JP3438363B2 - イオンビーム電流及びイオンビームエネルギ測定装置並びに該電流及びエネルギの分布測定装置 - Google Patents

イオンビーム電流及びイオンビームエネルギ測定装置並びに該電流及びエネルギの分布測定装置

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、目的物の基体等のイオ
ンビーム被照射体にイオンビーム照射するに当たり、該
被照射体上に照射されるイオンの個数やイオンビームエ
ネルギを制御するために、イオンビーム電流及びイオン
ビームエネルギ或いはそれらの分布を測定する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】イオンビーム照射は、例えばターゲット
の物質をイオンビームでスパッタして該物質を目的物の
基体上に蒸着させることで該基体上に膜形成したり、真
空蒸着との併用により基体上に膜形成したり、基体の表
面を改質したりすること等に応用されている。
【0003】この際、スパッタターゲットや基体面内に
照射されるイオン個数密度の面内各部での均一性は、形
成される膜や基体表面改質層の特性の均一性に影響を与
える。従って、照射されるイオン個数のスパッタターゲ
ットや基体面内分布を測定し、それによりスパッタター
ゲットや基体上に所定の密度で均一にイオンビーム照射
される条件を見出すことが大切である。
【0004】照射されるイオンの個数を測定するため
に、一般にファラデーカップが用いられる。ファラデー
カップは図4に示すように、電流計1を介して接地され
た一般的にはカップ状のイオンを捕集する電極(捕集電
極)G1を有し、さらに捕集電極G1の開口部前方に中
心部にイオン通過孔G21が設けられた2次電子抑制電
極G2、及びその外側に中心部にイオン通過孔G31が
設けられた制限電極G3を有している。捕集電極G1、
2次電子抑制電極G2及び制限電極G3は互いに絶縁さ
れている。制限電極G3は捕集電極G1内に照射される
イオンビームの幅を制限し、また2次電子抑制電極G2
にイオンが照射されないようにするためのものであり、
その孔G31は2次電子抑制電極G2の孔G21より小
さい。また、2次電子抑制電極G2には一般的には負電
圧を印加することができるようになっており、制限電極
G3は接地されている。
【0005】このファラデーカップによると、例えば1
価の正イオンが電極G3、G2の孔G31、G21をそ
れぞれ通過して捕集電極G1に打ち込まれると、この電
荷を中和するための、1個の電子が移動してくる。これ
が電流計1により電流として計測され、その電流値か
ら、捕集電極G1に照射されたイオンの個数を求めるこ
とができる。また、イオンの加速エネルギに依存して捕
集電極G1から2次電子が放出されるが、この2次電子
は2次電子抑制電極G2に印加される負電圧により捕集
電極G1に押し戻される。これにより2次電子放出によ
る見かけ上のイオン電流の増加が抑制され、正味の照射
イオン個数を測定することができる。
【0006】このファラデーカップを実際にイオン照射
応用装置内で用いる場合、1又は複数を、スパッタター
ゲット、目的物の基体等のイオンビーム被照射体を支持
するホルダ上又はイオン源とホルダとの間に設置し、成
膜、イオン注入等の処理のためのイオンビーム照射前に
予めイオン電流を測定しておき、適した照射条件を定め
る。ファラデーカップを1台のみ設置するときには、そ
の位置でのイオンビーム電流が測定され、複数台用いる
ときは、イオンビーム電流の面内分布を求めることがで
きる。
【0007】また、イオン源から照射されるイオンビー
ムのエネルギは、イオン源による引き出しエネルギの付
近でエネルギ幅を有している。イオンビーム照射される
被照射体上の各点でのイオンビームのエネルギ幅が大き
かったり、ひいては被照射体面内でイオンビームエネル
ギが不均一であったりすると、形成される膜や基体表面
改質層の特性や面内均一性に悪影響を与える。
【0008】従って、被照射体に照射されるイオンビー
ムについては前述のイオンビーム電流密度の分布状態の
他、イオンビームエネルギ分布状態も測定する必要があ
る。イオンビームエネルギ分布の測定にはエネルギアナ
ライザを用いるのが一般的である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ファラデーカ
ップのようなイオン電流測定器とこれとは別途準備した
エネルギアナライザの両測定器をイオン照射応用装置内
に設置する場合、該両測定器を使用しないときにイオン
ビーム照射されたり膜物質が付着したりするのを避ける
ためにそれぞれの測定器についてシャッターを設置する
