JP3437090B2 - 長尺膜材の張設装置 - Google Patents

長尺膜材の張設装置

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば膜材を使用
した長尺膜屋根のような長尺膜材の張設装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、膜屋根は主として鉄骨トラスや格
子骨組を下地として張設されている。その一例を図10
および図11を参照して説明する。 【0003】図10において、膜材NはロールRに巻回
されており、そのロールRは図示しないクレーンのフッ
クHにより吊り下げられている。 【0004】他方、この膜材Nを張設しようとする屋根
は、その膜材Nと巾をほぼ等しい一対の鉄骨1a、1b
を備え、それらの鉄骨1a、1bの外側には、鉄骨1
a、1bと平行に複数のステイ2を介して反力受棒3
a、3bが固定されている。膜材Nの両縁部には複数の
仮クランプ4が取付けられ、それらの仮クランプ4と前
記反力受棒3a、3bとの間にはレバーブロックのよう
な緊張機5が張設されている。図中10は膜材Nが落下
したり、風散しないように設置したネットである。作業
に際して、フックHで吊られてロールRから膜材Nを巻
き出し、その両縁部に仮クランプ4を取付けてあらかじ
め架設した反力受棒3a、3bを用いて緊張機5で膜材
Nを引張って広げる。必要に応じて図11に示すよう
に、仮クランプ4をさらに取付ける。このようにして膜
材Nを引張ってその両縁部が鉄骨1a、1bの所に位置
したらば、両縁部に本クランプ6を取付け、鉄骨1a、
1bにボルトで一時固定する。その後反力受棒3a、3
bやネット10や緊張機5のような仮設材や養生材を撤
去する。 【0005】このような作業は仮クランプ4や本クラン
プ6を取付けるための手作業のために多数の作業員を必
要とし、また緊張機5や反力受棒3a、3bの仮設材を
多く必要とするので、時間も多くかかり能率が悪かっ
た。 【0006】また特開平10−2132号公報には二重
膜を張設する技術が開示されているが、やはり多くの労
働力を必要とする。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、膜材の巻き出しから1次固定での作業を小人数
で行うことができ、作業能率を向上できる長尺膜材の張
設装置を提供することである。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、長尺膜
材(N)を引張って下地(1a、1b)に張設するため
の長尺膜材の張設装置において、その下地(1a、1
b)にはレール(15)が設けられ、前記レール(1
5)上を走行シリンダ(21a、21b)により走行す
るサドル(11a、11b)と、前記サドル(11a、
11b)に支持されて長尺膜材(N)のロール(R)を
回転可能に設けた主体部(12)と、長尺膜材(N)を
把持するグリッパ(22)とを備え、前記グリッパ(2
2)は前後方向に延びる棒状部材(21)に移動可能に
取り付けられてサドル(11a、11b)にピン連結
(33)された前後方向の第1のシリンダ(31)によ
って移動され、そしてサドル(11a、11b)に取り
付けられたブラケット(32)には前記棒状部材(2
1)を走行方向に直角な方向に移動させる第2のシリン
ダ(34)がピン連結され、さらにそれらの第2のシリ
ンダ(34)を互いに連結するロッド(35)を上下方
向に移動する第3のシリンダ(36)が枢動可能にピン
連結されている。 【0009】 【0010】したがって、ロールから膜材を巻出しなが
らグリッパで膜材の縁部を把持し、これを取付位置まで
動かして、膜材を引張り、クランプで下地に固定すれば
よい。したがって仮設設備としてはレールの溶接程度で
あり、小人数の作業員で効率のよい膜張り作業ができ
る。 【0011】 【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を説明する。 【0012】図1ないし図4は本発明を実施した装置を
示している。膜材Nを張設しようとする下地であるパイ
プ状の鉄骨1a、1bはフランジFで長手方向に接続さ
れている。そしてそれらの鉄骨1a、1bはそれらと直
角方向に延びる別の鉄骨1cで互いに連結されて剛構造
体が構成されている。この別の鉄骨1cには膜材Nを敷
設するための枠組1dが設けられている。膜材Nを巻回
したロールRは両側に一対のサドル11a、11bを有
する主体部12に回転可能に支持されている。図5は、
サドル11a、11bの走行装置の一例を示す図であ
