JP2765528B2 - 半画素精度動きベクトル探索装置 - Google Patents

半画素精度動きベクトル探索装置

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JP2765528B2 JP24589195A JP24589195A JP2765528B2 JP 2765528 B2 JP2765528 B2 JP 2765528B2 JP 24589195 A JP24589195 A JP 24589195A JP 24589195 A JP24589195 A JP 24589195A JP 2765528 B2 JP2765528 B2 JP 2765528B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画像の圧縮符号
化に関する。特に、動きベクトル探索に関する。
【0002】
【従来の技術】動画像圧縮符号化技術は、動画像信号の
高い時間相関、空間相関、および人間の視覚特性を利用
して、膨大な情報量を大幅に圧縮する技術である。この
動画像符号化技術は幾つもの要素技術から成り立ってい
る。
【0003】フレーム間予測符号化技術は、動画像信号
の時間方向の相関を利用する技術であり、フレーム間予
測符号化方式は、符号化処理済の先行フレームから現フ
レームの予測を行い、予測誤差信号を伝送する方式であ
る。このフレーム間予測符号化方式を改良した方式とし
て、画像の動きを考慮した動き補償フレーム間予測符号
化方式や、フレーム間予測をフィールド間予測に置き換
えたフィールド間予測符号化方式、未来のフレームを先
行して符号化しておくことで、過去と未来から内挿を行
う内挿予測符号化方式がある。更に、これらの複数の予
測符号化方式を適応的に切り替える適応予測符号化方式
がある。
【0004】変換符号化技術は、複数の信号を線形変換
することで情報量を圧縮する技術であり、前記適応予測
符号化方式に対しては、予測誤差信号に対して空間方向
(水平、垂直方向)に適用されるのが普通である。この
変換によって、画像信号の空間方向の冗長性が顕現す
る。変換符号化方式にも、前述の適応予測符号化方式と
同様に、フレームでの変換符号化や、フィールドでの変
換符号化や、水平方向だけの変換符号化など複数の変換
方式を適応的に切り替える適応変換符号化方式がある。
【0005】可変長符号化技術は、信号レベルの確率分
布の偏りを用いて情報量を圧縮する技術であり、前記適
応予測符号化方式の動きベクトルや、前記適応変換符号
化方式の変換係数に適用されるのが普通である。
【0006】一般に用いられている動画像圧縮符号化技
術は、これらの技術を用いることで、非常に高い圧縮率
を実現している。
【0007】このような動画像圧縮符号化技術を用いた
動画像符号化装置において、動き補償予測符号化に不可
欠な動きベクトル探索の実装が問題となる。例えば、I
SOIS11172方式(MPEG−1方式)等では半
画素精度での動き補償予測符号化が可能である。一般
に、動きベクトル探索は高精度になるほど計算量が多
く、回路規模が大きくなる。従来、探索を多段で行うこ
とによりこれらを縮小している。
【0008】半画素精度動きベクトル探索に2段探索方
式を用いた動き補償予測符号化装置の例を図5に示す。
同図において、動画像は、Inputから符号化処理順
に入力され、16画素×16ラインのブロック単位で、
第一の動きベクトル探索部10と、第二の動きベクトル
探索部11と、符号化部12に供給される。
【0009】第一の動きベクトル探索部10は、ブロッ
ク毎に、探索範囲(±14,±7)の各1画素精度候補
ベクトルについて、メモリ13に保持された符号化済み
画像を用いて、1画素精度動き補償予測画像を生成し、
入力ブロックと比較して予測誤差評価値を計算する。最
小の予測誤差評価値(図ではMAE)およびこれに対応
する1画素精度動きベクトル(図ではMV1)を第二の
動きベクトル探索部11に供給する。
【0010】第二の動きベクトル探索部11は、ブロッ
ク毎に、第一の動きベクトル探索部10で得られた1画
素精度動きベクトルの8近傍(±0.5,±0.5)の
各半画素精度候補ベクトルについて、メモリ13に保持
された符号化済み画像を用いて、半画素精度動き補償予
測画像を生成し、入力ブロックと比較して予測誤差評価
値を計算する。ここで得られた8つの半画素精度候補ベ
クトルの予測誤差評価値と、第一の動きベクトル探索部
