主壁面部18からパチンコ機1後方に周囲壁4
5となる壁を延設することにより十分な奥行きのある凹
室を形成し、周囲壁45によって囲まれた凹室の内部に
は電源分配基板31を平らな状態で少なくとも電源分配
基板31の裏面側及び周縁部を覆った状態で収容可能な
ほぼ四角形の収容領域を形成し、この収容領域内に電源
分配基板31を止着する止着ボス(図示せず)を立設し
たり、電源分配基板31を所定位置に案内する位置決め
突条(図示せず)を形成する。また、図面に示す電源分
配基板収納室22の奥行き面には前記した第1配線収納
空部26に連通する開口部を配線処理部として開設した
り、ランプ貫通口を開設する。 【0016】更に、周囲壁45の外周面一側には軸46
を上向きに突設した蝶着受片47を一対上下に突設し、
下側の蝶着受片47の上方には外れ止め片48を軸46
上端から所定の間隔を空けて突設する。 【0017】そして、上記した電源分配基板収納室22
の開口面には上記電源分配基板31の表面側に配設され
た接続端子やリレー41等の電気的部品を覆う電源分配
基板カバー部材49を前記した蝶着受片47により開閉
自在に取り付ける。この電源分配基板カバー部材49
は、前面が開放した透明プラスチック製の浅い箱状体で
あり、背面には電源スイッチ34の位置に対応する部分
を窪ませるとともに奥行き面に穴を開設したスイッチ操
作窓50を形成し、下面部と一方の側面の蝶着側には切
欠部を形成して該切欠部をフリーアクセス空間部51,
52とし、一方の側面の外側には軸孔53を有する突片
54を一対上下に突設し、他方の側面には所定幅でスリ
ットを入れて両スリット間に係止鈎55を外向きに形成
し、上面部には前方に向けて閉止位置案内突起56を突
設する。 【0018】電源分配基板カバー部材49の側面に突設
した突片54は、図6に示すように、一端が軸孔53の
下開口縁に連通して他端が背面側の側縁に至る溝部57
を突片54下面に電源分配基板カバー部材49の奥行き
方向に沿って形成してある。 【0019】電源分配基板カバー部材49を電源分配基
板収納室22に取り付ける場合には、図6に示すよう
に、背面及び溝部57の一端開口縁を下に向けることに
より溝部57の延在方向を軸46の方向と合わせて電源
分配基板カバー部材49を寝かせ状態で電源分配基板収
納室22側に近付け、溝部57内に蝶着受片47の軸4
6を入れる。なお、この様にして溝部57内に蝶着受片
47の軸46を入れても突片54の上端が外れ止め片4
8に当接しないように外れ止め片48の位置を設定して
ある。 【0020】そして、溝部57と軸46との係合部分を
中心にして電源分配基板カバー部材49を起こし、上側
の突片54を上側の蝶着受片47の手前を通過させて、
図7に示すように、上側の突片54の溝部57の一端開
口縁を上側の蝶着受片47の軸46に臨ませる。この様
にして電源分配基板カバー部材49を起こすと、下側の
蝶着受片47の軸46が突片54の軸孔53に合致して
嵌合可能な状態になり、途中まで嵌合する。また、この
状態で電源分配基板カバー部材49の上部を戻すように
して軸46の上端部分を溝部57内に通すと軸46の中
心と軸孔53の中心とが合致し、この状態で電源分配基
板カバー部材49を下降すると上側の受片の軸46が突
片54の軸孔53内に嵌合し、これにより上下両方の軸
46と軸孔53の嵌合が終了する。 【0021】この様にして取り付けた電源分配基板カバ
ー部材49は、上下の軸46を中心にして開閉動作を行
なうことができ、そのまま持ち上げて外そうとしても下
側の突片54が外れ止め片48に抑えられて外れない。
即ち、外れ止め片48が電源分配基板カバー部材49の
軸方向に移動を規制する規制手段として機能している。
したがって、電源分配基板カバー部材49は開閉動作中
に軸方向に移動して誤って外れることはない。 【0022】しかし、修理作業等で取り外す必要がある
場合には、前記した取付操作とは逆の操作を行なえば簡
単に取り外すことができる。即ち、図7中矢印で示すよ
うに、電源分配基板カバー部材49を少し持ち上げた状
態で軸46の上端を溝部57内に通して外し、その後に
電源分配基板カバー部材49を寝かせると下側の軸46
も外れて電源分配基板カバー部材49を取り外すことが
できる。 【0023】なお、上記した電源分配基板カバー部材4
9の上面は、背面側に向けて下り傾斜させ、島の上部に
配設してある球補給樋から球がこぼれて落下しても、こ
の球が電源分配基板カバー部材49上で止まらないよう
に構成してある。また、電源分配基板収納室22の周囲
壁45の上面も同様に開口面側に下り傾斜させてあり、
落下してきた球が自然に落下するようにしてある。した
