JP3437381B2 - 動きベクトル検出装置 - Google Patents

動きベクトル検出装置

Info

Publication number
JP3437381B2
JP3437381B2 JP18630496A JP18630496A JP3437381B2 JP 3437381 B2 JP3437381 B2 JP 3437381B2 JP 18630496 A JP18630496 A JP 18630496A JP 18630496 A JP18630496 A JP 18630496A JP 3437381 B2 JP3437381 B2 JP 3437381B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motion vector
screen
vector
coding
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18630496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1032825A (ja
Inventor
陽一 藤原
寛 草尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP18630496A priority Critical patent/JP3437381B2/ja
Publication of JPH1032825A publication Critical patent/JPH1032825A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3437381B2 publication Critical patent/JP3437381B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像符号化装置
における動きベクトル検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、動画像符号化方式として、MPE
G−1(ISO/IEC 11172)、MPEG−2
(ISO/IEC 13818)などの動き補償予測を
用いたフレーム間符号化方式が記録、通信、放送の分野
で用いられつつある。これらの方式においては、動画像
の各画面を符号化ブロックに分割し、符号化ブロックご
とに参照画面から検出した動きベクトルを用いて予測ブ
ロックを求める、動き補償予測が行なわれている。
【0003】この動きベクトルの検出方法としては、一
般にブロックマッチング法が知られている。ブロックマ
ッチング法は、符号化画面の符号化ブロックに対応す
る、参照画面の動きベクトル探索領域内にある予測ブロ
ック候補を取り出し、このブロック候補と、符号化ブロ
ックとの間の誤差量を計算する。そして、誤差量が最小
となる候補を予測ブロックとし、予測ブロック位置の符
号化ブロック位置からの相対的なズレ量を動きベクトル
とする。
【0004】ここで、ブロックマッチング法において、
符号化画面と参照画面とが時間的に離れている場合に
は、被写体の移動量も大きいと考えられるため、一般的
に探索領域を大きくする必要がある。
【0005】図9に、符号化画面と参照画面との間の距
離と探索領域の関係を示す。符号化画面と参照画面との
間の距離が1フレームの時に、動きベクトルが取り得る
範囲を水平,垂直方向にそれぞれ[−fx:+fx],
[−fy:+fy]とする(以下、この範囲を探索範囲
と呼び、[±fx,±fy]と記す)。すると画面内の
被写体が等速度運動を行なっていると仮定した場合、符
号化画面と参照画面がdフレーム離れている時には、探
索範囲を[±(d×fx),±(d×fy)]とする必
要がある。図9では、参照画面と符号化画面の間の距離
が3フレームなので、探索範囲は[±3fx,±3f
y]となる。
【0006】すなわち、ブロックマッチング法において
は、符号化画面と参照画面との間の距離がnフレーム離
れるごとに、探索範囲を水平,垂直方向にそれぞれn倍
にする必要がある。その結果、誤差量の演算量は動きベ
クトル探索領域の面積に比例するので、フレーム間距離
の増加にしたがって、演算量は2乗で増加する。
【0007】この演算量の増加を緩和する手法として、
3ステップサーチと呼ばれる、3段階の階層にて、順次
近似する画像ブロックを検出する動きベクトル探索方法
を用いることができる。しかし3ステップサーチでは、
探索領域内の予測ブロック候補の数を減らすことによっ
て、演算量を減らしているため、動きベクトルの精度が
低くなってしまうという問題がある。
【0008】また演算量の増加を緩和する他の手法とし
て、時間階層的動きベクトルサーチと呼ばれる方法があ
る。図10に、この時間階層的動きベクトルサーチの探
索領域を示す。
【0009】次に図10を参照して、時間階層的動きベ
クトルサーチの手順を説明する。符号化画面を基準とし
て、参照画面に向かってフレーム順に0,1,2,…と
番号を振る。参照画面は第3フレームである。
【0010】まず、第1フレームを仮の参照画面とし、
探索領域1の中心座標を0として動きベクトル探索を行
なう。この時、探索範囲は[±fx,±fy]とする。
なお、以下のステップにおける探索範囲は全て[±f