10で得られた1画素精度動きベクトルの予測誤差評価
値から、最小となる予測誤差評価値に対応するベクトル
を、半画素精度動きベクトル(図ではMV2)として符
号化部12に供給する。
【0011】符号化部12は、ブロック毎に、半画素精
度動きベクトルを用いて、入力ブロックを動き補償予測
符号化し、得られたローカルデコード画像を、メモリ1
3に供給するとともに、得られた符号列を出力する。
【0012】メモリ13は、動きベクトル探索と動き補
償予測の参照画像として読み出せるように、ローカルデ
コード画像を保持する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、動きベ
クトル探索を多段で行うことで計算量や回路規模を縮小
しているが、已然として動きベクトル探索の実装は問題
である。
【0014】本発明の目的は、動き補償予測符号化の性
能をほとんど劣化させることなく、計算量や回路規模を
縮小した半画素動きベクトル探索装置を提供することに
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】第1の発明の半画素精度
動きベクトル探索装置は、現フレームと先行フレームを
用いて、探索範囲の各1画素精度候補ベクトルに対して
動き補償予測画像を生成し、原画像との差分計算するこ
とで予測誤差評価値を求める第一の動きベクトル探索部
と、現フレームの水平微分パワーと垂直微分パワーを求
める微分パワー計算部と、前記第一の動きベクトル探索
部で得られた予測誤差評価値と前記微分パワー計算部で
得られた水平微分パワーと垂直微分パワーから、探索対
象の各半画素精度候補ベクトルの予測誤差評価値を推定
し、1画素精度候補ベクトルおよび半画素精度候補ベク
トルの中から最小の予測誤差評価値となる候補ベクトル
を半画素精度動きベクトルとして選択する第二の動きベ
クトル探索部から構成されることを特徴とする。
【0016】第2の発明の半画素精度動きベクトル探索
装置は、現フレームと先行フレームを用いて、探索範囲
の各1画素精度候補ベクトルに対して動き補償予測画像
を生成し、原画像との差分計算することで予測誤差評価
値を求め、最小の予測誤差評価値となる候補ベクトルを
1画素精度動きベクトルとする第一の動きベクトル探索
部と、現フレームの水平微分パワーと垂直微分パワーを
求める微分パワー計算部と、前記第一の動きベクトル探
索部で得られた予測誤差評価値と前記微分パワー計算部
で得られた水平微分パワーと垂直微分パワーから、前記
第一の動きベクトル探索部で得られた1画素精度動きベ
クトルの近傍の8つの半画素精度候補ベクトルの予測誤
差評価値を推定し、1画素精度動きベクトルおよび半画
素精度候補ベクトルの中から最小の予測誤差評価値とな
る候補ベクトルを半画素精度動きベクトルとして選択す
る第二の動きベクトル探索部から構成されることを特徴
とする。
【0017】
【作用】まず、半画素精度動き補償予測の動作について
考える。動き補償予測は、現フレームの位置(x,y)
の画素値z(x,y)を、符号化済みフレームz
0 (x,y)から動きベクトル(vx,vy)を使って
予測する。例えば、動きベクトルが(2.5,1)の場
合、動き補償予測による予測値
【0018】
【外1】
【0019】は、
【0020】
【数1】
【0021】となる。つまり、半画素精度動き補償予測
で得られる予測値は1画素精度動き補償予測で得られる
予測値の平均値であり、半画素精度動き補償予測は単純
な平均予測である。
【0022】一般に、予測誤差評価値として平均自乗誤
差(MSE)または平均絶対誤差(MAE)が用いられ
る。予測値
【0023】
【外2】
【0024】のMSEおよびMAEは、
【0025】
【数2】
【0026】で与えられる。ここで、|・|は絶対値を
表し、d1 はL1ノルム、d2 はL2ノルム、Bはブロ
ックである。
【0027】これらの式を先程の
【0028】
【外3】
【0029】に適用すると、
【0030】
【数3】
【0031】が得られる。つまり、半画素精度動き補償
予測のMSEは、1画素精度動き補償予測のMSEと予
測値間のL2ノルムから求めることができる。この場
合、予測値間のL2ノルムは、符号化済みフレームの参
照部分を水平微分したL2ノルムとなる。
【0032】例えば、1段目で1画素精度まで探索し、
2段目で半画素精度に高精度化する動きベクトル探索装
置を考える。1段目で1画素精度動き補償予測の予測誤