等の工夫が必要で、その結果、装置構造が複雑化し、ま
た、操作が煩雑になる。そしてこれらによりコスト高に
つく。
【0010】そこで構造の簡素化のために、図4に示す
イオンビーム電流測定のためのファラデーカップにおい
て、イオンビームエネルギ測定にあたっては、2次電子
抑制電極G2に正電圧を印加することが考えられる。こ
のようにすれば、正イオンを照射する場合、該正イオン
の有するイオンエネルギが電極G2に印加される正電圧
より大きいと該イオンは電極G2の孔G21を通過する
が、印加される正電圧より小さいと該イオンは通過しな
い。従って、電極G2に印加する正電圧を様々に変え
て、その電圧で電極G2の孔G21を通過して捕集電極
G1に打ち込まれるイオンの個数を測定することによ
り、この正イオンのイオンビームのエネルギ幅を知るこ
とができ、このようなファラデーカップを複数個配列す
ることでエネルギ分布を求めることができる。
【0011】しかしながら、この場合電極G2のイオン
通過孔G21の周縁部でイオンビームが曲げられて収束
するレンズ効果が生じる。このレンズ効果により、本来
捕集電極G1に垂直に入射してくるイオンビームが曲げ
られ、その垂直成分エネルギが変化する。従ってイオン
ビームエネルギの分解能が悪く、イオンビームエネルギ
或いはその分布状態を正確に求めることができない。
【0012】そこで本発明は、イオンビーム電流とイオ
ンビームエネルギの両者を正確、簡単、安価に測定する
ことがでる構造簡単な装置を提供することを第1の課題
とする。また、本発明はイオンビーム電流の分布とイオ
ンビームエネルギの分布の両者を正確、簡単、安価に測
定することができる構造簡単な装置を提供することを第
2の課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記第1の課題を解決す
る本発明のイオンビーム電流及びイオンビームエネルギ
測定装置は、イオン電流測定用の、電流計測手段に接続
される、イオンを捕集する捕集電極の前方に第1、第2
及び第3の3枚の電極が並列に配置されて構成されてお
り、該第1、第2及び第3の各電極は中心部にイオンが
通過する孔が設けられ、該捕集電極に最も近い第1電極
は正電圧が印加され又は接地される電極であり、その外
側の第2電極は正電圧又は負電圧が選択的に印加される
電極であり、さらにその外側の第3電極は第1及び第2
電極へのイオンビーム照射を防止するための電極であ
り、該捕集電極、第1電極、第2電極及び第3電極は互
いに絶縁が保持されていることを特徴とする。
【0014】また、前記第2の課題を解決する本発明の
イオンビーム電流及びイオンビームエネルギの分布測定
装置は、前記第1の課題を解決する測定装置を同一平面
上に複数個配列してなることを特徴とする。本発明装置
において、第3電極は装置内に入射するイオンビーム幅
を制限するためのいわば制限電極であり、第1電極及び
第2電極にイオンビームが照射されるのを避けるため
に、第3電極に設けられたイオン通過孔は、普通には第
1電極及び第2電極に設けられた各イオン通過孔よりも
小さい。
【0015】
【作用】本発明のイオンビーム電流及びイオンビームエ
ネルギ測定装置によると、第1電極を接地し、第2電極
に負電圧を印加した状態で、第3電極側から正イオンの
イオンビームを照射すると、第3電極のイオン通過孔を
通過したイオンビームは、捕集電極に打ち込まれ、該正
イオンの電荷を中和するために電子が移動してきて、こ
の電子の流れが捕集電極に接続された電流計等の電流測
定手段により電流として測定される。このときイオンビ
ームエネルギの大きさに応じて捕集電極から放出される
2次電子は、第2電極に印加された負電圧により捕集電
極側に押し戻されて、見かけ上のイオンビーム電流の増
加を抑制することができる。
【0016】また、第1電極、第2電極共に正電圧を印
加した状態で正イオンのイオンビームを照射し、第2電
極に印加する正電圧をそれによるイオン通過抑制エネル
ギがイオン源からのイオンエネルギよりも小さくなるよ
うにすると、第3電極のイオン通過孔を通過したイオン
は第2電極に近づきつつそのエネルギが減少する。第2
電極のイオン通過孔を通過した正イオンは、第1電極に
印加される正電圧によるエネルギよりも大きいエネルギ
を有するものは第1電極のイオン通過孔を通過し、第1
電極に印加される電圧エネルギよりも小さいエネルギの
ものは該第1電極により反射される。第1電極の孔を通
過したイオンは捕集電極に打ち込まれ、該捕集電極に接
続された電流計測手段により電流として測定される。そ
して、第1電極に印加する正電圧の大きさを様々に変え
て、その電圧印加時に第1電極のイオン通過孔を通過し
たイオンの個数を調べることにより、そのイオンビーム