x,±fy]とする。ここで得られた動きベクトルをM
V1とする。
【0011】次に、第2フレームを仮の参照画面とし
て、探索を行なう。この時、探索領域2の中心座標を、
符号化画面位置の中心からベクトルMV1だけずらした
点とする。ここで得られた動きベクトルをMV2とす
る。
【0012】第3フレームを仮の参照画面として、探索
を行なう。この時、探索領域3の中心座標を、符号化画
面の中心からベクトル(MV1+MV2)だけずらした
点とする。ここで得られた動きベクトルをMV3とす
る。
【0013】ベクトル(MV1+MV2+MV3)を動
きベクトルとする。符号化画面と参照画面との間の距離
dが3であるため、以上のステップで終りであるが、d
>3の場合は、上記のステップを繰り返す。
【0014】時間階層的動きベクトルサーチを用いた図
10の例においては、各ステップの探索範囲は全て[±
fx,±fy]であるが、最終的に得られる動きベクト
ル(MV1+MV2+MV3)のとり得る値の範囲は
[±3fx,±3fy]となり、必要な探索範囲と同等
の大きさとなる。すなわち、探索範囲を[±3fx,±
3fy]としたのと同等の効果が得られる。
【0015】ここで、探索範囲を[±fx,±fy]と
した時の動きベクトル探索で必要となる演算量をCとす
ると、[±(d×fx),±(d×fy)]の探索範囲
において、動きベクトル探索に必要な演算量はC×d2
となり、時間階層的動きベクトルサーチを用いた場合の
演算量は、C×dとなる。
【0016】前者では演算量は参照画面と符号化画面と
の間の距離の2乗に比例し、後者では距離に比例してい
る。その結果、時間階層的動きベクトルサーチを用いる
ことによって、大幅に演算量が減少し、減少の度合はフ
レーム間距離が大きいほど顕著である。
【0017】図11は、時間階層的動きベクトルサーチ
を行なう回路の機能ブロック図である。動きベクトル検
出ユニット2は、符号化ブロックに対する動きベクトル
探索領域の基準位値からの変位と、参照画面番号との指
定を受けて動きベクトル探索を行ない、[±fx,±f
y]の範囲の動きベクトルを出力する。メモリ1は画像
データを格納し、加算器3は動きベクトル検出ユニット
2の出力と切替え器5の出力とを加算し、レジスタ4は
加算器3の加算結果を保持し、切替え器5はレジスタ4
と(動きベクトル)0入力とを切り替え、制御器12は
全体を制御する。
【0018】次に図11および、各信号のタイミングチ
ャートを示す図12を参照して、上記の回路の動作を説
明する。
【0019】最初に、符号化画面上の符号化ブロックデ
ータを動きベクトル検出ユニット2に入力する。符号化
ブロックデータは、次の符号化ブロックに対して動きベ
クトル探索が開始されるまで、動きベクトル検出ユニッ
ト2内で保持され、誤差演算に用いられる。そして制御
器12が発生する参照画面番号に応じて、メモリ1から
探索領域内の画像データが読み出される。
【0020】次に制御器12は、参照画面番号を1と
し、切替え器5をA側に切替える。その結果、切替え器
5の出力MVsは0となる。動きベクトル検出ユニット
2は、参照画面番号を1、探索領域変位をMVs=0と
して動きベクトル探索を行なう。すなわち、第1フレー
ムからの動きベクトルMV1を検出し、加算器3に入力
する。この時、加算器3の他方の入力はMVs=0であ
る。よって、加算器3の出力はMV1となり、この値が
レジスタ4に保持される。
【0021】次に、制御器12は、参照画面番号を2と
し、切替え器5をB側に切替える。その結果、切替え器
5の出力MVsは、MV1となる。動きベクトル検出ユ
ニット2は、探索領域の変位をMVs=MV1として、
第2フレームからの動きベクトルMV2を検出し、加算
器3に入力する。この時、加算器3の他方の入力はMV
s=MV1であるため、加算器3の出力は(MV1+M
V2)となり、(MV1+MV2)がレジスタ4に保持
される。この(MV1+MV2)は、第2フレームから
の動きベクトルである。
【0022】続いて、制御器12は、参照画面番号を3
とする。切替え器5はB側のままである。動きベクトル
検出ユニット2は、探索領域の変位を(MV1+MV
2)として、第3フレームからの動きベクトルMV3を
検出する。そして加算器3においてベクトル(MV1+
MV2)と加算され、加算器3の出力(MV1+MV2
+MV3)が、レジスタ4に保持される。この(MV1
+MV2+MV3)が、第3フレームすなわち参照画面
からの動きベクトルである。
【0023】ここで[±fx,±fy]の探索範囲を動
きベクトル探索するのに要する時間をTとすると、図1
2においては、参照画面からの動きベクトルを検出する
のに3Tの時間を要している。一般的に時間階層的動き
ベクトルサーチにおいては、参照画面と符号化画面の間
がdフレーム離れている場合には、動きベクトルの探索
にd×Tの時間が必要である。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、時間階
層的動きベクトルサーチでは、参照画面と符号化画面と
の間の距離によって、演算量が変化する。すなわち、参
照画面と符号化画面との間の距離が増加すると、動きベ
クトル探索に要する時間が増加する。このため、実時間
で動きベクトルを求めようとすると、参照画面と符号化
画面の間の距離をあまり大きくできない。さもなけれ