がって、球が落下してきても、電源分配基板カバー部材
49の保護により球が電源分配基板31に配設された接
続端子やリレー41等の電気部品に当ることにより発生
する接触不良等のトラブルを未然に防止することがで
き、また、球が電源分配基板カバー部材49上や電源分
配基板収納室22の周囲壁45上に残ることも防止する
ことができる。 【0024】上記フリーアクセス空間部52は、電源分
配基板カバー部材49を閉じたときにおいて該カバー部
材49の開口縁と電源分配基板収納室22の周囲壁45
とが合わさった部分に意図的に形成された空間であり、
閉止状態での寸法を球径(例えば11mm)よりも小さく
設定し、少なくとも管理情報接続端子37より延在する
リード線40が通る寸法に設定してある。したがって、
落下してきた球がフリーアクセス空間部52内を通って
電源分配基板収納室22内に侵入することを防止でき、
接触不良等のトラブルを未然に防止できる。 【0025】また、図面の実施例では前面枠4の蝶着側
に寄せて形成し、且つ電源を供給する電源コード58お
よび管理情報接続端子37より延在する複数のリード線
40が通る寸法に設定してある。したがって、配線の数
量が増加してもフリーアクセス空間部51,52内に所
定のリード線を収束して整理した状態で通すことがで
き、リード線が電源分配基板カバー部材49に挟まれる
こともなくなり、しかも前面枠4を開閉しても配線の可
動範囲を小さくすることができ、これによりリード線が
強く引っ張られることはない。このため、リード線の断
線トラブルも防止できる。 【0026】そして、本実施例では電源分配基板カバー
部材49の背面にスイッチ操作窓50を開設してあるの
で、電源分配基板カバー部材49を閉じた状態で電源分
配基板31に配設してある電源スイッチ34を外部から
操作することができる。したがって、例えば遊技盤用電
気的制御装置16の確率設定操作で電源スイッチ34を
操作する場合やメンテナンスを行なう場合、電源分配基
板カバー部材49をその都度開放しなくても閉めたまま
で操作できる。このため、従来の様に電源コネクタをそ
の都度抜いたり再度差し込んだりする手間を省くことが
でき、作業能率が向上する。 【0027】なお、フリーアクセス空間部51,52
は、図面の実施例では電源分配基板カバー部材49の縁
を切り欠くことにより形成したが、電源分配基板収納室
22の周囲壁45を切り欠いて形成してもよいし、或は
両者を切り欠くことにより所定寸法の空間が形成される
ようにしてもよい。 【0028】また、前記した実施例は代表的な遊技機で
あるパチンコ機1について説明したが、本発明はパチン
コ機1に限定されるものではなく、球を使用する遊技機
であればどのような遊技内容あるいは構造のものでもよ
い。例えば、アレンジボール式遊技機などであってもよ
い。 【0029】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、基
板収納室は、外周面一側に、軸を上向きに突設した蝶着
受片を一対上下に突設するとともに、下側の蝶着受片の
上方には外れ止め片を軸上端から所定の間隔を空けて突
設し、基板カバー部材は、上記蝶着受片の軸に嵌合可能
な軸孔を有する一対の突片を上下に突設したので、基板
カバー部材は、上下の軸を中心にして開閉動作を行うこ
とができ、そのまま持ち上げて外そうとしても下側の突
片が外れ止め片に抑えられる。したがって、基板カバー
部材は開閉動作中に軸方向に移動して誤って外れること
がない。そして、一対の突片の夫々の下面には、一端が
上記軸孔の下開口縁に連通して他端が上記基板カバー部
材の背面側の側縁に至る溝部を形成したので、修理作業
等で基板カバー部材を取り外す必要がある場合には、基
板カバー部材を少し持ち上げた状態で軸の上端を溝部内
に通して外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】代表的な遊技機であるパチンコ機の正面図であ
る。 【図2】パチンコ機の背面図である。 【図3】裏機構盤の分解斜視図である。 【図4】電源分配基板カバー部材を開いた状態における
電源分配基板及び電源分配基板収納室の斜視図である。 【図5】電源分配基板カバー部材を閉じた状態における
電源分配基板収納室の斜視図である。 【図6】電源分配基板カバー部材を取り付ける前の状態
を示す斜視図である。 【図7】電源分配基板カバー部材の上側の突片が外れた
