JP3438824B2 - 巻磁心およびその製造方法ならびに高電圧パルス発生装置、レーザ装置 - Google Patents

巻磁心およびその製造方法ならびに高電圧パルス発生装置、レーザ装置

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JP3438824B2 JP04475893A JP4475893A JP3438824B2 JP 3438824 B2 JP3438824 B2 JP 3438824B2 JP 04475893 A JP04475893 A JP 04475893A JP 4475893 A JP4475893 A JP 4475893A JP 3438824 B2 JP3438824 B2 JP 3438824B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエキシマレーザ、TEA
−CO2レーザ、TEMA−CO2レーザあるいは銅蒸気
レーザを始めとするレーザ装置などに用いられる高電圧
パルス発生装置に使用される巻磁心およびこれを用いた
高電圧パルス発生装置ならびにレーザ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】エキシマレーザ、TEA−CO2レー
ザ、TEMA−CO2レーザあるいは銅蒸気レーザなど
のレーザ装置では、一般に、コンデンサに蓄積されたエ
ネルギ−をサイラトロン等の放電管スイッチ素子やサイ
リスタなどの半導体スイッチ素子を用いて放電させる高
繰り返し高電圧パルス発生装置が用いられている。この
高電圧パルス発生装置の高効率化と高信頼性化を図るに
は、特に、前記スイッチ素子の低損失化を図ることが重
要であり、畑中、河原、緑川、田代、小原、“全固体素
子を用いた1kW TEA CO2レーザー”、レーザー科
学研究、No.13、p.49〜50(1991年)、出
口、竹田、畠山、木島、藤原、井澤、村田、山中、“全
固体化電源を用いた100W級銅蒸気レーザの開発”、
電気学会論文誌C、第111巻 8号、p.307〜31
5(1991年)、栗原、佐藤、柴田、重田、升方、八
井、“エキシマレーザ励起用可飽和トランス付磁気パル
ス圧縮回路の開発(2)”、電気学会 プラズマ研究会
資料、EP−91−37、p.109〜117(199
1年)あるいは野末、溝口、天田、“エキシマレーザリ
ソグラフィー 1.エキシマレーザー”、No.114、
O pulus E、p.89〜93(1991年)など
に記載されているように昇圧変圧器、可飽和変圧器ある
いは可飽和リアクトルなどのパルスパワー用磁心を用い
るのが有効なことが知られている。
【0003】この用途で用いられる可飽和変圧器あるい
は可飽和リアクトルの磁心(以下パルスパワー用可飽和
磁心と称す)では損失による磁心の温度上昇を無視すれ
ば、例えば中島、香川、平尾、渡部、“鉄基超微結晶質
合金を用いた磁気スイッチ磁心の動特性評価”、電気学
会 プラズマ研究会資料、EP−91−13、p.1〜
10(1991年)(以下文献1と略す)などに示され
るように、磁心体積は磁心の占積率Kと最大動作磁束密
度量ΔBmの積である実効最大動作磁束密度量K・ΔBm
の2乗に反比例し、磁心の飽和領域の比透磁率μrs磁心
に比例することが知られている。一般に、材料特性を十
分に活用したパルスパワー用可飽和磁心を実現するには
最大動作磁束密度量ΔBmは少なくとも実効飽和磁束密
度Bmsの1.9倍程度以上、飽和領域の比透磁率μrs
大きくとも1.5程度以下である必要がある。また、可
飽和磁心の低損失化を図るには前記文献1などに示され
るように、単位体積当たりのゲート半周期磁心損失Pcg
と飽和領域の比透磁率μrsの積を占積率Kと最大動作磁
束密度量ΔBmの2乗の積K・ΔBm2で割った磁心損失係
数α=(μrs・Pcg)/(K・ΔBm2)の小さな磁心を用