差評価値が求まっているので、半画素精度動きベクトル
を探索する段階で新たに求めるべき値は符号化済みフレ
ームの参照部分を水平微分したL2ノルムだけである。
ところが、予測がある程度当たっていれば、符号化済み
フレームと現フレームはほぼ等価であり、現フレームを
水平微分したL2ノルムで推定できる。先程の
【0033】
【外4】
【0034】に適用すると、
【0035】
【数4】
【0036】により、推定値
【0037】
【外5】
【0038】が求まる。ここで、DX2は水平微分のL2
ノルムである。
【0039】MAEを用いている場合も同様に推定が可
能である。MSEとMAEは、
【0040】
【数5】
【0041】の関係にある。推定値
【0042】
【外6】
【0043】は、
【0044】
【数6】
【0045】となる。ここで、DX1は水平微分のL1ノ
ルムである。これに対して、
【0046】
【数7】
【0047】の関係を用いて近似すると、
【0048】
【数8】
【0049】が得られる。
【0050】これらのように、動き補償予測画像を生成
することなく、半画像精度動きベクトルの予測誤差評価
値が得られるので、半画素精度動きベクトル探索を簡略
化できる。
【0051】
【発明の実施の形態】第1の発明の第一の構成を図1に
示す。同図において、動画像は、Inputから符号化
処理順に入力され、16画素×16ラインのブロック単
位で、第一の動きベクトル探索部20と、微分パワー計
算部21と、符号化部12に供給される。
【0052】第一の動きベクトル探索部20は、ブロッ
ク毎に、探索範囲(±14,±7)の各1画素精度候補
ベクトルについて、メモリ13に保持された符号化済み
画像を用いて、1画素精度動き補償予測画像を生成し、
入力ブロックと比較してL2ノルムで予測誤差評価値を
計算する。得られた全予測誤差評価値(図ではMSE)
を第二の動きベクトル探索部22に供給する。
【0053】微分パワー計算部21は、ブロック毎に、
水平微分パワー(図ではDX)と垂直微分パワー(図で
はDY)をL2ノルムで計算し、第二の動きベクトル探
索部22に供給する。
【0054】第二の動きベクトル探索部22は、ブロッ
ク毎に、第一の動きベクトル探索部20で得られた予測
誤差評価値と微分パワー計算部21で得られた水平微分
パワーと垂直微分パワーを用いて、探索範囲(±14,
±7)の各半画素精度候補ベクトルの予測誤差評価値を
推定する。最小の予測誤差評価値となる候補ベクトルを
選択して、半画素精度動きベクトル(図ではMV)とし
て符号化部12に供給する。ここで、水平成分のみ半画
素となる候補ベクトルでは、水平方向に隣接する2つの
1画素精度候補ベクトルの予測誤差評価値の平均から、
水平微分パワーの4分の1を引いた値を予測誤差評価値
とし、垂直成分のみ半画素となる候補ベクトルでは、垂
直方向に隣接する2つの1画素精度候補ベクトルの予測
誤差評価値の平均から、垂直微分パワーの4分の1を引
いた値を予測誤差評価値とし、水平成分垂直成分ともに
半画素となる候補ベクトルでは、近傍の4つの1画素精
度候補ベクトルの予測誤差評価値の平均から、水平微分
パワーの4分の1と、垂直微分パワーの4分の1とを引
いた値を予測誤差評価値とする。
【0055】符号化部12、メモリ13は従来方式と同
じである。
【0056】第1の発明の第二の構成を図2に示す。同
図において、動画像は、Inputから符号化処理順に
入力され、16画素×16ラインのブロック単位で、第
一の動きベクトル探索部25と、微分パワー計算部26
と、符号化部12に供給される。
【0057】第一の動きベクトル探索部25は、ブロッ
ク毎に、探索範囲(±14,±7)の各1画素精度候補
ベクトルについて、メモリ13に保持された符号化済み
画像を用いて、1画素精度動き補償予測画像を生成し、
入力ブロックと比較してL1ノルムで予測誤差評価値を
計算する。得られた全予測誤差評価値(図ではMAE)
を第二の動きベクトル探索部27に供給する。
【0058】微分パワー計算部26は、ブロック毎に、
水平微分パワー(図ではDX)と垂直微分パワー(図で
はDY)をL1ノルムで計算し、第二の動きベクトル探
索部27に供給する。
【0059】第二の動きベクトル探索部27は、ブロッ
ク毎に、第一の動きベクトル探索部25で得られた予測
誤差評価値と微分パワー計算部26で得られた水平微分
パワーと垂直微分パワーを用いて、探索範囲(±14,
±7)の各半画素精度候補ベクトルの予測誤差評価値を