ば、1回あたりの動きベクトル検出の演算量を小さく抑
えなければならず、このことは探索領域を小さくするこ
とを意味するため、高精度な動きベクトル検出ができな
いという問題が生じる。
【0025】そこで本発明は、参照画面と符号化画面と
の間の距離に関係なく、一定の演算量で動きベクトルを
求めることができ、さらには、時間階層的動きベクトル
サーチ以下の演算量で効率的に高精度な動きベクトルを
求めることができる動きベクトル検出装置を提供するこ
とを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明においては、前記
課題を達成するため、動画像シーケンスの符号化におい
て、符号化画面を符号化ブロックに分割して参照画面か
ら符号化画面への動きベクトルを符号化ブロックごとに
検出し、この動きベクトルを用いて参照画像から符号化
ブロックに対する予測ブロックを生成し、符号化ブロッ
クと予測ブロックとの差分画像ブロックを符号化する動
画像符号化装置における動きベクトル検出装置であり、
参照画面内において、前記符号化ブロックから探索領域
変位だけずらした位置の周辺領域を探索して前記符号化
ブロックに対する前記予測ブロックを検出し、動きベク
トルを生成する動きベクトル検出手段と、この動きベク
トル検出手段が生成した該動きベクトルから所定の演算
により推定ベクトルを算出する動きベクトル推定手段
と、探索領域変位として0ベクトルと該推定ベクトルと
を切り替える切り替え手段とを具備し、前記切り替え手
段により前記動きベクトル検出手段に探索領域変位とし
て0ベクトルを入力し、前記符号化ブロックに対する第
1の参照画面からの第1の動きベクトルを生成し、この
第1の動きベクトルから前記動きベクトル推定手段によ
り第2の参照画面からの動きベクトルの推定ベクトルを
算出し、前記切り替え手段により、前記動きベクトル検
出手段に探索領域変位として推定ベクトルを入力し、前
記符号化ブロックに対する第2の参照画面からの第2の
動きベクトルを生成するものであって、前記推定ベクト
ルの大きさと前記第1の動きベクトルの大きさとの比
を、前記第2の参照画面と前記符号化画面との間の時間
的な距離と、前記第1の参照画面と該符号化画面との間
の時間的な距離との比に一致させ、前記第1、第2の参
照画面の両方が該符号化画面から見て未来又は過去にあ
る場合には、前記推定ベクトルの符号を第1の動きベク
トルと一致させ、前記第1、第2の参照画面のうち、一
方が該符号化画面から見て過去にあり、他方が未来にあ
る場合には、前記推定ベクトルの符号を前記第1の動き
ベクトルと反転させるようにしたことを特徴としてい
る。
【0027】また、本発明においては、前記課題を達成
するため、動画像シーケンスの符号化において、符号化
画面を符号化ブロックに分割して参照画面から符号化画
面への動きベクトルを符号化ブロックごとに検出し、こ
の動きベクトルを用いて参照画像から符号化ブロックに
対する予測ブロックを生成し、符号化ブロックと予測ブ
ロックとの差分画像ブロックを符号化する動画像符号化
装置における動きベクトル検出装置であり、前記符号化
ブロックに対する第1の参照画面からの予測ブロックを
検出し、第1の動きベクトルを生成する第1の動きベク
トル検出手段と、この第1の動きベクトルから所定の演
算により第2の参照画面からの動きベクトルの推定ベク
トルを算出する動きベクトル推定手段と、該第2の参照
画面上において、前記推定ベクトルが指し示す位置の周
辺を探索して前記符号化ブロックに対する該第2の参照
画面からの予測ブロックを検出し、第2の動きベクトル
を生成する第2の動きベクトル検出手段とを具備するも
のであって、前記推定ベクトルの大きさと前記第1の動
きベクトルの大きさとの比を、前記第2の参照画面と前
記符号化画面との間の時間的な距離と、前記第1の参照
画面と符号化画面との間の時間的な距離との比に一致さ
せ、前記第1、第2の参照画面の両方が前記符号化画面
から見て未来又は過去にある場合には、前記推定ベクト
ルの符号を前記第1の動きベクトルと一致させ、前記第
1、第2の参照画面のうち、一方が前記符号化画面から
見て過去にあり、他方が未来にある場合には、前記推定
ベクトルの符号を前記第1の動きベクトルと反転させる
ようにしたことを特徴としている。
【0028】
【0029】上記の構成によって、本発明の請求項1お
よび2に記載のベクトル検出装置は、符号化画面と参照
画面との間の時間的な距離に関わらず、動きベクトル探
索回数を最小2回にまで減らすことができ、かつ探索回
数を固定する。さらに本発明の請求項1に記載のベクト
ル検出装置は、一つの動きベクトル検出手段にて複数回
の動きベクトル検出を行う。
【0030】また本発明の請求項2に記載のベクトル検
出装置は、動きベクトル探索回数を固定し、動きベクト
ル検出をそれぞれ別の検出手段に行わせることによっ
て、一回の動きベクトル検出が終了すると、次の段階の
動きベクトル検出を他の検出手段に引き渡すパイプライ
ン処理を可能とした。
【0031】また、本発明によれば、未来の参照画面か
らの動きベクトルと過去の参照画面からの動きベクトル
を時間的な距離に対応した大きさで混在させ、動きベク
トル探索で検出する。
【0032】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態の動きベクトル検出装置の機能ブロック図である。以