る。この走行装置は主体部11の両側共に同じものであ
るから、その一方についてのみ説明する。 【0013】鉄骨1aには下端が鉄骨1aに溶接された
ウエブ部14とフランジ部13とよりなるレール15が
設けられている。サドル11aにはステイ16a、16
bを介して車輪17が回転自在に設けられて、前記フラ
ンジ部13上を走行するようになっている。 【0014】他方、サドル11aに固設した別のステイ
18a、18bにはそれぞれサイドローラ19a、19
bが回転可能に設けられ、前記ウエブ部14を挟持して
いる。さらにサドル11aに固着した浮き上がり防止用
のガイド20がフランジ部13の下側に位置している。
図中21は後述する膜引き込み装置30の一部であり、
22は膜材Nのグリッパである。なお、サドル11a、
11bはその一方が主体部12に対して点線11cで示
す位置にスライド可能とすれば、サイドローラ19a、
19bと相俟ってスパンの変化に追従できる。また、左
右のレール15の高さが異なる場合は、滑り落ちようと
する力を固定したサドルを支持するのがよい。 【0015】図1、図4に示されているように各サドル
11a、11bはそれぞれ走行シリンダ21a、21b
を有している。この走行シリンダ21aは図4に示す通
り、レール15のウエブ部14に穿設した図示しないピ
ン穴にピン結合できる第1のブラケット23aと第2の
ブラケット23bとを備え、その第1のブラケット23
aには本体部24が取付けられ、第2のブラケット23
bには本体部24によって作動するロッド25が取付け
られている。したがって両ブラケット23a、23bを
交互にピンで差し替えて尺取虫式に両サドル11a、1
1bを走行させることができる。なお、両サドル11
a、11bを同期させて走行させるにはインバータ等を
用いて公知の態様で行うことができる。なお図3におい
て、符号40は膜送り出しブレーキ、41はロールRの
位置調整用のシリンダであり、これらはいずれも主体部
12に取付けられている。さらに、図4においてR1は
補助レールでボルトで連結されている。 【0016】図6は走行装置の他の例を示し、この例で
は図5のレール15のフランジ部13をなくし、中間に
突出部28を設けた例である。したがって、浮上防止ガ
イド20は突出部28の下側と係合するようになってい
る。のそ他の点は実質的に図5と同じであるから、同じ
符号を付してある。 【0017】次に、全体を符号30で示す膜引き込み装
置について図1ないし図4を参照して説明する。 【0018】膜材Nを把持するグリッパ22は走行方向
すなわち前後方向に延びる棒状部材21に移動可能に取
付けられ、サドルにピン連結33された第1のシリンダ
(すなわち前後方向シリンダ)31によって移動される
ようになっている。サドル11a、11bに取付けられ
たブラケット32には棒状部材21を走行方向と直角方
向すなわち左右方向に移動させる一対の第2のシリンダ
(左右方向シリンダ)34、34がピン連結されてお
り、さらにそれらの1対の第2のシリンダ34、34を
互いに連結するロッド35を上下方向に移動する第3の
シリンダ(上下方向シリンダ)36がやはり枢動可能に
ピン連結されている。 【0019】したがって、グリッパ22は第1ないし第
3のシリンダ31、34、36を作動させることによっ
てサドル11a、11bに対し上下、左右、前後に移動
することができる。 【0020】次に主として図7ないし図9を参照して作
動を説明する。図3の実施例では膜材Nの両縁部にはエ
ンドロープEが止着されている。図7に示すように膜引
き込み装置30を作動してグリッパ22でエンドロープ
Eを把持する。この場合、膜材NのエンドロープEの位
置はその取付位置すなわち鉄骨1aの上部Aに対して内
側上方となる。 【0021】グリッパ22がエンドロープEを把持した
ならば、図8に示すように第2および第3のシリンダ3
4、36を作動させて、グリッパ22を鉄骨1a上の取
付位置に動かす。するとグリッパ22と前回取付けたク
ランプCとの間のエンドロープEはクランプしようとす
る鉄骨1aの上に位置する。 【0022】そこで図9に示すように第2のシリンダ3
4でエンドロープEすなわち膜材Nを引張ってエンドロ
ープEを新なクランプC1で鉄骨1a上にクランプす
る。 【0023】次いで、グリッパ22を弛めてエンドロー
プEを解放し、走行シリンダ21a、21bを作動して
サドル11a、11bを移動させ、膜材Nを巻出し、以
下この作業を繰返す。 【0024】以上の通り、本発明によれば3次元方向に
移動できるグリッパ22で膜材Nを把持し、引張りなが
ら所定の取付位置Aにクランプすることができるので、