推定する。最小の予測誤差評価値となる候補ベクトルを
選択して、半画素精度動きベクトル(図ではMV)とし
て符号化部12に供給する。ここで、水平成分のみ半画
素となる候補ベクトルでは、水平方向に隣接する2つの
1画素精度候補ベクトルの予測誤差評価値の平均から、
水平微分パワーの自乗を前記平均で割った値の8分の1
を引いた値を予測誤差評価値とし、垂直成分のみ半画素
となる候補ベクトルでは、垂直方向に隣接する2つの1
画素精度候補ベクトルの予測誤差評価値の平均から、垂
直微分パワーの自乗を前記平均で割った値の8分の1を
引いた値を予測誤差評価値とし、水平成分垂直成分とも
に半画素となる候補ベクトルでは、近傍の4つの1画素
精度候補ベクトルの予測誤差評価値の平均から、水平微
分パワーの自乗を前記平均で割った値の8分の1と、垂
直微分パワーの自乗を前記平均で割った値の8分の1と
を引いた値を予測誤差評価値とする。
【0060】符号化部12、メモリ13は従来方式と同
じである。
【0061】第2の発明の第一の構成を図3に示す。同
図において、動画像は、Inputから符号化処理順に
入力され、16画素×16ラインのブロック単位で、第
一の動きベクトル探索部30と、微分パワー計算部21
と、符号化部12に供給される。
【0062】第一の動きベクトル探索部30は、ブロッ
ク毎に、探索範囲(±14,±7)の各1画素精度候補
ベクトルについて、メモリ13に保持された符号化済み
画像を用いて、1画素精度動き補償予測画像を生成し、
入力ブロックと比較してL2ノルムで予測誤差評価値を
計算する。最小の予測誤差評価値となる1画素精度候補
ベクトルを、1画素精度動きベクトル(図ではMV1)
として第二の動きベクトル探索部31に供給するととも
に、前記1画素精度動きベクトルの1画素範囲内(±
1,±1)の1画素精度候補ベクトルに対応する9つの
予測誤差評価値(図ではMSE)を第二の動きベクトル
探索部31に供給する。
【0063】第二の動きベクトル探索部31は、ブロッ
ク毎に、第一の動きベクトル探索部30で得られた予測
誤差評価値と微分パワー計算部21で得られた水平微分
パワーと垂直微分パワーを用いて、第一の動きベクトル
探索部30で得られた1画素精度動きベクトルの8近傍
(±0.5,±0.5)となる各半画素精度候補ベクト
ルの予測誤差評価値を推定する。最小の予測誤差評価値
となるベクトルを選択して、半画素精度動きベクトル
(図ではMV2)として符号化部12に供給する。ここ
で、水平成分のみ半画素となる候補ベクトルでは、水平
方向に隣接する2つの1画素精度候補ベクトルの予測誤
差評価値の平均から、水平微分パワーの4分の1を引い
た値を予測誤差評価値とし、垂直成分のみ半画素となる
候補ベクトルでは、垂直方向に隣接する2つの1画素精
度候補ベクトルの予測誤差評価値の平均から、垂直微分
パワーの4分の1を引いた値を予測誤差評価値とし、水
平成分垂直成分ともに半画素となる候補ベクトルでは、
近傍の4つの1画素精度候補ベクトルの予測誤差評価値
の平均から、水平微分パワーの4分の1と、垂直微分パ
ワーの4分の1とを引いた値を予測誤差評価値とする。
【0064】微分パワー計算部21は第1の発明の第一
の構成と同じであり、符号化部12、メモリ13は従来
方式と同じである。
【0065】第2の発明の第二の構成を図4に示す。同
図において、動画像は、Inputから符号化処理順に
入力され、16画素×16ラインのブロック単位で、第
一の動きベクトル探索部35と、微分パワー計算部26
と、符号化部12に供給される。
【0066】第一の動きベクトル探索部35は、ブロッ
ク毎に、探索範囲(±14,±7)の各1画素精度候補
ベクトルについて、メモリ13に保持された符号化済み
画像を用いて、1画素精度動き補償予測画像を生成し、
入力ブロックと比較してL1ノルムで予測誤差評価値を
計算する。最小の予測誤差評価値となる1画素精度候補
ベクトルを、1画素精度動きベクトル(図ではMV1)
として第二の動きベクトル探索部36に供給するととも
に、前記1画素精度動きベクトルの1画素範囲内(±
1,±1)の1画素精度候補ベクトルに対応する9つの
予測誤差評価値(図ではMAE)を第二の動きベクトル
探索部36に供給する。
【0067】第二の動きベクトル探索部36は、ブロッ
ク毎に、第一の動きベクトル探索部35で得られた予測
誤差評価値と微分パワー計算部26で得られた水平微分
パワーと垂直微分パワーを用いて、第一の動きベクトル