後の説明において、図11の中の構成要素と同一の機能
を有するものについては、図11と同一の番号を割り当
てて、説明を割愛する。
【0033】動きベクトル推定回路7は、参照画面番
号、符号化画面番号に従って、動きベクトルMVrか
ら、推定動きベクトルMVpを算出する。また、図2は
図1の回路における各信号のタイミングチャートであ
る。
【0034】次に図1の回路の動作を説明する。最初
に、符号化画面上の符号化ブロックデータを動きベクト
ル検出ユニット2に入力する。符号化ブロックデータ
は、次の符号化ブロックに対しての動きベクトル探索が
開始するまで、動きベクトル検出ユニット2内に保持さ
れ、誤差演算で用いられる。そして制御器6が発生する
参照画面番号に応じて、メモリ1から探索領域内の画像
データが読み出される。
【0035】次に制御器6は、第1の参照画面番号をP
1とし、切替え器5をA側に切替える。その結果、切替
え器5の出力MVsは0となる。動きベクトル検出ユニ
ット2は、探索領域の変位をMVs=0として、第1の
参照画面からの動きベクトルを探索する。そして検出し
た動きベクトルMV1は、加算器3に入力される。この
時、加算器3の他方の入力はMVs=0である。よっ
て、加算器3の出力はMV1となり、この値がレジスタ
4に保持される。
【0036】次に制御器6は、第2の参照画面番号をP
2とし、切替え器5をB側に切替える。動きベクトル推
定回路7は、レジスタ4の出力MV1を用いて、第2の
参照画面からの推定動きベクトルMV1sを算出する。
そして動きベクトル検出ユニット2は、探索領域の変位
をMVs=MV1sとして、第2の参照画面からの動き
ベクトルを探索する。そして検出した動きベクトルをM
V2は、加算器3に入力される。この時、加算器3の他
方の入力はMVs=MV1sとなり、加算器3の出力は
(MV1s+MV2)となる。そして(MV1s+MV
2)がレジスタ4に保持される。この動きベクトル(M
V1s+MV2)が第2の参照画面からの動きベクトル
である。
【0037】本発明においては符号化画面と参照画面の
間の時間的な距離に関係なく、2回の動きベクトル探索
によって動きベクトルを検出することができるため、動
きベクトル探索に要する演算量は一定である。探索範囲
を[±fx,±fy]とした時に動きベクトル探索で必
要となる演算量をCとすると、本発明における動きベク
トル探索に必要な演算量は常に2Cとなり、演算量Cに
要する時間をTとすると、探索に要する時間は常に2T
となる。この時間2Tは、時間階層的動きベクトルサー
チにおいて符号化画面と参照画面の間の距離が2フレー
ムの時の時間と等しい。符号化画面と参照画面の間の距
離2フレームは、時間階層的動きベクトルサーチを用い
る時の最小のフレーム間距離であるため、本発明の動き
ベクトル検出装置は常に時間階層的動きベクトルサーチ
以下の演算量で、動きベクトル検出を行なうことができ
る。
【0038】図3は、本発明の第2の実施の形態の動き
ベクトル検出装置の機能ブロック図である。図1の回路
と同一の機能を有する構成要素には、同一の番号を割り
当てて、説明を割愛する。また、図4は図3の回路にお
ける各信号のタイミングチャートである。
【0039】第1の実施の形態においては、第1の参照
画面からの動きベクトル検出と、第2の参照画面からの
動きベクトル検出とを、時分割処理によって一つの動き
ベクトル検出ユニット2で実現していた。
【0040】第2の実施の形態においては、第1および
第2の参照画面からの動きベクトル検出を別々の動きベ
クトル検出ユニット2a,2bで実現している。これに
よって、動きベクトル検出ユニット2aが動きベクトル
を検出すると、次の段階の動きベクトル検出を動きベク
トル検出ユニット2bが行うため、パイプライン処理が
可能となる。このため図4に示すように、複数の符号化
ブロックの動きベクトルを連続して検出することができ
る。よって、動きベクトル探索に要する時間は1符号化
ブロックあたりTとなる。ここで、ベクトル推定回路7
は、推定動きベクトルMVpを算出し、レジスタ8,9
は、ベクトル値を保持する。
【0041】時間階層的動きベクトルサーチにおいて同
様にパイプライン処理を行なおうとすると、符号化画面
と参照画面との間に存在する画像の最大枚数個分の動き
ベクトル検出ユニットを用意しておかなければならず、
ハードウェア規模が大きくなる。また逆に、一度ハード
ウェアを構成してしまうと符号化画面と参照画面との間
の距離の最大値が決まってしまうので、参照画面や符号
化画面の設定の自由度に制約ができてしまう。本発明で
は、動きベクトル検出の回数を2に固定できるので、パ
イプラインの段数も常に一定となり、本実施の形態のよ
うな処理のパイプライン化が有効となると共に、パイプ
ライン化しても参照画面や符号化画面の設定の自由度を
広いままに保つことができる。
【0042】ところで数フレーム程度の短い時間内の動
きベクトルの推定を考えると、画面内の被写体は等速度
運動していると考えられる。このため、第1の参照画面
からの動きベクトルを用い、符号化画面と第1の参照画
面および第2の参照画面との間の時間的な距離に対応さ
せて、第2の参照画面からの動きベクトルを推定するこ
とができる。この推定した動きベクトルの周辺を探索す