エネルギ或いはエネルギ幅を求めることができる。
【0017】なお、このとき第1電極と第2電極との間
の電位差は、接地電位にある第3電極と第1電極との間
の電位差に比べて小さくしておく。それより第1電極の
孔の周縁部でイオンビームが曲げられて収束するレンズ
効果が抑制され、従ってレンズ効果によって、測定され
るイオンビーム電流値に誤差が生じるのを抑制すること
ができ、これによりイオンビームエネルギ測定時の分解
能が向上し、正確なイオンビームエネルギを求めること
ができる。
【0018】なお、捕集電極に打ち込まれるイオンビー
ムは減速されているため、そのイオンビームエネルギは
小さく、カップ状電極からの2次電子放出は実質上生じ
ない。また、本発明のイオンビーム電流及びエネルギの
分布測定装置によると、前記イオンビーム電流及びエネ
ルギ測定装置が同一面上に複数配置されていることで、
イオンビーム被照射体の面内におけるイオンビーム電流
とイオンビームエネルギの分布状態が測定される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の1実施例であるイオンビーム電流
及びイオンビームエネルギ測定装置Aの概略構成を示す
図である。この装置は図4に示すファラデーカップにお
いて、2次電子抑制電極G2に代えて、カップ状の捕集
電極G1側に正電圧を印加できるか、又は接地できる第
1電極G4、及び制限電極G3(本発明ではこれが第3
電極となる。)側に正負のいずれの電圧でも印加するこ
とができる第2電極G5を有している。電極G4、G5
にはそれぞれイオン通過孔G41、G51が設けられて
いる。制限電極G3の孔G31は、第1電極G4の孔G
41及び第2電極G5の孔G51よりも小さい。制限電
極G3、第2電極G5、第1電極G4及び捕集電極G1
は互いに絶縁されている。その他の構成は図4に示すフ
ァラデーカップと同様である。
【0020】第1電極G4はスイッチSW1を介して接
地されるか、又は正電圧電源PW1に接続される。第2
電極G5はスイッチSW2を介して負電圧電源PW2又
は正電圧電源PW3に接続される。この装置によると、
第1電極G4を接地し、第2電極G5に負電圧電源PW
2を接続して負電圧を印加した状態で制限電極G3側か
ら正イオンのイオンビームを照射すると、イオン通過孔
G31の孔を通過したイオンビームは第2電極G5のイ
オン通過孔G51及び第1電極G4のイオン通過孔G4
1を通過して捕集電極G1に打ち込まれ、打ち込まれた
イオンの個数が電流計1により電流として測定される。
このとき捕集電極G1から放出される2次電子は第2電
極G5に印加される負電圧により捕集電極G1に押し戻
され、見かけ上のイオン電流の増加を抑制することがで
きる。
【0021】また、第1電極G4を正電圧電源PW1に
接続するとともに第2電極G5を正電圧電源PW3に接
続し、これら電極に正電圧を印加し、第2電極G5に印
加する正電圧を、それによるイオン通過抑制エネルギが
図示しないイオン源からのイオンのエネルギより小さく
した状態で制限電極G3側から正イオンのイオンビーム
を照射すると、制限電極G3のイオン通過孔G31を通
過したイオンビームは第2電極G5に近づきつつそのエ
ネルギを減少させる。第2電極G5のイオン通過孔G5
1を通過したイオンのうち、第1電極G4に印加される
正電圧よりも大きいエネルギを有するものはイオン通過
孔G41を通過して捕集電極G1に打ち込まれ、打ち込
まれたイオンの個数が電流計1により電流として測定さ
れる。そして、第1電極G4に印加する正電圧の大きさ
を様々に変え、その電圧印加時に第1電極G4のイオン
通過孔G41を通過したイオンの個数を調べることによ
り、そのイオンビームの有するイオンビームエネルギ或
いはエネルギ幅を求めることができる。
【0022】なお、この装置によるイオンビームエネル
ギの測定においては、第1電極G4と第2電極G5との
間の電位差は、接地電位にある制限電極G3と第1電極
G4との間の電位差に比べて小さくしておく。それによ
り第1電極G4のイオン通過孔G41の周縁部でイオン
ビームが曲げられて収束するレンズ効果が抑制され、従
って、電流計1に測定される電流値にレンズ効果による
誤差が生じるのが抑制されて、イオンビームエネルギ測
定時の分解能が向上し、正確なイオンエネルギを求める
ことができる。
【0023】次に、実際にイオン照射装置内で前記のイ
オンビーム電流及びエネルギ測定装置Aを用いる場合の
例について説明する。例えば図2(A)に示すように、
排気装置21が付設されたチャンバ2内に基体ホルダ3
とイオン源4が対向して設けられ、基体ホルダとイオン
源4との間に開閉可能なシャッター5が設けられたイオ