いる必要がある。この損失係数αの小さな磁心としては
前記資料1に記載されるように、飽和磁歪定数λsの絶
対値の小さなコバルト基非晶質合金薄帯とポリエチレン
テレフタレートフィルム(商品名、マイラーフィルム、
デュポン社製あるいはルミラーフィルム、東レ社製な
ど、以下PETフィルムと称す)などの高分子フィルム
を交互に巻回して構成した巻磁心、あるいはSiO2
どのセラミックの絶縁コーティングを施した鉄基超微結
晶質合金薄帯を巻回して構成した特開平1−11070
7号に記載される巻磁心が優れている。なお、これらの
巻磁心に用いられているコバルト基非晶質合金薄帯と鉄
基超微結晶質合金薄帯は融体急冷法によって製作され
る。
【0004】しかし、一般にパルスパワー用可飽和磁心
は数百Hz程度から数十kHz程度の高繰り返し周波数
で動作させる必要があるため損失にともなう温度上昇を
無視することができない。このため特開平1−9820
6号などに記載されるような機構の冷却装置を設けて磁
心の温度上昇を極力防止し、磁心の温度上昇にともなう
実効最大動作磁束密度量K・ΔBmの低下あるいは絶縁材
料の劣化による磁心損失係数αの劣化を防止している。
しかし、かりに磁心の損失が同一であっても磁心体積が
小さな磁心ほど、すなわち実効最大動作磁束密度量K・
ΔBmが大きな磁心ほど温度上昇は顕著なものとなり、
大型で消費電力の大きな冷却装置を用いたり、連続動作
時間に制限を設けざるを得なくなる。したがって、小型
で消費電力の小さな冷却装置を用いて連続動作時間に特
に制限なしに高繰り返し動作の可能な高効率かつ高信頼
性の高電圧パルス発生装置を実現するため、実効最大動
作磁束密度量K・ΔBmが比較的小さく、磁心損失係数α
も小さな特開平2−94605号などに記載されるコバ
ルト基非晶質合金薄帯とPETなどの高分子フィルムを
同時に巻回し構成した特開昭64−65889号あるい
は特開平2−194504号などに記載される巻磁心が
用いられている。 一方、この用途で用いる昇圧変圧器
の磁心の大きさは実効最大動作磁束密度量K・ΔBmの2
乗に反比例し、磁心の損失は単位体積当たりのゲート半
周期の磁心損失Pcgを占積率Kと最大動作磁束密度量Δ
Bmの2乗の積K・ΔBm2で割った損失係数β=Pcg/
(K・ΔBm2)に比例する関係にあるが、繰り返し周波
数が高い場合には上記可飽和磁心と同様の理由で特開平
2−94605号、特開昭64−65889号あるいは
特開平2−194505号などに記載されるコバルト基
非晶質合金薄帯を用いた巻磁心が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに前記特開昭6
4−65889号あるいは特開平2−194504号に
記載される従来技術によるコバルト基非晶質合金薄帯を
用いた巻磁心をパルスパワー用可飽和磁心として用いた
場合、以下のような問題がある。
【0006】特開昭64−65889号に記載される未
熱処理状態のコバルト基非晶質合金薄帯と高分子フィル
ムを同時に巻回して構成した巻磁心の直流磁気特性にお
ける実効飽和磁束密度Bmsと実効飽和残留磁束密度Brm
sの比である角形比Brms/Bmsは50%程度と低く、飽
和特性も著しく悪い。このように直流磁気特性が悪いの
は、融体急冷法で製作されたコバルト基非晶質合金薄帯
に不可避的に加えられた応力と同非晶質合金薄帯と高分
子フィルムを同時に巻回して巻磁心を製作したときに加
えられた応力の影響によるものである。このような未熱
処理状態のコバルト基非晶質合金薄帯と高分子フィルム
を同時に巻回して構成した巻磁心をパルスパワー用可飽
和磁心として用いた場合、数十A/m程度のリセット磁
化力を加えても最大動作磁束密度量ΔBmは実用上要求
される実効飽和磁束密度Bmsの1.9倍にはとうてい達
しないため実効最大動作磁束密度量K・ΔBmを大きくで
きず、飽和領域の比透磁率μrsも実用上要求される1.