ることによって、少ない演算量で第2の参照画面からの
動きベクトルを効率的に探索することができる。
【0043】図5は、図1および図3に示される本発明
の動きベクトル推定回路7の例である。動きベクトル推
定回路7は、第1の参照画面のフレーム番号P1,第2
の参照画面のフレーム番号P2,符号化画面のフレーム
番号Eによって、第1の動きベクトルMVrを用いて第
2の参照画面からの推定動きベクトルMVpを算出す
る。また動きベクトル推定回路7は、減算器11、除算
器12、乗算器13にて構成される。減算器11はP1
またはP2からEを減算し、除算器12は(P2−E)
/(P1−E)を計算し、乗算器13は第1の動きベク
トルMVrに除算器12の出力を乗算する。ここで、第
1の参照画面と符号化画面の間の距離P1−Eおよび第
2の参照画面と符号化画面の間の距離P2−Eが、数ビ
ットで表現できる範囲内のみを想定している時には、除
算器12をLUT(Look Up Table)で実現することによ
って、より小さいハードウェア規模を実現できる。
【0044】本実施の形態においては、以下の式により
推定動きベクトルを算出している。
【数1】
【0045】式(1)は、動きベクトルMVpとMVr
の大きさの比を、第1の参照画面と符号化画面との間の
距離|P1−E|と、第2の参照画面と符号化画面との
間の距離|P2−E|との比に一致させる。また符号化
画面から見て、第1の参照画面と第2の参照画面が共に
未来もしくは過去にある時は、MVpとMVrの符号を
一致させ、一方が未来で他方が過去の時には、符号を反
転している。
【0046】図6は、MPEG−1,MPEG−2にお
ける双方向予測画像(Bピクチャ)に本発明を適用した
例であり、第1の参照画面を未来の参照画面、第2の参
照画面を過去の参照画面とし、第2の参照画面と符号化
画面は2フレーム離れている。この時、MV1は未来の
参照画面からの動きベクトルになり、(MV1s+MV
2)は過去の参照画面からの動きベクトルになる。すな
わち、2回の動きベクトル探索で、2枚の参照画面から
の動きベクトルを検出している。
【0047】図6において、符号化画面のフレーム番号
をiとし、第1の参照画面をフレーム番号i+1のフレ
ーム、第2の参照画面をフレーム番号i−2のフレーム
としている。
【0048】ここで、式(1)を用いると、P1=i+
1,P2=i−2,E=iであるので、
【数2】 となり、MV1sは大きさがMV1の2倍で、符号が反
転している。すなわち図6に示すように、MV1sは、
MV1が指す点から符号化ブロックの中心に伸ばした線
とフレームi−2との交わる点を指すベクトルとなる。
この時、動きベクトルMV1の探索範囲が[±fx,±
fy]であるとすると、MV1sのとりうる範囲は[±
2fx,±2fy]となる。さらに動きベクトルMV2
の探索範囲も[±fx,±fy]であれば、動きベクト
ル(MV1s+MV2)のとり得る範囲は、[±3f
x,±3fy]となる。
【0049】一方、従来の方法では、第1の参照画面に
対して[±fx,±fy]の探索を行ない、第2の参照
画面に対して、時間階層的動きベクトルサーチを用いて
フレームi−1,i−2のそれぞれに[±fx,±f
y]の探索を行なう。この時、第2の参照画面であるフ
レームi−2上での探索範囲は[±2fx,±2fy]
に相当する。この場合の[±fx,±fy]の探索の回
数は計3回である。
【0050】すなわち、図6の双方向予測のための動き
ベクトル探索において、本実施の形態では[±fx,±
fy]の探索の回数が2回であるのに対し、時間階層的
動きベクトルサーチを用いる従来の方法では3回であ
る。また、第2の参照画面に対する探索範囲が本実施の
形態においては[±3fx,±3fy]であるのに対
し、従来の方法では[±2fx,±2fy]である。よ
って、本実施の形態においては、時間階層的動きベクト
ルサーチよりも少ない演算量で、より精度の高い動きベ
クトル検出が可能である。
【0051】この特徴により、第2の参照画面からの動
きベクトルを検出する際の探索領域を小さく設定しても
十分精度の高い動きベクトル検出が可能となる。この場
合には、さらなる演算時間の短縮、および図3における
動きベクトル検出ユニット2bの回路規模を縮小するこ
とが可能となる。
【0052】なお一般的には、符号化画面から時間的に
近い画面を第1の参照画面とし、遠い方の画面を第2の
参照画面とすると、近い参照画面に対する動きベクトル
探索領域は小さく、遠い参照画面に対する動きベクトル
探索領域は大きくなるため、より好都合である。
【0053】図7は、第1の参照画面と第2の参照画面
が共に過去にある場合の例である。符号化画面のフレー
ム番号をiとして、第1の参照画面としてフレーム番号
i−1のフレームを、第2の参照画面としてフレーム番
号i−3のフレームを用いている。
【0054】ここで、式(1)を用いると、P1=i−
1,P2=i−3,E=iであるので、
【数3】 となり、MV1sは大きさがMV1の3倍で、符号が一
致している。すなわち図7に示すように、MV1sは、
符号化ブロックの中心からMV1が指す点に伸ばした線
とフレームi−3との交わる点を指すベクトルとなる。
この時、動きベクトル(MV1s+MV2)のとり得る
範囲は[±4fx,±4fy]となり、符号化画面と参
照画面との間の距離が3フレームの時の時間階層的動き