膜材Nを効率よく張設することができる。なお、一方サ
ドル例えばサドル1aがスライドした場合、ロールRは
常に両サドル間の中心に位置することが好ましい。その
ためにロールRをサドルの移動量の半分だけサドルと連
動する手段、例えばサドルの変位量の1/2を動かすシ
リンダ、ラックおよびピニオン装置、チェン装置等を用
いることができる。 【0025】なお、走行シリンダや第1ないし第3のシ
リンダは油圧式でも電動式でもよい。 【0026】 【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、鉄骨上を
走行できる主体部に膜材を巻回しておき、膜材の端部を
把持して、これを3次元的に引張って取付位置に動かし
てクランプするので、効率よく膜材を鉄骨上に張ること
ができる。そのために従来必要としたレバーブロックや
仮設材が不要となり、作業員の数も最小限でよく、また
施工速度も向上できる。またレールを仮設する程度で足
り、撤去作業も簡単である。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明を実施する長尺膜材張設装置の一例を示
す斜視図。 【図2】図1の平面図。 【図3】図1の正面図。 【図4】図1の側面図。 【図5】サドルの走行支持部の一例を示す説明図。 【図6】サドルの走行支持部の他の例を示す説明図。 【図7】本発明に従って膜材の縁部をグリップする所を
示す斜視図。 【図8】グリップした膜材の縁部を押し広げて取付位置
まで延ばしている所を示す斜視図。 【図9】膜材をさらに長手方向に引張ってクランプする
断面を示す斜視図。 【図10】膜材を巻出している従来例を示す説明図。 【図11】膜材を引張ってクランプする従来例を示す斜
視図。 【符号の説明】 1a、1b・・・鉄骨 11a、11b・・・サドル 12・・・主体部 R・・・ロール N・・・膜材 15・・・レール 21a、21b・・・走行シリンダ 22・・・グリッパ 30・・・膜引き込み装置 31・・・第1のシリンダ 34・・・第2のシリンダ 36・・・第3のシリンダ
フロントページの続き (72)発明者 高 橋 敬 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 川 音 一 郎 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 佐々木 直 也 東京都江東区東陽六丁目3番2号 鹿島 建設株式会社関東支店内 (72)発明者 毛 内 司 東京都墨田区緑4丁目4番3号 吉永機 械株式会社内 (72)発明者 本 橋 淳 一 東京都墨田区緑4丁目4番3号 吉永機 械株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−328931(JP,A) 実開 昭60−151346(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 15/64 E04G 21/28 E04B 1/342 E04D 13/03,15/04 A01G 9/14 B25J 5/02,11/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 長尺膜材(N)を引張って下地(1a、
    1b)に張設するための長尺膜材の張設装置において、
    その下地(1a、1b)にはレール(15)が設けら
    れ、前記レール(15)上を走行シリンダ(21a、2
    1b)により走行するサドル(11a、11b)と、前
    記サドル(11a、11b)に支持されて長尺膜材
    (N)のロール(R)を回転可能に設けた主体部(1
    2)と、長尺膜材(N)を把持するグリッパ(22)と
    を備え、前記グリッパ(22)は前後方向に延びる棒状
    部材(21)に移動可能に取り付けられてサドル(11
    a、11b)にピン連結(33)された前後方向の第1
    のシリンダ(31)によって移動され、そしてサドル
    (11a、11b)に取り付けられたブラケット(3
    2)には前記棒状部材(21)を走行方向に直角の方向
    に移動させる第2のシリンダ(34)がピン連結され、
    さらにそれらの第2のシリンダ(34)を互いに連結す
    るロッド(35)を上下方向に移動する第3のシリンダ
    (36)が枢動可能にピン連結されていることを特徴と
    する長尺膜材の張設装置。
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