5よりもはるかに大きくなり材料特性を十分活用できて
いないため磁心が不要に大型化する問題があった。
【0007】また、パルスパワー用可飽和磁心では飽和
時の最大磁化力が数kA/m以上に達する飽和領域を含
む大振幅動作をするため飽和領域において発生する損失
も無視し得ず、この飽和領域の損失は飽和領域の透磁率
μrsが大きいほど大きくなる。このため通常の変圧器の
ような飽和領域を含まないマイナーループ動作をする磁
心に比べて、パルスパワー用可飽和磁心では前記未熱処
理状態のコバルト基非晶質合金薄帯に加えられた応力の
影響による単位体積当たりの磁心損失の増加率は顕著な
ものとなる。したがって未熱処理状態のコバルト基非晶
質合金薄帯と高分子フィルムを同時に巻回して構成した
可飽和磁心は、実効最大動作磁束密度量K・ΔBmが小さ
く飽和領域の比透磁率μrsが大きいことに加えて単位体
積当たりのゲート半周期の磁心損失Pcgも大きいため、
これらの相乗効果により損失係数αが一段と大きくなる
問題も生じる。このような問題を対策するため未熱処理
状態のコバルト基非晶質合金薄帯と高分子フィルムを同
時に巻回して巻磁心を構成した後に熱処理を行うことが
考えられる。前記未熱処理状態のコバルト基非晶質合金
薄帯に加えられている前記2つの原因による応力を緩和
させるには、結晶化温度以下のその合金組成に応じた比
較的高い温度で熱処理することが好ましく、一般に35
0℃程度以上で数時間程度の熱処理を行う必要がある。
現状350℃程度以上で数時間程度の熱処理を行っても
支障のない高分子フィルムとしてはポリイミドフィルム
(商品名、カプトンフィルム、デュポン社製など、以下
PIフィルムと称す)があるが、現状入手し得るフィル
ムの厚みは最少でも7.5μmであり、実用上良好な磁
気特性の得られる板厚10μmから30μm程度のコバ
ルト基非晶質合金薄体を用いたパルスパワー用可飽和磁
心に必要と考えられるフィルムの厚みの下限値である2
μmに対し厚すぎて巻磁心の占積率を不要に低下させて
しまう問題がある。
【0008】このため、特開平2−194504号に記
載されるようにパルスパワー用可飽和磁心に使用する高
分子フィルムとして、厚さ2μm程度から6μm程度の
PETフィルムあるいはポリアミドフィルム(商品名、
アラミドフィルム、東レ社製)等が主として用いられて
いる。しかし、これらのフィルムの実用上の熱処理温度
は熱処理時間を5時間程度に制限した場合でも、PET
フィルムの場合で180℃程度、ポリアミドフィルムの
場合で250℃程度に制限される。このような比較的低
温で数時間程度の熱処理では、コバルト基非晶質合金薄
帯と高分子フィルムを同時に巻回したときに加えられた
応力を緩和させることはできても、融体急冷法で製作さ
れたときに同合金薄帯に加えられた大きな応力を十分に
緩和することはできず、パルスパワー用可飽和磁心とし
ての性能は十分でなかった。
【0009】上記問題点を対策するため特開昭64−6
5889に記載されるように、コバルト基非晶質合金薄
帯を400℃程度で数時間の熱処理を行って融体急冷法
で製造したときに同コバルト基非晶質合金薄帯に加えら
れた応力を緩和させた後、この熱処理済みのコバルト基
非晶質合金薄帯と高分子フィルムを同時に巻回した巻磁
心が用いられている。この場合の磁心の実用的な製作方
法は、例えば特開昭60−30103に記載されるよう
に未熱処理状態の非晶質合金薄帯をトロイダル形状に巻
回し400℃程度で数時間熱処理を行い十分冷却した第
1の巻磁心を別のトロイダル形状の第2の巻磁心として
巻回し直し、これをさらに高分子フィルムを介在させな
がら最終的な巻磁心として構成するものである。このよ
うな構成法を取ることによって、最終的に得られる巻磁
心を構成する熱処理された非晶質合金薄帯の巻方向と熱
処理時の同非晶質合金薄帯の巻方向とを同じにして、前
記巻磁心を構成する際に前記熱処理した非晶質合金薄帯
に加えられる応力を小さくして磁気特性の向上を図るこ
とが試みられている。しかし、コバルト基非晶質合金薄
帯を400℃程度で熱処理するとその熱処理時間が1時
間程度と短時間であっても脆化が著しく進行してしま
い、上記のような手法により高分子フィルムと同時に巻
回して占積率Kの高い巻磁心を構成するのが著しく困難
になる。例えば、厚さtが20μmのコバルト基非晶質