ベクトルサーチ(探索範囲[±3fx,±3fy])よ
りも大きくなる。また図6と同様に、動きベクトルの探
索回数は本実施の形態では2回であり、時間階層的動き
ベクトルサーチでは3回になる。本実施の形態において
も、時間階層的動きベクトルサーチよりも精度の高い動
きベクトル検出が可能であり、もしくは第2の参照画面
からの動きベクトル検出の際の探索領域の縮小が可能と
なる。
【0055】符号化画面と参照画面との間の時間的な距
離が長い時、効率的かつ高精度に動きベクトルを検出す
るために、動きベクトルの探索回数を増やすことによっ
て、本発明を時間方向に拡張することができる。図8
は、符号化画面と参照画面との間のフレーム間距離が9
フレームの時に、本発明の動きベクトル検出を時間方向
に拡張した例を示す。
【0056】図8においては、次の手順で参照画面から
の動きベクトルを検出する。第1の参照画面からの動き
ベクトル(第1の動きベクトル)を探索する。そして第
1の参照画面および第2の参照画面と符号化画面との間
の時間的な距離の関係を用いて、第2の参照画面からの
推定動きベクトル(第1の推定動きベクトル)を算出す
る。
【0057】次に、第2の参照画面上において、第1の
推定動きベクトルが指し示す位置の周辺を探索して、第
2の参照画面からの動きベクトル(第2の動きベクト
ル)を検出する。そして第2の参照画面および第3の参
照画面と符号化画面との間の時間的な距離の関係を用い
て、第3の参照画面からの推定動きベクトル(第2の推
定動きベクトル)を算出する。
【0058】次に、第3の参照画面上において、第2の
推定動きベクトルが指し示す位置の周辺を探索して、第
3の参照画面からの動きベクトル(第3の動きベクト
ル)を検出する。この第3の動きベクトルが、求める参
照画面からの動きベクトルである。
【0059】図8の例では、全部で3回の動きベクトル
探索を行なっているが、動きベクトル探索を行なう画面
の間隔や枚数の設定を変えることによって、動きベクト
ル探索の回数を自由に変更することができ、動きベクト
ル探索回数を減らして演算量を低減することも、また動
きベクトル探索回数を増やして検出精度を向上すること
もできる。
【0060】なお、図8における動きベクトルの検出
は、図1の回路において、参照画面番号をi−1,i−
6,i−9とすることにより実現できる。よって、上記
の拡張によってハードウェア規模が増加することはな
い。
【0061】上述の実施の形態は、フレーム画面に対し
て本発明を適用したが、各画面をフィールド画面として
も、同様の効果が得られる。
【0062】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、符号化
画像と参照画像との間の時間的な距離に関わらず、動き
ベクトル探索回数を最小2回にまで減らすことができ、
かつ探索回数を固定できるため、時間階層的動きベクト
ルサーチよりも少ない動きベクトル探索回数で動きベク
トルを検出することができ、検出に要する演算量や処理
時間を短くすることができるという効果がある。
【0063】さらに本発明の請求項1に記載の動きベク
トル検出装置は、一つの動きベクトル検出手段にて複数
回の動きベクトル検出を行うので、簡易な構成で動きベ
クトル検出を行うことができる。
【0064】また本発明の請求項2に記載の動きベクト
ル検出装置は、動きベクトル探索回数を固定し、動きベ
クトル検出をそれぞれ別の検出手段に行わせることによ
って、パイプライン処理を可能としたので、単位時間あ
たりの処理速度を向上することができる。
【0065】また、時間階層的動きベクトルサーチに比
べて動きベクトルの探索範囲を広げることができるた
め、より精度の高い動きベクトル検出を行なうことがで
きる。このことから、第2の参照画面からの動きベクト
ルの検出における探索領域を小さくしても十分精度の高
い動きベクトルを検出することが可能である。このた
め、第2の参照画面からの動きベクトル検出における探
索領域を小さくすることにより、演算量の低減および回
路規模の縮小を図ることができる。
【0066】さらに、本発明によれば、第1、第2の参
照画面をそれぞれ双方向予測における未来と過去の参照
画像とし、時間的に近い参照画像を第1の画像、遠い参
照画像を第2の画像にすると、近い参照画像からの動き
ベクトルの探索には小さい探索領域が割り当てられ、遠
い参照画像からの動きベクトルの探索には実際にマッチ
ング処理を行なう探索範囲よりも大きい探索領域が割り
当てられる。すなわち、本発明によれば、未来の参照画
像からの動きベクトルと過去の参照画像からの動きベク
トルを、参照画像と符号化画像との間の距離に関わら
ず、それぞれ1回の動きベクトル探索で検出することが
できる。
【0067】以上のように、本発明は、演算量,ハード
ウェア規模,探索範囲の点で、従来の時間階層的動きベ
クトルサーチを利用した方法に比べて極めて有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のブロック図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施の形態における各信号のタ
イミングチャートである。
【図3】本発明の第2の実施の形態のブロック図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態における各信号のタ