ン注入装置において、図示しない被処理基体を基体ホル
ダ3に支持させる前に基体ホルダ3上に本発明装置Aを
設置し、シャッター5を開けた状態で装置Aを設置した
位置でのイオンビーム電流及びイオンビームエネルギを
測定することができる。
【0024】また、例えば図2(B)のように、図2
(A)と同様のイオン注入装置において、シャッター5
上に本発明装置Aを設置し、イオン源4からイオン照射
し、装置Aを設置した位置でのイオンビーム電流及びイ
オンビームエネルギを測定することができる。前記のい
ずれの場合も、図示しない被処理基体を基体ホルダ3に
支持させてイオン源4による該基体へのイオン照射を行
うときには、装置Aはチャンバ2外又はチャンバ2内の
イオン照射されない位置に退避させる。
【0025】以上説明したイオンビーム電流及びエネル
ギ測定装置Aは、これをイオンビーム照射面上に例えば
図3のように複数配置してイオンビーム電流及びエネル
ギの面内分布状態を測定する装置を形成できる。その例
を次に説明する。例えば図3に示すように、基体ホルダ
3又はシャッター5上に放射状に複数台の本発明装置A
を設置して同様にイオンビーム電流及びイオンビームエ
ネルギを測定するときには、イオン電流の面内分布及び
イオンエネルギの面内分布を求めることができる。この
ほか、適当な支持部材に複数個の装置Aを配列して分布
測定装置とし、これをホルダ3やシャッター5に取りつ
けるようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】本発明によると、イオンビーム電流とイ
オンビームエネルギの両者を正確、簡単、安価に測定す
ることがでる構造簡単な装置を提供することができる。
また、本発明によると、イオンビーム電流の分布とイオ
ンビームエネルギの分布の両者を正確、簡単、安価に測
定することができる構造簡単な装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例であるイオンビーム電流及び
イオンビームエネルギ測定装置の概略構成を示す図であ
る。
【図2】イオン注入装置内における図1に示す装置の設
置例を示す図である。
【図3】図2に示すイオン注入装置の基体ホルダ又はシ
ャッター上に、図1に示す装置を複数配置して形成され
たイオンビーム電流及びイオンビームエネルギの分布測
定装置を示す図である。
【図4】従来のファラデーカップの概略構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 電流計 2 チャンバ 21 排気装置 3 基体ホルダ 4 イオン源 5 シャッター A イオンビーム電流及びイオンビームエネルギ測定装
置 G1 捕集電極 G2 2次電子抑制電極 G3 制限電極(第3電極) G4 第1電極 G5 第2電極 G21、G31、G41、G51 イオン通過孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−44931(JP,A) 特開 平2−144841(JP,A) 特開 平3−48189(JP,A) 特開 平6−310082(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C23C 14/00 - 14/58 G01T 1/00 - 7/12 H01J 37/00 - 37/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イオン電流測定用の、電流計測手段に接
    続される、イオンを捕集する捕集電極の前方に第1、第
    2及び第3の3枚の電極が並列に配置されて構成されて
    おり、該第1、第2及び第3の各電極は中心部にイオン
    が通過する孔が設けられ、該捕集電極に最も近い第1電
    極は正電圧が印加され又は接地される電極であり、その
    外側の第2電極は正電圧又は負電圧が選択的に印加され
    る電極であり、さらにその外側の第3電極は第1及び第
    2電極へのイオンビーム照射を防止するための電極であ
    り、該捕集電極、第1電極、第2電極及び第3電極は互
    いに絶縁が保持されていることを特徴とするイオンビー
    ム電流及びイオンビームエネルギ測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のイオンビーム電流及びイ
    オンビームエネルギ測定装置を同一平面上に複数個配列
    してなるイオンビーム電流及びイオンビームエネルギの
    分布測定装置。
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