合金薄帯と厚さ4μmのPETフィルムを同時に巻回し
てその占積率Kが70%程度の巻磁心を得るには、前記
コバルト基非晶質合金薄帯に0.2N程度以上の張力を
加えながら巻回すことが必要になる。しかし、前記40
0℃程度で1時間程度の熱処理を行ったコバルト基非晶
質合金薄帯に0.2N程度以上の張力を加えて高分子フ
ィルムと同時に巻回すと、前記熱処理したコバルト基非
晶質合金薄帯が頻繁に破断し、巻磁心を構成することが
極めて困難となる。なお、巻磁心を構成する磁性合金薄
帯が頻繁に破断した状態で構成された巻磁心は占積率K
の低下とパルスパワー用可飽和磁心として使用したとき
にはその飽和領域の比透磁率μrsも大きくなってしまう
問題がある。前記熱処理したコバルト基非晶質合金薄帯
の破断を防止するには、同合金薄帯に加える張力を低下
させれば良いが、その場合占積率Kが著しくて以下して
しまう問題があった。なお、以上ではパルスパワー用可
飽和磁心についてその問題点を説明したが、パルスパワ
ー用変圧器の磁心についても同様の問題があった。
【0010】そこで本発明は、レーザ装置を高繰り返し
運転するときに問題であった繰り返し周波数の制限、連
続動作時間の制限あるいはパルスを発生させるためのス
イッチ素子の安全動作と寿命に起因する信頼性の問題を
解消することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、コバルト基非
晶質合金薄帯をその脆化が進行しても巻回し可能な可撓
性を保持し得る範囲内で熱処理後、この熱処理したコバ
ルト基非晶質合金薄帯の表面に電気的絶縁材を介在させ
巻回し、その後再度熱処理するという製造方法を採用す
ものである。すなわち、巻磁心を構成する磁性薄帯と
して巻回し可能な可撓性を保持し得る範囲内で熱処理し
たコバルト基非晶質合金薄帯を用い同合金薄帯の表面に
電気的絶縁材を介在させて巻回し構成した巻磁心は、同
非晶質合金薄帯を融体急冷法で製造するときに不可避的
に加えられた応力を実用状十分なレベルまで緩和でき、
占積率Kを高めるために必要な張力を加えても同非晶質
合金薄帯の破断を防止することができるため占積率Kが
高く、パルスパワー用磁心として動作させたときの最大
動作磁束密度量ΔBmが大きく、飽和領域の比透磁率μ
rsも小さいため磁心の小型化が図れ、その単位体積当た
りの磁心損失も小さくすることができる。
【0012】また、前記熱処理したコバルト基非晶質合
金薄帯の表面に電気的絶縁材を介在させ巻回して構成し
た巻磁心を再度熱処理した場合には、巻磁心を構成する
ため前記熱処理した非晶質合金薄帯を巻回したときに同
非晶質合金薄帯に加えられた応力を緩和することができ
るため、パルスパワー用磁心として使用した際に磁心の
小型化と低損失化の面でより優れた性能が得られる。
らに本発明では上記本発明の巻磁心において、前記巻磁
心を構成する熱処理されたコバルト基非晶質合金薄帯は
熱処理された状態の巻方向と反対方向に巻回して巻磁心
を構成したパルスパワー用磁心の特性は、従来行われて
いた巻磁心を構成する熱処理された非晶質合金薄帯の巻
方向と同非晶質合金薄帯を熱処理しているときの巻方向
を同じにするのに比べ、熱処理した非晶質合金薄帯を再
巻きする回数を減らせることにより占積率Kが向上する
ためその実効最大動作磁束密度量K・ΔBmも向上し損
失係数αあるいはβも同時に向上することを見いだし
た。
【0013】発明による巻磁心を用いて構成した高電
圧パルス発生装置は、小型で消費電力の小さな冷却装置
でこの巻磁心の冷却が可能となるため高繰り返し連続運
転時の信頼製に優れ、システム全体の効率も高い。本発
明による巻磁心を用いて構成したレーザ装置は、高効率
で信頼製が高く、従来困難であった高繰り連続動作領域
での運転が可能となる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例について詳細に説明する
が、本発明はこれら実施例に限るものではない。 (実施例1)融体急冷法により製作した組成Co68Fe
4Si1513、飽和磁歪定数+0.2×10-7、キュリー
温度220℃、幅25.4mm、厚さ20μmの非晶質
合金薄帯を巻回し、外径150mm、内径100mmの
第一のトロイダル巻磁心を構成し、この巻磁心を窒素雰
囲気中で磁路方向に800A/mの直流磁場を加えなが
ら所定の1段目熱処理温度まで2時間で昇温し、この1
段目の熱処理温度で2時間熱処理後180℃まで2時間
で降温し、180℃で4時間熱処理後常温まで徐冷する
2段熱処理を行う。次に、熱処理した巻磁心1を図1に
示すようにして巻直し、新たに巻磁心2を構成した。最
終的に得られる巻磁心は前記熱処理した巻磁心を構成す
る非晶質合金薄帯3を巻戻し同非晶質合金薄帯に0.3
Nの張力が加わるようにして同非晶質合金薄帯と幅27
mm、厚さ4μmのPETフィルム4を同時に外径10
0mm、内径96mm、高さ25.4mmのSUS30
4製の巻心5に外径150mmになるまで巻き込み、そ
の最外周を幅25.4mm、厚さ0.1mmのSUS30
4製の薄帯をその両端が20mm重なるようにして一周
巻回しこのSUS304薄帯の重なり部分をスポット溶
接し構成した。1段目の熱処理温度を200℃から45
0℃まで50℃おきに変えて熱処理した前記組成の非晶
質合金薄帯を用い、上記のようにして巻磁心を構成した
結果を表1に示す。
【0015】なお、表1において破壊時の最大歪εf
磁心を構成するのに用いた熱処理した非晶質合金薄帯を
湾曲させて2枚の平行板の間に挟んだときに同合金薄帯
が破壊しない最少の平行板間隔をL、同合金薄帯の厚み
をtとし、次式で定義した。
【数1】εf=t/(L−t) 表1からもわかるように1段目の熱処理温度が350℃
以上の場合には破断が急増し、特に400℃以上の場合
には頻繁に破断するため巻磁心を構成するのを断念し
た。表1の4つの巻磁心を図2のパルス駆動時の磁気特
性測定回路を用い、前記文献1にその詳細が記載されて
いる方法によってリセット磁化力を16A/mと測定時
に試料に設けられた1タ−ンの巻線間に誘起する電圧パ
ルスの半値幅τhを0.5μsとなるようにして測定した
結果を表2に示す。図2において11は直流高電圧電
源、12はコンデンサ15の充電抵抗、13はサイラト
ロン、14は配線により生じるインダクタンス、15は
コンデンサ、16は測定する巻磁心に1タ−ンの巻線の
施された可飽和リアクトル、17はサイラトロン13が
オンしたときに直流電源18に流れようとするサージ電
流阻止用のリアクトル、18は測定する磁心で構成され
た可飽和リアクトル16をリセットするための直流電源
である。
【0016】
【表1】 注)熱処理した非晶質合金薄帯を巻直すときに同リボン
に加えた張力は0.3N。
【0017】表2において比較例1から比較例4は、前
参考例1から参考例4と同一組成、同一幅かつ同一厚
みのコバルト基非晶質合金薄帯を用い、下記の手法によ
り製作したものである。比較例1は熱処理した非晶質合
金薄帯の代わりに熱処理してない非晶質合金薄帯を用い
他は参考例と同一手法で構成した。比較例2は熱処理前
の非晶質合金薄帯を幅27mm、厚さ7.5μmのPI
フィルムとともに巻回して巻磁心を構成した後、窒素雰
囲気中で磁路方向に800A/mの直流磁場を加えなが
ら2時間で350℃まで昇温後2時間保持し、2時間で
180℃まで降温後4時間保持した後、徐冷した。比較
例3は熱処理前の非晶質合金薄帯を幅27mm、厚さ4
μmのPETフィルムとともに巻回して巻磁心を構成し
た後、窒素雰囲気中で磁路方向に800A/mの直流磁
場を加えながら2時間で180℃まで昇温後3時間保持
した後、徐冷した。比較例4は、1段目の熱処理温度を
400℃として前記参考例と同様にして熱処理し十分冷
却した第1の巻磁心を別のトロイダル形状の第2の巻磁
心として巻回し直し、これをさらに前記参考例と同様に
PETフィルムを介在させながら熱処理した非晶質合金
薄帯に加える張力を0.1Nと弱くして巻回して構成し
た巻磁心である。なお、本磁心を製作する際に熱処理し
た非晶質合金薄帯の破断回数は12回にも及んだ。
【0018】表2からもわかるように参考例1から参考
4は占積率Kが0.70以上、最大動作磁束密度量Δ
Bmが実効飽和磁束密度Bms0.57Tの1.9倍の1.0
8T以上かつ飽和領域の比透磁率μrsも1.2以下であ
、比較例に比べて優れることがわかる。表2の特性を
基に可飽和磁心としての損失係数αおよび変圧器用磁心
としての損失係数βを求めた結果を表3に示す。参考例
によれば、比較例に比べて損失係数αは少なくとも6.
5%以上、損失係数βは少なくとも5.7%以上改善さ
れる。
【0019】
【表2】
【0020】上記参考例1から参考例4および比較例1
から比較例4の磁心を図3の回路構成のKrFエキシマ
レーザ用高電圧パルス発生装置の磁気アシスト用可飽和
リアクトル24の磁心に実装して特性評価を行った。図
3において21は入力直流高電圧電源、22は主コンデ
ンサ25の充電抵抗、23はサイラトロン、24は磁気
アシスト用可飽和リアクトル、25は主コンデンサ、2
6は主コンデンサ25の充電用リアクトル、27はピー
キング・コンデンサ、28は紫外光予備電離用ギャッ
プ、29はレーザ主放電電極である。なお、実装試験で
は、入力直流高電圧電源21の電圧を20kV、主コン
デンサ22とピーキング・コンデンサ27の容量を20
nF、レーザ主放電電極の有効長と間隔を各々400m
mおよび20mm、繰り返し周波数を1kHz、磁気ア
シスト用可飽和リアクトルの巻数を1とし磁心はシリコ
ンオイルで強制冷却した。
【0021】
【表3】
【0022】上記参考例1から参考例4および比較例1
から比較例4の磁心を図3の回路に実装したときのエネ
ルギ−転送効率ηt、レーザ発振効率ηおよび磁心の温
度上昇ΔTの比較を表4に示す。ここで、エネルギ−転
送効率ηtはピーキング・コンデンサ27に転送された
エネルギ−を主コンデンサ25の蓄積エネルギ−で割っ
た値、レーザ発振効率ηはレーザエネルギ−を主コンデ
ンサ25の蓄積エネルギ−で割った値である。参考例
よる磁心を用いた場合にはエネルギ−転送効率ηt
例の磁心を用いた場合より4%以上高く、レーザ発振
効率ηは1.24倍向上する。また、磁心の温度上昇も
13℃以上低下させることができるため消費電力の小さ
な冷却装置を用いてもより高い繰り返し周波数での連続
運転も可能となる。
【0023】
【表4】
【0024】なお、比較例1を用いたときには動作時の
同磁心の温度が105℃を越えたため同磁心の温度上昇
が飽和する前に試験を中止した。 (実施例2) 融体急冷法により製作した組成Co69.5Fe0.5Mn4.5
Nb0.5Si1510、飽和磁歪定数+0.3×10-7、キ
ュリー温度280℃、幅25.4mm、厚さ20μmの
非晶質合金薄帯を巻き回し外径150mm、内径100
mmのトロイダル形状の第一の巻磁心を構成し、この巻
磁心を窒素雰囲気中で磁路方向に800A/mの直流磁
場を加えながら250℃まで2時間で昇温し所定の時間
保持した後、常温まで徐冷する熱処理を行う。次に、熱
処理した第一の巻磁心1を前記実施例1の参考例1から
参考例4と全く同一手法で同一寸法の巻磁心を構成し
た。熱処理時間を2時間、5時間、10時間、20時
間、50時間、100時間、200時間として熱処理し
た前記組成の非晶質合金薄帯を用い、上記のようにして
巻磁心を構成した結果を表5に示す。なお、表5におい
て破壊時の最大歪εは前記実施例1の場合と同様に定
義した。表5からもわかるように熱処理時間が50時間
を越えると破断が急増し、特に100時間以上の場合に
は頻繁に破断するため巻磁心を構成するのを断念した。
表5の5つの巻磁心を前記図2のパルス駆動時の磁気特
性測定回路を用い、測定時に試料に設けられた1タ−ン
の巻線間に誘起する電圧パルスの半値幅τを0.5μ
sとなるようにして測定した結果を表6に示す。表6に
おいて比較例5から比較例8は、前記参考例5から参考
9と同一組成、同一幅かつ同一厚みのコバルト基非晶
質合金薄帯を用い、前記実施例1の比較例1から比較
4に対応する手法により製作したものである。比較例5
は熱処理した非晶質合金薄帯の代わりに熱処理してない
非晶質合金薄帯を用い他は参考例と同一手法で構成し
た。比較例6は熱処理前の非晶質合金薄帯を幅27m
m、厚さ7.5μmのPIフィルムとともに巻回して巻
磁心を構成した後、窒素雰囲気中で磁路方向に800A
/mの直流磁場を加えながら2時間で350℃まで昇温
後2時間保持し、2時間で180℃まで降温後4時間保
持した後、徐冷した。
【0025】
【表5】 注)熱処理した非晶質合金薄帯を巻直すときに同リボン
に加えた張力は0.3N。
【0026】
【表6】
【0027】比較例7は熱処理前の非晶質合金薄帯を幅
27mm、厚さ4μmのPETフィルムとともに巻回し
て巻磁心を構成した後、窒素雰囲気中で磁路方向に80
0A/mの直流磁場を加えながら2時間で180℃まで
昇温後3時間保持した後、徐冷した。比較例8は、1段
目の熱処理温度を400℃として前記参考例と同様にし
て熱処理した第1の巻磁心を別のトロイダル形状の第2
の巻磁心として巻回し直し、これをさらに前記参考例
同様にPETフィルムを介在させながら熱処理した非晶
質合金薄帯に加える張力を0.1Nと弱くして巻回して
構成した巻磁心である。なお、本磁心を製作する際に熱
処理した非晶質合金薄帯は15回も破断した。表6から
もわかるように参考例5から参考例9は占積率Kが0.
70以上、最大動作磁束密度量ΔBmが実効飽和磁束密
度Bms0.77Tの1.9倍の1.46T以上かつ飽和領
域の比透磁率μrsも1.2以下と小さく、比較例に比べ
て優れることがわかる。表6の特性を基に可飽和磁心と
しての損失係数αおよび変圧器用磁心としての損失係数
βを求めた結果を表7に示す。
【0028】参考例によれば、比較例に比べて損失係数
αは少なくとも15%以上、損失係数βは少なくとも
7.9%以上改善されることがわかる。上記参考例5か
参考例9および比較例5から比較例8の磁心を図3の
回路構成のKrFエキシマレーザ用高電圧パルス発生装
置の磁気アシスト用可飽和リアクトル14の磁心に実装
して特性評価を行った。なお、実装試験の条件は前記実
施例1の時と同じとした。上記参考例5から参考例9お
よび比較例5から比較例8の磁心を図3の回路に実装し
たときのエネルギ−転送効率ηt、レーザ発振効率ηお
よび磁心の温度上昇ΔTの比較を表8に示す。表8から
わかるように参考例の磁心を用いた場合にはエネルギ−
転送効率ηt比較例の磁心を用いた場合より6%以上
高く、レーザ発振効率ηは1.3倍向上する。また、磁
心の温度上昇も比較例に比べて18℃以上低減でき、消
費電力の小さな冷却装置を用いより高い繰り返し周波数
での連続運転も可能となる。なお、比較例5の磁心を用
いたときには動作時の同磁心の温度上昇が105℃を越
えたため同磁心の温度上昇が飽和する前に試験を中止し
た。なお、本実施例の磁心は前記実施例1の磁心に比
べ、実効最大動作磁束密度量K・ΔBmが大きいため磁
心の温度上昇ΔTも高くなるが、磁心を構成する非晶質
合金薄帯のキュリー温度が60℃高いため動作上の支障
はなかった。
【0029】
【表7】
【0030】
【表8】
【0031】(実施例3) 前記実施例2で使用したCo基非晶質合金薄帯を使用し
外径150mm、内径100mmのトロイダル形状の第
一の巻磁心を構成し、この巻磁心を窒素雰囲気中で磁路
方向に800A/mの直流磁場を加えながら250℃ま
で2時間で昇温し20時間保持した後、常温まで徐冷す
る熱処理を行う。次に、前記実施例2と同一の手法で同
一の巻磁心を構成したが、熱処理した非晶質合金薄帯は
1度も破断しなかった。このときの磁心の占積率Kは
0.74であり、熱処理した非晶質合金薄帯の破壊時の
最大歪εfは0.045であった。この巻磁心をさらに大
気中で磁路方向に800A/mの直流磁場を加えながら
150℃まで2時間で昇温し10時間保持した後常温ま
で徐冷して本発明の巻磁心を構成した。本発明の磁
心と最終熱処理以外は同様に構成した前記実施例2の
考例8の巻磁心および比較例5から比較例8の巻磁心の
短パルス駆動時の動特性の比較を表9、これから求めた
損失係数αおよびβの比較を表10に示す。表9および
表10からわかるように本実施例による本発明の磁心
は前記実施例2における参考例8の磁心に比べて実効動
作磁束密度量K・ΔBmが増加するとともに、単位体積
当たりのゲート半周期の磁心損失Pcgも減少するため、
損失係数αとβはより一層改善される。
【0032】なお、巻磁心構成後の熱処理によって巻磁
心動特性が改善されるのは、熱処理した非晶質合金薄帯
を巻回して磁心を製作した際にこの熱処理した非晶質合
金薄帯に加えられた応力が緩和されるためであり、本実
施例のように層間絶縁に用いている絶縁材の耐熱温度の
制約で定められる熱処理温度の上限を越えない範囲で適
切な時間行わなくてはならないことは言うまでもない。
【0033】
【表9】
【0034】
【表10】
【0035】本実施例の巻磁心について図3の回路構成
のKrFエキシマレーザ用高電圧パルス発生装置の磁気
アシスト用可飽和リアクトル14の磁心に実装して前記
実施例2と同一条件で特性評価を行った。本発明1の巻
磁心と前記実施例2の参考例8の磁心および比較例5か
ら比較例8の磁心を図3の回路に実装したときのエネル
ギ−転送効率ηt、レーザ発振効率ηおよび磁心の温度
上昇ΔTの比較を表11に示す。表11からわかるよう
に本発明による磁心を用いた場合にはエネルギ−転送効
率ηtが従来例の磁心を用いた場合より9%以上高く、
レーザ発振効率ηは1.5倍向上する。また、磁心の温
度上昇も比較例に比べて26℃以上低減でき、前記実施
例2の場合よりも消費電力の小さな冷却装置を用いより
高い繰り返し周波数での連続運転も可能となる。
【0036】
【表11】
【0037】なお、本実施例に記載した熱処理したCo
基非晶質合金薄帯を巻回して磁心を構成した後に、再度
巻磁心を熱処理して磁気特性の向上図ることは、本実施
例以外のCo基非晶質合金を用いた場合にも有効であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、エ
キシマレーザ、TEA−CO2レーザ、TEMA−CO2
レーザ、銅蒸気レーザを始めとするレーザ装置を高繰り
返し運転するときに問題であった繰り返し周波数の制
限、連続動作時間の制限あるいはパルスを発生させるた
めのスイッチ素子の安全動作と寿命に起因する信頼性の
問題を対策することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における巻磁心の製作方法を
説明するための概念図である。
【図2】巻磁心の高電圧パルス駆動時の動特性を測定す
るための回路構成概念図である。
【図3】磁気アシスト回路を用いたエキシマレーザ主回
路の回路構成概念図である。
【符号の説明】
1 巻磁心 2 巻磁心 3 非晶質合金薄帯 4 PETフィルム 5 巻心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 27/24 H01F 1/153 H01F 41/02 H01S 3/097

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コバルト基非晶質合金薄帯をその脆化が
    進行しても巻回し可能な可撓性を保持し得る範囲内で熱
    処理後、この熱処理したコバルト基非晶質合金薄帯の表
    面に電気的絶縁材を介在させ巻回し、その後再度熱処理
    することを特徴とする巻磁心の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記巻磁心を構成する熱処理されたコバ
    ルト基非晶質合金薄帯は熱処理された状態の巻方向と反
    対方向に巻回す請求項に記載の巻磁心の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載される巻磁心を
    用いて構成したことを特徴とする高電圧パルス発生装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載される巻磁心を
    用いて構成したことを特徴とするレーザ装置。
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