イミングチャートである。
【図5】本発明の動きベクトル推定回路の実施の形態の
ブロック図である。
【図6】本発明における動きベクトルと探索領域の関係
の第1の例を示す図である。
【図7】本発明における動きベクトルと探索領域の関係
の第2の例を示す図である。
【図8】本発明を時間方向に拡張した例を示す図であ
る。
【図9】ブロックマッチング法におけるフレーム間の距
離と探索領域の大きさの関係を示す図である。
【図10】時間階層的動きベクトルサーチの探索領域を
示す図である。
【図11】時間階層的動きベクトルサーチを行なう装置
のブロック図である。
【図12】図11における各信号のタイミングチャート
である。
【符号の説明】
1 メモリ 2 ベクトル検出ユニット 3 加算器 4 レジスタ 5 切替え器 6 制御器 7 動きベクトル推定回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動画像シーケンスの符号化において、符
    号化画面を符号化ブロックに分割して参照画面から符号
    化画面への動きベクトルを符号化ブロックごとに検出
    し、この動きベクトルを用いて参照画像から符号化ブロ
    ックに対する予測ブロックを生成し、符号化ブロックと
    予測ブロックとの差分画像ブロックを符号化する動画像
    符号化装置における動きベクトル検出装置であり、 参照画面内において、前記符号化ブロックから探索領域
    変位だけずらした位置の周辺領域を探索して前記符号化
    ブロックに対する前記予測ブロックを検出し、動きベク
    トルを生成する動きベクトル検出手段と、この動きベク
    トル検出手段が生成した該動きベクトルから所定の演算
    により推定ベクトルを算出する動きベクトル推定手段
    と、探索領域変位として0ベクトルと該推定ベクトルと
    を切り替える切り替え手段とを具備し、 前記切り替え手段により前記動きベクトル検出手段に探
    索領域変位として0ベクトルを入力し、前記符号化ブロ
    ックに対する第1の参照画面からの第1の動きベクトル
    を生成し、この第1の動きベクトルから前記動きベクト
    ル推定手段により第2の参照画面からの動きベクトルの
    推定ベクトルを算出し、前記切り替え手段により、前記
    動きベクトル検出手段に探索領域変位として推定ベクト
    ルを入力し、前記符号化ブロックに対する第2の参照画
    面からの第2の動きベクトルを生成する動きベクトル検
    出装置であって、 前記推定ベクトルの大きさと前記第1の動きベクトルの
    大きさとの比を、前記第2の参照画面と前記符号化画面
    との間の時間的な距離と、前記第1の参照画面と該符号
    化画面との間の時間的な距離との比に一致させ、 前記第1、第2の参照画面の両方が該符号化画面から見
    て未来又は過去にある場合には、前記推定ベクトルの符
    号を第1の動きベクトルと一致させ、 前記第1、第2の参照画面のうち、一方が該符号化画面
    から見て過去にあり、他方が未来にある場合には、前記
    推定ベクトルの符号を前記第1の動きベクトルと反転さ
    せるようにしたことを特徴とする動きベクトル検出装
    置。
  2. 【請求項2】 動画像シーケンスの符号化において、符
    号化画面を符号化ブロックに分割して参照画面から符号
    化画面への動きベクトルを符号化ブロックごとに検出
    し、この動きベクトルを用いて参照画像から符号化ブロ
    ックに対する予測ブロックを生成し、符号化ブロックと
    予測ブロックとの差分画像ブロックを符号化する動画像
    符号化装置における動きベクトル検出装置であり、 前記符号化ブロックに対する第1の参照画面からの予測
    ブロックを検出し、第1の動きベクトルを生成する第1
    の動きベクトル検出手段と、この第1の動きベクトルか
    ら所定の演算により第2の参照画面からの動きベクトル
    の推定ベクトルを算出する動きベクトル推定手段と、該
    第2の参照画面上において、前記推定ベクトルが指し示
    す位置の周辺を探索して前記符号化ブロックに対する該
    第2の参照画面からの予測ブロックを検出し、第2の動
    きベクトルを生成する第2の動きベクトル検出手段とを
    具備する動きベクトル検出装置であって、 前記推定ベクトルの大きさと前記第1の動きベクトルの
    大きさとの比を、前記第2の参照画面と前記符号化画面
    との間の時間的な距離と、前記第1の参照画面と符号化
    画面との間の時間的な距離との比に一致させ、 前記第1、第2の参照画面の両方が前記符号化画面から
    見て未来又は過去にある場合には、前記推定ベクトルの
    符号を前記第1の動きベクトルと一致させ、 前記第1、第2の参照画面のうち、一方が前記符号化画
    面から見て過去にあり、他方が未来にある場合には、前
    記推定ベクトルの符号を前記第1の動きベクトルと反転
    させるようにしたことを特徴とする動きベクトル検出装
    置。