状態を示す斜視図である。 【図8】電源分配基板カバー部材の正面図である。 【符号の説明】 1 パチンコ機 3 前面枠の蝶番 4 前面枠 5 遊技盤 8 球排出機構 9 裏機構盤 11 大入賞口 16 遊技盤用電気的制御装置 17 枠側用電気的制御装置 18 裏機構盤の主壁面部 19 開口窓部 22 電源分配基板収納室 31 電源分配基板 34 電源スイッチ 35 電源分配用接続端子 36 電源分配用接続端子 37 管理情報接続端子 38 遊技情報接続端子 39 枠側制御情報接続端子 40 管理情報接続端子に予め接続したリード線 41 継電手段 45 周囲壁 46 蝶着受片の軸 47 蝶着受片 48 外れ止め片 49 電源分配基板カバー部材 50 電源スイッチ操作窓 51 フリーアクセス空間部 52 フリーアクセス空間部 53 突片の軸孔 54 突片 57 突片の溝部 58 電源コード
る。 【図2】パチンコ機の背面図である。 【図3】裏機構盤の分解斜視図である。 【図4】電源分配基板カバー部材を開いた状態における
電源分配基板及び電源分配基板収納室の斜視図である。 【図5】電源分配基板カバー部材を閉じた状態における
電源分配基板収納室の斜視図である。 【図6】電源分配基板カバー部材を取り付ける前の状態
を示す斜視図である。 【図7】電源分配基板カバー部材の上側の突片が外れた
状態を示す斜視図である。 【図8】電源分配基板カバー部材の正面図である。 【符号の説明】 1 パチンコ機 3 前面枠の蝶番 4 前面枠 5 遊技盤 8 球排出機構 9 裏機構盤 11 大入賞口 16 遊技盤用電気的制御装置 17 枠側用電気的制御装置 18 裏機構盤の主壁面部 19 開口窓部 22 電源分配基板収納室 31 電源分配基板 34 電源スイッチ 35 電源分配用接続端子 36 電源分配用接続端子 37 管理情報接続端子 38 遊技情報接続端子 39 枠側制御情報接続端子 40 管理情報接続端子に予め接続したリード線 41 継電手段 45 周囲壁 46 蝶着受片の軸 47 蝶着受片 48 外れ止め片 49 電源分配基板カバー部材 50 電源スイッチ操作窓 51 フリーアクセス空間部 52 フリーアクセス空間部 53 突片の軸孔 54 突片 57 突片の溝部 58 電源コード
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 遊技機を集中的に管理する管理装置に対
して管理情報を送出するための接続端子が配設された基
板を前面枠の裏側に形成された基板収納室に収納し、基
板収納室には、上記基板に配設された接続端子を覆う基
板カバー部材を取り付けた遊技機において、 上記基板収納室は、外周面一側に、軸を上向きに突設し
た蝶着受片を一対上下に突設するとともに、下側の蝶着
受片の上方には外れ止め片を軸上端から所定の間隔を空
けて突設し、 上記基板カバー部材は、上記蝶着受片の軸に嵌合可能な
軸孔を有する一対の突片を上下に突設し、 この一対の突片の夫々の下面には、一端が上記軸孔の下
開口縁に連通して他端が上記基板カバー部材の背面側の
側縁に至る溝部を形成したことを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30077693A JP3439509B2 (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30077693A JP3439509B2 (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07124317A JPH07124317A (ja) | 1995-05-16 |
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Family
ID=17888958
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30077693A Expired - Fee Related JP3439509B2 (ja) | 1993-11-08 | 1993-11-08 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3439509B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006204786A (ja) * | 2005-01-31 | 2006-08-10 | Aruze Corp | 遊技機 |
-
1993
- 1993-11-08 JP JP30077693A patent/JP3439509B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07124317A (ja) | 1995-05-16 |
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