JP3439198B2 - 白滝収束方法および白滝収束装置 - Google Patents

白滝収束方法および白滝収束装置

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JP3439198B2 JP2001120923A JP2001120923A JP3439198B2 JP 3439198 B2 JP3439198 B2 JP 3439198B2 JP 2001120923 A JP2001120923 A JP 2001120923A JP 2001120923 A JP2001120923 A JP 2001120923A JP 3439198 B2 JP3439198 B2 JP 3439198B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、巻白滝を束ねる巻
白滝収束方法および巻白滝収束装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、白滝は、巻かれた状態の巻白滝に
した後、この巻白滝が解けないように糸、輪ゴム、ある
いは熱収縮性のテープで束ねてから包装がなされ、商品
として出荷されていた。
【0003】例えば、特開平7−184584号公報に
は、熱溶着性および熱収縮性を有するバンドで巻白滝を
巻回し、その後、バンドの両端を溶着してループ状に
し、さらに、ループ状となったバンドに熱を加えること
でバンドを収縮させて、巻白滝を束ねる発明が開示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、熱収縮
性のバンドにより巻白滝を束ねる際、バンドを収縮させ
るために加えた熱が巻白滝に吸収されてしまいバンドを
十分に収縮させることができず、包装後に、巻白滝が解
けてしまう場合があった。
【0005】また、特開平7−184584号公報に開
示されている装置は、回転テーブル上の円周で巻白滝を
束ねる構成であるため、設置場所を広くとってしまって
いた。
【0006】そこで、本発明は、包装後に巻白滝が解け
ないように、巻白滝を束ねることができる巻白滝収束方
法および巻白滝収束装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の巻白滝収束方法は、所定の長さの白滝が巻かれ
た状態の巻白滝を収束する白滝収束方法において、熱可
塑性樹脂フィルムからなる少なくとも2つのテープによ
り、前記巻白滝を挟み込む工程と、前記巻白滝を挟み込
んだ前記各テープを互いに溶着して、前記巻白滝を巻回
するリング状テープを形成する第1の溶着工程と、前記
リング状テープで巻回されている前記巻白滝の位置を規
制した状態で前記リング状テープを引っ張る、引っ張り
工程と、前記引っ張り工程にて引っ張られることにより
前記巻白滝から離隔した前記リング状テープの余剰部を
溶着して前記リング状テープの弛みを除去することで、
前記巻白滝を前記リング状テープにより収束する第2の
溶着工程とを含むことを特徴とする。
【0008】上記の通りの本発明の白滝収束方法は、熱
可塑性樹脂フィルムからなる少なくとも2つのテープを
溶着することで巻白滝を巻回するリング状テープを形成
し、このリング状テープを引っ張ることで巻白滝から離
隔したリング状テープの余剰部を溶着して、巻白滝に対
するリング状テープの弛みを除去して、巻白滝を収束す
る。このため、巻白滝を収束するテープの余剰部を巻白
滝から離して溶着するため、溶着の際の熱が巻白滝に吸
収されることはない。
【0009】また、本発明の白滝収束方法は、第1の溶
着工程で、各テープを少なくとも2箇所で溶着する工程
を含むものであってもよい。
【0010】さらに、本発明の白滝収束方法は、第1の
溶着工程を、少なくとも2回繰り返すものであってもよ
い。この場合、巻白滝に付着している水によりテープが
濡れた状態であったとしても、第1の溶着工程を少なく
とも2回繰り返すことで、テープを溶着するために必要
な熱をテープに十分に印加することができ、確実な溶着
を行うことができる。
【0011】本発明の白滝収束装置は、所定の長さの白
滝が巻かれた状態の巻白滝を収束する白滝収束装置にお
いて、熱可塑性樹脂フィルムからなる少なくとも2つの
テープで、前記巻白滝を挟み込むように、前記各テープ
を供給するテープ供給手段と、前記巻白滝を巻回するリ
ング状テープを形成するため、前記巻白滝を挟み込んだ