JP18630496A 1996-07-16 1996-07-16 動きベクトル検出装置 Expired - Fee Related JP3437381B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18630496A JP3437381B2 (ja) 1996-07-16 1996-07-16 動きベクトル検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18630496A JP3437381B2 (ja) 1996-07-16 1996-07-16 動きベクトル検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1032825A JPH1032825A (ja) 1998-02-03
JP3437381B2 true JP3437381B2 (ja) 2003-08-18

Family

ID=16185990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18630496A Expired - Fee Related JP3437381B2 (ja) 1996-07-16 1996-07-16 動きベクトル検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3437381B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011097572A (ja) * 2009-09-29 2011-05-12 Canon Inc 動画像符号化装置
JP6549516B2 (ja) * 2016-04-27 2019-07-24 日本電信電話株式会社 映像符号化装置、映像符号化方法及び映像符号化プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1032825A (ja) 1998-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8929451B2 (en) External vectors in a motion estimation system
KR100287211B1 (ko) 양방향 움직임 추정방법 및 장치
US5686973A (en) Method for detecting motion vectors for use in a segmentation-based coding system
US7321626B2 (en) System and method for predictive motion estimation using a global motion predictor
JP3277111B2 (ja) 動画像符号化装置および動画像復号化装置
US20050249284A1 (en) Method and apparatus for generating motion vector in hierarchical motion estimation
JP2003533800A (ja) Mcアップコンバージョンにおけるハローを低減する動き推定器
US5754237A (en) Method for determining motion vectors using a hierarchical motion estimation
US6317460B1 (en) Motion vector generation by temporal interpolation
Wu et al. Joint estimation of forward and backward motion vectors for interpolative prediction of video
JP2008502196A (ja) グローバル動きベクトルの探索方法
US6104439A (en) Method and apparatus for motion estimation
JP3437381B2 (ja) 動きベクトル検出装置
JP2004128702A (ja) フレーム補間方法
US20050141615A1 (en) Motion vector estimating method and motion vector estimating apparatus using block matching process
JPH09182077A (ja) 画像符号化方法および画像符号化装置
JP4228705B2 (ja) 動きベクトル探索方法および装置
JPH0262178A (ja) 画像処理装置の動き検出方式
KR20010034374A (ko) 움직임 벡터 검출 장치 및 방법
JP2000165883A (ja) 動きベクトル検出装置
JP2765528B2 (ja) 半画素精度動きベクトル探索装置
JPH09238346A (ja) 動きベクトル探索方法および装置
JP2941751B2 (ja) 動きベクトル検出方法およびその装置
JPH0540828A (ja) ブロツクマツチング探索方式
GB2309135A (en) Estimating image motion by comparing adjacent image frame signals

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees