JP2508540Y2 - トロリ―横行装置 - Google Patents

トロリ―横行装置

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JP2508540Y2
JP2508540Y2 JP40305490U JP40305490U JP2508540Y2 JP 2508540 Y2 JP2508540 Y2 JP 2508540Y2 JP 40305490 U JP40305490 U JP 40305490U JP 40305490 U JP40305490 U JP 40305490U JP 2508540 Y2 JP2508540 Y2 JP 2508540Y2
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JP
Japan
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rope
trolley
traverse
sheave
length
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伸一 ▲升▼元
和典 佐野
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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  • Carriers, Traveling Bodies, And Overhead Traveling Cranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンテナクレーン等に
おけるトロリー横行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種トロリー横行装置の一般的な従来
例を図2により説明する。01はクレーンの主桁(図示
せず)上を矢印02方向へ横行するトロリー、03はク
レーン上の横行ドラム、04はクレーン主桁の後端部に
設けられたロープ緊張装置、05はロープ緊張装置04
に支持した後部シーブ、06は後部のガイドシーブ、0
7,08は主桁前端部のガイドシーブ、09a,09b
は横行ドラム03から前端側シーブ08,07を通って
トロリー01へ延びる横行ロープ及び後端側シーブ0
6,05を通ってトロリー01へ延びる横行ロープであ
る。横行ロープ09aの端はトロリー01上の固定シー
ブ010を通ってトロリー01上の金具011に繋着し
てあり、また横行ロープ09bの端は定ピッチのピン孔
を設けた調整桿012の端に繋着してあり、この調整桿
の適当なピン孔をトロリー01上のブラケット013に
ピン止めして横行ロープの長さ調整を行なうようにして
いる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
横行ロープ長さの調整代が調整桿012の長さで与えら
れるが、横行トロリー01上では取付けられる調整桿0
12長さに限度があり大型コンテナクレーンでは調整代
の確保が困難になりトロリー01の幅を広げなければな
らない等の問題を生じている。また調整桿012をトロ
リー01上のブラケット013ピン止めするときにトロ
リー上で横行ロープ09bの端を強く引き支えなければ
ならず危険を伴なう問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本考案の構成は、横行トロリー上に、固定シーブ、可
動シーブ及び可動シーブの位置調整手段からなるロープ
長さ調整装置とロープクランプ手段とを設け、トロリー
横行用ロープを横行ドラムと上記ロープ長さ調整装置に
無端状に掛けまわし、かつ上記ロープクランプ手段によ
り横行トロリー上に締着して設けたことを特徴とする。
【0005】
【作用】前記構成によれば、無端状の横行ロープがトロ
リー上のロープクランプ手段でクランプされることによ
り横行ロープ長さが一定に保たれる。横行ロープ長さの
調整はロープクランプ手段を解放し、可動シーブの位置
調整手段の操作で可動シーブを固定シーブへ近づけまた
は離す方向へ移動させることにより行われる。
【0006】
【実施例】図1は本考案の実施例を示し、1は図示され
ないクレーンの主桁上を矢印2方向へ横行するトロリ
ー、3は横行ドラム、4,5は主桁後部のガイドシー
ブ、6はガイドシーブ5に連結したロープ緊張装置、
7,8は主桁前端側のガイドシーブ、9a,9bはトロ
リー1上に設けたロープクランプ手段、10,11はト
ロー1上に設けた固定シーブと可動シーブ、12は可動
シーブとトロリー1上に連結して設けた可動シーブの位
置調整手段であり、固定シーブ10、可動シーブ11及
び可動シーブの位置調整手段12がロープ長さ調整装置
を形成している。13a,13bは横行ドラム3からト
ロリー1上へ無端状に掛けまわした一対の横行ロープ
で、それぞれ横行ドラム3から前端シーブ8,7、ロー
プクランプ手段9a、ロープ長さ調整用シーブ10,1
1、ロープクランプ手段9b、後端シーブ5,4を経由
して横行ドラム3へ戻り、前側へ繰出すロープ13a,
13bと反対巻きに横行ドラム3へ巻付けられている。
【0007】ロープクランプ手段9a,9bはロープ受
け台上にロープを挾んで押え金をボルトナット締めする
ような簡単な構成として良く、また、可動シーブの位置
調整手段12は手動のギャージャッキ式のもの等が有効
である。また、上記トロリー1上の固定シーブ10と可
動シーブ11は、図のようなS字状のロープリービング
に代えて、それぞれを2枚以上のシーブブロック10、
11に構成し、2回巻き以上のロープリービングとする
ことが可能である。
【0008】横行ロープ13a,13bは前記位置調整
手段12による可動シーブ11と固定シーブ10との距
離調整で必要なロープ長さに調節し、ロープクランプ手
段9a,9bの締付けでトロリー1に対し固定され、し
かるのちロープ緊張装置6,6の操作で適当な緊張状態
に保持させる。
【0009】上記ロープ長さの調節において、今図1の
トロリー1上でロープクランプ手段9aから9bまでの
ロープ長さをロープ長さ調整装置の系内とすると、図の
ようなS字状ロープリービングの場合では、可動シーブ
11が固定シーブ10に接近する距離の2倍長さのロー
プが調整装置の系内から外へすなわちロープクランプ手
段9a,9bと横行ドラム3との間に送り出される。可
動シーブ11を固定シーブ10から離す方向へ移動させ
たときには逆にシーブ移動距離の2倍長さのロープが調
整装置の系内へ取込まれる。
【0010】固定シーブ10と可動シーブ11をそれぞ
れ2枚シーブブロックとし、ロープ13a,13bを2
巡掛けした場合には、可動シーブ11の移動距離の4倍
長さ13a,13bが調整装置系内から送り出されまた
は系内へとり込まれる。従って、可動シーブの位置調整
手段12の必要ストローク量は非常に小さいもので良く
なり、トロリー1上のスペース不足の問題は解消され
る。
【0011】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、横
行トロリー上のロープ長さ調整装置をトロリー上に配置
した固定シーブと、可動シーブと、可動シーブの位置調
整手段で構成し、横行ドラムからの横行ロープを無端状
に係合させるようにしたから、トロリー上のシーブ位置
調整手段は小さい調整ストロークで2倍,4倍の大きい
ロープ長さ調整を行なうことができ、トロリー上に占め
るスペースを減少してスペース不足の問題を解決すると
同時に横行ロープの引き支え長さ調節を手動ジャキ等の
機械力により確実、容易に行なえる。また、上記のロー
プ長さ調節を終えた状態でロープクランプ手段の締付け
でロープをトロリー上に固定結合させればよいからロー
プ長さ調整作業における危険性が一掃される効果があ
る。特に、コンテナクレーンのように頻繁に横行ロープ
の長さ調整を必要とするクレーンには非常に大きい効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】従来例の概略構成図である。
【符号の説明】
1 横行トロリー 3 横行ドラム 9a,9b ロープクランプ手段 10 固定シーブ 11 可動シーブ 12 可動シーブの位置調整手段 13a,13b 一対の無端状横行ロープ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横行トロリー上に、固定シーブ、可動シー
    ブ及び可動シーブの位置調整手段からなるロープ長さ調
    整装置とロープクランプ手段とを設け、トロリー横行用
    ロープを横行ドラムと上記ロープ長さ調整装置に無端状
    に掛けまわし、かつ上記ロープクランプ手段により横行
    トロリー上に締着して設けたことを特徴とするトロリー
    横行装置。
JP40305490U 1990-12-13 1990-12-13 トロリ―横行装置 Expired - Fee Related JP2508540Y2 (ja)

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