前記各テープを互いに溶着させる第1の溶着手段と、前
記リング状テープを引っ張る引っ張り手段、前記引っ張
り手段によって前記リング状テープを引っ張る際、前記
リング状テープで巻回された前記巻白滝の位置を規制す
る位置規制手段、および前記位置規制手段で前記巻白滝
の位置を規制した状態で、前記引っ張り手段によって引
っ張られることで前記巻白滝から離隔した前記リング状
テープの余剰部を溶着する第2の溶着手段を有する収束
手段とを備え、弛みが除去された前記リング状テープに
より前記巻白滝を収束することを特徴とする。
【0012】上記の通り構成された本発明の白滝収束装
置は、まず、テープ供給手段により、熱可塑性樹脂フィ
ルムからなる少なくとも2つのテープで巻白滝を挟み込
むようにテープを供給し、第1の溶着手段で各テープを
互いに溶着させて巻白滝を巻回するリング状テープを形
成する。次いで、収束手段において、位置規制手段で前
記巻白滝の位置を規制した状態で引っ張り手段によって
前記リング状テープを引っ張り、第2の溶着手段によ
り、巻白滝から離隔した前記リング状テープの余剰部を
溶着する。このため、巻白滝を収束するテープの余剰部
を巻白滝から離して溶着するため、溶着の際の熱が巻白
滝に吸収されることはない。
【0013】引っ張り手段は、開閉し、かつ、リング状
テープを引っ掛ける鈎部が形成された一対の爪部を有す
るものであってもよい。
【0014】位置規制手段には、爪部が通過可能な間隔
の間隙が形成されているものであってもよい。
【0015】また、位置規制手段には、間隔が、爪部が
通過可能な第1の間隔と、リング状テープの余剰部のみ
が通過可能な第2の間隔との間で可変する間隙が形成さ
れているものであってもよく、特に、位置規制手段は、
少なくとも一方が回動する一対のシャッタであり、対向
する各シャッタの間が間隙となるものであってもよい。
この場合、シャッタの間隙を、リング状テープの余剰部
のみが通過可能な第2の間隔にできるため、巻白滝が間
隙をすり抜けることはない。
【0016】また、本発明の白滝収束装置は、各テープ
を連続的に供給するテープ供給手段と、連続的に供給さ
れてきた各テープで連続的にリング状テープを形成する
際、巻白滝を巻回している複数のリング状テープ間に形
成される、巻白滝を巻回していない部分を切断する第1
の切断手段とを有するものであってもよい。
【0017】また、収束手段は、第2の溶着手段により
溶着されたリング状テープの余剰部を切断する第2の切
断手段を備えているものであってもよい。
【0018】直線的に配列された、第1の溶着手段、第
1の切断手段、収束手段に対して、巻白滝を直線的に搬
送する搬送手段を備えているものであってもよい。この
ように白滝収束装置を直線的な構成とすることで、白滝
収束装置を設置するために広い場所を用意する必要がな
い。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0020】図1に本発明の一実施形態である巻白滝収
束装置の概略側面図を示す。
【0021】巻白滝収束装置は、所定の長さの白滝を、
巻かれた状態の巻白滝10として形成する、特願平5−
297816号公報に開示されたものと同様の構成の白
滝巻取機2から供給された巻白滝10を、テープで束ね
て解けないようにするための装置である。
【0022】本実施形態の巻白滝収束装置は、巻白滝1
0を受容するケース9を直線的に搬送する搬送部90
と、巻白滝供給機2から供給された巻白滝10を受容す
る巻白滝受容部1と、巻白滝10を束ねるための、熱可
塑性樹脂フィルムからなる第1のテープ82と第2のテ
ープ84とを供給するテープ供給部80と、第1のテー
プ82と第2のテープ84とを溶着してリング状にする
溶着部21と、溶着後のテープを切断し、各巻白滝10
を独立させるカット部41と、リング状となったテープ
の弛みを除去して、巻白滝10が解けないように束ねる
収束部61とを有する。これら巻白滝受容部1、溶着部
21、カット部41、および収束部61は直線的に配列
されている。
【0023】以下に各部の構成に関して順次説明する。
【0024】搬送部90は、複数のケース9が固定され
たコンベアチェーン91と、コンベアチェーン91を回
動させるスプロケット92とを有する。スプロケット9
2の間に張設されたコンベアチェーン91は、不図示の
駆動機構によって断続的に矢印A方向に回転するスプロ
ケット92により断続的な回動がなされる。