探索部35で得られた1画素精度動きベクトルの8近傍
(±0.5,±0.5)となる各半画素精度候補ベクト
ルの予測誤差評価値を推定する。最小の予測誤差評価値
となるベクトルを選択して、半画素精度動きベクトル
(図ではMV2)として符号化部12に供給する。ここ
で、水平成分のみ半画素となる候補ベクトルでは、水平
方向に隣接する2つの1画素精度候補ベクトルの予測誤
差評価値の平均から、水平微分パワーの自乗を前記平均
で割った値の8分の1を引いた値を予測誤差評価値と
し、垂直成分のみ半画素となる候補ベクトルでは、垂直
方向に隣接する2つの1画素精度候補ベクトルの予測誤
差評価値の平均から、垂直微分パワーの自乗を前記平均
で割った値の8分の1を引いた値を予測誤差評価値と
し、水平成分垂直成分ともに半画素となる候補ベクトル
では、近傍の4つの1画素精度候補ベクトルの予測誤差
評価値の平均から、水平微分パワーの自乗を前記平均で
割った値の8分の1と、垂直微分パワーの自乗を前記平
均で割った値の8分の1とを引いた値を予測誤差評価値
とする。
【0068】微分パワー計算部26は第1の発明の第二
の構成と同じであり、符号化部12、メモリ13は従来
方式と同じである。
【0069】
【発明の効果】動き補償予測符号化の性能をほとんど低
下させることなく、半画素精度動きベクトル探索方式の
計算量や回路規模を縮小できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の第一の構成を示す。
【図2】第1の発明の第二の構成を示す。
【図3】第2の発明の第一の構成を示す。
【図4】第2の発明の第二の構成を示す。
【図5】従来の半画素精度動きベクトル2段探索方式を
用いた動画像符号化装置を示す。
【符号の説明】
10 第一の動きベクトル探索部 11 第二の動きベクトル探索部 12 符号化部 13 メモリ 20 第一の動きベクトル探索部 21 微分パワー計算部 22 第二の動きベクトル探索部 25 第一の動きベクトル探索部 26 微分パワー計算部 27 第二の動きベクトル探索部 30 第一の動きベクトル探索部 31 第二の動きベクトル探索部 35 第一の動きベクトル探索部 36 第二の動きベクトル探索部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現フレームと先行フレームを用いて、探索
    範囲の各1画素精度候補ベクトルに対して動き補償予測
    画像を生成し、原画像との差分計算することで予測誤差
    評価値を求める第一の動きベクトル探索部と、現フレー
    ムの水平微分パワーと垂直微分パワーを求める微分パワ
    ー計算部と、前記第一の動きベクトル探索部で得られた
    予測誤差評価値と前記微分パワー計算部で得られた水平
    微分パワーと垂直微分パワーから、探索対象の各半画素
    精度候補ベクトルの予測誤差評価値を推定し、1画素精
    度候補ベクトルおよび半画素精度候補ベクトルの中から
    最小の予測誤差評価値となる候補ベクトルを半画素精度
    動きベクトルとして選択する第二の動きベクトル探索部
    から構成されることを特徴とする半画素精度動きベクト
    ル探索装置。
  2. 【請求項2】現フレームと先行フレームを用いて、探索
    範囲の各1画素精度候補ベクトルに対して動き補償予測
    画像を生成し、原画像との差分計算することで予測誤差
    評価値を求め、最小の予測誤差評価値となる候補ベクト
    ルを1画素精度動きベクトルとする第一の動きベクトル
    探索部と、現フレームの水平微分パワーと垂直微分パワ
    ーを求める微分パワー計算部と、前記第一の動きベクト
    ル探索部で得られた予測誤差評価値と前記微分パワー計
    算部で得られた水平微分パワーと垂直微分パワーから、
    前記第一の動きベクトル探索部で得られた1画素精度動
    きベクトルの近傍の8つの半画素精度候補ベクトルの予
    測誤差評価値を推定し、1画素精度動きベクトルおよび
    半画素精度候補ベクトルの中から最小の予測誤差評価値
    となる候補ベクトルを半画素精度動きベクトルとして選
    択する第二の動きベクトル探索部から構成されることを
    特徴とする半画素精度動きベクトル探索装置。
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