【0025】巻白滝受容部1では、巻白滝供給機2から
落下して供給される巻白滝10をケース9により受容す
る。
【0026】このケース9の構造を説明する図を図2に
示す。
【0027】図2(a)は、ケース9を、搬送部90に
よる搬送方向に対して側方から見た側面図であり、図2
(b)は、ケース9を、搬送方向(図1に示す矢印B方
向)に見た正面図である。
【0028】ケース9は、上方に巻白滝10が投入され
る開口9eが形成され、内部に昇降可能な昇降台9aが
設けられている。開口9eから投入された巻白滝10
は、昇降台9aの上面に保持される。また、ケース9の
下面は、コンベアチェーン91を張設しているスプロケ
ット92間に設けられた不図示のシリンダの差し込み用
の孔が形成されており、このシリンダにより昇降台9a
の昇降がなされる。
【0029】ケース9の両側板9fの上方には、それぞ
れシリコンゴム9bと、ガイド板9cとが取り付けられ
ている。シリコンゴム9bは、後述の第1のヒータバー
22が上方から押し付けられる際の受容部であり、第1
のテープ82と第2のテープ84との溶着を補助するも
のであり、半溶融状態となった第2のテープ84が付着
することも防止する。ガイド板9cは、その両上端にカ
ギ形状のテープガイド9dが形成されており、これらテ
ープガイド9dの間を第1のテープ82が通過すること
で、第1のテープ82が位置ずれすることなく供給され
る。
【0030】テープ供給部80は、第1のテープ82を
供給する第1のテープ供給ローラ81と、第1のテープ
82を、ケース9のガイド板9cまでガイドするガイド
ローラ85と、第2のテープ84を供給する第1のテー
プ供給ローラ83と、第2のテープ84を溶着部21ま
でガイドするガイドローラ87、88とを有する。
【0031】溶着部21は、シリンダ24により同時に
上下に移動する第1のヒータバー22を2つ有する。内
部に円筒状のヒータ23がそれぞれ設けられている各第
1のヒータバー22は、溶着部21の真下まで搬送され
てきたケース9の両側板9fの各シリコンゴム9bに対
して押し付け可能な位置に配置されている。ヒータ23
が加熱駆動されることで第1のヒータバー22を加熱
し、この熱で第1のテープ82と第2のテープ84とを
溶着する。
【0032】カット部41は、溶着部21で溶着された
第1のテープ82と第2のテープ84とを切断する第1
のカッタ42と、第1のカッタ42を上下に移動させる
シリンダ45と、第1のカッタ42で切断される部分の
両サイドを押さえつけることで切断を補助する2枚の押
さえ板43と、各押さえ板43を上下に移動させるシリ
ンダ44とを有する。
【0033】収束部61は、巻白滝10の上方に位置す
る第2のテープ84を引っ掛けて上方に引っ張り上げる
爪62と、爪62を開閉させる開閉機構68と、爪62
により第2のテープ84を持ち上げる際に、巻白滝10
までもが持ち上げられないように巻白滝10を押さえる
シャッタ63a、63bと、シャッタ63a、63bの
隙間13から爪62により引っ掛けて持ち上げられたテ
ープを溶着する第2のヒータバー64と、第2のヒータ
バー64の受け部、および第2のテープ84の余剰部8
9f(図5(h)、図6(h)参照)を切断する第2の
カッタ71を備えたヒータバー受け70とを有する。
【0034】ここで、図3に、爪62および開閉機構6
8を説明する図を示す。
【0035】2枚の爪62は、互いに向き合うようにし
て2本の平行なガイドシャフト68bに摺動可能に設け
られた2つのキャリア68aの下端にそれぞれ取り付け
られている。各キャリア68aは、不図示の駆動機構に
より回転駆動するピニオンギア62dと噛み合う、ラッ
クギア68cを有しており、ラックアンドピニオン機構
により左右に移動する。このキャリア68aの左右方向
への移動により、図3(a)および図3(b)に示すよ
うな爪62の開閉を行う。すなわち、ピニオンギア62
dが矢印a方向に回転すると、爪62は図3(a)に示
すように開き、矢印b方向に回転すると、爪62は図3
(b)に示すように閉じる。
【0036】爪62の先端には、第2のテープ84を引
っ掛ける引掛部62aが対向するようにして形成されて
おり、爪62を閉じた際に引掛部62aの先端部同士が
突き当たるようになっている。引掛部62aの先端部同
士が突き当たった際の爪62の間隔lは、用いられる第
2のテープ84よりも広くなるように構成されている。
【0037】上述の開閉機構68は、図1に示すシリン
ダ67で昇降するようになっており、これら開閉機構6
8とシリンダ67との動作を組み合わせることで、第2
のテープ84を持ち上げるようにしている。すなわち、
シリンダ67で開閉機構68を降下させる際は爪62は
開いており、降下しきったところで爪62が閉じ、引掛
部62a上に第2のテープ84を引っ掛ける。そして、
開閉機構68が閉じた状態で、シリンダ67で開閉機構
68を上昇させて第2のテープ84を持ち上げる構成と
なっている。
【0038】次に、図4に第2のヒータバー64近傍の
拡大図を示す。
【0039】第2のヒータバー64はシリンダ66によ
って前進および後退移動がなされる。また、ヒータバー
受け70には、第2のカッタ71が第2のヒータバー6
4に向かって進退可能に設けられている。第2のヒータ
バー64とヒータバー受け70とは、第2のヒータバー
64の運動に連動してヒータバー受け70を対向移動さ
せる運動伝達機構(不図示)を介して連結され、シリン
ダ66によって第2のヒータバー64を前進させたり後
退させることで、第2のヒータバー64とヒータバー受
け70とが閉じたり開いたりする。
【0040】また、ヒータバー受け70には、ヒータ6
5の加熱駆動により半溶融状態となった第2のテープ8
4が付着するのを防止するためにシリコンゴム70aが
貼り付けられている。一方、第2のヒータバー64の、
第2のカッタ71と対向する部位には、第2のカッタ7
1が前進した際に、第2のカッタ71が進入可能な溝6
4aが形成されている。
【0041】これら第2のヒータバー64とヒータバー
受け70とで、爪62により持ち上げられて巻白滝10
から離隔したテープの余剰部89fの一部を挟んで加圧
し、ヒータ65を加熱駆動させることでテープを溶着さ
せる。そして、第2のカッタ71を前進させることで、
テープの溶着された部分が切断される。
【0042】このような構成の第2のヒータバー64と
ヒータバー受け70との下方に、シャッタ63a、63
bが、隙間69が形成されるようにして設けられてい
る。これらシャッタ63a、63bは、上述したように
爪62により第2のテープ84を引き上げる際に、共に
持ち上げられる巻白滝10が第2のヒータバー64とヒ
ータバー受け70との位置まで持ち上げられないよう
に、巻白滝10の位置を規制するためのものである。な
お、シャッタ63bは、爪62により第2のテープ84
を持ち上げる際に、共に持ち上げられる巻白滝10によ
り下から押し上げられることで、シャッタ63aと略平
行となる位置まで回動するように設けられている。
【0043】隙間69は、シャッタ63bが下方に垂れ
下がっている状態では、爪62が通過可能な間隔l1
開いているが、爪62が第2のテープ84を引っ掛けて
隙間69を通過後、第2のテープ84を引き上げる際に
共に持ち上げられる巻白滝10がシャッタ63bを押し
上げることで、隙間69は間隔l2まで狭められるよう
に構成されている。このように隙間69が間隔l2まで
狭められることで、爪62により持ち上げられた第2の
テープ84のみがすり抜けられる程度の間隔となるの
で、巻白滝10が隙間69をすり抜けることはない。こ
の間隔l2をできるだけ狭くするとともに、第2のテー
プ84を傷つけないようにするため、シャッタ63a、
63bの先端部には、ゴム等の弾性を有する保護部材を
装着するのが好ましい。なお、本実施形態では、回動可
能な構成のシャッタ63bを例に示すが、これに限定さ
れるものではなく、巻白滝10が隙間69を通過しない
のであれば、シャッタ63bは固定されているものであ
ってもよい。
【0044】次に、上述した本実施形態の巻白滝収束装
置による巻白滝の収束方法に関して図5および図6を用
いて説明する。なお、図5は、巻白滝の収束における各
工程を、ケース9の搬送方向に対して側方からみた工程
説明図であり、図6は、ケース9を搬送方向(図1に示
す矢印Bの方向)からみた、図5に対応する工程説明図
である。
【0045】図5(a)および図6(a)は、図1にお
けるP1の位置でケース9内に昇降可能に設けられた昇
降台9a上の第1のテープ82の上に、巻白滝10が白
滝巻取機2から供給された状態を示している。昇降台9
aは、シリンダによりケース9の最上部に持ち上げられ
ており、この昇降台9aの上面には、第1のテープ供給
ローラ81から第1のテープ82が供給されている。こ
の状態で、白滝巻取機2が上方から第1のテープ82上
に巻白滝10を落下させる。
【0046】次に、ケース9は、図1での位置P1の位
置から、位置P2まで移動する。
【0047】図5(b)および図6(b)に示すよう
に、昇降台9aは、シリンダが下がることで巻白滝10
とともにケース9の最下部まで降下する。この際、第1
のテープ82は、昇降台9aと巻白滝10に挟み込まれ
た状態にあるため、昇降台9aが降下して第1のテープ
82をケース9内に引き込んだ分だけ、第1のテープ供
給ローラ81から新たな第1のテープ82が引き出され
ることとなる。位置P1における続いての白滝巻取機2
からの巻白滝10の供給は、新たな第1のテープ82が
引き出された後になされる。
【0048】次に、ケース9は、図1での位置P2の位
置から、位置P3まで移動する。
【0049】位置P3まで移動したケース9の上方に
は、図5(c)および図6(c)に示すように、第2の
テープ供給ローラ83から第2のテープ84が供給され
てくる。すなわち、この状態で巻白滝10は、第1のテ
ープ82と第2のテープ84とに挟み込まれた状態とな
っている。
【0050】次いで、図5(d)および図6(d)に示
すように、位置P3にて、第1のヒータバー22が降下
して、第1のテープ82と、第2のテープ84とをケー
ス9のシリコンゴム9bで挟み込んで圧着加熱すること
で溶着部89a、89bの2箇所にて溶着する。
【0051】なお、この溶着は、少なくとも2回行うの
が好ましい。これは、以下の理由による。すなわち、巻
白滝10は水分を含み、濡れているため、第1のテープ
82および第2のテープ84も濡れてしまっている場合
がある。このような場合、第1のヒータバー22からの
熱が水分に吸収され、溶着のための熱量が不足して確実
に溶着できない場合がある。このような不確実性を排除
するため、本実施形態の巻白滝収束装置は、この溶着工
程を少なくとも2回行い、溶着を確実なものとしてい
る。
【0052】この溶着により、第1のテープ82と、第
2のテープ84とでリング状テープ89cが形成され
る。巻白滝10は、このリング状テープ89cにより束
ねられた状態となるが、この時点では、巻白滝10とリ
ング状テープ89cとの間には、巻白滝10が解けてし
まう程度の隙間が依然存在している。
【0053】リング状テープ89cにより束ねられた巻
白滝10を入れたケース9は、コンベアチェーン91に
より、さらに、図1に示す、位置P4を通過し、位置P5
まで搬送される。ケース9が位置P5までくると、ま
ず、シリンダ44を駆動させて押さえ板43を降下させ
る。これにより、位置P4側の溶着部89aと、位置P5
側の溶着部89bとを、押さえ板43とケース9のシリ
コンゴム9bとによりそれぞれ挟み込む。この挟み込み
により位置P4側の溶着部89aと位置P5側の溶着部8
9bとの間の第1のテープ82と第2のテープ84とに
テンションをかけた状態で、シリンダ45によって第1
のカッタ10を降下させて切断部89dにてテープを切
断する。この切断により、位置P5のケース9内に収め
られているリング状テープ89cにより束ねられた巻白
滝10は、個別の独立した状態となる。
【0054】次に、ケース9は、図1での位置P5の位
置から、位置P6まで移動する。
【0055】図5(f)に示すように、シャッタ63b
は、下方に垂れた状態にある。この状態で第2のヒータ
バー64とヒータバー受け70との間を通過し、図6
(f)に示すように、上方から開いた状態の爪62が隙
間69へと降下してくる。
【0056】そして、図5(g)および図6(g)に示
すように、開いた状態の爪62が、リング状テープ89
cの第2のテープ84を避けてシャッタ63a、63b
により形成される間隔l1の隙間69を通過して巻白滝
10内へと進入する。そして、爪62は、図6(g’)
に示すように、巻白滝10内に進入した爪62の引掛部
62aが第2のテープ84の下で突き当てるように閉じ
られる。なお、爪62を閉じる方向は、巻白滝10が巻
かれている方向と同方向となるため、爪62を閉じるこ
とによって、爪62が巻白滝10を挟み込んだり、傷つ
けたりすることはない。
【0057】第2のテープ84の下で閉じられた爪62
は、この閉じた状態で、第2のテープ84を上方に引き
上げる。これにより、図5(h)および図6(h)に示
すように、第2のテープ84が爪62の引掛部62aに
引っ掛けられて、隙間69から引っ張り出される。この
際、上述したように、共に持ち上げられる巻白滝10に
より下方から押し上げられることでシャッタ63bが回
動して隙間69が間隔l2まで狭められているので、巻
白滝10が隙間69を通過して上方に引っ張り出される
ことはない。この工程では、巻白滝10がシャッタ63
a、63bにより押さえつけられて位置規制された状態
でリング状テープ89cのみが引き上げられるので、リ
ング状テープ89cが絞られることとなる。これによ
り、リング状テープ89cと巻白滝10との間に存在し
た、巻白滝10自身が解けるほどの隙間がなくなる。た
だし、リング状テープ89cの引き上げは、リング状テ
ープ89cが切れない程度の力で引き上げられる。
【0058】このようにしてリング状テープ89cを絞
った状態で、図5(h’)に示すように、第2のヒータ
バー64とヒータバー受け70とで、爪62により持ち
上げられた、リング状テープ89cの巻白滝10から離
隔した余剰部89fを挟んで加圧溶着する。そして、第
2のカッタ71を前進させることで、第2のテープ84
の溶着された部分を切断する。
【0059】以上の工程を経ることで、巻白滝10が解
けない確実なる収束が、リング状テープ89cによりな
される。なお、このリング状テープ89cは、消費者が
巻白滝10が食べる際には消費者により切り取られる。
【0060】リング状テープ89cが第2のカッタ71
により切断されることで生じる切断片89eは、爪62
が開いた際に、図5(i)および図6(i)に示すよう
に、吸引口100によって吸引される。
【0061】解けないようにリング状テープ89cで収
束された巻白滝10は、第2のヒータバー64とヒータ
バー受け70とが後退することで、リング状テープ89
cの溶着部が解放され、昇降台9a上に落下する。そし
て、巻白滝10は、図1に示す、ケース9の開口9eが
下方を向く位置P7で、重力により自然落下することで
ケース9から排出される。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、熱
可塑性樹脂フィルムからなる少なくとも2つのテープを
溶着することで巻白滝を巻回するリング状テープを形成
し、巻白滝から離隔させたリング状テープの余剰部を溶
着して、巻白滝を収束する。このように、巻白滝を収束
するテープの余剰部を巻白滝から離して溶着するため、
溶着のための熱が巻白滝に吸収されてしまうことがな
い。このため、確実にリング状テープの弛みを除去する
ための溶着がなされ、よって、巻白滝が解けない確実な
る収束がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である巻白滝収束装置の概
略側面図である。
【図2】図1に示した巻白滝収束装置に用いられるケー
スの側面図および正面図である。
【図3】図1に示した巻白滝収束装置における、爪の開
閉機構を説明する図である。
【図4】図1に示した巻白滝収束装置における、第2の
ヒータバー近傍の拡大側面図である。
【図5】図1に示した巻白滝収束装置による巻白滝の収
束方法の一例を説明するための、ケースの搬送方向に対
して側方からみた工程説明図である。
【図6】図5の工程説明図に対応する、ケースを搬送方
向からみた、本発明の巻白滝収束方法の一例を説明する
ための工程説明図である。
【符号の説明】
1 巻白滝受容部 2 白滝巻取機 9 ケース 9a 昇降台 9b シリコンゴム 9c ガイド板 9d テープガイド 9e 開口 9f 両側板 10 巻白滝 13 隙間 21 溶着部 22 第1のヒータバー 23 ヒータ 24 シリンダ 41 カット部 42 第1のカッタ 43 押さえ板 44 シリンダ 45 シリンダ 61 収束部 62d ピニオンギア 62a 引掛部 62 爪 63a、63b シャッタ 64 第2のヒータバー 64a 溝 65 ヒータ 66 シリンダ 67 シリンダ 68 開閉機構 68a キャリア 68b ガイドシャフト 68c ラックギア 69 隙間 70 ヒータバー受け 70a シリコンゴム 71 第2のカッタ 80 テープ供給部 81 第1のテープ供給ローラ 82 第1のテープ 83 第2のテープ供給ローラ 84 第2のテープ 85、87、88 ガイドローラ 89a、89b 溶着部 89c リング状テープ 89d 切断部 89e 切断片 89f 余剰部 90 搬送部 91 コンベアチェーン 92 スプロケット 100 吸引口 l、l1、l2 間隔 P1、P2、P3、P4、P5、P6、P7 位置

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の長さの白滝が巻かれた状態の巻白
    滝を収束する白滝収束方法において、 熱可塑性樹脂フィルムからなる少なくとも2つのテープ
    により、前記巻白滝を挟み込む工程と、 前記巻白滝を挟み込んだ前記各テープを互いに溶着し
    て、前記巻白滝を巻回するリング状テープを形成する第
    1の溶着工程と、 前記リング状テープで巻回されている前記巻白滝の位置
    を規制した状態で前記リング状テープを引っ張る、引っ
    張り工程と、 前記引っ張り工程にて引っ張られることにより前記巻白
    滝から離隔した前記リング状テープの余剰部を溶着して
    前記リング状テープの弛みを除去することで、前記巻白
    滝を前記リング状テープにより収束する第2の溶着工程
    とを含むことを特徴とする白滝収束方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の溶着工程で、前記各テープを
    少なくとも2箇所で溶着する工程を含む請求項1に記載
    の白滝収束方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の溶着工程を、少なくとも2回
    繰り返す請求項1または2に記載の白滝収束方法。
  4. 【請求項4】 所定の長さの白滝が巻かれた状態の巻白
    滝を収束する白滝収束装置において、 熱可塑性樹脂フィルムからなる少なくとも2つのテープ
    で、前記巻白滝を挟み込むように、前記各テープを供給
    するテープ供給手段と、 前記巻白滝を巻回するリング状テープを形成するため、
    前記巻白滝を挟み込んだ前記各テープを互いに溶着させ
    る第1の溶着手段と、 前記リング状テープを引っ張る引っ張り手段、前記引っ
    張り手段によって前記リング状テープを引っ張る際、前
    記リング状テープで巻回された前記巻白滝の位置を規制
    する位置規制手段、および前記位置規制手段で前記巻白
    滝の位置を規制した状態で、前記引っ張り手段によって
    引っ張られることで前記巻白滝から離隔した前記リング
    状テープの余剰部を溶着する第2の溶着手段を有する収
    束手段とを備え、弛みが除去された前記リング状テープ
    により前記巻白滝を収束することを特徴とする白滝収束
    装置。
  5. 【請求項5】 前記引っ張り手段は、開閉し、かつ、前
    記リング状テープを引っ掛ける鈎部が形成された一対の
    爪部を有する請求項4に記載の白滝収束装置。
  6. 【請求項6】 前記位置規制手段には、前記爪部が通過
    可能な間隔の間隙が形成されている請求項4または5に
    記載の白滝収束装置。
  7. 【請求項7】 前記位置規制手段には、間隔が、前記爪
    部が通過可能な第1の間隔と、前記リング状テープの前
    記余剰部のみが通過可能な第2の間隔との間で可変する
    間隙が形成されている請求項4または5に記載の白滝収
    束装置。
  8. 【請求項8】 前記位置規制手段は、少なくとも一方が
    回動する一対のシャッタであり、対向する各シャッタの
    間が前記間隙となる請求項7に記載の白滝収束装置。
  9. 【請求項9】 前記各テープを連続的に供給する前記テ
    ープ供給手段と、 連続的に供給されてきた前記各テープで連続的に前記リ
    ング状テープを形成する際、前記巻白滝を巻回している
    複数の前記リング状テープ間に形成される、前記巻白滝
    を巻回していない部分を切断する第1の切断手段とを有
    する請求項4ないし8のいずれか1項に記載の白滝収束
    装置。
  10. 【請求項10】 前記収束手段は、前記第2の溶着手段
    により溶着された前記リング状テープの前記余剰部を切
    断する第2の切断手段を備えている請求項4ないし9の
    いずれか1項に記載の白滝収束装置。
  11. 【請求項11】 直線的に配列された、前記第1の溶着
    手段、前記第1の切断手段、前記収束手段に対して、前
    記巻白滝を直線的に搬送する搬送手段を備えている請求
    項9または10に記載の白滝収束装置。
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